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公式ジャンル「映画レビュー」記事ランキングページです。映画レビュージャンルで一番人気の記事は「何となく継続視聴へ…「フォレスト」第1話」です。
連ドラについてじっくり語るブログ
…ってこれは面白い!おすすめしたくなるわけでもなく、微妙なポジションのドラマです。テレビ朝日 日曜22時15分「フォレスト」第1話主演…比嘉愛未、岩田剛典脚本…山岡潤平演出…高橋朋広仲良く同棲している恋人同士がお互いに噓をついていることがわかり、そこから相手への疑惑が芽生えたり、関係性にほころびができていく心理サスペンスのようです。比嘉愛未も岩田剛典も含みのある演技をしっかりできる人たちなので、この先、主人公2人の関係がどう変化していくのか期待できそうです。比嘉愛未演じる楓は家族がいないと言っていたのに、母親鈴子(松田美由紀)の訃報が届き、弔いに行くと鈴子はホテルグループの社長で、実は訃報は噓で生きていて、絶縁状態の楓を呼び寄せるためでした。そして、鈴子は楓を後継の社長にしたいようでした。松田美由紀の社長はなかなかの迫力で、どうやら余命が少ないようです。岩田剛典演じる純も家族はいないと話していましたが、ラストで母親(黒沢あすか)らしき人を施設に訪ねていました。しかも、彼女は純を「涼介」と呼んでおり純は名前も偽っているんでしょうか?どうやら純は鈴子に恨みがあるようで、昔、鈴子が失敗したホテルプロジェクトのために純の家族に何かあったようです。復讐のために楓が鈴子の娘と知りつつ近づいたんでしょうか?岩田剛典はあの口角を上げたキラースマイルの陰に何やら秘めた役を得意としていて、彼の良さが出せる役のようです。復讐やら噓やらそういう黒い感情渦巻くドラマが今クールは多めですが、心理に重きをおいた作品になれば、他よりは良いかもしれません。様子見します。1話の評価は…7
I‘m under your spell.
…ビンさんは今日台湾映画「ハルビン」プロモーション、舞台挨拶に行きましたね😊💓パク・フンさんもご一緒😉元々、台湾や香港などは公開が早く羨ましいですわ❤️6年ぶりの台湾みたいです🧐❗韓国では「ハルビン」の5週目舞台挨拶日程が出ました。地方都市に変わってますが、下の方とかでないので私予想は6、7週目も続くと思います🤣(ベテラン2と同じ道をたどるはずw)11日に400万行ったけど損益分岐点(650万人)まではかなり長い道のりですから😮💨強行な興行を進めるCJENMMOVIEのプロモーションについて行けてません🥲動画とかはもう貼り付けないし、ヒョンビンさんだけ‼️の記録cjenmmovie✨cjenmmovieだからこの2人が誰よりも近くにいたなんて信じられないと思う🫶🏻「アン・ジュングン」ヒョンビン×「イ・チャンウク」イ・ドンウク科学感満載✨私はこの国の国権を回復するのが目標だ!私たちは必ずハルビンに行く!cjenmmovie 〈ハルビン〉舞台挨拶 現場を埋め尽くした熱い真心!雪を突き抜けて走ってきて下さった同志の皆さん、ありがとうございます✨cjenmmovie 視聴者数400万人、公開3週目でもBudongのボックスオフィスが1位に!チーム〈ハルビン〉自作の感謝の手紙が公開🖊️アン・ジュングンの言葉だ🤣cjenmmovie〈ハルビン〉19日連続で興行400万台!👑寒い冬に一緒にいてくれてありがとう、同志!cjenmmovie 感じる?40度の寒さに負けない現場の暑さ🔥〈ハルビン〉俳優たちの熱いパフォーマンスを公開!✨ロンドン交響楽団のハルビンOST1月7日リリース🎉動画のスクショcjenmmovie みんな注目!東京渋谷スクランブル交差点を占領した巨大〈ハルビン〉風船公開!これはCGでしょ8日のニュースで「ハルビン」が117ヵ国に販売された記事の中に日本も入っていたからかな公開はいつになるかわからないけど日本公開時はリリーさんと一緒に舞台挨拶に上がって欲しいわ🤗cjenmmovie チームハルビンはリリース3週目でも同志への愛は終わらない…✨風邪さえひかなければ、明日からまた韓国に行こうとしていた私🤣近くの空港からの飛行機チケットも安くてホテル入れても年末の半分や1/3の料金なんだもの‼️しかし‥先に体調崩した夫が「鼻が効かなくなった気がする」→後に大丈夫だった👌飛行機✈️などの予約を取ろうとした所に喉の違和感が出てきて「ヤバイ😱」ってなり夜から症状酷くなり3連休はマジ死んでた🤧🤒😷今日からやっと食べれるようになったけどねー😊コロナは陰性、インフルでもなさそうだったの😮💨昨日、空見たら✈️が低く飛んでいてアシアナかな❓って思って見たけど、あの裏側オレンジ色はジェットスターな気がする
ねこぱんち
…015年の アメリ映画です(101分)「ダラスバイヤーズクラブ」 「わたしに会うまでの1600キロ」 の ジャンマルクヴァレ監督の作品であります 若手イケメン俳優は沢山おられますが、個人的に私のイチ押しはこのジェイク・ギレンホール であります「遠い空の向こうに」 「ブロークバックマウンテン」 以前ご紹介した「プリズナーズ」「複製された男」等、どれも素敵な演技でありました (女子受けは微妙ですが、、)本作は正に、彼がほぼ 出ずっぱりの作品であり、空虚だった生活から 妻の死をきっかけに愛と自分 を再生させて行く物語になっています 妻の父が経営している会社に勤め、何不自由なく暮らしていたデイヴィス ある日、妻が運転する車の助手席に乗っていたデイヴィス 「いつになったら冷蔵庫の水漏れを直してくれるの?」 という他愛もない会話をしている二人そこへ別の車が突っ込んで来た事故により、妻が亡くなってしまいます しかし、デイヴィスは悲しむどころか 涙さえ流れないのでした、、、 泣こうとしても涙が出ません それはショックの為なのか、妻を愛していなかったからなのか、自分でも分かりません 病院でコインを入れた自販機から 商品が出て来なかった事に腹を立てた彼は、業者宛てに苦情を手紙にしたため始めますがいつの間にか、それまでのいきさつを書き綴り始めるのでしたそれを何度か繰り返すうち、苦情担当の女性カレン と交流が始まる事になります 一方、義父はデイヴィスにも愛情を持って接していました、早々と出社して来る彼に周囲は戸惑います 彼を心配した義父は、デイヴィスに助言します 「まず分解しろ、そして見極める 強さの源を」 「心の修理は車の修理と同じだ まず隅々まで点検する そして組み立て直す」 この言葉に触発されたのか、彼はまず、妻の言っていた冷蔵庫を分解し始めます (と言うより破戒ですが) そしてデイヴィスの行動は加速して行きます 会社の建て付けの悪いトイレのドア、パソコン 偶然見かけた解体現場で、お金を払ってまでハンマーを振るう始末 カレンとの交流も続いていました、彼女の一人息子クリス も周囲に溶け込めずに居る一人でした 心が定まらない二人は次第に打ち解けてい行きました ある日二人してホームセンターへ出かけて行きます その足でクリスと二人して妻と暮らしていた 高価な家 を破戒しはじめます その過程で妻が他の男性の子を堕胎していた事実を発見してしまいます 全てを破戒し、破壊されたデイヴィスは、妻の墓参りにいきます そこで事故を起こした当事者に出会いますが、デイヴィスは彼を許し立ち去ります 止めてあった車に乗り込むと、生前に妻が書き残した、付箋のメモを見つけます「今日が雨ならこの付箋は見つからないわね 今日が晴れてたらこの付箋を見つけて私の事を考えてくれるわね」(原文のままの訳)と書かれた物でした いつ、どんな時に書いた物かは分かりませんが、デイヴィスは思い出すのでした 確かに彼は妻を愛していた事を、日常すぎて忘れてしまっていた様々な妻との想い出を、たった一つの小さなメモによって そこで初めてデイヴィスは本当の涙を流すのでした デイヴィスによって、カレンとクリスの親子にも微かな変化が起きていましたギクシャクしていた義父と、妻の遺産の使い道の話にも、新たな提案によって遺産の一部をある物の修理に使う事で再生される事になりました 名前はジュリアのメリーゴーランドラスト クリスの手紙で、ある場所に呼び出されます そこでデイヴィスが見た物はビルの爆破解体の瞬間でした 遠くから双眼鏡で見ているクリスデイヴィスに対しての彼からのエールなんでしょうね デイヴィスを理解し、再生の手助けをしたのは一緒に行動を共にしたクリスだったのかも知れません。