14DEC.
ベンツ ゲレンデW460(自称) トラブル克服し、進化中です・・・
…がっていただいて、車??って方は退屈になってください8月22日に引き取りに行って、約1か月ぐらい乗っていましたが、トラブルが複数出たため、里帰りしたゲレンデですが、まだ帰れない状態が続いています。まずはどのようなトラブルが発生していたのかについてです。1. エンジンオイルの漏れ これは37℃の気温の中、長時間走らせたのでコの字シールが 逝ってしまい漏れた?と最初は思っていましたが、違いました・・・ 厄介な漏れ確定です。フルオーバーホールされたエンジンなので、 すべてのガスケット・シールが純正新品に交換されているわけ ですが、暑さに耐えられなかった貧弱なシールがあった模様です。2. ウインカーレバーが右折の時だけ戻らない。 引き取りに行って試運転した際に戻りにくい時があり、その説明を受けていたのですが、 完全に戻らなくなってしまいました。3. ハブからのグリス漏れ 最初は気付かなかったのですが、走っていくにつれて漏れてきました。4. トランスファーからのオイル漏れ これも最初は気づきませんでしたが、下に潜ってみるとトランスファー がオイリーになってました。5. 右リアのパワーウィンドウスイッチが反応しなくなった・・・ こいつは特に困ることもないですが、マイナートラブルでスイッチ交換ですぐに解決しました。6. パワステオイルの漏れ 最初は漏れていましたが、止まりました。 なので、ホース交換はやめて様子見します。パワステポンプ交換 の際、何度か外しているのと酷暑のせいで少し漏れたのだと思われます。7. エアコンスイッチを入れるとガラガラと異音がする テンショナーのプーリーに負荷がかかって発生していると思われる のでプーリーの交換で対処する。6. ATの変速不良 これが最大の問題点です。最初にこのATの電子制御は75%の出来栄えで、1速から2速へのシフトアップの際ショックがありますと聞いていました。それを了解の上で引き取りましたが、乗っていくうちに減速時のショックが気になり始め、時たま回転数が300回転まで落ちるようになりました。また、シフトアップの変速ショックをやわらげようとすると、別の問題が発生することも発覚したため最初はシフターの不具合と、エンジン制御の問題だと説明を受けていましたが、シフターを海外から取り寄せて交換してもダメ・・エンジンのセッティングも大丈夫?これはもう、制御のプログラムを見直そうということになって現在に至ります。こんな感じのトラブルを抱えていたゲレンデ・・・大半は克服できたのですが、まだのものもありますよってことなんです。最初の段階では出張修理でなんとかなるかと、くさやまさんと話していましたが、大甘でした・・・まずは初期段階のオイル漏れの画像です。場所的にコの字シールが暑さに負けたのかなと思ってました。この時点では出張修理かな??って感じです。エンジンの後方からの漏れを発見・・・これはもしかするとオイルパンのガスケットが逝ったのか?オイルパンのホルトを増し締めするかなと相談してましたが、漏れてる箇所が違いました。もっとヤバい箇所からの漏れを発見・・・これはリアのクランクシールからの漏れ??この時点で出張修理は無理なことが確定しました(;・∀・)そしてくさやまさんに引き取りに来てもらって、漏れの大捜索が始まりました。まずはクランクシールですが、漏れてません。ここまでにするの大変・・・えらいことになってきました・・・これはオイルフィルターのハウジングからの漏れを疑っていろいろばらしたところです。場所的には合致しているようですが・・・オイルフィルターハウジングを取り外してシールを交換しています。でも違ったみたい(;^ω^)残るはヘッドガスケットしかない・・・これは大ごとです・・・その前にシリンダーホルトを増し締めして様子をみましたが、ダメなようです。ちなみにコの字シールとヘッドカバーガスケットも交換してます。ついに大物のヘッドガスケットを交換・・・これで前部の漏れは止まったようです。初期不良決定ですかね・・・でも後部の漏れが止まらない・・・そしてちょうどその頃、G36が整備で入庫し、同様の箇所から漏れていると連絡がありました。