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    CADILLAC ESCALADE 新CM
  2. FNS歌謡祭 ジェジュンさん&SUGIZOさん GLAMOROUS SKY
  3. 首(2023 日本)監督/脚本/原作:北野武製作:夏野剛プロデューサー:福島聡司撮影:浜田毅美術:瀬下幸治衣装:黒澤和子編集:北野武、太田義則音楽:岩代太郎出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、勝村政信、寺島進、桐谷健太、浅野忠信、大森南朋、六平直政、大竹まこと、津田寛治、荒川良々、寛一郎、副島淳、小林薫、岸部一徳①首は飛ぶけど静かな映画戦国時代。天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)に対して反乱を起こした荒木村重(遠藤憲一)が逃亡。信長は跡目をちらつかせ、配下の武将たちに荒木討伐を命じます。明智光秀(西島秀俊)は密かに荒木をかくまい、羽柴秀吉(ビートたけし)は元忍びの芸人・曽呂利新左衛門(木村祐一)を使って明智の動向を探ります…。観終わっての素直な感想は「普通に面白かった」でした。ストーリーには引き込まれたし、信長をはじめイキイキ嬉しそうに演じる役者陣はみんな魅力的だし、合戦シーンは迫力あるし、秀吉&側近の3人衆はぐだぐだすればするほど笑えるし、戦国武将に衆道を絡めた切り口も面白いし、何よりテンポが良くてすごく観やすい。程よい意外性と程よいアドリブ感できれいにまとまっていて、楽しい時間を過ごせるよくできたエンタメ時代劇。……なのだけど、やっぱりどうしても「北野武の新作」なのでね。「普通に面白かった」だと、食い足りなさを感じてしまう。もう一段ぶっ飛んだ驚き、何かを逸脱する狂気のようなものを期待してしまう自分がいるんですよね。大河ドラマへのアンチテーゼを語っていた割には、時代劇の枠の中からは出ない。例えばタランティーノのように史実を捻じ曲げるとか、時代背景を無視するとか、アドリブの暴走でメタなお遊びに突入する…なんてことはしない。「枠は壊さない」のですよね。「時代劇をぶっ壊す!」というような威勢の良いことはしない。そういうことは、狙っていない。いっぱい首がすっ飛び、大量の血が流れる。加瀬信長は尾張弁で喚き散らすし、たけしはずーっといつもの調子で喋っている。でも、静かな映画でした。良い言い方をすれば、静謐である、クールである…と言える。上品、とも。悪い言い方をすれば、おとなしい。こじんまりと行儀良くまとまって、突き抜けたものがない。そういうふうなことを感じたのだけれど、でも決してネガティブな印象ばかりでもなくて。老成というか。今の年齢を重ねた北野武監督にしか撮れない映画になっていることは確かで、個性的な作品ではあると思う。…と、なんか感想を要約するのも困ってしまうような、そんな映画だったのでした。そこが凄い、とは言える。②狂ってるようで狂ってない人々加瀬亮の信長ははちゃめちゃで面白いのだけど、でも狂ってはいない…と感じます。明智や荒木への愛憎という形で、ちゃんと「理由」が作ってあるのでね。決して理由のないめちゃくちゃな行動をとってるわけじゃない。結構、理屈に基づいて行動している。みんなゲスでみんな狂人…のようなテイなのだけど、でも実はそこに狂気はなくて、その時その場の理に応じた論理でみんなが行動している。「首をとる」にしたって、この時代においてはそれが出世するためのルールなので。本能寺の変にしても、ただの野望や恨みではなく、信長の書状という形で具体的な理由が示されている。いちいちすべてに具体的な理由が用意されていて、とても丁寧なんですね。「狂ってやがる」というキャッチコピーが合ってるようには感じない。不思議と、狂気はない映画。結果的には、やってる行動は狂気に見えるのだけど。でも、考えてやってる。内面から勝手に湧き起こる衝動に流されて行動しているわけじゃなく、理詰めでやった行動が、結果的に狂気に見える。だからこそ怖い、という見方もできますね。ふと、昔のたけしのフライデー襲撃事件なんかを思い出しました。あれなんかもちゃんと理由に基づいた行動だった。映画の中でバイオレンスを描く時に、日常の感覚とは隔絶された「突発的な狂気」としてそれを描いてしまうことが多いのだけど(そしてたぶん、その方がケレン味が出るのだろうけれど)、本作ではそういう描き方はしていない。暴力も、殺人も、切腹も、首チョンパもみんな日常の延長にあって、何も特別なことじゃない。普段我々がごはん食べたり冗談言ったりするのとまったく同じ次元において、同じようななんらかのしょーもない理由に基づいて、人は暴力や殺人を行うことができる。これまでのたけし映画もそうだった…かな。日常の延長でヤクザを撃ち殺し、日常の延長で自分の頭を銃で撃ち抜く。狂気なんていう大それたものではなく、日常と変わらないつまんない理由で殺したり殺されたり死んだりしてしまう。…人間なんてそんなものだろう、という、恐ろしいまでのドライな視点を感じます。ファンタジーのように捉えがちな戦国時代、信長とか秀吉とかの歴史上の人物たちでさえ、それと同じであるということ。(ふと、たけしが戦争映画を撮ったらどうなるのかな…と思いました。「戦場の狂気に駆られた」という言い訳を一切許さない戦争映画は、さぞ怖いのでは…)③今の年齢の現在系だから本作の「突き抜けなさ」は、ある程度わざとだとは思うのです。ドラマチックになり過ぎないように、面白くなり過ぎないようにしてある。あっちこっちで「寸止め」してる感じ。普通にドラマチックで盛り上がる面白いエンタメなんて、いくらでも撮れちゃうだけに…なんでしょうけど。でもやっぱり、あんまり良くない中途半端に見えるところもある。たとえば衆道の描き方。明智と荒木の「濡れ場」を描くのだけど、でもそれは色っぽく撮りたいのか、それとも「気持ち悪!」という笑いにしたいのか、どちらともよくわからない。なんか雑に、そのまんま撮ってるだけ。遠藤憲一の時点で狙いは笑いだったと思うんだけど、でもこれを笑いにしちゃったら海外で公開できないしなあ…どうしよう…まあいいか別に何もしないで。そんなもんでいいよそんなもんで。…というような、雑な手練れみたいなものは、あちこちに感じてしまいました。その辺ではやっぱり、「体力のなさ」は見えてしまう。あんまり言いたくないけど。若い頃の作品とは違う。今の年齢の、おじいちゃんの北野武の作った作品にはなっていますね。当たり前のことだけど。本作は確実に「老人の視点の映画」ではあって。ただ、それは老いて丸くなっているだけという訳ではなくて。一方ではむしろ、シビアでドライな死生観が研ぎ澄まされている。人間なんてみんなバカで、歴史上も現代もバカなことばっかりやって、しょーもない理由で殺したり殺されたり、首をとったりとられたり、そんなモンなんだよどうせ…というような、ある種の諦観。乾いた笑い。そういう世界観は、むしろ突き詰められていた…ような気がします。たぶん。④「首」から見える死の恐怖との対峙北野武という作家は、ずーっと死を描いてきた人だと思うのです。「その男、凶暴につき」から始まって、基本どの映画でも死を主題として描いてきた。それは、死を恐れる気持ちの裏返しだったのかもしれない。「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ」って言ってましたね。その言葉をなぞるように、映画の中でたけしは何度も何度も死をシミュレートしてきた。ある時点から、死へのシリアスなこだわりは薄れていたような気がします。表面上はいっぱい人が死ぬ「アウトレイジ」なんかでは、もう死は楽しい見せ物みたいになっていて。エンタメの中の一つのパーツで、若い頃のシリアスな感情はそこにはもう見当たらなかった。でも、本作の原作小説が「首」で、映画も最初から最後までしつこく「首」を描いていたことを思うと、やはりたけしは今でも死というテーマにこだわり続けているのだなあ…と感じます。戦国時代における首というのは、死を可視化するものですね。その人物が本当に死んだことを証明するための物体。胴体から離れていることで、もう絶対に死んでいることをはっきりと示す。死んでいるのに物を言う。自分の死を声高に宣言する。それが首。戦国時代では首は戦に勝った証明であり、出世を約束するトロフィーなので、人々は必死で首を奪い合うことになります。なので、互いに騙し合い、隙あれば寝首をかき、泥の中でラグビーボールみたいに取り合いされる。立派な武将も首をちょん切られて、滑稽な姿を衆目に晒す。そうなってしまっては、偉い武将も一介の百姓も区別はつかない。みんな平等に、汚らしく腐って朽ちていくだけ。生きるも死ぬも大したこっちゃないよ。首になっちまったら、どんな奴だって同じだよ。…という諧謔的な視点。そうやって死を軽く滑稽なものとして扱うことで、「死の恐怖」に対峙している…のではないのかな。若い頃に描いていた死は、やはりどこか哲学というか、概念的なものだったのだろうけど。歳をとったからといって死が怖くなくなるわけでないし、むしろリアルな現実的な死を近くに感じるわけだから。だから最後たけしが首を蹴っ飛ばして終わるのは、これは死を蹴っ飛ばしてる。バカヤローお前なんかに負けねえぞコノヤロー、という。…わからないですけどね。そんな弱さはない人かもしれないけど。なんとなく、そんな意味合いでの「真剣味」も感じたのでした。⑤今だから見える景色というわけで、これは相当に個人的な映画だと思います。たけしが今更個人的じゃない映画を撮る意味なんて何もないので、当たり前ではありますが。でも、それをあんまり感じさせずに、普通に面白い映画として提示できるのがたけしの凄さだなあ。中村獅童や木村祐一のところのドラマとか、家康の影武者ネタとか、アマレス兄弟とか、いきなり空中戦を始める服部半蔵とか、光源坊とか、やっぱりめっぽう面白いので。何も考えず、エンタメとして消費する見方もできて、それで全然何の問題もない映画でもあります。役者たちはみんなたけしの映画ってだけで嬉しいので嬉々として演じていて、なんかその様子を見てるだけで幸せになっちゃうところはあります。たけし一人だけおじいちゃんで、滑舌もおじいちゃんのそれで、絵面はどうにもバランスが悪いのだけど。たけしがアドリブ的に場を支配していて、みんなが「殿」って言ってチヤホヤしているという状況にどうしてもなるのだけれど、でも現在の大御所が仕切るお笑い番組でよく見る「パワハラの構図」になっていないのは、さすがたけしだな…とちょっと思いました。優しいのだろうな。思えば、子供の頃からテレビでコメディアンのたけしを見てきて、俳優のたけしを見てきて、映画監督の北野武を見てきて。そんなたけしの新作映画を今観ることができて、それが肩の力の抜けた明るい娯楽作品であるというのは、それだけで幸せなことかもしれないなあ…なんてことも。若い頃のキレキレの作風を期待すると「何か違う」のだけど、年齢を重ねて見える風景はまた違うものなので。若い頃の自分の模倣をしていない、老いを隠していない、という点で、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」にも共通するものがあるかもしれない。どちらの新作も、「巨匠」っぽくはないんですよね。どちらもすごく素直に率直に、愚直なまでに、今の自分に見える景色を映画にしようとしている。…そんなことも感じました。どこまでも気のせいかもしれないですが。首 (角川文庫)Amazon(アマゾン)アウトレイジ [Blu-ray]Amazon(アマゾン)Dolls[ドールズ] [Blu-ray]Amazon(アマゾン)ソナチネ [Blu-ray]Amazon(アマゾン)

