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  1. 教会での挙式を終えた招待客たちは、披露宴が催されるホテルへと場所を移していた。ホテルの正面には次々と車が到着し、正装した男女が案内を受けながら中へ入っていく。教会にいた顔もあれば、そこで姿を見なかった者たちもいる。挙式に招かれたのは、家族とごく親しい友人たち、劇団の関係者、後援者、スポンサーなどだ。当時のニューヨークでは、教会で結婚の誓いを交わしたあと、ホテルや邸宅などに場所を移し、親族や友人、仕事上の関係者を招いて結婚を披露することがあった。立ったまま飲み物や軽食を楽しむレセプションもあれば、席について食事をともにする、より格式のあるウェディング・ブレックファストもある。ちなみに〝ブレックファスト〟と呼ばれてはいるが、朝食という意味ではなく、挙式後に催される祝いの食事を、時間にかかわらずそう呼ぶ古くからの習慣が残っていた。テリィとキャンディのために用意されたのは、その着席形式の披露宴だった。ホテルの宴会場には白いクロスの掛けられたテーブルが並び、磨き上げられた銀器とグラスが整然と置かれている。花は教会と同じく白を基調にまとめられていたが、アードレー家のパーティーという名目で準備されていたため、祭壇の前にあった静かな美しさとは違い、こちらはずっと華やかなものになっていた。給仕たちが最後の確認をしながら、音もなくテーブルの間を行き交っている。すでに招待客が集まっていた。ストラスフォード劇団からは、挙式にも参列した団長や経営陣、演出家、脚本家たちのほか、テリィと長く舞台をともにしてきた俳優たち。劇団を支えるスポンサーや後援者の面々。『ロミオとジュリエット』でジュリエットを演じたエヴリン・ハートも、その中にいた。ヴィクター・ラングフォードは、先ほどから何人もの招待客につかまり、挨拶を交わしたり、サインを求められていた。そして、その姿を少し離れた場所から見ている女性がいた。イライザだった。「……イライザ、あなたさっきから誰を探しているの?」隣にいるラガン夫人が尋ねた。「何でもありませんわ。ただ、劇団の方々もいるせいか、華やかな披露宴と思いまして」答えながらも、イライザの視線はヴィクターを探していた。一方、会場の別の場所にはアーチーとアニー、パティがいた。その近くにはエルロイ大叔母さまと招待客の挨拶を受けているアルバートの姿もある。だが、その中に、若い二人の男女の姿があった。その男女は、ジョージとローレッタ。テリィの異母弟と妹だった。英国から兄の結婚式のために海を渡ってきた二人のことは、劇団ではケビンとマイケルはすでに聞いていたが、それ以上のことを知っている者はいなかった。そのとき、会場の入口付近が少し騒がしくなった。人々の話し声が、ひとつ、またひとつと途切れていく。扉が開かれ、テリィとキャンディが姿を現したのだ。拍手が起こり、最初は入口近くから、それが波のように会場全体へ広がっていく。キャンディは一瞬、足を止めそうになった。思っていたより大勢の人が自分たちのために集まっていることを、会場へ入って初めて知った。「……こんなにたくさんの人が」思わず小さく呟いて、隣のテリィを見上げると、テリィが小さく笑った。二人が腕を組み、会場の中へ進むとすぐに何人もの人から声をかけられた。「おめでとう、テリュース」「ありがとうございます」「こちらが?」キャンディに視線が向けられ、テリィが自然に答えた。「はい。妻のキャンディスです」キャンディの胸が、わずかに鳴った。ほんの数時間前までは、自分を表す言葉ではなかった。「キャンディス・ホワイト・アードレーです。本日はありがとうございます」差し出された手を取りながら挨拶をする。同じことを何度か繰り返しているうちに、少しずつ緊張も解けていった。テリィがジョージたちに何かを話しかけ、キャンディはローレッタの手を取り、笑顔でお礼を伝えている。そのとき、「テリュース君」後ろから声がして振り向くと、劇団の経営陣の一人が立っていた。「紹介してくれないか。挙式から気になっていたんだ」視線の先にいるのは、ジョージとローレッタだった。テリィは二人を見る。「弟のジョージと、妹のローレッタです。英国から来てくれました」「弟さんと妹さんか。それは遠いところを」男は驚いたように二人を見た。ジョージが軽く頭を下げる。「ジョージ・グランチェスターです」続いてローレッタも名乗った。「ローレッタ・グランチェスターです」男が笑顔で応じようとして――ほんの一瞬、動きを止めた。「……グランチェスター?」テリィがわずかに男を見る。「ええ」ジョージは気づかずに答えた。男は何かを思い出そうとするように、もう一度ジョージを見た。だが、そのとき給仕が近づいてきた。まもなく食事の席へ案内するという。話はそこで途切れた。男は二人に会釈すると、いったんその場を離れていった。歩きながら、もう一度振り返る。――グランチェスター、英国……どこかで聞いた名だった。やがて、招待客たちがそれぞれの席へ案内され始めた。正式なウェディング・ブレックファストでは、席順も祝いの席を形づくる大切なもののひとつだった。新郎新婦とその近親者、付添人たちを中心に席が整えられ、招待客はあらかじめ定められた場所へ着く。それまで自由に言葉を交わしていた人々が、給仕の案内に従って少しずつ移動していく。その動きにつれて、会場の景色も変わっていった。本来なら、同じ場所に集まることなどなかったかもしれない人たちが、今日だけは同じ宴会場にいる。給仕が椅子を引き、キャンディが席につく。隣にはすでにテリィが席についていた。テーブルの上には、これから使われるいくつもの銀器とグラス。キャンディはそれを眺めてから、そっと会場を見渡した。少し離れたところのアニーと目が合うと、アニーがうれしそうに笑った。その隣ではアーチーがこちらを見て、軽く手を挙げた。パティも笑顔で頷いている。さらに、アルバートもエルロイ大叔母さまも、ラガン夫人もイライザも、ジョージとローレッタもいる。劇団の仲間たちもいる。そのさらに向こう。一人の女性がこちらを見ていたが、視線が重なりそうになった瞬間、その女性は静かにグラスへ目を落とした。キャンディは特に気に留めることなく、テリィの方へ顔を戻した。その女性が誰なのか。キャンディは、まだ気づいていなかった。エヴリンもまた、キャンディと街で一度会っていることには気づいていなかった。あの日とは、あまりにも何もかもが違っていたからだ。やがて給仕たちが一斉に動き始め、最初の料理が運ばれてくる。話し声、食器の触れ合う音、グラスの小さな響き。宴会場が再び華やかなざわめきに包まれて、テリィとキャンディの披露宴が、始まった。そしてその頃、先ほどジョージとローレッタに挨拶をした男は、自分の席で隣の人物に小声で尋ねていた。「英国のグランチェスター家をご存じですか?」その問いが、このあと会場の一部に小さな波紋が広がった。

