11JUL.
Tu me manques⋯恋しい、あなた ③ベルばら2次創作小説 超R18
前回、前々回人気記事ランキング1位になりました。ありがとうございました!今回、書き出しは普通に、ラブラブ😍な感じにしていたのですが、書いている内に超R18小説になってしまいました💦申し訳ありません💦私⋯変態なのかなあ💦💦💦💦至って、普通のコスプレ大好き介護士です(笑)一応、謝罪致します。たぶん、この暑さのせいです💦6月の告白の日から、二人の距離は「もう、生きられない。ひとりでは⋯」と、オスカル様に言わせる位に近くなった二人。じゃあ、夜こめ まで二人の夜はどうだったんだろう?衛兵隊司令官室や、往復の馬車の中も、意外と、オスカルにキスをせがまれていたのかなあ⋯とか、妄想しまくり、1人で⋯キャーキャー騒いでる私です。今回は、恋人同士になってからの1日を、何回かに分けて書きます。第3話目‼️1789年7月4日〜5日の、ラブラブストーリーあの時代の、今日。二人はどうしていたかな?そう思いながら書きました♥️2025年7月4日書き下ろし1789年7月4日〜5日の夜のお話♥️挿絵描く暇もありません💦ごめんなさい💦〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹王后陛下と謁見し、ベルサイユ宮殿から帰宅したオスカルは、侍女の声掛けも他所に、私室へと戻っていた。(フェルゼンの為に⋯フェルゼンへの愛ゆえに、生きるのだと⋯⋯!おっしゃって下さい!昔のように!)オスカルのその問いに。マリー・アントワネットオスカルに涙を見せた。もう。オスカルの身体にも思考にも。フェルゼンへの思慕はない。ただ、王后陛下とフェルゼンの愛ゆえの苦しみが、自分もアンドレを深く愛するようになって、女として⋯1人の女として⋯痛いほど愛の重さが判り、身にしみた。そろそろ⋯。アンドレがワインを持ってこの部屋にやってくる時間だ。オスカルは、軍服を脱ぎ、コルセットを外し今夜はドレープたっぷりのシルクのブラウスを着てみた。(少しは⋯これでも、女らしく見えるだろうか⋯。アンドレは、私を美しいと思ってくれるだろうか⋯)鏡台の椅子に座り、馬毛のブラシで、丹念に自分でブラッシングをしてみる。どうブラッシングしても、癖の強い我がブロンドに手を焼いて、オスカルは⋯ため息をついた。「オスカル⋯⋯いるか?」「ああ⋯鍵を開ける」寝室に直接入れる鍵付きの扉の鍵を外し、オスカルは、アンドレを寝室に入れた。「お前⋯帰宅した後、食事もしなかったって?」「あ、⋯ああ。あまり食欲が無くて⋯」アンドレは後ろ手に隠していたバスケットをオスカルに渡した。「これは?」「おばあちゃん特製のタルトシトロンだよ」タルトシトロン。さっくりと焼いたタルト生地に、レモンカードと呼ばれるレモン汁とバターで作ったレモンクリームを流し、メレンゲをたっぷりとのせた定番のレモンタルト。フランスの伝統菓子「タルトシトロン」と呼ばれる。「ばあやが作ってくれたのか。夕餉を食べ損ねたから、いただこう。アンドレは?」「俺は夕飯は食べたよ」「そうか⋯」「でもさっきまで一仕事してたから、小腹が空いたんだ」「じゃあ⋯⋯一緒に食べてくれるか?あ、飲み物は?」「甘い物を食べるから、甘くない飲み物がいいだろう?砂糖を入れてないローズティーを持ってきた」アンドレは一緒に持ってきたトレイに被さった布を外すと、ティーポットとカップがあり、一気に部屋中に薔薇の香りがした。「いい香りだ⋯。落ち着く⋯」「じゃあ食べようか」「食べたらすぐ帰るか?」