
13JUN.
囀る鳥は羽ばたかない 第65話【理由】
…かない」65話の私ネタバレ覚書。64話の覚書で「ついに」という言葉はここで使うべきだった、いやでもこれまでも「ついに」の連続だった、と言いましたが今回は「ああ、ついに…(嘆息)」という感じ。こんなに毎回使ってたら「ついに」が軽い言葉っぽくなるぅ決してそんなことないんですよ!それと「あれ?」と思うことも。※毎度の注意事項: 以下がっつりネタバレ含みます。 登場人物の心情とかストーリー解釈とかは あくまで個人の感想・深読み(妄想もあり)です。******何が正しくて、何が間違っているのか…******扉絵は前回からの続き。宙に視線を泳がせ、座ったままの矢代。何が正しいとか間違ってるとか考えるな、感じろ!やがて矢代はゆっくり大儀そうに立ち上がる。百目鬼の告白を思い浮かべ、かみしめながら。堅気に戻し、幸せになってほしくて手離した男が、極道の世界にい続けることを決めたのはひとえに自分がいる場所だから。自分のせいで。水の入ったたらいを蹴る。…お前アホ過ぎんだろ…っぶちまけた水、部屋を出る前に拭いていってあげてね…でもこのあと自分がどう動くか、決心した感じかな。綱川邸、庭。百目鬼が到着、縁側で仁王立ちの綱川が迎え入れる。4年前みたいに土下座しないのか、と言う綱川に百目鬼は「しません」ときっぱり。背後にいたシャツのボタンガバーの男が百目鬼の頭を押さえつけ、土下座の体勢をとらせる。綱川に顔を何度も蹴られる。でも靴下よね。靴で蹴られるよりはマシか。いやそうでもないな。鼻血出るほど蹴られてる。足の指全部突き指、いっそ骨折で歩けなくなってればいいのに。拾ってもらったことは感謝してます、と言われ、綱川は百目鬼の額を沓脱石に打ち付ける。ヤクザってのは、真っ当に生きていけない奴がなるもんだと綱川は決めつけるように言うけど、そうとは限らないでしょ。なにより天羽という特殊な事例があなたのすぐ近くにいるのに。綱川は百目鬼の過去を調べ上げていた。前科のこと、家族のことを言われて百目鬼の表情が固まる。そこに顔を出し、詰め寄る綱川の声を聞いた神谷の表情にも変化が。問答好きの綱川が百目鬼に問う。「お前にとって極道とは?」少し間をおいて、うつむいたまま答える。「…俺が 生きていく場所です」「お前にとって矢代は何だ」顔をあげ、即答。「俺が生きる理由です」そして続ける。百目鬼の中で何より大事なこと。綱川が聞きたくもなかったこと。「大切な人だから守りました」強い目力。生きる理由。矢代がいるから生きる。矢代のために生きている。矢代がいる場所が自分にとってもいるべき場所。矢代以外は、百目鬼にとって意味も価値もないもの(母と妹は別)正直すぎる!!その正直さが百目鬼の持ち味だとしてもね!?矢代が大切だから守った、ということは、綱川は大切ではないので守らなかった、という深読みも容易い。現に綱川が撃たれたとき、百目鬼は背中向けてたしね。先のやり取りもそう。どんな気持ちでここ(桜一家)にいた、と問われて拾われたことは感謝している、と答えた。拾ってもらったことだけ。とりあえずの居場所をもらえたことだけ。だから組員と馴れ合う気もなかった。自分を出す気もなかった。命じられたことを淡々とこなすだけ。それだけ。揺るぎない本心を伝えてしまった百目鬼に連が殴る蹴るの暴行(絶許)(仁姫ちゃんに心底嫌われてしまえ)そして綱川からの最終通達。「甲斐の命取ってこい」人殺しになれ。逮捕されるまでが任務。そして「娑婆に出た瞬間お前は破門」…冒頭で書きましたがあれ?と思ったのはこのあたり。私これ何度も何度も繰り返してますけど、百目鬼って桜一家にとっては預かりであって「組員」ではない。7巻の最初で綱川は天羽に百目鬼を「欲しくなった」と言っていて、でも自分を一切見せない百目鬼のことを調べるために神谷をスパイよろしく監視させていた。その後、盃を交わしたみたいな描写はない。そんな立ち位置の百目鬼に殺人を命じ、「破門」という言葉を使う?百目鬼からしたら殺しなんて重罪を命じられて引き受けるいわれはないし、あまつさえ破門なんてされる筋合いもないはず。百目鬼こぶしを握り締め、「はい」とか答えてるけど違うよね。違うよね!