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JT 本決算発表後、大幅に下落!高配当株貧乏にならないように気をつけてくださいね
…表後、大幅に下落!配当株貧乏にならないように気をつけてくださいね」というお題で書きたいと思います。2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/人気ブロガーよっちゃん氏初登壇!webセミナーwww.sunward-t.co.jp日時2025年1月11日(土曜日) 13:00 開演 15:30 終了予定投資のキホン術 -銘柄選びと分析について学ぼう-【講演紹介】アメブロで人気のよっちゃん氏が弊社セミナーに初登壇!「銘柄選びと分析のキホン」をテーマにお話しいただきます。[講演内容]・基本となるテクニカル分析の知識・買いたい銘柄の見つけ方・買ってはいけない銘柄とその理由これから投資を始めようとお考えの方から、既に始めているけどまだよくわからない方、なかなか上手くいかない方、もっと分析手法を知りたい方まで皆様必見のセミナーです!お申込者限定のアーカイブもございますので、見逃しても後日視聴できます♪是非この機会にお申し込みください!セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!それから、今度の日曜日(2/16)はメールマガジンの定期配信日です。今回は、ブレイクアウト手法で買った3銘柄を紹介したいと思います。もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。さて、昨日の日経平均は312円安と4日ぶりに反落し、終値は3万9149円になりました。また、TOPIXは6.38ポイント安と反落し、2759.21ポイントとなりました。昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが473銘柄、値下がりが1116銘柄、変わらずが51銘柄となり、値下がり銘柄が約7割となりました。一昨日の夜、1月分の米PPI(生産者物価指数)が発表されたのですが、市場予想通りに着地したことで、米長期金利の上昇が一服し、米株式市場主要3指数が上昇しました。しかし、米株式市場が上昇したにもかかわらず、日経平均は下落して始まり、終始、軟調な展開となりました。昨日の記事「今日のSQ通過後、日経平均は3月のSQにかけて3万8000円に向かって下落か?」で、日経平均は、SQ通過後、レンジの下限に近い3万8000円に向かって下落しそうだ、と書いたのですが、とりあえず、日経平均はSQ通過後、新たなステージに移行しようとしていると思います。そして、トランプ大統領の関税政策が明確になった瞬間、関税をかけようが、かけまいが、ハッキリしたら相場が上昇する可能性があると思います。とにかく、相場は不透明感を嫌いますからね。ところで、2/13にJT(2914)が2024年12月期本決算を発表したのですが、決算発表後の昨日、JT(2914)が119円安(-3.01%)の3833円と売られました。以前の記事「高配当株貧乏にならないためには?」で、以下のようにJT(2914)についても触れたのですが、配当だけで株を買うのはやめたほうがいいと思いますよ。そもそも、原資である株の評価損が、累積配当分を大きく上回るなんてザラですからね。例えば、JT(2914)は高配当株として人気があるのですが、今、株価がダダ下がりで、最高値の4622円から3882円まで下落していますからね。1単元で評価損が7万4000円です。ただ、JT(2914)の年間配当は1万9400円だから、今の株価でも、4年以上持てば評価損が埋まりますね。しかし、JT(2914)はダブルトップを形成してネックラインを割っているから下降トレンド中なんですよ。どこで止まるかわからない!評価損が膨らむ!配当狙いでJT(2914)を買ってもいいとは思いますが、原資である株の評価損が、累積配当分を大きく上回ったら、意味ないですからね。もちろん、安いところで買い増しできるように資金を手当できればいいですけど、買い増しできないと、「高配当株貧乏」になりやすいですよ。ここから、JT(2914)の2024年12月期本決算について書きたいと思います。1. 収益性の評価売上収益:前年度比 10.9%増(2.84兆円→3.15兆円)。主にたばこ事業と加工食品事業の増収が寄与。為替一定ベースでの売上成長率は8.4%(2.73兆円→2.96兆円)で、為替影響を除いた実質的な成長が確認できる。営業利益:前年度比 3.7%増(6,724億円→6,972億円)。調整後営業利益(買収関連償却費等を除く)は7.5%増(7,280億円→7,827億円)と、為替影響を除けば堅調。当期利益:親会社株主帰属分は前年度比 △3.9%減(4,823億円→4,634億円)。営業利益増を金融損益悪化(支払利息増等)が相殺。2. 財務健全性資産・負債:総資産は前年度比 9,990億円増(7.28兆円→8.28兆円)。無形資産(のれん等)が2.91兆円と大幅増(買収活動の活発化を示唆)。負債合計は前年度比 7,787億円増(3.37兆円→4.15兆円)。社債・借入金増加が主因。自己資本比率:親会社株主帰属持分比率は前年度比 △3.7%減(52.6%→48.9%)。負債増により財務レバレッジが上昇。キャッシュフロー:営業CFは 6,300億円(前年度5,663億円)と安定。投資CFは △4.4兆円(買収・設備投資拡大)、財務CFは △949億円(配当支払いが主体)。3. 株主還元配当金:年間配当は 194円/株(前年度同額)を維持。配当性向は 74.3%(前年度71.4%)と高水準。中長期目標「配当性向75%±5%」に沿った安定還元方針。自己株式:期末自己株式数は 2.24億株(発行済株式数の11.2%)。株式消却によるEPS向上を継続。4. 今後の見通しとリスク2025年12月期予想:売上収益は 3.9%増(3.27兆円)、営業利益は △3.8%減(6,710億円)。