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【2025映画鑑賞ノート168】35年目のラブレター
…25年3月7日技術シネマスコープ(2.35:1)/カラー時間:119分鑑賞:ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい/Screen1(71/8.0×3.4m/7.1ch)見どころーーーーーーーーーーーーー一通のラブレターを巡る夫婦の実話をベースにした人間ドラマ。読み書きができないまま年齢を重ねた夫が、長年自分を支えてくれた妻に感謝を伝えるラブレターを書こうとする。監督・脚本は『今日も嫌がらせ弁当』などの塚本連平。主人公を『ディア・ドクター』などの笑福亭鶴瓶、彼の妻を『しあわせのパン』などの原田知世、若き日の二人を『溺れるナイフ』などの重岡大毅と上白石萌音が演じるほか、江口のりこ、笹野高史、安田顕らが共演する。ーーーーーーーーーーーーーあらすじーーーーーーーーーーーーー貧しい生まれ故に十分な教育を受けられず、読み書きができないまま大人になった西畑保(重岡大毅)。やがて皎子(上白石萌音)と出会い結婚するも、読み書きができないことを彼女に打ち明けられずにいた。あるときその事実を皎子に知られてしまうが、彼女は保の手を取り「今日から私があなたの手になる」と告げる。月日が流れ65歳になった保(笑福亭鶴瓶)は、寄り添い支えてくれた皎子(原田知世)に感謝のラブレターを書きたいと考え、定年退職を機に夜間中学に通い始める。(シネマトゥデイより)ーーーーーーーーーーーーー要素アクション :☆☆☆☆☆アドベンチャー:☆☆☆☆☆SF :☆☆☆☆☆コメディ :★★★★☆ホラー :☆☆☆☆☆クライム :☆☆☆☆☆ファンタジー :★★★☆☆バイオレンス :☆☆☆☆☆ロマンス :★★★★★メッセージ :★★★★☆ドラマ :★★★★★★★★★★インプレッション物語:★★★☆☆配役:★★★☆☆演出:★★★☆☆映像:★★★☆☆音楽:★★☆☆☆現実:★★★☆☆劇場:★☆☆☆☆観客:★☆☆☆☆メモ・山場が複数あって、ここ一番の盛り上がりを感じにくかった。インパクトとまではいかないまでも、作品を象徴するシーンが欲しかったという印象。・一歩間違えば、「誰でもが出来ることが出来ない人は純粋な人」という印象を与えかねない設定に対してうまく舵取りをして胸を打つ良い話に仕上げていたのは良かった。・文字を習得しようと奮闘する姿以上に感動的だったのは、実は手紙の文面だった。
「いじめ」と「いじり」は一緒です…「なんで私が神説教」第1話
…を受け入れるか否か評価はかなり違うと思います。日本テレビ 土曜21時「なんで私が神説教」第1話主演…広瀬アリス脚本…オークラ演出…内田秀実ただ、「人事の人見」と違い、教師が主人公の学園ドラマはいろんな破天荒な教師が主人公の作品も多数ありましたから、あまり気にはならなかったですね。このドラマの主人公の静(広瀬アリス)は何か理由があって会社をやめ2年間ニート暮らしでしたが、心配した母親(堀内敬子)が親友の京子(木村佳乃)に頼み、京子が校長をしている私立高の名新学園の教師に本人の意思に反してされてしまいます。声は小さく人付き合いは苦手、教師になる気などサラサラない静は、ただ負けず嫌いでムカついたらつい喧嘩をしてしまう一面もありました。そんな静はおずおずと教壇に立ったので、早速生徒たちにナメられてしまい、勝手にべちゃくちゃ喋りだして学級崩壊状態に。カッとなった静はリーダー格の陽奈(清乃あさ姫)に「黙れ、ガキ」と言って、陽奈たちを敵に回してしまいます。実はこの名新学園は入学希望者が激減し、教師たちのモットーは「怒るな、褒めるな、相談に乗るな」。ことなかれ主義の教頭(小手伸也)や学年主任(野呂佳代)にしてみれば、静のやったことはとんでもないことでした。しかし、そんな静に陽奈と仲良くなりたくて近づいたが、おとなしいためいじられている彩華(豊嶋花)から救いを求められます。…で、彩華を使って「黙れ、ガキ」と言ったのを静に謝るように言ってきたので、静は陽奈のやってるのは「いじり」じゃなく「いじめ」だとズバリ指摘します。他の教師と違い、別に辞めてもいいとしか思ってない静は怖いもの無しなのが強みというのがユニークです。静がはっきり「いじめ」と言ったために、クラスメイトたちの風向きも変わり、静がひどい言い方をした動画を拡散してと言っても誰も応じなくなります。孤立した陽奈は屋上にあがり、死ぬからとわめきたてます。教頭たちもやってきて静に謝らせるからと約束して陽奈も応じてくれるのですが…謝るどころか、静は説教してしまいます。「いじめ」と「いじり」は同じだよ。何も違わない。ただやられてる側がそれを良しとしてるかしてないか、それだけの違い。集団がある限り多かれ少なかれいじめは存在する。それが無くなることは絶対ない。じゃあどうするか?私のようなその集団に属さない人間が、空気も読まずに暴力的に物申してノリを壊していくしかないの。人の気持ちを察せない人間が軽々しく「いじり」と言うな。それも分からず大人になってからも同じようなことをしてるヤツはいっぱいいるけど、そういう人間はいつか大事なものを失うから!いずれも良いこと言うな~と感心しました。スゴいのは生徒への愛情はなく、論破して相手を負かすために、こんな立派なことを言ってること。その皮肉さも気に入りました。感情むき出しでぶっちゃけて話す校長役の木村佳乃も良いし、正義感が強いのにどこか抜けてる同僚教師役の渡辺翔太もこの役ならハマってると思いました。小手伸也、野呂佳代、伊藤淳史、岡崎紗絵らクセ強キャラの教師に囲まれても、何ら霞まない広瀬アリスの存在感、その振り幅のある演技がお見事です。あまり期待してなかったんですが、拾い物になるかもしれません。1話の評価は…7
古い写真をよ~くみてみよう③
韓国映画 1980 僕たちの光州事件 (2024年) 公開中