  2. …がしっかりした作品原作者は大変だっただろうなぁ…とつくづく思います。え?私?チャッピーがね、何でも知ってるからラクよ📱2部では「スターフィッシュ作戦」という欺瞞(ぎまん)作戦が出てきました。ニセの川、ニセの火種を起こし、誤爆を誘導するという、敵をあざむく作戦ですが、イギリス軍の欺瞞作戦はこれだけに留まりません。勝利を手繰り寄せた数々の奇策を、3部では紹介する予定です3部は、時間の流れが加速します。前半はテリィの体調のせいでグダグダな感じですが(笑)、連合軍が総力戦に向かう後半からは、緊迫感が増してきます。ちなみに「連合軍」とは、ガンダムSEEDの地球連合軍ではなくイギリス、アメリカ、カナダ(イギリスの自治領)インド(イギリス領)などの国々。オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国も含まれます。え?歴史で習ったかもしれないけど、覚えてない?そうでしょう、そうでしょう。習ったの、半世紀前ですから!「連合軍」という単語が頻繁に出てくるので、イギリスの仲間の国とインプットしておいてくださいね。物語はあくまでテリィ目線で進みます。テリィが関与しない戦線は、詳細を書かず、ナレーションでスっ飛ばします世界情勢を説明する文が時々現れますが、読み流しても大丈夫ですチャッピーとの会話チャットGPT=チャッピー本当に便利な時代になったものだ。一話アップする前日に、「史実との齟齬があれば指摘して」とチャッピーにチェックしてもらってます。ところがですよチャッピーのチェックがすかしてること!2部②より「マイコォ―とはマイケル・ジャクソンと思われますが、この時代には生まれていません。修正を🤖」「アルバート・アードレーという人物が、アメリカの金融公社の役員にいた事実は見つかりませんでした。事実確認を慎重に🤖」え?ソコつっこむ?2部⑦より「トータス(りくがめ)🐢病院はありません。トーマスの誤打では?🤖」「オーエド線はありません。ピカデリー線ならあります。大江戸線は日本です🤖」分かってるよ!第2部⑧より「焼夷弾を蹴り飛ばすのは危険な行為です。推奨できません。仮にテリィの気性の荒さや切迫感を表現したいなら〜🤖」その通りだよそこで私も、途中から言い方を変えました。「二次小説なので、フィクションが混ざってます。チェックは寛容に」するとですね…「このシーンは、フィクションならば成り立ちます🤖」「断定は避け、テリィが心の中で思っただけ、とした方がいいです🤖」「このレーダーが実戦段階に入るのは1941年からです。この物語が〇年ならOKですが、△年なら修正をお勧めします🤖」とか言われる。やっぱり史実と違うところは鬼のチェックが入る。半年ぐらいの差ならイイじゃん、って思うけど…いや、ダメかぁ…この話を読んだ人が、大学共通テストを受けるかもしれないし…いないと思うけど「史実を無視するようじゃダメかぁ、史実はね、入れておかないと」BY菊池風磨構文100%妄想で描ける二次小説は幸せの極みだった、ということを痛感した第2部でした替え歌替え歌を発見したので、よければ聞いてね映像が上手くできてますね~特にB面の「あしたのパン(あしたがすき)」は、メロディを聞いているだけで歌詞はふざけているのに、泣きそうになりますよ。「パンで~」が「キャンディ~」に聞こえてくるから不思議ですA面はズバリそうだと思います。なぜ関西のおばちゃんは、飴🍬を持っているのでしょう?飴に「ちゃん」付けする不思議を感じたことがないなら、あなたは関西スピリッツをお持ちかも?特に中部、東海地方の方々に問いたい3部を前に数週間お休みをいただきます©ナガノ自分を肝臓だと思いなさい刺さります・・今年一番の名言だと思いましたみなさまも、ご自愛ください

    第2部を終えて 
  3.  ブログをご覧いただきありがとうございます。  ヴィルヌーブ侯爵の手に落ち窮地に追い込まれたオスカル。 近衛隊はこの危機をどう切り抜けるのか?ここはやはり、副官ジェロ―デルに一肌脱いでもらいましょう。  わ~い「隊長と銃剣士たち Ⅰ」はこちら オスカル様時系列の作品リストはこちら~~~~~~~~~~~~~~~~~Ⅺ 優雅な男は化けるヴィルヌーヴ侯爵邸の門を、一人でくぐっていく隊長。その背中を、ジェローデル大尉と私は何もできずに見送るしかなかった。二人の間に、緊張と焦りが重く漂う。――また、あの方を一人で矢面に立たせてしまった。その後悔に、私は思わず唇を噛んだ。青ざめた私の顔を見て、ジェローデル大尉が不意に言い放つ。「レオン! 屋敷に乗り込むぞ」「えっ!?」しかし、どうやって……?」そう言うと大尉は、侯爵邸前の大通りに面した繁華街を指さした。その先には婦人服を扱う仕立屋がある。店から出てきた女たちは着飾り、皆どこかうっとりとした表情を浮かべ、吸い寄せられるように侯爵邸へ入っていった。「見たか」大尉は不敵な笑みを浮かべた。そして、馬から降りると、おもむろに軍服の上着を脱ぎ始める。そして馬の手綱と軍服を私に押しつけるように預け、「預かっていろ」そう言い残し、店へ向かってさっさと歩き出した。――大尉! まさか……。嫌な予感が胸をよぎる。そして、その予感は的中した。