
15AUG.
リクエストありがとうございます‼️ベルばら2次創作小説 君は薔薇より美しい 一気読み‼️生存if
去年書いた、結構長い長編小説です。R18のトコもありますし、真面目にストーリー展開を考えて、2人の生存if小説を書きました。双子の子供が産まれる話はよくあるので、三つ子にしてしまいました💦今でも、初めて私の小説をお読みになられる方が、検索されるのが、もう半年以上、この小説です。毎月だいたい5000人〜7000人位の方が、読まれています。(自分の小説データを検索したら判るようになっています)本当にありがとうございます。そして。先日、書き終えた小説で、未発表も含め、460本の小説を書きました(笑)いや⋯。どこまで書くのやら⋯。書けるのやら⋯。ネタ探しに大変です💦他の作家様とは、決して被りたくないので💦9月から、また新作を作りたいですけど(笑)暑かったら、結構しんどいですね。この夏は、イベント参加用に作品作りと、山岳救助隊物語長編小説を書きながら、仕事もしていたので、疲れが溜まりに溜まって、先日、勤務中に、介助でギックリ腰になりました💦メンテナンス中です💦イベントまでには直します💦では。去年書いた長編小説「君は薔薇より美しい」一気読み‼️どうぞ♥️沢山の、リクエスト誠にありがとうございました🙇💦『ベルサイユのばら2次創作小説R18「君は薔薇より美しい」一気読み‼️&書き下ろしショート話』いつもありがとうございます🌹一気読み‼️⋯が、早く読みたい‼️とのメッセージが多くて本当に有り難いです😊終わったばかりの君は薔薇🌹より美しい⋯私も最初の頃の内…ameblo.jp

#768【アニメ版DB『超』第010話】〝絶対に観逃せない″シーン3撰
3-3 好きでは足りない想い
部屋には、穏やかな静けさだけが満ちていた。窓の外では、夜風がカーテンをわずかに揺らしている。互いの鼓動だけが、こんなにも近くに聞こえる。テリィはそっとキャンディの頬へ手を添えた。彼女を見つめる青灰色の瞳が、ゆっくりと細められる。「……愛してる、キャンディ」囁くたび、その想いが伝わるように。唇が静かに重なる。何度も、ゆっくりと。急ぐことなく、互いのぬくもりを確かめるような口づけだった。キャンディは目を閉じ、その優しさを受け止める。何度も唇が重なり、離れては耳元へ愛の言葉が囁かれる。テリィの唇が頬をかすめ、耳元へ、そしてゆっくりと首筋へと移っていく。その温かなぬくもりに、キャンディは小さく肩を震わせたその時だった。首筋へ触れた唇に、温かな雫が落ちる。テリィは動きを止めた。顔を上げると、キャンディは目を閉じたまま、静かに涙を流していた。涙が頬を伝い、枕へ落ちていく。テリィの胸がひやりと冷える。(しまった……!)一瞬で、いくつもの考えが頭をよぎった。――怖かったのか。――まだ受け入れられなかったのか。――俺が急ぎすぎたのか。テリィはすぐに身を起こし、彼女から少しだけ距離を取った。声には隠しきれない不安が滲んでいた。「悪い……ごめん。無理しなくていい。今夜じゃなくてもいいんだ」その瞳には、彼女を失いたくないという想いしかなかった。キャンディはテリィの頬へそっと触れて、涙をこぼしたまま、小さく首を横へ振った。「違うの……」震える声、その一言を聞いても、テリィの不安はまだ消えない。「本当に?」思わず確認するように尋ねる。キャンディはもう一度、小さく頷いた。そして、涙を拭うこともせず、少し照れたように微笑んだ。「私……うれしくて泣いてるの」その言葉に、ようやくテリィは息をついた。張り詰めていた肩の力が、ゆっくりと抜けていく。「うれしくて?」「うん。私……生まれて初めて言われたの」テリィは息を止めた。キャンディは少しだけ遠くを見るように目を細める。「私、生まれてすぐポニーの家の前に置かれていたの。だからね……ずっと思うようにしてたの。きっと、どうしても育てられない事情があったんだって。ポニーの家なら安心だと思って預けてくれたんだって」一度言葉は途切れ、キャンディは小さく息をつく。「本当は、親に愛されていなかったわけじゃない。そう思っていれば、寂しくなかったから……。誰かにそう話すたび、自分にも言い聞かせてたの」その声は穏やかだったが、長い年月をかけて胸の奥へ沈めてきた想いが滲んでいた。キャンディは唇を震わせる。「でも……先生方に『お願いします』って託したわけじゃなくて……扉の前に置かれていたと聞いたときを思い出すと、心のどこかでは思ってしまうの」また一粒、涙が頬を伝う。「やっぱり私は……愛されて生まれてきた子じゃなかったのかなって」テリィの胸が締めつけられた。