
20MAY.
朝の光の、その先で⋯。ベルばら2次創作小説 書き下ろし
「朝の光の、その先で」朝の光は。寝室のカーテン越しに淡く差し込んでいた。窓の外では、小鳥たちが騒がしく鳴いている。いつもならアンドレは、もっと早く起きて支度を済ませている時間だったが。「アンドレ⋯」胸元から聞こえる声に、彼はうっすら瞼を開いた。「⋯⋯ん⋯⋯」「起きろ」「⋯⋯起きてる⋯」「嘘だな」笑いを含んだ声だった。アンドレが目を開けると、腕の中のオスカルがこちらを見ていた。金色の髪は寝癖で少し乱れ、いつもの凛々しい軍人の顔ではない。青い瞳は、朝の光を受けて柔らかく揺れている。「オスカル⋯お前⋯⋯起きてたのか」「少し前から」「起こしてくれればよかったのに」するとオスカルは、少しだけ眉を上げた。「嫌だ」「え?」「⋯⋯こうしていたかった」言った瞬間、自分で照れたのか。視線を逸らした。アンドレは目を丸くしたあと、ふっと笑う。「朝からそんな事言われたら、俺、勤務に行きたくなくなるだろ?」「む……」「昨日、誰かが言ってたよな」「何をだ?」「"風邪だと言って休む"って」オスカルがはっとした顔になる。「⋯⋯⋯」「しかも寝る直前」「⋯⋯⋯」「本気だった?」「⋯⋯⋯半分くらい⋯⋯」「半分もあったのか!」アンドレは吹き出した。オスカルは不服そうに頬を膨らませる。「仕方ないだろう」「何が?」「遠乗り、と言ったからだ」「子供か」「何だと」むっとして睨む。だが、その顔が全然怖くない。寝起きだからか、頬にはまだ眠気の赤みが残っている。アンドレは笑いながら、彼女の髪を整えた。「約束するよ」「……?」「次の休み」オスカルが見上げる。「遠乗り行こう」「本当か?」「本当」「薔薇園を抜けて、丘の方へ行くか?」「いいな」「昼は木陰で食べよう」「いいな」「あと⋯⋯」オスカルの言葉が急に止まった。「あと?」オスカルは少し考えて、小さく笑った。「……いや」「?」「お前と一緒なら、どこでもいい」その言葉に。今度はアンドレの方が、しばらく黙った。「……オスカル」「ん?」「朝から反則」「何がだ?」「そういうの」「?」本人だけが、本当にわかっていない。アンドレはため息をつきながら、額へ軽く口づけた。「ほら准将殿、出仕の時間だ」するとオスカルは、数秒考えてから真顔で言った。「アンドレ」「ん?」「⋯⋯やっぱり風邪という事にしないか?」数秒の沈黙の後。寝室に、アンドレの笑い声が響いた。「アンドレ、次の休みはいつだ?まだ先だろう?」そう言われて。アンドレは嫌な予感がした。「⋯⋯何考えてる?」オスカルは急に真顔になる。「風邪だ」「は?」「私が風邪をひく」「自分で決めるな」「少し熱っぽい気がする」「全然元気だろ」「喉も痛い」「昨日あんなに喋ってたのに?」「頭も痛い」「目なんか輝いてるぞ」オスカルは腕を組み、真剣な顔をしている。アンドレは数秒、真顔で彼女を見つめ⋯⋯吹き出した。「はははっ!」「何がおかしい!」「だってお前、本当にやる気なのかよ」「何がおかしいんだ」「准将様が仮病って」するとオスカルは少し視線を逸らし、小さく言った。「⋯⋯⋯お前と一緒にいたいだけだ」その声に、アンドレの笑顔が止まる。こういう時だけ、彼女はずるい。昼間は誰よりも強く堂々としているくせに、時々こんな風に真っ直ぐな言葉を向けてくる。数時間後。ジャルジェ家にはラソンヌ医師が呼ばれていた。診察を終えた老人は、黙ってオスカルを見つめ、それからアンドレを見た。「⋯⋯なるほど⋯」「先生」「つまり風邪ではない、と?」「はい」「数日休みが欲しいと」「はい」 「それで私を共犯にしたい⋯⋯と⋯⋯」「はい⋯⋯」オスカルは同じ片時を繰り返した。ラソンヌ医師はしばらく沈黙し⋯⋯。突然吹き出した。オスカルが赤くなる。「いや失礼。しかしオスカル様、貴女様がそんな顔をなさるとは」老人は笑いながら処方箋を書いた。「軽い疲労による発熱、安静三日」「先生!」「若い恋人達への処方ですよ」そして片目を閉じた。「ただし次に会った時、休暇を満喫した顔をしていたら全部ばらしまするぞ」冗談を言い残し、ラソンヌ医師は帰っていった。