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  1. いつも、ありがとうございます(^-^)ノ公開中のセリーヌ・ソン監督の『パスト ライブス 再会』ですが、観られた方のレビューを読むと大人向きの作品で、本当にいい映画だそうです。パスト ライブス 再会映画『パスト ライブス/再会』|2024年4月5日(金)公開海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が、24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、アメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー。自分が観てないのになんですが、観る映画を探しておられたら、ここは是非(⊃*´`)⊃ドウゾ公開中です毒親 ドクチンキム・スイン監督『毒親<ドクチン>』公式サイト母からの過剰な愛に苦悩する娘の心の闇を描いた韓国発のミステリードラマ。貴公子映画『貴公子』公式サイト「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督が、巨額の遺産を巡って繰り広げられる攻防戦を予測不能な展開で描いた韓国ノワールアクション。4月26日からは、この作品が公開です…リバウンド4.26(金)公開『リバウンド』公式サイト廃部寸前の高校バスケットボール部の新任コーチがわずか6人の選手とともに全国大会を目指す姿を、2012年に韓国を熱狂させた実話を基に映画化した青春スポーツドラマ。「シークレット・ジョブ」のアン・ジェホンが10キロ増量してコーチ役を熱演し、部員役にはドラマ「愛の不時着」のイ・シニョン、アイドルグループ「2AM」のチョン・ジヌンらフレッシュな顔ぶれが集結。「記憶の夜」のチャン・ハンジュンが監督を務め、「工作 黒金星と呼ばれた男」のクォン・ソンフィとドラマ「シグナル」のキム・ウニが脚本を担当。お、お、お∑(゜∀゜)なんか新鮮な感じでそそられますなあ。特筆すべきなのはパク・サンミョンさんが特別出演ですが、久しぶりに映画に出ておられることです処刑剣 14 BLADES処刑剣 14BLADES ブルーレイ [Blu-ray]Amazon(アマゾン)処刑剣 14BLADES [DVD]Amazon(アマゾン)14世紀後半から200年以上続いた明王朝の背景には、ある秘密警察の存在があった――。その名は「錦衣衛(きんいえい)」。法を執行する一方、反体制派を抹殺する暗殺集団でもある彼らの指揮官には、"青龍(チンロン)" の称号が与えられると同時に、一撃必殺の14本の剣<大明十四刀>が授けられた。しかし、絶対的な力を持ったはずの青龍は何者かの陰謀により、逆に部下たちから追われる立場となってしまう。己のプライドを取り戻すため、青龍は"処刑剣" を手に立ち上がる!明王朝が誇る、秘密警察組織・錦衣衛。指揮官・青龍は宦官・ジアから、帝が重臣・ジャオに与えた箱を奪い取れ、という密令を受ける。だが、それはジアがチン親王と共謀し、箱の中身にある玉璽を使い、中原地域を手中に収める策略だった。指揮官だけが持つことのできる<大明十四刀>を使い、任務を遂行しようとする青龍だったが、突然の侵入者の手によりジャオは殺害され、玉璽も奪い去られてしまう。一方、指揮官の座を狙う玄武は、ジアにそそのかされ仲間を裏切り、謀反の疑いがかけられた青龍の殺害を企む。そこにはチン親王の義娘であり、玉璽を奪い取った密偵のトゥオトゥオの姿もあった。錦衣衛(きんいえい)とは本作の原題でもある「錦衣衛(きんいえい)」とは、明朝初代皇帝である朱元璋(しゅげんしょう)が創設した、実在の秘密警察。設立時の彼らの基本職務は宮廷と儀式時の警護だったが、次第に秘密警察の意を帯びていく。また、主人公・青龍が助けを求め、ともに旅する「鏢局(ひょうきょく)」とは、明から清にかけて実在した運送業と警備業、保険業を兼ねた商売。主に金品や旅客の護送を請け負い、道中には用心棒が派遣される。安全のため、沿道の顔役にみかじめ料などを支払うことが多かったが、劇中のように荷を狙う盗賊に襲われることも少なくなかった。そして、物語のカギとなる「玉璽(ぎょくじ)」とは皇帝が用いる印章のことで、これが押された文書は絶対的なものとなる。ちなみに、青龍が持つ「大明十四刀」は映画オリジナルで、天・地・将・法・智・信・仁・勇と名付けられた8本の尋問用の剣とともに、6本の処刑剣から成り立つ。皇帝に背く者、政治を乱す者、法を曲げる者、国を売る者、同士討ちする者に対する剣。そして、14 本目の柄には「奉天成仁」と彫られ、これは彼が任務を果たせなかったときに、自決するためのものである。ダニエル・リー(監督)1960年生。香港出身。カナダ・ウィンザー大学視覚芸術科で、映画と美術を専攻。その後、84年に香港に戻り、TV局に入社し、多くのドラマを手掛ける。86年にはアン・ホイ監督の『清朝皇帝/風と興亡』で助監督を務めるほか、さまざまな作品で美術を担当。94年、古典武侠アクションをリメイクした『94 独臂刀之情(未)』で監督デビュー。その後、ジェット・リー主演『ブラック・マスク』、レスリー・チャン主演『もういちど逢いたくて/星月童話』、アンディ・ラウ主演『ファイターズ・ブルース』、ヴァネス・ウーら若手スター総出演による『ドラゴン・スクワッド』などの話題作を監督。08年、アンディ・ラウをふたたび主演に迎えた『三国志』では、趙雲を主人公に監督独自の視点で描き、第3回亞洲電影大獎において最優秀美術賞を受賞。また、香港特別行政区教育局が選定するカリキュラムの映像教材にも選ばれている。あらためまして、你们早(^-^)ノいつも谢谢您です…ってことで今日は中国映画について書きます。6日でしたが、『江南ゾンビ』(2023年)を観て次に、ドニー兄貴主演の『処刑剣 14BLADES』を観ました…ドニー兄貴主演ですが、この映画は中国映画になるみたいで、セリフも北京語でしょうか。2010年の作品ですが、時間の経過と共に香港映画と中国映画の分類が薄まり、中国と香港の合作という形も増えてるのかもしれません。香港映画と中国映画はかつては別ものだったと思います。しかしいつからか詳しくは私にはわかりませんが、中国映画のエンタメ化が進み、香港映画のノリを得たハイブリッドな中国映画も増えてきたんじゃないですか。いわゆる「往年の香港映画」ファンの方々には、現在の中国~香港映画は支持率が高くない側面もあるようですが、映画は映画。中国映画の勢いが強くなっても必ずしも映画としての衰退を意味するものではないでしょう。私も若干、現在の中国映画では好きな作品に出会う確率が低めな気もしますが、それも私が観る数が少ないからでしょう。香港映画の良さ、そして素晴らしい伝統も保守していただきたいように思いますし、また中国政府の方針に反対するアンソニー・ウォンさんのような偉大な俳優さんを「干す」なんてことも(それが実際にあるのならば)絶対にないようにしてほしいものですね。ともかく ―― 私は香港や中国の映画も観たい、アジアのアクション映画も観たい、そしてドニー兄貴の映画ももっと観たいと考えてますので、まだ観てなかったこの『処刑剣 14BLADES』を観ることにしたわけです。確かにドニー兄貴の映画としては香港よりも中国映画の色彩が強いのではないかと思いました。え~、この作品は時代劇アクションで、14世紀後半から200年以上続いた明王朝を陰から支えた秘密警察組織「錦衣衛(きんいえい)」、その怖い組織の映画で、現皇帝の叔父さんで、先帝の時代に反乱を起こし「足斬りの刑」に処されたチン親王(サモ・ハンさん)が現政権の転覆を画したため、「錦衣衛」の指揮官・青龍(チンロン)はかつての部下たちと戦わねばならなくなるという陰謀アクション映画です。で、ちょっと難しいところもあるんですけど、いろいろあって、そりゃもう面白い映画でした。まず、詳しい内容ですが、いつも私がアジアのアクション映画について教わってるお師匠さま、明石家いわしさんのこの映画のレビューをリブログさせていただくのが一番でしょう詳しくはそちらで(≧∇≦)いわし師父、お世話になってます~いつもありがとうございます~、忠誠っ☆⌒(*^-゜)v実際の歴史上、秘密警察組織「錦衣衛(きんいえい)」を映画がどの程度、リアルに描いてるのかわかりませんが…まあ、やっぱりファンタジックに盛ってるでしょ。物語のメインは、権力側、もっと言えば権力の体制を維持するため陰で怖いことをする組織の話で…観てて私が思い出したのは小山ゆう先生の漫画『あずみ』(1994年~2008年)でした。ただ、『あずみ』よりも敵味方のありようはシンプルだと思いますけど。実際、『あずみ』と同じように「錦衣衛」の一員として生きるため、主人公「青龍」(ドニー兄貴)も過酷な過去を経験してるんですよね…。その上で誰もかなわないほどのメッチャ強い人になってるわけですが、そういう人と、彼を襲って来る刺客との戦いがゾクゾクくるわけです。映画の最初に最強の武器『太明十四刀』についての説明があり、どの武器をどう使うかが物語上ドラマチックなわけですが、まあ、それは映画を観てくださいな。ただ、持って移動するだけでもなかなか大変やと思いました。そして経営が思わしくなく廃業するその日だった「正義運送屋」さんに、深手を負った青龍は自分を運んでくれと依頼するわけですが、「正義運送屋」の頭目・喬永=ヨン(故ウー・マさん)の娘・喬花=ホア(ヴィッキー・チャオ)と旅を共にする話にもなるわけですね。物語の中盤は、青龍と喬花の話になり、ラブストーリーのおもむきが強いです。喬花を演じるのはご存知ヴィッキー・チャオで、この映画では可愛い感じです。喬花自身は別に強くないでの青龍に守ってもらう場面も多いんですが、しかし性格的に凛としていて正義感も強いんですね。男装シーンもありますな。旅の道中、何を食べるか、誰が払うかもありまして、そういう生活感を感じる描写、私は大好きですね。で、途中で登場するのが「砂漠の判事」・天鷹幇(元「飛輪海」のウーズンさん)。砂漠を支配する盗賊団の頭目で、メチャクチャ強いです。なんか最初は誰って感じですが、見かけた人が百戦錬磨で強い人だと感じると戦って勝ちたい人みたい。いや、ホンマ、ウーズンさん、異常にかっこいいんですよ。ウーズンさんの出演作って私は初めて観たんじゃないかなあ。キャラ的にも「砂漠の判事」、ホントいいですね。追記 ⇒ ウーズンさん主演の『マイ・キングダム』(2011年)という作品を観ていました。そして青龍の前に最強の敵として立ちはだかるのが、チン親王が来させた彼の養女・トゥオトゥオ。青龍は例え敵が複数であってもたいていなら勝てると思いますが、この眉毛つながりの人だけはホンマに強敵です。だってちょっと『X-MEN』のナイトクローラー入ってますしこのあたり、現実的な歴史劇ってよりもやっぱりファンタジックなんですよね。もちろん昔の中国では魔術がホンマにあったのかもしれないけど。ともかくドニー兄貴が危険な戦いを強いられる敵が女性っていうのが面白かったわけです。またトゥオトゥオのキャラクターも映画を最後まで観ると、ただもう目的のために戦って勝つことが第一のそんな女戦士で、行動がいちいち無駄がないし、そういう戦士の生き様が私は哀しく感じたんですね。実は青龍もそうですが、目的のために強くなった、いや、強くなりすぎた存在って悲哀があります。トゥオトゥオ役はケイト・ツイさんで…おお『天使の眼、野獣の街』(2007年)の、あのヒロインの人でしたか~天使の眼、野獣の街 [DVD]Amazon(アマゾン)いや~、それを知ったらケイト・ツイさんを見れただけでも値打ちがありましたわ~。ケイトさん、ドニー兄貴相手なのにアクションも素晴らしいんですよね~。ちなみにお父さんを演じたサモ・ハンさんですがアクションもないし、出番も少ないです。「ドニー兄貴のアクションが見れればそれで嬉しい」と思って観てみた映画ですが、物語も私に「合った」ようで、すごく感動しました。前半は裏切られた青龍の復讐開始なんですけど、物語が進むにつれ、真の正義とは何かを問う展開で…非情な「人間兵器」として育ち生きてきた恐ろしげな男の人間性、優しさも理解できて、後半は「泣けるアクション」になっていきましたね。主要登場人物の4人、青龍、喬花=ホア、「砂漠の判事」、そして脱脱(トゥオトゥオ)…それぞれの戦いに目頭が熱くなりました。その4人のキャラクターがホントに好きだったんですね。やっぱり青龍が主人公ですが、後半の物語の号泣グルーヴは4人の戦いが生み出したものでしょう。ダニー・リー監督の作品はこのあとの『項羽と劉邦 White Vengeance』(2011年)や『ドラゴン・ブレイド』(2014年)を観ていますが、この『処刑剣』が一番、私に合ってましたかね。もしも『処刑剣』の方法性の監督作があるのなら、また観たいものです。そして結末が本当に良かった…。ある人物のナレーションで終わっていくんですがホンマ泣きましたわ~・゜・(ノД`)・゜・ええ終わり方やな~。ドニー兄貴の映画もどのくらい観てきましたかね~。かなり観てきたけど、まだまだ観てない映画、多いです。それにしてもハズレがない…。『処刑剣 14BLADES』も傑作でした…。やっぱり中国、香港のアクション映画も好きですね。もっと観たいものです。『イップ・マン』シリーズの5作目もガチらしいですけど、どんな映画になるんでしょうね~。処刑剣 14BLADES ―― もしもまだ観ておられなかったら、本当に強い男の戦いを観ておくれやす。今日も読んでくださり、谢谢您どす~再见~(^.^/)))処刑剣 14 BLADES原題:錦衣衛 錦衣衛英題:14 Blades韓国語題:금의위: 14검의 비밀2010年製作/113分/G/中国公開中国:2010年2月4日香港:2010年2月11日日本:2011年5月28日 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント監督・脚本:ダニエル・リー(李仁港)製作総指揮:スザンナ・ツァン脚本:エイブ・クォン マック・ティンシュー ラウ・ホーリョン チェン・シウチョン音楽:ヘンリー・ライ主題歌:「錦衣衛」 作曲: 黎允文 作詞: 許少榮 歌: 薩頂頂撮影:トニー・チャンアクション指導:コク・ヒンチュウ(谷軒昭)美術:ダニエル・リー青龍(チンロン) - ドニー・イェンホア  喬花(チャオホア) - ヴィッキー・チャオトゥオトゥオ 脱脱 - ケイト・ツイ玄武 シュエンウー - チー・ユーウー砂漠の判事・天鷹幇 - ウーズンヨン 喬永 チャオヨン - ウー・マチン親王 慶親王 - サモ・ハン・キンポージア 賈精忠 ジア・ジンジョン - ロー・ガーインジャオ 趙 - ダミアン・ラウCastDonnie Yen as Qinglong "青龍" or Azure Dragon. The four senior officers of the Jinyiwei are given the names of the Four Symbols in the Chinese constellations.Zhao Wei as Qiao HuaSammo Hung as Prince Qing (special appearance)Wu Chun as Judge of the DesertKate Tsui as Tuo-TuoQi Yuwu as Xuanwu "玄武" or Black TortoiseDamian Lau as Zhao Shenyan (guest appearance)Wu Ma as Qiao YongLaw Kar-ying as Jia JingzhongChen Kuan-tai as FawangChen Zhihui as Baihu "白虎" or White TigerFung Hak-on as advisorXu Xiangdong as XiahouLiu Zhuoling as servantZhang Yujiao as Zhao ShouzhengDing Wenbin as JifengJin Laiqun as Zhuque "朱雀" or Vermilion BirdQiu BoBian YangZhu Jiazhen4月1日 ドレミファソラシド(2008年)5日 ラブリセット30日後、離婚します6日 江南ゾンビ 処刑剣 14BLADES(2010年)8日 天命の城(2017年)10日 ルパン三世 カリオストロの城 私の頭の中の消しゴム13日 もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2023年)観たい映画 ⇒ アイアン・スカイ(2012年)

