
23APR.
奥熊野いだ天ウルトラマラソン:完膚なきまでに足が売り切れました
去年、富士五湖100キロで13時間51分とカットぎりぎりの完走と脚力の劣化を痛感させる大敗に沈んで、『もう100キロはだめだな』と見切りをつけ、6月の向津具84キロも終盤足が売り切れ、9月のみなの天空も同様かつ翌日にはあまりの疲労に発熱までしてしまう無様に枕を濡らしたのだが、結局、今年の奥熊野100キロの部にエントリーをしていた。 去年の無様は年初の膝の怪我の影響で、もう一回調整をすれば劣化は所与としてもそこそこやれるのではないかとの自負もあったのだが、結果は13時間23分と過去最悪タイム更新傾向は変わらないまま。出場する大会のワースト更新は加齢もありやむを得ないと思うが、もう少しはできたのではないかと悔しく思う一方、今回の事前準備、レース進行を振り返り、大きな手落ちはないようでもある。去年の3回のウルトラのいずれよりもマシなタイムでもある。こういう年齢のランナーとしては悔しく思うより、よくやったよね、と振り返る方がいいような気がしている。 今日は総括編にします。今回で6回目の参加となり、大体要領はわかっているつもりだが、過去の認識との違いなども披露しようと思う。「距離」 100キロあるみたい。 これまで何度もこの大会は総距離が100キロには満たない、ということを書いてきた。私のGPS時計(当時はエプソン)だけでなく、他のランナーさんも同様の認識を示していたので、『まぁ、公式戦でないし、キリのいいところで表示するよな』と割り切っていたのだが、今回Sunnto Raceは99.5キロと表示した。もしかするとガチの距離表示だったか。このコース、途中でLINEはもとより電話も通じなくなることがあるので、性能の劣るGPS時計だとそういうこともあったのかもしれない。「ホテル宿泊」 難しくなっている? この大会は那智勝浦と新宮のホテル、民宿手配をしてくれるのだが、今回は那智勝浦の対象宿泊施設がずいぶんと減っていた。宿泊場所としての質を比較するとこれは勝浦の方が圧倒的によいわけで、参加者にとっては難題。那智にはホテル浦島、万清楼、亀の井といった高級ホテルもあるのだが、2食付きが所与であり、朝食を捨てるのが惜しい。浦島だとレース当日朝のバスピックアップからも遠く、これも痛い。ということで、ネットでホテルを検索するのだが、全く出てこない。過去2回利用した勝浦サンライズも出てこない。 他方、このエリアでは外国人を対象とするホステルが増えているようで、今回はそこに潜り込むことができた。フロント等は皆無であるが、新設のせいか大変清潔であり、ロケーションもよかった。温泉出ないのが残念ではあったが、勝浦は足湯施設があるし、フル入浴をしたければ日帰り風呂を利用すればいいだけのことだ。但し、実際に部屋に入るまでは勝手の分からないこともあり、結局、係の人とインターフォンで連絡してお手を煩わせてしまった。これはAgodaの宿泊確認書を開封すると「申し訳ありません、表示できません」という表示が出てくるだけで、チェックインの案内が消えてしまっていたからである。多分、次回は適切に使いこなせるだろう。 なお、レース後、エリア最高級の亀の井で下車したランナーがいたことは記しておきます。彼にとっては、一回の朝食ロスよりもいい温泉でいい部屋(洋室が望ましい)に宿泊する価値が高かったのだろう。私もそういう心持になるべきかもしれないですね。「食事」 普通に難民になる 日本の田舎の観光地あるあるだが、営業時間が非常に短い。大会参加者向けの優待設定のあるお店を優先して当たるわけだが、到着日のお昼をいただいた『川柳』は夜は開いていないというし、その隣の竹原も営業は11-14時のみ、対面のイチリンは貸し切り。大会当日の夜も当てにしていた中華料理店は閉店、となりの肉料理店は貸し切り。夜は19時半までに入店しないとコンビニ以外に開いていないという状況に直ぐになりそう。 参加者向け優待もなんとなくレベルダウンが観測され、今回、現地でいただいた食事(全部マグロ系)における最大の優待はドリンク1杯無料(ビールでもよかったらしいが、ウーロン茶にした)、他は汁物、マグロ南蛮2切れ(以前は6切れあったお店だが)という感度。お土産も1200円が1150円への値引きでこういうものらしい。インフレ傾向の中での精一杯と感謝。営業時間をこのタイミングだけでも拡大していただけると、もっともっと嬉しいのだけど。「外国人旅行者」 中心部からやや距離のあるところにあるホテルに宿泊している場合が多いのか? 亀の井ホテルの外側からも外国人観光客が多くいるのを私自身は目視している。彼らは那智の滝にはいくが、紀伊の松島遊覧はしないみたい。町の中心部にはあまりいなくて、港の賑わい広場を好むようだ。帰る日の朝、賑わい広場にある足湯を楽しんでいると、コンビニコーヒーカップを持った女性がトイレに入り、すぐに出てきた時にはカップを持っていなかった。こういう振る舞いが現地人の拒否反応を促すのだなぁ。「ランナー歓待ぶり」 かなり上がってきている 初めて出た11年前は沿道の応援など皆無だったが、それなりに浸透してきたか? すごく多いわけではないが、沿道住民の方々が声援を下さることが増えた印象。町の中でもランナーであるだけで感心してもらえる場面が増えたかな? ありがたいことである。「エリアとしての力」 ただ、このウルトラマラソンが地域活性化に寄与しているかといえばそこまでではない。11年の間に6回も来ていれば、どこがどう変わったかはわかる。11年前になくて今あるものといえば、賑わい広場と亀の井ホテルくらいで、多くのインフラはそのままというか後退が進んでいる。老いの進行が顕著で新陳代謝が追い付かない印象である。このエリアを仕切っていた国政の大物政治家が引退して、この傾向に拍車がかかるのかなあ、等という感想を抱いたのでありました。<賑わい広場の足湯施設からの眺望>

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