
2JUN.
5/30 ポペルカ指揮 ウィーン交響楽団 w 角野隼斗 来日公演
…ですが、日本の推しアーティストがいないと興行的には厳しいのでしょうか。昨年のポペルカとのN響公演は素晴らしく、2日連続で聴きに行きました↓。『2/13 ポペルカ指揮 NHK交響楽団 w ニコロフスカ(1回目)』先週のN響定期ではポペルカの指揮者としての際立った才能を堪能できましたが、今日のN響B定期でも秀逸な指揮でした。ポペルカは1986年の39歳で、今日のソリスト…ameblo.jp『2/14 ポペルカ指揮 NHK交響楽団 w ニコロフスカ(2回目)』今日もN響定期Bプロ・2日目に来てしまいました。昨日のポペルカのモーツァルトとシューマンの旋律が頭にずっと残っていて、特にモーツァルトの交響曲での小カデンツを…ameblo.jpオペラ指揮者として活躍しているポペルカの次の来日公演は、27年秋にN響とワーグナー「ワルキューレ」(演奏会形式)を指揮すると本人から聞いておりますで、これはかなり期待できます。今回の公演感想は前回のN響定期よりは情報量が少ないので、短文とさせて頂きます。また、角野ファンの方は精神衛生上などの観点から読まない方が良いと思います。 前半1曲目のドヴォルザーク「謝肉祭」序曲ではポレルカが笑顔で快活なタクトでスタートし、明るい表現から哀愁感のある表現まで、表情豊かに進めていきました。2曲目のラヴェル「ピアノ協奏曲」での角野のソロは器用な指回しではありますが、主張感が弱いです。オケをバックにしているので、もう少し強打でも良かったのではと感じます。第1楽章の段階で角野のソロは美しいのですが、ラストにかけて技量のあるオケの伴奏の方がメインになってきました。第2楽章の角野のソロも繊細なタッチで、人を惹きつけるような磁力が感じられません。叙情的なオケの伴奏になると、こちらにフォーカスが当たってしまいます。むしろ、オケの演奏に対して、角野が伴奏しているかのようにも聴こえてしまいます。第3楽章でも角野のソロはスケールの小さいサウンドで、オケの演奏の方が見どころがありました。曲を終えるとブラボーは無く、拍手の音圧も低めでした。アンコールでは角野がマイクを持ってスピーチをして「フランス人のラヴェルのコンチェルトはアメリカの影響を受けた曲ですが、アンコールでは、アメリカ人のガーシュインがフランスの影響を受けて作曲した『パリのアメリカ人』を演奏します」などと話していました。ウィーン響のトランペット、スネアドラム、コントラバスとのセッションで、角野のジャス・ピアノから始まり、トランペットが名旋律を吹いた素晴らしいアンコールでした。このアンコールにはブラボーがあり、拍手の音圧もあり、ラヴェルよりはガーシュインの方が会場の受けも良かったです。角野は稀有な才能の持ち主ですが、先週の藤田とは異なり、クラシックの王道の師匠からのレッスン量が少ないため、このような結果になったと感じました。主戦場が異なるため、角野はこのままではクラシックの王道のコンサートには出演しない方が良いでしょう。後半のドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界より》」の第1楽章ではポペルカはしっかりとタメを取って情感のある序奏でしたが、FlとObのサウンドがクリアではありません。このようなバグはこの後も起こりますが、ウィーン響で時々出る現象ですので仕方ありません。しかし、ポペルカの頭の冴えと創造力で新鮮なアプローチで、こすられ過ぎたこの交響曲を聴いていても飽きません。第2楽章でのイングリッシュ・ホルンの切ない旋律は心に沁みますが、ポペルカのフレージングとテンポ感が秀逸です。第3楽章は弦楽のアンサンブルは素晴らしく、ポペルカの力強いタクトに対して、Timpが不安定で気になりました。木管のレガートも心地よく美麗に仕上げ、弦楽と交えて極上の音楽となっていました。第4楽章ではポペルカとオケ全体は概ね良好ですが、Timpが外しているような気がします。この奏者は演奏中に叩きながら、チューニングキーを動かしているのですが、この動きはおかしいですよね。前の楽章からのTimpの変わった音について公演後に関係者に訊ねたところ、ポペルカの指示では無いらしいので、明らかにTimpのバグのようです。このような雑なところがウィーン響にはありますが、ポペルカの巧みなタクトによってコーダにかけての盛り上がり方は絶品でした。アンコール1曲目の「スラブ舞曲」は説得力のあるフレージングで、この指揮者の実力を感じます。2曲目の「雷鳴と電光」はバスドラムにデュナーミクを効かせながら、ゆったりとしたテンポで進めていました。先程のティンパニ奏者はスネアドラムを担当していましたが、この曲でも怪しかったです。ウィーン響の日本公演は6日間連続で、移動日を含めてオフの日はありません。楽団員に疲れなどが出るのも致し方ないでしょう。ポペルカに関しても切れと冴えは前回のN響公演の方が良かったです。日本の円安やホテル代高騰の影響がこのように表出するのかもしれません。(評価)★★★ 難点が散見されましたが、ポペルカのタクトは秀逸でした—*勝手ながら5段階評価でレビューしております★★★★★: 一生の記憶に残るレベルの超名演 ★★★★:大満足、年間ベスト10ノミネート対象★★★: 満足、行って良かった公演★★: 不満足、行かなければ良かった公演 ★: 話にならない休憩中に帰りたくなる公演 —(★五つ星は年間10回以内に制限しております)出演ペトル・ポペルカ(指揮)角野隼斗(ピアノ)ウィーン交響楽団(オーケストラ)曲目ドヴォルジャーク:序曲「謝肉祭」 Op. 92ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op. 95「新世界より」《ソリスト・アンコール》ガーシュイン:パリのアメリカ人より抜粋《オーケストラ・アンコール》ドヴォルザーク:スラブ舞曲 op.72-2ヨハン・シュトラウスII:ポルカ op.324「雷鳴と電光」

本日は江古田、明日は長津田から学芸大学。

drop dead/Olivia Rodrigo

TV好き?な海くん