ロウソクの灯りに蒼い瞳が、一瞬不安そうになる。「お前が寝るまで、共に居るよ。俺もお前と一緒に居たいし」クスリとオスカルが笑う。「日中、ずっと執務室で一緒だったじゃないか」「夜⋯は、ずっとお前の傍に居たい⋯と思うのは、俺だけ⋯なのかな⋯」「え⋯?い、いや、それは違う。アンドレ。私も夜はお前と共に居たい⋯私は⋯夜のお前が好きだ」「夜の俺?」ローズティーのカップを渡し、タルトシトロンの皿にフォークを乗せ、オスカルの前に置いた。「昼間のお前は太陽を浴びた私の為の大きな木で、私に木陰を作ってくれる⋯⋯そして⋯夜は⋯」「うん、夜は⋯?」部屋中に薔薇の香りが漂う。「私の中の女を見つめて⋯くれている⋯そう⋯自分さえ気が付かなかった、私の中の女を⋯」「オスカル⋯。詩人だな」「私は真面目に言ってる」「ああ、ごめん。ありがとう。でもお前は出会った時から、素敵なマドモアゼルだったよ?」「は?初めて会った時に、剣の相手をさせたのにか?」「まあ、田舎から出てきて、いきなりあれはビックリしたけど⋯⋯」アンドレは、甘い二人の時間を作ろうとしていたのに、オスカルの言葉に釣られてしまった。「オスカル⋯。男として育てられても、お前は天真爛漫な天使のようだった。俺は出会った時から恋に落ちた。ずっと傍に居たいと出会った時から思ってたさ」「⋯⋯あ⋯ありがとう⋯。私にはお前だけだった。小さな頃から、同性の友もいなくて、独りで父親に厳しく育てられていたから⋯」「俺も、両親が死んで貴族の御屋敷に行く事になった時には、不安で不安で⋯⋯お前に会えて、俺はどれだけ幸せな日々を与えられていたか⋯今思うと、神に感謝するよ⋯」アンドレは、寝室のサイドテーブルを越えて、寝台に座っていた彼女の隣に座り、そっと抱きしめた。オスカルの腕がアンドレの背に回り、埋めた顔を上げる。「アンドレ⋯⋯」「うん?」「お前の匂いは、私のふるさとみたいな⋯それでいて、独り占めしたいくらい⋯私の大好きな香りだ」「汗臭くても?」アンドレの手が、オスカルの白く細い顎を上向かせる。「汗臭い?お前が?⋯お前の体臭がどれだけ私を癒やすか⋯わかるか?」幸せそうにアンドレの隻眼を覗きこむ、女神の笑顔。アンドレは、その女神の柔らかな唇を奪った。しばらく口づけを何度か交わしている内に、彼の手がオスカルのブラウスをキュロットから捲ると、少し抵抗したオスカルだが、ブラウスの中で、彼の手のひらがオスカルの乳房を優しくもみほぐすと、彼女の息が、少しずつ乱れてゆく。そうしている内に、ブラウスは彼女の上半身から剥ぎ取られ、彼女は乳房を弄び、先を左右吸うアンドレの黒髪を掻き乱した。気持ちよくて⋯耐えられない⋯。「⋯⋯ん⋯ッ⋯ア⋯ンドレ⋯」オスカルは、腰が疼く感覚を覚えた。(もっと⋯⋯アンドレ⋯⋯気持ち良い所へ⋯)胸に舌を這わすアンドレの黒髪を片手で掻き乱しながら、オスカルは、自らのキュロットのボタンを外した。その音に気がついたアンドレが顔を上げる。「オスカル⋯どうして欲しい?言って⋯」オスカルの手が、彼女の上に覆いかぶさるアンドレのキュロットの中央にそっと触れた。オスカルは、一瞬怯む。キュロット越しの、彼の男は驚くほど、硬くなり張り詰めていたから。(そんなに⋯私の事を⋯)「アンドレ⋯⋯キツくないか?ここ」そう言って、彼の腿の付け根で怒張する形を、白い指がなぞる。「ちょっ⋯⋯とッ⋯。キツい⋯あッ⋯」アンドレが彼女の下半身をみると、キュロットは既に膝までずれていて、彼女の下着がみるみる濡れてゆく。