
19MAY.
天国に向かうか地獄に堕ちるか
5月14日、ロシアがウクライナのキーウに大規模な攻撃を仕掛けました。5月9日はロシアの戦勝記念日で、その後数日間を休戦とすることが決まっていましたが、その休戦が終わった途端の大規模攻撃です。この攻撃によるウクライナの死者は15日の時点で24人。負傷者は50人を超えるようです。それによるウクライナの反撃もあったようですが、本当に、いつまでプーチンはこんなことを続けるんでしょうか。もう、ここから先は得るものよりも失うものの方が多いと思うのですが、独裁者にはもうそんなことも分からなくなっているのでしょうか。ロシアにはシリアのアサド元大統領が亡命していますが、彼の姿を見て独裁者の辿り着く先を考えることは無いのでしょうか。先月、ウクライナのゼレンスキー大統領が驚きの報告を発信しました。それは、ウクライナ軍が無人機のみで、ある地域からロシア軍を追い出したという報告です。どの地域でいつ起こった話なのかはわかりません。もしかしたらゼレンスキー大統領のハッタリなのかもしれません。ただ、ここ数ヶ月でウクライナが一気に攻勢を強め、ロシアが追い詰められていたのは事実なので、軍事や経済の評論家たちは驚きながらもある程度は事実だろうと受け止めているようです。ウクライナのドローン技術の進歩は驚くものがあります。戦争は全ての技術を飛躍的に進化させるとは言われていますが、今のウクライナを見ているとそれは本当なんだなと思ってしまいます。4年前にロシアがウクライナに侵攻した時、両国の戦力差は絶望的なほどでした。ロシアは世界最強と言われていた戦車部隊を擁し、対するウクライナはほとんどが民兵です。正直、戦力だけを見たら巨人と小人ほどの差がありました。ただ、なぜ自分が戦わなきゃいけないのかその意味すら分かっていないロシア兵に対し、自分たちの国を守るという意志の強さだけはウクライナ兵の方が上でした。なので私はずっと「これはもしかしたらもしかするかも…」と思っていたのですが、それでも去年あたりの状況では「ウクライナはロシアに占領されている地域を手放すことで手を打つしかないのかもな」と思わざるを得ない状況でした。それが、ここ数ヶ月でずいぶん状況が変わっているようなのです。状況が逆転した理由のひとつが、どうやらロシア軍がテスラ社のスターリンクを勝手に使っていたことがイーロンにバレて、スターリンクを止められてしまったから、みたいなんですね。イーロン・マスクはウクライナへの支援としてウクライナのスターリンクの使用は認めていたと思うのですが、どうやらロシア軍もちゃっかりスターリンクを使ってミサイルの誘導をしていたそうなんです。私は、ロシア軍は自前の衛星を持っているだろうと思っていたのですが、どうやらロシア製の衛星はあまり精度が良くなかったみたいです。それでこっそり無断使用していたという事ですが、それは余りに情けない話ですよね。スターリンクを止められてしまったことでロシアも慌てて新規の通信衛星を打ち上げたようですが、いかんせん位置情報の正確性では精度が著しく低下したという話もあるようです。それにより攻撃用ドローンなどの使用に障害が出ているのであれば、これからの戦争というのは本当に通信システムの争いということになるのかもしれません。そんな状況ですから、ウクライナが無人機のみでロシア兵を撃退したというのもあながち不可能な話ではないと思います。というのも、ウクライナは少し前から負傷兵を前線から撤退させる無人車というのを開発し実戦投入していたみたいなんですね。この辺の話は残酷なのでダメな方はスルーでお願いしますが、戦争というのはもともと「相手の兵力をいかに削ぐか」が大切になるんですよね。相手の軍の兵力を減らせば減らすほど勝利に近付くので、基本的には「敵兵を殺すこと」より「敵兵を負傷させること」が正しい戦いになるわけです。つまり、殺してしまったらその兵士の遺体は戦いが終わるまでそこで放置されますが、負傷しただけで命があるのなら、後方に送られ治療を受けることになるからです。負傷兵を後方に送るには運ぶ兵士が2人は必要になるので、1人負傷させれば3人の兵士が後方に退くことになります。なので、対人兵器としては1人殺すより1人負傷させる程度の武器が良いということになります。