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  1. た。それを聞いてい看護師さんが、いたたまれなくなったのか「お母さん、私が見てきますから休んでいて下さい。」とおっしゃってくれた。数分後、戻ってきた看護師さんが「〇〇ちゃんは1人でお昼ご飯を食べていましたよ。」と教えてくれた。娘は自分のために力を振り絞って頑張っている。そう想ったら愛おしくて涙が溢れてきた。娘に逢いたい、そう強く感じた。すると、身体を縛っていた力が抜けた。そして私は「もう大丈夫なので、娘の所に行きます。」と言って起き上がった。だが、お医者様からは「お母さんは今日はお帰り下さい。体調の悪い方の面会は認められません。」と告げられた。この宣告は、私がいくら何を言おうと覆らなかった。今思えば、お医者様は私の身体と心を気に掛けてくださっていたんだよね。少しでも身体を休めて欲しいと、気に掛けてくださっていたんだよね。当時の私は、お医者様の素敵なご配慮すら、私への否定的な気持ちだ、と感じてしまっていたんだ。今日の付き添いは認めていただけなかったのだが、お医者様からの優しいご配慮として、少しだけなら娘に逢って良いと許可がおりた。私は車椅子に乗せられ、娘の病室の前まで行った。すると、フラフラだったはずの身体がシャンとして、スタスタと歩いて娘の病室へ入って行ったんだ。火事場のクソ力ってやつですね。娘はご飯を楽しそうに食べていた。「今日は味噌ラーメンなの!」とニコニコと教えてくれたんだ。私はこのとき「娘は狂ってなんかいない!私も狂ってなんかいない!私がこの子を救う!」そう決意したんだ。しばらく娘と話していると、看護師さんが「お母さん、もうおしまいにしてください。」とおっしゃった。私は娘に、今日は体調が悪いから、申し訳ないけどお母さんだけ帰るね、と伝えた。娘は驚いて、とてもとても心配してくれた。そう、娘は本当に心の優しい子なの。「お母さん、ちゃんと休んで。明日も来なくても大丈夫だから。」と言ったくれた。そして私は明るく手を降って娘とバイバイした。病室を出た途端、力が抜けて、再び車椅子に乗せられた。そして娘の病室を後にしたんだ。そういえば、お医者様は病棟からわざわざロビーにまで降りて来てくださり、私を見送ってくださったな…。お忙しかっただろうにな。ありがたいな。主人は私を車に乗せて、家まで送ってくれた。そして再び病院に戻って、消灯時間まで娘のそばにいてくれた。本当にありがたかった。私は、数日の睡眠不足から解放され、ぐっすりと眠った。でも、朝起きた時に、娘がこんなときに熟睡してしまう母親なんて最低だ…と責めたりしてね。あの頃の私は、とことん自分イジメをしていたよな。だって、娘がこんなことになってしまったのは全て私の責任だって思い込んでいたからね。母親がこんなマインドでは、娘の根本的な苦しみの解決にはならないのにね。そんなこと、この頃の私は知らなかった。だから仕方のないことなのだ。だから、あのときの私にこう言ってあげるんだ。「あなたは最高のお母さんだよ。 あなたはいつも正しい。 あなたはよくやっているよ。 それで充分だよ。 すごいね。えらいね。 そんなあなたが大好きだよ。」でもね、当時は、私の気持ちが少しでも上を向くと、ガクーンと落とされる出来事があり、それを乗り越えて少し上を向くと、またガクーンと落とされる出来事があり…どんな試練なんだよ!と怒り心頭だったけれど、結局、私は全ての出来事に対して「娘は大丈夫。絶対に入試前に退院させる!」という答えを出していんだ。そして、この強い感情が、私の精神的な支えであり、娘を退院に導いた原動力だったのだと感じている。今、辛いお気持ちを抱えていらっしゃる方がおられたら…あなたは本当によくやっています。お子様を愛していらっしゃるから。あなたはいつも正しいです。どうか、あなたが、あなたのことをたくさんたくさん褒めてあげて下さい。あなたは本当によくやっているのだから。だから、あなたの心を、お子様と同じように、いや、それ以上に大切にしてあげてください。あなたの心がホッとすれば、同時にお子様の心もホッとします。お子様は、お母様の笑顔が見たいのです。心からの笑顔が。だから、辛い中にも「何か少しでも良いことが在るかな?」と良いこと探しをしてください。そして、見つけたらそれを味わって下さい。少しずつで大丈夫です。少しずつが積み重なって、大きな幸せが必ず訪れますから!一緒に、たくさんの幸せ探しをしましょう!この世の中には、幸せが満ち溢れていますから。