    「首」 狂っているようで狂っていない、今の年齢だから描く「首=死」との対峙。ネタバレあり
  4. 日本政府は米国に追従して、故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか?彼らの目的は何なのか?不安・恐怖を抱く人々は、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、良子がXかもしれないという疑いを払拭できないままに、笹にはやがて本当の恋心が芽生えていく。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感を持ちつつも、認知症の祖母の入所費用を稼ぐために飛ばし記事を書いた笹が、最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ…!本作については、映画そのものよりも、主人公二人と、川瀬陽太嶋田久作酒向芳こういった出演陣に惹かれて観に行った次第ですあと、バカリズムの嫌らしい副編集長ぶりも、なかなか良かった公式サイトには、「心から信じられる相手を見つけるのが難しい時代に届ける異色のミステリーロマンス。」とありますが、「ミステリーロマンス」にしては、今の日本の様々な社会問題を、観客にぶつけて来ます個人情報を漁り、公益性も怪しいのに監視・盗撮をする一民間企業の出版社は、個人事業主の契約ライターを馘首をちらつかせ、酷使する商売のためなら他人のプライバシーをあばき、飛ばし記事も平気で載せる週刊誌売れるとなったら、そこに群がるテレビ勝手に被害妄想や無駄な正義感を膨らませ、時に暴力的な差別意識で他人のプライバシーを消費する人々情報の消費者は、常に誰か叩ける相手を探して右往左往しているその他にも、政府はいつも米国に追従している、と言った愚痴が聞かれたり、在留外国人への日本人の無意識、無邪気な差別や、コンビニオーナーの疲弊している状況が描かれたりしています誰がXか、そんな謎解きと、実は心優しい人達だったXと、二つのロマンスの成就甘〜いラストシーンに心温まって席を立ちつつも、物足りなさに残念な気持ちで劇場を出る、そんな不思議な映画でした

    「隣人X 疑惑の彼女」
  5. なんか1か月あっという間だよな…フィンチャーの「ザ・キラー」目当てに、今回も1か月限定の予定で再加入したネットフリックスが、まもなく次回更新日を迎える。たぶん10日で終了になるのかな?今回は9月~10月に入ってた時よりも、ぜんぜん本数を稼げなかったよ。で、いつものように、終わりが近づくと、貧乏性の悪い癖で、慌てて数をこなそうとするんだよ…。そんなわけで、ネトフリ映画の「ザ・カンファレンス」を鑑賞…ご当地ゆるキャラの仮面を被った殺人鬼が、バンバン人を殺しまくる北欧スウェーデンのスラッシャーホラー…役者は知らない人ばっか。とある田舎町にショッピングモールが建設されることになり、自治体職員のメンバー男女9名が、起工式への参加を兼ねて、“ホリディ・ヴィレッジ”という宿泊施設で能力開発研修を行うことになった。メンバーの1人リーナは、とある事情で復職したばかりだったのだが…自分がいない間に、同僚のヨナスらが強引に推し進めたモール建設の裏に不正があるのではないかと疑い始めていた。やがてヨナスの不正の証拠を見つけたリーンは、直接、本人を問いただすのだが…その後、謎の殺人鬼に襲撃される!既に施設スタッフたちは殺人鬼の餌食になっており…。田舎町にショッピングモールが建設されることになるも、民の中には反対派もいる。研修旅行に参加している自治体職員の中でも、賛成派と反対派に別れていて…旅行中もしばし意見の対立が生じている。そんな中、仕事に復職したばかりの女性が、強引に建設を推し進める賛成派の不正を疑い、その証拠を見つける!その事実を当事者にぶつけて反応を見たりするんだけど…その直後に、ご当地のゆるキャラの仮面(研修参加者が用意したものを犯人が奪った!)を被った殺人鬼が現れ虐殺を始める。既に宿泊施設のスタッフは1人ずつ殺されていた…。惨劇が始まるまでが、ちょっと長め…最初は宿泊施設のスタッフが、1人、また1人と襲われていくんだけど、宿泊客である自治体職員たちは、ぜんぜん気づいていなかった。ようやく自治体職員の中で犠牲者が出たあたりから…テンポもよくなり、襲われ方もグロくて、バラエティに富んだものへとなっていく。当然、殺人鬼の動機にモール建設が絡んでいるのだろうけど、いったい正体は何者なのか?自治体職員の中で、殺人鬼と対面し、その場ではなんとか逃げ延びた者が…“もしかしたらアイツかも?”という推理を巡らせるんだけれども果たして正解なのか?全体的に、「13日の金曜日」チックでベタな感じはするけど…誰が生き残るのかな?なんて想像しながら見れば、普通に楽しめる。意外と、集団、複数人で行動している方が生存率は高いかな…こいつも生き残るのか?っていうのもあったし、油断してると、コイツは死んじゃうのかってのもある。なんとなく、死んで当然のヤツは、ちゃんとムゴイ死に方をしていたな…あの不正を働いて、主人公っぽい女性に見抜かれてたヤツとか、もっと早くくたばれよとか思ったけど、意外としぶとい。どっかで死ぬと思ったけど、まさか、ああいう死に方だとは想像してなかったな。自治体職員たちの研修中、これ見よがしに出てきたジップライン…絶対に、どこかで使われるだろうなと思ったけど、かなりホラー作品として、オイシイ見せ場が用意されていた。視聴者が想像できるくらいだから、劇中の殺人鬼も、そんなもん“お見通し”なのよねん(笑)あと起工式で使う予定の黄金のシャベルとかも、絶対に武器になるだろうなって思ったけど…なんか、お前が使うんかいって意外性はあった。“戦い”がすべて終わった後に…いちいち犠牲になった人たちの死体をもう1回、長々と見せるのだが…そこでも衝撃、いや笑撃をぶちかましてくれた。監督:パトリック・エークルンド出演:カティア・ウィンター アダム・ルンドゲレン エヴァ・メランデル バハール・パルス アメド・ボザン【サントラのデジタル配信はこちら】The Conference (Soundtrack from the Netflix Film)人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!

    ザ・カンファレンス(2023年)
  6. 今回は、「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」を観て参りました面白かった〜〜〜前作も面白かったですが、今回は関西が舞台ということで、私が住んでいる京都も出て来ますし、楽しみにしていました「日本埼玉化計画」に邁進しているはずの麻実麗(GACKT)や壇ノ浦百美(二階堂ふみ)ら、埼玉解放戦線のメンバーたち。そんな彼らがどうして関西へ向かうことになったかと言うと、埼玉に海を作るという壮大な計画のため、和歌山にあるとされるそれはそれは美しい砂浜、白浜の砂を持ち帰るためだった。しかし、航海の途中で船が難破し、メンバーは散り散りに。麻実麗は、滋賀解放戦線の桔梗魁(杏)に助けられ、大阪・京都・神戸に虐げられる滋賀の人々の戦いに巻き込まれて行く…。やっぱり、関西住みの者にとっては、前作よりも分かりみが深かったですね〜関西にも同じようにあった地域格差の上に君臨しているのが、大阪・京都・神戸・芦屋なんですが、大阪と京都は分かるにしても、兵庫が神戸市と芦屋市だけというのが笑えるし。そういう京都も、京都市だけだったような気もするけれど左から、大阪府知事(片岡愛之助)、神戸市長(藤原紀香)、京都市長(川崎麻世)。片岡愛之助さん・藤原紀香さん御夫婦が共演されてて、ビックリしました劇中でも夫婦役でしたが、神戸市長は京都市長と不倫関係でもあり、そこもまた面白くて我らが京都市長映画を観ている間、ずっと「これ誰」と思っていたのですが、記事を書くのに調べたら、川崎麻世さんでした最近、川崎麻世さんの出演作によく当たるなあ。本作を観たという職場の子は、「平和堂ネタで爆笑した」と言ってましたが、私には今一つピンと来ず私が爆笑したのは、やっぱりこれかなははは、私も山科のこと「山科県」とか言ってたわせやけど、元は山科も、由緒ある東山区の一部やったんどすえ。そうそう、私の映画記事「観たい映画の覚え書き」で本作を紹介した時に、「滋賀が生んだスター・西川貴教は出るのか」と書いていたのですが、やっぱり出ましたそして、出るならあそこしかないと思ってましたご当地有名人対決T.M.Revolutionこと、消臭力の人他の地域の有名人が誰だったかは観てのお楽しみですが、京都はちょっとあれ、奇をてらいすぎたというか、外しすぎたんじゃないもっと他におったやろうまあでも、面白かったです関西弁もちゃんと喋れる人ばかりだったし、何より「道頓堀」の発音が正しかった片岡愛之助さん、素晴らしかった今回、二階堂ふみさん演じる百美の出番が少なくて残念でしたが、代わりにGACKTさん扮する麗と行動を共にする新キャラ、桔梗役の杏さんも良かったですしねあと、本作はエンドロールまでしっかり楽しんで帰って下さいはなわさんが歌う映像のところで早々に帰ってしまってはダメ、絶対その後、ミルクボーイさんの漫才が始まりますからこれを言っちゃあ身も蓋もないのですが、ミルクボーイさんの漫才は、映画本編よりも面白かったです(内緒ね!)もちろん本編も面白かったけど、さすがミルクボーイさん、圧巻で御座いましたはなわさんの歌で席を立って通路を歩き始めた人が、ミルクボーイさんの漫才が始まった途端、近くの空いてる席に座り直してましたからねこれはホント、最後まで観る価値ありますよkagamiko的評価★★★★☆(4点)

    翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜
  7. 『怪物の木こり』2023,三池崇史『首』同様、評しづらい作品です。正直凡作。『新・仁義の墓場』や『愛と誠』や『一命』の畳み込みかけるようなシャープな映像は影を潜めておりました。多分劇場で三池を観たのはこれが初めての体験なのに全くゾクゾクしないのです。少なくとも私の身体に影響を与えるような「映画のチカラ」は皆無と言ってもいいと思います。サスペンスホラーものの定番なのでしょうが、説話構造的にも終盤2回のどんでん返し的な「秘密の告白」もなんの意外性もない予定調和に収斂していったと思います。今回のレヴュウのために改めて三池のフィルモグラフィを確認しました。思わず驚嘆の溜息がでます。すごい!映画だけでも題材の「雑食的」な取り留めのなさ(笑)。加えてVシネ、舞台、テレビ、アニメーション…。実に貪欲に隣接ジャンルに手を出しています(笑)。ホントすげーなあ。ほとんどノンポリシー、作家性だの、作家主義だの、クソ喰らえ!ノンポリこそがポリシーなんだと言わんばかりの鵺のような作家性(笑笑)。こりゃあ、平成令和のマキノ雅弘と言えないこともないのでは。マキノも三池もコンプリートには程遠い私としては、ほとんど諦めに近い軽い溜息と共に「いつかは」という捨て台詞を残して今日も先送りしてしまうのでした。予告編映画『怪物の木こり』本予告 2023年12月1日(金)公開“サイコパスVS連続殺人鬼”超刺激サスペンス映画化!「このミス大賞」受賞作×亀梨和也×菜々緒×吉岡里帆×三池崇史監督連続殺人の次の標的は、犯人よりもヤバい奴!?—殺るのは俺か、犯人か。驚愕の結末まで、この狂気は止まらない!!絵本『怪物の木こり』の怪物の仮面を被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件。次のターゲットに...youtu.be作品データ※以下出典根拠映画ドットコム監督/三池崇史原作/倉井眉介脚本/小岩井宏悦製作/高橋雅美、勝股英夫、中村浩子、竹澤浩、滝沢昌志、陳金歓、藤倉尚、奥野敏聡、芦田拓真、牧田英之、渡辺章仁、五十嵐淳之、梅景匡之エグゼクティブプロデューサー/小岩井宏悦プロデューサー/坂美佐子、前田茂司撮影/北信康照明/柴田雄大録音/中村淳美術/坂本朗装飾/谷田サチヲ、伊藤実穂小道具/谷田サチヲ、伊藤実穂キャラクタースーパーバイザー/前田勇弥ヘアメイクディレクター/酒井啓介特殊造形/百武朋メイク/百武朋VFXスーパーバイザー/太田垣香織編集/相良直一郎音楽スーパーバイザー/杉田寿宏スーパーバイジングサウンドエディター/勝俣まさとし音楽/遠藤浩二主題歌/SEKAI NO OWARI助監督/谷口正行キャスティングプロデューサー/杉野剛スタントコーディネーター/辻井啓伺ラインプロデューサー/今井朝幸、善田真也画コンテ/相馬宏充サイコパス監修/中野信子劇中絵本・絵/松本弘キャスト/亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童製作年/2023年製作国/日本配給/ワーナー・ブラザース映画上映時間/118分解説2019年・第17回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した倉井眉介による小説を、亀梨和也の主演、鬼才・三池崇史監督のメガホンで映画化したサイコスリラー。「怪物の木こり」という絵本に出てくる怪物の仮面を被った犯人が斧で相手の頭を割り、脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件が発生。犯人は次のターゲットに弁護士の二宮彰を定めた。しかし二宮の本性は、犯人をも上回るほどの冷血非情なサイコパスだった。犯人はなぜ脳を奪い、なぜ二宮を標的にしたのか。事件の捜査が進められるなかで、警視庁の天才プロファイラー・戸城、二宮の婚約者の映美、二宮の協力者で自身もまたサイコパスの外科医・杉谷、そして過去の殺人事件の容疑者・剣持ら、さまざまな人物の思惑が複雑に絡み合い、事態は次第に混迷していく。連続殺人鬼に狙われる弁護士で目的のためには殺人もいとわないサイコパスでもある主人公・二宮彰を亀梨が演じるほか、事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役を菜々緒、二宮の婚約者の荷見映美役を吉岡里帆がそれぞれ務める。そのほかの共演に川清彦、染谷将太、中村獅童ら。関連商品

    三池崇史の鵺性『怪物の木こり』
  8. リドリー・スコット監督、ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カービー、タハール・ラヒム、ベン・マイルズ、マーク・ボナー、リュディヴィーヌ・サニエ、ルパート・エヴェレット、ユーセフ・カーコアほか出演の『ナポレオン』。PG12。 18世紀末、革命の混乱に揺れるフランス。若き軍人ナポレオン・ボナパルト(ホアキン・フェニックス)は目覚ましい活躍を見せ、軍の総司令官に任命される。ナポレオンは夫を亡くした女性ジョゼフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)と恋に落ち結婚するが、ナポレオンの溺愛ぶりとは裏腹に奔放なジョゼフィーヌは他の男とも関係を持ち、いつしか夫婦関係は奇妙にねじ曲がっていく。その一方で英雄としてのナポレオンは快進撃を続け、クーデターを成功させて第一統領に就任、そしてついにフランス帝国の皇帝にまで上り詰める。政治家・軍人のトップに立ったナポレオンと、皇后となり優雅な生活を送るジョゼフィーヌだったが、2人の心は満たされないままだった。やがてナポレオンは戦争にのめり込み、凄惨な侵略と征服を繰り返すようになる。(映画.comより転載)ネタバレ注意です。前作『ハウス・オブ・グッチ』の公開時には『Kitbag』というタイトルで報じられていた次回作は『ナポレオン』と改題されて完成。まぁ、『キットバッグ』と言われてもなんのことだかわからないし、意味を教えられてもピンとこなかったので、『ナポレオン』にして正解だったと思いますが。ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌ役はもともとは前々作『最後の決闘裁判』で重要な役を演じたジョディ・カマーが務めるはずだったのが、コロナ禍で撮影が遅れたためにスケジュールが合わずに降板してヴァネッサ・カービーに交代。 ジョディ・カマーでも観てみたかったですが、代役とはいえ、ヴァネッサ・カービーもぴったりの配役だったと思います。ちょい悪女っぽい役柄でどんどん顔が売れてきた人だから。今年は『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』にも出てましたし、旬の俳優さんだなぁ、って。それにしても、今更ながらリドリー・スコットの映画を撮るスピードはスゴいですよね。前述の2作品と今回の最新作を続けて1年に1本のペースで公開している(『最後~』と『ハウス~』はいずれも21年作品)。コロナ禍で公開や新作の撮影が遅れても、全然そうは見えない。そんな80代の半ばにして仕事の速さにもエグめの描写にも手を緩める気がまったくないリドリー・スコットがかつて『グラディエーター』(2000年作品。日本公開2001年)で一緒に仕事をしたホアキン・フェニックスを主演に迎えて撮ったこの最新作、そりゃ観ないわけにはいかないだろう。ちょうど「午前十時の映画祭」で『ブラック・レイン』を観たばかりだし、もう今年の最後はリドリー・スコットで〆るぜ、みたいな感じで(いや、まだ他の映画も観ますが)。で、期待満々で観たんですが。予告篇だと、自分を古代ローマ皇帝・シーザーと並ぶ偉大な軍人、そして支配者と考えるナポレオンと、そんな彼に『氷の微笑』…じゃなくて昔TVの深夜番組でおねえさんがやってたようにお股をちょっと広げて「私があなたを作る」と告げる妻、というのが、もうイケイケドンドンな雰囲気満載で、全篇アッパーな映画を想像していたんですが、そして前半はまさにそんな感じで映画は進んでいくのだけれど、現実の歴史を知ってればナポレオンがその後どうなったのかは想像できるし、だから世間で前半の評価と後半のそれとがかなり差があるのもよくわかる。マリー・アントワネットのギロチンでの斬首をしっかり彼女の斬り落とされた生首まで見せるポール・ヴァーホーヴェンちっくな冒頭や砲弾を食らって身体が破裂する馬、ピストルを使って自殺を図ったロベスピエールの頬の傷に指を差し入れる場面、王党派のデモに向かって大砲を放って人体が吹き飛ぶさまなど、前半はなかなか飛ばしまくる。この勢いで最後までいってれば最高だったかもしれませんが、でも鑑賞後の印象は「上映時間158分の総集篇」というものだった。どうやら4時間半の長尺版があるのだそうで、監督はそちらの公開も希望しているらしいですが、それはそうだろうな、と思う。この規模の映画を──ナポレオンとジョゼフィーヌの出会いからセントヘレナでの彼の死まで──2時間40分に収めようとしたらダイジェストになってしまうのは当然で(4時間半ヴァージョンではナポレオンと出会う前のジョゼフィーヌが描かれているそうだが)。最初は大尉だったのが、マッハで少将から将軍へ。なぜ彼がエジプトに遠征していたのかもちゃんと説明されないので(4時間半ヴァージョンにはあるのかもしれないが)、その理由も事前か鑑賞後に確認しておいた方がいい。ジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画「皇帝ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」そっくりな場面もある。『グラディエーター』で病的なローマ皇帝を演じたホアキン・フェニックスが、今度は自ら皇帝を僭称する男を演じる皮肉。ナポレオンはヒトラーの憧れの存在でもあったあと、フランスが舞台なのにナポレオンをはじめ、フランス人もロシア人もドイツ人も全員が英語を喋るので、観てると時々誰がどこの国の人なのか区別がつかなくなる時があったし、登場人物たちが話す言語にはこだわってほしかったなぁ(『最後の決闘裁判』でもフランス人が思いっきり英語喋ってたから、リドリー・スコットにそれを期待してはいけないのだろうけれど)。そうすることで、互いに別の国の人間であることが台詞を耳で聞くだけでもよくわかるから。劇中でいちいち通訳を介するのが面倒だったのかもしれないけれど、実際にはそうやって異なる言語で彼らはやりとりをしていたんだし。イギリス人であるリドリー・スコットがフランス人のナポレオンを主人公にして、彼がイギリスと戦うのを描くという、なんとも不思議な映画なんだけど、劇中でナポレオンにイギリスをぶっ叩かせながらもどこかで彼を圧倒する相手として見せているところに何か屈折したものを感じる。だって、結局はナポレオンはイギリスをはじめとする対仏大同盟に敗れるんだから。しかもこういうタイプの映画によくあるように、時間を前後させたり回想を挟んだりせずに時間の流れ通りに繋いでいるのでいささか単調ではあったし、「私がいなければ、あなたは何もできない」と豪語していたジョゼフィーヌは子どもができないことでプレッシャーをかけられ続けた挙げ句に離婚させられて、やがて病いで亡くなる。ナポレオンの方も、劇的な最期を遂げるわけでもなく、定説に従ってセントヘレナ島であっけなく死ぬんで尻すぼみ感がハンパないんですよね。カタルシスがない。大勢の登場人物が出てくるけど、どうしてもそれぞれの描写が限られることもあって1つの「物語」としての満足感が得にくいんです。いやぁ、これだったら思い切って最初から4時間半の方を上映してほしかった。難しいでしょうけど。スコセッシの3時間半の映画だって大変だったんだろうから、さらに1時間長い映画じゃなおさら。ほんとは間にもっといろんなエピソードがあったんだろうけど、どうやらこの158分版ではジョゼフィーヌとの関係に絞ったということなので、そりゃ映画がブツ切れ気味にもなるよなぁ。158分あるのに、ジョゼフィーヌがあっという間に死んでしまったような印象。“悪女”と呼べるほどでもなく、ナポレオンを振り回すというほどでもなく。ナポレオンが彼女に挑むのに、毎回バックからなのが微妙に可笑しかったんだが。必死に腰を振って息も絶えだえのナポレオンに対する、ジョゼフィーヌ役のヴァネッサ・カービーの事務的な表情に笑う。いかにもな悪女のようにナポレオンを誘ったり、夫が遠征中に他に男を作ってナポレオンの逆鱗に触れると涙を流して彼に許しを乞うが、そのあとにはまったく逆の態度でサディスティックに接する。ある種の共依存みたいな関係だったのかもしれない。男同士のマウント大会の愚かさを描いた『最後の決闘裁判』(『ハウス・オブ・グッチ』も同様の題材を扱っていた、とは言えるかも。権力を手にした者の映画だったから)のあとに、今度は「お世継ぎ」の話というのがまた^_^;日本の大河ドラマなんかでも感じるんだけど、「世継ぎ」とかなんの価値があるんだろうと思う。だって、ここでの世継ぎ云々というのは、一般の夫婦だとかカップルが子どもを欲しがるのとは違うから。世の中には望み通りに赤ちゃんを授かる人もいればそうでない人々もいる。そこでいろいろと試みる人たちも。それは個人的なことだから別に不思議ではないけれど、権力者の場合はそういう個人的な事情や想い以上に支配体制を維持していくために「血統」というお墨付きが必要とされる。王とか皇帝などは「血が繋がっていること」それ自体を過剰に重視する。でも、僕はそんなの滑稽なことに感じる。これが事業や伝統などの継承ならば、血が繋がっていようがいまいが関係なく才能がある者を選んで後継者にすればいい。しかし、権力者は「自分の血」にこだわる。また、その支配者、権力者を支持する者たちもまた同様に「お世継ぎ」をありがたがる。日本だって例外じゃありませんよね。いまだにそういう意識が強い者が多い。古臭い価値観に凝り固まった大河ドラマに慣れまくって、頭の中が江戸時代や戦国時代あたりで止まってる。僕はそれってとても有害なことだと思う。この映画でリドリー・スコットが何を訴えようとしたのかはわかりませんが、現代の世の中に照らし合わせて観れば、僕には権力の維持のために自分の子どもを作ろうとすることのバカさ加減を皮肉っているのだと感じられました。今の日本の政界なんかもそうだし、けっして大昔の話じゃないですから。流刑にされたセントヘレナで、遊んでいる少女たちに「モスクワの街を焼き払ったのは自分」と嘘をついたナポレオンは、彼女たちにそれをいとも簡単に見破られて「そんなの常識よ」と言われてしまう。愛していたはずのジョゼフィーヌとの結婚を「なかったこと」にして別の妻を娶ってまで産ませた子ども(のちのナポレオン2世)は21歳の若さで病死し、ナポレオンの血筋は途絶えた。なんというバカバカしさ。無意味さ。それでも、彼も妻の名も、その息子の名前も歴史に残っているのだから、ナポレオンは満足だろうか。彼らの足もとには、戦場で死んだ兵士たちの無数の屍が横たわっているのだが。離婚の手続きも、皇帝であってもいちいち書類にサインして記録を残すところが面白い。重要な記録を破棄したり歴史を改竄するような国はろくなものではないですもんね。アベル・ガンス監督によるサイレント映画『ナポレオン』(1927) は有名だし(ワーテルローの戦いを描いたソ連映画もありましたな。観てないけど)、僕も部分的には観たことがあるけれど、スタンリー・キューブリックが企画しながら果たせなかったナポレオンの映画をリドリー・スコットが2023年にこういう形で映画化したということの意味を考える。いわゆる「ナポレオン戦争」で命を失った兵士の数は300万人、と映画の最後に字幕で告げられる(ちなみに310万人以上の日本人が太平洋戦争で亡くなっています)。「余の辞書に不可能の文字はない」という有名な言葉はこの映画には出てきませんが、そういう英雄譚ではないんですよね。勇ましく死ぬことさえできなかった男の話。だから、尻すぼみに終わるのも致し方ないのかもしれない。関連記事『ジョーカー』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』ナポレオン [DVD]Amazon(アマゾン)ワーテルロー(スペシャル・プライス) [DVD]Amazon(アマゾン)↑もう一つのブログでも映画の感想等を書いています♪ 

