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  1. 外ドラマデビューや映画「おまえの罪を自白しろ」での堤真一との共演など経験を重ねた結果が出始めているように思います。前置きが長くなりましたが、このドラマで中島健人が演じる保田は、ニュータイプの弁護士です。これまで優等生的な役が多かった中島健人ですが、この保田は「所詮は他人事」がモットーで、取るに足らない依頼は平気で断ってしまう一見やるきゼロの弁護士です。ところがいざ引き受けるとなれば、緻密かつシュアに仕事をすすめる有能さを持ち合わせています。その二面性の演じ分けが見どころでしょう。更に炎上や誹謗中傷などのネットトラブルを主に解決するというのが現代的でまた良いなと思いました。原作漫画がそうなのでしょうが、トラブルが起きたらどうするかのリアルなノウハウを丁寧に描いていて、それも逆にこの手のドラマでは新鮮です。第1話は志田未来演じる主婦ブロガーが、同じマンションに住む主婦(足立梨花)にガセネタを流され炎上するというトラブルでした。謝らせましたが、慰謝料を滞納するその主婦を第2話ではこらしめるようです。第1話の感想は…7

  2. 相変わらず、麺類はこそっと食べている.自宅内で夕食に作ることが多いかも.最近の自家製麺類を以下に.先ずは、ざる蕎麦.山形製の乾麺を茹でることが多い.コシが強く、香りも高い.少し太めなのだ.付け汁に小ネギ沢山が好き.おかず?に鶏唐、竹輪天、そしてスモーク・チーズまで(笑).-------------------------------次は、焼きそば.モヤシ、キャベツ、玉ネギ、そして絹さやと野菜たっぷり.ソース焼きそばより、塩や醤油が好き.今回はめんつゆと薄口醤油で味付け.紅ショウガと七味は欠かさない.----------------------------最後は、袋物ラーメン.最近TVで、マルちゃんの「ZUBAAAN !」が売れていると.太めの麺と、名店パクリのスープがうけているそう.さっそく購入してみた.で、作ってみた.モヤシたっぷり乗せ乗せで、薄切りチャーシューと茹で玉も乗せて.規定内の茹で時間でも、凄いコシ.スープはまごうこと無き、横浜家系豚骨醤油、「野郎らーめん」の味が再現出来てる.黒コショウを多めでいただく.これは美味しい.袋麺の次元を超えているね♪いやぁ、深いなぁこの世界…(汗).------------------------------今宵も、ごちそうさまでした..

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    三麺記事(最近の自家製麺類)
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  4. さい。5,6月に観映画感想を書こうと思っているのですが、どうしても書けないんです。その映画は「不死身ラヴァーズ」と「ハピネス」。どちらもアイドル映画系?のラブストーリー&ヒューマンドラマでした。「不死身ラヴァーズ」はよく理解が出来ず、ふーんって終わっちゃった感じかしら。愛の物語だとは思うけど、唐突すぎて理解不能になっちゃったんです。「ハピネス」は恋におちた相手が余命一週間だというお話。1週間というから変な感じだけど、いつ死んでもおかしくないほど身体が悪くなっているということのようでした。出演者は可愛かったけど、ベタベタした展開でこれも付いていくのが辛かったです。窪塚さんの頭が小さすぎるので蒔田さんの顔が大きく見えちゃって、ちょっとかわいそうでした。監督さん、バランスを見ないとダメですよ。どちらの映画も、悪い映画ではないんだけどつかみどころが無くて、感想が書けずじまいで放置してあるんです。ごめんなさい。そんなわけで、今日はひとりごとにしちゃいます。先日からアニメの「推しの子」を配信で観ているのですが、このアニメ、面白いですね。また子供向けのアイドル恋愛映画なのかなと思ったら全然違って、芸能界の裏の話や、ニュースになったような事件を題材にしていて、そんな中で生きていくアイドルやその予備軍を描いていくんです。主人公は医者なんだけどある事件で死んでしまい、アイドルの子供として生まれ変わるんです。そのアイドルは主人公が推していたアイドル。何故か彼女の子供に生まれ変わり、前世の記憶まで残っているの?というお話なんです。この母親のアイドル、天性のアイドル気質を持っていて、大人気になりそうというところで、ストーカーに殺されてしまうんです。直ぐにストーカーは逮捕されるのですが、実はストーカーに住所を教え、殺すように仕向けたヤツがいるということで、息子として生まれ変わった主人公が謎の解明をしていくんです。恋愛リアリティーショーの話もあり、これがニュースになっていた話なんだなと解りましたい。うーん、確かに亡くなった方がいらっしゃるのだから、あまり描くべきことじゃないのかもしれないけど、でも、誰かのSNSでこんなことが起きたら、今度は周りが助けてあげるべきなんだと提示しているように見えて、今度こそ助けてあげたいという気持ちが私には見えました。遺族の方には申し訳ないかもしれないけど、二度と同じような事を起こさない為に描いたような気がしました。まだシーズン1の7話くらいまでしか観ていないんだけど、3話で原作漫画の酷い扱いの事も描いていましたね。こちらも漫画家の先生が亡くなっているのであまり喜べる話じゃないけど、でも、原作漫画を改変して制作している会社が酷いことも描かれていて本当の事だからなと思いました。シーズン2でも原作のあるドラマが描かれるようで、早くそこまで観なくちゃ。この漫画を実写映画化すると聞いて楽しみになったけど、ちょっとキャストが心配です。天性のアイドルだった母親とその息子と娘。ピッタリハマってくれたら嬉しいんだけどな。楽しみにしています。明日は映画の公開日なので、また観てきたら感想を書きますね。今日はこの辺でおやすみします。では、また。

    【ひとりごと】昨日デットプールも楽しんだし、ちょっとお休みをいただきます。
  5. 手な女性読者の方におすすめしにくいのですが、このドラマは女性キャラが魅力なのも良いなと思います。テレビ朝日 金曜23時15分「伝説の頭 翔」第1話主演…高橋文哉脚本…古家和尚演出…住田崇まずこのドラマの見どころは顔はそっくりでも片やヘタレで、パシリやカツアゲされがちで、死にたいとすら思っている達人と、片や関東で最大最強のヤンキーグループ「グランドクロス」のカリスマ的リーダーの翔を高橋文哉が一人二役で演じわけるところ。達人を演じる高橋文哉は容易に想像がつきましたが、線の細い彼がヤンキーのリーダーをそれらしく演じられるのかは懸念していました。しかし、「フェルマーの料理」でシェフになった主人公を演じた経験なども活きてか、以前より風格も出てきて見劣りはしませんでした。それはお手柄です。達人が道に飛び出したためにバイクで通りかかった翔が負傷。自分が負傷し入院したと知れたら、ヤンキーグループの抗争が起きるのを気にした翔は、達人が自分似で両親は海外で不登校の達人を自分の替え玉にすることにします。知っているのは片腕の大門(菅生新樹←菅田将暉の弟)と、翔の祖母でスナック「紅」のママの紅子(飯島直子)だけ。ちなみに紅子もレディース「紅」の初代総長。翔のカノジョの「紅」の現・総長直子(井桁弘恵)も、大門以外の幹部たちにも内緒で、それがいつバレるかのハラハラが続くようです。達人のキャラはただのヘタレではなく、カツアゲされても被害を最小限にすませる知恵深さがあったり、レディースキャラのアイドル「古くさい街角のスケ番ズ」(通称・街スケ)のエース彩(関水渚)を熱く推しているオタクでもあります。実は大門も密かに街スケのキョーコ先輩(森香澄)が好きというのも親しみが持てて良かったです。今回は翔になりすました達人が、卑怯な金山(犬飼貴丈)と対決するはめに。翔は巧みに大門を使って金山に下剤入りパンを食べさせ、達人にはチャンスが来たら腹を狙えとアドバイス。ボコボコにされたあと大逆転で、金山の腹を殴り、勝つことができます。勝って興奮した達人は金山にののしってやるのでした。その様子を見ていた彩は「たっちゃん」と一言言ってました。達人を知っているようです。達人や翔、大門ばかりでなく、紅子や翔の前ではしおらしくなる直子、レディースキャラを演じているだけの彩など、女性キャラもそれぞれ魅力的です。脚本がベテランの古家和尚ですから、うまくまとめていて破綻がありません。こちらも視聴継続になりそうです。第1話の評価は…7