しばらくして店から現れた人物を見て、私は思わず目を見張った。「な……っ!」ジェローデル大尉。しかも、見事な女装姿である。言葉を失う私をよそに、大尉は涼しい顔で、寸足らずのドレスの裾を優雅に払ってみせた。「ふくよかなマダム用と言うことだが、きついな……。――息がしにくい……、ふ~」大尉は苦笑しながら、胴から肩へと手を滑らせ、しきりに息を吸ったり吐いたりしていた。ぴちぴちのドレスが苦しいのだろうか。私にはドレスのことなどさっぱりわからない。だが、一つだけ確かなのは、その服が大尉の肩幅をまるで想定していないということだ。胴回りはどうにか収まっている。しかし肩のあたりはぱつぱつで、今にも布地が裂けてしまいそうだった。大尉はそんな肩と頭を大判のショールで強引に覆うと、満足そうにうなずいた。そして私に向かって、紅く染めた唇の端をわずかに吊り上げ、にやりと笑った。――いや、笑っている場合ではないでしょう。「これなら隙あらば入れる」彼は例のすまし顔のまま己に言い聞かせると、侯爵邸の門へ向かったのだった。――み、見事なお覚悟です、大尉……。薄々感じてはいましたが、あなたの隊長への忠誠心は底が知れません。 いや、これはもう忠誠心というより愛……いや、愛というより執念では……。女装姿の大尉と衛兵のやり取りを遠くから眺めながら、私は思った。――あの姿はなかなかの破壊力だ。 ひょっとすると、本当に落とされる奴がいるかもしれない。衛兵でなくても。そして、私も決心を固め、大尉の命令どおり、近衛隊が待つナンシー駐屯地へと急いで引き返した。◇◇◇「待て!そこの女!」ヴィルヌーヴ侯爵邸の衛兵に呼び止められ、ジェローデルの背筋がぴくりと強張った。――まずい。ばれたか。その時だった。「あら~~~、衛兵さん、ごきげんよう」後ろからやって来た女が、大げさな身振りで衛兵に声をかけた。「今日は侯爵様の《神託の儀式》の日じゃないの。私たちのような女にまで神の思し召しが下される、特別な日なんですもの。無礼講でしょう?その人も通して差し上げなさいな」「や、やあ、コレットさん」衛兵の顔が途端にほころんだ。「そ、そうでしたな」どうやら衛兵は、このコレットという女に頭が上がらないらしい。「よし、おまえも通ってよし」衛兵は鉄格子の門を開いた。ジェローデルは軽く会釈すると、何食わぬ顔で邸内へ足を踏み入れた。――助かった。しかし、その胸中とは裏腹に、肩は相変わらずショールの下で限界まで張り詰めていた。門をくぐったコレットは振り返ると、後ろをついてくる猫背の大柄な女をまじまじと眺めた。「あなた、どこか変ねぇ」首をかしげる。「背は高いし、肩はやたら広いし……」ジェローデルはぎくりとした。「本当に侯爵様の《神託の儀式》に招かれたの?」ジェローデルは声を出さず、小さく頷く。 下手に口を開けば男だと気づかれる恐れがあった。彼はショールをさらに引き寄せ、顔の半分を隠した。「まあ、いいわ。……侯爵様の趣味も幅広いのねぇ」コレットは意味ありげに微笑んだ。ジェローデルは危うく咳き込みそうになったが、彼女のあっさりした態度に救われたと思った。ショールを掻き合わせ、身を屈めながらコレットの後を追う。やがて二人は庭を抜け、屋敷の中へ入った。すると、左翼へ続く廊下には、老若さまざまな女性たちが列をなしていた。――うわっ、何なのだ、この女たちの群れは!ジェローデルは思わず踵を返したくなった。だが、怪しまれないためにも今は動けない。 むしろ、この中に紛れ込んでしまったほうが安全だろう。そう自分に言い聞かせ、肩をすぼめながら女性たちの列へと加わった。「開場です」仰々しいお仕着せの衛兵が閂を上げる。すると女性たちは列をなしたまま、扉の向こうの礼拝堂へと入っていった。――神託の儀式、か。侯爵は何を企んでいるのだ。礼拝堂の奥、壇上の背後には大きなキリスト像が据えられていた。参加者たちは敬虔な面持ちで胸の前に十字を切る。 ジェローデルも周囲に倣い、慎ましく頭を垂れた。ふと、女たちのざわめきが止む。一人の男が壇上へ姿を現した。白い長衣の上に深紅のマントを羽織り、胸には大きな十字架を下げている。一見すれば聖職者を思わせる装いだったが、どこか芝居がかっていた。香油で撫でつけた白髪まじりの髪と、慈愛を装った微笑。だが、その目だけは獲物を狙うように冷たかった。――あれが侯爵か……。――なるほど。俗欲と虚栄を法衣で包めば、ああいう姿になるのか。侯爵はゆっくりと両腕を広げた。「迷える子羊たちよ。神の声に耳を傾けなさい」集まった女たちが一斉に頭を垂れる。ジェローデルは白けた思いで壇上へ目を向けた。その時だった。壇上の奥、キリスト像の足元にひとつの人影が立っているのが目に入った。白い衣をまとった人物。長い金の髪が肩から胸元へ流れ落ち、蝋燭の灯に淡く照らされている。まるで神殿から現れたアフロディーテの化身と見紛うほどだった。ジェローデルは息を呑んだ。――まさか……。思わず目を凝らす。見間違うはずがない。白衣の人物は静かに俯いていた。 その横顔は青白く、生気に乏しい。だが、彼が見誤るはずもなかった。――隊長!心臓が大きく跳ねた。彼女はまるで祭壇へ供えられる生贄のように、壇上の奥に佇んでいた。つづく怪しげな女装で微笑むジェロ様 のつもり。wwああ、ぉカマチック感が出てるわ〜。しかし、ここは、一応、謝っておこう。ジェロファンの皆さま、イメージを損ないましたことを、深くお詫び申し上げます。。 m(_ _)m愛してやまないオスカル様へのファン心を、「ベルサイユのばらの二次創作小説」という形にしています。彼女を取り巻く人々との、もうひとつの物語をお楽しみください。幼少期ばらを摘む少年士官学校アドレセンス ーざわめきレオン・ド・ボーモン近衛隊星降る夜に君想う”愛しの君”は?ジェロ―デル プチ・エピソード ―白薔薇の記憶―ジェロ―デル プチ・エピソード ―アンドレ―浪漫飛行ー自由への鼓動衛兵隊琥珀に沈む想い 軍神の影に咲くもの 五分の一のやさしさパッサカリア 焔の夜 雨音バスティーユの戦い後一生分の片想いをしちまった男a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}★ 地元の企業、農家さんを応援しています ★【ふるさと納税】【地ウイスキー】マルス津貫蒸溜所 マルス ウイスキー エクストラ 1.8L / 1本 / 2本セット / ロック 水割り ハイボール 炭酸割り 送料無料 37% モルト・グレーン ブレンデッド 酒 洋酒 本坊酒造 家呑み ノスタルジック 鹿児島楽天市場【ふるさと納税】【日本茶AWARD受賞】鹿児島緑茶と紅茶のセット(計250g) お茶 緑茶 紅茶 茶葉 お茶っ葉 国産 のし ギフト ご贈答品 南さつま市 小牧緑峰園 送料無料楽天市場a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}