    『ナポレオン』
  9. 来る12月14日は、マーナ・ロイの没後30周年です。(1905年8月2日生誕 - 1993年12月14日死没)それを記念して、彼女の作品を紹介いたします。■マーナ・ロイ / Myrna Loy 1905年8月2日アメリカ/モンタナ州生まれ 父は州議会の議員も務めた牧場主。 1918年 ロサンゼルス近郊に移住。ダンスの特技を生かし、ダンス教師として自活。 1923年 『十誡』のアトラクションで踊る。 ルドルフ・ヴァレンティノがテストを受けさせたことで、1925年 『美人帝国』でデビュー。 ワーナーと契約し、芸名をマーナ・ロイとした。 エキゾチックな妖婦役が専門であったが、1931年『人類の戦士』以降はやさしい女性役が多くなる。 フォックス社に1年間在籍したのち、1933年にMGM社と契約。 『男の世界』『影なき男』『巨星ジークフェルド』で絶頂に。 『我等の生涯の最良の年』(1946)で人気再燃。 1950年代末から舞台へと進出。『我等の生涯の最良の年』(1946)監督 ウィリアム・ワイラー共演 フレドリック・マーチ、テレサ・ライト、ダナ・アンドリュース、ヴァージニア・メイヨ撮影 グレッグ・トーランド製作 サミュエル・ゴールドウィン・プロ【あらすじ】それぞれに階級も軍暦も違う三人の復員兵が同じ故郷の町に帰ってくる。アルは昔通り、銀行の要職に迎えられるが、今度は退役者相手の融資担当で色々と悩みも多い。フレッドは軍務の他ついたことがなく、再就職がなかなか困難で、出征前に結婚したばかりの妻は家出してナイトクラブで働いていた。若い水兵ホーマーは戦傷で両腕を失くし、鉤のついた鉄の義手をはめて、恋人や周囲にコンプレックスを持つ。やがて、フレッドはアル夫妻の娘と恋仲になり、妻と離婚を決め、百貨店で働く…■マーナ・ロイは、1991年に86歳のときに、オスカーの特別賞を受賞しています。オスカーの特別賞は、ディズニー、キートンなど本当に映画に貢献した映画人に与えられます。(近年では名誉賞、ガバナーズ章と呼ばれます)女優では、ガルボが1954年に、リリアン・ギッシュが1970年に、メアリー・ピックフォードが1975年に、バーバラ・スタンウィックが1981年に、ソフィア・ローレンが1990年に受賞しています。マーナ・ロイが1991年に受賞したのちは、デボラ・カー(1993)、ローレン・バコール(2009)等々が続きます。それほどまでに、重要な賞をマーナ・ロイは受賞しており、アメリカ映画にとって重要な女優なのです。■アカデミー賞作品賞を受賞したこの『我等の生涯の最良の年』で、マーナ・ロイは「完璧な妻」の役を演じて、41歳に再ブレイクを果たし、アメリカでは「パーフェクト・ワイフ」と呼ばれることになります。確かにここでのマーナ・ロイは、復員兵を温かく迎え入れる貞淑な妻を、見事に演じています。その丸みのある顔立ちと、美しい曲線を描く眉と、潤みがちな瞳は、人が戦争映画の果てに見出したい女性のイメージそのものです。(同時期のMGMの女優グリア・ガースンを思い出します)■とはいえ、彼女のキャリアはアカデミー賞特別賞をもらうほどの長く、1920年代から70年代までの長い幅があります。(ドヌーヴの初のハリウッド映画『幸せはパリで』にも出演しています)追って、他の作品も紹介いたします。けれどマーナの映画のスタートは完璧なる奥様タイプどころかエキゾチック・オリエンタル・タイプ。私はそのマーナをこそ愛したのであった。南海の王宮内のどれい女、マーナはショウ・ガールの舞台姿を楽しませたものだった。実は彼女、最初は舞踏家として舞台に立ったのだ。(淀川長治)なお、Amazonプライムで無料で視聴可能です。https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07QDBYJSF/ref=atv_dp_share_cu_r#エレガンス#映画女優#女優志願#女優志望#女優好きな人と繋がりたい#クラシック映画#最も偉大な女優#cinemaclassic#classicmovies#vintagemovie#hollywoodlegend#oldhollywood#vintagehollywood#classichollywood#goldenageofhollywood#actress#elegance#マーナロイ#MyrnaLoy

    ハリウッドの「完璧な妻」 --- マーナ・ロイ『我等の生涯の最良の年』
  10. 【タイトル】007/ドクター・ノオ(旧題:007は殺しの番号/原題:Dr.No)【概要】1962年のイギリス/アメリカ合作映画上映時間は110分【あらすじ】イギリス諜報員のジェームズ・ボンドは、CIAのフェリックス・ライターの力を借りてアメリカの宇宙開発を妨害するドクター・ノオを探し始める。【スタッフ】監督はテレンス・ヤング音楽はモンティ・ノーマン撮影はテッド・ムーア【キャスト】ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)ウルスラ・アンドレス(ハニー・ライダー)ジョセフ・ワイズマン(ドクター・ノオ)ジャック・ロード(フェリックス・ライター)バーナード・リー(M)ロイス・マクスウェル(マネーペニー)【感想】イアン・フレミングによる人気小説の映画化。当初は「サンダーボール作戦」を1作目に検討していたが権利の関係で「ドクター・ノオ」が1作目を飾った。長らく続く人気シリーズの記念すべき1作目。改めて振り返ると、これほど地味だったかという思いと同時に全く変わっていないなと思わせる要素もたくさんある。まず、モンティ・ノーマンによるテーマ音楽はこの記念すべき1作目の時点で完璧にはまっている。ただ、オープニングのボンドによるガンバレルの描写については、ボンドが左を向く時にジャンプしてしまっているので銃を撃つ手がブレブレである。これでは凄腕の英国諜報員にはちょっと見えない。そして、当時としても低予算の100万ドルで製作されたことや、怪しげな博士ドクター・ノオとその研究所の描かれ方がややB級SF映画に見えなくもない。ボンドが妨害するために一生懸命装置を弄れば弄るほどコントに見えてくる。タイトルにもなっているドクター・ノオは終盤になってようやく登場するも胡散臭い人間で世界の危機に陥れようという緊張感はかけらもない。この辺りは低予算故にやむなしか。ジャマイカに舞台を移してからはスパイ映画っぽい雰囲気は辛うじて出せている。ただ、探している敵はすぐに見つかりそうなほどに小さな世界で話が展開しているように見える。キャスティングについてはショーン・コネリーで成功だったのは1作目だけ見てもわかる。彼なら涼しい顔して事態を収拾してくれそうという雰囲気とユーモアを感じることができる。また、初代ボンドガールになったウルスラ・アンドレスはやはり浜辺に海から上がってくるシーンが印象的である(何度も流される場面であることも影響しているだろうが)。ただ、それ以外の場面ではさっぱりな印象だった。15年ぶりくらいに再見したが、後にビッグバジェットの大人気シリーズになっていったことを考えると、この1作目が割と地味で大人しめなのは驚きではある。また、そういった相対的な評価にもなってしまうためか、どうもこの作品を今後の映画人生で何度も見直そうとは思わなかった。【関連作品】「007/ドクター・ノオ(1962)」…シリーズ1作目「007/ロシアより愛をこめて(1963)」…シリーズ2作目「007/ゴールドフィンガー(1964)」…シリーズ3作目「007/サンダーボール作戦(1965)」…シリーズ4作目「007は二度死ぬ(1967)」…シリーズ5作目「女王陛下の007(1969)」…シリーズ6作目「007/ダイヤモンドは永遠に(1971)」…シリーズ7作目「007/死ぬのは奴らだ(1973)」…シリーズ8作目「007/黄金銃を持つ男(1974)」…シリーズ9作目「007/私を愛したスパイ(1977)」…シリーズ10作目「007/ムーンレイカー(1979)」…シリーズ11作目「007/ユア・アイズ・オンリー(1981)」…シリーズ12作目「007/オクトパシー(1983)」…シリーズ13作目「007/美しき獲物たち(1985)」…シリーズ14作目「007/リビング・デイライツ(1987)」…シリーズ15作目「007/消されたライセンス(1989)」…シリーズ16作目「007/ゴールデン・アイ(1995)」…シリーズ17作目「007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)」…シリーズ18作目「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)」…シリーズ19作目「007/ダイ・アナザー・デイ(2002)」…シリーズ20作目「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」…シリーズ21作目「007/慰めの報酬(2008)」…シリーズ22作目「007/スカイフォール(2012)」…シリーズ23作目「007/スペクター(2015)」…シリーズ24作目「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021)」…シリーズ25作目「007/カジノ・ロワイヤル(1967)」…本シリーズのパロディ「ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)」…「007/サンダーボール作戦」のリメイク「ジェームズ・ボンドとして(2021)」…ダニエル・クレイグに焦点を当てたドキュメンタリー取り上げた作品の一覧はこちら【配信関連】<Amazon Prime Video>言語├オリジナル(英語)ドクター・ノオ (字幕版)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}言語├日本語吹き替えドクター・ノオ (吹替版)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}【ソフト関連】<DVD(2枚組/アルティメット・エディション)>言語├オリジナル(英語)├日本語吹き替え音声特典├テレンス・ヤング(監督)、製作スタッフ、キャストによる音声解説映像特典├極秘事項: ├ボンド映画の復元├MI6:機密書類保管庫: ├ジェームズ・ボンドの銃 ├ボンド映画プレミア:オープニング・ナイト ├クレジット├秘密任務: ├007の履歴書 ├ボンド・ガール ├味方 ├敵 ├アクション・マニュアル ├Qの秘密兵器 ├魅力的なロケ地├任務遂行レポート: ├メイキング・オブ・『ドクター・ノオ』 ├ドキュメンタリー“テレンス・ヤングとボンドに万歳” ├パブリシティ用映像├007プロパガンダ: ├オリジナル劇場予告編集(4種) ├TVスポット集(2種) ├ラジオ・スポット集(6種)├イメージ・データベース:1962年『ドクター・ノオ』公開当時のフォト・ギャラリー007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション [DVD]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}<BD>言語├オリジナル(英語)├日本語吹き替え007/ドクター・ノオ [Blu-ray]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}