  6. 、「人間の壁」など映画化作品でも有名です。まずは、この人の出自と経歴をたどります。 石川 達三 (いしかわ たつぞう) 誕生 1905年7月2日 日本・秋田県平鹿郡横手町 (現・横手市) 死没 1985年1月31日(79歳没) 日本・東京都目黒区中目黒東京共済病院 墓地 神奈川県平塚市那由侘の里 職業 小説家 言語 日本語 国籍 日本 最終学歴 早稲田大学英文科中退 活動期間 1931年-1985年 ジャンル 小説 代表作 『蒼氓』(1935年) 『生きてゐる兵隊』(1938年) 『風にそよぐ葦』(1950年 - 1951年) 『四十八歳の抵抗』(1956年) 『人間の壁』(1959年) 『青春の蹉跌』(1968年) 主な受賞歴 芥川龍之介賞(1935年) 文藝春秋読者賞(1964年) 菊池寛賞(1969年) 社会性の濃い風俗小説の先駆者で、『蒼氓』により第1回芥川賞受賞。華中従軍から得た『生きてゐる兵隊』は発禁処分を受けた。戦後は、新聞小説や社会における個人の生活、愛、結婚をテーマにした作品でベストセラーを連発。書名のいくつかは流行語にもなった。記録的手法に拠る問題意識の明確な作風が特徴。社会的・文壇的活動も活発で、日本ペンクラブ会長、日本文芸家協会理事長、日本文芸著作権保護同盟会長、アジア・アフリカ作家会議東京大会会長などを務めた。日本芸術院会員。秋田県平鹿郡横手町(現・横手市)に父石川祐助、母ウンの三男として生まれる(兄弟妹は7人、のち異母弟妹4人)。父祐助は南部藩祐筆を務めた儀平の四男で秋田県立横手中学校の英語科教員、母ウンは仙北郡角館町の素封家栗原氏の出身だった。父方の伯父に石川伍一がいる。父の転勤や転職に伴って、2歳の時(1908年)秋田市楢山本新町上丁35番地に、7歳の時(1912年)東京府荏原郡大井町(現東京都品川区)に、同年9月岡山県上房郡高梁町(現高梁市)に移った。1914年、9歳で母を亡くし、東京の叔父石川六郎の家に預けられたが、1915年に父が再婚し、後妻せいに育てられる。小学校を首席で卒業し、東京府立一中を受験したが不合格で、高等小学校に1年通学し、1919年父が教頭をしていた岡山県立高梁中学校に入学。3年の時、父の転任に伴い、岡山市私立関西中学校4年に編入し卒業、第六高等学校を受験するも不合格。1年間の受験生活の間に、島崎藤村、ゾラ、アナトール・フランスなどの作品を読む。1925年、上京し早稲田大学第二高等学院に入学、級友間の同人誌『薔薇盗人』に小説を書いたり、『大阪朝日新聞』の懸賞小説に応募したり、『山陽新報』に持ち込んだりする。1926年には『山陽新報』に「寂しかったイエスの死」が掲載され、これが活字になった最初の作品となった。この頃経済的に行き詰り、学業を断念してフィリピンか満洲に縁故を頼って渡ろうとしていたところ、同年『大阪朝日新聞』に「幸福」(原題「幸不幸」)が当選し200円の賞金が入ったので、1927年早稲田大学文学部英文科に進むも、学資が続かず1年で中退。国民時論社に就職し、電気業界誌『国民時論』の編集に携わる。生活上の基盤を得て、いよいよ小説家になる志を高め、各社に創作を持ち込むも上手くいかなかった。1930年3月、政府補助単独移民として移民船でブラジルに渡航。これは、移民取扱会社南洋興業に兄の友人が勤めていた縁によるもので、本来は夫婦や家族持ちでなければ渡航できないところ特別に許可を得た。渡航に際して石川は、旅費の足しを得るために、帰国後「体験記」のようなものを書く約束で国民持論社を一旦退職した形をとり退職金600円を手にした。米良功所有のサント・アントニオ農場に約1か月、のち「上地旅館」に止宿、日本人農場に滞在し、8月に帰国。国民時論社に復職。1931年6月『新早稲田文学』の同人となり、幾つかの短篇を発表した。その後、国民時論社を再度退職し、嘱託として働く。1935年4月、ブラジルの農場での体験を元に、移民を余儀なくされた人々の惨めさを描いた「蒼氓」を同人誌『星座』創刊号に発表。これが素材の新しさとリアリズムの本流をゆく堅実な手法とで選考委員に認められ、8月第1回芥川龍之介賞に当選。新聞には「無名作家」と報じられた。10月には改造社より『蒼氓』が刊行された。次いで、水道用貯水池建設のために湖底に沈む小河内村を取材し、1937年9月「日蔭の村」を『新潮』に発表(10月新潮社刊)。「調べた芸術」として文壇に話題を呼び、ルポルタージュ的手法を用いた一種の社会小説として評価された。この間の1936年11月には梶原代志子と結婚し、翌年8月には長女希衣子が誕生している。1937年12月、中央公論の特派員として、日中戦争の戦場中支方面に出発。南京事件から数週間後の南京に翌年1月まで滞在し、他に上海周辺を歩いた。この時の見聞をもとにして、『中央公論』1938年3月号に「生きてゐる兵隊」を発表。しかし、同号は新聞紙法41条違反容疑で即日発禁処分となり、石川は起訴され、禁錮4か月、執行猶予3年の有罪判決を受ける。戦前の日本文学史に残る筆禍事件となった。その挫折感から家庭内部に主題を限定、恋愛と結婚の理想を求めた『結婚の生態』(1938年)がベストセラーとなり、『智慧の青草』(1939年11月新潮社刊)『転落の詩集』(1940年同社刊)『三代の矜持』(1940年三笠書房刊)など、女性ものと名付けられる一系列を拓いて、人気作家の座を確実なものとした。『東京日日新聞』『大阪毎日新聞』連載の『母系家族』以降は新聞小説に進出。1942年5月に、南洋諸島を旅行し、東南アジアを取材、『赤虫島日誌』(1943年5月)などを発表。同年12月、太平洋戦争が開戦すると間もなく海軍報道班員として徴用され、サイゴンに派遣された。なお、1939年7月には次女希和子が、1943年9月には長男旺が誕生しており、1944年9月には父祐助が死去。同年1月には東京都世田谷区奥沢町に新築移転し、本籍を毛馬内から移した。戦後も新聞小説を中心に活躍。極めて幅のある社会感覚を盛り込み、時代風潮を鋭敏に反映させた作品で、獅子文六、石坂洋次郎らと共に全盛期の新聞小説の筆頭に挙げられる人気を博し、またその作風と時に新奇な手法を用いることで異端児とも目された。戦中からの女性ものは、風俗小説と結びつき、失業軍人を中心に世相を諷刺した「望みなきに非ず」は、1947年7月『読売新聞』に連載されて評判を呼んだ。以後も、女の幸せを追及した『幸福の限界』(1948年中京新聞他連載)、美しい夫婦愛を描く『泥にまみれて』(1949年新潮社刊)、新旧世代の悲喜劇『青色革命』(1952-53年毎日新聞連載)、現代人の絶望と破滅を描いた『悪の愉しさ』(1953年読売新聞連載)、エゴイストたちの醜さを描いた『自分の穴の中で』(1954-55年朝日新聞連載)、中年男の浮気を扱った『四十八歳の抵抗』(1956年読売新聞連載)、現代人の充実した生を追求した『充たされた生活』(1961年新潮社刊)、結婚の意義を扱った『僕たちの失敗』(1961年読売新聞連載)、愛情のあり方を描いた『稚くて愛を知らず』(1964年中央公論社刊)、エゴイズムの悲劇を描いた『青春の蹉跌』(1968年毎日新聞連載)など、社会における個人の生活、愛、結婚、生き方などテーマにした話題作を次々と発表。長きに渡って人気を保ち、『望みなきに非ず』『風にそよぐ葦』『四十八歳の抵抗』『青春の蹉跌』など書名の幾つかはそのまま流行語にもなった。他方で、「調べた芸術」の手法を駆使して社会小説の大作にも取り組み、その本領を発揮。やや通俗的な嫌いはあるが、社会的正義感とヒューマニズムに立脚した作品は、記録的手法と相まって多くの読者を獲得、大きな反響を呼んだ。特に、横浜事件を材に戦中戦後の自由主義者の受難を描いた『風にそよぐ葦』(1949-51年毎日新聞連載)や、佐教組事件を材に政治と教育の確執を描いて大ベストセラーとなった『人間の壁』(1957-59年朝日新聞連載)などは社会小説の名作として高く評価され、著者の代表作となった。資本家の横暴を描いた『傷だらけの山河』(1964年新潮社刊)や、九頭竜川ダム汚職事件を材に政界の腐敗を告発した『金環蝕』(1966年同社刊)も話題を呼んだ。これらの成果により、1969年菊池寛賞を受賞。毎日新聞社が毎年実施する読書世論調査では、戦後から1970年代末まで「好きな著者」の上位常連であった。他にも純文学系統の裁判物『神坂四郎の犯罪』(1949年新潮社刊)や、冒険的な作品『最後の共和国』(1952年中央公論社刊)などがあり、ここにも石川ならではの資質と社会性が鮮やかに表出されている。また、『私ひとりの私』(1965年文藝春秋新社刊)は60年の生涯を振り返って、母への愛情や無責任な父への批判、功利的な叔父夫婦の姿などを通して、自己の幼少期を回想した作品だが、同時にそこには石川固有の人生観が示されており、その与えた感動によって文藝春秋読者賞を受けた。『約束された世界』(1967年新潮社刊)や、それを深化させた『解放された世界』(1971年同社刊)『その最後の世界』(1974年同社刊)などは、石川文学の新しい展開として話題を呼んだ。昭和30年代頃からは、社会的活動が活発となり、日本文芸家協会理事長(1952年-56年)、A・A作家会議東京大会団長(1961年)、日本文芸著作権保護同盟会長、日本ペンクラブ第7代会長(1975年-77年)などの要職を歴任。大衆の支持を背景に社会的発言も増え、その内容はしばしば論壇・文壇に論議をもたらした。1956年アジア連帯文化使節団団長として世界各国を歴訪した後には、資本主義社会の過剰な「自由」を批判。翌年には川崎長太郎や谷崎潤一郎らの作品を猥褻だとして行き過ぎた言論の自由を非難した。1975年の日本ペンクラブ会長就任時には、「言論の自由には絶対に譲れぬ自由と、譲歩できる自由の二種類あり、ポルノなどは後者に属する」という「二つの自由」発言が波紋を呼び、五木寛之理事ら改革派の若手会員からは抗議を受けた。特に野坂昭如理事とは白熱の論争をして一歩も譲らず、ペンクラブは翌年まで混乱が続いた。結局、役員会の裁断で石川は事実上の撤回を迫られ、混乱は一旦収拾したが、石川は会長再任を辞退。だが後任が決まらず、突如ペンクラブを退会し会長を退いた。奥野健男は「晩年は社会良識を代表するという立場が逆にガンコとも受け取られたようだ」と石川を評している。1983年頃から心臓を悪くするなど晩年は病気がちであった。1985年1月21日、持病の胃潰瘍が悪化して吐血し東京共済病院に搬送され、その後肺炎を併発。31日死去した。墓は九品仏浄真寺にある。石川達三原作映画化作品:金環蝕 1975年公開青春の蹉跌 1974年公開傷だらけの山河 1964年公開僕たちの失敗 1962年公開​​​​​​​充たされた生活 1962年公開​​​​​​​人間の壁 1959年公開​​​​​​​四十八歳の抵抗 1956年公開​​​​​​​神阪四郎の犯罪 1956年公開​​​​​​​自分の穴の中で 1955年公開​​​​​​​悪の愉しさ 1954年公開​​​​​​​青色革命 1953年公開​​​​​​​泥にまみれて 1951年公開風にそよぐ葦 後編 1951年公開​​​​​​​風にそよぐ葦 前編 1951年公開​​​​​​​転落の詩集 1950年公開​​​​​​​女性対男性 1950年公開​​​​​​​望みなきに非ず 1949年公開​​​​​​​これから、石川達三の小説を原作とする映画化作品をできる限り多くレビューして参ります。 ご期待ください!