近所の子供が走っている後ろを追うように、デイヴィスは走り出します 幼い頃どうしてもかけっこで勝てなかった怨みを晴らすように走るデイヴィス そして両腕を上げ、満足気な彼のショットで幕を閉じます この映画は、様々な短いショットが差し込まれています そして画面上に何気なくデイヴィスの心情を表す メタファー が散りばめられて出てきます 自販機に引っ掛ったM &Ms 分解と破戒行為、壊れたメリーゴーランド、倒れた木、電車の緊急ブレーキ、庭木の手入れ、心臓の蛾 等です エンドロールでは 「心を込めて。デイヴィスより」 という一文が入りますこれは、私達観客に向けての、デイヴィスからの私的メッセージだったのでしょうか映像や、映画自体もとても 詩的 な作品でありました カレン役の ナオミ キャンベル、クリス役のジュダ ルイス、そして嬉しい事に 「遠い空の向こうに」 で父親を演じたクリス・クーパーが義父で共演という感銘深いものもありました 人生を恐れて補強ばかりしてしまう私のような小心者は、やはり いざとなったら、とことん解体する勇気を持たねばだめだな~と反省するばかりでありました、そんなモヤモヤした方はこれをご覧になって、原題の 「デモリション」(破戒) 行為を疑似体験してみてはいかがでしょうか、ですでは、また次回ですよ~! 『「ムーンライト・マイル」映画 の巻』1973年、マサチューセッツ州ケープ・アン。ジョー・ナストは婚約者のダイアナと結婚し、彼女の父ベン・フロスの不動産業を手伝いながら彼女の家族と新しい生活を始…ameblo.jp『「ラブ&ドラッグ」映画 の巻』イケメン・プレイボーイのジェイミーは、世界最大の製薬会社ファイザーのセールスマンに働き口を見つける 持ち前の話術で病院相手に奮闘するが、強力なライバル商品の…ameblo.jp劇中、デイヴィスが自我を開放して踊りながら出社するシーンでありまする 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う [Blu-ray]Amazon(アマゾン)4,760〜10,340円
たくさん共感されています
…の懸念点です。1話評価は…7
アンパンマン先生の映画講座
…がまじで旨かった」感想を言う。中川は五郎に「出演まで、ありがとう」と礼を言う。 韓国の食堂のテレビでドラマ『孤高のグルメ』を放送していた。入国審査官は家族と食堂に来て、彼の子供がドラマを見て「心の中でブツブツ言っているのが面白いんだよね」と言う。ドラマに出ている五郎を見て、入国審査官は「輸入雑貨商は嘘だったのか?」と驚く。 五郎が『さんせりて』に行くと、客が行列を作っていたので、出直す。閉店時刻に再び行くと、店主が「こんなことになるとは思っていなかった」と言う。五郎は持参した鍋にスープをもらう。 志穂の所に五郎から、スープと『さんせりて』のロゴの丼が届く。スープを飲んだ志穂は感心し、仲間に「これでラーメンを作る」と話す。 フランスの一郎の所にもスープが届く。ス-プを飲んだ一郎は五郎にweb動画通信で「違うな。旨すぎる。食材は間違いない。千秋ならもっと下手に作れる。五郎さんありがとう。これからも楽しみができた」と五郎に感謝する。(エンドクレジット) 飲み屋街を歩く五郎。観客の方を振り向いて「腹へったでしょ」と言って、焼き鳥屋「庄助」に入る。(写真は「映画com」「公式X」より)【チラシ付き、映画パンフレット】劇映画 孤独のグルメ 監督 松重豊 出演 松重豊 内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーAmazon(アマゾン)『劇映画 孤独のグルメ』シナリオブック完全版Amazon(アマゾン)ダイショー 劇映画孤独のグルメ 井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ 2袋 セット 孤独のグルメAmazon(アマゾン)孤独のグルメ 満腹セレクション (扶桑社ムック)Amazon(アマゾン)映画 孤独のグルメ どんぶりAmazon(アマゾン)『孤独のグルメ』巡礼ガイド 完全版Amazon(アマゾン)孤独のグルメ【新装版】 (SPA!コミックス)Amazon(アマゾン)孤独のグルメ_2巻セットAmazon(アマゾン)小説 孤独のグルメ 望郷編 (SPA!BOOKS)Amazon(アマゾン)「孤独のグルメ」の食事法が人生を変える: 「孤独のグルメ」、「鳥取」・「大阪」・「福岡」の「名店」と「漫画」に登場する店一覧Amazon(アマゾン)
akaneの鑑賞記録
原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名漫画を実写化し、グルメドキュメンタリードラマの代名詞的存在として長年にわたり人気を集めるテレビドラマ「孤独のグルメ」シリーズの劇場版。松重豊が自らが監督・脚本・主演を務め、主人公・井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描く。輸入雑貨の貿易商・井之頭五郎は、かつての恋人である小雪の娘・千秋からある依頼を受けてフランスへ向かう。パリに到着するといつものように空腹を満たし、依頼者である千秋の祖父・一郎のもとを訪れる。一郎は子どもの頃に飲んだスープ「いっちゃん汁」をもう一度飲みたいと願っており、五郎にそのレシピと食材を探してほしいと依頼。わずかなヒントを頼りに、究極のスープを求めてフランス、韓国、長崎、東京を駆け巡る五郎だったが、行く先々でさまざまな人物や事件に遭遇し、次第に大きな何かに巻き込まれていく。2012年から13年間に渡って放送されているテレビ東京のグルメドラマ。たまに、深夜に放送されていたのを見たことがあります。仕事で出かけた先でお店に入り、おじさんがひたすら美味しそうに料理を食べるドラマ。バラエティ特有のキャーキャー騒ぐレポートではなく、モノローグで朴訥に語られる食レポが心地良いです。「グランメゾン・パリ」とは別次元ですが、その町に根付いたお店の佇まいも雰囲気があり、庶民的なお料理が本当に美味しそうで、猛烈に食べたくなります。映画化にあたって、松重さんが自らが監督・脚本・主演とのことですが、10年以上積み上げてきたノウハウやスタッフとの信頼関係に基づき、ドラマの雰囲気を壊すことなくまとめられていると思いました。最初のパリのシーン。飛び込みで入ったレストランの、オニオンスープグラタンとビーフシチュー!すっごく美味しそうだったーーー!!もうその時点で「腹が…減った…」状態です。五郎がパリに持って行った絵は、長年原作漫画の作画をなさっていて2017年にお亡くなりになった谷口ジローさんが書かれたものだそうです。そういうところもリスペクトがあって良いなと思いました。五島列島から嵐にもまれて韓国の島まで流されちゃうのはかなり突飛でしたけど(笑)韓国入国審査官役で特別出演したのは、ユ・ジェミョンさんあの食堂でのシーンは、アドリブなんだそうです!日韓の渋い名優同士、阿吽の呼吸。さすが!少人数の撮影隊を見たユ・ジェミョンさんから「なんて勤勉で真面目で一生懸命なんだ。今日の夜はごちそうさせてくれ」との申し出があり、その日はスタッフら全員で刺身など豪華な夕食をごちそうなったそうです。韓国での撮影ですが、僕は韓国の映画製作の現場から学ばなければいけないタイミングだと思って現地で撮ったんです。実際に韓国のスタッフは優秀でした。今回韓国の俳優で唯一、ユ・ジェミョンさんに出演していただいたのですが、ホテルの設備や日々の食事を見て『こんなに予算が厳しい環境でも、こんなに最高の仕事をするのか、日本の映画スタッフは!』と感動してくれたんです。卑屈になるわけではないですが、やはり日本の環境は韓国に追いついていないんだなと思って(笑)。「孤独のグルメ」は韓国・台湾・中国でも大人気で、韓国での公開も予定されています。韓国において、井之頭五郎は大谷翔平より有名なんだとか(笑)見当もつかない食材探しから幻のラーメン復活まで、流れが巧く繋がってハートフルに締めくくられます。パリの杏さんと塩見三省さん韓国の内田有紀さん東京のオダギリジョーさんと磯村勇斗さん。松重さんが信頼する俳優陣との掛け合いも安心して観られますし、これはネタバレしない方が良いんですが、ドラマのパロディまであって、その主人公がまたニクいキャスティングなんです。映画の尺にするために、グルメよりもドラマにウェイトが寄っているため、お料理の部分はちょっと弱いかな。でも見終わった後は……ええ!もちろん!ラーメンと炒飯、食べましたとも!!