    007/ドクター・ノオ(1962)
  11. す皆様、こんばんは。本日20時勤務開始です。師走の為業務多忙となるのは確実でしょうが、次回の週末は正社員達が忘年会の為確実に休める事が解っているだけ気持ちは楽です。そして昨日は次の土曜日の午後にテレビの配送・設置がありますのでその周辺の掃除と整理をした上で、購入して12年程経ったテレビ用ステレオスピーカーとVHS/DVD一体型レコーダーを中古品屋に売却しましたが、両方で\1.200-…値段が付いただけいいかなぁと思っています。ブラウン管テレビと液晶フルハイビジョン及び4Kテレビでは水平解像度が全く違う為なのかVHSに関しては私感ながらブラウン管の方が画面が綺麗に思えた程でしたし、スピーカーも現在のテレビのスピーカーの位置や音質が良かった為ここ数年不稼働でした。さて本日は、日活で「競輪上人行状記」「涙くんさよなら」「やくざ番外地」等々幅広く一般作品の監督に従事した後、日活ロマンポルノ初回配給作品の一つである「団地妻・昼下がりの情事」を皮切りに成人映画でも辣腕を発揮した西村昭五郎が手掛けた、竹内力の代名詞とも言えるシリーズ作品の劇場版からです。尚、当作品はVHS/DVD化がされている上にU-NEXT内に於いて有料動画配信が行われていますし(見放題対象作品)有料波の日本映画専門ch・chNECO内では定期的…いや毎月・毎週と言っていい程繰り返し放映されてます。「難波金融伝ミナミの帝王劇場版PARTⅣー破産・乗っ取り-」(「難波金融伝ミナミの帝王シリーズ」劇場版第四弾・シリーズ通算第九弾)平成6年9月10日公開・天王寺大/郷力也の共同原作・伊藤秀裕/大竹康師の共同脚本・西村昭五郎監督・HEISEIプロダクション制作協力・エクセレントフィルム制作・ケイエスエス配給。難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTIV:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTIV(1994年9月10日公開の映画)の作品情報。あらすじ、上映スケジュール、評価・レビュー、関連ニュース。″ミナミの帝王″とヤクザからも恐れられる、高利貸し・萬田銀次郎を描くおなじみのシリーズで、今回は九州…moviewalker.jp財産家である良家の御曹司ながらも、実父が他界後実母と再婚した継父との関係が良好では無い事から生家を出てブルセラバーを経営し起動に乗せていた西川広志でしたが、賃貸契約を結んでいた家主から店舗の買い取りを提案された為「ミナミの鬼」こと竹内力が営む萬田金融からトイチの金を借り自らのものとします。しかし、登記変更を行う前に買い取った店舗には裁判所の執行官が訪れ差押を行っていた為に問うと売主が破産したとの事、しかもその売主はそのショックの為か当たってしまい半身不随に加えて過去の記憶が飛んでしまっていたのです。更に悪い事は続くもので最後の頼みの綱であった西川さんの実母が他界し、加えて継父は「貴様に渡す財産は無い!」と一蹴!頼みの綱が消えても地獄の底迄追い回す竹内さんは返済を迫られても返す宛てすら無い西川さんから話を聞くと、継父には焦臭さが…そこで秘書兼探偵の可愛かずみに調べさせると、その継父は息子・娘と共に仙台から大阪に転居していた上にその理由も曰く付きで…過去に十数作品を鑑賞した事がありましたが先週末たまたま放映されていたのを十数年ぶりに観て感じたものがあり、U-NEXTを使用してここ数日間帰宅後に数作品再見しましたが「時代や志向等々が変化しても、やはり日本人は大船に乗り安心して観られる作品が大好きな民族なんだろうなぁ、例えマンネリと言われようとも…」と感じましたし、考えてみれば「萬田銀次郎=水戸黄門・遠山金四郎・中村主水を足して三で割った人物」となるのかなぁ、と…後で調べて解ったのですが、竹内さん自身も水戸黄門の様な感覚を持っていたのだそうです。そして二時間ドラマ等に於ける「自らは手を汚さずに私腹を肥やす、羊の皮を被った大悪党が最後に泣きを見る。その根底には足蹴にされた弱者の叫びが…」と云う流れは王道と言ってもいいでしょうが「これを法の外で生きる極道をも恐れぬ腹の据わった男が「ワシの金は手段を選ばず切り取る!」と同情論を一切口にせず有言実行!しかも「取れぬなら取られる所から…」の考えが同時に弱者を救い感謝される結末」に魅せられ、日常の不平不満や鬱憤を晴らさせているのだとも思います、金で身を滅ぼすのは自己責任であるとも同時に教えながら…又、非常に広い守備範囲を持っていた西村監督が手掛けただけあり、当作品はこのシリーズの中でも高い安定感を持っているのも美点!極致に追い込まれる西川さんの惨状や竹内さんの気持ちを代弁するかの様に優しい眼差しを見せる可愛さん、更に継父親子に嫌気が差し竹内さんの作戦に全面協力をする生家の家政婦の西川さんに対する献身ぶりも巧く演出しています。締めはこの時点ではまだイントロのみであった「欲望の街」(竹内さん歌唱版)が流れる中でエンドロール…これは私感ですが、竹内さんの目力と役により目を使い分けている辺りは素晴らしい!最近ではこの様な役者は余り居ませんので尚更…破滅的なヤクザや血気盛んな堅気を演じる際にはこれでもかと思う程目を剥きますが、萬田銀次郎に代表される腹の据わった役では常に目も据わっている…好きでビデオ中心の活動に移行した事情から鍛錬を重ねたのでしょうし、生来アウトロー作品が大好きで先輩役者陣の芝居や動きを勉強・踏襲して自らの良さにしたのではないかとも…