    隊長と銃剣士たち Ⅺ
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  7. キャンディ♡キャンディ ファンサイトこのページは、キャンディキャンディ二次小説「11年目のSONNET」の続編を投稿中です。初見の方は「サイトmap」又は「第1話」からご覧ください♪続編の第1話はこちらから。コメントは承認制の為、反映されるまでにタイムラグがあります。★★★2-145月11日。その朝テリィは、爆撃の一報が入ったブルーリバー動物園に向かっていた。(くそっ、ドイツ軍の奴ら、ロンドンを焼き尽くす気だろうが、そうはさせないっ)怒りにたぎるテリィの足は、すれ違った伝令兵の声で突然目的地を変えた。「バッキンガム宮殿に着弾した!!」(――何だって!?)自分は近衛隊。優先すべきは陛下の御身。くすぶる炎と黒煙をくぐり抜け、テリィは宮殿へと急いだ。宮殿の庭には、既にたくさんの報道陣が集まっていた。「――これで7回目だ、敷地への着弾は」ジョージ6世は記者たちを前に、小さな演説を行っていた。「中庭と、外壁が損傷した。ウエストミンスター宮殿、ロンドン塔、大英博物館とまぁ、昨夜はロンドン中が焼かれたようだな。犠牲者が多数出ていると聞く」瓦礫が散乱した庭園。足の踏み場も無い場所を、陛下自ら当該箇所を案内している。その口調に吃音は出ていなかった。極めて冷静に受け止めているようだ。「陛下、お怪我は―」報道陣を遮るように、テリィは陛下の前へ歩み出た。「テリュース。なんだ、君まで来てくれたのか。劇場に行ってくれてよかったのに」冗談なのか、本気なのか、柔らかい声だった。「いえ、劇場は既に先月――」記者たちが一気にざわめいた。「・・おい、テリュース・グレアムだ。近衛隊という噂は本当だったんだな」「さすがだな」「ああ、さすがだ」にわかに騒然となった中から、一人の声が上がった。「記念写真を撮らせていただきたいのですが。陛下とミスターテリュース・グレアム、お二人のショットを」「こんな時に、なにをっ―」テリィの眉は吊り上がったが、「ああ、構わんよ」と陛下はテリィの背中に手をまわした。「宮殿とクレーターをバックに立ってくださいますか?」しぶしぶテリィは、着弾でえぐれた巨大な穴の近くに立った。「陛下、足元にお気をつけくださ――」テリィが言い終えるより早く、「笑顔でお願いします」という声が割り込んだ。(それはおかしいだろっ)「敵国に、イギリスの余裕を見せるのです」(笑おうじゃないか、テリュース)陛下は横目で合図した。「・・・・」命令とあらば、どんな時でも微笑を作れるのがプロというもの。「では、ハイっ――もう一枚」カメラマンがシャッターを切り続ける中、前方の記者たちの動きがふいに乱れた。小石がパラパラと転がるような音。「みんな、下がれっ!」誰かの叫び声が飛んだ。テリィが振り向くと、外壁の石材が剥がれ落ち、みるみる範囲を広げていた。国王は反射的に数歩後ずさった。だが、クレーターに足をとられてしまった。身体がぐらっと傾く。「陛下!」その瞬間、頭上から轟音が響き、石塊が砲弾のような勢いで落下した。(――まずいっ)とっさにテリィは国王を押し倒し、自ら覆いかぶさった。ドォンッ!!背中に、凄まじい衝撃。「うッ、、、」一気に息が押し出され、身体が砕け散るような激痛が走り抜ける。それでもテリィは国王を抱え込んだまま離さない。「・・・陛下・・ご無事ですか・・?」「テリュース!!」叫んでいる国王の声を聞きながら、テリィの意識が遠のいていく――――かつてどこかで、こんなことがあった。一瞬、過去の映像が脳裏をよぎる。・・スザナ・・?何時間眠っていたのか分からない。遠くの方から「脊髄が・・」というボリスの声が聞こえた。「分かりました。・・・本人には、言いません」キャンディの声――・・・目を開いた瞬間、ここがどこか分らなかった。「ここは・・」声に気付いたキャンディが駆け寄ってくる。「テリィ!よかった、よかった」キャンディはテリィの傷だらけの頬を、夢中で撫でた。「そうか・・バッキンガム宮殿が・・」記憶をさかのぼり始めたテリィは、突然思い出した。「陛下は!?」「 動かないで!」とっさにテリィの両肩を押さえる。「背骨を骨折しているわ。手術をしたのよ。今はまだ麻酔が効いているの。動いちゃダメ。大丈夫、陛下は無事よ」言い聞かせるような冷静な声。「動くなって言われても・・」テリィの胴体は石膏ギブスでガチガチに固められていた。まるでベッドの一部にでもなったかのようだ。(・・・足の、感覚が・・無い?)テリィはそのままの姿勢で恐る恐る目をやった。――たしかに両脚とも、そこにある。(麻酔のせいなのか?)テリィのしぐさを見て、キャンディの目は大きく開いたまま固まった。「――麻酔が切れたら、痛みや吐き気が襲ってくると思うわ。・・今、カーテンを開けるわね」黒いカーテンに手を掛ける。窓の外に積み上げられた土嚢のせいで、夕陽は差し込まない。テリィは、まるで蝋人形にでもなったかのように天井を見ていると、ほどなくグランチェスター公爵が病室に入ってきた。「命があってよかった。陛下を救ったお前の功績は大きい。よく守ってくれた」何度も頷く父。先の大戦で息子を亡くし、自分も大病を患った経験が、テリィの状態を案じるより先にその言葉を言わせたのだろう。