    処刑剣 14BLADES (2010年)
  2. BSで放送された時は前後編だったこの作品。こちらでは第2話。第1話の事故に決着がつき、第3話へつながるエピソードが始まりました。NHK 火曜22時「天使の耳~交通警察の夜~」第2話主演…小芝風花脚本…荒井修子演出…河原瑶驚きましたね。まさか奈穂(飯沼愛)が巧妙にウソをついていたとは…。署長(大河内浩)はじめ、署のお偉いさんたちの前で実験をし、歌を聴いている時に何か別の音や声を聞いたら、歌詞のどの部分だったかを正確に言えることを証明してみせました。これで事故当日、ラジオの曲を聞きながら、兄が言った言葉をいつ聞いたかが正確だと証明されたのです。しかし、陣内(小芝風花)は事故現場に現れた瑠美子(足立梨花)の話から、奈穂の話は正しくないことに気づきます。実は奈穂の兄も赤信号なのに進入し、衝突したのです。兄を被害者にするべく、奈穂は信号の間隔などを調べて、巧妙にウソをついたのでした。飯沼愛の健気な感じに、すっかり騙されましたね。そう言われてみたらと気になっていたことを話す金沢(安田顕)の観察力にも驚きました。次のエピソードはあおり運転で当て逃げされた被害者(泉里香)と、姉をかばう妹(中村ゆりか)のエピソード。前のエピソードで騙されたので、被害者側なのにこの姉妹がやけに怪しく見えて困りました。さて、どうなんでしょうか?今回の評価は…8

  3. モンテカルロ・テニストーナメントにて。
  4. こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。本シリーズの概要はコチラ『想像力と発掘良品の547作品 (全547作品とは?)』明けましておめでとうございます!皆様、2024年もどうぞよろしくお願いいたします🎍さて、本日より想像力と547の発掘良品という新シリーズを始めさせて頂…ameblo.jp前回までのまとめ前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~500までの作品。★001~400の作品名※001~300までの作品は下記をご参照ください。『想像力と発掘良品の547作品のまとめ 3⃣ (001~300/547)』こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。本シ…ameblo.jp※301~400までの作品は下記をご参照ください。『想像力と発掘良品の547作品のまとめ 4⃣ (001~400/547)』こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。本シリ…ameblo.jp★401~500の作品名第77弾 (4作品)398.サルート・オブ・ザ・ジャガー 399.キッスは殺しのサイン 400.不時着 401. 離愁第78弾 (4作品)402.抵抗 -死刑囚の手記より- 403.スリ(掏摸) 404.不思議惑星キン・ザ・ザ 405.西部の人 第79弾 (4作品)406.悲しみは星影と共に 407.禁じられた恋の島 408.リオ・コンチョス 409.ビッグトレイル第80弾 (5作品)410.ホドロフスキーの虹泥棒 411.1000日のアン 412.カサノバ 413.アルジェの戦い 414.エレクトリック・ドリーム第81弾 (3作品)415.ナイト・ビジター 416.さすらいの青春 417.ビッグ・マグナム77第82弾 (3作品)418.さらば愛しき女よ 419.大いなる眠り 420.タンゴ・レッスン第83弾 (4作品)421 ルードウィヒ/神々の黄昏 422.家族の肖像 423.地獄のバスターズ 424.ゲート・トゥ・ヘブン第84弾 (4作品)425.モンテ・ウォルシュ 426.大西部への道 427.長く熱い週末 428.白い家の少女第85弾 (2作品)429.ベン 430.ウィラード第86弾 (2作品)431.ドリームスケープ 432.ザ・ゲート第87弾 (2作品)433.狼の血族 434.ハウリング第88弾 (3作品)435.警察署長 第1章 事件発生編 少年・なぞの死 436.警察署長 第2章 展開編 死のゲーム 437.警察署長 第3章 事件解決編 暴かれたなぞ第89弾 (2作品)438.ハネムーン・キラー 439.死にゆくものへの祈り第90弾 (2作品)440.サランドラ 441.ブラック・エース第91弾 (2作品)442.メリーゴーランド 443.ファニー第92弾 (2作品)444.暗闇にベルが鳴る 445.質屋第93弾 (2作品)446.アマルコルド 447.ベルサイユのばら第94弾 (2作品)448.チャタレイ夫人の恋人 449.かくも長き不在第95弾 (2作品)450.マッド・ボンバー 451.黒い牡牛第96弾 (2作品)452.ハイヒール 453.早春第97弾 (2作品)454.ブルースチール 455.ニア・ダーク/月夜の出来事第98弾 (2作品)456.ガッジョ・ディーロ 457.マチネー 土曜の午後はキッスで始まる第99弾 (2作品)458.牯嶺街少年殺人事件 459.台北ストーリー第100弾 (1作品)460.KIDS キッズ第101弾 (2作品)461.イカリエ-XB1 462.桜桃の味第102弾 (2作品)463.エイセス/大空の誓い 464.友だちのうちはどこ?第103弾 (2作品)465.サンダーボルト 466.トイ・ソルジャー第104弾 (2作品)467.バッジ373 468.消えた拳銃第105弾 (2作品)469.キラー・エリート 470.栄光の野郎ども第106弾 (2作品)471.ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録 472.タッカー第107弾 (2作品)473.SF核戦争後の未来・スレッズ 474.サスペリア第108弾 (2作品)475.ヤングガン 476.ヤングガン2第109弾 (2作品)477.恐怖の報酬 478.ミンクの手ざわり第110弾 (2作品)479.ドラキュリアン 480.クリープショー第111弾 (2作品)481.偽の売国奴 482.寒い国から帰ってきたスパイ第112弾 (2作品)483.ネメシス 484.砦のガンベルト第113弾 (2作品)485.殺しの接吻 486.いのちの紐第114弾 (2作品)487.凡ては夜に始まる 488.画家とモデル第115弾 (2作品)489.サッドヒルを掘り起こせ 490.遥かなる地平線第116弾 (2作品)491.もしお許し願えれば女について話しましょう 492.イタリア式離婚狂想曲第117弾 (2作品)493.にがい米 494.ナポリの饗宴第118弾 (2作品)495.太陽の誘惑 496.暗殺指令第119弾 (2作品)497.プラン9・フロム・アウタースペース 498.死霊の盆踊り第120弾 (2作品)499.異教徒の旗印 500.愛する時と死する時★001~500までの製作国での分類アメリカ映画          293作品 (58.6%)イギリス映画          033作品(06.6%)イタリア映画          021作品 (04.2%)フランス映画          020作品 (04.0%)香港映画            011作品 (02.2%)伊・仏合作映画         010作品 (02.0%)スウェーデン映画        008作品(01.6%)カナダ映画           006作品(01.2%)米・英合作映画         005作品(01.0%)英・仏合作映画         005作品  〃ソビエト映画         004作品(00.8%)スペイン映画          004作品  〃フィンランド映画        003作品(00.6%)西ドイツ映画          003作品  〃仏・米合作映画         003作品  〃伊・仏・西独合作映画      003作品  〃イラン映画           003作品  〃台湾映画            003作品  〃伊・西合作映画         002作品(00.4%)伊・米合作映画         002作品  〃西独・仏合作映画        002作品  〃独・米合作映画         002作品  〃メキシコ映画          002作品  〃米・カナダ合作映画       002作品  〃西独・英合作映画        002作品  〃チェコスロバキア映画      002作品  〃ドイツ映画           002作品  〃スイス映画           001作品(00.2%)台・米合作映画         001作品  〃デンマーク映画         001作品  〃フィンランド・仏・独合作映画 001作品  〃ブラジル・米合作映画      001作品  〃ベルギー・仏・独合作映画    001作品  〃ポーランド映画         001作品  〃伊・西・西独合作映画     001作品  〃伊・仏・ベルギー合作映画    001作品  〃英・伊合作映画         001作品  〃英・仏・マケドニア合作映画   001作品  〃香港台湾合作映画        001作品  〃濠・英合作映画         001作品  〃濠・仏合作映画         001作品  〃西・メキシコ合作映画     001作品  〃中・香合作映画         001作品  〃日・英合作映画         001作品  〃仏・独・ハンガリー合作映画   001作品  〃仏・独合作映画         001作品  〃米・英・伊合作映画       001作品  〃米・英・仏合作映画       001作品  〃米・西独合作映画        001作品  〃芬・瑞合作映画         001作品  〃メキシコ・米合作映画      001作品  〃伊・カナダ合作映画       001作品  〃典・仏合作映画         001作品  〃伊・ソビエト合作映画      001作品  〃米・南アフリカ合作映画     001作品  〃仏・スペイン合作映画      001作品  〃香港・台湾合作映画       001作品  〃ユーゴスラビア映画       001作品  〃仏・独・南斯拉夫合作映画    001作品  〃伊・独合作映画         001作品  〃英・伊・独合作映画       001作品  〃仏・南斯拉夫合作映画      001作品  〃米・阿蘭陀合作映画       001作品  〃伊・ソ連合作映画        001作品  〃西独・ペルー合作映画      001作品  〃伊・アルジェリア合作映画    001作品  〃加・伊・パナマ合作映画     001作品  〃伊・西独・仏合作映画      001作品  〃加・仏・米合作映画       001作品  〃日・仏合作映画         001作品  〃仏・ルーマニア合作映画     001作品  〃※(芬)蘭=フィンランド (瑞)典=スウェーデン (濠)太剌利=オーストラリア (南斯拉夫)=ユーゴスラビア★公開年での分類 (計500作品)1940年代 001作品 (00.2%)1950年代 026作品 (05.2%)1960年代 072作品 (14.4%)1970年代 143作品 (28.6%)1980年代 119作品 (23.8%)1990年代 106作品 (21.2%)2000年代 027作品 (05.4%)2010年代 006作品 (01.2%)★allcinemaのジャンル分類(重複あり)ドラマ       193作品 (+2)サスペンス     127作品 (+1)アクション     080作品コメディ     065作品 (+1)犯罪       059作品ロマンス      038作品西部劇      030作品SF       029作品 (+1)ミステリー     030作品スポーツ      008作品ホラー       031作品 (+2)アドベンチャー   012作品ファンタジー   016作品戦争        011作品ミュージカル   004作品パニック      006作品ファミリー     005作品ギャンブル・賭博  002作品青春        018作品音楽       006作品歴史劇      007作品 (+1)伝記       008作品任侠・ヤクザ   001作品料理・グルメ   001作品エロティック    008作品学園        001作品モンド       004作品ドキュメンタリー  005作品★私の分類(重複あり)人生哲学        173作品サイコ         059作品社会不信        038作品群像劇         046作品スーパーエージェント  033作品法廷劇         008作品奇妙な愛        060作品 (+2)女性の人生       010作品テロリストとの対決   007作品モノクロ        047作品デストピア       021作品戦争の現実       023作品 (+2)プリズンブレイク    005作品マカロニ・ウェスタン  006作品ワンカット       002作品ユニーク        008作品コミカルホラー     008作品 (+1)という結果になっております。★データから読み解く分析発掘良品シリーズは発表数を重ねてゆく毎に、現在あまり語られる事がない作品が多くなってゆく、地底探索のようなシリーズ。地底第一層である001~100が、映画通の方々の間で話題になっていた作品。地底第二層である101~200が、シネマライズに通いつめ、スタジオボイスなどを読んでいた世代が発掘した作品地底第三層である201~300が、ヴィクトル・エリセ監督作品や、アンドレイ・タルコフスキー監督作品、アレハンドロ・ホドロフスキー監督作品といった映画通にとっての名監督作品。地底第四層である301~400が、かなり映画通の人でないと知らないような鬱展開のクセの強い作品。という順番の先に待っていた401~500までの地底第五層で発掘されている作品は、過去の4つの層を探求された方でなければ観る事はおろか名前さえ知る事がないような特級遺物のような作品群となっているよう思われます。「地獄の黙示録」のようなラストが待ち受けている「リオコンチョス」後世の人間よ、私の回顧録を読め!これが色事師カサノバの華麗なる生涯だ!という自己顕示欲の塊のうな男の現実の姿を描いた「カサノバ」軍事専門家やアナリストなど50名以上からの助言を受けて制作された絶望の第三次世界大戦シミュレーション「SF核戦争後の未来・スレッズ」恐らくですが、そんな発掘良品シリーズの400以降の作品をご覧になっているのは、本当の意味で映画に詳しい探検家や考古学者のような方だと言って良いのではないかと思います。ずっと映画を探求し続けて来た方しか出会えないような作品を観ている皆様は地底第五層の前線基地で映画研究をされている探究者のような存在だと思います!という訳で次回は発掘良品第106弾~第108弾のラインナップから作品No.501 夜空の大空港作品No.502征服者作品No.503黄金の七人作品No.504黄金の七人/レインボー大作戦作品No.505 リオ・グランテの砦という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆どうぞよろしくお願いいたします。

    想像力と発掘良品の547作品のまとめ 5⃣ (001~500/549)
  5. 引き続き本郷功次郎である。59年はあと5本ある。「鳴門の花嫁」は勝新太郎主演の時代劇。島田竜三、中村玉緒、林成年、青山京子、毛利郁子など。本郷は家老の息子で密使として阿波に向かう役。島田は58~67年ころまで活躍した役者で主演作も何本かあるのだが、詳しいプロフィールは不明である。林は長谷川一夫の息子。デビューから時代劇が続いていたが、ここで初の現代劇「海軍兵学校物語 あゝ江田島」に出演。しかも主役扱いである。「扱い」としたのは、クレジット上は本郷がトップなのだが、事実上の主役は同期入社である野口啓二と小林勝彦なのだ。野口と小林は12期ニューフェイスに先んじて行われた「俺たちは狂ってない」の出演者募集で採用されているコンビ。ちなみに、ニューフェイス入社の森矢雄二(平林一雄)も出演者の一人であった。野口は主演デビューしながらも、三年ほどで姿を消している。実際、自分も最近までその存在を知らなかったりする。また、本郷と同期の12期ニューフェイスの中に袴光夫という名前が見られる。これは後に放送作家として活躍するはかま満男(本名・袴充夫)のことであろう。当時の年齢も21歳で一致しているし、かぶるような名前でもない。はかまのプロフィールには「大映ニューフェイス」というのは無いようなので、すぐに辞めたか入社しなかったか、ということだろう。他の出演者だが、石井竜一、仁木多鶴子、根上淳、北原義郎、菅原謙次などでニューフェイスの1年先輩である三田村元に(新人)がついている(出演者はほぼ新人だが)。小林の弟役で「赤胴鈴之助」で主演となる桃山太郎が、またやはり1年先輩の藤巻潤が本名の藤巻公義で出演している。藤巻の本名時代はほぼチョイ役ばかりで、入社は後の本郷が先にスターとして扱われていたのである。「貴族の階段」はタイトルからは想像しにくいが、二二六事件を背景としており、森雅之、叶順子、金田一敦子、菅原謙次、友田輝、滝沢修、志村喬などが出演している。本郷は近衛の見習い士官で、金田一の兄、その親友の叶に気があるという役。事件には妹に睡眠薬を飲まされ参加できないのである。金田一敦子、叶順子は共に10期ニューフェイス。金田一敦子は言語学者金田一京助の血筋であるが、60年には引退してしまう。「風来物語任侠編」は日露戦争当時の東京を背景としたメロドラマで「姿三四郎」で知られる富田常雄の原作。主演は長谷川一夫で、小林勝彦、仁木多鶴子、中村玉緒、根上淳、田崎潤、山田五十鈴などが共演。本郷は仁木と恋仲となる苦学生、小林は国会議員の息子だが家を出て社会主義運動に加わる若者で、中村玉緒と恋仲という役。話は逸れるが、本郷は必殺シリーズには一度だけ「暗闇仕留人」に悪役で出演したことがある。悪徳奉行の役だが、その部下の与力を小林勝彦が演じているのだ。大映時代の同期などと当時は知る由もないが、今調べるとそいう繋がりのあるキャスティングは結構あったりする。「浮かれ三度笠」は市川雷蔵主演の時代劇で、本郷はクレジット二番手の準主役だ。他に中村玉緒、左幸子、島田竜三、新東宝から移籍の宇治みさ子など。