クルトの映画方丈記
…ドラマで、カンヌ国映画祭パルム・ドールと女優賞に輝き、アカデミー賞では脚本賞、主演女優賞、助演女優賞(※1)を受賞しております。19世紀半ば 、両親の落雷事故を目撃したことで場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)が発症したスコットランド女性ホリー・ハンター(役名:エイダ・マクグラス )は、6歳の時から声の出ない生活を続けています。ニュージーランド入植者のサム・ニール(役名:アリスディア・スチュアート )と見合い結婚の為、娘のアンナ・パキン(役名:フローラ・マクグラス )と愛用のピアノと共にスコットランドを旅立ちます。声の出ないホリー・ハンターは、ピアノの演奏と手話を通してコミュニケーションを図り、アンナ・パキンが通訳を務めています。しかし、輸送に手間取るピアノを持て余した船の乗組員は、ニュージーランドの海岸にピアノを放置してしまいます。翌日、サム・ニールはマオリの乗組員と、マオリの習慣に順応し顔に入れ墨を施している元船員の隣人ハーヴェイ・カイテル(役名:ジョージ・ベインズ )と共にピアノに寄り添っている母娘の前に現れます。サム・ニールは、ホリー・ハンターにピアノの担ぎ手が不足している旨を告げ、ピアノを運ぶことを諦めるよう説得します。何としてもピアノを運びたいホリー・ハンターは、ハーヴェイ・カイテルに助けを求めます。当初難色を示していたいたハーヴェイ・カイテルでしたが、やがて彼女の不撓の熱意に屈します。彼女のピアノ演奏に魅了されたハーヴェイ・カイテルは、農場で見せる彼女の硬質な態度とは異なる子供と戯れる柔らかな佇まいに魅了され始めます。ハーヴェイ・カイテルはピアノとホリー・ハンターのピアノ講習と引き換えに、サム・ニールが切望していた土地を提供することを申し出ます。サム・ニールはハーヴェイ・カイテルがホリー・ハンターに惹かれていることに気付かないまま、ホリー・ハンターに相談することも無く彼の申し出を受け入れます。事後報告を受けたホリー・ハンターは激怒しますが、最終的にピアノの黒鍵の数に応じた講習をする約束ををハーヴェイ・カイテルと取り交わします。当初、ホリー・ハンターはハーヴェイ・カイテルの執拗な誘惑に抵抗しますが、徐々にそして緩やかに彼の要求に応え始めます。しかし、一方でサム・ニールの誘いは拒み続けます。ハーヴェイ・カイテルは、ホリー・ハンターが自分に感情的に関わろうとしないことに気付くと、ホリー・ハンターにピアノを返します。ピアノを取り戻したホリー・ハンターでしたが、彼女の足は再びハーヴェイ・カイテルの許へと向かいます。或る時、サム・ニールはハーヴェイ・カイテルの家の亀裂から2人の逢瀬の姿を見てしまいます。激怒した彼はホリー・ハンターを引き寄せますが、彼女の強い抵抗に遭います。或る日、ホリー・ハンターは、告白文を刻み込んだ鍵盤をハーヴェイ・カイテルに届けるようにアンナ・パキンに命じます。途中、サム・ニールの姿を見付けたアンナ・パキンは、鍵盤を包んだ布をハーヴェイ・カイテルへの届け物であると告げてサム・ニールに渡してしまいます。激怒したサム・ニールは、ホリー・ハンターを激しく追い詰めた弾みで彼女の人差し指を負傷させます。サム・ニールは傷付いたアンナ・パキンをハーヴェイ・カイテルの許に送り、2度とホリー・ハンターに会わないようにと警告します。其の後、眠っているホリー・ハンターに触れていたサム・ニールは、頭の中で彼女の声を聞きます。ハーヴェイ・カイテルの家に行ったサム・ニールは、ホリー・ハンターと会話したことがあるかと尋ねますが、ハーヴェイ・カイテルはノーと答えます。ハーヴェイ・カイテルとホリー・ハンターは、彼女の所持品とピアノをマオリのカヌーに縛り付けて海岸から出発します。ボートで船に向かう途中、ホリー・ハンターはハーヴェイ・カイテルにピアノを船の外に投げるように言います。原題の『The Piano』は、当初邦題と同じThe Piano Lessonとする予定だったものが、同名の戯曲が存在するにより変更を余儀なくされたとのことです。この作品で描かれるピアノに関し、淀川長治は著書の中でその意義と象徴性について述べております(※2)。ハーヴェイ・カイテルへのメッセージを刻む為に外された鍵盤や、不可分の存在であるピアノをホリー・ハンターが海へ沈めるシーンを観ると、この映画のピアノは、個々の解釈に繋がる象徴的な鍵として観客の想像力を刺戟して止まないのではないかと考えます。サム・ニールに視えるピアノは交換対象の土地であり、ハーヴェイ・カイテルにはホリー・ハンターそのものであり、ホリー・ハンターにとっては彼女自身の魂と声の様に自分には感じられます。しかし、ホリー・ハンターとハーヴェイ・カイテルの魂が軀と共に相互交感し始めると、ホリー・ハンターのピアノへの想いに変化が生じます。異世界を感じさせる本作の映像を音楽面で支えているマイケル・ナイマンは、ジョン・ケージの研究やロバート・フリップと共にフライング・リザーズのアルバムに参加していることでも知られ、映像作品ではパトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』(1989)と『髪結いの亭主』(1990)の音楽を担当しております。『タクシードライバー』(監督:マーティン・スコセッシ 1976)でスポーツを演じたハーヴェイ・カイテル、一連のジュラシック・シリーズを演じたサム・ニールが、この映画出演に全霊を尽くしたホリー・ハンターと繰り広げる青い焔と紅い火花を伴う凄演の愛憎劇は、鑑賞者の心の襞に深く入り込むのではないかと考えます。そして、広義にイノセントな娘のアンナ・パキンが天使の羽を背負ってその3人の間を舞う姿は、ジェーン・カンピオン監督による演出効果として奏功している様に思います。観終わった後もホリー・ハンターが弾く「楽しみを希う心」の旋律が鳴り響く、ピアノを軸に恋愛を描いたジェーン・カンピオン監督の映像芸術としてこれからも観続けて行きたい作品です。(※1)5,000人の応募者によるオーディションから選ばれたアンナ・パキンが11歳で受賞しております)(※2)淀川長治「淀川長治 究極の映画ベスト100」(河出書房新社、2003年、pp201)§『ピアノ・レッスン(The Piano)』海岸に置かれたピアノ(右端)↑ハーヴェイ・カイテル、サム・ニール↑アンナ・パキン、ホリー・ハンター↑ホリー・ハンター↑ホリー・ハンター、アンナ・パキン↑ホリー・ハンター、アンナ・パキン↑アンナ・パキン、ホリー・ハンター↑アンナ・パキン、ホリー・ハンター↑ハーヴェイ・カイテル、ホリー・ハンター↑予兆的な劇中劇↑ホリー・ハンター↑サム・ニール、ホリー・ハンター↑アンナ・パキン↑ハーヴェイ・カイテル、ホリー・ハンター↑
…気になります。2話評価は…8
おのまさしーとブログ
…→ミニカー→初めて映画館→小学校のリレー→初恋→中学校の野球部→合唱部入部→スネークマンショーとロックとの出会い→デビッドボウイ→ガラスの仮面→日芸面接とロバートショー→アニマルエクササイズ→卒業→劇団ハリーの尻尾→ツールドフォースとショーGEKI、おのまさしあたあ→ダンパチ→おちゃシミケンとの出会い→三國志→ネオゼネレイタープロジェクト→紀伊國屋ホール出演→ショーGEKI退団→ロックンロードク誕生ここまでで約50分。歌ありコントあり芝居の再現ありと盛りだくさんの内容(^_^)ショーGEKI「維新士」のワンシーンショーGEKI「大逃亡」のワンシーンダンパチ「男塾ら セーラ」「三國志」のワンシーン紀伊國屋ホール「OKINAWA1947」そして休憩後はロックンロードク。前編で書いたけど、今回のドラムはHaKEさん。そして今回はキーボードでなく、ギターでToshiyaさん参加。おちゃさんとのツインリードがカッコよかった(^_^)セットリストは以下の通り。1 雨ニモ負ケズ(エア◯ス◯ス「ウ◯ーク・ディス・ウェ◯」)2 レイ…(◯リック・ク◯プトン「いと◯のレイラ」)3 男はつらいよ(レ◯ド・ツ◯ッペリン「天国への◯段」)4 博多ラーメン店のメニュー(ク◯ーン「◯ィー・ウィル・ロック・◯ー」)5 TOKYOホテルガイド(イーグ◯ス「ホテ◯・カリフォル◯ア」)※大人の事情により一部伏せ字今回の新曲(新ネタ?)は4のみ。ウケてよかったなあ。でもシミケンに打ち上げで言われたけど、ロックンロードクは最近すっかりウケ狙いになった。最初はもっとココロザシが高かったんだけどなあ(>_<)そして、メンバー紹介とフリートークを挟み、ショーGEKI退団〜ワンマンロードショー〜今年再々演予定の三國志の話までして終演。最後は胴上げまでしてもらったノ△≦。)シアワセな夜でした。おのまさし史上ベストテンに入るくらいにシアワセな夜でありました。出演者、スタッフのみなさん、新世界のみなさん、ありがとうございました。ただただ、感謝です(^_^。そしてお集まりくださった皆様、ありがとうございました。61歳のまさし、62歳のまさし、その先のまさしもどうぞヨロシクお願いいたします(^○^)
ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!