対人地雷の場合、地雷を踏んだ足は吹き飛ぶけど命を奪うほどではなく、ライフルの弾も人間の体を貫通しやすい形状が推奨され、先端を窪ませたり裂け目を入れたりして殺傷能力を上げるホローポイント弾やダムダム弾は使用が禁止されています。(まあ、無法地帯と化した戦場ではどこまでそれが守られているのかは分かりませんが…)そうやって、自力で移動が不可能になった兵士を後方に退かせるのも前線では大切な任務なのですが、ウクライナ軍はそれを、陸上を自走して後方の支援部隊に戻ってくる無人車にやらせることにしたのです。それにより前線の兵士の数を減らさずにいられるなら、戦力的な消耗はかなり防げるということです。その小型無人車の中にある程度の医療キットを積んでいて、止血などをして寝かせて走らせれば、人間が運ぶより安全かもしれません。そんな装備品は兵士を消耗品と考える国には必要ないかもしれませんが、少ない人数で戦っている国には必要だったのでしょう。そうやって、ウクライナはありとあらゆるものが無人で操作する物に変わっているようです。もちろん、AIを積んで自分で考えて走るのはまだ無理です。なので人間が遠隔操作するようです。で、そんなものが作れるなら、そういった自走式小型車に機関銃を取り付け、カメラで現地の様子を見ながら遠隔操作する無人戦車が生まれるのは必然で、ウクライナはそういった無人走行車のみでロシア兵を追い出したと、そういうことらしいです。ウクライナが他の国と違うのは、そういった新しい兵器を次々作っているのがほとんど民間人だということです。国に依頼をされ支援を受けて新しいものを作っているわけじゃなくて、自分たちが必要だと思ったものを自分たちで作っているわけです。なので、決まった製造工場なんてありません。町はずれの廃墟に工作機械を持ち込み、数ヶ月稼働してはすぐに拠点を別の場所に移し、また別の場所で作り始めるというのを民間人が自発的にやっているそうなのです。同じ場所で作り続ければ場所を特定されてミサイルを撃ち込まれる恐れがあります。なので拠点は次々変えるのが鉄則ということです。戦争前は自営業だったりクリエイターだったりしていた人達が、必要と思われるものを自分たちで作っているのですから、国の依頼で兵器を作っている他国とはスピード感と柔軟性が違うわけです。そうやって作ってすぐ実戦投入し「これは使える」と判断された製品は、ロシアの脅威に備えている国々にすぐに売れる商品となります。なので今ウクライナは、そういった武器とノウハウを売ることで戦費を稼ぐようになっているようです。私は、北朝鮮が頻繁にロケットを打ち上げているのは日本やアメリカに対する威嚇行為というよりも、外貨を稼ぐために他国にデモンストレーションをしているんじゃないかと思っているのですが、そういう意味ではもう1発何億円もするミサイルは時代遅れになりつつあるのではないでしょうか。人間を消耗品のように考えているロシアの戦死者の数はウクライナの3倍ほどにのぼると言われています。22年にロシアがウクライナに侵攻して以来、ウクライナの死者数は5~10万人と言われています。ヨーロッパの研究機関などがデータを集めているようですが、ウクライナが数字を発表していないので資料によって差があるようです。対し、ロシアは家族が申請する遺族年金のデータなどから兵士の死者数は約35万人と言われています。もちろん外国人兵士は含まれていませんし、前線に送られた犯罪者などもデータがあるのかどうかはわかりません。なので実際はそれより数万人は多いのではないでしょうか。北朝鮮兵については、ロシアは兵士一人に約350万円を払い、北朝鮮は兵士の遺族に100~150万円を支払っているという記事を見たこともありますが、これはもう国が民間人を金で売り渡しているようなものですよね。ミサイルを売るだけではなく国民の命までロシアに売って外貨を稼いでいるんですから、そんな国が存続していい国なのか、ちょっとうんざりしてしまいますよね。まあ、ロシア軍の死者はそのくらいの数字だとしても、怪我などで戦えなくなった兵士の数はもっと多いわけで、ロシアの損失兵力は約134万人とウクライナが発表しています。兵士の損失も多いですが、何よりロシアの損失の多くは戦車類です。5月9日に行われたロシアの戦勝記念パレードでは、遂に戦車やミサイルが姿を消し、歩兵のパレードのみになっていました。