20APR.
Le destin de la rose 〜薔薇の運命〜⑨ベルばら2次創作小説書き下ろし
前回の8話、人気記事ランキング1位になりました💦いつも、読んで下さってありがとうございます〜♥️✨️🌹😭毎日アップしていましたが、ぎっくり腰が中々治らず、少しアップのスピードを落とします😭ごめんなさい(_ _;)Le destin de la rose 〜薔薇の運命〜⑨またまた、現代版ベルばら2次創作小説を書こうかなと思い立ち、チマチマ書いて行こうと思います。背景は、第8話が、2025年8月くらい2人は結ばれました。⋯が⋯。今回は、ジュエリーコンクールのお話です。9話は、8月辺りです。オスカルは、フランスで、代々続く宝石商の嫡子として育てられた美しい女性。宝石商だけでなく、アートディレクターもしている。30歳アンドレは、数年前から人気が出てきた新進気鋭のアクセサリーデザイナー。だが、会社は持たず、個人事業として、作っては、ネット販売か、展示会位しかやらない主義。31歳と、言う設定です。そして。原作AOの生まれ変わり。よくあるパターンですみません⋯。↑毎回言ってる⋯💦ではどうぞ〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹ワールド・ジュエリーコンクール最終選考日。審査員達は、最終選考で選ばれたジュエリーが、それぞれの個性で煌めくデザインを堪能しながら、ズラリと並べられたホテルの大広間で、静かに作品を見ている。作品の中には、奇抜なものや、エレガントなもの、クラシカルなもの等様々あり、製作デザイナーの思いが込められたものだ。初老の審査員の1人が、審査員委員長に尋ねる。「いかがですかな?もうお決まりになりましたか?」「うむ⋯⋯。これであろうな⋯」その声は、会場に響く程、はっきりと皆に聞こえた。「異議は?」審査員委員長が周りを見渡す。異議は1人も無かった。委員長の最終選考が、今まで曲げられた事はない。みな、委員長の経験豊富な眼を信用している。「では、決まりだ。今から最優秀賞を受賞したデザイナーに連絡するように」委員長のマネージャーは、頷くと会場を後にした。「ただいま。アンドレ。遅くなってすまない⋯」深夜。オスカルが、アンドレのアパルトメントのドアを開けた途端オスカルは、ずっと待っていたらしいアンドレに抱き締められた。「わッ!!⋯ど、どうした?急にビックリするじゃないかアンドレ」「夕方に電話があったんだ!!俺の作品が、最優秀賞だって!!」「⋯ホントに?」「嘘なんか言えるか?あれはお前をイメージして作った作品だ。だから嬉しいよ!!」「判った⋯判ったから、きつく抱き締めるのはやめて⋯痛い⋯」「あ!ごめん!!」お帰りのキスの後、オスカルはもう夕食は外で済ませたから、とアンドレに謝り「おめでとう。アンドレ。⋯で?同じものを作っていたんだろう?見せてほしいな」彼の腕の中で、黒曜石の瞳を見上げる。「判った。本当は俺の誕生日にお前にプレゼントしようと思ってたんだよ。お前が俺にプレゼントをくれるって言うからそのお返しで⋯」「ばかだなあ。それじゃ誕生日プレゼントじゃなくて、物々交換じゃないか」ふふ、と淡いピンクの唇が笑った。引き出しのケースから持ち出し「其処に掛けて」と、アンドレが促しオスカルはジャケットを椅子に掛けて、赤いベルベットの指輪ケースを見つめた。「いい?オスカル」「うん」ケースが開くと、ブルージルコンの2カラット位の指輪だった。特に、カッティングも複雑で美しい。「着けてみて、オスカル」「いいのか?」「お前の為に心を込めて作ったんだ。手を、出して」おずおずと言われるがままに指を差し出す。