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  • 21MAY.

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    燃える城の話

    私は高崎といって、食品会社に勤務しています。44歳で、結婚しておりまして子どもは2人います。販促担当で、いちおう課長を務めてました。ました、というのは、この4月から地方支社に出向になったんです。出向ですから、転勤ではなく、また出張でもありません。期限は4か月で、その地方支社の活性化を図るねらいでした。けっして成績は悪くはなく、売上も安定していたんですけど。それと、その地域では現在、県南部で黒豚の養育をやっておりまして、それをなんとかうちの会社で商品化できないかと考えたわけです。そこの市は、東北の県の、県庁所在地ではないですが、県南部の中核都市で、人口は30万を少し欠くくらい。新幹線はきてないので、あまりアクセスはよくないですが、それでも東京まで4時間ほどです。この市は不幸な歴史を持ってまして、明治維新のときですね。幕府側についたんです。そのために薩長軍、つまり新政府軍に攻められて、かなりの虐殺があったんです。女子供も含めて戦ったんですが、ほとんどが手ひどい形で討ち死にしました。また、そこは城下町で立派なお城があったといいますが、その戦いで火をかけられて消失。現在、残っているのは隅櫓の一部だけなんです。ええ、それもふくめて今は城址公園になっています。桜の名所となっていますが、開花は東北なので、4月にはいってからです。それで、この4月、赴任してきてから、いろいろと変なことがあるんです。いえ、支社のみなさんに不満があるわけではありません。みないい人たちで、私を歓迎してくれています。あ、私の住居は、会社で借りてくれたワンルームマンションです。期間は4か月。もちろん単身赴任で、家具や電気製品類も最低限度しかありません。ただ、インターネットだけは完備してもらいました。でね、今、足を怪我してるんです。転んでしまって、捻挫したんです。私の歓迎会の後にね。酔っ払ってたんだろう。そう思われるかもしれません。まあ、たしかに転んだのは自分なんですが、その前に奇妙なことがあったんですよ。歓迎会が2次会のカラオケ前で解散して、私は一人で、タクシーを拾おうと駅に向かっていました。そこは個人商店などが並んでいるところで、時間は11過ぎ。もうかなり車通りもなくなり、街は寝静まろうとしていました。小さめの橋にかかったときです。耳元をかすめて、ブンという鋭い音が聞こえたんです。え?と思うまもなく、カンという鋭い音をたてて、地面のアスファルトに鉄製のものがあたってはね返りました。え、何だ? そう思ってよく見ようとしたとき、急にたたらを踏んでしまって、橋の欄干部分に腰を打ち付けたんです。そしてよろめき入った橋の土手部分で足を滑らせたんです。幸い下に落ちたわけではなかったんですが、草の上で転んでしまいました。捻挫しただけではなく、ズボンも草の汁がついてダメになってしまいました。捻挫のほうは後で病院に行ったら、全治1か月。ギブス固定などする必要はないが、しばらく松葉杖が必要ということだったんです。あとですね、地面に落ちていたものをよく見たら、鍵型になった鉄製品が3,4個連結した、30cmらいのものだったんです。何かの建築資材のように見えたんですが、でも、そこらには高いビルも、マンションなどもなかったんですよ。まあ、不便でしたが、結局、杖を使ったのは2週間くらいでした。通勤にはタクシーを使いましたし、会社でもいたわってくれたんです。歩けるようになって、県南部の養豚農家に黒豚飼育の見学に行きました。みなまるまると太ってましたし、無農薬の飼料を使っているということで、これは新製品の発売にまでいけそうだという感触を得ました。そこの農家の屋内に招かれて、その豚肉を使った豚シャブというのをごちそうになったんですが、絶品でしたね。肉が甘い。そのとき、私が足を怪我したことをちらと話したんですが、空から鉄の部品が落ちてきたことを言うと、そこのおじいさんが顔を少し曇らせたんです。