  7. ☆怨泊 ONPAKU☆
  8. トゥ・ザ・ムーン』感想はこちら)デッドプール&ウルヴァリンショーン・レヴィ監督、ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン、エマ・コリン、マシュー・マクファディン、ロブ・ディレイニー、アーロン・スタンフォード、タイラー・メイン、モリーナ・バッカリン、ウンミ・モサク、レスリー・アガムズ、ジョン・ファヴローほか出演。R15+。 TVA(時間変異取締局)に捕らわれた不死身の“デッドプール”ことウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、マルチヴァース(多元宇宙)のキーとなる存在”アンカー”である元X-MENのメンバー“ウルヴァリン”ことローガン(ヒュー・ジャックマン)とともに消滅の危機にある自分の世界を守るために虚無の世界に棲むミュータントのカサンドラ・ノヴァ(エマ・コリン)と対決する。ライアン・レイノルズ主演の「デッドプール」シリーズ第3弾。タイトルにもあるように、これまで台詞の中や顔写真などでデッドプールに散々イジられてきた「X-MEN」シリーズのキャラクターである“ウルヴァリン”ことローガン本人がついに登場。我らがヒーロー、デップーとタッグを組むことに。前作『デッドプール2』(デヴィッド・リーチ監督)から6年目にして、ようやく完成した最新作。監督は『フリー・ガイ』でもレイノルズと組んだショーン・レヴィ(ネトフリ映画の『アダム&アダム』でも2人は一緒に仕事をしているようだけど、僕は未視聴)。また、レヴィ監督は以前『リアル・スティール』をヒュー・ジャックマン主演で撮っている。さらにこれは20世紀フォックスがディズニーに買収されて20世紀スタジオになってからのシリーズ初の作品で、デップーがついにMCU(マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース)に合流。同様にこれまで20世紀フォックスが作ってきた「X-MEN」シリーズもMCUに組み込まれることになった。観た人によっていろいろご意見はあるでしょうが、個人的にはある程度は映画版の「X-MEN」シリーズは押さえておいた方がより楽しめるだろうし、アベンジャーズについても、ソーやキャップ(キャプテン・アメリカ)が誰なのかぐらいはわかってる必要はあるかと。壮大な内輪ウケというか、ファン向けの映画であることは間違いないので。もちろん、このシリーズの前2作の予習は必須ですし。…偉そうなこと言ってるけど、僕は原作のマーヴェル・コミックはまったく読んだことがないし、アメコミ映画をすべてチェックしているわけでもなくて、ディズニープラスには入ってないからトム・ヒドルストン主演の「ロキ」も観ておらずTVA(時間変異取締局)のことは今回初めて知ったし、他にもきっと拾えていないものはいくつもあるでしょうが、自分でも意外だったけど思ってたよりは意味はわかった。一応、映画版の「X-MEN」シリーズはずっと観てきたから。あと、「マッドマックス」ネタはタイムリー過ぎて笑いました。あの姐さんの名前も思いっきり出てくるし(クリス・ヘムズワース繋がりで、あの映画をイジってる意味は一応ある)。だから、ぜひこのタイミングで劇場で観ておくべきですね。逆に、「X-MEN」も「デッドプール」もこれまで観てなくてよく知らない人にとっては結構難易度が高いんじゃないだろうか。別に「観るな」とは言わないけど、いちげんさんにはけっして易しいストーリーじゃないと思います。せっかくなら2000年の『X-メン』や2012年の『アベンジャーズ』あたりは事前に観ておくことをお勧めします(すでに観たことがある人は、あらためて観直さなければなければならないということはないですが)。で、久々のデップーの映画をとても楽しみにしていたし、実際心地よい時間を過ごしもしたのだけれど、先ほども述べたようにこれはずっとアメコミ映画(特に20世紀フォックス作品)を追ってきた人たちへのご褒美みたいな作品なので、お話の中身はというとそんなに大したことはない(;^_^Aデップーとウルヴァリンがボコり合う理由もよくわかんないし。甘嚙みみたいな喧嘩を延々やってて。やたらとホンダ オデッセイを嫌がるデップーさんだって、一番の見せ場がいろんなデッドプールからなる「デッドプール軍団」との闘いなんだもの。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の血飛沫版、みたいな(笑) なんかどっかの仮面ライダーみたいなのもいたし。ちなみに、女体版デップーの“中身”は、ライアン・レイノルズの妻、ブレイク・ライヴリー。わかるかっ^_^;前作の感想で、今後はウェイドはマスク姿とアボカドみたいな顔と昔の回想シーンの3種類で演じるのかな、と書いたけど、今回は別のヴァースのデッドプール“ナイスプール”が出てきて、長髪で仮面もしてなくて「顔が傷つくから戦わない」とか言ってる(そんで別の“自分”に銃撃戦の盾代わりにされて惨殺される)。かぶってたヅラをひっぺがされて、ちょっとだけ頭頂部に毛が残ってるのがオバQっぽくてw一番笑ったのは、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンに続いて、キャップ(クリス・エヴァンス)も再登場か?と期待させといて、出てきたのは『ファンタスティック・フォー』(2005) のヒューマン・トーチ/ジョニーだった、というオチ。そっちかいっ、という(ここでボンヤリしてしまう人は無理して観る必要はないですし、この感想も読む必要はないかと)。客席で肩が(笑いで)震えてしまった。「あいつギャラ高過ぎるんだもん」って、いや、中の人一緒ですがなwでも、あのシリーズは2作まで作られたんだから、少なくとも1作目はヒットしたんでしょう。僕も嫌いではなかったなぁ。2作目は観てないけど。エンドクレジットではご丁寧にも、評判悪くて「なかったこと」にされてしまったジョシュ・トランク監督によるリブート版 (2015) も映っていた。それにしても、2017年の『LOGAN/ローガン』でウルヴァリン役は卒業、と自ら宣言していたにもかかわらず、あっちゃり戻ってきたなぁ、ヒュー・ジャックマン。もう俳優の言う「○○を卒業」は信用しないことにしよう。いや、ヒュー・ジャックマンさんの復帰は嬉しかったし、「デッドプール」のシリーズとしてはこれ以上ないほどのオチなわけだから文句なんかないですけどね。そして、冒頭で『LOGAN/ローガン』のラストから始まったようになんとなく期待はしていたんだけど、あの映画でローガンとともに闘い、彼の死を看取ったミュータントの少女・X-23/ローラ(ダフネ・キーン)の再登場には、あぁこんなに成長して、とおじさんは目頭が熱くなったです。あれからもう7年経ったんだもんなぁ(しみじみ)。この映画はデップー/ウェイドが主人公ではあるけれど、相棒として登場したウルヴァリンの物語でもあって、その彼の物語をちゃんと締めくくった、というところであのキャラクターに対する作り手たちの愛を感じましたね。『LOGAN/ローガン』で復活することなく完全に「死んだ」あとに、別の“ヴァース”にいたローガン、ミュータントの仲間たちに助けを求められながらも逃げて彼らの全滅を防げなかったことに負い目を感じ続けてきた彼こそが、実は僕たち観客がこれまでずっとシリーズを通して見てきた“彼”だった──そう思わせるラストでした。初めてX-MENのコスチュームを身につけ、マスクもかぶった“ウルヴァリン”の姿を見せることで、美しく終わった、そして「スーパーヒーロー映画」への批判も込めた厳しい内容でもあった『LOGAN/ローガン』とはまた違う「もう一つの」ウルヴァリンの物語がここに完結したような気がする。ウェイドはその手助けをしたんだよね。人を助ける存在になりたい、と願っていた彼が、9人の大切な友人たちとともにローガンも救った。そこには、映画版「X-MEN」シリーズを観続けてきた者にこそわかる感動がある。エンドクレジットで「X-MEN」シリーズの過去作の撮影風景が映し出されると、20年前だから当然なんだけど、ヒュー・ジャックマンの若々しいこと!!『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の撮影時に笑顔で抱負を語る若き日のライアン・レイノルズの姿も。前作で自分に殺されましたが。懐かしい顔がいっぱい出てきて、あの映像だけでもグッときた。アベンジャーズはアイアンマン(ハッピー・ホーガンも新撮で出てくる)やソー、キャップ、ハルク、ホークアイなどは映ってたけど(スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウは映ってたかどうか失念)、スパイダーマンは映し出されませんでしたね。なんか事情でもあるんでしょうかね(巨大なアントマンの死体は出てきたが)。その代わりというか、映画の本篇前に『ヴェノム』の最新作の予告が流れてた。え、まだやるの?w…いえ、別にいいけど。劇中のモニターに映っていた、瀕死のデッドプールを抱えながらソーが泣いていた理由は不明のまま(ソーのあの映像は「マイティ・ソー」の2作目から抜き出したものだそうだが。すみません、2作目観てないんで^_^; どっか別のヴァースの話、ってことかしらね)。劇中でのデップーの「もうマルチヴァースやめません?」って台詞に、ここ最近「マルチヴァース疲れ」を起こしているMCUやアメコミ映画界の問題点が集約されてるようで、おかしくも身につまされるというか。この映画自体にもその危うさはだいぶ感じましたが。個人的には、僕は前作『デッドプール2』がシリーズの中では一番好きです。今回は、ウルヴァリン関連のエピソードが感動的だっただけに、主人公であるはずのウェイド/デッドプールの方のお話はなんとなくボヤケてしまったような気も。