    西村昭五郎監督の人気シリーズ劇場版!ケイエスエス「難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTⅣ」
  12. はいどうもぉ。さて、今回は再び恒例のディズニーアニメーション映画史です。時代は長かった暗黒期をついに打ち破り【ディズニー第3の黄金期】と言われる、大きな飛躍を遂げた2010年代に突入中です。2004年に手描き2D映画から撤退しフルCG映画制作への完全移行を実施してから徐々にその評価と成績を上げてきたディズニー、ついに「アナと雪の女王」で大爆発の社会現象級特大メガヒットを達成します。2000年代から10年以上続いた暗黒期をようやく名実ともに完全に吹き飛ばしました。続くアメコミヒーロー+ディズニーという意欲作「ベイマックス」も評価・収益共に見事なまでの大成功をおさめ、待望のディズニー第3黄金期が名実ともについに到来します。そんな中、続いて公開された最新作でディズニーはまたしても前2作品と趣向や方向性をガラッと変えた作品を発表。黄金期の勢いに乗り、振り幅の広さを徹底的にアピールします。錚々たる実力所たちが集結して作られた、チキン・リトル依頼約11年ぶりとなる【ディズニー伝統の完全アニマル・ムービー】を満を持してここで持ってきました。(※当ブログは基本ネタバレありです。ご了承下さい。)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーズートピア(原題:Zootopia)2016年監督リッチ・ムーアバイロン・ハワードジャレド・ブッシュデータウォルトディズニーアニメーションスタジオ55作目の長編アニメーション。監督は「ザ・シンプソンズ」シリーズで有名であり「シュガー・ラッシュ」でも成功を収めたリッチ・ムーア。さらに「ボルト」や「塔の上のラプンツェル」を手掛けたバイロン・ハワード。そして「ミラベルと魔法だらけの家」のジャレッド・ブッシュも共同監督として参加しています。脚本もジャレッド・ブッシュが監督と兼務で務め「シュガー・ラッシュ」シリーズのフィル・ジョンストンも参加。音楽は数々のディズニー・ピクサー作品を手掛け、テレビドラマ「LOST」でエミー賞、「カールじいさんの空飛ぶ家」でアカデミー賞を受賞しているマイケル・ジアッチーノが担当。原作の無いディズニーの完全オリジナルストーリー。もともとは「ロビン・フッド」のような人間社会の問題を動物の擬人化で描いた物語をもう一度、、という発想から生まれた作品です。様々な動物達が暮らす大都会「ズートピア」を舞台に、ウサギ初の警察官ジュディと詐欺師のニックのコンビが社会問題にも繋がる大事件に挑む様子を描いたサスペンスアドベンチャー。主人公ジュディを演じたのは「ワンス・アポン・ア・タイム」の白雪姫役でも有名なジニファー・グッドウィン。日本語版は上戸彩さん。「ピーター・パン2」のジェーン役に続く二度目のディズニー映画出演です。ニック役は「オザークへようこそ」等でも知られる人気俳優ジェイソン・ベイトマン。日本語版は森川智之さん。数々のキャラクターをこなしてきた言わずと知れたベテラン声優です。またゲスト声優としてDream Amiさんやサバンナの高橋さん、厚切りジェイソンさん等も出演。Dream Amiさんは主題歌「Try Everything」の日本語版も務めました。世界各地の動物園等での徹底取材で研究し尽くされた動物モーションやレンダリングソフトウェア【ハイペリオン】など最新技術を用い進化した映像表現と、現代社会風刺とエンターテインメントが内包されたそのストーリー、魅力的な動物キャラクターが人々から広く支持され、世界興行収入では前作のベイマックスを上回るメガヒットを達成。(日本の収益はベイマックスが上回っています)。アカデミー賞も受賞し、評価面でも多方面で絶賛される大成功作品となりました。日本でも、特に近年その強いキャラクターのカリスマ性もあって急速にカルト的人気が上昇。パーク登場やグッズ化も増加し続けていて、いまや「アナと雪の女王」「ベイマックス」と並ぶ新世代ディズニースタンダードとして圧倒的な支持を獲得しています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあらすじ田舎町で生まれ育っジュディは「世界をより良い方向に変えたい」との信念と警察官になることを夢見るウサギの女の子。両親をはじめ周りからは「ウサギが警察官になれるわけない」と冷やかな視線を受けながらも必死の努力で警察学校を首席で卒業し、ついに大都市「ズートピア」でのウサギ初警察官としての勤務が決定する。希望と不安を胸に単身ズートピアに移り住んだジュディは勤務初日から現実の厳しさを目の当たりにする。同僚からはウサギであるだけで馬鹿にされ、命じられる仕事は駐車違反の取締のみ。多発する肉食動物の行方不明事件の捜査を願い出るが、署長に軽くあしらわれてしまう。そんな状況にイラつきながらも真面目に仕事をこなすジュディは、その中でとある詐欺師のキツネと出会う。全てを悟り、夢を諦めたキツネ・ニックの言葉は夢と現実のギャップに戸惑うジュディの気持ちをさらに落ち込ませてしまった。翌日とある窃盗犯を捕まえたジュディは、警察署に相談に来たオッタートン夫人の行方不明となっている夫エミット捜索を自ら行いたいと署長に喰い下がる。取り合おうしない署長だったがジュディを応援するベルウェザー副市長の後押しもあり、渋々48時間の捜索を認めた。やりたかった「警察官らしい仕事」に張り切るジュディは、手掛かりとなる資料に関連性があった事から再びキツネのニックを訪ね捜査協力を依頼する。半ば脅迫されニックは渋々ジュディの捜査を手伝うことになるのだが、二人の行方不明者捜索はやがてズートピア全体を揺るがす大事件に発展していく……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー感想良い意味でも悪い意味でも新世代のディズニーアニメーション映画を象徴するような作品です。黄金期を代表する実力者が集まり制作された作品なのでトータルクオリティが恐ろしく高く、非常に良くできています。なんていうか、ここ数年では一番「作り手の狙い通り」に観てもらえて狙い通りの評価を獲られた作品なんじゃないでしょうか。見た目は可愛らしい動物達の見るからに子供やファミリー向け定番アニメーションですが、実際は社会派映画の要素が強く、かなり大胆に大人向けに振れた内容になっています。所謂「アニメーションに意味を求めたがる人達」からはノートルダムの鐘等と並んで圧倒的な人気を誇るカリスマ性の強い作品。しかし、それだけではなくエンターテイメント映画として音楽、映像、ギャグ、アクション、全てがかなりのハイレベルでまとまっているので間口は広く、その人気も頷けます。やはりロビン・フッド方式の擬人化アニマルの手法がとても効いているのと、ただの擬人化ではなく徹底的に動物の動きや習性を研究し落とし込んだギミックやギャグが逸品です。決してごく一部の人しか楽しめないような作品になっていない所が流石です。ただ、個人的にはやはりディズニーは「メッセージ性」を考え過ぎた映画は似合わない&得意ではないっていうのは間違いないと思ってて、今作も本当にその部分がもったいなかったんですよねー。ディズニーが求められているエンターテインメントって絶対そこじゃないんですよ。もっと言うとディズニーの本質って真逆だと思うんですよね。だからハッキリ言うと、社会性やメッセージ性に傾倒すると絶対に粗が出ちゃうんですよ!ディズニーは!まぁでもそれを差し引いても間違いなく完成度のべらぼうに高い素晴らしいアニメーション映画ではあるんですが。エンタメ映画として隙のないクオリティこれは本当に感服しましたね。コレまでに無い程の強いメッセージ性と程よいミステリー要素の内包されたぶ厚い脚本に頼り切らない、キャラクター性の追求や音楽と演出、シリアスな本線と非常にバランスの非良いコメディ要素。そして街や設定等の細部のギミック。どれをとっても隙のない一級のエンターテイメントです。スマホやipod、冷凍食品など、細かい所も現代の人間社会を投影させているので軽い気持ちで映画を観る若者世代からの共感性が高いのもポイント。各動物達の特性を上手に落とし込んだアクションシーンも本当に素晴らしいです。脇を固めるキャラクター達の個性とその使い所もとても良くて、それぞれがキッチリと役割を果たしています。特に、、公開当時から話題沸騰だったナマケモノのフラッシュ…ゴッドファーザーの見事なディズニー流オマージュであるミスター・ビッグ。警察署の受付係であるクロウハウザー。主題歌の名曲「Try Everything」と作中でのその絶妙な扱い。この辺りの扱い方がとてもうまく、この映画をただの社会派映画ではなく一級のディズニーコメディエンターテイメントとしてしっかり成立させている大きな要素です。フラッシュのような誰もが思わず笑ってしまう攻撃力の高い王道ギャグからミスター・ビッグのようなパロディを使った狭い笑いまで。それぞれ種類の異る笑いをしっかり抑えていて、この辺は本当に流石でした。 鋭い社会風刺と深みのあるストーリーからこぼれ落ちる粗ここらは少しネガティブな話題。前述の通りこの映画は現代の人間社会を擬人化した動物達で表現し、その問題をあぶり出す事が物語の核となっています。具体的に言うと大きく扱っているのは【人種問題】です。あらゆる動物が集まる大都会【ズートピア】あらゆる動物が平等で「何にでもなれる街」とされながらも、【ウサギの警官】というだけでまともに扱われないジュディや【キツネだから】というだけで酷い扱いを受けて夢を失ったニック、種類ごとに別けられた居住エリア、そして人々の根底に引かれている【肉食動物】と【草食動物】の境界線。そしてこれらの深層心理にある差別感情を利用して【自分の利益】を狙う者…擬人化動物で表現しているという事もありここにかなり遠慮なしに切り込んでいます。もちろん重たくならないようにユーモアやエンタメを織り交ぜながらうまくやっていて、これ自体は成功していると思います。観客の反応も概ね期待通りだったのではないでしょうか。後述しますがこのズートピアでの【社会性を強く内包させたアニメーション】の大成功は今後のディズニー全体の作品の方向性に大きな影響を与えていくことになります。しかしその一方で。前述しましたが、ディズニーはこういう事をやるとファミリーエンターテイメント映画では隠れていた他のストーリー上の粗を浮き彫りにしてしまう傾向があります。今回自分がどうしても気になったのは作品全体に見え隠れする【職業差別傾向】です。主人公ジュディは田舎育ちですが、大都会ズートピアで警官をする事になります。着任初日の仕事が交通違反係な事を【差別的なひどい仕打ち】と描いていますが、新人警官の初日に複雑な捜査ではなく交通違反係をやらせるのはそんなにおかしな事でしょうか?「そんな仕事じゃなく警察官らしい仕事がしたい!」と抗議するジュディですが、交通違反係は警察官らしい仕事じゃないのでしょうか?田舎で農業をして生活している両親を終始【どこか間の抜けた存在】として描いてるのは何故でしょうか?田舎での農業を【冴えない生活】として描いてるのは何故でしょうか。きっとそこに他意はなく、描きたい所が違うだけというのが正解でしょう。ただ、これだけ露骨に【差別】をテーマとして押し出されると逆にどうしても気になってしまうのが正直なところです。魅せたい【差別批判】の為にまったく【別の差別】を無意識に描いちゃってませんか?と。ディズニーが社会性作品をやるとどうしてもこういう事が端々で起こってしまうんです。そしてそれの最たるものが次のトピックだと思います↓↓今一度問われるディズニーのキャラクターアイデンティティこの作品は【種族や偏見ではなくその人を見よう】という大きなメッセージと共に締めくくられます。これを言われてしまうとどうしても気になってしまうのは、ニックの存在です。彼は良いヤツです。キツネというだけで迫害を受けて育った可哀想な良いヤツです。でも犯罪者です。直近でバリバリ詐欺を働いていた人間がなんのお咎めも受けずにすんなりと警察官になっています。【ファンタジーなんだし過去ではなく今のその人が大事なんだから…】というのも分かります。というかだからこそ今まであまり気にしないようにしてました。アラジンもラプンツェルのユージーンも。昔々のおとぎ話の世界だから、と。だけどこの作品はここまで大体的に人間社会のリアルさを掲げています。しかも現代社会を。となるとこの辺の違和感というのが否応無くどうしても目立ってきちゃうんですよね。もともとディズニーは犯罪、特に詐欺や窃盗を軽んじる作風が昔からあります。ただ社会的な強いメッセージ性や複雑な深いストーリー等に重点を置かず、あくまでファンタジーエンターテイメントを追求してきたからこそ今までそれはある意味で誤魔化せてきました。そう。これが【ディズニーには社会派作品が合わない】と感じる個人的な一番の理由です。背伸びした聖人君子な映画はこの会社にはそぐわないんですよね。それだったら同じ動物の擬人化でも、人の弱い所や情けない所をB級なコメディと共に描いたチキン・リトルの方がよっぽどディズニーらしいんですよ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまとめ【黄金期を代表する傑作であると同時に静かに始まった迷走】本当に一本のエンタメ映画として素晴らしい傑作だと思います。クオリティに関しては間違いなく言うことなしです。ディズニーの培ってきた伝統と現代映画におけるトレンドが奇跡的に良い塩梅で融合しているんですよね。そりゃ人気も出る筈です。間違いなく現代ディズニーを代表する一本。と同時に、この後訪れる暗黒期さしずめ【ポリコレ迷走期】の始まりを静かに告げた作品である事も間違いありません。ディズニーにおけるこの路線のギリギリ最高到達点は間違いなくこの「ズートピア」でした。それを見極めて、エンタメ追求路線に戻してほしかった…それが個人的に一番思う事ですね。。続編が既に決定しているズートピアですが、果たしてどんな作品になるのか…期待より不安の方が大きいのが正直なところです……。はい。というわけで!今回はこの辺で〜。いつもこんな駄文にお付き合い頂き本当にありがとうございます。感謝です!では、また次回!しーゆーねくすとたぁーいむ。にほんブログ村

