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劇団四季などの観劇カルテ
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小町の観劇ブログ
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25MAY.
配信「ゴースト&レディ」大阪公演千秋楽を観て
「ゴースト&レディ」大阪公演千秋楽、アーカイブ配信をやっとじっくりフル視聴しました。配信キャスト(敬称略)フロー 町島智子グレイ 萩原隆匡ジョン・ホール 芝清道デオン・ド・ボーモン 宮田愛アレックス・モートン 寺元健一郎エイミー 柴本優澄美ウィリアム・ラッセル 内田圭ボブ 緒方隆成【男性アンサンブル】ハーバート戦時大臣 飯村和也フィッツジェラルド佐瀨龍城フローの父 澁谷智也メンジーズ黒田大夢計倉亘権頭雄太朗政所和行河上知輝川村英【女性アンサンブル】フローの母/ヴィクトリア女王 鳥原ゆきみフローの姉 菩提行レディエリザベス 原田真理シャーロット 町真理子大岡紋矢鳴優花竹田理央奥平光紀黒柳安奈以下、一介のゴスレファンの主観による勝手なつぶやきです。長いけど。勘違い、間違いいっぱいあると思います。ゴーストライトを運んでくるスタッフさんは、私が観た回はずっと同じ方でした。もうお顔もすっかり覚えてしまいましたが、どういう立ち位置の方なのか、そろそろ教えてほしい。萩原隆匡さんグレイが登場すると。もうそれだけで胸がいっぱいになります。お稽古からずっとこの作品を牽引してきた萩原さん、ミスターゴスレ、グレイといえばハギーというイメージが定着し、激務で調子の悪い時もあったようですが、いつ拝見しても切れ味鋭く、飄々とした中にも温かみとユーモアのセンスに溢れた四季のtheグレイでした。出ずっぱり、語って歌って踊って飛んで、大変な大変なキャラクターです。初日からこの日まで、サラっと演じてのけているように感じさせ、淡々と続けてくださっているハギー、存在に感謝なのです。正直、この大千秋楽のグレイがハギーでよかった、最後にハギーのグレイで締められて、本当に嬉しい。そして今回の配信を待ち望んでいた理由のひとつ、町島智子さんフロー。ずっとエイミーだった町島さん、名古屋公演からフローに抜擢されていましたが、なかなか拝見できずで今回の配信がお初。リアルタイムでの配信の時は、スクタリ到着あたりから観たので、ドキドキしてドルリーレーン劇場のフローを見守りました。うわあ、のっけから思いつめた表情がくっきり。すでに表れている信念に燃える佇まいに心惹かれました。私の使命、町島さんの最大の魅力である歌唱、ずば抜けた声の安定感と高音のブレのなさと美しさ、本領発揮です。生で聴いたらさぞかし素晴らしいだろうと思わせてくれる歌唱の力。そしてその瞳、瞳に宿る覚悟にまた驚く。何て力強いフローなんだろう。この段階でもう町島さんフローは大成功だと確信できますね。その後の馬車~ナイチンゲール家では、台詞の固さを感じる部分もありましたが、くるくる変わる表情、特にくだんの雄弁な大きな瞳に魅了され、こんなに激しい町島さんが新鮮に自分の中に飛び込んできて、衝撃でもありました。このお顔、アップで拝見できるの配信ならではですね。竹田理央さんの死んだ坊やの姉の叫び、よいお声、切ない迫力がありました。ナイチンゲール家での、寺元健一郎さんアレックスの誠実さ、丁寧な役作りも素晴らしかった。特に寺元さんの歌唱、声の伸びが画面からしっかり伝わり、やっぱり実力者だと再確認。ナイチンゲール家の皆さまも力入ってました、ゆきみさん母の美圧凄かった。すべてのシーンで、生真面目さと少女のような素朴さ、相反して思いつめた熱さを感じさせてくれる町島さんフロー、原作に近いヒロイン像。やや笑顔が固く、常に必死感があり、緩急少な目と感じましたが、それが町島さんフローの個性ですね。フローたちの努力が実を結んだ「包帯がこんなにたくさん」のシーンで政所和行さん士官がフローに何か優しい表情で声をかけるんです。こういう見逃しがちな些細なアクションが捉えられてほっこりできるのも配信の嬉しいところ。いよいよ登場の芝清道さんホール長官、一段と気合入っていてホクホクな私。お顔の筋肉、歌唱のアレンジ、自由自在。強い感情を乗せた台詞がたまりません。どんな役でも魂こもった役作りと体現する力、それが芝清道俳優。観ているだけでテンションが上がります、芝さんのホール、見応えがある。緒方隆成さんのボブ、何でこんなに可愛いんですかね?あなたこそお顔が天使ですよ、隆成ボブ。特にあなたの物語の光に照らされる透き通ったお顔が美しすぎて涙。この曲の町島さんの安定感もさすがですね。