コロッサス(ステファン・カピチッチ)もネガソニック(ブリアナ・ヒルデブランド)もユキオ(忽那汐里)もドーピンダー(カラン・ソーニ)も出てくるけど、ほぼいるだけだったもんね。ブラインド・アル(レスリー・アガムズ)のコカインネタは健在でしたが。ウェイドと恋人だった(すでに過去形になっている)ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)との物語は、前作で綺麗に完結したはずだったんだよね。「子ども作る」って言ってたし。でも、今回は「中○しできなかった」とか言ってて、別れたことになっている。なんで別れたのかはわからないし、その理由については今回のヴィランであるカサンドラ(エマ・コリン)が超能力でウェイドの頭の中に入り込んで彼の心を搔き乱していた。まぁ、誰だって恋人と別れることはありますし。別れたあともヴァネッサを大切に思っているウェイドが、彼女や友人たちをなんとか消滅の危機から救おうとする。すべてはそこから始まったのだった。ウェイドの誕生パーティでバックにジュース・ニュートンの曲「Angel of the morning」が薄っすらかかっていました。これは「忘れられたスーパーヒーローたち」を救う話でもあって、さっきは笑ってしまったヒューマン・トーチもそうだし、『デアデビル』のヒロインで、単独作品もあったエレクトラ(ジェニファー・ガーナー)や鈴木雅之…じゃなくてブレイド(ウェズリー・スナイプス)、そしてアニメじゃ結構活躍してたのに実写映画版だと扱いが軽かったガンビットなど(それ言ったらサイクロップスだって散々な扱いだったが…)、その顔触れに涙ちょちょぎれそうに……って、なんでガンビット役がチャニング・テイタムなのか(そして、訛りが凄過ぎてデップーにイジられる)w そこはテイラー・キッチュを出したれよっ。まぁ、チャニング・テイタムは『フリー・ガイ』でもイイ味出してたからねぇ。※追記:どうやらかつてチャニング・テイタム主演でガンビットの単独映画が企画されたんだけど、20世紀フォックスのディズニーによる買収で頓挫した、という経緯があったらしい。デップーがさまざまな世界のいろんなパターンのウルヴァリンに会いにいく場面で、ヘンリー・カヴィルがウルヴァリンを演じているヴァージョンの彼が出てきてデップーが「これこそ完璧なウルヴァリン」みたいに言うんだけどぶっ飛ばされてしまう、というくだりで、以前『マン・オブ・スティール』の感想で主演のカヴィルの胸毛マッチョぶりに「ウルヴァリンかい」みたいなツッコミをしたのを思い出して、自分の感覚が間違ってなかったことを確信した。まぁ、ヘンリー・カヴィルもDCでスーパーマン役をキャンセルされちゃった人ですが。よく出てくれたよなwラスボスとの対決も、マドンナの歌が奇跡を起こす、というのが、もうテキトー過ぎて^_^;あと、カサンドラが「エンヤのCDで股間をこすってやる」とか言ってて、相変わらずエンヤはオモチャにされてるなぁwプロフェッサーX/チャールズ・エグゼヴィアの妹、という設定のカサンドラは僕はこれまでまったく彼女のことを知らなかったし、映画にも出てこなかったんじゃなかったっけ(ディズニープラスのネットドラマの方で出てたのかな?)。そういう意味で、このヴィランもまた「忘れられた存在」だった、ということ。カサンドラがいた虚無の世界になんでアントマンの死体があったのかわかりませんでしたが、今後描かれたりするんでしょうかね。前作ではミュータントの少年を救ってたように、デッドプールは弱者とか捨てられたり忘れられていく者へのまなざしが優しいな、と思う。けっして強い者に媚びたりしない。だから彼は「無責任ヒーロー」なんかじゃない。誰よりも「守るべきもの」がなんなのか、誰なのかを心得ている。今後も続篇が作られるのかどうか(ディズニーだから作るでしょうな)わかりませんが、これからもずっと追い続けたい。ところで、この映画を観た某ショッピングモール内にあるシネコンでは毎度高校生の男女が恋がどーだとかスカしたような耳障りな台詞を喋ってたり、マイルドヤンキーみたいなのが出てきてしょーもないギャグかましたりする邦画の予告篇が流れまくってて大変不快なので、デップーにはデッドプール軍団の代わりにあの手の映画の登場人物たちをゴールドのデザートイーグルで惨○していただきたいです。参考になる考察https://virtualgorillaplus.com/movie/deadpool-and-wolverine-post-credit/関連記事「X-MEN」シリーズ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『グレイテスト・ショーマン』『レ・ミゼラブル』フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーングレッグ・バーランティ監督、チャニング・テイタム、スカーレット・ヨハンソン、ウディ・ハレルソン、ジム・ラッシュ(映画監督ヴェスパータイン)、アンナ・ガルシア(ルビー)、ドナルド・エリース・ワトキンズ(ステュ)、ノア・ロビンズ(ドン)、クリスチャン・クレメンソン(ウォルター)、レイ・ロマノ(ヘンリー)ほか出演。 1969年、アメリカ。人類初の月面着陸を目指す国家的プロジェクト「アポロ計画」の開始から8年が過ぎ、失敗続きのNASAに対して国民の関心は薄れつつあった。ニクソン大統領の側近モー(ウディ・ハレルソン)は悲惨な状況を打開するべく、PRマーケティングのプロフェッショナルであるケリー(スカーレット・ヨハンソン)をNASAに雇用させる。ケリーは月面着陸に携わるスタッフにそっくりな役者たちをメディアに登場させて偽のイメージ戦略を仕掛けていくが、NASAの発射責任者コール(チャニング・テイタム)はそんな彼女のやり方に反発する。(映画.comより転載)劇場の予告篇で、これはぜひ観たいと思っていたんですが、諸事情により先週観る予定だったのが今週に『デッドプール』の最新作とハシゴすることに。チャニング・テイタムがデップー映画にも出てて笑ってしまった。スカヨハさんもMCU繋がりではあるし(彼女の場合はクリエヴァみたいにカメオでもシリーズに再出演することはなさそうだが)。ただ、てっきりコメディだと思っていたんですが、そしてユーモラスな場面はあるしクライマックスもコミカルな展開ではあるんだけれど、実際には思ってた以上に「実録モノ」っぽい、つまり『アポロ13』とか『ファースト・マン』を彷彿とさせるようなわりと真面目な映画だった。もっとドタバタ調のコメディ版『カプリコン・1』(日本公開1977年)みたいなのを想像してたもんだから。そしたら、なんか全然違っていたんでちょっと戸惑った。劇中で流れる音楽とか、ムードがあってよかったし、スカヨハさんのボンキュッポン!が強調されたカラフルな60年代ファッションも可愛くて(チャニング・テイタムが着ている黄色や青色の薄手のシャツが「スタートレック」の制服っぽくてw)、途中からは普通のドラマなんだ、と思って観てましたが。  RAYE - Fly Me To The Moonあと、YouTubeではみつけられなかったんだけど、「Moon River」も流れていたような。チャニング・テイタムって、サンドラ・ブロックと共演した『ザ・ロストシティ』や先ほどの『フリー・ガイ』で見せてたような、イケメンマッチョなんだけどバカっぽい演技が絶品なので今回もそういう役柄を期待していたんだけど、いつも真面目だからこそのおかしみはあるものの、バカとまでは言えなくて比較的普通の男性の役だった。だけど、シリアスな芝居をすると急に棒っぽい、というか無表情ぶりが目立つんだよね、彼は。けっして大根なんかではないと思うし、むしろ僕は巧い人だと感じていたんだけど、この映画ではそういう大真面目だからこその面白さというのはそんなに出ていなかったような。上映時間も132分あるので、でもそんなにテンポよくポンポンっと話が進んでいくわけでもないから、途中で何度かうとうとしてしまった。お話のエンジンがかかり始めるまでが長いんですよね。もうちょっと縮められたんではないか。だってこれ、まるで「実話の映画化」みたいな作りだけど、この映画自体はフィクションですし、別に現実にあんな月面着陸の映像捏造計画があったわけではない。要するに、昔から言われてきた根拠の乏しい噂をもとにアポロ11号の打ち上げの裏側ではこんなことがあった…ら面白いね、といった具合のホラ話なわけで。ウディ・ハレルソン演じるニクソン大統領の下で働く政府の男・モーを騙すために、映画監督やスタッフ、役者たちを使って月面着陸後の映像を捏造して生中継で全世界に流す“フリ”をする、というあたりでようやく映画が動き出すんだけど(その前の打ち上げのシーンも迫力ありましたが)、シナリオ自体はそんなにコメディというふうではないので、正直、もうちょっと笑える映画がよかったなぁ、と。でも、この映画がやりたかったのは、実はそういうデマやそれらを無責任に面白がって拡散するような連中を批判することなんじゃないだろうか。多くの人たちがたずさわって10年かけて犠牲者も出してようやく成功させた「偉業」に対して、そんな面白半分にいい加減なことを抜かすんじゃない、という怒り。20年ほど前、僕の友人がアポロ11号の月面着陸は捏造だった、という噂を本気で信じかけているような素振りで熱く語りだしたので、世界中の人々が同時中継で観てたのに、そんなこと不可能だろ、と答えたんだけど、人というのはずいぶんとたやすく騙されるんだな、と思ったのでした。今でも彼があの捏造説を信じているのかどうかは知りませんが。『ファースト・マン』の時だったか、感想にも書いたけど、多くの人々の努力とその成果を「嘘」「捏造」呼ばわりするのは、ほんとに歴史を軽んじる態度だと思う。この映画は、そういう姿勢をいさめているようだった。