…・ライカ 小さな町映画館」を観てきました。ドキュメンタリー映画なので内容は、北欧フィンランドの鉄鋼の町カルッキラ。深い森と湖と、今は使われなくなった鋳物工場しかなかった人口9000人の小さなその町に、はじめての映画館“キノ・ライカ”がまもなく誕生する。元工場の一角で自らの手で釘を打ち、椅子を取りつけ、スクリーンを張るのは映画監督のアキ・カウリスマキと仲間たち。キャデラックにバイク、ビールと音楽。まるでカウリスマキの映画から抜けでたようなその町で、住人たちは映画館への期待に胸をふくらませ、口々に映画について話しだす。これは豊かな自然のなかで芸術を愛して暮らす人々の、映画とカルッキラという町への想いをめぐる物語。そこにはカウリスマキの理想の映画館キノ・ライカが町にもたらした変化の兆し、これからの映画館の可能性がとらえられている。監督は本作が初の長編となるクロアチア出身のアーティスト、ヴェリコ・ヴィダク。妻と生後8カ月の娘を連れてカルッキラに1年間滞在し、キノ・ライカ開館までの作業を手伝いながら、映画館の誕生にわき立つ人びとの声を拾いあげた。このドキュメンタリーの主人公はカルッキラの住人たち。そのなかにはキノ・ライカの共同経営者ミカ・ラッティ、『枯れ葉』のヌップ・コイヴ、サイモン・アル・バズーンに姉妹ポップデュオのマウステテュトット、『ラヴィ・ド・ボエーム』のエンディング曲「雪の降る町を」等を歌った篠原敏武、『コンパートメント No.6』のユホ・クオスマネン監督など、カウリスマキ組の俳優やスタッフも顔をのぞかせ、映画の思い出をユーモラスに語る。もちろんアキ・カウリスマキも登場し、さらにはカウリスマキの盟友ジム・ジャームッシュもとっておきの秘話を披露している。(公式HPより)というお話です。この映画、カウリスマキ監督がフィンランドのカルッキラという小さな町に映画館を作ったというドキュメンタリー映画です。作ったというから、お金を出しただけかと思ったら、なんとカウリスマキ監督がトンカチ持って釘を打ってました。本当に手作りなんです。カウリスマキ監督って、自分で映画祭を立ち上げたり、映画館を作るのもこれが初めてではないらしいんです。以前もヘルシンキに映画館を作ったらしいのですが、そちらは立ち退きで閉館したらしく、その後、このキノ・ライカを作ったらしいんです。もう映画好きを越えて、映画が生活になっているような方のようです。日本では、若松孝二監督が名古屋にシネマスコーレという映画館を立ち上げられましたよね。「青春ジャック 止められるか、俺たちを」で描かれましたが、日本で映画館を作ったって若松監督が初めてじゃないの?本当に映画を愛していた監督でした。同じように、このカウリスマキ監督も映画を心から愛してているんでしょう。なんていうのかなぁ、映画館の原点って椅子があってスクリーンがあれば、それで映画館なんですよね。雨が降ったら嫌だからもちろん屋根も欲しいけどって思い始めると、空調が効いて音が静かでと要望も出てくるんだけど、基本はスクリーンと椅子だけですよね。小さな町では、工場の稼働時間が過ぎれば凄く静かなんじゃないかな。そんな場所で、ビールを飲みながら映画を観るって素敵だなと思いました。そんな時間を監督が提供してくれたというのは、本当にしあわせだと思います。日本だとそうはいきません。映画館=興行場となり、建築基準法、消防法、風営法などなど沢山の法律があって、シネコンのように大手の会社が基本システムを組んで作るしかないんですよ。単館系と呼ばれるミニシアターも、簡単に作っているように見えて面倒な法律をクリアしているんです。安全のためには仕方ありませんけどね。ホント、このキノ・ライカ、いいなぁと思いました。こんな映画館を作ろうと言って、自分で作り始めるなんて夢のようだろうな。この行動力に驚くし、カウリスマキ監督には沢山の同じような気持ちを持つお友達がいて、一緒に作っているというのが素敵でした。そして皆さんがとても楽しそうに作っているのが印象的でした。もちろん町の人たちも楽しみにしているようで、ワイワイして期待している気持ちが伝わってきました。いいなぁ、こんなことがしてみたいなぁ。でね、フィンランドの雰囲気が良いのよ。建築のデザインが良いんです。周りに溶け込んだ建物をデザインし、収容人数とか効率とか、そういうお金の計算ばかりしている日本の建築とは違うんです。日本はお金のことばかり。特に近年そうなってきています。パッと見は良くても安い材料を使っていて、長い間使おうなんて気持ちが全く無いんです。省エネとか言いながら短期間しか使えないなら廃棄や労力の事を考えるとマイナスになるのに今の事しか考えてない法律なんです。ソーラーパネルがいい例でしょ。あんな安くて軽いパネルじゃ直ぐに壊れます。補助金狙いの海外企業ばかり。そんな環境の事などを考えると、なんて贅沢な映画館何だろうと思いました。昔ながらの建物でバーを併設して、みんなで楽しみながら映画を観るというのは本当に羨ましいなと思いました。それに、映画館に行ったらカウリスマキ監督が待っているのかもしれない。そう思うと、映画ファンにはたまらないですよね。横浜の「ジャック&ベティ」というミニシアターに私は通っているのですが、この映画館も素敵なんですよ。こじんまりしていて、どの映画館に行くよりも温かい感じがするんです。もう古くて建物の建て替え時期なんじゃないかと思うけど、存続して欲しいなぁ。椅子などは入れ替えをしてくれているのでとても座りやすくなっています。大切な地域の映画館です。皆さんの町にも小さな映画館ありますか?シネコンもよいけど、小さな映画を上映してくれるミニシアターって大切ですよね。いつまでも残って欲しいし大切にしたい。本当は映画監督が少ない予算で撮った映画でも上映してあげて欲しいな。有名監督でも自分の好きな映画を撮りたいと思う事もあるだろうから、商業的な映画だけじゃなく、小さな映画も上映して欲しい。こういう映画館にこそ国や地域が支援すべきじゃないのかしら。この映画を観たら、今の日本の映画業界の問題が見えてきてしまいました。もっと自由な映画をみんなが楽しめるようになると良いな。今は配信が増えてきているけど、大画面で映画館の椅子に座って観るのって、しあわせなのよ。家で観る方が簡単だし楽だけど、そうじゃないしあわせが映画館にはあるんです。私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。ドキュメンタリー映画なので、何か起こって凄く面白いという訳じゃないし、途中でウトウトしちゃうかもしれないけど、それも映画館での楽しみの1つです。映画好きな方々の色々な思いが詰まった映画なので、ぜひ、観に行ってみてください。ぜひ、楽しんできてくださいね。「キノ・ライカ 小さな町の映画館」映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』公式サイトアキ・カウリスマキの映画館キノ・ライカへようこそ 2024年12月14日(土)ユーロスペースほか全国順次公開eurospace.co.jp私の好きな映画館 ー 横浜「シネマ ジャック&ベティ」横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」 - 名画座ジャックとミニシアター系新作ベティ -ジャック&ベティは、横浜・若葉町にある2スクリーンのミニシアターです。監督・俳優特集、映画祭などを行う横浜最後の名画座「ジャック」、単館系の新作ロードショー館「ベティ」の2つのスクリーンがあります。ジャック&ベティでは、シネコンで上映の機会が少ない良質な映画を、ジャンルを問わずセレクトして、上映しています。www.jackandbetty.net止められるか、俺たちを [DVD]Amazon(アマゾン)青春ジャック 止められるか、俺たちを2 [Blu-ray]Amazon(アマゾン)
マニアックホラー映画大好き人間
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ホラーと共に・・・・
…』2023年作品 感想ー①木登り子供が木登りする様子の映像で木の幹の穴から何者かの目が映り込んでいます。実際目の当たりにすると怖いのだろうけど映像的には小さく怖さはありませんでした。②ライン下りライン下りの様子の映像で岩壁に何者かの姿が映り込んでいます。非常分かりづらく普通にこの映像を見て気がついたと言うネタが信憑性が感じず怖さも感じませんでした。③ベランダからの眺めベランダで過ごす様子の映像で駐車場から手を振る何者かが現れました。その瞬間にベランダにいた男性がその何者かに一瞬変化してすぐに元に戻りました。ネタ的には面白いけど絵的には霊というか地味な人影というだけで怖くありませんでした。④カレー屋にて子供達と食事に行った時の映像で子供の右側に何者かの半透明な手が映り込んでいます。手だけで他に何も無く地味過ぎて怖さを感じませんでした。⑤皆既月食2022年の皆既月食の様子の映像でカメラを下に向けると箱の中から何者かの顔が映り込んでいます。動きがある中でかなり小さい霊なので様子が分からず怖くはありませんでした。⑥介護施設の調理室介護施設の廃墟を探索している様子の映像で冷蔵庫に閉じ込めた男性が消えてしまいます。閉じ込めた側が冷蔵庫内で中に入り探していると突然戸が閉まり閉じ込められてしまいます。そこでライトをつけると立ち尽くしている様な何者かが映り込んでいます。一瞬だけの登場で立っているだけの霊でそれ以上何も無いので怖さはありませんでした。日々寒さが続き体(特に左足)が固まってしまい攣った様な痛みが頻発しています。暖かくなれば治ると思いますがしばらくは痛みが続くと思います。筋肉も障害でおかしくなっているから仕方がないですが早く回復してほしいですね。予想外でしたがうまく歩けないよりも攣った様な痛みの方が強くて深刻ですね。そんな感じで投稿映像は恐怖感も不気味さもありませんが興味ある人は見てみてください。心霊闇動画79 [DVD]Amazon(アマゾン)