「どうしたんですか?」「いや、何でもない。思い過ごしだと思うが、あなた、この街に来てからまだ一月と言いましたよね、取り越し苦労だと思うけども、あそこの市はよそ者を嫌っているんです。不幸な歴史がありましたから」  「嫌うって、誰が?」「特定の個人ではありません。あの街がです」  「まさか」  「いやいや、ところであなたご出身は?」  「私は東京生まれですが、父は鹿児島の出身です」「・・・そうですか」老人の顔はますます曇りましたが、もう何も言うことはありませんでした。なにか私の先祖が鹿児島出身なことに関係があるのだろうか?しかし、どう考えても意味がわからず、私もそのことを忘れていきました。黒豚のほうは、その地の工場に頼んで、試作品をつくってもらうことになりました。その夜はその街のホテルに一泊して戻り、翌日は半日勤務で退社しました。さて、何をやろうか? しかし街には知り合いもおらず、のんびりと映画の配信でも見て過ごすことにしたんです。そして夕方からビールを飲み始め、やがて焼酎に移って、10時頃には寝ました。その夜中です。非常ベルの音で目を覚ましました。頭の芯にひびく、甲高い音でした。部屋の中には煙が充満しているような様子はありませんでした。この建物ではないのか。そう思って外へでてみたんです。すると、東の空が赤くなっていました。そしてそこに燃える城が見えたんです。天守閣から炎が上がっていました。え、城なんてなかったはず。そう考えて目をしばたくと、燃える城は消えていたんですよ。しかし、遠くでサイレンは聞こえ、どこか火事なのは間違いないだろうと思いました。翌日の報道で、市内で小火があったあったことは聞きましたが、死傷者はなかったようです。じゃあ、あの燃える城はいったい?あと、部屋の非常ベルは誤作動で、火事と重なったのはたまたまでしょうと、大家さんが謝りに来てましたね。まあ、こんなことがあって、私の出向の期間も残り1週間ということになり、私は荷造りをして、荷物を家に送るという作業を始めました。そして仕事の引き継ぎも終わり、黒豚を使ったハムも商品化できたし、仕事は一定の成果を出せたと思いました。そして週末、私の退任の会があったんです。歓迎会のときと同じ会場でした。そのときに。古参の社員の方から、こんな話をされたんです。「高崎さん。あなた、新任のとき、ここで歓迎会をやって、そのときに怪我をされたでしょう」  「ええ、あれは参りました。でも、もう痛みもないですし」  「それはよかった。私ね。その話を聞いて、これは危ないなって思ったんですよ」あの黒豚農家で聞いた話と同じだと思いました。「危ないって何が?」  「この街はよそ者を嫌ってるんです。命を取ろうとする」  「街がですか?まさか」「ええ、信じられないかもしれませんが、それだけ恨みが深いんですよ。よそ者、とくに薩長の出身者は事故に見せかけて殺すんです」「そんなありえないですよ」  「高崎さん、もしかしてこれまでに、燃える城を見てないですか?」その方の眼は真剣でした。「どうして知ってるんです?それが・・・」と、私は非常ベルが鳴った夜のことを話したんです。その方は「ああ」と言って黙って眼を伏せられました。とうてい信じられませんでしたが、2人の人間が同じことを言った。私を怖がらせようとか、おどそうとする意図があるとは思えない。その夜は、2次会にというのを断って帰りました。どうせあと2日でこの街とはおさらばだ。家に戻れば、下の子は喜ぶだろう。幸い、終電には間に合いそうだ。私は皆と店の前で別れ、駅への近道であるガード下を通りました。もう店じまいしたところがほとんどでしたね。そこから、線路の土手の下に出ました。もう10分も歩けば駅です。これまでのことをいろいろと思い返しました。それにしても、あの非常ベルが鳴った夜、マンションの外で見た燃える城は何だったんだろう。ただの見間違いか、酔っ払って見た幻覚か。しかしあのときはそんなに飲んではいないはずだ。まあいい、わけはわからないが、無事に東京に戻れるんだ。明後日のことだ。そのとき、頭上でバチバチという音がしました。「何だ}」頭上を見上げると、線路の上を這った電線から青白い火花が盛大に上がっていました。何だ、事故か? そのときバチリという音とともに電線が弾け飛び、生き物のようにその一方が私の頭上に迫ってきたんです。「危ない!」あれはおそらく高圧電線、触れたら命はない。電線は命を持つように道路上でのたくり、私は道の端へとよけて走りました。とにかくあの先端の届くところから逃げよう。そのとき眼の前の空に燃える城が現れたんです。「あああ」あのときと同じだ。電線が高く持ち上がり、叩きつけられるように私の足元に落ちました。そこには水が溜まっていました。