    たくさん共感されています

    ディズニー映画語り ズートピア
  13. 原題:Knights of the Zodiac 製作年:2023年製作国:日本 上映時間:114分漫画やアニメが流行った頃は、もう子供も居たから興味は無かった.今年公開されて凄く不評だったこの作品、レンタルDVD化されたので、その酷さ?を確認しようと観てみた.本年度累積290本目の鑑賞.————————————————————————テレビアニメも世界的人気を博した車田正美原作の名作漫画「聖闘士星矢」をハリウッドのスタッフやキャストが集結して実写映画化し、「パシフィック・リム アップライジング」にも出演した新田真剣佑が主演を務めたバトルアクション.幼い頃に姉と生き別れた青年・星矢は、現在はスラム街の地下格闘場で戦いながらその日暮らしの生活を送っていた.ある日、戦いの最中に不思議な力を発したことから、彼は謎の集団に狙われる身となる.やがて自身の内に「小宇宙(コスモ)」という力が秘められていること、そしてその力を鍛え、女神アテナの生まれ変わりである女性シエナを守る運命にあることを知った星矢は、その運命を受け入れ、厳しい修行を重ねていくが….共演は「ロード・オブ・ザ・リング」のショーン・ビーン、「X-MEN」シリーズのファムケ・ヤンセン、「ジュマンジ」シリーズのマディソン・アイズマン.Netflixドラマ「ウィッチャー」で製作総指揮・演出を手がけたトメック・バギンスキーが監督を務めた.以上は《映画.COM》から転載.——————————————————————日本原作のアニメのハリウッド実写化なのに米製ではなく、日本製と表記されるのは、制作費60億円を東映が支出しているから.冴えないCGにお金かけたのだね.原作漫画は未読、アニメもほとんど観ていないから初見の味わい?それでも、主人公たちが繰り出す技に名が付いていて、それを叫びながら駆使する…というのは知っていた.原題は“Knights of the Zodiac”、この名で観ていたなら印象は違ったかも知れない.序盤からかなりの飛ばし具合.まず星矢:新田真剣佑たちがグラード兵に追われ、迫力たっぷりのチェイスを繰り広げる.スキンヘッドの頼れる男、マイロック:マーク・ダカスコスがバズーカのようなライフルを放ち、命中したグラード兵は派手に吹っ飛ぶ.矢継ぎ早に空からは重火器を乱射する飛行体が出現し、主人公たちは堅牢な装甲車に乗り込み逃げる.天を衝く爆炎に崩壊する建物.序盤からアクションの密度は申し分なく、まさに息つく間もないシーンのつるべ打ち.ハリウッド・アクションと観れば、悪くは無いんじゃないの?アクション映画として面白くできている.原作からの変更点は多々あるのであろう.原作やアニメからのファンにはもの足りない、いや不満が山ほどあるのだろうが、未体験者の私には何の問題も無い.いかにもハリウッドナイズされた物語展開ではあるけど、「シャンチー」のアクション監督によるアクションシーンは見ごたえあるし、新田真剣佑の肉体が素晴らしい.本作の為に絞り込んだその肉体はバキバキである.想像していたよりも見どころの多い作品.一般的なハリウッドのアクション映画の水準には達していると思えた.米国でも名が知れたサニー・千葉(千葉真一)の息子と云うネームバリューのおかげかもしれないが、日本アニメのハリウッド実写版に日本人俳優が主演として起用されるのはある意味快挙と言って良い.英語もネイティブ的で問題がない.新田真剣佑の今後が楽しみに思える.背景系のCGはそこそこの出来なれど、聖衣や戦闘鎧への変身系のCGは漫画チックであまり出来の良さを感じさせない.作品を安っぽく見せていると感じる残念さだ.画面的に出来が良いのはパンチやキックの衝撃の描写.衝撃の強さの表現は多くあるが、今作では拳や脚のインパクトの瞬間、空気中の砂塵やホコリや火花が放射状に弾け飛ぶエフェクトが挿入され、観ていて小気味よい高揚感を感じさせてくれるものだった.すっかり失敗作として扱われている気がするが、決して酷い駄作ではない.ハリウッドのSFアクションとしてそれなりのクオリティはキープされている.「knights of the zodiac」という名のSFと思って観れば違和感を感じなくて済むと思う.「聖闘士星矢」のファンにはもの足りないのかも知れないが…..

    映画「聖闘士星矢 The Beginning」 (DVD観賞)…それなりに楽しめはする.
  14. 本でしょ?と言うくらい本好きなのに、眼の手術後は本、読んだらあかんねんて。当たり前やん。本もスマホもテレビもダメなんじゃって。どうやって時間をつぶせばいいんだ。今から、悩ましい。妄想か、妄想で凌ぐしかないのか?本日ご紹介する本は2023年度の横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作のこちら!『をんごく』読みました。をんごく (角川書店単行本)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CLG2VVG9大正時代の大阪。大震災で東京から地元大阪に戻ってきた主人公。挿絵画家である彼は妻を娶り暮らしていた。だがある日妻が死去。妻を忘れられない主人公の周りで起きるささやかな怪現象。主人公は迷える霊を喰らって生きる「エリマキ」と知り合い、亡くなった妻が関わっているらしき怪異を探っていくが…。横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞読者賞カドブン賞初のトリプル受賞の本作。大阪を舞台に、あの世に行けない妻と、妻を想い続ける夫と、迷える霊を喰うエリマキ。あらすじを読んだだけでは、夫婦愛のうつくしく悲しいホラーかと思うでしょうが、これがまたすごい。妻が怪異としてやってくるシーンの描写の怖さ!和風ゴシックホラーという評がございましたが、ほんそれ。脳内でビジュアルが明確に描き出される文体。正統派幽霊譚かと思いきや、エリマキと言う怪異(なんだろうなァ)と主人公のバディものとしても善き。商家の因習。えべっさん。思う心が捻じ曲げられて、愛がそれまでの系譜をぶち壊して、最後はゾンビのような…。新人さんとしては極上の部類ではないでしょうか。サクっと読めますので、よろしかったら是非とも。ホラーでありミステリであり、幽霊譚で怪異譚。ポチ↓にほんブログ村

    『をんごく』【読書感想】と#入院生活での楽しみ
  15. 今回は夫の浮気を許せる妻と許せない妻が対照的に描かれました。テレビ東京 金曜24時12分「きのう何食べた?season2」第8話主演…西島秀俊、内野聖陽脚本…安達奈緒子演出…松本佳奈まずはケンジ(内野聖陽)が働く美容院のオーナー、三宅(マキタスポーツ)の妻、玲子(奥貫薫)。これぞ、あっぱれ!という感じの熟年離婚でしたね。妻が知らんぷりしているのをいいことに、好き勝手に浮気をしてきたであろう三宅。玲子はそれを許せないという恨みを抱きつつ生きていくのがイヤで、娘が大学に入ったら離婚しようと計画的に事を進めていました。知らぬは亭主ばかりなり。三宅は妻にも娘にも優しかったんでしょうが、過ちは過ちですからね。悔やんで生きていくことになるでしょう。一方、シロさん(西島秀俊)に依頼してきた妻は、夫が国際ロマンス詐欺にあって送金しているので、詐欺だとわからせてやってほしいと言います。会ったこともない女性に簡単に騙されてしまう、男とは愚かなものと情けなくなるエピソードでした。妻の望み通りに詐欺とわかり目をさましてくれました。根は真面目な夫なので許せたんでしょうね。パートナーの罪や過ちを許せるか許せないか、いろいろと考えさせられた回でした。今回の評価は…7

  16. 今年最後の日経新聞「私の履歴書」は歌手で女優の倍賞千恵子さん。実は、いつ書いてくださるかと心待ちにしていました。「PLAN75」の名演も記憶に新しいですが一般的には「寅さんの妹、さくら」役で有名です。マドンナ役の女優さんより絶対にさくらのほうがきれい!って回もありましたね(笑)「歌手」の部分は忘れられがちですが、もともとは「歌」「ダンス」からこの世界に入られた方で、今日のところまでは履歴書もこちらがメイン。私の過去ブログでは、世間的に「歌姫」と言われてる歌手に向かって(名前はいいませんが)「音程が悪い」とか「発声がポンコツ」とか散々書いてしまった記憶があるのですが・・・(すみません)倍賞さんは文句なしに上手い!!城ヶ島の雨 倍賞千恵子youtu.be「PLAN75」では、カラオケのシーンでわざと下手くそに歌ってらしたのが私はおかしくてたまらなかったんですが、あんまり共感していただけなかったので、「歌手」それも「すごく上手い歌手」ということをご存じの方は少ないのかもね。12月、今月は朝刊がくるのが毎日楽しみです。もちろんスクラップは続けるつもりですが、今までどんな人たちが履歴書に登場したのか、とりあえず、直近の4年分を一覧にしてみました。青字がスクラップして保存した回なんですが、必ずしも「好きな人」「良く知っている人」というわけではなく、今年8月の廖一久さん、10月の高橋温さんとか、全く存じ上げないしなんなら、名前もちゃんと読めないレベルだったのにもう第一日目からひきつけられました。逆に(有名な人で)スクラップをはじめたものの、途中でやめてしまったケースもありました。さすがに、戦後生まれのひとが多数派になってきましたが、この4年の「私の履歴書」の執筆者のなかで、おそらく最長老と思われるのが1932年生まれ、今年91歳の3人の方です。(一応ざっとチェックはしましたが、それより上の方がいたらすみません)① 福川伸次さん(元通商産業事務次官)② 辻惟雄さん (美術史学者)ここで問題です!あとひとり、今年91歳になられたのはどなたでしょう?(誰もが知っている有名な方です)答えはこの一覧の下をごらんください ⇩2020年(令和2年)1月  鈴木茂晴(日本証券業協会会長)2月  樂直入(陶芸家・十五代樂吉左衞門)3月  大坪清(レンゴー会長兼社長)4月  天坊昭彦(出光興産相談役)5月  岸惠子(女優)6月  小林光一(囲碁棋士、名誉棋聖)7月  杉本博司(写真家)8月  松浦晃一郎(第8代ユネスコ事務局長)9月  寺田千代乃(アートコーポレーション名誉会長)10月  小野寺正(KDDI相談役)11月  小宮山宏(三菱総合研究所理事長)12月  福川伸次(元通商産業事務次官)2021年(令和3年)1月  辻惟雄(美術史学者)2月  堀威夫(ホリプロ創業者)3月  島正博(島精機製作所会長)4月  東哲郎(東京エレクトロン元会長)5月  吉行和子(女優)6月  木瀬照雄(TOTO会長)7月  ブンヤシット・チョクワタナー(サハグループ会長)8月  永山治(中外製薬名誉会長)9月  山本耀司(ファッションデザイナー)10月  吉野彰(旭化成名誉フェロー)11月  中嶋悟(元F1レーサー)12月  赤松良子(日本ユニセフ協会会長)2022年(令和4年)1月  稲葉善治(ファナック会長)2月  宮田亮平(元文化庁長官・東京藝術大学学長)3月  浮川和宣(MetaMoJi社長、ジャストシステム創業者)4月  野路國夫(コマツ特別顧問)5月  里中満智子(漫画家)6月  矢野龍(住友林業最高顧問)7月  丸山茂雄(ソニー・ミュージックエンタテインメント元社長)8月  山﨑努(俳優)9月  滝久雄(ぐるなび創業者)10月  西川きよし(漫才師)11月  宮本洋一(清水建設会長)12月  リッカルド・ムーティ(指揮者)2023年(令和5年)1月  古賀信行(野村ホールディングス名誉顧問)2月  村井邦彦(作曲家)3月  唐池恒二(JR九州相談役)4月  吉田忠裕(YKK AP相談役)5月  池辺晋一郎(作曲家)6月  中山譲治(第一三共常勤顧問)7月  伊東豊雄(建築家)8月  廖一久(国立台湾海洋大学終身特別教授)9月  大島理森(前衆議院議長)10月  高橋温(三井住友信託銀行名誉顧問)11月  黒田東彦(前日本銀行総裁)12月  倍賞千恵子(女優)正解は・・・・・岸惠子さんでした!びっくりですよね?1932年8月11日生まれ、今年91歳になられました。この写真は3年前ですが、それにしてもお若くて美しい!でも岸さんの人生は、みんなにちやほやされて苦労することもなく何も考えずに生きてたわけじゃありません。楽しいはずの青春時代は戦中戦後の厳しい時代でした。どんな状況下でも自分の考えをしっかり持って、何かを犠牲にすることを恐れずに 潔く生きてこられたことに感銘します。今日は、もういちど、この切り抜きを読み返すことにします。(追記 訂正とお詫び)失礼しました。最長老はユニセフ会長の赤松良子さんでした!赤松さんの履歴書は最初のほうの回を読んでいなくて、しかも「現役の会長」ということで、チェックしそびれました。訂正してお詫びします。