…らえそうです。1話評価は…8
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ワンダの映画三昧
今日の映画を初めて見たのは中学生だったと記憶しています。場所はたしか浅草の中映劇場(名画座)で併映は「シェーン」だったと思います。当時の浅草は、少なくなったとはいえ映画館が20館以上軒を連ねており、映画館だけではなく、演劇、寄席、ストリップなどごった煮で集結していました。ちょっと裏通りを歩くと、なにやら怪しげな鍋をつつきながらオッサンが酒を昼間から飲んでいたり、明らかに返してくれそうもないお兄さんたちに「ちょっと金貸してくれよ」とカツアゲされたことも何度かあります。こちらもいつもギリギリのお金しか持ってませんでしたから、帰りの電車代まで盗られてアパートまで数時間かけて歩いて帰ったこともあります。そんな思いをしても映画を見たい一心でよく行きました。この映画はその後何度も見てますが、すべてクーラーの効いた快適な部屋です。何度見ても感激する映画なのですが、あの頃、小汚い映画館(失礼ですがホントです)で見た感激には遠く及びません今月の10日に、BSプレミアムシネマで放映したようですがうっかり録画し忘れました。見た人も何人かいらっしゃったかもしれませんね◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆大いなる西部1958年/アメリカ(166分)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ウィリアム・ワイラー監督、グレゴリー・ペック主演の正統派西部劇大作!監督ウィリアム・ワイラー音楽ジョローム・モロスキャストグレゴリー・ペック/ジム・マッケイジーン・シモンズ/ジュリー・マラゴンキャロル・ベイカー/パトリシア(ジムの婚約者)チャールストン・ヘストン/牧童頭バール・アイヴス/ルーファス・ヘネシーチャールズ・ピックフォード/テリル少佐チャック・コナーズ/バック・ヘネシーチャック・ヘイワード/レイフ・ヘネシードロシー・アダムス/マンディ監督は「ベン・ハー」「我等の生涯の最良の年」「ローマの休日」「嵐が丘」「友情ある説得」「コレクター」などの名作の数々を世に送り出したウィリアム・ワイラーで、アカデミー監督賞を3回受賞している名監督です。主演はグレゴリー・ペックで出演作等の詳細はのちほど。相手役は「芝生は緑」「スパルタカス」のジーン・シモンズ、「ジャイアンツ」「課外授業」のキャロル・ベイカー。彼女は晩年シュワちゃんの「キンダガートン・コップ」で麻薬組織の女ボス役をやっていました。さらに、当時売り出し中のチャールトン・ヘストン。「十戒」「北京の55日」「猿の惑星」「パニック・イン・スタジアム」「大地震」など数々の話題作に出演しており、この映画の翌年に「ベン・ハー」に主演しています。他にも「熱いトタン屋根の猫」のバール・アイヴス、「スタア誕生」「テキサスの五人の仲間」のチャールズ・ビッグフォード、「ライフルマン」のチャック・コナーズなどの超豪華メンバーが顔をそろえていますこの作品で、パール・アイヴスが第31回(1958年)アカデミー賞助演男優賞を受賞しています『ベン・ハー/1959年(アメリカ)』早いもので、もう12月です!12月というと、以前はクリスマス一色でしたが、最近は比較的おとなしくてイルミネーションだけが豪華になっている印象ですね。長年、ア…ameblo.jp▲チャールトン・ヘストン主演の大スペクタル映画『熱いトタン屋根の猫/1958年(アメリカ)』この映画を初めて観たのは高校生の頃です。当時、東京の中野に一人暮らしをしていた姉のアパートで深夜放送で観ております。自分と姉は、実の姉弟であるにもかかわらず…ameblo.jp▲リズとポール・ニューマンのヒューマンドラマ!『70年代の発掘良品!「パニック・イン・スタジアム」』今日の映画を初めて見たのは、70年代の終わりに東京下町の名画座でした。併映はシドニー・ルメットの「オリエント急行殺人事件」(74年版)だと記憶しています。2…ameblo.jp▲満員のスタジアムを舞台にしたパニック映画!▲グレゴリー・ペック/ジム・マッケイ▲ジーン・シモンズ/ジュリー・マラゴン▲バール・アイヴス/ルーファス・ヘネシー▲キャロル・ベイカー/パトリシア(ジムの婚約者)▲チャールストン・ヘストン/牧童頭▲チャック・コナーズ/バック・ヘネシー▲チャールズ・ピックフォード/テリル少佐舞台は1870年代のテキサス_ 東部から1人の紳士ジム・マッケイ(グレゴリー・ペック)がやって来た。それは地元の有力者テリル少佐(チャールズ・ピックフォード)一人人娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためだった。しばらくして、テリル家が地元の勢力を二分している大地主ヘネシー(パール・アイヴス)と水源地の所有をめぐって対立関係にあることも知る。しかし、この水源地の現所有者で女性教師のジュリー(ジーン・シモンズ)は、騒動を避けようとどちらにも売らない姿勢をとっていた。ところが徐々に両家の対立が激化してきたため、非暴力を訴えるビル・マッケイは、平等に水供給したいと自ら土地を買い取ることになったのだが・・・原題は「The Big Country」まさに「大いなる西部」です。オープニングの曲を聴いただけで胸が躍ります。オープニングは大平原を行く馬車と車輪のアップに始まり、ラストは広大な西部を映し出して終わります。それは、多くの苦難の道のりが待ち受けているであろうオープニングの”車輪”とラストの二人が見つめる先の広大な土地は”新しい西部の幕ゖ”を暗示するかのようでした物語は、東部から来た一人の紳士が馬車から降り立ったところから始まります。荒くれ者が多い西郡の地に似つかわしくない高級なスーツに帽子のグレゴリー・ペックの登場シーンです。周りから服装や帽子をからかわれ、乱暴な歓迎を受けても彼は冷静に対応します。暴力や力では解決しないこと、非暴力が彼の身上なのです。このオープニングからの数分間で主人公ビル・マッケイを知らしめた演出が、この映画の肝になっています。西部では、いわば「売られたケンカは買う」的な風潮ああり、婚約者のパトリシア(キャロル・ベイカー)や彼女の父のテリル少佐(チャールズ・ピックフォード)もそんな彼が歯痒くて仕方ありません。力には力を、銃には銃というそれまでの西部劇とは一線を画しています始まってすぐ、ジム(グレゴリー・ペック)とパトリシア(キャロル・ベイカー)が乗った馬車が敵対するヘネシー家の息子バック(チャック・コナーズ)らに乱暴な歓迎?を受けますが彼はそんな挑発には乗りません。さらに紳士の象徴である山高帽を取られ(西部の男は被らない)空高く投げられで何発も銃で撃たれ埃だらけになった帽子を拾い上げてジムがひと言 「一発も当たっていない。威勢はいいが銃の腕はたいしたことがないらしいな」何気ないシーンなのですが、これが後半に出てくるジム(グレゴリー・ペック)とバック(チャック・コナーズ)の決闘の伏線になってます超豪華なキャスト!前段で紹介した通り、この映画の出演者の豪華なことに目を見張ります。その真ん中にいるのが常に主人公であるグレゴリー・ペックです。それを取り巻く人々がすべて対立関係にあるのが面白い。婚約者の父でテリル少佐役のチャールズ・ピックフォードと敵対する大地主役のバール・アイヴス、テリル家の牧童頭のチャールトン・ヘストンとファス・ヘネシーの息子役のチャック・コナーズ、そして女教師のジーン・シモンズと婚約者のキャロル・ベイカーの女性陣。こういう構図の中にあって常にその中心にいるのが主人公のグレゴリー・ペックです。水源地の利権を巡り争いを続けるテリル家とヘネシー家の両家はまさに古い西郡の男たちであり女たちです。そこに力(銃)に頼らず話し合いで解決しようとするグレゴリー・ペックの高潔さと勇気が見どころです。いずれにしても、これだけの名優の顔を見ているだけでも顔がほころんでしまいますねガンマンがいない西部劇この場合のガンマンは賞金稼ぎや銃の腕を競う者たちという意味です。もちろん西部劇ですからガンファイトのシーンはいくつか登場します。