そして犯人をようやく見つけましたと・・・これは入庫したG36の画像ですが、なんと簡易オイルクーラーの蓋についてるガスケットからの漏れと判明・・・これは私もまったく想像していませんでした。でも、このガスケットを交換して漏れは止まり、解決しました。おそろしい行程を踏み、いろいろな箇所のガスケット・シールを新品に交換してます(゚Д゚;)ウインカーレバーは海外の部品商に探してもらったようです。助かりました。ハブグリスの漏れはシール交換で止まりました。これはパワステオイルの漏れですが、ふき取って完了です。その後漏れなかったのでとりあえず良かったですが・・・とてもオイリーなトランスファーになってしまいました。シールを交換してすっきりです。問題はATの制御なんです・・・こんなのが送られてきました。油温と油圧の関係をセッティングされていて、ショックを和らげようとすると別の問題が発生する・・・これはループ現象なのか??スタックしていますそれでこの時点で気づきました。どうも私のゲレンデはテスト車?者?に認定されているようだと・・・モニターとも呼んでいいかも(^^; ここまででまったく不快に感じていません。何だか応援したいような感じになってしまいました(^^;くさやまさん・・・諦めず、適当にあしらわずにどうしても解決しようとする熱意がひしひしと伝わってきます。自分にはそれは通用しないと気づいた?? どうも本気出したみたい(笑)そもそもメルセデス722.6の電子制御ATを社外のECUを使って普通に走らせるのはかなり困難で、まだ国内ではまともにやったことがない??最初はそんなに違和感なく走るなと思っていましたが、走り込んで行くにつれ、様々な解決しないといけない問題が発生してしてスタック・・・これは何かというと、ATのコンダクタープレートというパーツです。もうこれを交換してみようと連絡がありました。そして、このパーツを交換することによって、減速時のショックはなくなりました。ここまでは良かったのですが、ここ最近気温が下がってきて、また別の問題が発生してます。最初のスタート時の変速がおかしい・・・最新のATでも冷間時の変速はギクシャクしたり、2速で長く引っ張ったりするものですが、それを少しだけ超えてる感がするらしいです。80年代のW123やW460に使われているATはパーツが枯渇していてOHは困難で、124や201のATもそろそろパーツがなくてOHも難しくなるであろう現在・・・これからは722.6の電子制御5速ATを使う時代が来るものと思われます。ならば722.6をポン付けすれば??と思うのですが、それは簡単ではないようです。なので社外のECUで制御する必要が出てきますわね。そんなことで、いろいろ苦労しているのかと想像できます。制御が完成できれば、機械式のATに変わって使える選択肢が増えるのでビジネスになります。722.6ATは相当幅広く普及しているので、パーツがなくなるってことはまだ想像しなくていいわけですし。そして、ほぼ完成形に近づいて納車できる状態になりましたと連絡がありました。昨日の土曜日ようやく福知山に行ってきました。これはゲレンデではなく、レンジローバーのディーゼルです。1年ぐらい前から預かっていて、都度〃整備している車両ですが、私のゲレンデが完了しないので、なかなか進まないように思います・・・W123がありました。こちらは若者が購入した車両で、エンジンはM102の2.3ℓをOHして、機械式4速ATもOH済の物を積んでるようです。そしてエンジンは電子制御化していくようです。隙間だらけのエンジンルームです。これだと整備が楽ですね。熱も籠らないかな・・・こちらはヘッドをOHしたM104エンジンの3.2ℓです。ヘッドカバーの塗装待ちらしいです。いろいろ仕事やってますね。そしてわたしのゲレンデ360GEです。試乗しましたが、ATの状態はかなり良くなっていて、エンジンも力強く感じました。オイル漏れ無し、グリスも漏れてません。トランスファーも乾いてます。それでもこの日の朝は寒くて、くさやまさんのMさんが試乗したところ、まだ納得がいかなくなったと・・・ それでセッティング専用のパソコンを持って帰って、寒い日にモニターして欲しいと頼まれました。