    倍賞さんの履歴書
  17. 楽天の安楽智大投手(27)が、チームメイトに対して日常的にパワハラやイジメ行為を行っていたと選手側に告発されていることが明らかになった。【楽天】安楽智大パワハラか、複数選手が訴え「あれはいじめ」証言も 球団社長「しっかり調査」 事態を重く見た球団側は、この日行われるはずだった契約交渉を急遽中止し、徹底調査に乗り出すことになった。第三者ではなく選手側からの告発であるため、告発内容に偽りがあるとは考えにくく、安楽智大本人からの聞き取りで告発内容が事実だと判明した場合、球団は何らかの処分を科すことになる。逆立ちをさせて下半身を露出させるなどの行為をしていたとみられ、事実ならば中田翔の暴行事件に匹敵する大問題。楽天が契約を更新するとは思えず、怪我がちで肩の消耗が激しく他球団に移籍させるほどの成績を残していないことから、NPBでの現役続行は難しいと思われる。特定選手ではなく、後輩の複数選手に同じことをしていたことから、国内の独立リーグや社会人も難しく、現役引退かもしくは海外移籍しか道がなさそうだ。この選手は高校時代の印象が強く、楽天在籍時はほとんど見ていないのでわからないが、とにかく後輩に嫌われているようで、これを機に手持ちの証拠を出そうとする選手が続出しそうな気配だ。こういう場合、とにかく早い処分を下して、球団から追い出すのが得策だ。野球人気が盛り上がりを見せるなか、今年は東北楽天ゴールデンイーグルスだけが蚊帳の外になった。これ以上仙台のファンを悲しませないためにも、こうした選手のいち早い排除を望みたいものである。とにかく、複数の後輩をイジメていたというのは、人間性に問題があると言われても仕方がない。【節電対策・照明工業会加盟】アイリスオーヤマ LED シーリングライト 6畳 10段階調光タイプ リモコン付き 常夜灯 明るさメモリ機能 おやすみタイマー リビング 寝室 和室 台所 天井照明 CL6D-5.0Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}HotaluX(ホタルクス) <日本製> LEDシーリングライト HLDZ06209 適用畳数~6畳 (日本照明工業会基準) 3200lm 昼光色(6500K)調光タイプ(主照明5段階、常夜灯5段階)リモコン かんたん留守タイマー機能 【節電対策】Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}【節電対策】 アイリスオーヤマ シーリングライト14畳 5800lm 調光10段階 調色11段階 常夜灯 リモコン付 おやすみタイマー るすばん機能 クリアフレーム CL14DL-5.0CFAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}

  18. みなさんこんばんは。今週金曜日まで行ってました別府湯治旅行。最終日となる三日目。早朝6時に目が覚めまして、宿泊していた別府清風の中館屋上にある露天風呂にまずは早朝風呂からスタート。この日の日の出は午前6時52分でしたが、北風吹きすさぶなか、暖を取ろうと入っていた露天風呂からの眺めは絶景でした。いい具合にお日様も顔を出し完全に出てくるまでほぼ1時間くらいはいってましたかね。ただ早朝露天風呂で日の出をみようと考える人間は結構多くて、日が昇ってくる7時くらいになると宿泊していた中国や韓国の団体がやってきて風呂を占拠。私はテコでも動かないのでよかったですが、ルール無用なあちら側の方々はまぁよく喋る喋る。そして後ろの客のことを省みず風呂の真ん前に立ったりとやりたい放題。旅の恥はかき捨てなどと申しますが、その恥はしっかりと観光に来る外国人全体の評判を貶めていますな。すっかり日も昇り、朝食はこちらなんとバイキングでございます。昨晩のカニ食べ放題付きバイキングに続いてですが、朝になってだいぶ消化されたので、せっかくなので和食と洋食で取り繕ってみました。最終日は宮崎へ帰りながらどこか名所に寄ろうということになり、何でも彼女オススメという『ラムネ温泉』とやらにはいるため一路長湯温泉方面へ。昼前に着きまして、入ったところが天然の炭酸ガスが出ている温泉街で、そのなかでも通称『ラムネ温泉』は人気のスポットとのこと。早速入ってみたのですが、温度的にはぬるま湯というよりはほぼ水に近い32℃の炭酸温泉。入るまでは寒くてたまらないですが、入っていると今度は心地よくて出られなくなります(笑)身体には炭酸による泡が全体を包み、何でも血流の活性化とかでスポーツしたかのような効果があるのだと。ただ外に出ると寒いので高温の蒸し風呂や中の内湯で身体を温めないとこれから先のシーズン風邪引いちゃうかもです。で、気持ちよくなって1時間強くらい楽しんで出ようとしたときに事件は起こりました。入り口のクツ箱を確認すると、あれ?私のくつがない。いやそんなはずは…ともう一度確認するがやはりない……なんとくつが盗られていました(泣)ご機嫌な気持ちから一気にどん底へ。私、足が大きくてサイズは28センチあるのですが、履いていた靴ってまだおろしてから1ヶ月もたっていない新古品だったんです。なんでもこの前もあって認知症のじいさんとかが間違って持って帰ったりするのだそうですが、だからといって納得などできるはずもなく、無論靴は探せど見つからぬまま。仕方ないのでそこの温泉街で売っている外履きのスリッパをもらって帰るはめとなりました。こんな大きな靴を履き間違って持って行く奴などたとえ認知症であっても違和感感じるだろう?と思いながら沈んだ気持ちで宮崎への帰路に着くことに。本来なら途中でお昼に寄りつつ、宮崎で泊まる予定でしたが、靴がなければどうにもできないので、一旦お互いの我が家に帰ることにしました。早くは帰りたいものの遅めのお昼ごはんとして北川のパーキングエリアで名物の生しらす丼をいただき、小休憩をとりながら帰り着いたのは夜の6時半すぎでした。別府の旅自体はこれでひとまずの了でしたが、私その夜、友だちの店でイベントに招待されていて間髪いれず参加。結果としてゆっくりとしたのは深夜すぎのことでした。最後の最後に履いていた靴の盗難にあうという最大のトラブルに見舞われ、テンション駄々下がりの様子に彼女も心配し、宮崎での宿泊もやめてしまって迷惑かけてしまったなぁと思いましたが、旅自体は豪華で楽しいものでした。ただ彼女もぎっくり腰が全然回復していない状況だったので、果たして楽しめていたのかどうか。是非今度はお互いに体調万全の状態でリベンジ旅行したいなぁと切に思う連休最終日のいわしなのでした。

    いわしの別府湯治旅行~天国と地獄~後編
  19. 駒田蒸留所へようこそ2023年日本原作:KOMA復活を願う会監督:吉原正行脚本:木澤行人、中本宗応製作:DMM.com出演:早見沙織(駒田琉生)、小野賢章(高橋光太郎)、内田真礼(河端朋子)、細谷佳正(安元広志)、堀内賢雄(駒田滉)、井上喜久子(駒田澪緒)、中村悠一(駒田圭)、辻親八(東海林努)、鈴村健一(斉藤裕介)ほか配給:ギャガ公開:2023年11月10日技術:カラー時間:91分鑑賞:TOHOシネマズ川崎/スクリーン3見どころーーーーーーーーーーーーーウイスキーづくりに情熱を注ぐ人々を描いた長編アニメ。実家のウイスキー蒸留所を継いだ女性が、崖っぷち状態の家業の立て直しを図るとともに、家族の絆をつなぐ幻のウイスキーを復活させようと奮闘する。『SHIROBAKO』シリーズなどの P.A.WORKS がアニメーション制作、同社制作のアニメ「有頂天家族」シリーズなどの吉原正行が監督を担当。蒸留所の若き社長に早見沙織、記者に小野賢章が声を当てるほか、内田真礼、細谷佳正らがボイスキャストを務める。ーーーーーーーーーーーーーあらすじーーーーーーーーーーーーーウイスキー蒸留所を経営していた先代の父が亡くなり、実家の「駒田蒸留所」を継いだ駒田琉生。彼女は経営難の蒸留所の立て直しだけでなく、バラバラになってしまった家族の絆と、災害の影響で製造できなくなった幻のウイスキー「KOMA」の復活を目指して奮闘していた。そんな中、夢もやる気もなく職を転々としてきた新米記者・高橋光太郎が蒸留所の取材にやって来る。(シネマトゥデイより)ーーーーーーーーーーーーー要素アクション  :☆☆☆☆☆アドベンチャー:★★★☆☆SF     :☆☆☆☆☆コメディ   :★★★☆☆ホラー    :☆☆☆☆☆クライム   :☆☆☆☆☆ファンタジー :★★★★☆バイオレンス :☆☆☆☆☆ロマンス   :☆☆☆☆☆メッセージ  :★★★☆☆お仕事    :★★★★★★★★★★インプレッション物語:★★★☆☆配役:★★★☆☆演出:★★★★☆映像:★★★★★音楽:★★★☆☆現実:★★★☆☆劇場:★★★★★メモ・キャラクターのデザインが苦手なタイプの絵柄なので正直警戒してたけど、割と良かった。・変に話を捻らないストレートさが実話っぽかったのに、取引先との会話とは思えない口の聞き方がリアルさを欠いていた気が…。・お仕事映画としては楽しめる反面、肝心のウィスキーについての描写があまり無く、せめて「KOMA」の味や香りの特徴について触れて欲しかった。予告編映画『駒田蒸留所へようこそ』予告篇映像【11.10(金)全国公開】P.A.WORKS“お仕事シリーズ”劇場版オリジナルアニメーション『駒田蒸留所へようこそ』2023年11月10日(金)全国ロードショー!11月10日(金)の公開に向けて予告編解禁!蒸留所の若き社長そして気鋭のブレンダーとして注目される琉生と、やることが見出せず職を転々としてきた光太郎。境遇もモチベーションも対照的...youtu.be

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    【2023映画鑑賞ノート292】駒田蒸留所へようこそ