しかし、それで勝敗が決するというよりそれによって起こる哀しさ、無情さを訴えています 「力で争うことが何の証明になったんだ?」こう諭すグレゴリー・ペックの潔さが際立ちます。随所で彼はヘネシー家の連中や牧童頭から挑発を受けるのですが、さらりとかわして挑発を受けません。”やられたらやり返す”というのが西部の掟で、それをしないことは腰抜けを意味し、そんな彼を見て婚約者のパトリシア(キャロル・ベイカー)やテリル少佐は落胆の色を隠せません。話し合いで問題を解決したいジムは力では物事が解決しないことを知っています。ただ、彼が腰抜けではないことは、誰もいないところで荒馬を乗りこなしたことや、当時あまり使われていない磁石をつかって道に迷わずジュリーの牧場を訪ねたりして、知識と意思の強さをあらわしています。さらに、パトリシアの恋敵で恨まれている牧童頭(チャールトン・ヘストン)との素手での殴り合いでも証明しています。夜中に始まった二人の殴り合いは明るくなるまで続きます。断じて非暴力を唱えるジム・マッケイ(グレゴリー・ペック)にとって望むことではありませんが、それでも銃で撃ち合うことでなく殴り合いに挑んだことに意味があります。ロングショットでの殴り合いは西部劇の中の名シーンとして有名です。お互い精根尽きた殴り合いのあとの二人のセリフ 「僕はこれっきり(殴り合いを)にしたいが君はどうだ?」 「ああ、俺もゴメンだ!」グレゴリー・ペックの身長が190センチ、チャールトン・ヘストンの身長が191センチという男同志の殴り合いですから迫力もあります。実生活でこの2人は、のちに長男が銃による自殺をしたことから銃規制を訴えていたグレゴリー・ペックと、武装する権利を訴える全米ライフル協会会長をしたチャールトン・ヘストンというのも妙な因縁を感じます物語の中では典型的な西部の男で力で解決していく牧童頭のヘストンも、腰抜けと思っていたジム(グレゴリー・ペック)との壮絶な殴り合いのあと、微妙に心情の変化がありました。銃ではなく殴り合いであったこと、ジムとパックも正式な決闘であったことなど比較的誠実な西部劇だった印象です▲「紳士協定」▲「子鹿物語」▲「渚にて」▲「ローマの休日」▲「アラバマ物語」▲「頭上の敵機」NO1ヒーローのグレゴリー・ペックアメリカの映画団体であるAFIでは、さまざまな映画や俳優のベストを発表しています。その中で「映画の登場人物ヒーロー」においては「インディジョーンズ」のインディアナ・ジョーンズ、「ロッキー」のロッキー・バルボア、「007」のジェームズ・ボンド、「ダーティハリー」のハリー・キャラハンらを抑えて「アラバマ物語」のアティカス・フィンチが堂々1位に選出されています。それを演じていたのがグレゴリー・ペックです。もちろん俳優ですから過去様々な役柄を演じており、彼もかつて荒くれのカーボーイやイカサマ師を演じたこともあります。ただ、グレゴリー・ペックほど”正義の人”が似合う俳優さんも少ないです。今回の非暴力を謳うジム・マッケイをはじめ、厳しくも優しい父親を演じた「小鹿物語」、勇気ある記者を演じた「紳士協定」、厳格なリーダーシップで部下を導いた準将を演じた「頭上の敵機」、そして、まさにアメリカの良心を体現した「アラバマ物語」など挙げたらキリがありません「アラバマ物語」は、以前レビューしていますが、誰も引き受けない黒人の弁護を引き受け、残念ながら有罪の判決を受けるのですが裁判所のシーンが素晴らしい。判決が出てみんな(白人)引き上げたあとも2階の黒人たち(黒人は1階で傍聴することを許されなかった)が一斉に立ってアティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)に感謝の意を表します。そして子供たちに黒人牧師が「あなた方も立ちなさい。お父様が退席される」というセリフにも表れています。この他にも素晴らしいシーンやセリフが多い映画で絶対に見るべき映画です私生活でも知的な紳士としてしられており「ローマの休日」でのエンドクレジットの序列を、当初グレゴリー・ペックをトップに予定していた会社を「そんなことをしたら笑い者になる!」と説得してオードリー・ヘプバーンも同列にしたという逸話もあります。それほど彼はヘプバーンの才能をいち早く見抜き、映画を大成功へ導いた影の功労者とも言われています。そんな”正義の人”グレゴリー・ペックは2003年に87才で亡くなっています『アラバマ物語/1962年(アメリカ)』この映画を初めて観たのは40年近く前でしょうか。当時ひとり暮らしをしていた神奈川県の厚木のレンタルビデオ屋さんで2泊3日1000円くらいだったと記憶していま…ameblo.jp▲法と人の正義うを貫く「アラバマ物語」『核の恐怖を描いた名作!「渚にて」(1959年)』~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~今月1日から14日まで「あなたが選ぶ美男俳優」の投票を受け付け、期間内にたくさんの投票ありがとうございます。みなさん…ameblo.jp▲核の恐怖を描く「渚にて」新しい時代へ変わりゆく西部!10代の頃、初めてこの映画を見た時の印象は”グレゴリー・ペックは西部劇には似合わない”です。どう考えても砂煙のなかカーボーイハットにガンベルトをした無精ひげのグレゴリー・ペックには少し違和感があります。もちろん俳優さんですからどんな役でも演じきれるでしょう。ただ、それなら共演のチャールトン・ヘストンの方がよほど西部の男らしい。ただ、そんな思いも開始10分で消し飛びます。彼は、問題は力で解決するという西部の生き方から、話し合いで解決するという新しい時代へと導きます。そこには新しい考え、新しいやり方、新しいヒーローが必要でそれがグレゴリー・ペックでした。力でモノを奪い取るのでなく話し合いで解決する、長年の勘で行先にいくのではなく磁石を使うなど西郡の常識をことごとく覆していく物語で、それはやはりグレゴリー・ペックであるべきでした水源地の持ち主ジュリー(ジーン・シモンズ)との出会いのシーンも印象的です。彼女の家をうかがっているジムに、彼女が後ろからライフルを構え「誰?手を上げて!」と言われ、あわててジムが手を上げた瞬間に朽ちた床板から落ち半身になって情けなく手を上げます。屈強な西部の男とは思えない、それでいて彼の強い信念にやがて二人は互いを意識し始めます。それは、古き西部の男と女の見本のような牧童頭(チャールトン・ヘストン)とパトリシア(キャロル・ベイカー)の二人と対照的な二人でした西部劇屈指の名曲!主題曲はジュローム・モロスによる作曲で、アカデミー賞映画音楽賞にノミネートされています。力で築かれた西部が平和的思想によって壊され、新しい時代に変わっていくという大きなテーマに、バックで流れる音楽が素晴らしい!オープニングでは大地を疾走する馬車と同調する荒々しさがあり、ラストでは目の前に広がる大地が未来を暗示させる情緒豊かでとても同じ曲とは思えません西部劇にはたくさんの名曲があります。「いとしのクレメンタイン」(荒野の決闘)、「ライフルと愛馬」(リオ・ブラボー)、「ジャーニー・ギター」(大砂塵)「さすらいの口笛」(荒野の用心棒)などの西部劇の名曲と並ぶ忘れられない一曲となりました最後はいがみ合っていたテリル少佐とルーファス・ヘネシーとの家長同志の二人だけの対決。古き西部の男たち二人の銃によっての決着で得たものは?。ジム・マッケイの言った通り 「銃によっていったい何の証明になったんだ?」ラストは、暴力での終焉を見届けたあとジム・マッケイとジュリーは広い西郡の大地へ向かい馬をゆっくり進めていきます。これは力対力、血と血を洗う古き西部の終わりと新しい幕開けを予感させるものでした。美しい大地とともに、まさに「大いなる西部」に相応しいラストでした。若い頃に見た時よりも年齢と共に沁みてくるようになりました。西部劇が苦手な人でも比較的見やすいと思います是非ご覧ください!▲ジュローム・モロスによる「大いなる西部」の主題曲
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日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ
…こは難しかったので映画の「春香伝」を参照してみました。 この時、春香が房子に託していた夫 夢龍あての手紙に綴っていたのは次のような言葉でした。『別れてから はや三年も経つのに なぜお便りも下さらないのですか? もしや都でお酒に溺れていらっしゃるのではないか、 それとも、遊女に心を奪われてしまったのではないか、 良家のお嬢様を本妻に迎えて、 遠くの妾(自分 春香の事)をお忘れになったのですか? 心配事がつのり 文をしたためました 新任の長官に そば仕えを命じられ、 死を覚悟で背き、極刑(拷問)に処されても、 なんとか生き延びてきましたが、 長官の誕生祝の席で処刑され、 死に果てることになりました』づづぐぅ~雨爺、ホンマに終わらす気ぃあんのか?筆者への愛のムチを頂けましたら幸甚ですにほんブログ村★ジョンニョン:スター誕生(tvN)』#8 (第3話の続き、遂に春香伝は大団円を迎える)~へつづく★
人生・嵐も晴れもあり!