「父さん、、ロンドンは、ブルーリバー動物園は、、」「案ずるでない。動物園はテイラーに任せた。お前には戦禍の負傷で退役したことを示すキングスバッジが渡される。名誉のジョージ・クロスと、陛下からはロイヤル・ヴィクトリア勲章が贈られる」何度も名誉という言葉を繰り返す。「父さん、そんなことはいいんです。空爆は?」テリィは寝たまま、わずかに見える空に目を向けた。「今夜は無いようだ。噂によると、ヒトラーの標的はソ連に変わるらしい」「――まさか。ドイツとソ連は不可侵条約を結んでいるはずです」「暗号解読班からの情報のようだ。首相はわざわざ、ソ連のスターリンに警告したという話だ」(・・暗号解読・・アラン・チューリングか)――この情報には信ぴょう性がある。テリィがそう思った時、同時にチューリングから聞いた言葉を思い出した。『このブレッチリーパークには、ソ連に情報を流している人間が紛れ込んでいるらしい』『解読情報をそのままソ連のスターリンに運んでくれるなら、手間が省けるってもんだ』(そうか。そのスパイたちからも、スターリンに伝えられたはずだ)「それで、ソ連はどうすると?」「スターリンは無視したそうだ。"イギリスの警告は、ドイツとソ連を戦わせようとする罠だ"と」テリィの心臓はドクンと波打った。「なにをっ――くっ、、」突然、激痛に襲われた。苦しみだした息子を見て「キャンディス!」公爵は部屋の隅にいたキャンディを呼んだ。「今、モルヒネを打つわね」モルヒネが効き痛みが引いてくると、今度は急激な睡魔がやってきた。意識がもうろうとする中、「パパ!」「父さん!」アイリスとアンディが病室に駆け込んできた。「もう、死んじゃったらどうしようかと思ったわ・・よかった、生きててよかった、パパ・・」アイリスはとめどなく涙を流している。「不死身だよね、父さんは!」アンディは必死に涙をこらえている。「パパはゆっくり休んで。もうすぐ夏休みだから私が看病してあげる」「当分木登りはお預けだね」「絶対安静よ」キャンディが子供たちをたしなめている。「木登りか」テリィは何かを問いかけるようにキャンディを見た。目が合った。「・・・そうね・・・」少し視線を下げたキャンディの声は弱々しかった。激痛とモルヒネ、その後の眠気――何度か繰り返す内に、テリィは徐々に分かってきた。「キャンディ、俺の足は・・・」――スザナの怪我。父親の脳出血による下半身麻痺。これらの経験から、一つの答えに辿り着いていた。「・・・脊髄を、損傷したのか?」キャンディの返事は、直ぐには来なかった。「今言えるのは、数か月、石こうギブス生活だってことだけよ。体力が回復したら・・リハビリを始めましょう」キャンディはキュッと口角を上げた。二人の会話を聞いていたドクターボリスは落ち着いた声で言った。「テリュース様、ストラスフォードでゆっくりお過ごしください」多くを語ろうとしないボリス。誰もいなくなった部屋で、テリィはこの先の人生を想像していた。受け入れられそうな気がしない。行動に後悔はない。しかし――真っ先に浮かんだのはスザナの顔。「・・・こんな感じだったんだな。・・確かに、絶望するよ・・」今ごろになって急激に襲われる自責の念。「生きててよかった・・、か。俺はその言葉を掛けたことがあっただろうか・・」ひんやりとした病室の中で、過去の記憶の断片を探す。石膏の白い壁だけが、テリィを見つめていた。テリィが負傷した日を境に、ロンドンへの空襲は目に見えて減っていき、ついには止まった。事前情報通り、ドイツは独ソ不可侵条約を破り、ソ連への侵攻を開始したのだ。その狙いは、粘り強いイギリスを後回しにし、ウクライナをはじめとするソ連の広大な領土と資源を手に入れることだった。イギリス首相の忠告を無視し、奇襲を受ける形になったソ連は、壊滅的な打撃を受けることになる。とにもかくにもイギリスは、ドイツの野望の中心から一旦逃れた。⑭ブリッツの終わり第2部・完次は「なかがき」ですワンポイントアドバイスロンドン大空襲1941年5月10日~11日に掛けての空爆は、一晩だけで1300人以上が死亡し、最大の被害が出ました。バッキンガム宮殿への着弾も事実ですが、「中庭と外壁」「撮影会」はフィクションです。1940年9月7日から開始されたブリッツは、この日が最後とされています。バッキンガム宮殿への着弾実際の写真です。※ブリッツ開始直後1940年9月に撮影されたものですジョージ6世とエリザベス王妃さまキングスバッジ戦時中に、負傷した退役軍人に与えられます。名誉除隊になった軍人などが、私服の襟元につけます。社会的な偏見をなくすための、証明書のような役割があります。ジョージクロス極めて高い勇敢な行いをした人に対して贈られる最高峰の勲章です。民間人や消防士、救助活動にあたった人など、勇敢な行動を称える象徴です。ロイヤル・ヴィクトリア勲章国王への顕著な奉仕に対して授与される勲章です。写真はジョージ6世時代の物です。

    終章2-⑭ 二次小説 11年目のSONNET
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  17. 披露宴の話が決まったのは、『ロミオとジュリエット』の千穐楽の頃、劇団が、テリュース・グレアムの結婚を祝う席を設けたいとテリィに打診があった。もともとテリィとキャンディは、教会でささやかな式を挙げるだけのつもりでいた。けれど、今やテリィは劇団を代表する俳優の一人であるが、長年劇団を支えてきた後援者やスポンサーもいる。彼らに何の報告もないまま結婚するというわけにもいかない。ならば劇団として披露宴を開こう、そういう話だった。そのことをキャンディから聞いたとき、アルバートはしばらく黙ると、何かを考えていた。「劇団が全部準備してくださるそうなの」キャンディが言った。「テリィは、そこまでしてもらわなくてもいいって言ったみたいなんだけど……劇団にもいろいろ事情があるんですって」「そうだろうね」アルバートは微笑んだ。「彼はもう、自分一人の都合だけで動ける俳優じゃないということだ」その言葉に、キャンディは少しだけ誇らしそうに笑った。アルバートはふと思った。