  6. 本日4月15日のグレタ・ガルボの没後34周年を記念して、ガルボの作品をご紹介します。(1905年9月18日生誕 - 1990年4月15日死没, 84歳)■ガルボは、ディートリッヒと並ぶ、サイレント期~トーキー時代の北欧系美女です。映画史上最も造型的に完璧な女優は、おそらくガルボかと思います。そして、北欧系美女の系譜は、そのあと、ツァラー・レアンダー、イングリッド・バーグマン、アンナ・カリーナ、エヴァ・グリーンに引き継がれます。■ガルボは、1924年 スウェーデンでサイレント映画でデビューし、翌年招かれて、マウリッツ・スティッレル監督と共に、アメリカへ渡り、1926年 ハリウッドでデビューします。16本の映画に主演し、1941年に引退しました。したがって、カラー映画に一度も登場しておりません。■ガルボのベストNo.1の作品は、オペラ『ラ・トラヴィアータ』で有名なデュマ・フィスの小説の映画作品です:『椿姫』(1937)監督 ジョージ・キューカー共演 ロバート・テイラー撮影 ウィリアム・H・ダニエルズ、カール・フロイント【あらすじ】1847年のパリ。社交界の花形マルグリット・ゴーティエは、バルビル男爵を紹介すると言われ、オペラ見物の桟敷席でオペラグラスで覗くと、一人の美青年がにこやかに微笑みかけた。彼はアルマン・デュバルという学生だった。結局、男爵とも知己となり、彼と金のために同棲するマルグリットだったが、その留守中、競売場で再会したアルマンと急速に親密になる・・・※ミュージカル映画『ワーズ・アンド・ミュージック』で引用されています。■この作品は、絶頂期のハリウッドで撮られた作品で、監督は、女優を撮らせたら、ハリウッドNo.1のMaster of Elegance ことジョージ・キューカーです。ジョージ・キューカーが手掛けた女優映画の傑作 [年代順] ノーマ・シアラー、ジョーン・クロフォード主演『女性たち』(1939) ヴィヴィアン・リー主演『風と共に去りぬ』(1939) ※途中で降板 キャサリン・ヘプバーン主演『フィラデルフィア物語』(1940) イングリッド・バーグマン主演『ガス燈』(1944) ジュディ・ガーランド主演『スター誕生』(1954) エヴァ・ガードナー主演『ポワニー分岐点』(1956) ケイ・ケンドール主演『魅惑の巴里』(1957) マリリン・モンロー主演『恋をしましょう』(1960) ソフィア・ローレン主演『西部に賭ける女』(1960) オードリー・ヘプバーン主演『マイ・フェア・レディ』(1964) アヌーク・エーメ主演『アレキサンドリア物語』(1969) ジャクリーン・ビセット主演『ベスト・フレンド』(1981)■さて、『椿姫』は、メロドラマ中のメロドラマの、高級娼婦と青年との悲恋の物語です。あまりにも有名な小説、オペラであるがゆえに、「あぁ、また名作小説の映画化ね」と思われたかもしれません。しかし、名監督ジョージ・キューカーと名撮影監督ウィリアム・ダニエルズにより、そのような安易な企画ではなく、エレガントそのものの世界が描きだされています。世紀の美女ガルボの最高峰の作品となっていると思います。ただし、そこには映画マニアが喜ぶような気を衒った演出もなければ、『風と共に去りぬ』のような豪奢な演出もありません。淡々とした透明な語り口の映画なので、ひょっとしたら1回でその良さが分からないかもしれません。■この映画で、ガルボは美しい所作で私たちを魅了します。扇を拾うシーンについては、キューカーはこのように語っています。男が扇子を拾わせようとした時、彼女は不思議な動作をした。それは、イサドラ・ダンカンの踊りの何かのようであった。彼女はそれを拾うのに、ひざを横のほうにして、ごく自然のやり方で身を曲げた。■ガルボが、しばしの別れ際に、ロバート・テイラーの顔に、何度もキスをするシーン。現代の映画なら、熱いディープキスやら、濃厚な抱擁やらで演出されるであろうようなシーンですが、徹底して抑制するのが、絶頂期のハリウッドです。彼女は忘れがたいエロテイックな演技を見せてくれる。アルマンには触れずに、彼の顔を辺り構わずキスで埋めていくのだ。エロティシズムはそうやって作り出されるものだ。■また、ガルボが、テイラーの父から、別れるように説得され、悲嘆のあまり膝から崩折れると、テーブルの上に両肘をついた恰好になるシーンです。何気ないポーズですが、過剰にセンチメンタルになり過ぎないように、ギリギリのところで抑制されています。そして、音楽がゆるやかに奏でられます。■こうした上質な演出が積み上げられることで、お涙頂戴のお約束のメロドラマが、新鮮な感動とともに、いまも私たちの心を打つのです。■撮影監督のウィリアム・ダニエルズ(1900-1970)は、ガルボのほとんどの作品を手掛けています。(この作品以外での彼の傑作はシュトロハイム『グリード』(1924)です)女優の顔の半分を照らしもう半分を影にする明暗法が、ガルボを真に美しく描き出したことは、映画史に記憶されています。さらに、驚くべきことは両眼の部分だけに穴をあけた紗のヴェールをレンズにかけ、顔の輪郭をやわらかくぼやけさせ、それと対照的に瞳の黒さを際立たせるモノクローム独特の審美的な撮影法です。上から照明を当て、まつ毛の影を目の下に繊細に撮影したことは、驚くべきことです。#グレタガルボ#ガルボ#エレガンス#スウェーデン女優#映画女優#女優志願#女優志望#女優好きな人と繋がりたい#クラシック映画#最も偉大な女優#クールビューティ#cinemaclassic#classicmovies#vintagemovie#hollywoodlegend#oldhollywood#vintagehollywood#classichollywood#goldenageofhollywood#actress#elegance#gretagarbo#sweden#sverige#coolbeauty#椿姫#メロドラマ#ラトラヴィアータ

    グレタ・ガルボのベストNo.1 ---『椿姫』
  7. 昨日のブログから引き続いて、の去年(2023年)10月下旬の母とのおでかけ記録@六本木国立新美術館にて一般社団法人二紀会 主催の公募展「二紀展」鑑賞基本的には、鑑賞順で・タイトル・作者名敬称略で失礼します-------------次いで、屋外の会場へどきゅんっ と射抜かれてしまったのが頑張れ!絶滅危惧種(鎧サイ)改 鉄成(準会員)*会員推挙ななな、なんて可愛いのかしらんこのまま、とことこと歩き出しそうなリアルな存在感思わず、何周もくるくると周囲を巡りながら目で愛でしてしまったのですが立体作品は見る角度によっても表情が変わってくるのがまた魅力のひとつ、ですよねむすーーーっとしてる風?どうした、どうした? と思わず、なでなでしてしまいたくなりますなでなでは NG なのでご挨拶にとどめましたこやつ、なにやつ…? とふんふんする鎧サイくんという図ふんふん、してもらえるだけでも光栄でありますそしてまたこの目もとのしわがとてもいい風情ですねぇ名残惜しくて最後にもう一度パチリげんきでね水底に立つ者石川隆(会員)こちらもまたなんとも可愛らしいタコくん(ですよね…?)立体はやっぱりなでなで触って愛でたくなってしまいますががまんがまん室内へと戻って眼差し角谷琴音*準会員推挙こちらもまたずっきゅーんと射抜かれてしまった狼さん(でよき?)継ぎ接ぎ状なのにこんなにも、いまにも動きだしそうでそして、金属なのにもふもふささえもが感じられるこのたたずまいあまりの素晴らしさにうっとり至極連れて帰りたひ…寄り添う難波章人(会員)廃材から現出したコたちかなというこの風情私自身がスチームパンクや廃墟好きということもあってとっても好みもう幾重にも物語がふくらんでしまってたとえば、この廃材から生まれた(と勝手に想定)のポンとコツくん(勝手な命名)のふたりの壮大な冒険譚もしくは、ポンコツ道中 笑 とか風に抗う布目雄一郎タイトルの通り風を感じる作品雲の上(筋斗雲?)に乗って飛んでいる、ようにも見えるけれどもとにもかくにも静止しているのにひたすらに風に抵抗している(それが続いている)ように見えるところに魅了されてしまい瞬間が永遠に続くこの不思議過去か、未来か 〜その先へ〜森戸重臣(会員)対峙して思わず、同じポーズをしてしまったりしてこの木肌のやわらかさがありつつちょっとばかし歪なその表情にくいっとつかまれてしまったりして間を挟んで、続きます             

    二紀展(2023):造形
  8. 正直なところこのドラマは見ることは見るものの記事は書かなくてもいいかなと思ったのですが、初回を見てちょっと書いときたくなったので書きます。日本テレビ 日曜22時30分「ACMA GAME/アクマゲーム」第1話主演…間宮祥太朗脚本…いずみ吉紘演出…佐藤東弥父(吉川晃司)を謎の男(小澤征悦)に殺され、父の会社は譲って、自分は海外を放浪してきた主人公の照朝(間宮祥太朗)。照朝は父が殺される前に悪魔の鍵を託されており、それを奪おうとした男に殺されたのでした。この悪魔の鍵は世界に99あるようで、それを多く所有するほどパワーを得られ、すべて手にするとこの世を思うがままになるんだそうで、その所有者はアクマゲームをして相手の鍵を自らのものにしようとするのでした。父から譲られた鍵を持つ照朝も狙われていて、今回は反社の二代目の丸子(須賀健太)にゲーム対決を仕掛けられます。今回のゲームは「真偽心眼」相手が言ってるのがホントかウソかを当てるという至ってシンプルなもの。「カイジ」や「ライアーゲーム」でもそうでしたが、ゲーム自体はシンプルな方が心理戦になり、そこが今回も間宮祥太朗と須賀健太の好演で引き込まれてました。間宮祥太朗は主演した前作「真夏のシンデレラ」は作品がダメでしたが、こちらは彼ならではのギラッと大胆不敵さを見せながらナイーブさもちらつかせる目力が活きて「ナンバMG5」に並ぶ主演としては適役になりそうです。間宮祥太朗がどんな対決を見せていくか、そこを楽しみにします。今回の評価は…7