…作家が執筆した小説原作とする映画は、世界に数多く存在します。作家の名前を苗字のアイウエオ順で列記します。併せて、その代表作品を記載します。アシェルベ(アンリ・ラ・バルテ)原作の映画:「望郷」「デデという娼婦」エマニュエル・アルサン原作の映画:「エマニエル夫人」ジュール・ヴェルヌ原作の映画:「80日間世界一周」「海底二万哩」ベルナール・エシャスリオー原作の映画:「シベールの日曜日」アルベール・カミュ原作の映画:「異邦人」ノエル・カレフ原作の映画:「死刑台のエレベーター」ジョゼフ・ケッセル原作の映画:「昼顔」「モロッコ慕情」「影の軍隊」アンリ・シャリエール原作の映画:「パピヨン」◎ フランクリン・J・シャフナー (原作:アンリ・シャリエール) 「<font color=peru>パピヨン</font>」 (73年/米)</strong> (1974/03 東宝東和) - HUREC AFTERHOURS 人事コンサルタントの読書・映画備忘録" src="https://lh5.googleusercontent.com/proxy/Ny1H7x49Q9N46nKAY8Tb6EnE63X8zNjivaq1D-HaDRX2NjwBpuF1FEtQaxCSAFsqUpY1gVaSEQJlpkisR3Pj_AuQgzrXpZqdDS5G31ekiKxO4C3FlLqpA8mOj40KzFF243YKH-8sb9KciM3T1kMZXwt_FYY5XOMMy8HV8s2powFy2jw">「太陽の200万ドル」スタンダール原作の映画:「赤と黒」「パルムの僧院」マルグリット・デュラス原作の映画:「かくも長き不在」「愛人/ラマン」「雨のしのび逢い」アレクサンドル・デュマ原作の映画:「三銃士」「王妃マルゴ」「モンテ・クリスト伯」「バルテルミーの大虐殺」「黒いチューリップ」アレクサンドル・デュマ・フィス原作の映画:「椿姫」「カミーユ」オノレ・ド・バルザック原作の映画:「美しき諍い女」「金色の眼の女」「愛の報酬 シャベール大佐の帰還」「ゴリオ爺さん」ピエール・ブール原作の映画:「猿の惑星」「戦場にかける橋」アベ・プレボー原作の映画:「マノン・レスコー」「恋のマノン」ギュスターヴ・フローベール原作の映画:「ボヴァリー夫人」「サランボー」「ボヴァリー夫人とパン屋」アンリ・ルネ・アルベール・ギ・ド・モーパッサン原作の映画:「女の一生」「快楽」「脂肪の塊」「ベラミ 愛を弄ぶ男」ヴィクトル・ユーゴー原作の映画:「レ・ミゼラブル」「ノートルダムの鐘」「ノートルダムのせむし男」「ヴィクトル・ユゴー 笑う男」モーリス・ルブラン原作の映画:「アルセーヌ・ルパン」ガストン・ルルー原作の映画:「オペラ座の怪人」○ ルパート・ジュリアン (原作:ガストン・ルルー) 「<font color=peru>オペラ座の怪人</font>」 (25年/米)</strong> (1925/09 ユニバーサル・ピクチャーズ) - HUREC AFTERHOURS 人事コンサルタントの読書・映画 備忘録" src="https://lh5.googleusercontent.com/proxy/YNxSvgRxhYZdCzL8pgUEVnJnCYdfHx8rNGpm36TDK6suGTiOuAyGjezHoEj1_RwB1qZda9IcqKlkWNvhQIpBFYj7SnBUid4TTcyCXhVv4zYwjipbbOw9rldNKVwK4_xgMlNtJguBzeiC8n3bwn-nHP_ydCo7zVo45zhovJpN">「黄色の部屋」アンリ=ピエール・ロシェ原作の映画:「突然炎のごとく」「恋のエチュード」これから、作家別に映画化作品を順次レビューして行きます。お楽しみに!
読んで♪観て♪
…あ・・・・そろそろ映画レビューを書かなくては」と思いつつ今日も 備忘録とひとりごとで終わってしまいました。反省。
懐古趣味親爺のブログ
…のいいセリフが長編映画での第一声となりました。歌とわずかな会話が音声化(全体の三分の一)されたにすぎませんでしたが、『ジャズ・シンガー』はトーキー第1号にとなっただけでなく、ミュージカル映画の第1号。無声映画では音楽はつけられなかったので、それが可能になった時、歌が流れ出てきたのは当然のことでした。業績不振だったワーナー・ブラザースが、この作品で爆発的成功をおさめ、驚異的な興行収入を記録。各社が、こぞってトーキーに乗り出していったのです。ジャックを迎えにきた母親が、リハーサルでジャックが歌っている“マザー・オブ・マイン、アイ・スティル・ハブ・ユー”を聴いたり、ラストで観客席にいる母親にジャックが黒人風に黒塗りのメイキャップで歌う“マイ・マミー”など、母と息子の愛を強調しているため全体的に感傷的な内容。歴史的意義はあっても、作品の出来ばえは、大味で大甘な凡作で~す。『ジョルスン物語』(1946年/監督:アルフレッド・E・グリーン)は、『ジャズ・シンガー』で人気歌手となったアル・ジョルスンの伝記物語。歌手ジョルスンの熱唱を再現した場面を全編に満載。映画の題名よりも、和田誠の名著で、「お楽しみはこれからだ」というセリフの方が有名な作品。私が観る気になったのも、このセリフが記憶にあったからです。19世紀末、エイサ・ヨルセン少年は旅芸人のスティーブ・マーティン(ウィリアム・デマレスト)に才能を認められ、歌手を目指して家出。長い下積み生活の末、芸名をアル・ジョルスン(ラリー・パークス)に変え、黒人の真似をして顔を黒く塗って舞台に出演。これが大好評で、大物プロデューサーのオスカー・ハマースタインに招かれてニューヨークへ。ブロードウェイのスターとなったジョルスンは、当時開発中だった“声が聞こえる映画”トーキーの第1作に主演するチャンスをものにします。ハリウッドでも人気スターとなり、女優のジュリー(イブリン・キース)と結婚。二人そろって活躍しますが、田舎での穏やかな暮らしを望む妻の希望をかなえるため引退。しかし、引退後も変わらぬ人気を誇るジョルスンのショービジネスへの熱い想いに気づいたジュリーは、彼のもとを去ります。ジュリーは架空の人物で、ジョルスンの3度目の妻ルビー・キーラーとのロマンスを元ネタにしているとのこと。自分のことより観客のために歌うのが生きがいという主人公の人生は、伝記映画用にかなり脚色されています。実際のアル・ジョルスンは、冷酷で自己中心的な人物だったそうです。当時60歳だったジョルスン自身が主演したかったようですが、オーディションによってラリー・パークスに決まりました。ラリー・パークスは、後年ハリウッドの赤狩りで俳優生命が絶たれた悲劇のスター。ラリー・パークスはジョルスンが歌うサウンドトラックに合わせて、うまく唇を動かしていましたよ。この作品が大成功(1940年代のミュージカル映画の中で配給収益第7位)となったので、続編『ジョルスン再び歌う』を製作。ジョルスン自身が本人役で主演し、ラリー・パークスも本人役(劇中に『ジョルスン物語』の製作シーンがある)で出演しているそうで~す。
三角絞めでつかまえて2
…24年に「劇場で観新作映画」はトータル227本(邦画81本/洋画146本/試写で観た2025年公開作「BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン」は省く)。「劇場で観た旧作映画」は16本で、「複数回観た新作映画」をプラスすると、劇場に足を運んだ回数は262回でございます。なお、2024年の「アクションシーンから選んだベスト10」については、いつもの「映画野郎」に寄稿させていただいてるんですけれども。当ブログとして、今年は劇場で観た227本から「課題作品にならなかったリスナー枠の映画ベスト5」を抜いた222本の中で、私なりのベスト10を選出いたします。ちなみに、普通に作品のネタバレを書いてますので、映画の内容をあまり知りたくない人は気をつけて(o^-')b キヲツケテ!第10位 フィスト・オブ・ザ・コンドル2月7日にシネマート新宿で鑑賞。よく「ベスト10に入っている時点でベスト1位」みたいなことを書きがちな私ですが、本作は決してベスト1位には選ばない感じ(余計な書き出し)。ただ、“ラテンドラゴン”マルコ・サロールと、その盟友エルネスト・ディアス=エスピノーサ監督が創り出したオリジナル拳法「コンドル拳」はいろいろな意味で「お見事!m9`Д´) ビシッ」の一言。南インド拳法「カラリパヤット」の使い手であるエヤル・マイヤーとのラストバトルは、「ドラ道」オマージュの長すぎなウォーミングアップも含めて愛してる。相互フォローしている方がわざわざあつぎのえいがかんkikiまで観に行ってくれたのもうれしかったなぁ…。もうね、低予算感が半端ないし、映画としてはアレなところも多いけど、好事家は観てみてッ!第9位 チャレンジャーズ「男女の三角関係を描いたテニス映画なんて観るかよ(苦笑)」的な気分だったものの、相互フォローしている方々が「今年ベスト」と口々に絶賛していたので、どうしても気になってしまって、9月19日に下高井戸シネマにて鑑賞。極端に書くと、なんかBL好きの女性が妄想を現実化したみたいな作品で、「これが観たかったのよォォォォーッ!ヽ(`Д´し ソレヨ-ッ!」みたいなラストのゼンデイヤには爆笑しました。監督がこだわったという音楽も含めて、本当に好きです。第8位 ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ10月19日、あつぎのえいがかんkikiにて、「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」とハシゴ鑑賞。