町島さんの「あ、急がなきゃ」はナチュラルバージョンでしたね。フローの「はいもうしばらく勝手にします!」を受けての萩原さんグレイのキレ散らかし方、いつもあんなでした?面白い!芝さんホール、執務室での強強の「キャビアの塩気も強かったしなあ!」ありがとうございます。宮田愛さんのデオン、「天使!」笑いとともに声がさらに強く暗示的になってる!口述筆記のくだりの、グレイ&フローの心の触れ合い、このお二人だとどうしても兄妹のような爽やかなムードを感じるのは私だけでしょうか?町島さんのサバサバなフロー、新鮮です。そして、名曲不思議な絆、町島さんフローのこのナンバー、クリアな歌唱、歌詞がばんばん心に入ってきて、沁みまくりました。グレイとのハーモニーのあたりから、煌めくメロディとともに声のシンクロ具合が素晴らしくて、泣けた。からの宮田愛さんデオン、かっこ良すぎる!2幕の愛さんも、さらにデオンとしての外連味が増しており、台詞も高笑いも目力もスケールアップ。呪いと栄光の孤高の佇まい、絵になる。ターンのキレ、足さばき、表情に刻み込まれるタンゴの魂、美しい。純真無垢な柴本優澄美さんエイミーの伸びやかなあなたが遠くてリプライズ後の、アレックスの台詞を聞きながら、どんどん表情が険しくなっていく町島さんフロー。机に向かった時の大粒の涙、フローとの同化を感じました。裏切りの人生、ハギー全開でしたね!恋とジンからの恋に狂うジャックの昂揚が、ダンスとともにとにかく凄まじくて、シャーロットやアンサンブルの喧騒と相まって画面越しでも圧倒的な熱量が伝わってくる、最高。ハギー、ダンスの疲労もしっかり酔いどれ具合にしまいこんで、愛さん決闘士のクールなアクセントも加わり、裏切りの人生、最初から最後まで見事な一大ナンバー。雪原の死闘は、私は生の観劇時よりも、グレイとデオンのフライングファイトが違和感なく自然に目になじんで、しっくりきました。毎度心を揺さぶられ、号泣必至の心の羅針盤からのフローの絶唱、町島さんの瞳の奥に炎が見えました。「私が死んでも」、から一段ギアが上がったよう、渾身かつ確実な歌唱の力が際立ちます。ああでも、これはどうしても個人的な想いなのですが、志音さんの心の羅針盤の破壊力を求めてしまう自分がいました。ほんとごめん、志音さんの羅針盤の絶唱とグレイ亡き後の泣き顔と絶叫に完膚なきまでに心グラグラに震わされるあの感覚が常に心にある、これはもう私個人のどうしようもない現象なのだと思います。町島さんのブレない歌唱力もフローとしての気迫も素晴らしい!泣きました、もちろん。グレイとの再会、別れのキスの前の町島さんの切なさこみ上げる表情も忘れらません。ラスト、我ら役者は影法師~不思議な絆の長い長い間、ここで私涙腺決壊。台詞からハギーの声が震えていましたね。いつも全身全霊でグレイを演じているハギーですが、この日、それこそすべてを出し切ってのグレイだったという印象でした。グレイとして長い長い道のりを歩んできた萩原さん、私たちにははかりしれない万感の想いが押し寄せてきたに違いありません。グレイロードも涙をこらえていたように見えて。もしかしたら、最後となるかもしれない、グレイとしての時間を噛み締めるようなハギーのラストのシークエンス、こちらも勝手に気持ち共鳴してしまい、涙が止まりませんでした。カテコのご挨拶も、ゆっくりと丁寧に、泣かないように言葉を放っていたような気もします。噛んじゃって笑ってたけど。想像できていたけど、カテコめっちゃ長かった!いやもう本当にこれでしばらく上演ないんだから、わかるけど。最後はハギーがこれで終わり、とアクションしていたように思えたし、アナウンスも流れたけれど拍手止みませんでしたね。そこからさらに1回グレフロ出てきてくださった。名匠藤田和日郎さんによる、ナイチンゲール女史という誰もが知っている偉人と劇場に住み着いたゴーストの出会いという奇想天外でドラマティックな冒険譚を、「舞台」そのものをギミックとした、演劇好きにはたまらない作品に昇華させた製作陣、飛ぶ鳥落とす勢いの作曲家富貴晴美さんによる上質でキャッチーな楽曲たち、それらを最高のスキルで体現した四季の誇る俳優陣。全てがピタリと調和した、劇団四季の財産となるオリジナルミュージカルの誕生から第一シーズンの終わりを、大いなる感動を持って見届けることができた歓び。いや、配信終わるまで毎日観ますね。何度も何度も四季で上演してほしい作品ではあるけれど、さて次のゴスレは?グレイのように軽々ととはいかないとは思うけれど、どこかにひとっ飛びしちゃうのかな?今後の展開も楽しみです。

「リア王」@彩の国さいたま芸術劇場

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