  9. 目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ主人公が、超ストレートな年下の韓国人留学生と出会い、新たな恋に踏み出していくファンタジック・ラブストーリー。主人公の本宮侑里(30)はある事故をきっかけに、目を見るとその相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持っている。“テレパス”の能力を持ってしまった侑里は、知りたくない他人の本音を聞いてしまい人知れず傷つくことも多かった。他人の本音を知ること、自分の本音を人に見せることも怖くなり、必要以上に人と親しくならず恋をすることも諦めていた。そんな侑里はある日、一人の韓国人、ユン・テオ(26)と出会う。明るく人懐っこい性格のテオは、その無邪気さで周りの人から可愛がられている。恋愛に対しても真っ直ぐで超ピュア。そんなテオと偶然目が合ってしまったときに聞こえてきた言葉は、なんと韓国語! 心の声がわからないテオとなら、諦めていた恋愛ももしかしたら・・・と思うように!自分の本音をさらけ出せない侑里の閉ざされた心を、太陽のように明るくストレートなテオの存在がどのように溶かしていくのか…このドラマについては書きたいことがたくさんあるので!と書いたのに、そのあと体調を崩して寝込み、先週はレコーディングでホールに缶詰。ようやくまとめられました。もっともっと書きたいことは一杯あるのですが…まず、主役に韓国人俳優をキャスティングしたのは、地上波ドラマとしては初めての試み。チェ・ジョンヒョプ君に関しては、いくつか韓国ドラマも見ていたので、期待大でした。韓国でプロデューサーをしていたスタッフも加わっていますし、過去5年間の韓国ラブコメを研究したというだけあって、少ない話数で、なかなかうまくまとめていたのではないでしょうか。悪人が全く出てこないこと、全体的に子供っぽいところは日本のドラマっぽいと思いましたけど。あと、キスシーンの演出が下手。。。功績No.1は、なんといっても、ユン・テオを演じたチェ・ジョンヒョプ君の魅力ですね。韓ドラの主人公といえば、ツンデレ御曹司とか、600年ぐらい生きている超ドSな妖狐とか、極端な設定も多いのですが、今回は「年下で一途な大型犬系男子」というキャスティングが完璧にはまりました。ともかく笑顔が可愛いし、気持ちはストレートに伝えてくれるし、年下だけどしっかりしているし、まさに理想の彼氏です!ちょっと盛り過ぎ、理想を詰め込み過ぎですけどね。 TikTok公式さんなにっ!? なんで急にこんな大盤振る舞い!? 逆に怖い😇😇😇😇 #eyeloveyou #チェジョンヒョプ #二階堂ふみ 『侑里テオのキュンキュンシーン』 の割にはほぼテオ君(笑) pic.twitter.com/u26zwgCZOF— ネコ3匹 (@doramg_voice) March 24, 2024当初、TBS側からは「日本で知名度があって、日本語が話せる俳優を」という希望があったそうですが、プロデューサーは「日本語ができるかどうかは考えず、まずこの脚本に合う俳優を」ということでチェ・ジョンヒョプ君をキャスティング。ここに日韓の制作の違いが出ていると思います。もちろん、日本語は全く話せず、一からの勉強。主役だからセリフも多いし、ほぼ丸暗記でのスタートだったそうです。最初は、日本語で吹きこまれた台詞をともかく覚える、だけだったのですが、それだと自分の演技にならない、ということで、きちんと理解して演じられるよう、相当な努力をしたとか。本当に驚いたのは、発音などはカタコトなところもあるのですが、イントネーションやセリフの間、などが完璧だったことです。棒読みのセリフは全くなく、とても表情豊かで、相手の言葉もちゃんと理解した演技ができていたんですね。元々、演技の巧い俳優さんでしたし、10代のころ、タイや南アフリカで暮らしていたこともあって、外国語に対するセンスが身についていたのかもしれません。番宣でバラエティ番組にもたくさん出演していましたが、結構ポンコツなところもあって、そこがまたキュートで魅力的なので、ファンも急増! フォルダ整理しなきゃいけないけど消せない思い出たち... みんな大好き「タタン タタ ん?トゥトゥトゥン」深夜にこっそり置いておきます。 (ずっと敬語だと思ってたけどそういえばこの時もタメ口だったね)#eyeloveyou#チェジョンヒョプ#二階堂ふみ pic.twitter.com/oTEtn8yw2u— サク (@rcspi_) April 10, 2024 明けましておめでとうございます! めっちゃ楽しい収録でしたが、 色々やらかしちゃいました〜〜💦 ドラマもご注目!#Eyeloveyou #TBS #チェジョンヒョプ #二階堂ふみ #ドラマ #バナナマン #サンド屋台 #通訳 https://t.co/gelNt5AZaZ— みょんふぁ(洪明花)홍명화 (@myonpa) January 3, 2024韓国のバラエティでもそんな感じ ちょっとポンコツなチェジョンヒョプを集めてみた✌🏻 和訳つけました〜!#チェジョンヒョプ #채종협 pic.twitter.com/hmiw0M4ih4— まこ (@cibi_goon) March 28, 2024韓国芸能界でも驚かれるほどのブレイクで、さっそく日本のファンクラブ開設、6月に開催される19000人規模で2daysのファンミーティングは申し込みが殺到して、サーバーダウンになる程!これからの活躍も期待大です。次に良かったのは、もう1人の男性メインキャストを演じた中川大志君。大学時代に侑里と出会い、ともに「Dolce&Chocolat.」を立ち上げ、現在は専務。一見クールだけど、仕事熱心で面倒見もよく、侑里と会社を支えている花岡彰人役。二階堂ふみさんとチェ・ジョンヒョプ君が29歳、中川君は25歳と一番若いのですが、仕事でトラブルがあっても決して慌てず騒がず、非常にしっかり落ち着いていて、年上にみえるぐらい。ずっと由里を好きだったけれど、二人の恋愛をしっかり後押しして、とても大人で素敵な男性でした。中川君と言えば、本当にシュっとしたイケメンのイメージだったんですが今回は、なぜか顔がむくんでいるというかポッテリしていて、それはちょっと残念でした。ヒロイン・侑里役の二階堂ふみさん。もちろん演技はとても巧いし、どんな相手でも受けられる技量があったからこそ、チェ・ジョンヒョプ君の魅力も倍増されたと思います。ただ「恋愛恐怖症」という設定のせいか、あまりにも弱弱しいというか、いざ付き合いが始まってしまうと挙動不審すぎて、あまり彼女の魅力を発揮できていないような気がしました。仕事もほとんど花岡君に任せきりで、ビジネススキルを発揮する場面もありません。韓ドラのヒロインは、もっと気が強くてガンガン喧嘩もするし、彼のためなら危険も顧みず身体を張って守ったりもするから、あんなにウジウジして大人しい女の子、みたいな設定は不自然でした。年齢設定も30歳なのに恋愛偏差値が低すぎる。それほどまでにか弱い存在でないと「可愛い女子」として見られないのか?って思ってしまいました。でも、二人はとってもお似合いでした!!大学院研究室、テオ君の先輩を演じた清水尋也君。海洋生物オタクでかなり変わり者なんですが、今までの役に比べると、等身大の若者役がとても自然で良かったです。そういういわゆる「普通の役」が巧く演じられる人は貴重です。侑里の友人・ショコラティエの池本真尋を演じた山下美月さん。ヒロインがちょっとポワンとしている場合、友人はチャキチャキしたキャラですね。やや先走り過ぎたり勘違いで騒動を巻き起こしたりもするんですが、きっちりヒロインを後押しし、サブキャラ同士の恋愛も成就させるところも定番!あとは、主題歌も凄く良かったですね!ベストなタイミングで流れるPOPなメロディ。歌詞は別れてしまった相手をまた追いかけるといった内容でしたけど、曲の雰囲気がとてもドラマに合っていて、相乗効果がありました。韓ドラ設定のお約束もふんだんに盛り込まれていました。●水に落ちるこれ、凄く多いです。そして落ちたことによって何か能力に目覚めたり、タイムトリップしたりする。今回も、侑里は海に落ちたことによって「人の心の声が聞こえる」能力を持ちます。●家族にはあまり恵まれていないテオは幼い頃に両親が離婚、女手1つで育ててくれた母も他界。天涯孤独になったので、教授の勧めで日本に留学。侑里も、母は早くに他界。父親は由里が海に落ちた時に助けようとして全身麻痺状態に。二人とも一人っ子で兄弟もいない。●最終話から1つか2つ前に事件が!主人公のどちらかが、交通事故にあったり、撃たれたり、刺されたりする。または、二人の間にはとても許せないような因縁があったことが判明するなどで、「え?どうなる?死んじゃうの?記憶喪失?別れちゃうの?」などと波乱の出来事で盛り上げる。今回も「私と居ると、テオ君に不幸が襲い掛かる」となって、二人は別れを決意するのですが、侑里がバイクにはねられそうになり、テオ君が飛び込んで助ける!でも話数に余裕がないので、パッと起き上がって「大丈夫です!なんともありません!」という展開でした(笑)二人の恋愛模様に関わってくるのが、韓国人投資家のミン・ハナ(玄理)さんが書いた1冊の絵本で、実は悲しい結末になっています。「心の声が聞こえる」という設定が、侑里と似ているため、二人は別れる決心をするのですが、今現在生きている1人の女性の体験談を絵本にしただけ、という理由はちょっと弱いですね。代々テオ君の家系に伝わる呪い(女性はみんなそういう結末を迎える)とか、そこまででなくても、韓国で昔々からある言い伝えとかでないと、「同じことがおこってしまう」という不安には繋がりにくい。韓ドラだと彼ら2人は600年ぐらい前にも恋人同士だったけれど、哀しい別れになってしまった。その残された思いによって生まれ変わり、また現世で出会った。今度は二人の愛の力で、呪われた過去を乗り越えられるか?!みたいな設定も多いですね。そうなると、1~2話ぐらいは時代劇(かつての二人)をやらなきゃ、なんですけど。アイヌの言い伝えを調べてその呪いの解決方法を見出し、二人はそれを実行しようとしますが、テオ君は「そのままの侑里さんが良いです」と言って途中で止めるんです。自分の身に何が起こったとしても受け入れる。でも心の声が聞こえなくなったら、侑里さんはお父さんと会話ができなくなってしまうから。その優しさには感動しました。で、どうなったかと言うと、できる男・花岡君が「ミン・ハナさんの彼氏は、元々心臓疾患を患っていました。そのせいで夭折しましたが、決してミン・ハナさんのせいでも呪いでもありません」と、至って科学的に解決してくれました。これはなかなか斬新な着地点でした。ラストは1年後。侑里さんも韓国語が話せるようになっていて、二人でソウルでのデートシーン。とてもお似合いの二人!この笑顔が「仕事ですから」だったとしたら脅威ですね(笑) 付き合う前の2人と付き合って1年経った2人見たらまじで全然違いすぎてめっちゃ好きです。🥲🫰❤️ ちなみに韓国シーン、テオが手出したときただ手繋ぐと思ったらそれ超えてきた...🤦‍♀️#eyeloveyou #二階堂ふみ #チェジョンヒョプ pic.twitter.com/5bJSwn3l0q— Karan Patoliya (@KaranPatoliya12) April 12, 2024 ここも見事な伏線回収だった❣️👏 ゆりテオ願い事=愛を叫べて良かったね🤗 キャー!チャー!やり取りの可愛さよ😂 お姫様抱っこカメラ引きすぎで良く見えなかったから😭TikTokだと大きくに見えて嬉しい🥰#eyeloveyou #チェジョンヒョプ pic.twitter.com/6kThjoJtol— ぽこぽこ (@Ru5krUpTg7JIc3t) March 27, 2024 テオ君が手を合わせてるとこはいつものヒョプさんですよね?「それ願い事なの?」からのテオ君の「うん」が可愛すぎる☺️お姫様抱っこもうちょっと近くで見たい🕵️‍♂️#eyeloveyou #チェジョンヒョプ #二階堂ふみ pic.twitter.com/XpFJtqMIc3— h.mitui_aki (@MituiH49302) April 6, 2024これ、最後のスタッフテロップなんですが、ちゃんと名前の下に韓国語表記もあるんですよ。スタッフと出演者全員の顔写真やプロフィールを韓国語で貼り出したり、一丸となって作品に取り組んだ成果が表れていたと思います。最終回直前にファンミーティングをおこなったり、ビハインドやメイキングの動画もたくさん発信、テオ君の心の声(韓国語)には、敢えて字幕を付けず、配信でのみ字幕を付けるという戦略も良かったんじゃないでしょうか。初めてチェ・ジョンヒョプ君を見た韓ドラは「シーシュポス」。アイドルを目指すも芽が出ず、借金を抱えて中華料理店でアルバイト中の青年。未来から来たヒロインを助ける役でした。この当時は金髪で、ちょっとチャラい感じでした。 公式さん供給を待機中〜 その間、イケ散らかしたジョンヒョプの撮影風景を愛でる (後半のインタビューで、自分の腹筋を確認して満足げなジョンヒョプに悶える❤️‍🔥)#eyeloveyou #채종협 #チェジョンヒョプ pic.twitter.com/MFoZ9VoGaH— 키나꼬(きなこ) (@kinako_519) March 16, 2024でもこのドラマ自体があまり好きではなかったのと、別のドラマでナム・ジュヒョク君の方に目が行ってしまって。この二人、凄く似ていませんか?チェ・ジョンヒョプ君ナム・ジュヒョク君身長も186cmと188cm、体型も雰囲気も似ていて。ナム君の方がちょっとブレイクが早かったんですが、今ちょうど兵役に行っていって、そこにジョンヒョプ君がパッと登場した感じです。彼に興味を持たれた方は、是非「無人島のディーバ」を見て下さい!「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で主演したパク・ウンビンさんとの共演です。小さな島で育った高校生。ソ・モクハとカン・ボゴル。ソ・モクハはとても歌が巧く、オーディション番組に動画を送ったところ、見事優勝!夢にみたソウルでのデビューが現実のものになるかも…しかし実は二人とも、父親から酷いDVを受けていたのです。カン・ボゴルは彼女を守ってこっそり島を抜け出す準備を整え、なんとかフェリーに乗せましたが、父親にバレてしまい、ソ・モクハは逃げるために海に飛び込み、行方不明に。無人島で15年も生き延び、ようやく救出されて…というストーリーです。カン・ボゴル役は年齢設定も30歳を超えていますし、ユン・テオより大人な感じ。行方不明になってからも、軍隊は海兵隊に入り、その後も毎月、ボランティアで海や島の清掃に参加するなど、15年間ずっと、彼女の消息を追い続けていました。そして、いつか彼女が戻ってきたとき、歌手として活躍できる場を提供できるよう、自身はテレビ局に就職して音楽番組を担当しているんです。それほどまでに待ち続けた彼女なのですが、彼自身も父親との確執、家族の問題があって、素性を明かすことができません。ラブストーリーだけでなく、家族や親子のかなりシビアな問題、芸能界の厳しさなども盛り込んだ、非常に素晴らしいドラマですよ!そして歌手を目指すパク・ウンビンさんが、非常に歌が巧い!!全て吹き替え無しで自分で歌っています。本当に才能ある女優さんだなと。他には、「魔女食堂へいらっしゃい」「社長をスマホから救い出せ」なども面白かったです。

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  10. ゴールド・ボーイ(2024 日本)監督:金子修介脚本:港岳彦原作:ズー・ジンチェン撮影:柳島克己編集:洲崎千恵子音楽:谷口尚久主題歌:倖田來未出演:岡田将生、黒木華、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈、北村一輝、江口洋介①キング調のダークな夏のジュブナイル沖縄で母(黒木華)と暮らす中学生の朝陽(羽村仁成)は、父親を刺して逃げてきたという夏月(星乃あんな)とその兄の浩(前出燿志)をかくまいます。3人は偶然、崖から人が落ちるところを撮影。それは実は、資産家の婿養子である東昇(岡田将生)が遺産目当てに義父母を殺した現場でした。そのことを知った朝陽たちは、昇から金を脅し取る計画を立てます…。平成ガメラ三部作の金子修介監督による、クライム・サスペンス。中国のズー・ジンチェンの小説「悪童たち」を元に、舞台を日本に置き換えた作品です。これはネタバレ厳禁!の、二転三転する面白いストーリーでした。主役は3人の中学生。少年たちがサイコパスの殺人犯を相手に、危険な駆け引きを繰り広げていく…。…というシンプルなサスペンスの時点で面白い。でもそれだけじゃないんですよね。まだ幼さの残る中学生たちが夏の沖縄を走る、疾走感ある青春のストーリー。それぞれ、家庭の問題を抱えていて、大人に振り回されている子供たちが、大人たちの知らないところでイキイキと走り、一矢報いようとあがく。そんな抵抗の物語。子供って、大人の身勝手に巻き込まれるもので。「保護されている」は「支配されている」と紙一重で、思うようにならない鬱屈が蓄積していく。でもその一方で、良識やルールに縛られず、思わぬ冒険に飛び込んでいける自由さは、子供ならではのもので。それだけに、非常に危なっかしいのだけど。いとも簡単にダークな世界に落ちてしまいそうでもある、暗さと明るさがないまぜになった日常。そのトーンはスティーヴン・キングの世界を思わせます。「スタンド・バイ・ミー」や「イット」の世界。実際、本作はキングを意識した作りにもなっていて。タイトルの「ゴールド・ボーイ」はキングの「ゴールデンボーイ」をオマージュしたものですね。キングの描き出す、エネルギーに溢れた子供たちの世界、それと裏腹に「死」が潜んでいる不穏な感じ。そんな世界観が、夏の沖縄なのに常に薄暗い、「ソナチネ」を思わせる抑えたトーンの撮影で描かれていきます。非常に強い、魅力的な世界観を持った映画。まずはそれだけで、強く惹きつけられました。②役者たちの魅力も!岡田将生は、本当にサイコパスがよく似合う。イケメンで優しそうなんだけど、なんか実は心がない感じ。保険のCMですら、サイコパスに見えるもんな。車に乗せた家族を崖に連れて行って…とか。本作は本当に、そんな印象から膨らんだみたいな役ですね。ぴったり。(書けば書くほど失礼な気もするけど)本作において、大人は常に子供にとっての対決の対象として描かれていて。「子供たちと価値観がぶつかるもの」としての大人たちの中で、ひときわ怪物性を際立たせるのが岡田将生演じる東昇です。通常の大人のセオリーが通用しない。当たり前の常識に縛られず、思い切った行動をとることができる昇。それはつまり、良心という縛りが欠けているということなんですが。この欠落、サイコパス性によって、昇は逆に子供たちと近い存在とも言えるんですよね。大人社会の常識に縛られないという点では、東は子供みたいなものなので。だから、脅迫〜取り引きという駆け引きを通して、昇と子供たちが意外な親密さになっていく。関係性が、どう転がっていくかわからない。そのスリリングな面白さもあります。そんな男に、1対3の対決を挑んでいく子供たち。朝日、夏月、浩を演じた羽村仁成、星乃あんな、前出燿志の3人も素晴らしかったですね。三者三様で。中盤からすべてをさらっていくのは羽村仁成なのだけど、15歳の星乃あんな。彼女の魅力が弾けていました。ダークな物語の中でも、夏月がどうにもキラキラしてしまう。よくある、わざとらしいキラキラ青春モノとは違う、鬱屈した薄暗い風景の中であるからこその、溢れ出る輝きでした。③転調が導く驚きの結末…という物語が、終盤でクルン!と転調します。見え方の様相が変わる。それまでの思い込みが裏切られ、描いていた人物像がガラッと変わって、思わぬ地点へ連れて行かれてしまう。という訳で、本作は終盤以降完全にネタバレ厳禁案件です。公開から結構経ってるし、どうしようか迷ったのですが。これから観る人も多いだろうから、ここではネタバレなしで行こうと思います。という訳で、終盤以降の展開については、ほとんど何も書けません!ネタバレにならない範囲でちょっとだけ書くと(それさえも知りたくない人はここで閉じていただきたいですが)、転調以降は映画のジャンルが微妙に変わる。サスペンス映画から、ホラー映画の様相へ。「えげつなさ」がエスカレートしていくのを楽しむ映画になっていきます。最悪な後味を堪能する「イヤミス」であるとも言えますね。キングの「ゴールデン・ボーイ」を思えば、タイトルで既に予言されているとも言えますが。なかなか鮮やかな転調でした。東昇というサイコパスの存在が、ある種の伏線になってるんですよね。意外性ある面白いサスペンスを楽しみたい人は、観る価値のある映画だと思います。「人怖」ホラーが好きな人、イヤミスが好きな人にも、オススメしたいですね。悪童たち 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)悪童たち 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)第1話「夏休み」Amazon(アマゾン)「悪童たち」を映像化した中国のドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」はこちら

