
19MAY.
イーロン・マスクが語る「究極のデフレ」とは?
今回はこういうお題でいきます。AIが支配する未来社会の話ですね。さて、AIが人間を支配しようとするSF映画はたくさんあります。古くは『2001年宇宙の旅』に始まって、『ターミネター』のシリーズや、『マトリックス』など、枚挙にいとまがありません。では、もしもAIが人間を支配しようとしなかった場合、いったいどのような未来が来るでしょうか? テスラ社や、スペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏はこれについてテレビ番組のインタビューで「究極のデフレ」社会が来ると述べています。これはいったい、どういうことでしょうか? 氏はまず、2026年、つまり今年に汎用人工知能(AGI)が完成すると述べています。汎用人工知能(AGI)とは、一つの目的、イーロン・マスク氏例えば囲碁などに特化したAIではなく。あらゆる問題や仕事に対して、自ら考えて解決策を見つけることができるAIのことです。さらに、自己学習や自己進化により、新しい情報を吸収し、複雑な問題に柔軟に取り組むことが可能です。それだけではなく、自動音声などの適切なツールを使って、人間とのコミュニケーションをとることもできます。そうすると社会はいったいどうなるのか?まず、ホワイトカラーの大部分がいなくなるでしょう。AI自身がデータを集め、それを入力し、さらに表計算などの処理をする。人間のやることがなくなってしまいますね。さらに、もしもAIの知能が人間を越えた場合、科学者や医師などの知的な作業も代替わりできる。それらも必要なくなってしまうわけですね。そんなのまだまだ先だと思うかもしれませんが、もうすでに先端企業では、AIによる代替ができるため、新人社員の採用を減らし始めています。つまり、単純作業以外の仕事はどんどん減っていってしまうわけです。そうするとどうなるか? 人間は働かなくてもよくなり、奴隷を使って、市民は数学や芸術だけをやっていた古代ローマ社会のようになるのか?しかし、それもどうでしょう。もはやすでに、数学の研究でもAIのほうが人間よりも上というところまできていますし、芸術でさえ、もうすでに立派なものをAIはつくれるようになっています。さらに、産業面を考えてください。何かを売るといった場合、もちろん原材料費ということは大切ですが、それとともにコストがかかるのが人件費です。それがAIによって大きく抑えられる。原材料費も同様です。例えば鉄鋼業を考えてみましょう。原料の鉄鉱石を鉱山から掘り出さなければなりませんが、それもAIとAI搭載のロボットがやるとしたら。さらに漁業ではどうでしょう。魚を釣る、あるいは網で捕るという作業もAIがやるとしたら?たしかに、人間がやるよりも効率がいい可能性は高いです。すると、かなり安いコストで、大量の製品が生産されることになります。なんだ、じゃあ人間は働かなくてもいいじゃないか、と思うかもしれません。これもAIがやるしかし、では人間はいったい何をすればいいんでしょう? 古代ローマと違って、数学や芸術もAIのほうが優れている可能性が高い、とすれば、人間がやるのはスポーツくらいになってしまうような気がします。これがイーロン・マスク氏のいう「究極のデフレ」状態なんです。社会的な地位や、金銭、財産、そういったものも無意味になり、博士号や医師免許、ノーベル賞も無価値になってしまう。そして人間は何を目的に人生を生きるのかを見失ってしまう。人間に残るのはこれくらい?氏は、こういった未来が2030年以降にやってくるのではないかと述べています。これはなかなか恐ろしいことですね。人間は、他の人間から認められたいという強い欲求を持っています。ところが、それがかなえられなくなる可能性があると言ってるんです。まあ、物質的にはものが極めて安価に満ち溢れ、失業などのおそれがない世界がくるのかもしれません。しかし、この未来について危惧をもつのは自分だけなんでしょうか? では、今回はこのへんで。

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