これまで、約2000キロ走ってセッティングを繰り返して今の状態らしく、それでも納得いかないので、アメリカやアイスランドに問い合わせしていたらしい・・・そしてアメリカのプログラムを組んだ人間とようやくコンタクトが取れて、新しいソフトを入手したとのことです。まずはそのソフトに書き換えてテストしたいとのことでした。Mさんが遠隔操作するので、パソコンをつないで走行するのな?そんなことで、乗って帰ろうとしたわけなんですが・・・Mさんの会社を出ようとして、右に曲がり切れなかったので切り返ししようとしたら・・・変な音がしてステアリングが重ステになりました 何かをまき散らしてます・・・赤いオイル・・・これを見てATFだと思う人が大半かと思いますが、これはパワステオイルなんです。ATFのトヨタD2をパワステに使ってるので、こんな色してます。ちなみにATFはリキモリを使ってます。要するにパワステの高圧ホースが圧に耐えられなくなって、吹き出したってことです。高圧ホースはアルミでカシメているのですが、W463のフルタイム4駆には耐えられない素材だったのかも知れません。460だとこんなことになったことはなく、漏れることもないようです・・・じわじわとアルミのカシメが広がって暴発したような感じです。切り返しはもっとも圧がかかりますから・・・これは怪我の功名?? 道中でこんなことになったら慌てふためくでしょうね463のパワステホースをワンオフで製作したのが初めてだったので、これで1つノウハウが蓄積されましたかねエンジンルームがオイルでギトギトになってしまいました。この時点で、別のホースを使って帰ろうかと思いましたが、どうせ違う素材で作り直さないとダメなので、置いていくことになりました(;・∀・)今度は固くカシメることが可能な業者さんに頼んで、アルミではない素材でカシメるようです。「すいません、すいません」と何度も謝っていただきましたが、なぜかまったく腹が立ちません・・・これは旧車ドランカーですかね以前にもTE27で整備あがりに燃料ポンプが故障してスタックしたり、飛び出してきたバイクを避けようとして、縁石に激突したりしましたので、その時はむかつきましたが、ドランカーになったのでしょうか・・・たぶん・・・そもそも、くさやまのMさんは嘘とか隠し事をしなくて、正直に言ってくれる珍しい車屋さんなので、怒る気にならない?? ミスったら正直に申告してくる人なのでもあるし・・・ほとんどの車屋さんが申告しないことも言ってくる・・・124でお世話になっている整備士さんも丁寧に作業してくれる人なので、何かあっても怒らないと思いますし、両方とも旧車好き親父たらしなのでしょうか??嘘や隠し事の横行している業界にしては珍しいので、こんなの普通に許せてしまいますそして、いろいろやってもらったけど、すべて保証内です。当たり前か・・・保証はいつまでですか??と聞いたら答えが「当分の間・・・」これは永年保証??そんなわけないですが、当分面倒みますってことでした。なので今までの作業はすべて無料です!!長い期間乗ってなかった車・・・こんなことは普通にあります。レストアだって、すべてのパーツを交換するわけではなく、乗り始めてから、不具合をつぶしていく行程は必要なんです。自分はこのことがよくわかってます。良心的な旧車屋さんが、ポット出の旧車欲しくなった人に対しては積極的にならない気持ち・・・よくわかります。トラブりますから(;^ω^)そしてまた、こうのとりに乗って帰路につきました。その後、あたらしいソフトを入手して毎日試乗してもらってまして、今のところいい感じらしいです。今度はパワステホースが完成次第納車らしいです。そしたらお祓いもいきましょうかね(^^ゞでもまだまだモニター作業をやって次に似た感じのレストモッド車を購入する方の役に立ちましょうかね。今度販売する電子制御5速AT722.6の車は、ストレスフリーになっていると思われます。このパターン、M104エンジンをフルコン化して722.6ATに載せ替えた124など、ビシッとセッティングができれば長く乗れる124になりそうですよ。とりあえず今回はここまでにします。それでは~
おはよう
視界良好。。。
本日のリアライズ!!陸送アルバイトw&インターメカニカ ご納車仕上げです!!