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    今ならわかる。お医者様と看護師さんたちの優しい心が。
  2. ブログを書き終えて、妻の様子を眺めていると、目を覚ました。身体を起こしたいという。身体を起こして、窓のほうを見る。外には、川や堤防の桜が見えている。窓を開けて、少しでも景色をきれいにする。川向うには結婚式場が見える。この結婚式場は、私達が式を上げた場所だった。七年くらい前のことだ。こんな風に式場を見るなんて、思ってなかった。愛ちゃんに、立って外を見てみるか尋ねた。強く頷いた。立ち上がることは、最近殆どなかったから愛ちゃんは、外の景色をきちんと見ることがなかった。点滴の位置やベッドの机などを整理して、妻を補助して立ち上がらせる。なかなか、上手く立てない。それならと思い、愛ちゃんをそのまま、お姫様だっこした。お姫様抱っこをすると、愛ちゃんは、うわーすごいすごいきれいきれいだねーうわーうわーすごいすごいと言って、喜んでくれた。久しぶりに聞いた、妻のしっかりとした明るい声だった。いつもより大きく、川や桜や結婚式場が見えていた。妻の顔を見る。お姫様抱っこをされた愛ちゃんは、目を丸くしたまま、外を眺めていた。すごいねきれいだね妻の喜ぶ声を聞いて、涙がこぼれた。そうだね。きれいだね。そう言いながら、むせび泣く。妻の喜ぶ声が、こんなに、心地いいなんて妻の顔を見る。この喜んでいる顔を忘れたくなくてそしたら、妻は、酸素マスクを外して、私にキスをした。ありがとう。すごいね。力持ちだね。笑っていた。嬉しかった。本当に嬉しかった。しばらく外を眺めた後、妻をベッドにおろした。妻は、なんでそんなに力持ちなの?と尋ねた。私は、愛ちゃんのために鍛えてるんだよと答えた。そっか。ありがとう。そう言って、笑ってくれた。また見ようね。そう約束して、朝を過ごした。幸せな、朝だった。

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  3. 痛いだに( T_T)
  4. 入院前に見たかったもの。
  5. ります。こちらは、がんステージ4と診断された自分の生活と、その心の変化を日記として書いています。4月12日身体の調子もよく、午後から2週間ぶりの診察と血液検査があった。長男と長女は、小学校へ。1歳娘は、鼻水がひどく、こども園を休んだ。12時を過ぎた頃に、一人で病院に向かった。今日は、血液検査尿検査X線検査診察の結果が良ければ、ランマークの注射…盛り沢山だ。検査前は、色々思っていた。ここまで体調を大きく崩す事なく、すごせてるし、体調安定には、気にもかけてきた。肝臓の数値はどうなってるやろう?肝臓は、感覚的にはわからないけど調べたら悪化してる…ってことが多くて、直前までいつもわからない。だからいつも、結果のときは緊張する。今日の検査日は、終わってから、楽しみにしてることがあった。会社の人から『てつそうさんの激励会をしたいので焼肉屋を予約しました!』って、何ヵ月も前から、誘ってもらってる日だった。体調がよければ、ぜひ参加したいです!と、返事をしていた。本当に久しぶり。会社の人と食事会か〜。病院の結果も気になるけど、同じくらい、仕事仲間との食事を楽しみにしてる自分。ガンになる前は、3ヶ月に1回くらいやっていた食事会…ガンになってから、家族以外と、食事をしていない。だから余計に、ワクワクする!気兼ねなく、食べられるよう、どうか、良い結果でありますように!病院のなかは、午後からはやっぱり人が少なくて、スムーズに進んでいった。待合室から中待合室に呼ばれるまでは、早かったが…中待合室に待たされてからが、長かった。……けっこう待つ。30分くらい待っていると、自分の番が来た。主治医 『お待たせしました。お入り下さい。』自分『失礼します。』診察室に入ると、今日もガン担当の看護師さんはおらず、先生だけ。