
30MAY.
虹の橋のあの子達①加筆あり
私のジュエリーは、具象的なモチーフものが多いです。今は虹の橋にいる愛犬君や愛ハムスターズを象ったリング…亡き恩師の遺影を刻印したメタルカメオ…ふなっしーなんてものもあります笑どれも、ともすれば遠くなってしまいそうなその存在を傍に感じさせてくれて、常に私を癒し、励まし、支えてくれる大切なジュエリーです。が、その中でもひとつ、私にとって特別なジュエリーがあります。これは、今まで家族に迎えたペット達みんなが、虹の橋で楽しく遊んでいる様子を描いたものです。幼稚園に入る前に飼った猫、小学生の頃に飼っていたうさぎ、メダカ、小鳥、そして中学生の時に庭に住み着いた野良猫5匹のシルエットが描かれています。このジュエリーは、いつか必ず作りたいと思っていたものでした。─────────私たち家族は、情けないことに…この子達をあまり幸せにしてあげることができませんでした。幼稚園に入る前に我が家に迎えた猫のピアレは、オッドアイの白猫でした。家の近くで仔猫の飼い主を探していた方が、1匹を私に抱かせてくれたのですが、私が絶対に離そうとしなかったので、根負けした母と連れ帰った猫ちゃんでした。でも、ほどなくしてこの子は姿を消しました。両親には、「月がしつこく構うから逃げてしまったんだよ」と言われ、私は自分を責めました。でも大人になって、姉達に、「あの子は捨てられたんだよ」、と告げられたのです。母を問い詰めると、この子を迎えてすぐに父が酷い咳をするようになり…やむなく捨てたのだと…ピアレはとても美しい猫ちゃんでした。私が無理やり連れてこなければ、ずっとの家族がすぐに見つかっただろうと思います。私のせいで、あの子は野良猫として過酷な生活を強いられてしまったのかと思うと、今でも胸が締め付けられるのです…─────────うさぎのチャッピーは、家で十姉妹を飼っていたので、仲間の十姉妹を探しに行ったペットショップで一目惚れをして迎えた子でした。とても可愛くて、私はチャッピーに夢中になりました。ただ…この子を迎えるときにペットショップの店員さんに、「うさぎは水をやると死んでしまうので、あげないでください」と言われて…鵜呑みにした私達家族は、この子にお水をあげませんでした。結果、チャッピーは脱水症状を起こし、病院に連れていったものの、その日のうちに息をひきとりました…獣医さんに、水がなくて生きていける動物なんていないと叱責を受けました。飼育書をきちんと読むべきでした。なんの知識もないうちに、一目惚れの勢いのまま迎えてしまったことが、チャッピーの命を奪ってしまった…思い出すと、小さく儚かった、いたいけなあの子が今でもたまらなく恋しいのです…─────────中学生の時に、庭に5匹の野良猫が住み着きました。衰弱した1匹の子猫が庭にうずくまっていて、可哀想でご飯をあげると、翌日その子は家族を連れて我が家の庭に現れました。その野良猫家族は、ボロボロでした。1匹は額に酷い傷を負い、1匹は片目がつぶれ、1匹は衰弱しており、元気なのは母猫と仔猫のうちの1匹だけ。この家なら助けてくれるよ!そんな思いで家族を連れてきたのかと思うととても放っておくことができず、我が家で面倒を見ることになりました。中心になって面倒を見たのは真ん中の姉です。当時高校生だった姉は、バイト代でこの子達の避妊をし、ご飯や猫砂など必要なものをすべて揃えました。衰弱していた猫と片目がつぶれた猫は病院へ連れて行き、片目はどうにもならなかったものの元気になりました。額に傷をしていた子の傷も癒えました。この子はとても警戒心が強く触ることができませんでしたが、懸命に世話を続ける真ん中の姉にだけは、徐々に心を開いて行きました。誰が自分達を本当に愛しているのか、この子達にはわかっていました。私みたいにただ可愛がるだけの人間にはまるで触らせない子も、真ん中の姉には抱っこまでさせてくれるようになりました。そんな姉と猫達の姿は、私にはとても尊く見えました…やがて母猫は、私達家族に仔猫達を託すようにして姿を消しました。始めのうちは、子ども達の無事を確かめるようにたまに姿を見せましたが、そのうちに全く姿を見かけなくなりました。この子達がいた時、私はとても幸せでした。学校から帰るのが楽しみで、猫という生き物が大好きになりました。でも…幸せな時間は長く続きませんでした。ご近所からクレームがきてしまったのです。今みたいに、地域猫、桜猫…なんて時代ではありませんでした。学校から帰ると、猫達は捨てられていました。父は、少しでも可愛がってもらえる場所へ…と考えて、学校の近くに置いてきたのだそうです。子ども達が、可愛がってくれたなら…と。親もとても悩んでいたのを知っていたので、子ども心にも、親を責めることはできませんでした。私は真ん中の姉に、最後まで飼えないのなら初めから助けなければ良かった、と言いました。すると姉は、お姉ちゃんはそうは思わないんだよ、と言いました。あの時助けたことで、あの子達は元気になって、これからも強く生きていけるかもしれない。だから、助けたことは、きっと無駄じゃなかったと思うんだ、と。それは、あの子達の面倒を一心に見ていた姉の、信念であり、祈りだったのだと思います。でも、結局猫達を幸せにしてあげられなかった事は、私の心に今も深く残り続けています。母猫の信頼を裏切ったことも、強い後悔となりました。今みたいに、里親サイトがあったり、地域猫が愛される時代であったなら…と悔やむ気持ちはなくなりません。母猫リン。額に傷のあったモン。初めに庭にいたヒー。片目がつぶれていたチャチャとモン。唯一元気だったミー。─────────十姉妹やメダカも育てていましたが、掃除の時に逃してしまったり蛇に襲われてしまったりと、みんなを幸せにできたわけではありません。幸せにしてあげられなかったこの子達を、私は忘れたことはありませんでした。許してもらえるなら、もう一度会えたなら…今度こそ私に幸せにさせて欲しい…そんな願いは、時が経っても薄れる事はありませんでした。そしてジュエリーを愛するようになって…この子達のジュエリーを作りたいと思うようになったのは、私にとってはごく自然なことでした。続きます。『虹の橋のあの子達②』続きです。『虹の橋のあの子達①』私のジュエリーは、具象的なモチーフものが多いです。今は虹の橋にいる愛犬君や愛ハムスターズを象ったリング…亡き恩師の遺影を刻印し…ameblo.jp

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