
5JUN.
ドラマを観て
テレビ大好きな私は、とくにドラマ好きです。今季ハマっているのが、『タツキ先生は甘すぎる』です。時には胸が苦しくなるほどの思いで観ています。ドラマの舞台は、不登校の子たちが集うフリースクールのような「居場所」です。スクールと言っても、なんの制約もなく、自由に好きなことをやれば良い空間に、幅広い年齢層の子達が集まり、元教師や心理士などが見守るという場所で起こることをドラマにしています。こういうドラマを見ると、私は親の立場より自分が子供の立場になってしまい、辛くなります。とくに先々週、先週に渡って取り上げていたテーマが「親の価値観を押し付け、子供の心の声を聞けない」というもので、自分の子供の頃(から、ずーっと父が亡くなるまで)のさまざまなことと重なり涙が止まりませんでした。ドラマだから、問題は解決しハッピーエンドになるのですが、実際にはそんなことは滅多になく、私の場合は何も解決しないまま親が亡くなってしまい、今も引きずっているから厄介です。それはともかくも、、、ドラマの主人公は、小学生の女の子です。勉強全般ができる子ですが、とくに算数が好きで、算数コンクールで金メダルを取ることを目指して頑張っています。この子の場合は、学校の授業が簡単すぎて面白くないという理由で学校には行っていません。この子の父親が、最初に算数の問題をクイズのようにして出したのをきっかけに、この子は「ひらめき」の楽しさから算数好きになるのですが、いつしか父親がプレッシャーを与えるようになり、「算数コンクールで金メダルを取る」ために勉強する日々で、ひとつでも間違えると「どうしてこんなミスをする。ちゃんと見直さないからだ。これじゃ、金メダルを取れないぞ」いつしか算数が好きではなくなり、だけどそれを言えない娘は、タツキ先生をパパと呼ぶようになり、異常行動も現れるという、、、なんだかんだとありながらも、最終的には父親が娘の気持ちに気付いてめでたし、めでたし、というのがドラマの世界です。しかし、私は、、、と、ここで自分のことにテーマを引き寄せてしまうから辛くなります。なんで、こんなところを間違えたんだって、テストを持ち帰れば怒鳴られたものです。点数としては、クラス上位にいても、たった1ヶ所の間違いの指摘しかしない父。そして、その1ヶ所の小言から生活態度、読書傾向、新聞記事の理解度まで試されたり、ちょっとしたケアレスミスで計算間違いをしたことが1時間へのお説教に繋がる日常でした。ただひたすら机に向かう勉強をすれば良いのだと言い、せっかくなんとか習わせてもらっていたピアノをたったの4年間でやめさせられたのも、勉強が理由だったことを思うと、悲しくなります。タツキ先生のエピソードも交えた今回の放送でしたが、タツキが小学生の頃、「空の絵を描く」という課題に対して、夕焼け空を描きたかったタツキが画用紙半分をオレンジ色に塗ったら、父親に「空は青いものだ。真面目に描け」と、言われ青空に描き直します。私も幼稚園の頃、絵が好きで想像の人物を描いていました。それに対して「そんな写実的ではない絵なんか描いてたらダメだ太陽は赤くないし、家より人が大きいはずがない」と、ダメ出しされました。魔法瓶を見ながら描け!という課題まで父から与えられ、私は魔法瓶に映るさまざまな色で塗ったら「魔法瓶は青だろうが」と怒鳴られました。私は絵が大嫌いになりました。一生、絵は描かないぞ、と心に誓った幼稚園時代の私でした。今も、絵は全く描けません。描きたくても描けないから、ロジックで決められたマスを塗る遊びに没頭しています。と、ドラマを観て辛くなるなら観なきゃいいのに、ドラマの中でならハッピーエンドになることに救いを得る思いでハマって観ています。私の体験は消えないですし、何も解決しないし、父からの謝罪など永遠にないこともわかっちゃいますが、、、あの世で少しは反省していて欲しいものです。

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