キャンディは涙を浮かべたまま、小さく笑う。「もちろん、ポニー先生もレイン先生も、たくさん愛情をくれた。アルバートさんも、お父さんになろうって、一生懸命向き合ってくれた。アニーも、アーチーも、みんな私を大切にしてくれた」その微笑みは温かかった。「とてもありがたいし、本当に幸せ者だと思う。でも、それでも心のどこかで……一度でいいから、誰かに『愛してる』って言ってもらいたいって思ってた」涙が次々とあふれる。声が震える。「テリィ……それをあなたが言ってくれた。あなたに言ってほしいとずっと願ってた……だから、本当にうれしい……」言葉の最後は、涙に溶けて消えた。テリィは何も言わず、ただ両手で彼女をそっと抱き寄せる。そして額を寄せ、小さく笑った。「だったら、何度でも言う」彼は真っすぐにキャンディを見つめる。「愛してる。キャンディ。……俺は、きみ以外愛せない」その言葉には飾りがなかった。芝居の台詞でもなく、誰かに聞かせるためでもなく、テリュース・G・グランチェスターという一人の男の、本心だった。キャンディは涙で濡れた瞳のまま微笑む。「……私も」かすれるほど小さな声。「愛してる、あなただけを」その一言だけで十分だった。テリィは微笑み返し、もう一度彼女の名を呼ぶ。「キャンディ、愛してる」唇が静かに重なる。キャンディは目を閉じ、そのぬくもりを受け止めた。もう何も怖くはない。好きという想いを積み重ねてきた二人が、その夜初めて「愛してる」という言葉で結ばれた。その一言は、キャンディにとって失われていた人生の空白を埋める言葉であり、テリィにとっては、生涯ただ一人へ捧げる、かけがえのない誓いだった。何度も唇が重なり、離れては耳元に愛の言葉が囁かれる。やがて唇が、キャンディの首筋を伝っていく。テリィの微かな息づかいがキャンディの耳をくすぐり、柔らかな髪の感触にわずかに身体が震える。次第に唇はゆっくりの胸元まで辿りながら、纏っていた衣をテリィは静かに紐解いていく。白く滑らかな肌が顕になる。思わず息を呑む。「きれいだ……」再び見つめられキャンディは顕になった胸元を反射的に隠す。その仕草が愛しくて、テリィは小さく微笑むと、その手を取り指にくちづける。優しく腕を解くと再び胸元を唇が這い、キャンディから甘い吐息が漏れた。互いの生まれたままの姿で身体が触れ合い、鼓動が重なる。十年前には叶わなかった距離。あの頃は抱きしめることさえ切なく、唇を重ねるだけで精一杯だった。二人とも、大人になった。別れも、孤独も、後悔も知った。それでもなお、互いだけを選び続けた。さらに唇が重なる。離れてはまた重なり、ふたりの吐息だけが部屋を満たしていた。もう言葉はいらない。言葉の代わりに身体で想いを伝え合う。キャンディは目を閉じ、彼に身を任せる。時折、聞こえてくる心臓の音が、少し速い。テリィは彼女の手を取り、指を絡める。まるで一生離さないと誓うように。夜はゆっくりと更けていく。部屋に響くのは、時折交わされる互いの名前を呼ぶ優しい囁きだけだった。やがて言葉さえ必要なくなり、二人は寄り添ったまま、これまで積み重ねてきた想いを、静かに確かめ合っていく。誰より近くで。誰より深く。長い別れの年月を埋めるように。そしてその夜。「好き」という言葉だけではもう足りないことを、二人は知った。
4-2 舞台の向こう側 2 of 4
「劇団には、いずれ話さなきゃならない。結婚するなら当然だろ」テリィは静かに続ける。「その前に、少なくとも一人。俺のすぐ近くで動く人間には知っておいてもらった方がいいと思った」「それがフランクさん?」「ああ。俺一人のことなら、どうにでもなる。でもこれからは、きみのこともある」キャンディは何も言えなかった。「記者に追われるかもしれない。勝手な記事を書かれることもある。劇団へ話を通す必要が出てくることもある」テリィは名刺を彼女の手へ乗せた。「そういうとき、俺が舞台に立っていたら動けない。稽古中だってそうだ。だから、フランクには先に話しておこうと思った」キャンディはそっと名刺を握る。「……何て言ったの?」テリィは一瞬黙った。「恋人がいるって」キャンディの頬が少し赤くなる。「結婚したいと思ってるって」今度は耳まで熱くなった。昨夜あれほど近くで愛の言葉を交わしたのに、こうして第三者へ自分の存在を伝えたと聞く方が、なぜかずっと恥ずかしい。「フランクさん……驚いた?」「かなり驚いてた」テリィが面白そうに笑う。「俺が女の話をしたことなんて、一度もなかったから」「……それもどうなの」「だから驚いたんだろ」テリィは立ち上がった。フランクは、『どんな女性だ』とも、『いつからだ』とも、まして名前すら問いたださなかった。