    「ゴールド・ボーイ」 暗い沖縄を疾走する、キング的ダークなジュブナイル ネタバレなし
  11. 4月ですね。お預けだった桜も一斉に開花して、嬉しい季節がやってきました。嬉しいと言えば、例のhaienaさん率いるJ&H Filmsの3作目『ORLIK』が凄いことになってます。https://x.com/seishocinemacl1/status/1774075241876373829?s=20なんと西湘映画祭中長編部門でグランプリを受賞~パチパチパチパチ(拍手)1作目に続いての映画賞受賞で、また新たなステージに上がった感じ。よっ映画監督!アメブロ映画村のみなさま、一般上映・配信の際にはぜひご鑑賞くださいね。トレードマークの時間軸操作で、サスペンス風味にさて、待ちに待った『オッペンハイマー』。2回観てきました。ノーランのIMAXへのこだわりに敬意を表してIMAX観賞必須!と意気込んでいたんですが、どうもタイミングが合わなくて一般上映で鑑賞。その分映画館に2度足を運んだってことで許してもらえるでしょうか?(笑)でも、正直この映画を理解するには、2回では足りません。さらに言えば、理解したから感動が深まるということも多分ありません。その理由は後で書きます。本作にあらすじ説明は要らないでしょうね。人類初の原爆を作り、日本に投下させた物理学者の半生の物語。その一言で日本人には十分な気がします。じゃあ、この映画の何が理解しにくいのか? すでに鑑賞した方には説明不要ですが、ずばりノーラン作品のトレードマークである時間軸操作。これを仕込んだことによって、今作もまたノーラン作品ならではの難解な顔を持つ作品となっています。その上、登場人物もやたら多い。今作における時間操作は、キリアン・マーフィー演じる主人公・オッペンハイマーの視点による時間軸と、世界初の原爆製造の成功者である彼を栄光の座から蹴落としたルイス・ストローズなる人物(ロバート・ケネディJr.演)のそれ、2つの時間軸によって構成されています。「核分裂」と題されたカラーフィルムのパートはオッペンハイマーの視点、そして「核融合」と題されたモノクロパートはストローズの視点というふうに色分けされていて、カラーパートとモノクロパートが交錯しながらの進行。ストローズはオッペンハイマーと同じくユダヤ人で、戦前から1950年代にかけて、アメリカのユダヤ人支援や核開発等の分野でフィクサー的な立ち位置で活躍した人物のようです。原爆開発成功で時の人となったオッペンハイマーは、戦後のレッドパージの嵐の中でソ連のスパイとの嫌疑をかけられ、公職追放の憂き目を見ますが、陰で彼の失脚劇の糸を引いていたのがストローズだということは、アメリカでは知る人ぞ知る事実らしいですね。ただ、そのいきさつを全く知らない日本人の私たちにしてみれば、オッペンハイマーのスパイ疑惑の聴聞会と、ストローズの商務長官就任公聴会の模様を交互に見せられること自体何がなんだかわからない。その意味で、この作品にはサスペンシャルな様相も漂っています。ただし、サスペンシャルなムードにはときめくものの、2人の確執は実に卑小なストローズの私怨に端を発していて、はっきり言いますが、落としどころを知っても面白くもなんともありません。ノーランは2人の確執の根底に「太陽を生み出す法則を手に入れ、時の人となったオッペンハイマーに対する、商人出身のストローズのコンプレックスと嫉妬心」を匂わせていますが、この期に及んでそんなちっちゃ~い怨念・・・傍らに核開発・核使用という人類にとってとてつもなく大きな問題が絡んでいる中で、この卑小極まりない確執が物語の縦糸になっていることの違和感!ハンパないです。語るべきことが詰まった熱い題材に敢えて水を注いで冷やすような、あるいは、真ん中に餡が詰まったあんドーナツの真ん中を敢えてくり抜いてあんこのないあんドーナツにしたような(あんこは匂いだけ…)。これ、巨匠だからこそ許される謎のひねり技ですよね。もっとも、作品の温度を敢えてダダ下げるのは、クリストファー・ノーランの従来からの作風ではあります。第二次世界大戦中の英軍のノルマンディー撤退劇を描いた『ダンケルク』にしても、やはり時間操作を目玉にして、戦争に対する怒りや悲しみに直接は踏み込まなかった。今作で主人公オッペンハイマー役に、敢えて静的で翳を帯びた佇まいのキリアン・マーフィーを据えたのも、そんな低温好みの現れかと。キャストのベタなスターオーラや過剰な感情表現を排除し、一歩間違えば「地味」に転びそうなギリギリのラインでクールなルックに仕上げるノーランの美意識は、核という巨大なテーマを巻き込んだ今作でも例外なく貫かれている気がします。原爆の父の物語であっても、核問題が熱く語られるわけではないし、モラルを中心課題にはしない。劇中何度か「プラグマティック(現実的)」という言葉が出てきますが、本作自体がまさにプラグマティックに戦時体制下の科学者の行動を描いていると思います。劇中オッペンハイマーはさらりと、「我々は科学者だから核を使えばどうなるか予想できるが、一般人は結果が想像できない。だから使う必要がある」と言い、原爆投下反対論を退けます。ドイツは降伏してターゲットからはずれたが、まだ日本があると。まさにこの一言を無感情に言い放つために、キリアン・マーフィーというキャスティングがあったのではないかと思うほど、彼の冷え冷えとした目元の表情が活きてましたね。(キリアン・マーフィーの顔を見るたびに何故か『寒い国から帰って来たスパイ』というル・カレの小説のタイトルを思い出します。)ただし、ノーランはオッペンハイマーの葛藤を描いていないわけではありません。ちゃんと表現しているんです。大袈裟なセリフや表情ではなく、実にクールで、映画的な手法で。オッペンハイマーの脳裏に鳴り響く「音」本作では、オッペンハイマーが登場する場面で、彼の記憶の中の或る音が繰り返し何度も使われています。群衆がドンドンと床を踏み鳴らす音。それは、原爆投下成功の知らせを受けた「ハレの日」に、功労者オッペンハイマーの演説を待つ研究所の研究員たちが、興奮して床を踏み鳴らしながらオッピー(オッペンハイマーのニックネーム)コールをする、熱烈な賞賛の音です。しかしそれが熱烈な賞賛の表現であるにもかかわらず、オッペンハイマーの記憶の中で、その音は何かもっと別の意味ーー脅迫的で不穏なーーを持っているようにも聞える。暴力的なレベルの大音量でオッペンハイマーの表情にこの音を重ねていく(それも何度も)演出で、ノーランはこの音に圧倒的な賞賛と表裏一体のところにある批判、厄災の予兆、良心の呵責等々、オッペンハイマーの中で彼をかき乱していく葛藤のニュアンスを込めようとしたのではないでしょうか。本作は、オッペンハイマーを、ナイーブな側面を抱えつつも、自ら天才であることを自認する自信家、かつ名誉欲も強く、ある面では傲岸不遜な人物として描いています。核が抱える「人道」という問題に関しても、核使用を強硬に支持し、核使用に反対する嘆願書への署名を募る研究者たちには与しなかった。しかしその彼が、戦後は水爆開発に反対した。どこかで心境の変化があったのか・・・本作はその心境の変化も、直截的には描きません。ただ、劇中で、オッペンハイマーが恋人(フローレンス・ピュー演じるジーン・タトロック)とのセックスの最中にインドの古典の一節を読む場面があります。それはヴィシュヌ神の言葉で、「我は死神なり、世界の破壊者なり」というもの。オッペンハイマーは後年、まさにこの一節を引用して、自身を破壊神にたとえ、「世界は変わってしまった」と言ったと伝えられています。神の力を手に入れたという恍惚と、世界を破壊したという自責の念、その両方が彼の中でせめぎ合っていたことを窺わせるエピソードですね。劇中での朗読は、オッペンハイマーの栄光と血にまみれた未来の伏線なんでしょう。あの一節を思い出すと、オッピーコールの足を踏み鳴らす轟音は、ヴィシュヌ神の舞踏と、それがもたらす世界の破壊の轟音にも思えてきます。知性派クリストファー・ノーランらしい、クールで巧みな演出ですよね。アメリカの栄光の物語という側面さて、ここからは辛口になります。この映画が何故、アメリカで大ヒットを遂げたのか。そして何故、今年のアカデミー賞で最多部門を受賞したのか。不思議に思わなかった人も多いかもしれませんが、私にはとても不思議でした。「原爆の父」の半生をテーマにしながら、核使用の問題について少しも踏み込んでいない上に、ストーリー構成の縦糸に使われているのは非常に些細な怨恨による復讐劇で、決して若者が飛びつくような娯楽映画でもなければ、問題提起が詰まった社会派映画でもありません。アカデミー賞受賞に関して言えば、クリストファー・ノーランの作品なら『インターステラー』あたりで十分受賞に値したと思います。メッセージ性が薄いという点を言うなら、今作だって同じです。さらに、最近アカデミー賞は出演者やスタッフのダイバーシティに非常にナーバスになっていたのに、今作に関してはかなりいい役回りを担ったラミ・マレックほかごく少数のキャスト以外はほぼほぼ白人男性だったのでは?そう考えていくうちに、ふと、もしこの作品にアメリカ人にとって特別な魅力、アカデミー賞にとって特別な意義があるとしたら、「アメリカの勝利の物語」という側面ではないかという考えが浮かびました。今年はアメリカ大統領選の年。日本では「ほぼトラ」、つまり共和党ドナルド・トランプ候補がほぼ当選確実のように伝えられていて、これまでトランプに否定的な報道ばかりを見せられてきた日本人には理解不能な状況!首をかしげている人多数です。でも、個人的には何の不思議もありません。トランプ氏が掲げるスローガン、"Make America Great Again."(「強く偉大なる国・アメリカを、もう一度」ですかね)が、今アメリカ人にとって悲願になっている。ずばりそういうことだと思います。バイデン政権のこの4年間、アメリカの威信はどれだけ失われたか。アフガンから撤退すればあっという間にタリバン政権が戻ってきて元の木阿弥に。ウクライナ戦争が実質ロシアとNATOとの代理戦争であり、アメリカが主導していることはもう周知の事実ですが(アメリカ政府も少しも否定していないように見えます)、そのウクライナ戦争も経過が思わしくない、イスラエルの暴走も止められず、不法移民の流入や警察官不足で都市の犯罪は爆増中・・・そりゃ"Make America Great Again."なる一言に期待したくなる気持ちもわかります。この映画は、そんな今のアメリカ人の前に「かつての強いアメリカ」を再現して見せてくれた映画だったのではないでしょうか。特に、何故アメリカが核開発競争でドイツに勝てたか、という点を指摘していること。アインシュタインやオッペンハイマーがそうであるように、当時物理学の有能な研究者にはユダヤ人が多かった。ところがドイツはユダヤ人迫害の国策を取っていて、ユダヤ人憎しの感情が核開発にとってマイナスになった可能性がある。劇中でオッペンハイマーがこれを指摘する場面がありましたよね。人種差別のファシズム国家ドイツと違って、アメリカは積極的にユダヤ人研究者を起用し、開発に成功した。アメリカの自由と平等の精神が、研究を成功に導いたわけです。そして見事に2発の原子爆弾投下を成功させ、たった1週間あまりで執拗に負けを認めなかった日本をあっさり降伏させた快挙!日本人にとっては非常に残酷な事実ですが、原爆開発成功とその投下の物語は、アメリカ人にとっては間違いなく「アメリカの輝かしいサクセス・ストーリー」という一面があるということ。この映画の興行的成功とアカデミー賞における高い評価は、その事実を再認識させてくれるに十分なものでした。戦勝国と敗戦国の決して埋まることのない温度差。でも、だとしたら、日本人はアメリカ人と同じ目線でこの作品を観ることはできないし、むしろ、日本人は日本人のスタンスで、この映画を観るべきじゃないでしょうか。人類は「抑止力」である核を手に入れた。さて、戦争はなくなっただろうか?ひょっとしてアメリカ人に言わせれば、この映画は反戦映画なのかもしれません。たしかに、「核は抑止力」という考え方は今や世界の共通認識だし、この映画もそれを前提として作られています。「抑止力」であれば、核は兵器ではなく反戦の道具だ・・・そういう発想で、反戦映画と見る人もいるでしょう。ただ、もし「反戦」がこの映画の主張であるとするなら、決定的に欠けているものがあります。今、核を持っているロシアと、核を持っているアメリカ(の代理のウクライナ)が戦争をしているんです。核は抑止力として機能しているでしょうか? 今に限らず、第二次世界大戦後、アメリカは何度戦争をしたでしょうか? さらにまた今、戦術核の使用が現実化しようとしています。規模が小さければいいんでしょうか?その問題提起がなければ、核や反戦をテーマとした映画とは言えません。もう1つ、日本人以外の全ての人がスルーするとしても、日本人としては絶対にスルーしてはいけないと思うポイントがあります。「抑止力」として開発されたはずの核を、アメリカは何故実際に日本に投下したのか?という疑問に対して、本作では劇中でアンサーを示しています(上にも書いたオッペンハイマーのセリフ「核兵器の威力を想像できない一般人に核の恐ろしさを見せるために、一度投下する必要がある」)。また、2発目の投下についても、マット・デイモン演じるグローヴス准将が「これで終わりではないことを示すために」と言っていますね。ただ、もし核が戦争終結のために使われるのであれば、2発目はあくまでも1発目だけでは日本が降伏しなかった場合に使われるべきだったんじゃないでしょうか。ところが、8月6日の広島への投下から9日の長崎への投下まで、たった3日の間隔しかない。もちろん日本政府も原爆が開発されていた事実は知っていて、それがどんなものかもわかっていたはずですが、それでも3日では壊滅した広島の状況さえ掴めず、降伏の準備もできません。しかも、広島と長崎では異なる種類の核爆弾を使っているんですよね。劇中にも出てきた研究所のテーブルの上の2つのガラスの壺、そこに入れられたビー玉がそれぞれプルトニウムとウラン・・・オッペンハイマーたちが開発した原子爆弾は、もともと2種類あったわけです。(トリニティ実験に使われたのは長崎型と同じプルトニウム爆弾)2種類→2か所・・・そういうこと? だから降伏の猶予なし?これが、「抑止力」としての核の使い方なんでしょうか。本作はこの「3日後に違う種類の原爆を投下」という点を完全にスルーした。これでは、オッペンハイマーが少々苦悩して見せても、納得できません。さらに一番がっかりだったのは、日本人が全く登場しないということです。『ダンケルク』でも敵の顔は全く映像に出さなかったクリストファー・ノーランですが、今作でも原爆投下の被害者になった人たちの姿どころか、広島・長崎の街さえも、映像には一切映しませんでした。核が抑止力として機能するためには、核の被害を一度目の当たりにする必要がある、と言って原爆投下を肯定したオッペンハイマーの姿を劇中に描いていながら、原爆の被害を映像には映さず、オッペンハイマーの開発した原爆で20万人以上の死者を出した日本人の苦しみを一切描かないとは。もっとも、私はそこまでノーラン監督に腹を立てているわけではありません。先にも書いたとおり、クリストファー・ノーランの映画は良くも悪くもドライで、問題提起には関心がない。ただ、今作を観てますます戦争というテーマには向かない監督だという確信を深めただけです。戦争を語るには、熱くなければ。そして敵の顔も描かなければ。一方で、そもそも目下ウクライナ戦争を全面支援しているアメリカにおいて、今反戦・反核の映画は作りにくいのだろうな、という雰囲気は、今年のアカデミー賞授賞式を観ながらなんとなく感じたところです。今回授賞式でガザ侵攻に抗議するバッジを付けた俳優たちがいましたが、バッジはつけていてもステージやインタビューで抗議を口にした俳優はいなかったし、トランプ氏については毎度皮肉を飛ばす司会者のジミー・キンメルも、この件については何も突っ込みませんでしたね。(唯一、『関心領域』の監督だけが、「大切なのは過去に何があったかではなく、今何をするか、未来に何をするかだ」と、話をぼかしながらも熱く訴えていましたが)映画は世論に大きな影響力を持つ媒体だけに、一旦国家が戦争に関与し始めると、映画作りの現場の雰囲気は大きく変わっていくのだなと。そういう意味でも、戦争をしている国の戦争にまつわる映画は、注意深く観る必要があると思います。そんなわけで、私にとって『オッペンハイマー』は残念な映画であり、この映画のアカデミー賞受賞も残念な結果でした。

    コメントが盛り上がっています

    『オッペンハイマー』が今、アメリカで評価された理由
  12. おはようございます☀🌸昨日のジェジュンさんのマカオライブは、凄く盛り上がって感動の嵐だったようですね~ジェジュンさん、幸せを噛み締めているのが伝わりました・・・・・・・・・・・・・・・・・さて、ゆげさんの字幕付きでの2020年に放送された番組の動画、ジェジュンさんのアルゼンチンホテル朝食バイキングのモグモグタイムの様子を楽しみました👇から観てね。https://youtu.be/QwrQ4-JJ-Bs?si=rzUIDZjcV419dl7eアルゼンチンでモグモグホテルモーニング2020年2月~4月放送番組youtu.be美味しく食べて大きくなってね。ジェジュンさんは、卵料理が大好き。スクランブルエッグやポーチドエッグなどを何個もお皿に盛り付けていましたね。ピザは、朝からは苦手らしい。卵、卵、卵、ソーセージ、ミニサンド、TOMATO普段から卵料理を沢山食べてるからお肌が綺麗なのかな。マネージャーさんは、ピザと、ベーコンエッグ等、コッテリ系カメラに向かって「ア~ン!」としてくれたから、画面に向かっておもわず「ア~ン」と口をあけましたが・・・・スクランブルエッグは、ジェジュンさんのお口の中に消えました!フルーツいっぱい入っている本格的なジュースをカメラワークを意識して見せてくれました。で、やはり、ジェジュンさんのお口へ〜〜ハイ、又「ア~ン」タイムです。いちいちやる事が可愛すぎるわ💞来た〜〜(笑)本人、全部食べて満足顔。(シャッターチャンス悪くてゴメン。)ホラね!チャンと食べました!黄身(君?)だけ残したヨ!(←あれ?)もう、観ていて顔がほころぶばかりです。オンマに朝はチャンと食べなさいと言われて育ったそうで、ここで言うチャンと食べなさいとは、ご飯つぶのことらしいですね~。アルゼンチンには、パン系統やピザ🍕は、あってもご飯が無かったみたいですね。分かるわ、その気持ち。朝食後は、残されたアルゼンチンでの貴重な時間を楽しまれた様ですね。

