
6NOV.
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 12歳ヨアヒムのカデンツァ
急にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が聴きたくなり昨日からこれを聴いています⬇️マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)ウィーン交響楽団マンフレート・ホーネック(指揮)2024年12月にパーヴォ・ヤルヴィさんとドイツ・カンマーフィルの演奏会で購入したものです。名曲ですね〜胸キュンな旋律にドゥエニャスさんの繊細な美しい音色。なぜ急に思い出して聴きたくなったのだろう?と自問して思い出しました。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が人気となったのはヨアヒムの功績でした。ドゥエニャスさんのアルバムは彼女のカデンツァで演奏。2枚目のCDは第1楽章のカデンツァ集なのですがヨアヒムのはありません。ヨアヒムのを聴きたくなってYoutubeを探したらなんと彼が12歳(!)でロンドンデビューした時のカデンツァのフルバージョン自筆譜が最近見つかったらしくそれを演奏したものがありました⬇️カレン・デッカー(ヴァイオリン)2025年録音後年のカデンツァは有名ですがデビュー時の演奏は9小節の断片しか知られておらず最近(昨年?)64小節のフルバージョンが見つかったのだそうです。この時の指揮者はメンデルスゾーン。ヨアヒムは作ったカデンツァをメンデルスゾーン(愛弟子としてヨアヒムを可愛がっていた)にチェックを頼んだそうなので助けもあったと思いますが12歳でこれですから神童です。(クララ・シューマンも少年ヨアヒムの演奏の素晴らしさを日記に書いていました)この演奏がロンドンで熱狂的に受け入れられその後もヨアヒムのお箱となりベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の人気が出たらしいです。ヨーゼフ・ヨアヒム最初のベートーヴェン・カデンツァ再発見⬆️この論文(英語)に経緯がありました。(ヨアヒム自筆譜も掲載)12ページで長く目に負担なのであとでじっくり読むとしてとりあえずGoogle AIにまとめてもらってざっくり読んだところ、当時ヨアヒムの憧れのヴァイオリニストアンリ・ヴュータンの未出版カデンツァと似ているのでアイデアを取り入れて発展させたオマージュ的なものだろうということです。超絶技巧を披露するのではなく、ベートーヴェンの第1楽章の主題やティンパニの動機を組み合わせて展開し、見事な要約となっています。聴くとそれがよくわかりました。ヨアヒムはリストにも可愛がられたのですが超絶技巧の誇示的な演奏や価値観や考え方が合わず、シューマン夫妻が親友リストと離れたのと同じようにたもとをわかつのですが、この12歳の時のカデンツァを聴いてもそうなるのがわかる気がします。このフルバージョン・カデンツァは12歳の時ではなく後年の自筆譜が見つかったのだそうです。素晴らしかったあのカデンツァを書いてくれないかと頼まれて書いてあげたのだとか。何年経っても頼まれるくらいインパクトが強かったのでしょうね。この論文ではないのですが、以前どこかで日本語に訳された少年ヨアヒムの話を目にしたのがほのぼのとして忘れられずにいます。ヨアヒム少年の演奏を聴きに行った人の感想で、演奏は天才的に素晴らしく大人顔負けなのに演奏中のズボンのポケットは色んなものを入れて膨らんでいたそうで子どもらしかったとか。それを読んだ時、娘の幼稚園の制服のポケットからどんぐりが山ほど出て来たのを思い出して一緒だと笑ってしまいました。ヨアヒムもポケットにハンカチやキャンディとか色々しまい込んでたのかな。知らんけど(笑)マリア・ドゥエニャスさんの第1楽章⬆️動画付き第2楽章⬆️お読みくださりありがとうございましたにほんブログ村

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