15APR.
弾
…論』 林房雄著 中文庫 江戸末期からのこの国の国防、外交論の変遷になります。いつの時代も、戦争をどう位置づけるかが、政策決定者の重要課題と納得になります。 経済関税通貨戦争、情報戦争、弾の飛び交う肉弾ドンパチ、いつの時代も同じようです。 庶民、最前線、弾の飛び交う場に、つきます。 弾の飛び交う現場、庶民しかいません。 君、死にたまうことなかれ、と詠んだ歌人の気持ち、まだましの立場です。自身が、弾の飛び交う現場に放り出されます。弾どころか、一瞬で灰と煙になります。 各々の星、信じることになります。 井の中の蛙、お花畑が続くことを祈ります。合掌です。沙門一空一花
【第五回出版ストーリー】「名刺代わりの一冊」で信頼と影響力を築く出版戦略とは?
『星が吸う水』 村田沙耶香
…星が吸う水 (講談文庫)Amazon(アマゾン)第23回三島由紀夫賞候補作品。世の中には既成概念というものがあり、世の中には常識というものがあり、世の中は空気を読むことが大切だとされている。〜作るのをさぼる奴がいるから、こうやって面倒なことになるんだ。やっぱり、既存の概念なんてものは全部なしにしてしまうのが合理的なんだと、誰に向かってなのかわからないが、鶴子のいつもの悪い説教癖がむくむくと腹の底から湧き上がってきた。〜 鶴子は変わってる。でも、おもしろいし、鶴子の言うことは納得させられることもある。「鶴子のはさ、理想論なんだよ。現実は厳しいんだよ。あたしたちは、それと戦わないといけないんだよ。あたしには、鶴子がそこから目を背けて、夢みたいなこといってるように見える。あたしは、鶴子のそこが1番、イヤなんだよ」それは、確かに理想論なのかもしれない。でも、理想がなければ、どこに向かって頑張ればいいのだろう?生きてく上で、理想をもつのは悪いことじゃない。〜一度だけでいいのだ。それで同じものが再生してもいい。その場所を真っ白にしたい。〜⚠️ネタバレ注意⚠️鶴子は、最後、女友達二人の前で立ちションする。破壊と再生のために。⚠️ネタバレ注意⚠️それを読んだとき、ワタシは、あることを思い出した。それは、初めて、劇場で『見せ算』をみた日のことを。『見せ算』を「すべった」と言う人たちからすると、それは「理想論」であって、それは「夢みたいなこと」だったのかもしれない。鶴子の友達が言うように。それは鶴子の立ちションのようなものだったのかもしれない。ただ、ワタシは、それを見て、スキップしたくなった。子供のころに戻った気分だった。でも、そうではない人からすると、それは夢物語で、それは理想論にすぎない。でも、どちらでもいいと思うのだ。ただ、鶴子の立ちションも、見せ算も、人によっては、それがワクワクすることであり、それが子供の頃の感覚を思い出すようなことであり、スキップしたくなることでもあるのだ。だから、それらを「作りたい人」はどんどん作って、表現したらいいと思うのだ。何を言いたいかというと、 鶴子や見せ算は、子供の頃に戻ったような感覚を引き出してくれるってこと。
市ヶ谷柳町界隈を歩く