
31MAY.
枯れ葉 (2023) フィンランド・独
…か観ているけれどこ映画が一番好きかも・・・アンサ (アルマ・ポウスティ)ホラッパ (ユッシ・ヴァタネン) フィンランドの首都ヘルシンキ。スーパーマーケットで働くアンサと工事現場で働くホラッパはカラオケ・バーで 出会いお互いに惹かれるものを感じたが言葉を交わすこともなく別れた。数日してアンサは 勤務先のスーパーで賞味期限切れのパンを 廃棄せず持ち帰ろうとして見つかり解雇された。次に 新たな仕事・パブの皿洗いを頑張るアンサだが初給料日に出勤すると パブのオーナーは麻薬密売で逮捕されていて 店は閉まっていた。どこまで ついてないの。でも このとき偶然 この店に飲みに来た ホラッパが文無しのアンサに声をかけ ふたりはデートする。映画を観たあとアンサは電話番号を教えて別れたがホラッパはそのメモを無くし連絡が取れなくなった。電話を待つアンサ。随所に主人公の心情を歌った曲が流れる。♪~ 愛に臆病なあなた なぜ、答えてくれないの? なぜ、壁に隠れるの?その頃 ホラッパはあの日、ふたりで行った 映画館の前で夜ごと アンサを待ち続けていた。数日たって・・・やっと出逢えたふたりだがアンサがホラッパの アルコール依存症を諭しホラッパは その指図をうるさがりふたりの関係は 一時的に壊れる。しばらくして君のために酒を断ち、禁酒の会にも入会したと言うホラッパをアンサは喜び 家に誘い 約束したがホラッパは また来ない。また、すっぽかし?しかし数日後、ホラッパの友人から聞いたのは彼がトラム (路面電車)に はねられ入院した・・・それから毎日、仕事帰りに病院に寄り意識不明で 眠っているホラッパに雑誌を読み聞かせるアンサ。彼女の気持ちが届いたのかついに 彼は目覚めアンサと共に 松葉杖で退院した。 こんな 貧しく不器用ですれ違いばかりのストーリー。でも、ユーモアと哀愁が詰まっていて小さく、ちょこちょこと感動する。とにかく映画愛にあふれる カウリスマキ監督ふたりで観る映画がジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画。映画館のポスターたち。奥に見える映画ポスターはロベール・ブレッソン監督『ラルジャン』この映画は一度観てぜひもう一度と思っているのに 観られん映画なの。『逢びき』や BB『軽蔑』のポスター『仁義』『気狂いピエロ』ドロン様『若者のすべて』そして超個性的なカウリスマキ監督の音楽選択。映画の始めの頃、アンサの殺風景な部屋のラジオから流れて来るのは「かたびらもなし~ 帯もなし~」竹田の子守歌カラオケ・バーで歌われるのは50年代のレトロな ロックン・ロールやシューベルトのセレナーデ・・・そして ジャスミンには涙が出るほど懐かしい 「マンボ・イタリアーノ」それから ワンコ。カウリスマキ作品には よくワンコが登場する。保健所に連れて行かれる途中のワンコに出会った アンサ。「貰ってもいい?」このワンコがとってもお利口で 可愛くて 演技が上手い。ラスト。ふたりと一匹で 家路につく このシーンにフィンランド語の「枯れ葉」が流れる。♪~ あなたも 思い出すだろうか あの美しい 夏の日々を あなたに寄り添い 共に歩いた 私たちの短かった夏 木の葉の輝きは 一瞬だけ それは最後のきらめき 私たちの 思い出の木の葉も枯れて 風に運ばれていくのだろうカウリスマキ監督 アルマ・ポウスティ ユッシ・ヴァタネンおしまい

ードラマからの学び⑨:「The Last of Us(ザ・ラスト・オブ・アス)」ー

いわしアクション映画日記VOL.1106『ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲』

アラン・ドロンからの愛の追悼文 | ロミー・シュナイダーの墓