ああ⋯もう⋯⋯アンドレはオスカルのキュロットを長い脚から抜くと、彼女の濡れきった下着も剥いだ。濡れた金色の下生えの後ろから、蜜が溢れて止まらない。アンドレも、キュロットを脱ぐと、彼女の下生え奥に滴り、シーツを次第に濡らすとろみのある透明で、甘い香りのする液を、唇を寄せ、すすった。思わずオスカルの声が上がる。「あんッ⋯⋯そこは⋯ッ」初めての経験。下半身の大切な場所を愛する男の厚みのある唇が、舐めたり、すする行為。水を舐め、すするような音が寝室に響く。と、同時に。オスカルは腰を左右にくゆらせながら、悲鳴に近い甘い声を上げた。(こんなに⋯こんなに、身体ごと愛されるのは⋯頭が痺れる位⋯気持ちが良いのか⋯⋯)下肢に、男の指が入る。1本から⋯2本へ⋯。オスカルは、身体の中で注挿を繰り返すアンドレの指の刺激と、溢れて止まらない己のとろむ体液を、舐め、すする彼の唇に、腰が砕けそうだった。「オスカル⋯⋯いい⋯か⋯⋯?」アンドレの呼吸も少し荒れている。その愛しい男に、頷きオスカルは誰にも教わっていないのに、白い両足を上げて、アンドレの脇腹から腰へと絡ませた。「アンドレ⋯⋯」声はもう、伝える機能はない。ただ、快楽を言葉に乗せているだけだった。アンドレは、オスカルの脚の力に引き寄せられるように、自らのものを、彼女の濡れきった下生えの奥に、ゆっくり、ゆっくりと沈めてゆく。夢にまでみた彼女の中。夢にまでみた彼女との契り。みちみちと奥まで突き進めると、全てが入っていった。中の襞がアンドレを蠢きながら締め付ける。頭がおかしくなりそうだった。「オスカル⋯熱い⋯⋯お前の中⋯」「う⋯ッ⋯ああ⋯ッ!⋯アンドレ⋯⋯気持ち⋯いい⋯⋯お、お前がわたし⋯の、中に⋯⋯あんッ⋯!動いたら⋯ッ!⋯」アンドレは中まで入った自身の、注挿のペースを速めた。淫らな音が寝室に響く。言葉にならない女神の喘ぎ声。アンドレも同じだ。愛する女を心から抱く悦び。二人の声は溶け合い、アンドレは腰を彼女に叩きつけながら、喘ぎ、半開きになっていた唇を貪るように口づけた。「オスカル⋯愛してる⋯⋯ッ」「アンドレ⋯あ、ああッ」アンドレの腰が止まり、彼女の中で爆発したような感覚に囚われた。オスカルも。白い脚をもっとアンドレを締め付け、彼の物を全てあの中で受け止めようと無意識に力が入る。昇天する、とはこの事か?愛し愛される身体の、この熱量は二人を多幸感に包んでいた。気がつけば。オスカルとアンドレは、寝台でもつれ合うように互いを離さないまま眠っていた。薄く目が覚めたオスカルは、目を上げると抱きしめられてる彼の優しい寝顔をみつけた。「アンドレ⋯⋯幸せだ⋯お前に出会えた奇跡に⋯神に感謝する⋯」そう呟き、目の前にある浅黒く日焼けした彼の肌に唇を落とし、そして再び蒼い瞳を閉じた。窓は半分開いたまま。レースの薄いカーテンが、夜風を誘いふわり、ふわりと、まるで女神のドレスのように風と戯れているのだった⋯。まるで。二人の永遠を、祝福するように⋯⋯。〜 fin 〜🌹1789年7月4日〜5日の夜🌹次回は、来週7日、大阪 梅田アニメイトアンドレプロデュースイベント レポートです。🌹
アニメ『九龍ジェネリックロマンス』第13話(最終話)あらすじと感想 絶対の自分になるために
Second Act 第5話