「ナイスデイズ」に関しては、阪元裕吾監督がアクション監督の園村健介さんと磨いてきた近接戦闘アクションがまた一段レベルアップしてて最高だったけれど(伊澤彩織さんと髙石あかりさん、そして池松壮亮さんには脱帽!)、本作を観ることで「あの場面はどうしてああいう流れにしたんだろ?」などと疑問に思った部分が氷解して、本当にタメになりました。関わったみなさんに頭が下がるというか、素晴らしい「プロフェッショナル映画」だと思います。今さらですけど、アクション映画を作るのって大変なのね… (`Δ´;) ガンバッテクダサイ...第7位 無理しない ケガしない 明日も仕事!新根室プロレス物語2024年は「アイアンクロー」や「家出レスラー」といった「プロレス映画」が何本か公開されていたので、このドキュメンタリーもどうしても押さえておきたくて、8月10日に大和ヒロシ選手による君津市自主上映会にて鑑賞。頭硬めな「昭和のプロレスファン」の私は、「新根室プロレス」のようないわゆるインディー団体を舐めがちなところがあるんですけど(汗)、本作の主人公であるサムソン宮本さんの生きざまには胸を打たれました… (iДi) スゴイナー 宝島のムック風の作りのパンフも良かった。あらためて「プロレス」について考えさせられたし、いつか富豪になったら根室までプロレスを観に行こうと思っております。第6位 サユリ実質ベスト1位。9月22日にT・ジョイ SEIBU 大泉で、10月9日に川崎チネチッタで鑑賞。私は常々「心霊現象は人間の精神に攻撃してくるものなのだから、心の持ちようで勝てるのでは?」と考えていたんですが、その妄想を映像化してくれたかのようで深く感動いたしました。押切蓮介先生の原作漫画(これはこれでとても面白い!)を読んでから映画を観たら、太極拳要素など、実写化するにあたって改変した部分がよくわかったのも楽しかった。元気ハツラツ、(自主規制)マンマンッ!Σ(°д° ) クワッ!第5位 シャクラ実質ベスト1位。1月11日にTOHOシネマズ日比谷で、2月8日にあつぎのえいがかんkikiで鑑賞。ドニー・イェン主演作は基本的に劇場で観る主義だけど、そんなに期待していたわけではなく。なんとなく「まぁ、長い付き合いだしな」ぐらいの気持ちで足を運んで観たら、超面白かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! やっぱりドニー・イェン×谷垣健治アクション監督のタッグはさすがだなぁと感心することしきり。初見時は登場人物の区別がつかなかったりもしましたが(汗)、近年のドニー・イェン主演作ではぶっちぎりで好き。武術の達人がその戦闘力をフルに発揮して大量の人間をぶちのめす映画が観たい人は要チェックの1本ですぞ。第4位 マッドマックス フュリオサ実質ベスト1位。5月10日にワーナーの試写室で「字幕版」、5月17日に同じくワーナーの試写室で「字幕版」、5月23日にグランドシネマサンシャイン池袋のプレミア試写会にて「ULTRA 4DX・吹替版」、6月1日にTOHOシネマズ新宿にて「MX4D・吹替版」、6月2日にグランドシネマサンシャイン池袋にて「IMAX・字幕版」、6月20日に新宿バルト9で「Dolby Cinema・字幕版」、6月29日にTOHOシネマズ海老名にて「字幕版」を鑑賞。映画史に残る傑作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の前日譚ということで、「まぁ、あれを越えるのは無理だしな…」と、それなりの期待値で観てみれば、予想以上のスゴさに度胆を抜かれましたYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ! またもや「観たことのないアクション」を提示してくれたし(特にオクトボス率いるモーティファイアー軍団との死闘!)、内容的にも「ガッツの大切さ」をあらためて私に教えてくれたにもかかわらず、7回鑑賞→V8を達成できなかったのが心残りですな。あと、「映画.com」から原稿依頼がきたのも良い思い出になりました…(しみじみ)。第3位 ミッシング実質ベスト1位。6月23日にグランドシネマサンシャイン池袋で鑑賞。「自分の子どもが失踪する」という内容がハードすぎるので、全然観たくなかったんですが、しかし。周囲の評判があまりに高いので観てみれば、凄まじく泣かされ、心を揺さぶられました。ハッキリ言って、吉田恵輔監督の最高傑作ではないでしょうか。私的には「火垂るの墓」級の大ダメージを食らったので、もう二度と観ないと思いますけど、未見の方はぜひ!(o^-')b ミテミテ!第2位 デッドプール&ウルヴァリン実質ベスト1位。7月26日に新宿ピカデリーで「字幕版」、7月27日に同劇場で「吹替版」、8月3日にユナイテッド・シネマとしまえんで「字幕版」を鑑賞。私の映画仲間が「内輪ネタみたいなのがわからなくて、全然面白くなかった」と言ってて、その気持ちはわかる。「ストーリーが雑」「意味のないアクションシーンばかり(特にデップー軍団は酷い!)」といった意見も本当にわかります。ただ、「ブレイド」の頃から20世紀FOXのマーベル作品を観てきた身としては感情移入せざるを得ない…というだけでなく。今年の5〜6月にかけて仕事で大失敗をしましてね…(遠い目)。上司および取引先から「大口を叩いた無能」的な扱いを受けることになった私的には、かつての失敗を取り返そうとするローガンがまったく他人事には思えず、勝手に思い入れまくって涙が止まらなかったというね。そりゃあさ、「デッドプールとウルヴァリンが組んでマドンナの曲が流れれば無敵なんだ」って、どんな理屈だよムチャクチャじゃねぇかって心底バカバカしくなりますが(苦笑)、とはいえ、デッドプールとウルヴァリンが組んでマドンナの曲が流れれば無敵なんだYO!ヽ(TДT)ノ ナンダコレということで、聴いてください。マドンナで「Like a Prayer」↓(ラジオパーソナリティ気取りで)第1位 ボストン19479月7日に横須賀HUMAXシネマズにて「トークショー&マラソンイベント付き」、10月2日に新宿武蔵野館で通常版を鑑賞。「カン・ジェギュ監督作だし、スポ根モノだから、普通に面白いだろうな」程度の気持ちで観たら、超感動ッ! そりゃあいわゆるスポ根モノとしてスーパーよくできててハートがボーボー燃えるんですが(イム・シワン演じるソ・ユンボクは、お母さんにご飯を届けるために山道を走り始めたのだッ!)、「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」のような「年長者が下の世代を守り、大事なものを継承すること」の大切さがしっかり描かれていた部分にもまた号泣。ハ・ジョンウが演じたソン・ギジョン監督もカッコ良かったけど、私的にはペ・ソンウが演じたナム先輩みたいになりたいと強く思ったり。さらに上映後のマラソンイベントに参加することによって、私がよく走らされていた警察官時代を思い出したりしつつ、イベントに関わった人たちの優しさに触れたりもして…(特にモデルとなったソン・ギジョン監督のお孫さんと話せた時間は宝物)。そういった映画体験も含めて渾然一体となって脳内でスパークした結果、今年観た映画の第1位となっただけでなく、これからの人生でも絶対忘れない1本になった次第。正直なところ、パンフに掲載されてた岡本敦史さんのコラムを読んで、「えっ、私が感動したその部分は作り話なの!?Σ(゚д゚;) マジ?」と思うところがなくはないけれど(汗)、でもやっぱりとてもとても大好きな作品だし、私は本作をキッカケに9月から定期的にジョギングをするようになったのでした(なんとなくドヤ顔を添えてーー)。ということで、予告編を貼っておきますね↓ 配信が始まっているので、観てみてッ!以上、2024年のベスト10はこんな感じでございます。正直、今回はかなり迷いましたよ…。他の人のランキングを見て、「あ、この人がちゃんと推しているから、これは外してもいいかな」とか思ったりもしてね。まぁ、所詮はランキングなんて“その人の好み”なので、あまり気にしないでいただけるとありがたいです。なお、「ベスト10には入れなかったけど、実はベスト10の映画」もたくさんあるので、最後に40本に絞ってリストアップしておきますね(「課題作品にならなかったリスナー枠の映画ベスト5」を除く)↓クレイヴン・ザ・ハンター犯罪都市 PUNISHMENTゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディロボット・ドリームズゴールド・ボーイ辰巳ノーヴィス五香宮の猫夜明けのすべてカラーパープルコヴェナント 約束の救出劇場版 アナウンサーたちの戦争彼方のうた関心領域◯月◯日、区長になる女。違国日記ライド・オン(字幕版)ラストマイルカラフルな魔女 角野栄子の物語が生まれる暮らしシステム・クラッシャージガルタンダ・ダブルXDUNE デューン 砂の惑星 PART2フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン時々、私は考える至福のレストラン 三つ星トロワグロただ空高く舞え悪は存在しない碁盤斬り侍タイムスリッパー八犬伝野球どアホウ未亡人成功したオタク唐獅子仮面 Lion-Girl#スージー・サーチバーン・クルア 凶愛の家怨泊 ONPAKUオアシス哀れなるものたちブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー以上、「2024年に観た新作映画ベスト10」でした。今年もよろしくお願いいたします (・∀・)ヨロシクネ