ぴったりのサイズ白い指に綺麗に煌めいている。「似合うか⋯?」「似合う。すごく。良かった!」「ありがとう。嬉しい⋯。では、お前の誕生日にこれは物々交換だ」オスカルは指輪にキスをすると、ゆっくり引き抜いてアンドレに返した。「あ、まだ私はプレゼントを決めてないんだ。一緒にどこかのお店に行って、プレゼントを選んで貰おうと思ってて」「それがね。オスカル」アンドレは椅子を持ってきて、オスカルの前に座った。「今年は最優秀賞には副賞もあったんだ」「ほう。どんな?」アンドレは副賞の冊子を取り出した。「去年までは賞金もなかったのに、今年は最優秀賞は、1620000000ユーロ!賞金が貰えて、ペアの旅行券も付くんだ。俺、腰抜かしたよ」※1620000000ユーロ=日本円で1千万円 ※「そ、そうなのか?⋯すごいじゃないか」「オスカル、世界一のジュエリーブランドの社長だろ?情報入ってなかったのか?」「あ、ああ、私?⋯⋯私は今回は、審査員じゃなかったから⋯⋯な、何も聞いてない」「なんだよ、歯にものが詰ったような言い方。まあ!でも、賞金貰えるから、新しい研磨の機械が買えるよ。それが1番嬉しいし」「そうなのか?それがアンドレが1番欲しかったものなのか?」「そう言う訳じゃないけど⋯。技術向上の為には、欲しかった機械があったんだ」「そうか⋯そうなると、お前のジュエリーはもっと輝きを増すジュエリーになるんだなアンドレ」オスカルは目の前にいるアンドレの手を握り、「最優秀賞、おめでとう⋯アンドレ。今夜は2人で乾杯しよう」「ありがとうオスカル。あ、ピザを買って来た後に電話が掛かってきたから、今夜はピザだけど⋯」オスカルは立ち上がり、座るアンドレを抱き締めた。「アンドレ」「ん?」アンドレの両手が、オスカルの細い腰と背中に回る。「ピザとお酒で乾杯したら⋯副賞は、私だ」オスカルも彼の黒い髪を嬉しそうにまさぐる。アンドレは、ちょうど顔の前にあるオスカルの胸の膨らみに頬ずりしながら「それ⋯最高の副賞だ⋯」と、少し涙声になってきた。慌ててオスカルが、彼の頬を上げる。やはり。アンドレは幸せそうな顔で涙を流していた。「お前は⋯前世から泣き虫だな、アンドレ」頬に顔を擦り寄せると、少し伸びたヒゲがチクチクする。それがとても愛おしい。「泣き虫は否定しないよ。感激屋なんだから仕方がないよ。そう言うオスカルだって、すぐ泣くじゃないか」オスカルは、ちょっとムッとして愛おしい男の形よい鼻を摘んだ。「痛い痛い!」「私はお前ほどではない」「わかりました。はいはい。さっき食べて帰ってきたって言ってたけど、小腹は空いただろ?一緒に風呂に入って、2人だけのパーティーをして⋯今夜はお前を寝かさないから。副賞のオスカルどの♡」「私も、お前を寝かさないからな。覚悟しろ」そう2人は笑いながら。オスカルは椅子に座るアンドレを、薄く色っぽい目つきで微笑みながら跨いで座り、互いに強く抱き締め。長い長い⋯酔いそうな程の、口づけを交わした。「アンドレ⋯い、息が⋯」「だめ。離さないよ」オスカルのパンツに、アンドレの固くなったものが当たる。(アンドレ⋯今夜は私は⋯ちょっとおかしくなりそうだ⋯)と、彼の耳を食(は)みながら囁くと(俺も⋯⋯今夜はお前を壊しそう⋯程々にするよ⋯)と息を吹いた。「⋯あッ⋯今から⋯?もう⋯?アンドレ⋯」「さあ、ね⋯」今夜は長い夜になりそうだ。⑩話に続く次回⑩話!ちょっとスピード落として書きます💦ぎっくり腰が中々治らずごめんなさい😭💦
Le destin de la rose 〜薔薇の運命〜⑧ベルばら2次創作小説書き下ろし
今日のベルサイユのばら
術式順転蒼 反転赫 〜第85回桜と皐月〜