数日後の合同稽古。即興芝居のグループワークで、テリィは3人組のチームに入った。だが、始まる前から小さな緊張が走る。同じ組になった若手のひとりが、あからさまに目をそらしていた。「…なんかさ、テリュースさんと組むと、全部持ってかれそうで…」それは冗談めいて言ったつもりだったが、本音でもあった。テリィは、わずかに眉を上げた。だが怒るでも、否定するでもなく、淡々と口を開いた。「だったら、自分の持ち味をぶつけてくればいい。俺も失敗するさ。まだまだ“戻ったばかり”だからな」その言い方に、若手は少し驚いたようにテリィを見た。拍子抜けしたのか、ふっと笑って「じゃあ、遠慮なく」とだけ答えた。即興芝居が始まると、予想に反してチーム全体のテンポがよかった。テリィは“主役を食う”ような演技は見せず、相手の呼吸に自然に寄り添いながら、要所で物語を締めてみせた。稽古後、別の若手がポツリと言った。「…あの人、引き算もできるんだな。すげぇよ」それを聞いた者が続けた。「にしても、なんでまたここにいるんだろうな。ロミオまでやった人が…」隣の俳優は肩をすくめた。「俺らにはわからないこと、きっといろいろあるんだろうさ」その稽古のあと。彼は久々にピアノのある空き部屋へ足を運んだ。薄暗い照明の下、埃を被ったグランドピアノの蓋をそっと開ける。昔、弾いていた曲の旋律が、指先の記憶を呼び起こしてくる。けれど、彼は鍵盤に手を置いたまま、弾き始めなかった。(まだ早い、まだだ…)代わりに、そっと蓋を閉じた。この音をいつかもう一度鳴らせられるようになれたらいい…そう思った。帰り道。翻訳の原稿を提出するために立ち寄った小さな事務所の廊下で、社長に声をかけられた。「きみ、最近ちょっと雰囲気変わったね。言葉の選び方も、柔らかくなったというか…」テリィは少し困ったように笑って言った。「芝居のせいでしょうか。たぶん、ひとに“伝える”という意味では似てるので」「そうかもしれないな」と社長は微笑んで、彼の肩を軽く叩いた。「いいよ、次の仕事も頼む。きみ、丁寧だから助かるんだ」その夜のBARは静かだった。いつもの常連が数人、グラスを傾けているだけ。照明の落ちた店内の隅で、テリィはワインをテーブルに置いたあと、一瞬立ち止まり、客席の方を見た。シルエットの中に、キャンディの面影が見えた気がした――けれど、次の瞬間にはそれはただの幻に変わっていた。目を閉じると、彼女の声が、記憶の中でだけ優しく響く。ある日の稽古後。舞台袖の薄暗い照明の中、テリィはひとり、小道具の剣を静かに磨いていた。指先で刃の細かな傷を丁寧に撫でるように確認しながら、ふとため息をついた。そっと剣を布で包みなおし、手のひらでそっと包み込むように握りしめる。その仕草には、ただの道具以上の思い入れが感じられた。そこへ、若手の俳優が躊躇いながら近づく。「テリュースさん、そんなに小道具にこだわる理由って…あるんですか?」テリィは少し顔を上げ、ふっと微笑みを浮かべて答えた。「剣は、ただの道具じゃない。舞台での“剣”は、その役者の意思の象徴でもあるんだ。俺がこの剣をどう扱うかで、役の信念や感情が伝わる。だから…」言葉を切り、ゆっくりと息を吸い込む。その目はどこか遠くを見つめていた。「…役者は舞台の上だけが勝負じゃない。誰にも見えない瞬間、誰も気づかない場所で、どれだけ真剣に向き合えるか。その積み重ねが、信頼になると思ってるんだ」若手はその言葉に真剣に頷き、しばらく二人は静かな空気に包まれた。テリィは再び剣を手に取り、軽く一礼するように握り直し、そっと背筋を伸ばした。「この小道具も、俺の一部。これを大事にできない奴が、舞台で何を語れるんだ?」そう言い残して、テリィはゆっくりと稽古場へ戻っていった。秋は深まり、テリィの下積みの日々は続いた。と同時に彼の心には、キャンディへの想いが日々、静かに灯り続けていた。
煽動罪