為替一定ベース調整後営業利益は 9.4%増(8.15兆円)と、実質成長は持続するも為替リスクが顕在化。事業リスク:ロシア市場の不透明性(売上高の13.2%を占めるMegapolisグループ依存)。たばこ規制強化(健康懸念・増税・包装規制)や訴訟リスク。医薬事業の収益性低下(調整後営業利益が前年度比△47%減)。5. 非財務指標と経営戦略非GAAP指標:「調整後営業利益」を開示し、買収関連費用等を除外。経営陣は中長期で 年平均mid-high single digit growth※を目標。たばこ事業のコア収益(自社製品売上収益2.78兆円)が成長の軸。※「mid-to-high single digit growth」は、年間成長率が4%台後半から9%台前半の範囲にあることを意味します。緩やかな成長ではなく、比較的安定した成長を指す場合によく使用されます。投資戦略:2024年度の投資活動支出は 4.4兆円(前年度1.25兆円)。Vector Group Ltd.買収等で事業ポートフォリオ拡大。6. 懸念点為替影響:為替変動が営業利益に 年間△1.2% のネガティブ影響(2025年予想)。円安進行時には逆に利益圧迫の可能性。負債増加:長期借入金が前年度比 6.4倍増(9,089億円→58,138億円)。金利上昇局面では利息負担が増大するリスク。ロシア事業の不透明性:ウクライナ情勢長期化により、事業分離の可能性が言及されている。売上高13%の市場を失う場合の影響は大きい。JT(2914)の決算短信を読む限りは、可もなく不可もなく、という感じですね。パッと見、JT(2914)の2025年12月期の見通しにおける営業利益が前年比3.8%減とマイナス予想で、営業利益の伸びが鈍化し始めたと思われたことが、JT(2914)が売られている要因なのかと思います。企業の成長性が期待できないと株価が下落するものですからね。なお、全社業績は増収・増益を見込むものの、為替影響により財務報告ベースでは減益となる見込みとのことです。そして、株価が下落している要因は、ファンダメンタルの要因も大きいのですが、需給要因も結構、バカにできないのです。例えば、JT(2914)の信用倍率を見ると、圧倒的に買い残が多い状況です(貸借倍率27.94倍)。需給が悪いと、株価下落→新規の信用買いが入る→株価が上がらない→信用買いの人がイライラして損切りする→株価がさらに下落→新規の信用買いが入る→株価が上がらない→信用買いの人がイライラして損切りする→株価がさらに下落→・・・・・という感じで悪循環に陥ってしまうのですよ。まずは、業績云々の話ではなく、信用倍率が低下するまで待たないと、JT(2914)の株価が上昇する目はないと思います。なお、今期の営業利益が前年比マイナスである要因は、新興国通貨の為替レートの変動や買収に伴う償却費が影響しており、決算短信には、「為替一定ベース」の調整後営業利益が成長している、と書いてあるので、見かけはマイナスであるものの、実質的には、プラスと見て良いと思います。とにかく、JT(2914)は、積極的に海外企業の買収を行っていますからね。中長期では、JT(2914)のたばこ事業が伸びる可能性はあると思います。さらに、JT(2914)は、従来の燃焼式たばこ(Combustibles)に加えて、RRP※の研究開発・販売に注力しており、将来的な利益成長の柱として位置付けています。※RPR「Reduced-Risk Products」日本語では「リスク低減製品」などと訳されます。具体的には、喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品を指し、JTグループの製品ポートフォリオにおいては、以下のものが含まれます。・Heated tobacco sticks (HTS):加熱式たばこ (Ploomなど)・Infused-tobacco capsules (Infused):たばこ葉を使用したカプセル・E-Vapor:電子たばこ (VAPE)・無煙たばこ製品:スヌースなど実は、以前の記事「高配当株貧乏にならないためには?」で、高配当だけを当てにして株を買うのは危険だと書いたのですが、この記事が大人気なのですよ。とにかく、ファンダメンタルも確認せずに、高配当株だからといって株を買うのは危険です。また、ファンダメンタル以外の需給要因も株価下落の要因になっていることがあるので、とにかく、下降トレンド中の銘柄を買うのは危険です。なお、JT(2914)を逆張りでナンピンするなら、先日の記事「NTT 決算イマイチですね。逆張りでナンピンするなら、この方法を試してみて」で紹介した方法を試してみてください。もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。バナー、またはリンクをクリックしていただけると幸いです。にほんブログ村株式ランキング発行 毎週日曜日(第5週を除く) 不定期で銘柄情報を発行料金 1056円/月ご注意 継続購読で1ヶ月無料は終了しました。定期購読の場合、購読開始月から料金が発生します。2025年02月配信済みメールマガジン2025/02/12臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月12日2025/02/10臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月10日2025/02/09【先週末に買ったお勧め銘柄】2025/02/06臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月6日2025/02/04臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月4日2025/02/02【先週末に買ったお勧め銘柄】
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