――劇団だけに任せていいのだろうか。披露宴を開いてもらうことが不満なのではなく、むしろありがたいことだった。テリィがそれだけ劇団から大切にされているということでもあるからだ。「キャンディ。その披露宴、アードレー家にも手伝わせてもらえないかな」キャンディが目を丸くした。「でも、劇団が主催なのよ?」「主催は劇団のままでいいんだよ」アルバートは笑った。「僕が変えたいわけじゃない。むしろそのほうがいいと思っている。テリィをここまで支えてきた人たちが、彼の結婚を祝ってくれるんだからね……ただ、キャンディ。君は僕の娘だ」キャンディの表情が変わった。「僕たちにも、少しくらい君を送り出す仕事をさせてほしい」「アルバートさん……」今度は、少し現実的な顔になった。「それに、劇団の名前でホテルを押さえて、披露宴の準備を始めるのは、あまり賢いやり方じゃないと思うが、そのあたりどうなってるんだろうか?」「どういうこと?」「ホテルにはたくさんの人が働いている。予約係、料理人、給仕、花を用意する者、楽団、車の手配……。披露宴一つ開くにも、思っている以上に多くの人間が関わる」キャンディは黙って聞いていた。「その一人一人に悪意がなくても、“劇団の誰かが結婚するらしい”と知る人間が増えれば、どこかから新聞社の耳に入る可能性がある」「あ……」キャンディにもようやく意味が分かった。テリィは、できることなら結婚式が終わるまでは公にしたくないと言っていた。隠したいわけではない。ただ、その日だけは、俳優テリュース・グレアムではなく、テリィとして結婚したかったのだ。教会の外に新聞記者が待ち構え、写真を撮られ、質問を浴びせられる。そんな一日にしたくなかった。「アードレー家がパーティーを開くことにすればいいんじゃないかな」キャンディが瞬きをした。アルバートは何でもないことのように続けた。「アードレー家がニューヨークで私的なパーティーを開く。それなら珍しいことじゃない。ホテルへの手配もこちらで引き受ける。表向き、劇団の名前を出す必要はなくなる」「でも……それじゃ、アードレー家のパーティーになっちゃわない?」「ならないよ」アルバートは笑った。「主催はストラスフォード劇団。それは変わらない。僕たちは場所を整える手伝いをするだけだ」そして、少し考えてから付け加えた。「劇団が君たちを祝ってくれる。僕たちは、その祝いの席を守る。それくらいなら、させてもらってもいいだろう?」キャンディはしばらく何も言わなかった。やがて、ゆっくりとうなずいた。その声は少しだけ震えていた。「ありがとう、アルバートさん」「まだ何もしていないよ。聞いてみないとね」そう言ったアルバートだったが、その日のうちにジョルジュを呼んだ。執務室へ入ってきた彼は、いつものように静かに一礼した。「少し面倒な仕事を頼みたいんだ」アルバートが事情を説明していく。ジョルジュは途中で口を挟むことなく聞いていた。テリュース・グレアムとキャンディの結婚披露宴。主催はストラスフォード劇団。ただし、披露宴が終わるまでは、できる限り外部に知られたくない。そのためホテルとの折衝をはじめ、会場、料理、装花、楽団、車など、表向きの手配をアードレー家で引き受けたい。「ホテル側との窓口は一つにしたい。その役を担えるように劇団に伝えることからになるが、頼めるかな」「承知いたしました」いつも通り返事は短かった。「それから、テリィの名前が出ずに進めたい」ジョルジュはわずかに考えた。「では、ホテル側にはアードレー家の私的な祝宴として手配いたします。詳細を知る者は必要最小限にいたします」「僕も同じことを考えた。やってくれるかい?」「はい」迷いのない返事だった。アルバートは椅子にもたれた。ジョルジュは、二人がまだ少年と少女だった頃から知っている。そして――あの日のことも知っている。ニューヨークから姿を消したテリュース・グレアムを探し出すよう、アルバートから命じられたことがある。長い捜索の末、ようやく見つけた彼は、華やかな舞台に立つ俳優とはまるで違っていた。詳しい言葉を交わしたわけではないけれどジョルジュには分かっていた。あの別れが、二人にとって決して軽いものではなかったことくらいは。それから、長い年月が過ぎた。一度は別々の道を選んだ二人が、もう一度出会い、今度は同じ道を歩いていくことを選んだ。その祝いの席を、自分が整える。ジョルジュは感慨を口にすることもなかった。ジョルジュがペンを動かしながら、「ウィリアム様。招待客の名簿は、ホテル側へ渡さないほうがよろしいかと存じます」アルバートが顔を上げた。「私的なパーティーですので、出席者は固定されなくても良いでしょう。ホテルには必要な卓数と料理の数のみお伝えします」「なるほど」「装花につきましても、婚礼を想起させる注文は避けます。当日、必要な部分のみこちらで整えることは可能ですので」アルバートが思わず笑った。「もう始まってるね」ジョルジュは表情を変えなかった。「お引き受けいたしましたので」それだけだった。けれどアルバートには分かっていた。ジョルジュもまた、キャンディが幼い頃から成長を見守ってきた一人だった。口には出さないが、きっと喜んでいるとアルバートはわかる。「ジョルジュ。よろしく頼むよ」ジョルジュは静かに頭を下げた。「かしこまりました」そして――三月十四日。その仕事は、最後まで完璧に果たされた。聖ルカ礼拝堂で二人が誓いを交わしている頃、ホテルでは、アードレー家の名で予約された一室の最後の準備が進められていた。ホテルの記録上、それはアードレー家の私的な祝宴だった。けれど、その扉の向こうでこれから始まるのは、劇団が用意した、一人の俳優と、その生涯の伴侶を祝うための披露宴だった。教会で鐘が鳴る。祝福の声に包まれながら、テリィとキャンディが礼拝堂を出てくるその頃、ホテルではジョルジュが懐中時計を開き、時刻を確認していた。会場はすべて整っている。やがてホテルの係の者が近づいてきた。「ミスター・ジョルジュ。お客様をお迎えする準備が整いました」懐中時計の蓋を静かに閉じる。「では、お願いいたします」いつもと変わらない声だった。そしてジョルジュは、自ら扉のほうへ歩いていった。間もなく、あの日、離れることを選ぶしかなかった少年と少女が夫婦となってやってくる。

