
29MAY.
二冠か、連覇か、ジンクスクラッシュか
そんな感じのダービー枠順、、、調教師の連覇てどーなんやろなぁ、、でもガッチガチに固めてきたよなまさかほんまに青葉賞8枠とS Pゲートてはな弥生賞覇者もうちょい悩みます

「白き薔薇に導かれて」ベルばら2次創作小説 R18 書き下ろし

ガチャガチャを思う存分回してきた! めじるしアクセサリー
【P】Parting……最後のぬくもり 第2話
【P】Parting/レスポンスストーリーシカゴへ向かう夜行列車は、夜明け前の雪原を静かに走り続けていた。窓の外には、白く煙る世界がどこまでも広がっている。黒々とした木々の影も、遠くの町の灯りも、すべてが薄雪に滲み、まるで夢の中を進んでいるようだった。車内は静かだった。長い旅に疲れた乗客たちは眠り、時折、誰かが寝返りを打つ気配だけが聞こえる。けれどキャンディには、どうしても座席に座っていられなかった。息が苦しく、胸の奥が、何か重たいものに押し潰されそうだった。彼女はふらつく足取りのまま、車両の端にあるデッキへ出た。扉の隙間から入り込む冷気が、容赦なく頬を打つ。窓ガラスには白い霜が張りつき、外では雪が斜めに流れていた。キャンディは震える指先で、胸元に抱えていた手紙をそっと開く。何度も読み返した便箋は、もう少し端が柔らかくなっていた。――ロミオとジュリエットの初日、絶対に来てほしい。――きみに、最初に観てほしいんだ。――きっと驚くぞ。今度の舞台、俺、本気だからな。熱っぽい文字、興奮したような筆跡。まるで子どもみたいに夢を語るテリィの声が、そのまま聞こえてくるようだった。キャンディはぎゅっと目を閉じる。数日前まで、自分はあの舞台を観るつもりだった。彼の夢が叶う瞬間を、一番近くで見届けるつもりだった。なのに。「……もう、会えないなんて」小さく零れた声は、列車の音に掻き消えた。涙が止まらない。頬を伝い、次から次へ落ちていく。(もう会えない……)胸の奥で、何度も言い聞かせる。(会っちゃいけない……)そうしなければ、全部が壊れてしまう。スザナも、テリィも、きっと。だから自分が離れるしかなかった。それなのに、心がまるで言うことを聞かなかった。会いたい。いま戻って、もう一度だけ抱きしめてほしい。そんな思いばかりが溢れてくる。キャンディはとうとうその場へしゃがみ込んだ。冷たい床へ額を押しつける。肩が震え、息がうまく吸えない。寒さなのか、悲しみなのか、もう自分でもわからなかった。やがて、少しずつ感覚が薄れていく。指先が冷たく、身体が重い……遠くで汽笛が鳴った。――シカゴ到着間近です。そんな車内放送が聞こえた気がした。けれど、キャンディはもう立ち上がれなかった。そのまま、白い息を吐きながら、静かに倒れ込む。手の中には、最後までテリィの手紙が握られていた。シカゴ駅に列車が到着したころには、雪はさらに強くなっていた。車掌が最終確認のため車両を回っていたときだった。「お客さん!」デッキで倒れている若い娘を見つけ、彼は顔色を変えた。すぐに駅員が呼ばれ、キャンディは毛布に包まれながら構内の医務室へ運び込まれる。冷え切った身体、熱を持った額、浅く乱れた呼吸。医師と看護婦が慌ただしく動く中、車掌が彼女の荷物を確認していた。「……アードレー?」封筒の宛名に目を止める。そこに書かれていたのは、アードレー家の名前だった。シカゴでも名の知れた一族である。駅員はすぐに本宅へ連絡を入れた。その頃、アードレー家本宅では、アーチーが朝から重たい空気の中で書類を眺めていた。屋敷の空気は沈んでいた。ステアが志願兵としてアメリカを去ってから、家の中には以前のような明るさがなくなっていた。そこへ使用人が慌てた様子で駆け込んできた。「アーチーボルド様、駅からお電話です」「駅?」怪訝そうに受話器を取ったアーチーの表情が、みるみる変わっていく。「……キャンディが?」次の瞬間には、彼はコートを掴んでいた。