8JUN.
””アメリカで孤独に離脱症状と闘う””
…ほとんどが2週間し入院できないため、10か所以上の病院を転々としていたそうです。 家に帰りたいといくら訴えても、「娘を守るために、帰って来るな」とご主人に言われ続けて、結局4カ月が過ぎました。懇願して懇願して、ようやく帰ってこれたといいます。 入院してしまったため、せっかく断薬した精神薬も復活。 デパケンと、クロナゼパムと、ハロペリドールが入ってしまいました。 ハロペリドールは現在はやめているそうですが、恐ろしいいほどの「アカシジア」という症状を残しました。それと排尿異常。 また、舌が勝手に動き出すジスキネジアも出現。食べることがままならず、日に日に痩せていってるといいます。 しかし、そんな体でも、アカシジアのため、自宅の階段を50回以上、登ったり下りたりを繰り返さざるを得ない。 どうしてもじっとしていられない。 発狂しそう。 死んでしまいたい。 スイスの安楽死団体に登録したといいます。ご主人が手続きをすぐに取ってくれました(引き留めることも、反対もしなかったそうです)。ただし、こうした心身の状態なので裁判官の許可が下りるかどうかはわからないとのこと。 私は彼女から連絡が途絶えている間、どこかできっとベンゾの離脱症状の治療を受けて、快方に向かっているのではないかと期待していました。 しかし、4カ月ぶりにもらったメッセージでは、まったくその逆の状態に。 アメリカの精神科病院もかなりひどいようです。 薬を拒否すると強制的に注射をされる。 男女がほとんど一緒に収容されている。(彼女はレイプ小屋と呼んでいます。もちろん、レイプはされていませんが、そんな空気は充満していると)。 看護師が薬を処方する。気に入られないと、いじわるされる。どんな薬を出されるかわからない。 人種差別される。etc とにかく、「もう二度と病院には行きたくない」と言います。 入院のトラウマで、その傷も深い。 そのうえにアカシジアです。 アカシジアはとにかくつらい症状です。 アカシジアによる自殺、殺人事件など、起きていますが、アメリカでは裁判で「アカシジアによる犯行」として、その症状の辛さは認められています(それが刑期にどれほど反映されるのかはわかりませんが)。 しかし、一方では、ベンゾの離脱症状等に関しては、日本同様、「無知」な医療関係者が多い。 弱っていく彼女の中で、日本への思いは募り、お寿司を食べ、ラーメンを食べ、うどんを食べ・・・しかし、舌のジスキネジアのために、ほとんど味もせず、飲み込むことも難しい。「日本に帰りたいです」と書いてきました。 しかし、アカシジアのため、一人自力でアメリカから椅子に座って飛行機の長旅をすることは不可能です。 車で30分移動するだけで、叫び出してしまうといいます。それで同乗していた娘さんもすっかり驚いてしまい、それから母親と口をきいてくれなくなったといいます。 とにかく、日本に帰りたい。 アメリカで一人寂しく、こんな惨めな姿になって、死んでいくのは、あまりに悲しい・・・。 しかし、日本に伝手はありません。 両親はもう亡く、たった一人の肉親の妹さんは、彼女とは絶縁状態。 昨年、離脱症状を発したため一時帰国した彼女が、あまりのつらさに自殺未遂をはかったため、すっかりうんざりしてしまったのです。 アメリカで、肉体的にも状況的にも崖っぷちに立たされている彼女ですが、彼女の過ちはただ、日本にいるとき、主治医を信じて、睡眠薬のレキソタンを飲み続けた、それだけです。医師の処方通りに、医師の言うことをしっかり守って。 それがこのような結果につながっていくことになろうとは。 精神薬には人生を破壊する力があります。
日本人は調べようとしなさ過ぎです。調べないことで罰を食らっている。警鐘を鳴らす人を孤立させる。
お金という長い箸
上が命令するからと従う人va従わない人