  18. 【マカロンさんのひとりごと】はろうぃーん
  19. や、やっと……入ってたよ…デスクトップフィギュアのガチャを探し回ってたら…確か先週の木曜日か金曜日でしたかねぇ…。台紙だけが入ってる状態の【討伐シーンフィギュア】のガチャがあったんです。※もちろん…売り切れ状態の中はすっからかん。セイレーンもですが…私は【あのこ】も激推ししておりまして。この討伐シーンフィギュアも喉から手が出るほど欲しかった。Xで投稿されると思ってたんです。されてなかったので…入荷これからなのでは?と思い、申し訳ないとは思いつつも、ヤマシロヤに通いました。金曜日…入荷ない土曜日、日曜日…入荷ない(そもそも土日は、ステッカー販売が外で行われてたので、元々入荷してても大騒ぎになりかねないので出さないだろうなぁ…と今更に思ってます…フッ)月曜日…入荷なしそして迎えた火曜日…今朝は無かった……と思う…🙄いや…でもデスクトップフィギュアのガチャとは違って探してる人が少ないと思うと…朝からあったのかもなぁ…店頭ワラワラと並んでなかったから…入荷なしと判断して出勤してしまった。(ワンチャン…朝からあった可能性はアリ)人気のあるガチャは、数年の期間開けて密かに再販とかされるんでしょうかねぇ。デスクトップフィギュアのガチャも今は、私も欲しい!オレも欲しい!入荷しましたーー5分10分で完売しましたーーてんやわんやのお祭り騒ぎですけど2年後とかにこっそり再販されるんでしょうね。まぁ…熱が冷めてる可能性もありますし、その頃は別のガチャで祭りの最中かもしれません。こうやって再販してくれた方があとから沼ってしまった私みたいな人達が嬉しいので…今後もこっそり過去のガチャの再販をぜひともよろしくお願いします。

    【ちいかわ】ガチャ探しの旅…終幕
  20.  ブログをご覧いただきありがとうございます。  長く続く拙作にお付き合いくださっている読者の皆様には、心より感謝申し上げます。 一方で、物語が長くなるにつれ、「どこで何が起こったのか分かりにくくなっているのでは……?」と少し不安になってまいりました。そこで今回、ジェローデルが練った補給線地図(もちろん、フィクションです)に、各章のタイトルを重ねてみました。「ああ、オスカル様が狙われたのはこの辺りだったな」「オリヴィアを保護したのはここだったな」などと、これまでの出来事を振り返っていただく一助になれば幸いです。地図は画用紙に鉛筆書きのものをスキャンし、その上からワープロで文字を重ねています。……お見苦しい点は、どうかご容赦くださいませ(笑)。 さて、物語はいよいよ佳境へと向かってまいります。侯爵邸へ乗り込んだオスカルの身は果たして…。 この章では語り部レオンが登場しないため、第三者視点で物語を描いております。前回のお話し『隊長と銃剣士たち Ⅸ』ブログをご覧いただきありがとうございます。  追跡者をかわし、ナンシー駐屯地へ乗り込む近衛隊。そこで再会したのは、かつての友だった。しかし、その背後では新…ameblo.jp「隊長と銃剣士たち Ⅰ」はこちら オスカル様時系列の作品リストはこちら~~~~~~~~~~~~~~~~~Ⅹ ブルーダイヤの秘密「侯爵閣下。このたびはお招きいただき、光栄に存じます」ナンシーのロレーヌ地方守備隊長ヴィルヌーヴ侯爵。その屋敷に招かれたオスカルは、背筋を伸ばし、彼と対峙した。やや色黒の顔に細かな皺が刻まれている。年のころは五十を過ぎているだろうか。軍を預かる身らしく、その体躯に無駄はない。表面上は穏やかな紳士に見えた。だがその瞳の奥には、隠しきれぬ野心の光がちらついている。「ベルサイユの美食に慣れた君の口に合うかな……だが、ここロレーヌの白ワインも遜色なく美味い。それに香草とワインで下味をつけた仔牛肉のパテが私の大好物でね」ヴィルヌーヴ侯爵はそう言うと、ゆったりとした仕草で食卓へ手を差し向けた。「さあ、遠慮は無用だ。長旅で疲れているだろう」長卓には白い麻布が掛けられ、銀の燭台の炎が静かに揺れている。並べられた料理は決して華美ではなかったが、地方貴族の館としては十分に贅を尽くしたものだった。香ばしく焼き上げられた仔牛肉のパテ。焼きたてのパン。季節の野菜。そして淡い黄金色をたたえたモゼルの白ワイン。オスカルは席に着きながら、さりげなく室内を見渡した。壁には見覚えのある絵画が飾られ、調度品の一つひとつが、まるで侯爵の財力を誇示するかのように並べられている。そして、給仕は三人。扉の傍らには屈強な従者が二人。晩餐の席にしては警戒が過ぎる。そのとき、オスカルの視線は一人の従者に釘付けになった。右腕に覗く白い包帯。――あの男だ。わたしを付け狙っていた男に違いない。背中を冷たい汗が伝った。「閣下、お気遣い感謝します」オスカルはそ知らぬふりで感謝を述べる。「そう堅くならんでくれ。今夜は軍務の話より、まず客人として歓迎したい」侯爵は微笑み、自らワインを注いだ。「ロレーヌへようこそ、ジャルジェ大佐」差し出された杯を受け取りながら、オスカルは相手の顔を見据えた。「その歓迎に感謝します」オスカルは杯を軽く掲げた。二人の杯が静かに触れ合い、小さな音を立てる。その音が、これから始まる駆け引きの合図であるかのように。食卓が終盤に差し掛かった頃、侯爵が切り出した。「さて、ジャルジェ大佐。君はこんな話を聞いたことがあるかな?」「どのようなお話でしょう。できれば単刀直入にお願いしたい」「ふっふっふっ、ジャルジェ大佐。その歯切れのよい物言い。実に軍人らしい」侯爵は大きく息を吸い、ひと言告げた。「ブルーダイヤのことだ」――狙いはそれか!オスカルは動揺を悟られぬよう、静かにワインの杯を置いた。「聞いたことはあります」「ほう」「デュ・バリー夫人にまつわる宝石だという噂を」「ああ、ジャンヌ・バロアが手に入れた首飾りに使われている。だが、それは単なる宝石ではない。そのブルーダイヤは、代々カペー家の末裔たるフランス王たちに伝えられてきた秘宝。