チャニング・テイタム演じるちょっと堅物で嘘が嫌いなコールを通して、この映画は観客の僕たちに先人たちへの敬意を求めているように感じた。劇中で、「月に行く前に戦争を終わらせて」というインタヴューの映像も流れる。当時はヴェトナム戦争真っ只中だった。そして、それは現在の世界の姿とも重なる。月へロケットを飛ばすことの意味や意義を、みんな本当に真剣に考えているだろうか。スカーレット・ヨハンソン演じるケリー(本名ウィニー)は、もともとは10代の頃から母親と一緒に詐欺をしていたが、身を守るために男を殺した娘の代わりに母が刑務所に入ることになって以来、一人で詐欺師としてさまざまな仕事にたずさわってきた、という設定。でも、そういう彼女はこの映画の中ではとても勤勉で、「どこが詐欺?」というほど真面目に仕事をしてるんですよね。たとえ、それが最初は人々を騙すことが目的だったとしても。根っこの部分ではコールもケリーも似たように責任感のある人たちなんだろう。この映画は、そういう人たちへの賛歌のように思えた。だから、最初は笑う気満々でいたのにコメディじゃないことに少しがっかりしながらも、観終わったあとは何かイイ映画を観たような気分になりました。僕自身は、地上での問題を据え置いたまま月へ到達するために他国と競争することに本当に意味があるのかどうかはわからない。他に使わなければならない予算があるだろう、とも思う。面白いのは、たとえばリアルな月面着陸の場面が描かれた『ファースト・マン』だって実際にはVFXを使ってるわけだし、つまり僕たち観客が「実話の映画化」作品で観ているのは、この『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』でモーやケリーたちがやってた作り物での撮影と一緒なんですよね。この作り物が溢れた世界に、「本物」は果たしてどれほど存在するのだろうか。そんなことをふと考えさせられました。関連記事『ホワイトハウス・ダウン』『ブラック・ウィドウ』『マリッジ・ストーリー』『ジョジョ・ラビット』『ライトスタッフ』『王立宇宙軍 オネアミスの翼』↑もう一つのブログでも映画感想等を書いています♪ 

    『デッドプール&ウルヴァリン』『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
  9. 自分であとで見返してとなる用の個人的なツボメモ伊東甲子太郎(駒木根葵汰)と鈴木三樹三郎(松本仁)の参入で掻き乱される新選組隊内の回自分とふさわしい相手としか話さない、という主義でこのあとの言動もそうなのだけれどもここからしてもう選民意識、階級意識がバリバリでそうして、新選組に、ヒエラルキーを持ちこんでくる人物、なのだけれどもあれ? でもそもそも、局長である近藤さん「行くあてがないやつは俺についてこい」(3話)の人ではなかったであろうかそれとは対極の思想では? と思いつつも彼を招聘してきたのは近藤さんという…しかもそれ(招聘)土方さんに相談せずに決めちゃったの…?近藤さんのキャラクターが私の中で迷走中であるそれまでは、扇で口もとを隠し弟の鈴木三樹三郎に代弁させていた伊東甲子太郎の声が初めて聞こえた瞬間のしゃ、しゃべった…!?の顔をはじめ、コミカル山南さんがあちこちで復活!していたけれどもあれこれと注文をつける兄弟(伊東甲子太郎と鈴木三樹三郎)に対してあ、そうだここ、もうひとつわたし的ツボがあって伊東甲子太郎の部屋には許可なく入るな急な用の場合は、弟を通せとの注文に「急な襲撃の際はどうするのですか」と問う土方「それは時と場合により、ご相談ください」と返してくる鈴木三樹三郎に眉間に皺を寄せて「相談?緊急時に…?」とつぶやく沖田内心、なに言ってんだこいつ?状態だと思うのだけれども、なふたりの視線は揃って、きっ、と山南さんへその、どうすんだこれ の視線を受けてえぇっと、な山南さんそのツボな流れからの「こちらからもいくつかお願いを外出の際は…」と、注文返しで頑張ろうとする山南さんの言葉を引き取って鈴木三樹三郎がグサっと刺してくるのである「局を脱するを許さず許可なき外出は脱走の疑いをかけられ切腹」と山南さん、許可なき外出は脱走となって切腹なんだよ? 山南さん…あ、もしかして、やむを得ぬ事情もしかして、沖田の病がらみとか…? で外出、それが脱走とみなされ… なそんな展開になったりするのかな…こんな予想したくない………(遠い目)そして、前回の折り返しからモノローグが丘十郎から大作へと代わりそのふたりの関係性というか性質というか? 可愛らしさとか追いかける、追いかけられるの矢印の向きとか、いろいろと反転したかのよう、なのだけれどもそんななか、このふたりは同じ想いを抱えていてつい、やっぱりこの新之丞様のしっぽにクスッ としちゃうんですが「怖いのです刀を振るうたび南無之介が南無之介ではないなにかへと変わってしまう気がしてそれが私はおそろしい」大作もまた人を斬って、一線を超えたことにより変わっていってしまうかのような丘十郎をどうにかして食い止めたいそして、庄内の仇である丘十郎を討てと命ぜられているなか、どうにかして丘十郎の命を守り、人斬りには関わらないもといた世界に戻したいと思っていてでも、見ているこちらとしてはそれはかなりの無理が………いや、たぶん、そんなの本人が一番よくわかっているよね…でというわけで前半戦(2話)で丘十郎がつくってくれたお礼の気持ちがこめられていて心が温められたやさしい思い出のおしるこを今度は自分がつくって人を斬り、冷たくなっている丘十郎の心を温めて、よりもどそうとする大作なのであるが隠し味として大量の塩を投入…いや、その量、もはや隠れてない、隠れてないと思っているところで、絶妙に「隠れているのでしょうか…」と新之丞様新之丞役の杢代和人くんこういったちょっとした言い方が地味によくて、クスクスが倍増そしてその気持ちはちゃんと伝わり届いていていや、丘ちゃんその塩大量投入で左之助いわく「クソまずい」おしるこ鍋いっぱいひとりで完食ってお腹大丈夫か…?その後、南無之介いわく「丘十郎はまったく腹が減らないので食事はいらない」ということで不在になっていたけれどいや、体調崩して寝こんでいるのでは…?と思いつつもこのおしるこエピソードの大作と丘十郎の間に挟まれている伊東甲子太郎に対してのこんな考えの人に(丘)あなたのような人に(大)「見初められてもうれしくない」に加えての「いのしし」で大作と丘十郎がそれぞれに相手に対して思っていた「変わってしまった」「離れてしまった」が「変わっていない」「離れていない」に変わり大作同様、涙だったのでしたそれから小さく咳をする沖田と薬がやたらと減っているのに気がつく山南さん…沖田の病気周りも気になるけれどこのふたりといえばやっぱり…となってしまうのはXデーで史実 Wikipedia参照 によると伊東甲子太郎が新選組に加入したのが元治元年(1864年)10月山南さんの切腹がその翌年元治 2年(1865年)2月23日でもうすぐそこではないかいな?さらに辿っていくと坂本龍馬が暗殺される近江屋事件がその2年後の慶応 3年(1867年)11月15日伊東甲子太郎が暗殺される油小路事件が、その3日後近藤局長が斬首(処刑)されるのがその翌年の慶応 4年(1868年)4月25日沖田が病没するのがその約ひと月後の慶応4年(1868年)5月30日でこれをどこまでやるのだろうか…このドラマ、30分と短いのでもしかしたら山南と沖田のXデーが大作と丘十郎の結末の手前の山場になる感じだったりするのかな…いずれにしても…と、暗澹たる気持ち で終わるのはなんなので山南さんというか南無之介かな?のクスッとポイントで〆ますおかしな兄弟そう、この平隊士たちのうちのひとりが伊東甲子太郎のことを「おかし野郎」と呼称していたりして 笑に関する苦情を、いっせいに一身に浴びる山南さんえぇ? 私は聖徳太子じゃありませんよ?状態なのですが「いくらなんでもあんまりです!!!」からはじまる南無之介の訴えそのいくつかのなかに「部屋が明るすぎるだの」がありからの「お天道様は俺の力ではどうにもできません!!!」そりゃそうだ             

    君ゆき:13話
  10. 重なドキュメンタリ映画。北海道のスキージャンプ台にたたずむヒデキから、タイトルがボーンと出ます。ツアー開催の発表から、当時としては規格外のセットが組まれたステージで縦横無尽に躍動するヒデキ。全国の少女たちは大熱狂です。そんなライブ映像にヒデキの(写真集の1カットのような)オフショット映像やインタビュー音声、ファンの声などを織り交ぜた構成。ステージは一部を切り取ったダイジェストなので、ライブそのものを見せるというより、ライブの雰囲気を伝える内容。最後はヒデキの横顔で映画は終わります。劇場公開は1975年10月10日。西城秀樹は当時20才。富士山麓でのコンサートは日本では前例のない大がかりなステージだったらしく、元祖野外フェスといった趣き。手作り感のある巨大なセットは迫力があって仕掛けも豪華。各会場に訪れた女性ファンたちは十二分に楽しんだことでしょう。各地方の風景を押さえた映像が多めなのはちょっと余計に感じます。もっとヒデキの歌唱にフォーカスしてほしかったところですが、歌はライブアルバムとして発売されてるようです。西城秀樹がジャンルの枠を超えた不世出のシンガー(パフォーマー)であることを知ったのは、彼が亡くなられてからいろんな動画をYouTubeで観てからですが、その片鱗を垣間見ることができる若かりし頃の映像でございました。アツい夏のひとコマでしたが、今より涼しそうです。『「天使行動」』「天使行動」(1987)香港のアクション映画がどこかの動画サイトにあったような気配が何となくしたので、観たような気がする。日本語字幕付きのボンヤリした映…ameblo.jp『「ザ・ヒットマン 血はバラの匂い」』「ザ・ヒットマン 血はバラの匂い」(1991)西城秀樹主演のVシネマをAmazonプライムビデオで観ました。監督・脚本は石井輝男。予告編はコチラ。バブ…ameblo.jpブロウアップ ヒデキ 豪華版 [DVD]Amazon(アマゾン)ブロウアップ ヒデキ 豪華版Amazon(アマゾン)