主治医『体調に変化は、ないですか?』自分『特に変わらずです。痛みも咳も副作用もなく、順調にきていると思います。』主治医『よかったです。血液検査の結果は、プレドニンを飲んでいるのもありますが、前回よりもALTとASTは、下がって入院していた頃の数値にほぼ戻っていますね。』自分『そうですか!良かったです。』気にしてた肝臓数値。これなら休薬はなさそうだ!主治医『…ただ、腫瘍マーカー数値が上がってきていました。気になるところではあるのですが、おそらくこれは、今日の数値ではなく、レットヴィモ休薬中の影響で、悪い時の後から出る時もありますので。悪く考えすぎずに参考程度にしておいて下さい。』血液データを見る。ほんまや。めっちゃ高いやん。774!!『HH』って…。こりゃ、入院前の数字近くまで上がってるなぁ。自分『そうですか…心配ですけど、体の痛みとか、咳もないですし、薬の副作用もないので、大丈夫です!』妻には渋い顔をされるかもしれないが、自分では、あんまり不安にもならなかった。ふしぎと。自分『まぁ、気にしだすと、メンタル不調になるので(笑)』明るく答えた。主治医『そうですか』先生もこそっと笑って、返してくれた。主治医『それで、レットヴィモなんですが、40mgをから80mgで1日朝夜1錠ずつに変更していこうと思うんです。』自分『わかりました。大丈夫です。』そう答えた。肝臓数値も安定してるし(プレドニン効果かもやけど)前に、進まないとな!主治医『じゃあ80mgに変更していきましょう』自分『はい!お願いします』主治医『それと、てつそうさんに、もう一つ大事な話があって…。このレットヴィモの症例、学会で発表させてもらってもよろしいでしょうか?』えっ?学会!…自分の症例が、びっくり。…いいの?主治医『数ある分子標的薬の中でも、レットヴィモは、非常に珍しくて、症例数が、凄く少ないんですよ。もしよろしければ、ご検討いただけますか?同意書をお渡ししますので、ご家族で検討してよければ、次回の診察で持ってきてもらえたらうれしいです。』自分『症例数が少ないのは知ってましたが…妻と相談して考えてみます』主治医『僕達医師も常に勉強していてこのレットヴィモでのガンの治療は、今後の医療も役に立っていくと思っています。てつそうさんは、副作用も少なく、肝臓は数値があがったりして不安定さはありますが、自覚症状には出てきてませんし…。そういった症例もあることは、きっと今後の医療の役に立つはずです』自分『本当ですか?お役に立てるのは嬉しいです』主治医『また良ければ、どうぞよろしくお願いします。』ちらっと、県内でレットヴィモの症例が僕の次にも増えて、5例目の方がおられることを知った。いま、こうやってSNSで、少ないレットヴィモの、患者本人の生の声を配信してる自分。効果や副作用はその人にしかわからないけれど、終末期がんの治療の、希望の一つとして、多くの人に伝わってほしい。僕たち家族は、この、レットヴィモに救われた。いまも、救われている。ガンで苦しむ一人でも多くの人に、こんな方法もあるのだという事が、伝わるといいな、と思う。主治医『では、診察は終わりますが、今日は、ランマークの注射を打って下さいね。』自分『はい。ありがとうございました。じゃあまた次回お願いします。失礼します。』診察を出て中央処置室でランマークを注射して会計をしに行った。いつもランマークの注射は、痛いから嫌やけど、今日は、血液検査も注射も上手な人だったのか、痛くなくて、良かった〜。会計で傷病手当の3月分を受け取り、薬局へ昼からだと薬局も混んでないのですぐに呼んでもらえた。薬剤師『今回レットヴィモ増量ですので高額ですけど44400円です。』…………うん!!!安定の高額医療!!(笑)高額医療制度利用してるけど、診察代を合わせて、約、55,000円!!毎回、目ぇ覚める(笑)薬局を済ませてから、会社の食事会を計画してくれた人に、『今日は、時間通りにいきます』と連絡しておき、ワクワクしながら会場の焼肉屋に向かった。食事会の話は、また次回ブログにかきます!

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    主治医が非常に珍しいと言った症例