それを手にした者には王国を統べる(すべる)資格が与えられる……古くからそう囁かれておるのだ」「初耳ですな。しかし侯爵ともあろうお方が、そんな伝説を真に受けておられるとは意外だ」ヴィルヌーヴ侯爵は口元に笑みを浮かべた。「伝説、か」侯爵はゆっくりとワイングラスを揺らした。「では尋ねよう。なぜ歴代の王たちはその石を秘匿してきたのだろうな」オスカルは侯爵の顔を正面から見据えて言った。「それほど重要な石なら、もっと確かな記録が残っていてもよさそうなものですが」侯爵は口元に薄い笑みを浮かべた。「大半の者は君と同じ考えだろう。若き国王陛下も、その妃殿下もな。なにしろ王妃は異国から嫁いできたお方だ。この国の古い伝承など知る由もあるまい。だがね……古くから王家に連なる者たちは知っているのだ。蒼き宝石は王権の守護を象徴するものだと。そして、その輝きが現れるとき、フランスの運命もまた大きく動くと」侯爵の瞳が妖しく光った。「そして今、その在り処に最も近いところにいるのが、バロア家の末裔を名乗る女だ。アンリ二世の血を受け継ぐとされるジャンヌ・バロア」彼は意味ありげに口元を歪めた。「あやつが、その伝説に心を動かされぬはずがあるまい」オスカルは表情ひとつ変えなかった。だが、その胸中では警戒心がさらに強まっていた。――やはりそうか。首飾り事件そのものが目的ではない。この男が狙っているのは、その奥に隠されたブルーダイヤの力だ。「それで?」オスカルは静かに促した。「まさか、そのような与太話を聞かせるためだけに、部下を締め出し、私ひとりをこの館へ招いたわけではありますまい」一瞬、室内の空気が張り詰めた。ヴィルヌーヴ侯爵の笑みが深まる。「さすがは近衛連隊長。話が早い」侯爵はゆっくりと身を乗り出した。「私はな。そのブルーダイヤを手に入れたいのだ」オスカルの蒼い瞳が鋭く細められる。「私に探せとでも?」「半分は当たりだ」侯爵は楽しげに答えた。「私は君に、ジャンヌ・バロアを見つけ出してほしい」「それならば、国王陛下から受けた任務と同じです」「違うな」侯爵は首を横に振った。「私が欲しいのは、ジャンヌの身柄ではない。ブルーダイヤだ」侯爵はグラスを傾けながら笑った。「ふふふ……その蒼い瞳で睨まれると、妙な気分になるな、大佐」侯爵はゆっくりとワインを口に含み、やがてグラスを置いた。「だが、話を進めよう」そう言うと、わずかに身を乗り出す。「私がブルーダイヤを求めているからといって、私欲のためだと思われては心外だ」「……何が言いたいのです」「君は近衛隊の指揮官だ。王宮の華やかさも、その裏側も見てきたはずだ」侯爵の目が鋭く光る。「君ほどの人材が、宮廷の腐敗に憤りを覚えたことはないのかね?」「王妃に心を奪われたルイ十六世でもなく、ましてや盗賊ごときに委ねるなど言語道断。ブルーダイヤをもっと相応しいお方に託したいとは思わぬか?」オスカルは侯爵をまっすぐ見据えた。「ございませんな。私にとっては、国王陛下と王妃様への忠誠こそがすべてです」オスカルはきっぱりと言い切った。侯爵がふいに立ち上がる。「ふん。さすがはジャルジェ将軍の娘だ。堅物と評されるほど真っすぐな気性だと聞いておる。君も父君によく似ておるのう」言葉とは裏腹に、その瞳は獲物を値踏みする狩人のように冷たかった。しばしの沈黙のあと、侯爵は小さく息を吐いた。「まぁ、いい。ならばブルーダイヤをジャンヌから取り戻すことだな。王妃マリー・アントワネットのために」ふいに侯爵の口元が歪んだ。オスカルははっと身構え、腰に手を当てた。――しまった。剣がない!次の瞬間だった。背後に気配を感じた。振り向くより早く、硬いものが側頭部を強打する。視界の中で侯爵の顔が大きく揺れた。そして、どさりと身体が床へ崩れ落ちる。「始末しろ」「ですが、閣下、近衛隊の連中が探しにきます」「構わん!」遠のく意識の中、ヴィルヌーヴ侯爵の声が頭上から降ってきた。「ブルーダイヤを手に入れれば、あの方がすべて揉み消してくださる」侯爵はオスカルの傍らに膝をついた。白い顔を覗き込み、その金髪に指を絡ませる。「……いや」侯爵の声色が変わった。「待て」その目に奇妙な光が宿り、口元が歪んだ。「今宵の儀式に、これ以上ふさわしい供物もあるまい」部下たちは息を呑んだ。「礼拝堂へ運べ」「閣下?」「殺すのはあとだ」侯爵は薄く笑った。「まずは、この美しい生贄に役目を果たしてもらおう」遠のく意識の中で、その言葉だけがオスカルの胸にかすかに残った。つづく愛してやまないオスカル様へのファン心を、「ベルサイユのばらの二次創作小説」という形にしています。彼女を取り巻く人々との、もうひとつの物語をお楽しみください。幼少期ばらを摘む少年士官学校アドレセンス ーざわめきレオン・ド・ボーモン近衛隊星降る夜に君想う”愛しの君”は?ジェロ―デル プチ・エピソード ―白薔薇の記憶―ジェロ―デル プチ・エピソード ―アンドレ―浪漫飛行ー自由への鼓動衛兵隊琥珀に沈む想い 軍神の影に咲くもの 五分の一のやさしさパッサカリア 焔の夜 雨音バスティーユの戦い後一生分の片想いをしちまった男a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}a { text-decoration: none; color: #464feb;}tr th, tr td { border: 1px solid #e6e6e6;}tr th { background-color: #f5f5f5;}★ 地元の企業、農家を応援しています ★【ふるさと納税】【地ウイスキー】マルス津貫蒸溜所 マルス ウイスキー エクストラ 1.8L / 1本 / 2本セット / ロック 水割り ハイボール 炭酸割り 送料無料 37% モルト・グレーン ブレンデッド 酒 洋酒 本坊酒造 家呑み ノスタルジック 鹿児島楽天市場【ふるさと納税】【日本茶AWARD受賞】鹿児島緑茶と紅茶のセット(計250g) お茶 緑茶 紅茶 茶葉 お茶っ葉 国産 のし ギフト ご贈答品 南さつま市 小牧緑峰園 送料無料楽天市場

    隊長と銃剣士たち Ⅹ