ただ一度だけ、『本気と受け取っていいんだな』と、そう聞いてきた。テリィは迷わず『そうだ』と答えた。その返事を聞くと、フランクは短く頷いた。そのときテリィは、改めてこの男へ話して正解だったと思った。俳優として舞台に立っていた頃から、人間の噂がどれほど早く広がるか知っている。華やかな世界ほど、人の秘密を面白がる者は多い。そして数日後。テリィが、――彼女に稽古を見せたい。そう言ったとき、最初の返事はこうだった。『本気か?ゲネプロ前だぞ』『分かってる』『彼女は劇団の人間じゃない』『もちろん、分かってる』『普通なら入れられない』『だから相談してる』フランクは大きく息を吐いた。『こういうときだけ俺をマネージャー扱いするな』テリィは笑った。『頼ってほしかったんだろ』『そういう意味じゃない』そう言いながらも、結局フランクは考えた。ちょうどその日、劇団には数社の記者が稽古風景を取材する予定が入っていた。本番を控えた特集記事のためのもので、記者たちは全員、事前に登録されている。担当者はフランクだった。そこで彼は一つの方法を考えた。記者の補助として一人紛れ込ませる。取材班の中には記者本人だけでなく、記録係や編集補助、資料を持つ助手がつく場合もある。そこへ一人加わったところで、劇団員たちが一人一人の顔まで把握するわけではない。もちろん完全な部外者を勝手に入れるなど、本来なら避けるべきことだった。だからフランク自身が最初から最後まで付き添うことを条件にした。『おまえの恋人だろうが何だろうが、劇場へ入った以上は俺の管理下だ』その言葉を聞いたとき、テリィは少しだけ安心した。そして今日、その計画が実行される。テリィが時計を見ながら言った。「1時15分に受付へ行って、この名刺を出す」キャンディは真剣な顔で頷く。「そして、フランク・エルドリッジを呼んでくれって言えばいい。そのあとは全部フランクがやってくれる」「私は何をすればいいの?」「言われた通りにしてればいいさ」「新聞記者のふりをするの?」「正確には記者の助手」「質問されたら?」「質問は記者側からするものだから、大丈夫だ。……じゃあ、俺は先に出るよ。それから……」テリィは少し迷ってから言った。「俺を見ても、話しかけるな。俺もきづかないふりをする」キャンディは神妙な顔で頷いた。テリィは近づき、額へ軽く口づけた。「じゃあ、あとで」「うん」扉が閉まる。キャンディはしばらく、その扉を見つめていた。そして手の中の名刺へ目を落とす。テリィが、自分の存在を打ち明けた人。そう思うと、不思議な緊張が込み上げてきた。けれど、それ以上に、今日、自分はテリィの仕事を間近で見る。それが楽しみで仕方なかった。キャンディは約束の時間に劇場の前にやって来た。出演者や関係者が出入りする側の入口には、開演日が近いことを示すように慌ただしい空気が漂っていた。大きな木箱を運ぶ男たち、衣装を抱えた女性、台本を手に早足で通り過ぎる俳優。その中へ自分が入るのだと思うと、胸がどきどきする。「よし」小さく呟き、入口をくぐった。受付には中年の男性が座っていた。「ご用件は?」「あの……フランク・エルドリッジさんをお願いします」そう言って名刺を差し出す。受付の男は名刺を見た。そしてキャンディを一度だけ見上げる。「少々お待ちください」胸がさらに高鳴る。テリィはキャンディが受付の男に顔を見られてるから、髪型を変えたり、それらしい格好で行くように言われ、それを守っていた。本当にこれでいいのかしら、追い返されたらどうしようと、そんなことを考えていると、奥から一人の男が歩いてきた。四十歳前後で、背はテリィほど高くないが、がっしりした体格をしていた。男はキャンディを見ると、ほんの一瞬だけ立ち止まり、近づいてくる。「ミスホワイト?」名前を呼ばれ、キャンディは慌てて頷いた。「はい」「初めまして。フランク・エルドリッジです」思っていたより穏やかな声だった。「初めまして。あの……今日はありがとうございます」キャンディが頭を下げると、フランクは少しだけ困ったように笑った。「礼なら彼に言ってください」「テリィに?」「あなたを入れたいと言い出したのはあいつですから」そう言いながら、フランクは周囲へ目を配る。「では、こちらへ」キャンディはその後について歩いた。廊下の途中で、フランクが小声で説明する。「今日は三社入っています。あなたはそのうち一社の記録補助ということになっています」「記録補助?」「記者ではありません。質問されても、必要以上に答えなくていいです」朝のテリィとまったく同じことを言う。二人はやがて大きな扉の前へ着いた。