    ジェジュンさんの朝食タイム
  13. 花城の魅力をレビューします。(新しく書き直しました)アニメ2期までと日本語版小説2巻までのネタバレ込みで話します。↓かっこいい💕私は鬼市での登場シーンが大好き。この方、本当に誠実で純粋で愛おしい方ですね。そして深い愛を持った人。そんな彼は最も恐れられる鬼の王様。離れ離れになり800年後に謝憐を見つけてから、少年の姿で現れるけど、いやいや、なんなの?あのかわいさは!「兄さん、兄さん」ずっと言ってくるし、謝憐もうれしそうです(三郎の魅力も書きましたのでよかったら)『三郎の魅力『天官賜福』』今日は好きな登場人物、三郎(サンラン)のレビューです。ネタバレで書いてます。なんかとっても、可愛いなと思って。●彼は誰?突然、謝憐の目の前に現れた16.7歳く…ameblo.jp不遇な境遇であり、上元の祭遊天で城壁から落ちてきた時に謝憐に助けてもらってから、ずっと謝憐を慕い続けてきた。「生きる目的がないのなら、私を生きる目的にしなさい」と謝憐に言われたことで、絶望の底から、彼の生きる目的が謝憐のために生きることに。そこから絶境鬼王と呼ばれるまでの存在になるには、いかほどの壮絶な苦労があったんだろう。 全ては謝憐のために。彼は謝憐を守ること、一緒に生きること、そしてなりより謝憐が謝憐の好きなように生きることを望んでいる。(謝憐がいろんなことで自責の念にかられてることを知っているから)800年かかっても探し続け、なんで近づいたのかも、自分は誰かも決して言わず、ただ謝憐のやりたいことを助けて守ってる。言うこともやることも全て受け入れる。彼は全受容の愛で謝憐に向き合います。素敵なんだけど、もうここまでくると尊いですよね。謝憐を大切にする姿はたくさんあって。半月関では穴の中で一瞬にして倒した兵士たちの亡骸を踏ませまいと、汚れるからとお姫様抱っこして謝憐を降ろさない。(これはこちらが照れます・笑)毒蛇に刺されたら口で毒を出してあげる。千秋との戦いで謝憐を傷つけてしまった時、極楽坊を焼いてしまって謝る謝憐にそんなことより、自分が傷つけてしまったことを悔やむ。チーロンにリュウ金宴の真相を白状させる時には、自分への暴言より、謝憐への暴言に怒る。などなど。謝憐を思う行動は随所にあらわれてます。なんかね、謝憐のやりたいようにしてもらうのだけど、戦うとか白状させるとか、連れ出すとか、たいへんなことは一手に引き受けて、自分が悪役になる時もあります。私が好きなのは、チーロンにリュウ金宴の真相を白状させた後、当時のことに悔やみ謝憐がとてもたくさん話すのをじっと聞いて、最後に謝憐に対して誠実に話し肯定するシーン。(2期11話「月下の惜別」)それも感情的にいうのではなく、ちゃんと説明して肯定する。それが素敵だなーと、ちょっと切ないシーンですが思うのです。謝憐のこと大好きだけど、敬ってるというか。花城は最強の鬼だけど、とても洗練されてエレガンスな風格も見せてます。彼の着物は楓より赤いと表現されてますが、それだけ深い赤色のお召し物ということは、かなり上等なもの。靴にはまるで糸のようなとても繊細で高度な技術が必要そうな銀細工が施されていて、彼の確立した地位と表してる。また彼自身がもつ強さだけでなく、繊細さや優雅さがこの着物や装飾品で表れてるな。ちょっと異国風でとてもお似合いですね花城はそういう誠実さとはたまた、キュンなセリフを連発する人(笑)謝憐当人より、視聴者や読者がドキドキしてることでしょう!(笑)私も情緒が安定しません!(笑)私はなんといっても鬼市でサイコロを一緒に振るシーンがね、好きですよ。(2期2話「玲瓏の賽」)風格ある登場シーンから、殿下と遊びたいなーという気持ちを千秋のことをうまく利用して叶えます。「兄さん、負けたよ」って、わざとらしいぞ!(笑)でも、楽しそうですね「どの目が出ても俺にたどり着く」とか「決してあなたの元を離れない」とか、あー、もうどうして言えるのだ?💕謝憐にはちょっと砕けた感じで親しく話すときとちゃんと言わなきゃという時は、兄さんではなくてあなたはと言って丁寧に話したり、ほんとに繊細な心遣いの方あとはね、風信なんかにケンカ腰だったり(笑)まあ、嫌いなチーロンには「いい度胸してんなー」とか(笑)そういう、自信たっぷりな花城は鬼王の風格でこれもよき!鬼市での花城も余裕たっぷりでかっこいい💕(風信たちとのケンカ腰はちょっとちゃうか。でも、あのやりとり、ずっと見てたい•笑)それほどまでに謝憐を愛してるのは、本当に彼がどん底の人生で唯一の生きる目的を見つけたから。そして謝憐の慈愛の心を真に深く受け取ることができた、彼もまた美しい心の持ち主なんだろうなと思ったりします。謝憐は人々を助けたいために、自己犠牲を払いながらもうまくいかず、普段は平気な顔をしていますが、後悔や苦悩を抱えて生きています。自分のことを大切にするとかあまり考えない感じ。そこに花城が現れて、問題を解決しながら、謝憐を癒し続けてる。花城と謝憐はほんとに絶妙なバランス。2人だから人生が変わって豊かになっていく。花城にはそれが念願だった。まだまだお話は大変なことがありそうですが、早く幸せになってほしいな謝憐の魅力も書きました。よかったらどうぞ『謝憐の魅力「天官賜福」』今日は謝憐についてレビューします。(日本語版小説2巻までと、アニメ2期まで見てるのでそこまでのネタバレを含んで書きます)書き直し再投稿ました♪↓このお顔がなん…ameblo.jp

    花城の魅力「天官賜福」
  14. 『リチャード二世』King Richard the Secondテレビドラマ トーキー 158分 カラー1978年12月10日イギリス放送1981年10月25日(日曜日)21時→23時50分日本NHK教育テレビ  字幕スーパー版放送製作国 イギリス製作言語 英語製作 BBCイギリス放送局 BBC原作 ウィリアム・シェイクスピア出演リチャード二世   デレク・ジャコビ ヘンリー・ボリングブルック後のヘンリー四世  ジョン・フィンチイザベラ ジャネット・モー グロスター公爵夫人 メリー・モリスノーサンバランド伯爵 デヴィッド・スウィフトヨーク公エドマンド・オブ・ラングリー チャールズ・グレイ ヨーク公爵夫人 ウェンディ・ヒラ―ジョン・オブ・ゴーント ジョンギールグッド 演出 デヴィッド・ジャイルズ イギリス国王リチャード二世はウィンザーの城において叔父ランカスター公ジョン・オブ・ゴーントがその息子ヘンリー・ハーフォード公爵を連れてきたかどうかを問う。ボリングブルックの異名を持つヘンリーは貴族トマス・モーブレ―と対立している。 ノーフォーク公トマス・モーブレ―は公金を私的に乱用しグロスター公暗殺に力を関わったとボリングブルックは訴える。モーブレ―は根も葉もない誹謗中傷と反論し決闘で黒白をはっきりさせたいと望む。 王リチャードは一旦決闘を認めた。試合場でリチャードは言葉を翻し決闘を中止し二人を追放する。 モーブレ―は終身、ボリングブルックは六年の刑を宣告された。 ジョン・オブ・ゴーントは重篤になり、甥の王リチャードの乱行と国費乱用を諫める。王リチャードは死の危機にある叔父の諫言に耳を貸さぬばかりか、叔父を馬鹿者呼ばわりして愚弄する。 ゴーントの訃報を聞くやリチャードはもう一人の叔父ヨーク公の諫めも聞かず、追放中のボリングブルックの権利を無視して、ゴーントの財産を強奪した。 リチャードがアイルランド遠征の軍を興した。王妃イサベラは夫の遠征に悲しみを覚える。ボリングブルックは父の資産を奪ったリチャードの非道に怒り挙兵した。ヨーク公は王とその従兄弟の公爵の争いに悩み中立的立場を模索する。 遠征から帰ってきたリチャードは貴族たちがボリングブルックに組したと聞き愕然とする。リチャードはフリントの城に追い込まれ、勢いに乗るボリングブルックの要求を飲む。 王妃イザベラは庭師からリチャードがロンドンに送られたことを知る。庭師はリチャード様がご自身の庭を手入れしていたらこのようなことにはならなかったろうにと嘆く。 ウェストミンスターホールで議会が開かれる。リチャードは一切の権力を失った。ボリングブルックに王位を渡さざるを得ないところまで追い詰められている。 リチャードは王の位は譲るが悲しみは譲れないと述べた。弾劾状を読むことを求められたリチャードは要求を拒否する。 悲しみを確かめようとして鏡を見るが、悲しみは見いだせず、鏡を木っ端微塵に砕く。 ヘンリー四世となるボリングブルックは「先王殿の悲しみの影が先王殿のお顔の影を砕いた」と分析する。 リチャードはロンドン塔へ送られる。ボリングブルックの命を受けたノーサンバランドはリチャードをボンフリントに、イザベラをフランスへ行くように伝える。  リチャードはノーサンバランドに彼と新王ボリングブルックに将来対立が起こると予言する。  ボリングブルックはヘンリー四世として即位する。 ヘンリー四世の意向を察したエクストンはポンフレット城で先王リチャード二世を殺害する。 ヘンリー四世はエクストンの暗殺に怒り、リチャードの死に哀悼の心を述べて、聖地巡礼の旅に出て罪の償いをしたいと気持ちを述べた。 ◎深重歴史劇◎  ウィリアム・シェイクスピアが戯曲『リチャード二世』を執筆した時期は1595年から1596年と推定されている。 リチャード二世は1367年に1月6日誕生した。1400年2月14日に死去した。シェイクスピアは死因を他殺として劇化したが、史実研究では謎で餓死説・自殺説もある。勿論ヘンリー四世によって殺害されたという説もある。 ジョン・オブ・ゴーントは1340年3月6日に誕生した。1399年2月9日に58歳で死去した。 ヘンリー四世は1366年4月6日に誕生した。1413年3月20日、46歳で死去した。  デレク・ジャコビ Sir Derek George Jacobiは1938年10月22日にイギリスに誕生した。ローレンス・オリヴィエに師事し演劇を学んだ。舞台・映画・テレビで活躍している。 BBCウィリアム・シェイクスピア全集版第二作『リチャード二世』において主役リチャード二世を40歳で勤めた。傲慢で冷酷な性格のリチャードが従兄弟ボリングブルックに倒され悲しみを覚える。デレクの芸は王の悲劇を気品豊かに表した。 ゲイの男優でリチャード・クリフォードと同性結婚を為した。現在85歳である。 ジョン・フィンチ John Finchは1942年3月2日に誕生した。2012年12月28日、自宅で死亡しているジョン・フィンチが発見された。70歳であった。 36歳でボリングブルック後のヘンリー四世を重厚に勤めた。  ジョン・ギールグッド Arthur John Gielgud 1904年4月14日 イギリスロンドン生まれ。 2000年5月21日死去。96歳。 サー・ジョン・ギールグッドはウィリアム・シェイクスピア劇の大巨星である。 朗々たる声による台詞は音楽のように美しい。 深く緻密な芸は役の命を輝かせた。 72歳でジョン・オブ・ゴーントを重厚に演じた。 ウィリアム・シェイクスピアは奢り高ぶる王リチャードが傲慢さ故に失政を犯し虐めた従兄弟ボリングブルックに逆襲され殺される悲劇を厳かに描いた。 ジョン・オブ・ゴーントは愛息ヘンリーを冷遇し、王の権威をひけらかして暴政を犯す甥リチャードの暴政を悲しみ懸命に諫める。 イギリスのみならず地球シェイクスピア劇の至宝ジョン・ギールグッドが重鎮ゴーントを深い芸で勤めた。 本作を支える大地の役割をジョン・ギールグッが荷った。 深重の風格を見せるシェイクスピア歴史劇はイギリススタッフでないと映像化は無理である。流石に本場は違うと痛感した。生意気な物言いだと叱られるかもしれないがこれほど壮大で重厚な歴史劇テレビドラマは1978年イギリススタッフの力量と情熱があったから成り立ったと思う。 セドリック・メシーナのプロデュースとデヴィッド・ジャイルズの演出に歴史劇の重みと悲劇の優美さを学んだ。 悲惨で痛ましい物語なのだが、悲劇としては完璧な美を魅せている。 ジョン・ギールグッドを始めウェンディ・ヒラ―、チャールズ・グレイと大御所達が年輪の芸で勤めたシェイクスピア劇は映像至宝である。 巨星ギールグッドの存在感に飛ばされなることなく悲劇美を魅せたデレク・ジャコビと凄みを示したジョン・フィンチは流石だった。 豪華キャストによって語られるシェイクスピア劇台詞は楽の調べのように美しい。 美を強調しているように聞こえるかもしれないが、瀕死のゴーントが驕れる甥王リチャードを命がけで諫めるシーンの迫力には息を呑み圧倒される。 ボリングブルックは簒奪者として有能な新王として存在感を示すが罪の意識は強くなっていく。 リチャードは自ら招いた失策で無能さをさらけ出し権力を全て失っていくが詩人としての才は滅びに従って冴えて行く。 この対比は絶妙である。 ジョン・オブ・ゴーントの重厚さを明かしたジョン・ギールグッドの至芸は地球映像の星である。                     合掌