    「ブロウアップ ヒデキ」
  11. 映画プロデューサー殺人事件の“犯人の座”をめぐって3人の女たちが繰り広げる騒動をユーモアたっぷりに描いたクライムミステリー。「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督作品。「エル ELLE」のイザベル・ユペール出演、といことで観ることにしました。“犯人は誰か“予想できない殺人劇、二転三転、その最期には開いた口が塞がらないほどの驚き!笑いが一杯。その裏に隠されたテーマがすばらしい!イザベル・ユペールの凄さを感じる作品でした。お勧めできる作品です。監督・脚本:フランソワ・オゾン、撮影:マニュエル・ダコッセ、美術:ジャン・ラバッセ、衣装:パスカリーヌ・シャバンヌ、編集:ロール・ガルデット、音楽:フィリップ・ロンビ。出演者:エナディア・テレスキウィッツ、レベッカ・マルデール、イザベル・ユペール、ファブリス・ルキーニ、ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエ、エドゥアール・シュルピス、レジス・ラスパレス。物語は、パリの大豪邸で有名映画プロデューサーが殺害され、新人女優マドレーヌ(エナディア・テレスキウィッツ)が容疑者として連行された。マドレーヌはプロデューサーに襲われて自分の身を守るために撃ったと供述し、親友である弁護士ポーリーヌ(レベッカ・マルデール)とともに法廷に立つ。正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチは裁判官や大衆の心をつかみ、マドレーヌは無罪を勝ち取ったのみならず、悲劇のヒロインとしてスターの座を手に入れる。そんな彼女たちの前にかつての大女優オデット(イザベル・ユペール)が現れ、プロデューサー殺しの真犯人は自分だと主張する。はたして、オデットは真犯人なのか・・・。(映画COMより)あらすじ&感想:有名映画プロデューサー・モンフェラの豪邸を泣きながら出て街を走るマドレーヌの姿から物語は始まる。マドレーヌは24歳の売れない女優。マドレーヌは弁護士のポリーヌと同居しているが、彼女も仕事がなく、大家から5カ月分3000フランの家賃の支払いを求められるが支払えない貧乏暮らし。マドレーヌが戻りポリーヌにモンフェラとの顛末を話した。映画「シュゼットの試練」の主役にすると邸に呼ばれ、行くと「気に入った、周2回1時間過ごすのでどうか」と切り出しキスしてソファに押し倒されたから、彼の腕に噛みつき逃げてきたと。ポリーヌが「彼氏はいるの?」と聞く。「彼、アンドレは私を愛しているが、富豪の息子で仕事をせず、貧乏だ」という。そこにアンドレ(エドゥアール・シュルピス)が「話がある」と訪ねてきた。アンドレが「富豪の娘と結婚するが好きなのは君だから愛人になってくれ」という。(笑)アンドレの親父さんはボナール・タイヤ社の社長。会社経営が思わしくなく、アンドレに持参金500万フランの富豪の娘と結婚させ、急場をしのぎたいらしい。アンドレは「父親から結婚の祝い金が出るから、新婚旅行が終ったら、ブスな娘は嫌だと写真を見せ、君と生活したい。夢の生活だ」と話して帰っていった。(笑)マドレーヌは冗談で「ヘボ弁護士にエボ女優、誰にも愛されない」とはタンスの上にあった拳銃を頭に突きつけた。(笑)そこに国家警察のブラン警部が訪ねてきた。ブラン警部は「モンフェラが拳銃で射殺された」とマドレーヌを尋問。警部が「モンフェラが射殺された時間は午後3時から3時15分の間。一発の銃弾で頭部頭蓋骨が撃ち抜かれている」と説明。マドレーヌは「当然の報いだ!」と答えた。ポリーヌが「仕事をくれなかったから怒っているだけ」とマドレーヌの説明を補足した。警部はさらに「財布が盗まれている。30万フランが支払われており金を狙った犯罪だ、パリを離れないように」と言って帰っていった。このあとマドレーヌとポリーヌは気分晴らしに映画B・ワイルダー監督、D・ダリュー主演の映画「ろくでない」(1934)を観た。この間に警部はアパートの管理人にふたりの身元調査を行い、部屋を捜索して拳銃を押収していた。新聞で「有名映画プロデューサー。モンフェラ殺害事件」として報道された。ブラン警部がラビュセ予審判事(ファブリス・ルキーニ)にモンフェラ殺害事件について報告した。容疑者はマドレーヌ。犯行に用いた拳銃を提出。時間は2時20分に外出し3時半に戻った執事の証言。「金に絡む犯行で、アパートの管理人によるとマドレーヌは金に困っており、当日恋人のアンドレとも別れている」というものだった。ラビュセ予審判事は、書記のトラピュの進言で念のためにと、モンフェラに邸宅を売った建設家パルマレード(ダニー・ブーン)を尋問した。パルマレードは「その時間帯には君の家で昼飯だった、新聞に載っている」と言い、アリバイが成立した。ラビュセの記憶は曖昧だ。(笑)マドレーヌはラビュセ予審判事の取調べを受けた。マドレーヌは「モンフェラは豚やろうで襲われたから抵抗して逃げた」と言い、提示された拳銃には、「代役で夜遅くなったときの護身用だ」、1発至れているには「田舎で試射した」と証言した。ラビュセが示す「モンフェラに招かれ、30万フランを魅せられ、執事が外出したとき、絶交のチャンスとして殺したか?」という犯行シナリオ(モノカラーで描かれる)を「凄い想像力だ」と否定した。ラビュセは「自白すれば20年の刑期で済む」と新聞記事を見て、「30万フランは葉巻入れで見つかった、あなたには関係ない」と自白を強要する。マドレーヌは「これで証言することは終り」と証言協力金12フランを要求すると、「第1容疑者はダメだ」と断られた。マドレーヌは弁護士を呼ぶ許可を取って、外で待機するポリーヌと策を練って、ふたりで取調べ室に戻った。ポリーヌとラビュセ予審判事の論争が始まった。ラビュセは「金に絡む殺人ではなく痴情なら、モンフェラは有名人だから三流女優には惚れないで、妊娠の可能性もある。この姿で撃った場合、刑期は5年だ」と言い出す。マドレーヌは「それでも長い!」と声を上げた。すると「犯行が計画的だから殺意は明らかだ」という。ポリーヌは「男が襲い掛かれば女は銃を持つ。そして撃つ、5年は長い。銃は彼のものだ。正当防衛だ」と反論した。マドレーヌが「私がモンフェラを殺害した。彼の銃で殺し持ち帰った」とこれまでの主張を変えた。審判事は「よく白状してくれた」と喜んだ。マドレーヌは調書にサインした。マドレーヌは拘置所に勾留された。ポリーヌが拘置所を尋ね「芝居のセリフだと思ってよく覚えて!」と答弁原稿を渡した。裁判は市民の注目の中で開始された。裁判長の「殺したか?」の問いから始まった。マドレーヌは「愛人になる話を断ると怒鳴られ、ソファに押し倒され襲われたのでテーブルの上にあった拳銃で撃った」述べた。幾人かの証人喚問があった。検事が「若い女性がふたりでベットはひとつ、不自然だ、男について増悪を持っている」と責めて来た。ポリーヌが「恥を知れ!あなた方は貧乏を知らない。私たちは暖を取るため同じベットに寝る」と答弁し防諜席は湧いた!(笑)アンドレは「自分を殺さなかったのは愛しているからだというマドレーヌの証言を知り自分を恥じた。許してくれ!」と土下座した。(笑)裁判官が検事に論告を命じた。検事は陪審員に「犯罪は許されないことを望む」と声を掛け、「彼女を見せしめにする。でないと明日から他の女たちが男を殺す。今までも女たちは平然と男を始末してきた。全員一致の極刑を望む」と述べた。(笑)これにポリーヌは「マドレーヌの行為は正当防衛だ。誰も守ってくれない。女は自分で守るしかない。マドレーヌは貞操を守るために殺した。男性に支配され腐敗したフランス社会で女性の立場はあまりにも不公平だ。過ちが最大限裁かれるよう希望します」と述べた。傍聴席から拍手が起こった。最後にマドレーヌに発言が認められた。マドレーヌは「1935年なのに、女性としてのキャリアや人生を何の制約もなく自由に手に入れたい」と発言した。ブラボーの声が上がり傍聴席が大混乱!これは1935年の主張ではなく、現在にも生きた主張というところがこの作品の面白さだ。判決は無罪だった。管理人がフアンから預かった花束を持ってきて「私は40年夫に耐えたが撃てばよかった」という。(笑)マドレーヌに舞台、映画と次から次へと仕事が入る。そしてポリーヌも同じように弁護士の要請が入って来る。記者のインタビューも受けた。アントレがやって来て「誰よりも大切な人の心が読めてなかった」と謝罪し「親の勧めある結婚は止める」と告げた。マドレーヌは舞台の母親役・シモーヌから「男がうるさく要求してくるの、殺したい」と打ち明けられる。(笑)パーテイで「家の改造計画はどうか」と建築家のパルマレードに水道工事を進められた。(笑)マドレーヌとポリーヌはブローニュに大豪邸を買った。無声映画時代の大女優オデット・ショーメットが訪ねてきた。ダミ声で「インチキ女、自分たちだけでいい思いをして、もう黙っていられない。私がモンフェラを殺した。盗んだ犯罪を返せ!」と迫る。「証拠は財布だ」と言うが、中身がない。(笑)「それでは証拠にならない」というと「30万フラン寄こせ!」と言い、帰って行った。(笑)オデットはラビュセ予審判事に「モンフェラ殺しの真犯人は自分だ」と訴えた。しかし「すでに裁判で解決済み」と相手にされない。オデットは「これが証拠だ」と財布を出すが「裁判が終わり誰もが結果に満足している。裁判長も名声を得ている」と取り合ってもらえない。「法廷侮辱罪で2年の禁固刑だ」と言われる。(笑)オデットは「無罪判決で金が欲しい」と食い下がる。遂に予審判事から「未解決の情痴事件ファイルだ。この中から選べ」と言われた。(笑)が、「私は犯罪を盗まない」と断った。