26MAY.
海老蔵が歌舞伎座の暫で大迫力
歌舞伎座の團菊祭は、第三部に続いて第二部に行きました。し~ば~ら~く~。 遠くから聞こえてくる、初音の声。これを聞くと、1日靴を履いた後の、足のムズムズ感が消えて、首筋がしゃきっとし、はやり風邪が飛んでいきそう。なんと張りがあって、なんと響き渡る声。 コクがあるのにキレがある。 これが、海老蔵の「暫」です。海老蔵の歌舞伎を拝見するのは、昨年以来ですが、このときはちょっと戸惑ってしまった、新作歌舞伎。歌舞伎十八番の「暫」となると、4年ぶり。 そんなに前でもないのに、海老蔵がとんでもなく、大きくなったよう。ウケの武衡、赤っ面の腹出し、家来、仕丁たちがビビる中、鎌倉権五郎景政が花道に現れました。景政といえば、ぴんと張った柿色の大素襖と、長袴。 大太刀に、筋隈、五本車鬘、力紙。そこに海老蔵の、魔が逃げていきそうな、目力。 3階にいても、伝わってくる「圧」がすごい。それでも、ぷいっとそっぽを向いたり、いやだと駄々をこねたり。 そう、景政は、まだ前髪。この子供っぽさで、緊張が一瞬ほぐれて、肩の力が抜けます。 ああ、すっかり、海老蔵にはまりそう。待ってましたのツラネは、期待どおり。 「東夷南蛮北狄西戎」、おお、来た来た来た。親の教えのこのお役、オリンピック以来の衣装だって。 ホホ、敬って、申して、申して。景政と絶妙の掛け合いをする、鯰坊主の震斎は、初役の又五郎。 女鯰の照葉は、二度目の孝太郎。どちらかと言うとお堅い二人が、ユーモアたっぷりで、海老蔵と絶妙のやりとり。 ええ、おかっせえ。腹出し5人組は、男女蔵、右團次、九團次、吉之丞、市蔵。 やりたい放題でも、言い分はなーい。今日は、このほか、家橘、齊入、児太郎、廣松、新蔵、福太郎など、成田屋一門や海老蔵組が勢ぞろい。そこに、左團次、友右衛門、錦之助、吉三郎などが、舞台を引き締めてくれます。海老蔵の見得がバシバシきまり、大太刀で仕丁の首を刎ねて、六方を踏んで花道を引っ込んでいきました。やっとことっちゃぁ、うんとこな。 迫力に圧倒されながら、荒事の祝祭ムードにすっきりした、濃厚な時間でした。
暑くなってきた
朝はまだ20度に達していないけど、ちょっと動くとやっぱり暑いです。でもそのくらいが一番好きな気温ですね。普通の人がちょっと寒い、と思うくらいの気温かな。でも昼間は暑いです。昼休みの階段上りの後は汗が止まりません。卓上扇風機大活躍です。これからどんどん暑くなると思うと今から憂鬱です。ガイズ&ドールズの出演者コメントの芳雄くん。すごいかっこいい。姉も言ってましたが、宝塚の男役さんのようです。宝塚も素顔があまり派手ではないほうがお化粧が映える気がするし、いろんな役になれますね。芳雄くんもそのタイプですね。すごーーーく楽しみなのですが、このご時世どうなるかわかりません。ちゃんと開幕して最後まで走れますように・・・この間の「行列のできる相談所」に出ていた神尾楓珠くん出演の映画「20歳のソウル」が番組の最後にちょっと流れてましたね。あの映画の舞台は娘たちの母校です。20歳で亡くなった浅野大義くんの告別式に集まった164人の吹奏楽部員が、大義くんが在学中に作曲した「市船ソウル」を演奏したそうです。そこまでの奇跡をたどった映画だそうで、これは是非観たいと思っています。泣くよな~絶対。ではおやすみなさいZzzz.....
バケモノの子 2022.05.24ソワレ
5/22「すわん江戸村」⑤