    リチャード二世 
  15. 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』(2024年・日本)〈ジャンル〉アニメ/SF~オススメ値~★★★★☆・幾田りらとあのちゃんのコンビがハマっている。・世界を相手にする力を手に入れた子供の暴走。・懐かしい楽曲が流れる、嬉しいサプライズ。(オススメ値の基準)★1つ…一度は見たい★2つ…良作だと思う★3つ…ぜひ人にオススメしたい★4つ…かなりオススメ!★5つ…人生の一本、殿堂入り〜オススメ対象外は月毎の「ざっと書き」にて紹介〈〈以下、ネタバレ注意!!〉〉《あらすじ》『3年前、千葉県沖に突如現れた未確認飛行物体は巨大な円盤「母艦」を生み出し、母艦は東京上空に停滞した。米軍の新型爆弾が投下されるも母艦は破壊されず、東京は甚大な被害を受けつつ、その後も新型爆弾によるA線と呼ばれる環境汚染を被るのだった。現代、女子高生の小山門出は親友の中川鳳蘭を始めとする仲良しグループと楽しく過ごしていた。同じグループ内の栗原キホは同級生に告白して付き合い始め、鳳蘭はキホの色恋沙汰に呆れていた。ある日、母艦から現れた小型船が市街地に落下。鳳蘭が野次馬として墜落現場に向かうと、近くの茂みから宇宙船の一部と見られる謎の部品を見つけて持ち帰ってしまう。一方、ロボット開発を行うS.E.S社が開発した迎撃兵器「歩仁」によって、政府は中型宇宙船の迎撃を決行する。鳳蘭たちがクリスマスパーティで改めて5人の絆を確認しあった夜、政府は迎撃を開始。中型飛行船は墜落して再び市街地に被害が及んだ。翌日、門出は朝のニュースでキホが墜落に巻き込まれて亡くなったことを知った。』〜地球がくそヤバい!〜《監督》黒田智之(「ぼくらのよあけ」)《脚本》吉田玲子(「映画「けいおん!」」「リズと青い鳥」「劇場 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」)《声の出演》幾田りら、あの、種崎敦美、島袋美由利、大木咲絵子、入野自由、内山昂輝、津田健次郎、諏訪部順一、坂泰斗、杉田智和、TARAKO、ほか【日常の上に横たわる非日常】はにゃにゃフワ〜〜浅野いにお原作の前後編アニメの前編。幾田りらとあのちゃんのキャスティングが最高である。今をときめくこの二人、エネルギーが爆発している。幾田りらは『竜とそばかすの姫』でも声優として、とても声の通った素晴らしい演技力を見せていたため期待していた。正直見る前は原作の門出のイメージと幾田りらの可愛らしい声質が自分の中では違っていたのだが、見ていくうちにどんどん門出役がハマっていった。特に門出の影の部分がよく出ている。少し歪んだ家庭環境からどこか世界に期待しないで生きていて、脱力感のある門出の声にぴったりだった。そしてなんといっても、あのちゃん。おんたんそのものではないか。早口でまくしたてるおんたんの圧倒的語彙力が見事に演じられている。普通の女の子とはちょっと違って独特なおんたんのキャラは、そもそもあのちゃんの世界観にも激ハマりなのだ。門出とおんたんたちは仲良し五人組の女子高生。毎日学校で昨晩夢中になってやっていたオンラインゲームの話に花を咲かせ、進路のことや恋のことを気楽に語り合う、ちょっとオタクないたって普通の女子高生である。ところが、彼女たちの平凡な日常は3年前に襲来したある一つの円盤の存在によって、"非日常"的空間となっている。3年前、突如現れた未確認飛行物体は東京の上空で浮遊したまま停止した。以来、東京に住む人々は円盤の下でいつもの日常を続けているのだ。通学路も、買い物帰りの商店街も、交差点も、3年前と変わらない風景なのに上を見上げれば大きな円盤がある。日常に溶け込んで今ではその悲劇は見えなくなってしまったが、3年前に米軍が飛行物体に向けて新型ミサイルを撃ち込んだ威力によって、街が吹き飛び、大勢の人々が亡くなっていた。8.31と言われた悲劇を経てなお、東京では未知の円盤の下で日常を過ごす人々がいるのだ。そんな危うさを抱えたまま東京で暮らす人々のことを、地方の人々は冷めた目で俯瞰していた。コロナの猛威の中でも日常が続けられていたように、未知の災厄を前にしても人は"生活"を続けていく。ただ、やはり何もなかった頃の"生活"とは違う部分もある。得体の知れない恐怖や不安が静かに横たわっているのだ。門出の母親は8.31の新型兵器によって広がってしまったA線という微量の汚染物質を過敏に気にかけており、家の中にいても今でもマスクとゴーグルを外せない。門出を連れて東京から出ようとしているのだが、門出はそんな母親に付いていけないと感じていた。父親も8.31のあの日以来帰ってくることはなく、"生活"は完全に変わってしまっていたのだ。仲良しのキホちゃんは、リア充に脱却して人並みに恋をしようと同級生に告白する。恋は見事に成就するのだが、付き合い始めた小比類巻君はネットの情報に左右され、政治家の嘘や円盤に対する過激な思想を高めていった。やがてキホちゃんとの時間よりも、ネットにはびこる偏った思想に捉われてしまい、怪しげで過激的な活動に手をつけ始めてしまう。同じく仲良し五人組の一人、亜衣ちゃんも実家が8.31で被災。今は両親は仮設住宅で暮らし、亜衣ちゃんと兄弟たちは東京の親戚の下で離れて暮らしているのだ。彼女たちが過ごす日常の上には、明らかに非日常が横たわっていて、それは紛れもなく彼女たちの日常に侵食していることが感じられる。この違和感。この歪さ。個人的にはたまらなく好きなSFの世界観である。実質的な被害も生まれている。円盤からの直接的な攻撃があるわけではないのだが、円盤が繰り出す偵察用と見られる幾つもの浮遊機に対して自衛隊や民間グループが攻撃。度々その攻撃に巻き込まれ、民間人が亡くなる事態も起こっていた。やがて、仲良し五人組の一人、キホちゃんも中型飛行物体の撃墜に巻き込まれて亡くなってしまうのだ。五人を襲う衝撃のニュースであった。昨日まで普通に喋って、普通にこれからも仲良く過ごそうと約束しあっていた。ところが翌朝、彼女はニュースで死亡者として報道されている。ニュースを知った門出たちは悲しみに暮れるが、いつものように遅刻して来たおんたんはまるでニュースのことなど知らないように天真爛漫に明るく登校していた。門出たちは困惑するのだが、門出がおんたんにキホの死を知らせようとした瞬間、おんたんはニュースのことを知っていることを打ち明ける。おんたんはおんたんなりに、悲しみを受け止め、キホがいた頃と何ら変わらないいつもの"日常"を続けようと、元気に振る舞っていただけだったのだ。友情ドラマとしても、とても美しいストーリーなので、キホの死を描いた展開は前章で最も切なく、悲しいシーンとなった。【普遍的で「絶対」な友情】「侵略者」が現れてから何かを変えて欲しいと願いながらも、心の底では何も変わらない日常を望んでいる門出という少女。彼女の複雑な心境は、過去の出来事と絡めて考えることで少しだけ理解できる。人間になりすました侵略者と出会ったおんたんは、侵略者の言葉によって記憶の中に眠っていた、もう一つの過去を思い出していた。かつて小学生の時の門出は影のある性格からクラスで「デーモン」といじめられていた。おんたんは今とは違い、そのいじめを止めることのできない物静かで内気な少女だったのだ。ある日、8.31よりもずっと前に偵察に来ていた一人の侵略者が浜辺で子供達にいじめられているところを助けた門出とおんたんだったが、侵略者の貸してくれた武器によって門出は次第に「悪人」をこらしめる粛清を始めていく。この辺りのフォーマットは劇中の人気漫画「イソべやん」がモデルにしている「ドラえもん」と同じであることに気付く。同級生にいじめられ、馬鹿にされていた門出はのび太と重なる。のび太がドラえもんに泣きついて秘密道具を借りるように、門出は侵略者から未知の道具を借りるのだ。だが、その強大な力をコントロールできない門出は本来の使い道を超えて、武器として使用していく。まさに、のび太が秘密道具を使って大失敗を重ねていくストーリーと同じではないか。「ドラえもん」ではまだ笑える展開に収まっているが、たとえ子供と言えども力を手に入れて暴走した場合、人を殺傷する能力を手に入れるかもしれないというのは、よりリアルな展開なのだ。始めのうちはおんたんを守るために使っていた武器だったが、やがて電車を脱線させる、汚職政治家を暗殺するなど、粛清がエスカレートしていく。門出の目は虚ろになり、心を失った門出は自分でもどれほどの悪事をしているのか気付いていなさそうなところがより怖い。小学生には背負いきれない罪の重さなのである。すべてはおんたんや他の愛する人たちを守るための殺人であると主張する門出と、闇堕ちしていく門出の暴走はあくまで自己満足でしかないことを突きつけるおんたん。二人は下校中、大喧嘩となり、おんたんは門出の行動を必死に止めようとする。しかし、おんたんの説得が門出のことを追い詰め、結果として門出は自殺を図ってしまったのだ。かつて門出がここで死んでいたのだとすれば、今の門出は存在しないはずだ。それに門出もおんたんも過去の出来事をすっかり忘れてしまっている。おそらくどこかで過去の出来事が歪められているのだろう。この過去の記憶は誰のものなのか。いつのものなのか。すべては後編で明らかになると思われる。一方、「侵略者」のこと。母艦に乗ってやって来た謎の宇宙人は「侵略者」と呼ばれているのだが、彼らは円盤を止めてから3年間地球に事実上なんの危害も与えていない。日照権の侵害ぐらいなのだ。8.31の事故もキホの死も、すべて人類側が仕掛けた攻撃によるもので、侵略者たちは現段階では何一つ「侵略」らしいことはしていないのである。彼らの身体は人類の幼児程度の大きさであり、特別に武装しているわけでもない。米軍は撃墜された飛行物体は直ちに回収し、自衛隊も街を封鎖して市街地に紛れ込んだ侵略者を徹底的に討伐している。決して対抗してくるわけではない侵略者たち。自衛隊が銃器を向けても震えて怯えている様子であり、仲間が撃ち殺されれば悲しんでいる様子も見られる。ただ異質な存在であるというだけで駆逐される宇宙人たちが描かれるのだ。かつて地球に飛来する宇宙人と言えば、地球侵略を目的にしているなど危害を加える存在であると認識していたが、実際は呆気ないほど非力だったのだ。しかし、その理由は過去編で小学生のおんたんと門出が侵略者の一人と邂逅した時に少しだけ明らかになる。彼らが地球に降り立った真の目的は今のところ不明だ。ただ、彼らの科学装置を使えばある程度の武力闘争はできるはずなのだ。透明になれるマントや、装着して空を飛べるプロペラ、距離の離れた物体に力を加える装置。まるで「イソべやん」のナイショ道具のように地球には存在しない科学技術ばかりである。ところが、彼らはそれを武力として使用しない。平和的かつ知的な生命体である侵略者たちは、人類をまるで原始的生物を観察するかのように俯瞰して眺めているに過ぎない。まるで人類を導く存在であるかのように…今回飛来した目的は現段階では明らかにはなっていないが、少なくとも彼らは武力という対抗手段は持ち合わせていなかった。高度な知的生命体であるがゆえに、そのような闘争は存在しなかったのかもしれない。だからこそ彼らよりも低次元に進化した人類は、自分たちの価値観では理解できない彼らの存在を「侵略」と呼称することで敵視し、無条件で駆逐しても良いものだという概念を刷り込ませたのだ。門出が世界を嫌うのも分かる。薄汚い政治家がはびこり、健気に生きる侵略者たちや弱き人間が損をする世界が小学生時代の門出には嫌になっていた。加えて同級生から謂れのないいじめを受けており、門出の復讐の矛先は世界にいる「悪い奴ら」に向いてしまったのだ。しかし、侵略者に対抗する人類の暴力のように武力による問題解決は悲しみを増やし、問題をややこしくするだけだった。門出が粛清を行なっていた頃も、門出は自分の中の正義によって暴力を働かせていたが、それは誰も望まない暴力に過ぎない。おんたんも決して望んでいなかったのだ。現在の門出にとっておんたんが「絶対」なのは、門出の心の底に眠る本物の"デーモン"としての悪意をおんたんが止めてくれているからなのかもしれない。いびつな家庭環境で育ち、世界を嫌い、日常が壊れていくことを望んでいる門出にとって、おんたんがいるからこそ彼女がストッパーとなって日常を続けていくことができているのだ。世界を嫌う門出がそれでも本心では日常を望むのは、おんたんがいてくれるからなのではないだろうか。あと、劇中で門出たちが愛読している「イソべやん」ののび太的ポジション、"デベ子"の声が先日亡くなられたTARAKOさんだった。事前情報で知らなかったので、聞き覚えのある声になんだかちょっと切なくなった。サプライズといえばもう一つ。劇中でおんたんと門出が空を飛んだ時に流れた曲が、どこか聞いたことのある曲。そう、浅野いにおが作詞したでんぱ組.incの楽曲「あした地球がこなごなになっても」のサビメロディだったのだ!懐かしい。デデデデの世界観にとてもハマっている名曲だった。欲を言えば、幾田りらとあのちゃんでカバーしてほしいぐらいである。(120分)

    第1499作目・『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』
  16. 以前ブログでも話しましたが、ここ数年テレビをであまり見なくなりました。特に連ドラはその時間に見られないということもありますが、以前と違って面白く感じられない。逆に面白そうな番組や映画は全て録画します。特番のスポーツ番組は除いて普段見るのはニュースくらいで、あとは時計代わりにテレビをつけている程度です。最近はYouTubeで好きな時に好きなものを見ることが圧倒的に多いです。それでもたまたま見たドラマにハマることもあります。今日はそんなドラマの話しを少し_「これは経費で落ちません」(多部未華子)「シェフは名探偵」(西島秀俊)「あたりのキッチン」(桜田ひより)などが面白かったかなあ~最近では「正直不動産」と放映中の「舟を編む」でしょうかNHKドラマ「正直不動産」◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ドラマ「正直不動産」シーズン1/22年4月~6月(全10話)シーズン2/24年1月~3月(全10話)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 登坂不動産の営業マン・永瀬財地(山下智久)は、嘘もいとわないやり手の営業マンで毎月好成績をあげていた。ある日、建設予定地にあった祠(ほこら)を壊してから全く嘘がつけない体になってしまう。わがままな顧客の要望、一癖も二癖もあるオーナーたち、次々に起こる不動産にまつわるトラブル、そしてライバル不動産会社としのぎを削る闘いに、嘘をつかない姿勢で立ち向かう不動産の営業マンの姿を描いた人情コメディ!<キャスト>/登坂不動産山下智久/永瀬財地福原遥/月下咲良市原隼人/桐山貴久(途中で退職)シソンヌ長谷川/大河真澄(部長)馬場徹/藤原結弦(課長代理)財津雄太郎/十影健人草刈正雄/登坂寿郎(社長)/ミネルヴァ不動産倉科カナ/花澤涼子伊藤あさひ/西岡将生高橋克典/鵤聖人(社長)ディーン・フジオカ/神木涼真(シーズン2)泉里香/榎本美波(光友銀行融資担当)五島百花/松田亜衣(光友銀行融資担当)松本若菜/愛原真耶(光友信用保証・幹部)湯江タケユキ/若松正(居酒屋大将)伊藤麻実子/若松直子(居酒屋女将)大地真央/マダム(大地主)山崎努/石田努(和菓子職人)▲山下智久/永瀬財地(登坂不動産)▲福原遥/月下咲良(登坂不動産)▲倉科カナ/花澤涼子(ミネルヴァ不動産)▲市原隼人/桐山貴久▲泉里香/榎本美波(光友銀行融資担当)▲大地真央/マダム(大地主)「正直不動産」は、もともとは大谷アキラ氏による漫画原作。2022年4月から6月まで山下智久の主演によりNHKでドラマ化され、2024年1月から3月までシーズン2が放映されました。本音しか話せなくなったことで営業は失敗続き、そして成績が落ちて収入も減り、タワマン暮らしからボロアパートへ引っ越すことに。しかし主人公の永瀬は正直営業を続けるうちに、大切なことに気付いていく・・「一生幸せでいたいなら、正直でいろ」たまたま題名に惹かれて見たのがハマって毎週録画して見てました。コーヒー片手に気軽に見れて45分の一話完結というのがちょうどいい!映画を見慣れているとこの時間が短く感じますが、逆にダレもなく飽きる間もなく完結するのですから。ドラマはなんと言ってもキャストで、山Pもいいけど倉科カナや泉里香らの周りのキャラが面白い。ちょっとした不動産屋さんの裏話しやあるある話しも興味深かったですね。山Pはどちらかというと無口でシュールなイメージでしたが、茶目っ気たっぷりでこのギャップが何とも言えません。毎回のゲストが少し弱い気もしますが、予定調和の安心感はあります主題歌 小田和正の「so far so good」 もいいです 「数字は嘘をつきません。ですが、嘘つきは数字を使うんです」嘘のつけない不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)とカスタマーファーストの月下咲良(福原遥)の名コンビにライバル花澤涼子(倉科カナ)に加え、新たなライバル神木(ディーン・フジオカ)が登場するシーズン2もパワーアップして見どころ満載です。ただ、神木の嫌がらせが狂気じみていて個人的にはシーズン1の方が面白いと感じましたが、相変わらず毎回のエピソードが楽しいですね。安定のレギュラー陣の中で推しがいるひとも多いのではないでしょうか。ちなみにわたしは光友銀行の榎本(泉里香)さんで、怒ると秋田弁でまくし立てるのが可愛いどの章か覚えてませんが、登坂不動産の事務所に貼ってあったスローガンが笑えます2月は「うるう年は、売ろう年」3月は「寒さにバイバイ、土地は売買」「正直不動産」もシーズン1、スペシャルドラマ、シーズン2と続きましたが、月下の成長や永瀬と榎本の恋の行方、ミネルヴァ不動産との競争などさらにパワーアップをしたシーズン3を期待したいですね

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    ドラマ「正直不動産」
  17. 行きつけのスナックへ
  18. こんにちは。今日で最後のメルボルン旅行記にしたいと思います。あれから一か月経ちますが本当に楽しい、久々の海外旅行でした。思い出せるうちに書かなくちゃね!最終日はばらまき土産を買うために再びマーケットへ向かいました。マーケット内もWI-FIが充実していたので別行動していても助かりました。(結局私はSIM無しで乗り切りました)その後は博物館に行ったかな~(もはや順番を忘れかけている・・)最終日のカフェ巡り、いや、この時はビールですね。前日見かけた駅のホームから見えたこちらです。右手が電車のホームになっている遊歩道みたいな感じのテラスっぽいお店です。入ってみるとこんな感じ駅のホームの反対側は川に面していましてそこでビールを飲めるとこれまた天国!一旦パッキングをしにホテルに帰り、またトラムに乗ってマリーナの方へここでもレガッタの練習をしているんだね日が暮れてきたのでメルボルンでの最後の晩餐へ街の中心地へ行きました。レストランで夕食食べるのもしかして初???(物価が高いからね~)雰囲気重視の照明だから薄暗くてあまり良い写真は撮れませんでしたがまあ、いいでしょう。ということでいよいよメルボルンの空港へ出発です。21時頃のバスで空港へ向かいました。さらばメルボルン・・・そしてシンガポール到着。ロビーでしっかりスマホの充電をしてましたが出発ゲートのある新しいターミナルへ向かったらなんだ!この綺麗さは。こっちで休憩&充電しておけばよかった旧正月の名残なの?ブランド物のお店とか素敵すぎ街角のラコステ画伯で印象深かった本物のラコステもあったしこちらはラコステ画伯の落書きタイムトンネルみたいなカメラ映えしたオブジェもあり空港も楽しかったです✨さてさて、シンガポールからのフライトは行きのぎっちぎちの席でのストレスを教訓に夫がエコでも最後尾の2人席を予約。お~、快適じゃ!CAさんもとてもフレンドリーで優しい💕他のお客さんがあまりお酒を飲まない方が多かったのかもしれませんが(宗教上なのかな?)私の夫はワインとシンガポールスリング、またはワイン2杯など何度も頼むと面倒という理由で食事の時は当然のごとく2杯ずつ頼んでいまして(私も食後のアイスクリームを大喜びのリアクションをしていたせいか、CAさんと結構仲良くなっちゃって)で、フライトの後半には何とワイン一本ボトルごといただいたりしてびっくり!写真ではもう飲みかけてるしそしてビジネスクラスからチーズなどの盛り合わせも持ってきてくれてすぐ後ろがギャレーだったのでお礼を言いに行くとまた盛り上がりみんなで記念撮影してお仕事に差し支えない程度にお喋りを楽しみました。シンガポールにもいつか行ってみたいかな。そうこうしているうちに気が付けばもう着陸時間も迫ってきまして、席について下を見下ろしながら旅も終わりです。メルボルン、楽しかったな~。さて、ちょっと番外編です。今回の旅で大活躍のトラム&Mykiカード無料ゾーンのトラム地図(2014年現在)https://www.ptv.vic.gov.au/assets/PTV-default-site/Maps-and-Timetables-PDFs/Maps/Network-maps/Free-Tram-Zone-Map-Map-2023.pdfこちらはかなり昔にオーストラリア旅行に行った時のトラム地図。この前の帰省の時に見つけた物ですが現在のフリーゾーンは北側、西側でかなり広がっていることがわかりました。高層ビル、トラム路線の拡大、そしてアジア系の人口の多さなど色々変化していることを感じた旅。でも何といっても今回の旅のメインはラグビーとカフェ巡り!そして自然や公園も。こちらもしっかり堪能できたし旅人に優しい街のおかげでいい思い出が出来ました、また行くことが出来たら嬉しいです。では今日はこの辺で。またお会いしましょう