(腹から大声)このあたりを、とても深く詳しく考察されている方がいらっしゃってその界隈のことを詳しいわけではない私としては大変興味深く読ませていただきましたがいや?いやでも、でも~~~と、もやもやし続けています。1万歩譲って(小学生みたいな物言い)どうしても「破門」という言葉を使いたいなら、今では?とも思ったり。出所後ではなくね。甲斐が殺された、百目鬼が出頭した、百目鬼は桜一家の者、てことは桜一家も当然責任を取らされるよね。(軽く調べた)だったら先に、ことを起こす前に関係切っとくべきなのでは?違うのかしら。でもどう考えても百目鬼が甲斐の命なんて取らなくていいし断っていいし破門言われましてもなんだよなあああ!私が納得いかないまま、話は進んでしまう。ホテルの客室。室内に洗濯機があるってことは、長期宿泊者用の部屋かな。ソファに腰を下ろし、氷嚢で頬を冷やしている百目鬼に、神谷が拳銃を手渡す。世話になりました、と拳銃に視線を落としたまま言う百目鬼に神谷が礼は言えるのに(綱川に)詫びは言えねえのか、と言うと思ってもいない謝罪はしませんと答える。「すいません製造機」の異名はあの人専用。裏切った上に男に惚れてるなんて綱川も受け付けない、と神谷に言われ、「大切な人に性別が関係するとは思いません」と百目鬼が答えると(裏切りについては百目鬼くんホントなんとも思ってないっぽい)(百目鬼くん的には裏切ったつもりもなさそうだし)最低限他人巻き込むな、と痛いところを突かれる。言われてみればそうなのよね。百目鬼に巻き込んでるつもりがなくても、百目鬼のその強い想いに天羽、綱川、そして桜一家のみなさんやらなんやら、まあまあ巻き込まれてる。もちろん神谷もね。最前線で巻き込まれてた。そんなやりとりのあと、神谷がつぶやくように「妹がいたんだな」神谷にも妹がいた。過去形。父親からの苛烈な虐待に耐えかねた神谷少年は父親の腹に包丁を突き刺した。でもそれは、妹が命を奪われた後だった。妹を守れなかった神谷。救い出した百目鬼。百目鬼が妹を父親から守って服役していたという綱川の言葉を、神谷はどんな気持ちで聞いていたのだろう。「親も兄妹もいるなんて幸せなこった」顔をあげて神谷の話を聞いていた百目鬼が視線を手元の拳銃に戻す。「…らしくないですね 自分の話をするなんて」百目鬼の告白に、矢代は「なんで今」と聞いた。神谷の身の上話に、百目鬼はなぜ今その話を、とは聞かない。静かに時が動き出す。******動き出したら急な坂道を転がるように極道サイドの話が進んでいく!誰か百目鬼くんを助けて!!仕事が早い百目鬼がさくっと成し遂げちゃって〇年後…なのか矢代がキレッキレな策略でどうにかしちゃうのか天羽が満を持して動くのか神谷がまさかの行動に出るのかそれとも、それとも…と、いくら考えてもきっとヨネダ先生が想像もつかない展開を準備していると思うと考えるだけ無駄かなあと思ったり。でもずーっとそわそわするというか、落ち着かないというか妙に心が浮ついています。考えるだけ無駄とか言いつつ考えちゃう。そらもう毎日毎日!私はハッピーエンド至上主義者でしてここから矢代と百目鬼がどう動いてどうなってハッピーエンドを迎えるのかということしか頭にありませんし(そもそも囀るにおいてのハッピーエンドとは?という根本的な疑問は置いといて)なんならこの先なんやかんやあって「あれ?どうしたどうした」と戸惑うくらい甘々なふたりになってもウェルカム大歓迎くらいの勢いですがそんな甘ったるい展開を囀るで見たいわけじゃない!望んでないよ!とか極道の世界に身を置いたふたりが普通の幸せをつかめるわけないじゃん、という意見もちょいちょい拝見します。人それぞれの囀る、真逆の意見を否定はしません。あくまで私は、ってことで。というわけで私は矢代と百目鬼がこれ以上の怪我なく無事で、すれ違い続けた心をきちんと通わせて、お互いの想いを認め合って、お互いのそばを離れない未来を夢見続けています。それがここ数回で、未来がかすんでよく見えないのでふわふわドキドキしてる感じ。もたもたしてたらチラ見せも来ました。(ここんとこ毎回言ってる)次回をふわふわしながら待ちます!

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