    怖い話します2
  • 安眠タイムを返してほしい

    Bonjour!ひるねがすきです。機内での出来事始めに要約すると隣の席の人がちょいあれな感じだったってこと景色を見るのが好きな私はいつも窓側の座席を指定している。(3人掛けの窓側)その日も窓側の席に座って、「まだ日が明るいから景色見れるわ」と思っていた。私が座ってしばらくしてから隣の席に男性がやってきた。「失礼しますっ!」と言って座る。あら、礼儀正しい人なのか、なんなのか、ちょっと変わってるな~。とその時点で思った。少し容量の大きい人だったのでそれを気にしているのかな?とも思った。離陸するまで結構な時間があるので、本を読む。前夜あまり眠れなかったので、心地よい眠気がやってくる。よしよし、このまま眠って、広島に到着するというのも乙なもの…。パタリ、本を閉じ、目を閉じる。眠りへの階段をスーッと落ちていく…と思いきや『ツンツンツン!』と隣人が私をつついて起こしたのである。「飛行機、良く乗られるんですか?」(は?人が寝るタイミングでわざわざ起こしてする質問か?)「いいえ、たまにです。」「あ、僕もそうなんですけど、ちょっと飛行機苦手なんで、そそうとかあるかもしれなくて、すみません。」と言って、嘔吐袋をもって嘔吐の仕草。「はあ。」と言ってまた寝ようとしたが(するってぇと、この人は飛行機恐怖症で、もしかして話し相手になってほしいということで起こしたってことかい?)と思いめぐらせ、仕方ないが起きて相手をすることにした。「飛行機が怖いんですか?」「はい、自分がコントロールできないものは怖いんです。」「じゃあ、JRで行けばいいのでは?」「高いし、時間がかかるので…。」「飛行機、怖くないですか?」「はい、飛行機の事故にあうのは、宝くじに当たるより確率が低いといわれているので、もしそうなれば仕方ないと思ってます。」「そうですか、自分は命に意地汚いので、そう思えないんです。」私も高速道路で手汗がひどく不安に襲われた経験があるので、少しは気持ちがわかる。あの時は自分ひとりじゃなく、話し相手がいたら不安から解放されたのにと思う。とはいえ私は初対面の人間と話をするのがとてもイヤなのだ。いい人を演じるのがとても疲れる。世間話というものが苦手である。天気の話はすぐに終わるし、自分のことは話したくない。なのでしゃべるのはもっぱら相手側、ということになる。・自分は病気の治療のために尾道に飛行機で通院している・(離陸)重力を感じますよね、怖くないんですか?・けがをしたいきさつ、今までの職歴・(微振動)揺れていますよね、怖くないんですか?・今の職場が辛いこと、猫のこと、犬のこと、クマにあったこと・外人が土地を買うこと、外国人の犯罪について・(また微振動)今揺れてますよね?怖くないんですか?・お好み焼きについて・三原のタコとダルマについて、尾道のラーメンについて・広島弁が怖そうだけど怖い人に会ったことがないことについて・あ、高度が下がる、下がっている…とにかく飛行機が今どういう状況にあるかということにセンサーを張り巡らせすぎなんだよね。あえてそこは鈍感にならないと。とは口に出しては言わなかったが。(どうせ言っても理解されないし、できないって返事するでしょ。)特に大きな揺れもなく、無事に広島着。「ありがとうございました。」と言ってその人は去っていった。ねえ、眠い人を起こして話につき合わせたんだからさ、上の棚の荷物ぐらい、とってくれても罰は当たらないんじゃないの?自分中心だなあ!と心の中で毒づいたのでした。なんちゃって一首入眠を 邪魔するやつは 極刑よ アテンダントの 近くに座れ彼は次回からCAの近くに座って話を聞いてもらえばいいと思います。