    メルボルン旅行記 最終回 川や海、そして空を満喫です
  19. ■あらすじ●勝敏夫…新米探偵●宇内舞子…探偵所の所長●馬割宗児…社長の息子、営業部長●馬割朋浩…制作部長、宗児の従弟●馬割真棹…朋浩の妻●馬割鉄馬…老舗玩具店の現社長玩具業界の一大メーカー馬割一族。ある玩具の製作に失敗し、倒産寸前まで追い込まれている。現社長の息子で営業部長の宗児と、その従弟で制作部長の朋浩は、責任を擦り付け合い骨肉の争い。社長の鉄馬から、内部調査の依頼を受けた宇内経済探偵所・所長の宇内は新人ペーペー(今日履歴書を持ってきたばかり)の勝とともに内定に乗り出した。朋浩の車を尾行していたら車が火災炎上。妻の真棹はなんとか救出できたが、朋浩は全身火だるまになって、病院で息を引き取った。勝と舞子は馬割家の内情を探るが、そこにあったのはドロドロした人間関係。真棹は宗児に無理やり手籠めにされ、朋浩はそのことを知っていながら何も言えず、おまけに鉄馬までが魔棹に邪心を抱いていた。真棹、魔性の女ーそしてこの事件をきっかけに、馬割一族のものが次々殺害されていく。娘の香尾里は万華鏡を覗いてたらズドゥンされ眼を打ち抜かれシボンヌ。宗児は人形に仕込まれていた毒物でシボンヌ。鉄馬も常備薬の中に紛れ込んでいた毒物でシボンヌ。勝は、馬割一族の過去を探るため金沢に行き、一族には莫大な隠し財産があることを知ることに。隠し財産はきっとあの大きなお屋敷の中にある森…の中にある井戸…から出入りする洞窟のどこかにあるにちげぇねぇっぺ。真棹と勝は惹かれあうが(魔性の女の本領発揮)、二人の前に死んだと思ってた朋ちゃんが現れた。なんかするのかと思ったら勝手に自滅して、死んでしまいはった…エエッ生きていたけど死んじゃった(ややこしい)朋浩が犯人ってことになり、真棹は馬割一族を捨てて、海外に旅立つことに。でも、実はすべてを仕組んでいたのは真棹。勝はそのことを知りながら真棹を逃がしたのだ。真棹は新たな一歩を歩みだし、勝は見つけた隠し財産をちょっとくすねて、探偵事務所を辞め、自堕落な生活に逆戻りしたのだった。■おしまい乱れからくりAmazon(アマゾン)Amazon.co.jp: 乱れからくりを観る | Prime Video泡坂妻夫の日本推理作家協会賞受賞作の映画化作品。松田優作演じる私立探偵が、からくり人形で財を成した玩具メーカー社長一族に起こる連続殺人事件に挑み、事件の裏に潜む一族の謎とねじ屋敷の迷路の秘密を追う。今年2009年に没後20年を迎える名優・松田優作のふてぶてしく、コミカルな演技が見もの。 (C)1979 東宝www.amazon.co.jp■感想出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B000GYI0HU1979年に公開された映画。八墓村や犬神家と言った、おどろおどろしいサスペンスがブームになってた頃…の終わりくらいの作品なのかしらん。時代が昭和54年なので、不織布のマスクなんかある訳もなく、ちっこいガーゼマスク(懐かしのアベノマスク)をつけながら競輪場に行く松田優作さんが、かわいい。そして鼻をかんだティッシュは、ゴミ箱ではなくその辺にポイ。煙草も同じ。常時タバコ吸うてはる。モラル~、当時のモラル~。野際陽子さんの宇内舞子。この当時はこういうサバサバした姐御風口調で出来る女を醸し出してたのかしらねぇ。田中邦衛さんの刑事役も可愛かった。朋ちゃん、沖雅也。イケメソ。雅也イケメソ。宗ちゃん峰岸徹、味わいがあって可愛い。からくり人形ヲタク。でも下半身は制御不可能。真棹役の篠ひろ子さんが、なんとも清楚な魔性の女を演じてらして、素敵。実はこの映画、昔一回観てたはずなんですが、香尾里さんがお目ん玉ずどぉんされたシーンだけが記憶に残ってて他はすっかり忘れてました。当時はそのシーンすら怖くて直視できなかったのに。今観たらツッコミどころ満載映画だったわ。原作の隕石は何処へ…犯人はわかりやすいのですが、当時のミステリは犯人当てやどんでん返しより、ちょっと怖い系のサスペンス寄り映画の方がみんな喰いつきよかったんかな。音楽が大野さんなので、ほぼルパン。この映画のテーマは。当時の俳優さんは、スキッパーだったりラングイバーだったり。歯のことをあまり気にしていない!芸能人は歯が命、ちゃうかったんや。これ!カット割りなんかも非常にレトロでした。こんなタバコばっかり吸うてたからガンになったんかなぁなんて思ったり。(それくらいヘビースモーカー!)それだけが原因ちゃうやろうけど。ポチ↓にほんブログ村

    乱れからくり(ネタバレ)~松田優作と泡坂妻夫~
  20. 心にもないことを言ってしまいがちな宮田君。(・_・;)それもこれも、実は先輩が好きすぎて余裕がないからだと思うんだけど。(本人自覚不足よね(-_-;)先回の終わりに、先輩が実家に帰るようプレッシャーをかけられていることと、自分は先輩の妹のレナさんに「兄を愛しているんですよね?」ときかれ即答できなかったことで、つい「俺たちもう別れたほうがいいんですかね?」なんて気弱なことを言ってしまった。「そうだね、少し距離をおこうか」なんて、まさか先輩の口からきこうとは思ってもみなかった宮田。いつも愛される側の人は脇が甘いなあ。💦羨ましいぞ。(-_-;)まあ先輩が彼と別れようと思っているとは考えられないけど。岩永先生には、副編集長の仕事に専念してほしいから担当を代えて、なんて言う申し出を花籠とともに送られてるし。連絡が来ないし。むしろ仕事に集中できない宮田は、こらえきれずにもらった合鍵を持って岩永宅に突入するが、寂しくも留守だった。そこへ助手の白石君からのメール。しばらく休載にしてほしいという内容で、大学の研究室を訪ねた。白石君は、「先生と宮田さん、別れたんですよね?」と。焦って「先輩がそういったんですか?」ときくと、それは「図星ですか」とブラフだった。「まだ、別れたわけでは・・・。」歯切れが悪い。僕、先生の顔見てると気持ちがわかっちゃうんですよね。・・・俺には全くわからない。愛情が足りないんじゃないですか。先生は家庭の事情で山梨に帰られてます。・・・やっぱり。言わないでっていわれたんですけど、その顔が言って欲しいって言っているように思えて。・・・ほんとによくわかるんだな。羨ましいよ。先生が好きでずっと見てたから。でも今は、尊敬だけです。先生はあなたのことしか見ていないから。「ありがとう。」素直にそう言えた宮田。白石君もやっと諦めようと言う気持ちになったらしい。気の毒だけど。だって、好きだから好きな人の望むようにしてあげたいものね。さて、星澤の実家。立派な和風建築で、お庭も広い。名家だとわかる佇まい。お母さんと向き合って話す岩永(旧姓星澤)崇。あなたを養子に出したのは、悪かったと思ってる。でも、あのときは仕方がなかったの。どうしたらいいかわからなかった。結局お母さんは、世間体を選んだんだよ。僕が男性が好きだと言ってから明らかによそよそしくなって、そのことは絶対隠せと。それで僕は、本音をひた隠しにして生きる術を学びました。ある意味感謝してるんです。おかげで人に好かれている。でもいまさら家を継げだなんて。崇のいつも一歩引いた感じの、一見大人の余裕のようなふるまいは、感情のままに行動することにセーブをかけ続けていたから。(その割には宮田に対しては結構まっすぐだわね(^^))だけど崇のその話を聞くお母さんは辛そうだ。崇が別の部屋にいると、椙本が現れた(ずっと離れて親子のやりとりを見守っていたけど)。「この部屋に入るの何年振り?」「恭介さん。よくここで一緒に遊んだね」「とよこさんも大変なんでしょう、お父様が亡くなって、いっきに家業と家長とを任されて。厳しくしないとやっていけなかったんだろうな。」それはそうだろうね。「随分母の肩をもちますね」「だって、僕もここ(星澤)の人間だもん」「宮田君に賭けのことを教えたのは恭介さんですよね」14年前のあの日、家を出ようとしていた崇の前に現れた椙本。恭介さんにだけは言っておこうと思う、と駆け落ちのことを打ち明けたが、彼は、「宮田君、来るかな?」と謎めいたことを言う。「賭けをしようか。僕は彼が来るほうに賭けるよ、期待をこめて。」そんな賭け、受けなくてもいいと思うけど、崇は来ないほうに賭けた。そして宮田は来なかった。宮田君の気持ちを賭けでもてあそんだのは僕も同じ。来ないほうに賭けたのは、自分が傷つきたくなかったから。恭介さんがあの写真を送らなくても、僕たちはきっとうまくいかなかった。これでよかったんだ。そういう崇の目には諦観が漂っている。そのころ、宮田はふるさとに戻り、あの橋を渡っていた。何故あの時、写真のことを尋ねなかったのだろう。何故先輩のことを信じられなかったのだろう。岸辺には、昔先輩と腰かけて語り合った懐かしい場所があって、ありありと思い出される。「本当に一人になりたいとき、ここに来るんだ。」「いいんですか、そんな場所、教えちゃって?」「いいんだ」とほほ笑んだ先輩。いつもさらっとなんでもこなす先輩がここで一人で泣いているところを、一度だけ見たことがある。きっと誰にも弱いところを見せることができないんだ、今もきっとそうだ。と、宮田の携帯が鳴った。椙本からで、話したいことがあると言う。ちょうど今から先輩の実家を訪ねるところです。それは崇のことを思うならやめておいたほうがいいと思うよ。何故ですか?部外者だから?でも俺にも原因がありますよね。崇は君のことが好きだから、連れ戻されても養子に出されても君の名前は一切口に出さなかった。君を守りたかったんだよ。でももう俺も子供じゃないんで、行きます。それを聞いて安心した、と椙本。その口元に笑みが見える。先輩の気持ちは心にじんわり沁みるが、いつも自分一人で抱え込もうとするんだから、と、決意してつかつか歩いていく宮田。一方崇は、母に、自分で選んだ今の仕事が好きだし、愛する人がいるから家は継げないときっぱり告げていた。「愛する人って、まさか。」家の門のところで椙本が待ってくれていた。庭にまわって、今崇を呼んでくるからと言われたが、呼びとめた。「椙本さんは、先輩のことが好きだったんですか?」おお、よく訊いたぞ、宮田君。怖いから訊けない、ってこともあるよね(私無理かも(-_-;))「それ、今訊く?」「確かめておきたくて」。「そうだよ」と笑った椙本。でも、もともと親戚だし。今となっては本当に恋だったのかはわからない。写真のことは、すまなかった。崇は本気でかけおちするつもりだった。ずっと後悔してたと思うよ、宮田君を傷つけたこと。知らないけど。(^-^;いや君の気持ちはわかるよ。立派なお家だと、半地下に蔵もあるんだね。そこで書籍を見ていた崇のもとへ、宮田が現れた。「どうして!?」会いに来ました。・・母に見つかったら何を言われるか。覚悟してます、もっと早くに来るべきだった、お母様と話をさせてください。俺、もう部外者は嫌ですから。先輩、お願いします。宮田は、崇と並んで母の前に座り、きちんと挨拶をした。(「4月の東京は・・」での和真と蓮を思い出す(・_・;))今東京で仕事していて、偶然先輩と再会してから、仕事でもプライベートでもお付き合いしていること、14年前は衝動に任せて行動して、家族を引き裂くようなことになってすみませんでした、と。でも今は大人として責任をもってともにいることができるようになったと。当然お母さんの気は済まない。おかげでうちの家族がバラバラになったんです。崇は言う。お母さん、僕は宮田君と一緒にいたい。あなたが、この家から離れる自由をくれたんだ。これからは二人で生きていきます。お母さんは、二人の顔を見比べた。崇の表情がいいなあ、どんなことでも乗り越えられそうな愛を感じる。宮田は、まっすぐ真剣にお母さんを見つめ返す。「家を継ぐ気がないことも、あなたたちの気持ちもわかりました。好きになさい」門のところで、見送りに来た椙本に、またお母さんと話をしにきます、と崇。そのときは俺も横にいます、と宮田。微笑んだ椙本は、宮田の肩を叩いて、「崇をよろしく」と。前に「俺は崇の本当の幸せを・・・」と呟きかけた椙本だった。その続きは、「壊したのだろうか」だったのか、「かなえてやりたい」だったのか、「守りたかった」だったのか、いずれにせよ、椙本はどんな種類かはさておき崇が好きだし、宮田の事も認めてくれたようだ。良かった。あのときの岸辺で寝転がる二人。一人になりたかったときに来る場所が、二人だけの思い出の場所になった。「先輩」「うん?」「俺、ずっと先輩のそばにいますからね。愛してます」「何でもさらっとこなすかっこいい先輩が好きでした。でも、弱いところも、かっこ悪いところも、先輩の全部を見せてください。高校の時、いつもちょっと寂しそうな先輩を見て、この人のことを守ってあげたいと思ってた、あのころから好きだったんです。」と自分からキス。💋「ねえ宮田君、このままどこか遠くまで行っちゃおうか。」「東京に戻るだけですよね」「全くきみは・・・」という崇の肩によりかかる宮田。あまーい。(;´∀`)これが夕陽に浮かぶシルエットの美しいキス。永遠の愛を誓っているようだ。冬の日はとっぷりと暮れ、あの日駆け落ち未遂で崇がずっと待ちぼうけしていた駅に今は二人。「ついていきますよ、先輩。どこまでも」そう言い切る宮田の表情が美しい。今度こそ、二人一緒に列車に乗り込むことができるんだね。もうずっとこのまま、二人一緒の道行きを。やっと、やっと、宮田が自分の本心に気づいて確信して、大人としての責任をもって自ら発信していくことができた、それが最終回。ああ、長い迷いの道のりだった。(;´Д`)若い時は、経験不足からくる考えの足りなさに対して、熱情と衝動性が強すぎて、もし二人でかけおちしたとしてもうまくいかなかった可能性は高い。それによってお互いを好きという気持ちまで冷えてしまったら、悲しいことになっていただろう。でも、今運命ともいえる再会をして、再び確かめ合った愛は、やはり「二度目が上等」なんだろうね。もちろん「三度めはない」と思うけど。(^^;)(お母さん、養子に出してくれてありがとう?椙本さん、白石君もありがとう)このお話は、宮田が気づきを得て成長するお話だったのかな。対等じゃなきゃヤダ、って、でも君は寂しげな先輩のことを守ってあげたかったんでしょう?大丈夫だよ。そのときそのときで補い合えればいいんだよ。ロマンチストの先輩と、リアリストの宮田は良いコンビかも。(何よりビジュアルが眼福❤)(ついでにカラリングだけど、先輩はメインがブラウンで、色白の宮田君は白やアイボリーにブルーやオレンジの効かせ色がよかったかな。マフラーの巻き方も、それぞれ高校生の時と同じだったわね)いろいろと譲ってくれた人たちのためにも、お互いに助け合ってずっと仲良く幸せに暮らしていってほしいわね。(個人的感想は紫色にしました)

    恋二度 ついに第6回最終話