28FEB.
クリント・イーストウッドの映画 「ダーティハリー5」 シリーズ最終作となったガン・アクション映画
…れたのは低予算の恐映画に出演中の人気ロック・アーティストで、致死量の麻薬を打たれていた。現場検証にクワンと駆けつけたハリーは、そこで以前から彼の捜査方法に興味を持っていたという女性レポーターのサマンサ(パトリシア・クラークソン)に出会う。だが捜査には収穫はなかった。ハリーとクワンは聞きこみにまわったチャイナ・タウンのレストランで4人のチンピラによる強盗事件に遭遇するが、見事に倒す。だがチンピラの流れ弾に1人の男が当たり死んでしまった。その男は死んだロック・アーティストが出演していた映画の経理を担当していた男だった。しかも、男は手に「死亡予想」と書かれたリストを持っており、ロック・アーティストの名ばかりかハリーの名も書かれていた。ハリーは、その映画の監督のピーター・スワン(リーアム・ニーソン)をマークするようになる。その間にも女流映画批評家のフィッシャーやテレビ司会者ノーランドら、いずれもリストに書かれた人物が殺されていった。遂に犯人の魔の手はハリーに及び、クワンと乗った車が爆薬を積んだリモコン・カーに追われ、クワンが重傷を追う。やがて犯人は、監督のスワンではなく、彼の狂信的なファンで分裂症と診断されたハーラン・ロック(デイヴィッド・ハント)であることが分かる。だが、ハリーたちが彼のアパートに駆けつけた時には、ロックは既に次の標的、サマンサをおびき寄せていた。ハリーはサマンサが連れ去られたらしい映画のロケ現場に向かい、遂に狂信犯ロックと対面する。サマンサを助けるためにマグナム44を手放したハリーだが、息づまる死闘のすえ、最後は大きなモリを使ってハリーは犯人を倒すのだった。コメント:英語のタイトルは「The Dead Pool」。この意味は、「死の賭け」。今回は、殺人鬼が書いた殺人予告リストの名前にもなっている。そのリストの中にハリーの名前を書き加えるという、相当ヤバい相手なだけに、このタイトルはぴったりだ。前作の復讐譚から一転して、サイコパスな犯人を追い詰めていくストリー。ストーリー自体より、相棒や女性レポーターとハリーのやり取りはハリーの新しい一面を見せている。サンフランシスコの坂道でのラジコンカーとのカーチェイスが、この作品の見どころ。連続殺人事件が起き、恐怖映画監督が作ったデッド・プールというリストが下地になっていた。ハリーもそのリストに加えられている。もう一つハリーは獄中の組織の親玉からも命を狙われていた。ここにテレビレポーターのサマンサ・ウォーカーが絡み、話を盛り上げる。面白いのはハリーのちょっとした作戦で刑務所内の親玉にちょっとブラフをかけて、逆にギャングからボディーガードが差し向けられるシーン。これは中々面白い。また殺人鬼の暗殺のアイデアでラジコンカーが使われいているが、この小ささでは現実にはちょっと無理がありそう。これだけのスピードを出すには車輪が小さすぎる。また障害物が多く、ちょっとしたゴミ程度でもはね飛ばされてしまう。アイデアは面白いが。本作には、その後多くの映画で活躍した俳優たちが出演している。このダーティハリーシリーズは、若手俳優たちの知名度アップには最適だった。まず、スワンというホラー映画の監督を演じているリーアム・ニーソン。ギャンブルネタとして、殺人リストを作ったばかりに警察に容疑をかけられる。嫌味なタイプの役だが、結構似合っている。この俳優は、本作以後、あの大ヒットした「シンドラーのリスト」で主演し、大ブレイクした。ジム・キャリーはその映画に出演するロック歌手役だ。しかもヤク中で、ぶっ飛びキャラがハマっている。この人も、本作で名が知られ、その柔軟性のある体と顔をフルに使っての演技が受け、初めて主演した『エース・ベンチュラ』が大ヒット。同年の『マスク』もヒットし、コメディ俳優としてトップに立った。その後は、普通の俳優としても多くの映画に出演して、映画賞を獲得している。更に存在感があったのが、ニュース番組の女性リポーターのサマンサ。犯人がシリアルキラーとも言えるので、犯人に迫るテレビの役回りを活用したのはアイデアとしては良かったのでは。この役を演じたのが、パトリシア・クラークソンという魅力的な女優。本作後、知名度が上がり、多くの作品に登場し、何度も映画賞を受賞している。この映画は、TSUTAYAでレンタルも、購入も、動画配信も可能:ダーティハリー 5 | 映画の動画・DVD - TSUTAYA/ツタヤ[洋画]『ダーティハリー 5』のレンタル・通販・在庫検索。あらすじや評価(ネタバレ含)キャストのおすすめ情報。4作目から5年の月日を経て製作された、「ダーティハリー」シリーズの第5弾。シスコを舞台に、自らも“駒”となった、死亡予想ゲーム“デッドプール”を基...tsutaya.tsite.jp
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