    ひるねがすきの徒然日記
  • Take you higher tonight 22

    和宮❤︎和子の御伽草子
  • オイサキ様の杖の話

    市の介護サービスセンターで、デイケアの担当をしています◯◯と申します。半年ほど前からです。そのあたりから、いろいろ関係のありそうなことが続いてて。それが私自身にも降りかかってきたみたいなんです。それで、ここに来て話をすれば、お知恵を拝借できると聞きまして。初めは、山際さんという男性の方で、たしか86歳だったはずです。日曜日にお一人で、巡回車で当センターに来られまして。この方は、ほとんど介助なく、一人で何事もおできになりました。温泉に入浴されまして、湯上がりを涼んでいるところに私が麦茶をお持ちしたんです。そうしたら、「年取ってから寝てばかりいるようになったけど、夢を見るんだよね。昨日はオイサキ様に登ってきたよ」こうおっしゃられまして。このオイサキ様というのは、市の郊外の山上にある神社なんです。もちろん正式名称ではなく、介護センターには縁起の悪い話ですが、お年寄りが「老い先短く」と願掛けをすると効験があると言われていました。ええ、あちこちにある「ぽっくり地蔵さん」みたいなものです。老齢になって体が不自由になったり、長く寝ついて家族に迷惑をかけぬよう、ぽっくり逝きたい、とお祈りをする。でもねえ、これは無理からぬところもあると思います。やはり、いくら高齢になっても死ぬことは恐怖だと思うんです。ですから、ここでいう「ぽっくり」というのは、苦しまず、自分で気がつかないうちに、眠るようにあの世に旅立ちたいってことなんじゃないかと。私はまだ若いですので、そのときになってみないとわからないのかもしれませんが。まあそれで、お話を聞くことが私の仕事でもありますので、「どんな夢でしたか?」と尋ねました。「うん、それがね、あのオイサキ様の長い石段を、杖をついて登ってたんだよ。いやいや、実際にはもうそんなことができる歳じゃないけど、まあ夢だから。それで、さして疲れもせず鳥居の前まで来たら、境内に大きなテントが張られてて、中で人がたくさん茶飲み会をしてたんだよ。知った顔もおったけど、見知らぬ人が大部分だった。それでね、わたしも自分の杖を傘立てのようなのに入れて、履物を脱いで中に入ったんだよ。知り合いの幾人かとあいさつをしてね。あれこれ話をして、機嫌よく過ごしたんだ。それで、小一時間ばかりしたときに、神社のほうで神主が前に出てきて、何か呼びかけを始めた。そしたら皆がわらわらと立って外に出だし、わたしも行こうとしたんだが、履物はあったものの、自分の杖がどれだかわからず、迷っているうちに一本もなくなってしまってね、困ってた。そういう夢だったんだよ」「ははあ、オイサキ様ですか。懐かしいですね。私は小学校の遠足以来、ご無沙汰してます」 「今から思えば、もっと体が丈夫なうちに足繁く参拝しておればよかったね。あの石段は年寄りにはきついし、あれを登れるうちは、ぽっくり逝ったりはせんだろう」「いえ、山際さんもまだまだお達者じゃありませんか」こんな会話をした翌日です。その山際さんがお亡くなりになったんです。ええ、突然のことでしたが、ぽっくりというわけでもなかったんです。日課の午前中の散歩にお出になったとき、道路のちょっとした段差につまずいて転倒されたということでした。そのとき大腿骨を骨折して腿の大動脈が傷つき、大規模な内出血が起きて、それはそれは苦しんで亡くなったということでした。ええ、お気の毒でしたが、これだけであれば、前日に伺った夢の話と関係があるとは思えませんよね。ところが、それから1ヶ月ほどして、センターで地元中学校の吹奏楽の演奏会がありまして。終わって中学生がお年寄りと交流しているときです。お年寄り同士で、「オイサキ様で杖をなくした夢を見た」という声が耳に入ってきたんです。そちらを見ましたら、よくセンターに来られている、80代の女性同士が話をされてて、どちらがおっしゃったことかはわかりませんでした。