(笑)マドレーヌとポリーヌは「オデットに暴かれては拙い」とオデットを捕まえカフェに誘い「あなたをカムバックする案がある。30万フランも払う」とマドレーヌとの共演を申し出た。オデットはこれを受けた。マドレーヌは建築家のパルマレードを誘惑して“ある願い”を聞いてもらうことにしたが、パルマレードは「妻で十分だ」と断った。が、パルマレードに“あるお願い”をした。マドレーヌはポリーヌと風呂に入り「パルマレードをすばらしい人だ」と話した。パルマレードはボナール・タイヤ社を尋ね、社長ボナール(アンドレ・デュソリエ)に「息子アンドレをマドレーヌと結婚させて欲しい」と申し出た。ボナールが「マドレーヌは罪人だ」と断るとパルマレードは150万フランの投資話を持ち出し、「義父に倒産の恥をかかせたくないというマドレーヌの案だ」と説明した。そこにマドレーヌが美しくが着飾って登場、ボナールは結婚を認めた。マドレーヌは「真犯人はオデットです」と話すと、ボナールは「オデットのフアンだ」と驚く。そこにオデットが現れ「30万フラン払わないとマスコミが新聞に載せるのよ」と話す。ボナールが30万フランの小切手をオデットに渡した。(笑)ボナールが「妻が犯人でないと知ったらアンドレが喜ぶ」と4人で乾杯しているところにアンドレが現れ「マドレーヌを守るためにモンフェラを殺した」と告白した。ここに居る5人はこれを秘密にした。オデットがモンフェラの屋敷を訪れるとモンフェラがまさにマドレーヌを犯そうとしていた。オデットは拳銃でモンフェラを撃った。するとマドレーヌが立ち上がりその拳銃でモンフェラを撃った。カメラが引かれ、そこは舞台だった。まとめ:オデットは真犯人なのか?ラストシーン、オデットがモンフェランの大豪邸を尋ねるとまさにモンフェランがマドレーヌを犯しにかかっていた。オデットが拳銃でモンフェラを撃った。立ち上がったマドレーヌもその拳銃でモンフェラを撃った。カメラが引かれるとそこは舞台上だった。ここで吐くオデットのセリフ。「試練に耐えましょうシュゼット。冷酷な男どもの不公平な世界で慰めを得られる場所はひとつ、愛する姉妹の腕の中よ!」。観客は拍手と大爆笑だった。エンデイングでマドレーヌを無罪にした裁判の関係者は罰せられている。つまり、オデットとマドレーヌが組んでモンフェラを殺害したとして、これを裁判で正当防衛と認めさせ、マドレーヌを無罪にした前の裁判をひっくり返して、これに関連した裁判官や検察に罰を与えたという結末。開いた口が塞がらない!(笑)さらに、このラストシーンから分るように、本作は冒頭からラストシーン、さらにエンデイングまで、女性に対する性暴力、女性の権利平等を訴えている。今も存在する。まさにハイウッドで生起している問題だ。つい最近日本の映画界でも話題になっている。女優と高名プロデューサーのスキャンダルをエンタメ作品として描き、大ヒットされたところにこの作品の意義がある。物語の前段、エナディア・テレスキウィッツとレベッカ・マルデールの美しい女優さんで描くコミカルな裁判劇。美しくて優雅なエナディア・テレスキウィッツ、これに反して活発で弁の立つ凛としたレベッカ・マルデールのふたりが見せる答弁。それぞれ女優として、弁護士としての演技は見事だった。そしてコミカルな演技も面白かった。しかし、後段、イザベル・ユペールが出てくると、ドラマは一変、イザベルに全部もっていかれた感じだった。(笑)オデット登場でドラマの空気が一変する。イザベル・ユペールの演技力が如何にすさまししいかが分かる。イザベル・ユペールがすさましくあつかましい“おばちゃん”演技で上沼恵美子を越えている。 (笑)「パリタクシー」(2022)のダニー・ブーンが、建築家の役で終るのかと思っていたら姦通罪で訴えられるとは。(笑)キャステイングを含めて笑わせてくれる作品になっていた。そして1930年代の風物、車、螺旋階段のあるアパート、映画館、そこで上映されるモノカラーの無声映画、街の雑沓。楽しめました。尺は103分、二転三転するドラマを美しい3人の女優さんの演技を楽しみながら、歴史を顧みて、女性の人権を考える作品。洒落た作品だった!           ****

    「私がやりました」(2023)1930年代のパリ。3人の女たちの罪に、開いた口が塞がらない!
  12. この映画は高校3年の夏休みに見ています。野球部を引退して毎日バイトで明け暮れていた合間に、行きつけの東京下町、青砥の京成名画座で見ております。ここにはほぼ毎週のように通っており、入場券売り場のおばちゃん、館長とも顔見知りで、売店横にあった”お客様の声”のBOXに映画感想やリクエストを毎回書いて投函してました。大好きな”オードリー・ヘプバーン特集”や”アラン・ドロン特集”の他にも”スポーツ映画特集”や”雨の映画特集”など他ではあまり企画されない作品をリクエストをして熱く映画を語っていました。その声を拾ってくれた訳ではないと思いますが、何か月かあとにはそれに近いかたちでカップリングされ上映されました。今日紹介の映画映画雑誌などで情報を仕入れ、リクエストした一本でした。数か月後、希望通り「野のユリ」が上映され、その時の併映が同じシドニー・ポワチエの「いつも心に太陽を」(67年)でした。ファンにはたまらないハートフルな2本でしたが、あまりにも地味過ぎたのか観客はわたしを含めて数人という有様でした。自分がいいと思う映画と商売になる映画は違うと悟ったちょっぴり苦い夏でした◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆野のユリ1963年/アメリカ(94分)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ラルフ・ネルソン監督、シドニー・ポワチエ主演で贈るハートフル・ヒューマンドラマ!監督ラルフ・ネルソン音楽ジェリー・ゴールドスミスキャストシドニー・ポワチエ/ホーマー・スミスリリア・スカラ/マザー・マリアリサ・マン/シスター・ゲルトルードアイサ・クリノ/シスター・アグネスフランチェスカ・ジャービス/シスター・アルベルティネパメラ・ブランチ/シスター・エリザベススタンリー・アダムス/食堂の主人ダン・フレイザー/神父ラルフ・ネルソン/建設会社の社長監督は「不時着」「ソルジャーブルー」「ケープタウン」「まごころを君に」(邦題の”アルジャーノンに花束を”の方が有名でしょう)のラルフ・ネルソン。主演のシドニー・ポワチエは、以前レビューした「手錠のまま脱獄」を始め「夜の大捜査線」「招かれざる客」「スニーカーズ」「ジャッカル」など話題作に数多く出演しています。残念ながらほかには「まごころを君に」「フラッシュダンス」のリリア・スカラしか知りません▲シドニー・ポワチエ/ホーマー・スミス▲リリア・スカラ/マザー・マリア 車を運転しながら気楽な旅を続けていた黒人青年ホーマー(シドニー・ポワチエ)は、アリゾナ砂漠のはずれで車の故障のため一軒の家にたどり着く。そこには東ドイツから亡命してきた5人の修道女が住んでいた。院長のマリア(リリア・スカラ)は、ホーマーをひと目見て”神が遣わした者”と信じ込み、この砂漠の中で悲願である教会を建てる手助けをして欲しいと頼み込む。最初は助けてくれた礼に簡単な屋根の修理などををしていたが、院長マリアの熱意と強引さに引っ張られ、気のいいホーマーは教会を建てる手助けをすることになったのだが・・・第36回アカデミー賞において「クレオパトラ」のレックス・ハリソン、「トム・ジョーンズの華麗な冒険」のアルバート・フィニーらを押さえてシドニー・ポワチエが黒人として初の主演男優賞を受賞した記念すべき作品!『クレオパトラ/1963年(アメリカ)』この映画は、70年代の後半に浅草でオールナイトで観ております。すでに「世紀の失敗作」と烙印を押されていた作品でしたが、そのスケールに圧倒され、長時間にもかか…ameblo.jp1963年の隠れた名作この「野のユリ」という映画を知っている人は多分少ないでしょう。公開は1963年で日本公開は翌1964年です。特別に大ヒットしたわけでもなく話題になった映画でもありません。この映画が公開された1963年前後というと、ケネディ大統領暗殺(63年)、テレビアニメの鉄腕アトムテレビ放映開始(63年)、東京オリンピック開催(64年)など大きく世の中が変わっていった年代です。映画では「アラビアのロレンス」「大脱走」「史上最大の作戦」「クレオアトラ」などの超大作をはじめ「シェルブールの雨傘」「シャレード」「アラバマ物語」「北京の55日」、ヒッチコックの「鳥」など話題作が次々に公開された時期です。そんな中、本作はまさに題名のごとく野にひっそりと咲いた花のように健気で優しい映画です有名俳優が名を連ねているわけでなく、特別に面白いストーリーでもありません。ふと立ち寄ったひとりの黒人青年が砂漠の中に教会を建てるというごくシンプルな物語です。たったそれだけの話しなのですが、見終わってほんのりと身体が温かくなってきます。ユーモラスかつ清々しい隠れたヒューマンドラマの傑作です『アラビアのロレンス/1962年(イギリス)』今日が今年最後の更新になります!今年一年ありがとうございます超多忙の毎日で、例年通り年末年始も仕事で走りまわっております(笑)。楽しいことより、辛いことの…ameblo.jp『アラバマ物語/1962年(アメリカ)』この映画を初めて観たのは40年近く前でしょうか。当時ひとり暮らしをしていた神奈川県の厚木のレンタルビデオ屋さんで2泊3日1000円くらいだったと記憶していま…ameblo.jp『スティーブ・マックイーン特集/大脱走(1963年)』 ども^^今日は「スティーブ・マックイーン特集」/第3弾この映画を初めて観たのは、公開からかなり後の70年代の終わりに三軒茶屋の名画座です!スケールの大きさと…ameblo.jp黒人映画スター!物語は、アリゾナの砂漠を気ままに車で旅していた黒人青年が、修道女たちが住む貧しい一軒家にたどり着いたところから始まります。