17JAN.
黒パンめくり
子どもの頃に好きな女子のスカートめくりをする男子たちっていなかっただろうか?俺は友達は少なく性格も暗めなタイプ。そしてそもそも女子には全く興味がなかったのでスカートめくりをやりたいなどと思ったこともなかった。先日、夫カンタロウと家でまったり過ごしていた。その日はどんよりした寒空だったので洗濯物は室内干ししていた。炬燵に足を伸ばしているカンちゃんのすぐ横に洗濯物が干してある位置関係だった。俺はぼちぼち夕飯の支度を始めようとお湯を沸かしたり冷蔵庫から野菜を取り出したりしていたのだが…「あれぇ?」不意にカンタロウの間のびしたすっとんきょうな声が聞こえた。「なぁにカンちゃん?」手を止めてカンタロウのそばに移動する。カンタロウは干してある洗濯物をマジマジ見て「ショウタさあ、こんなパンツ持ってた?」と聞いてきた。カンタロウのちょうど目の先にネットで3枚1000円で買った無地の黒いパンツが干されてあった。「うん、3枚セットで買ったやつ。確か今日も同じの穿いてたような…」スウェットに手を入れて中を確認すると同じ黒いパンツだった。カンタロウはさらに、「何かこのパンツ、スッケスケじゃなぁい?」といたずらっぽく聞いてきた。確かに生地がメッシュっぽいのだが、セクシー系ではなく単なる安物だから、だった。「大丈夫、全然透けないから」キッチンに戻ろうとした時にされたのだ、スカートめくりならぬ、スウェットめくりを。いきなりスウェットをずるっと下ろされた。さらにパンツのゴムをむんずと掴まれ、引っ張られペチンとされた。「ほらぁ、やっぱり少し透けてる~」突然に何てことをするハレンチカンタロウなのだろう。ついでに揉まれた。「へぇ、ショウタって最近はこんなの穿いてんのかぁ」「スポーツ用のサポーターとかじゃなく?」カンタロウはオスの目になってきたのだろうか?それならすぐに応えるべき?夕げの仕度は一時中断しなきゃいけない?いろいろ頭によぎった。なのにカンタロウは、ふわぁっと大きなあくびをして、「ご飯までちょっと昼寝するわ、おやすみ~」そのままガチで寝てしまった。ずり落ろされたスウェットを自分で履き直す。何故だか身に沁みるこの敗北感。無性に悔しい。腹いせに寝入ったカンタロウのパンツの両サイドをぐいぐい引っ張り上げて褌みたいにしてやっためくるならオスになれよ我が夫
めぐり合わせ
スーパーソング
世田谷ボロ市帰りは三軒茶屋でハンバーグのゲイの食卓