で、そのとき、前に山際さんから伺ったことをちらと思い出しました。それでも、まだ大事だとは思ってなかったんですよ。はい、そうです。その女性のうちのお一人が、翌日亡くなられました。歩行器を押してちょっと外に出た際、中学生の自転車と接触してやはり大腿骨骨折です。ただし、死因はショックということでしたけど。それを聞きまして、偶然だろうけど気味の悪いことだなあ、と思ったんです。オイサキ様というのは、ほんとうは不吉な神様なのだろうか、などと罰当たりなことを考えたり。それから1ヶ月ほどは、また特別なことはなかったんです。それが、私自身がオイサキ様にお参りする夢を見てしまったんですよ。ええ、山際さんのおっしゃてたとおりに、杖をついて石段を登っていました。いや、もし私がご参拝に行くとしたら、杖を使うということはないと思うんですが。その後も山際さんが言われてたとおりで、境内で何かの会が開かれいて、センターで顔見知りのお年寄りの方々が、こちらを見て手招きされていました。ここで、夢の中でしたけれど、山際さんの話は完全に覚えていましたので、白木の杖を杖立に入れるとき、わからなくならないよう、爪で握りのところに☓印をつけ、さらにすぐ取りやすい手前に斜めにさしたんです。やはりしばらくして、神主さんがテントの外で何か叫び出し、みながわらわらと外に出始めました。私はまず自分の杖をつかみ、それから履物をはいてテントを出たんです。外では、オイサキ様の社殿の奥、そこからご神体になっている高山が見えるのですが、みなは立ったままその山のほうを仰いでいまして、でも何かが見えたわけでもなかったんです。これで夢は終わりです。気がついたら朝になっていました。それでですね、私は右手をしっかりと握っていまして、手のひらの中に、骨のようなものが一本あったんです。ええ、持参してきました。これです。鶏のモモの骨よりやや細めで、長さも短いですよね。このようなものはまったく心あたりはないです。前の晩は夕食、肉じゃがでしたし。それで、ここわかりますでしょうか。☓印がついています。これは夢の中で私が、自分の持っていた杖につけたのと同じじゃないかと思うんです。大きさは縮小されえているかもしれませんが、あのとき自分が爪でつけた。ええ、それはもちろん、その日は足元に気をつけて過ごしました。特に何事もなかったです。それで、この骨、どうしたらいいものかと思い悩んでいたんですが、その週の土曜日、私は休みになっていましたので、思い切ってオイサキ様に持って行ったんです。石段はきつかったですよ。夢の中ではすいすい登れたのに、実際は青息吐息になりました。介護の仕事で体力はついたかもしれませんが、息切れはどうにもならなかったですね。途中では、登る人も降りる人もいませんでしたし、参道も境内もガランとしていまして。みくじや御守の授与所には、アルバイトらしき女の子しかおりませんでしたが、そこで、お祓いをしていただきたいと申し出たのです。そうしましたら、社殿から神主さんが出てこられましたが、夢の中では、鶴のように痩せた方であったのが、似てもつかぬ赤ら顔の太った方でした。山際さんのことから始めて、夢の内容もお話しました。神主さんはぽかんとした顔で聞いておられましたが、私がハンカチから、この骨を取り出しますと急に顔色が変わって、「なんて不浄なものを持ってくるんだ。その骨はアレだろう。うちの社では、先代の時分から そういうことはやってないんだ。ええ、見たくもない。持って帰ってくれ」 こう怒気を含んで叫んで荒々しく席を立たれ、社殿に入ってしまって、いくら待っても出てこられることはなかったんです。私はすっかり困り果ててしまいまして。それで、いろいろつてを頼ったんですが、ある知り合いからこちらの会のことをお聞きしまして。それでこうやって持参したわけです。 え? 家族はいるかって?私ですか?いえ、3年前に主人とは協議離婚いたしまして、子どもはいませんでしたので、現在は一人暮らしです。それが何か関係があるんでしょうか?

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