ロシアの発表では戦車類は前線で戦っているとのことですが、どれだけの数の戦車が残っているのか、ちょっと怪しいところではあります。そもそもロシアの戦車は、心臓部が外国製なので新しいものが作れていないと思うんですよ。さらに、戦車というのは正面にいる敵を攻撃するために作られているため、真上からドローンで爆弾を落とすという攻撃には弱いんです。なので戦車を前線に送り込んだらいい的(マト)になるだけです。そもそも、戦車が生まれた時代にはドローンなんて存在していなかったんですから、これから先は戦車なんて持っていても意味がないようにも思います。戦争における状況はこの数年でどんどん変わっています。これからは1機30億円の戦闘機を作るより300万円のドローンを1000機作った方が効率的なのかもしれません。もうミサイルの時代じゃないのです。そういう意味では大型空母も意味のない存在になるように思います。そもそも空母って何のために必要なのかというと、遠隔地に戦闘機を運ぶことでその地域の制空権を手中に収めるためです。戦闘機というのは制空権を握るためには絶対に必要なもので、制空権を手に入れられなければ物資の補給も地上部隊を運ぶことも出来ません。ただ、当然のように国内の防衛だけなら戦闘機による制空権の掌握は必要ないわけで、日本が空母を持たない理由はそういうことです。とはいえ、ドローンによる物量攻撃が主流になってきたら、空母よりも日本の「もがみ型護衛艦」のような、コントロールセンター的な役割の戦艦が増えてくるように思います。ウクライナは、無人ドローンから始まって、ロシアのドローンをジャミング(妨害)する技術を開発し、細い光ファイバーによる有線ドローンを開発し、自動で標的を攻撃するのではなくドローンのカメラを利用して人間の目を使って遠隔操作するドローンを開発し、そして人間が遠くで遠隔操作をしながら地上を走行しながら敵を攻撃できる無人戦車も実戦投入し始めました。もう、私たちが知っている軍隊の姿ではなくなってきています。日本は、アメリカも開発を諦めたと言われているレールガンの試作に成功しています。これが装備されるようになれば、ミサイルにかけていたお金は数百分の一くらいになるでしょう。少し前にトランプがドローンをレーザーのようなもので撃ち落としているような画像をSNSに上げていたようですが、レーザーガンは日本も開発しています。それが実践装備されるようになれば、数百万円のドローンを数百円で撃ち落とせるようになるということです。台湾がジャミング電波でドローンを無効化している映像を見た時は、さすがIT大国だと感心したものですが、そんな技術さえすぐに上書きされ意味のないものになっているのです。中国は、アメリカがイランで消耗しているミサイルの数を入念にチェックしていると軍事ジャーナリストの方が言っていました。アメリカの武器が底をつくのを虎視眈々と狙っているというのです。でも、アメリカの武器が底をついても、台湾はもう何年もかけて中国の侵攻に備えてきています。たとえどれだけ戦力差があったとしても、時間をかけて準備している場所に攻め入ることほど恐ろしいことはないんですよ。ましてや工業立国の台湾。中国が考えている攻撃ルートを全てシミュレーションしていたら、最初の頃のロシア軍のように送り込んだ軍が全て全滅するということになりかねません。そうなった時、今の中国の経済で戦闘を維持できるのか…。ロシアのように経済を支える資源もなく、海外が不買運動をしたらすぐさま経済が止まってしまう状況で台湾を占領できるのかと考えた場合、それをやったら国が亡ぶぞと私は言いたいです。それにしても、人間というのはつくづく戦争をやめられない生き物ですよね。神の名を叫びながら人を殺し、自分が持っていないものを持っている人間からは奪うことだけを考える。それが天国に行く道だと考えているのならあまりに愚かです。たとえどれほど正しいようなことを言っても、他国に武力侵攻した時点で侵攻した方が悪いことになるのですから、これ以上、どの国も戦争を考えることのないように願わないではいられません。以上

またやっちゃったかも?な件

公開‼️激カワゆづ×ぐりり初対面…え?これわざと?&インタビュー/ゆづ&みや

解き放たれたマスカレード様??