⋯⋯そして。三日間の休暇は始まった。一日めは、安静を装って、ベッドで静かにしていたが、たまに果物や、冷やした水を洗面器に入れ、リネンと共に持って来て、様子を見に来るアンドレと、ベッドサイドに座り、抱擁や、口づけを交わしながら⋯⋯。お喋りを楽しんだ。二日目の朝。空は雲ひとつない青空だった。「殆ど治りました」朝食の席でオスカルが宣言する。「昨日まで寝込んでいたお前がか?」父、レニエが驚いている。「アンドレの介抱のお陰です、父上」「⋯⋯さすがはオスカル。すごい回復力だ。だがあと2日は静養した方がよい」オスカルは、そう言われて「では⋯提案を」と、ジャルジェ家所有の別宅の小さな屋敷に行くと伝えた。新鮮な空気と、自然の中で身体を休ませます、と。「共にはアンドレをつけます」そして。愛馬へ跨がった二人は屋敷を出る。初夏の風が心地よかった。草原は陽光を受けて輝き、遠くには白い雲が浮かんでいる。オスカルは心底楽しそうだった。仕事も軍務もない。誰も准将として見ない。ただアンドレの隣を走っている。時折こちらを見て笑う彼の顔は、幼い頃のままだった。昼過ぎ。ジャルジェ家所有の小さな屋敷へ到着した。石造りの可愛らしい屋敷の向こうには、薔薇園が広がっている。「懐かしいな」「昔来た事あったな」「まだ子供だった」屋敷の中へ入り、アンドレは袖をまくった。「さて」「何をする?」「昼飯を作る」「私も手伝う」「いや」「なぜだ」「この前、お前が、ちょっとやりたいと言って、切った野菜」「⋯⋯」「全部大きさ違った」「⋯⋯」「しかも指まで切った」「⋯⋯忘れろ」アンドレは笑いながら料理を作る。オスカルは頬杖をつき、その姿を見ていた。不思議だった。訓練では誰より頼もしい男が、今は料理をしている。鍋の湯気の向こうに見える横顔は、とても穏やかだった。「⋯⋯アンドレ」「ん?」「こういう時間も悪くないな」アンドレが振り返る。「何が?」「何もしない時間だ」「⋯⋯そうだな。お前は直ぐに動きたがるからな」「ひどい言い方だ⋯⋯」二人は庭園の見える場所で食事を始めた。風に揺れる薔薇。差し込む光。遠くの麗しき鳥の声。オスカルは静かに笑った。「なあアンドレ」「ん?」「また来よう」「次の休み?」「いや」オスカルは、少し考え⋯⋯。「何十年後でも」アンドレは目を細めた。「そうだな」風が吹いた。薔薇の香りが二人を包んでいた。まるで盗んだ時間が。永遠になったようだった。「アンドレ⋯⋯幸せだ⋯⋯」「朝の光の、その先で」〜 fin 〜🌹✨️2026年5月18日書き下ろし
レプリカだって、恋をする。【第6話感想】
…。」視聴しました!ネタバレ含みます。 個人的感想を含みます。記事をご覧の際は お気をつけ下さい。5話で自分の中では、完結しました。笑このまま別章に行ってもらっても…と思いましたが、このメンバーで続くのですね。レプリカ系ってバッドエンドが多すぎて、ハラハラしますね。現に5話ハラハラしましたよね。死亡フラグがいっぱいでした。笑そのフラグをかいくぐり、綺麗な終わり方だったんですけど…ね。6話以降も、このメンバーで続くとなると、そのフラグが継続するんじゃないですか⁉︎ブロガーの皆様も心配されてますが…大丈夫かな🫣チラッ穏やかな時間が流れてますが、私も、なんか心配ですよね💦・オリジナルのレプリカへの嫉妬・レプリカの自我の芽生え・他の外的要因が、どこまでいくかですね🤔5話で和解したから嫉妬のフラグは消えたと思っておきます。そこで怖いのがレプリカの自我が芽生えてからの暴走ですが、ナオちゃんは大丈夫…だよね😅でも恋は人を盲目にするから心配ですよ。笑とにかく5話でレプリカは死なない事はわかりました。しかしその逆はどうなるんですかね🤔オリジナルが死んだらレプリカは、どうなるんですかね…。おぉー怖っ😨笑レプリカが逆にオリジナルを…。なんてやめてよ🫣笑…と言いながら、どうなるかワクワクしている自分がいます。笑できれば、ハッピーエンド求む!!

習キンピラ「マイク切り忘れたヤツ出てくるアル‼️」

効果あり!?