彼こそ若き日の黒人映画スターのシドニー・ポワチエです。今の時代ではこういう言い方が不適切であるとは思いますが、当時はそういう紹介をされております先に述べた通り、本作でシドニー・ポワチエは黒人として初のアカデミー主演男優賞を獲得しています。シドニー・ポワチエが映画に出だした頃、黒人俳優やアジア人には労働者のような端役や悪役程度にしか活躍の場が与えられていませんでした。63年のワシントン大行進(公民権運動による黒人差別撤廃を求めるデモで、キング牧師の”I Have a Dream”の演説が有名)などで徐々に待遇が改善されていたものの、そういった気風も抜け切ってはいない黒人俳優の黎明期でもあります。その中にあって、黒人俳優で主役を演じられる数少ないひとりがシドニー・ポワチエです。以前レビューしたトニー・カーティスとの「手錠のままの脱獄」を皮切りに「招かれざる客」「夜の大捜査線」「いつも心に太陽を」「いのちの紐」と社会的かつ人種差別問題を描いた秀作に数多く出演しています。晩年は「スニーカーズ」「ジャッカル」などにも出演し監督としても活躍しています。ちなみに奥さんは「冒険者たち」のレティシア役で有名なジョアンナ・シムカスです。残念ながら22年に94才で亡くなっています。彼に対する評価は時代や立場によっていろいろと変わってきましたが、映画を見てわかるように正当に評価されるべきでしょうちなみに、黒人初のメジャーリーガーは「42世界を変えた男」のモデルにもなったジャッキー・ロビンソンで1947年。テニスのワールドプロツアー初の黒人選手のロバート・ライランドが1959年。F1ドライバー初の黒人選手ルイス・ハミルトンがF1参戦をしたのがなんと2007年でした『手錠のままの脱獄/1958年(アメリカ)』1.8にブログ友のマドモワゼル姐さんの記事でシドニー・ポワチエの訃報を知りました。前回のベティ・ホワイトに続いて2回連続追悼記事を書くとは思ってもいませんで…ameblo.jp『アラン・ドロン特集①/「冒険者たち」 1967年(フランス)』 いきなりですが、今日から「アラン・ドロン特集」!最近では知らない人も多いかと思いますが、1970年代の映画雑誌「スクリーン」で、たしか何年か連続で男優部門で…ameblo.jp「野のユリ」の意味は?題名になっている「野のユリ」については物語の序盤に明かされます。教会建設の賃金の支払いを求めるホーマーにマリア院長が、新約聖書を引き合いに出します(単に賃金を渋る言い訳のようにも思えましたが)。「野のユリ (Lilies of the Field」は、新約聖書の中の「野のゆりがどのように育つかをよく見なさい。ほねおることも、紡ぐこともしない。あなたがたに言っておく。栄華をきわめたソロモン王でさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」からとられていますドイツからやってきたシスターに身振り手振りの英語レッスン、マザー・マリアから無茶な言い分で教会建設を無償で手伝わされ、言い合う様子もどこか牧歌的でユーモラス。シスターたちもどこか俗っぽくて親しみやすいです。カトリックのシスターたちは「アーメン」と発音し、厳かに讃美歌を歌いますが、ホーマーは「エイメン!」と声を上げ、一緒に歌い上げるシーンは楽しくも感動的です。見知らぬ土地で、お金もなく信仰心だけをを支えにやってきたマザー・マリアも、彼と接しているうちに頑なな心もほぐれてきます。はじめは文句を言っていたホーマーもいつしかみんなと協力し教会建設に喜びを感じるようになります。わたしには宗教心はないのでなんとも言えませんが、この映画のメッセージは”神の導き”という宗教的な意味より、ホーマーやまわりの人々、つまり人間の善意をたたえた映画のように思えます。野のユリ云々のきっかけはあったものの、人間としての大事な成長と思いやりを謳ったものであったと思います。ちなみに「野のユリ」は百合の花ではなく、「名も無い野に咲く花」を意味します主題歌の「エーメン」主題歌の「エーメン」はこの映画でシスター・エリザベスを演じたパメラ・ブランチの作詞・作曲によるものだそうです。ゴスペルソングとして高い評価を受け、今なお多くの歌手によって歌い継がれています”神が遣わした者”として彼の労働を当然のごとく受け取っていたマザー・マリアも、教会が完成して彼やまわりの人間から与えられた善意を最後に理解します。神から与えられたのではなく、同じ人間から与えられたことに。そしてホーマーも無事に役目を終え、まさに「野のユリ」となって去っていきます。「エーメン、エーメン」と歌いながら去っていくホーマーと、それを察したマザー・マリアの表情に互いに感謝が読み取れます。最後まで清々しく心地よい余韻を残す作品でしたあと20年、30年と経ってもこの映画と同時期に公開されたマックイーンの「大脱走」やカトリーヌ・ドヌーヴの「シェルブールの雨傘」をレビューする人は多分いるでしょう。でも、「野のユリ」を書いてくれる人はいるのでしょうか?なんとしても枯らしてはいけない「野のユリ」だと思います是非ご覧ください

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    シドニー・ポワチエの「野のユリ」(1963年)
  13. が想像以上に早くてホラー映画みたい!(メリーゴーラウンドを仕切ってるテキ屋のオバサンもちょっとコワモテでね)射的とかもあって、そういえば、こういうの、よく映画に出てきたよなあ、って。スティーブン・キングの小説に登場する怪しげな田舎町とかね、そんな想像を掻き立てる。一方で、文化的な香りも。ウィスコンシン大学スティーブンスポイント校は、スズキメソードの音楽指導で有名。年に一度、ミュージックキャンプが開催され、世界中からスズキの楽器を習っている子供たちがやってくる。フランスからやってくる韓国人の方やハリウッドから来るエンタメ関係の方など、娘がママ友として仲良くなった方もいっぱい。小さい町なので、ダウンタウンにもあまりお店はないが、必ず行くのは、広大なゴルフ場を兼ねたレストランPJ'S。外のテラスで食べたBLTサンドです。(ちなみに、屋内は冷凍庫みたいに冷房効きすぎ〜!)ちょっと都会の気分を味わいたいときは、車で1時間ちょっとのマディソンまで。マディソンに行くのは、トレーダージョーズがあるから。↓ 全部日本に持ち帰りたいぐらい、最高のスーパーマーケットです!マディソンのレストランで食べたカレー。見た目はイマイチだけど、これは本当に美味しかった!(厚揚げみたいのは、豆腐を揚げたもの、中心はブラックライス)毎食がんばってくれた娘の手料理もグッドでした〜!というわけでーー大いにエンジョイした今回のステイ。いつもフライトがハードなので、今回で終わりにしようと思っていたけど、帰ってきてみれば、もう孫ロスが始まっていましてーーまたお金を貯めて、来年、行っちゃうかもなあ〜って思ってます〜

    ウィスコンシン滞在。
  14.  長崎県大村市大坂歯科医院院長の大坂です😊東北地方は大雨特別警報が発令されて大変な事になっているようですね?皆様のご無事を衷心より祈念申し上げます。朝ごパンのフルーツはプリンスメロンの生ハム巻き🍈🥓バナナ、リンゴグリーンキウイに蜂蜜水をかけて🍌🍎🥝🍯💦プレートはぶどう、トマト、千切りキャベツ、ブロッコリースーパースプラウト、アボカド、ウィンナー、チョコレートクロワッサンミニ🍇🍅🥬🥦🥑🥓🍫🥐ヨーグルトのトッピングはクランベリー、数種のレーズン、プルーン、デーツに蜂蜜をかけて🍯紅茶はアールグレイのミルクティー☕️山水亭さんで昼食を済ませて外に出ると、雨はザーザー降り☔入店時にはカンカン照りでしたので、濡れたジャケットを乾かすつもりでタンクに広げてかけておりましたが、この雨でずぶ濡れになっておりました🥹しかし、数分後には雨も上がり、青空も見えて来ました☀️山水亭さんを後に次の目的地へと移動致しました🏍️💨💨💨名水溢れる池山水源を訪ねました🤗先ほど大雨が降りましたのに、ここを流れる水は澄んだままでした😁多分ここは上流の川からの流れ込みが一切無いのだと思います😊こちらが湧水湖です😉撮る人を撮る!美しい湖水をカメラに納めるリーダーさん😄白っぽく見える砂地から、コンコンと水が湧き出ておりました🤗撮る人を撮る!リキさんも夢中で神秘的な湖水を撮影していらっしゃいました📸それぞれに湧き出る水の美しさに見入っておりました🤩姉御さんとのツーショットを撮って戴きました📸神秘的な湧水湖に癒されて、次の目的地に移動致しました🏍️💨💨💨お許しあれ!続きます🙇🏻😎

    たくさん共感されています

    古狸さんに合流②雨宿り〜池山水源
  15. ロッパの歴史を描い映画を連続レビューして行きます。欧州で制作されたものに限定せず、ヨーロッパを舞台にした歴史ものであれば、ハリウッドなどの作品も含みます。現在予定している作品は以下の通りです:古代ギリシャ・マケドニア史 「トロイ」(神話要素を削除したトロイア戦争伝説の映画化) 「300 〈スリーハンドレッド〉」(ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた映画) 「アレキサンダー」(アレクサンドロス3世が主人公)古代ローマ史 「ハンニバル」(共和政ローマと戦ったカルタゴの将軍ハンニバルを描く) 「カルタゴ」(第三次ポエニ戦争を描く) 「スパルタカス」(スパルタクスの反乱を描く) 「ジュリアス・シーザー」(アントニウスとブルータスを主人公としてカエサル暗殺を描いたシェイクスピア戯曲の映画化) 「アントニーとクレオパトラ」(アントニウスとクレオパトラを描いたシェイクスピア戯曲の映画化) 「ベン・ハー」(イエス・キリスト生誕の時代) 「聖衣」(イエス・キリストを処刑した人物の良心の呵責を描く) 「カリギュラ」(皇帝カリギュラを主人公としたハードコア・ポルノ) 「クォ・ヴァディス」(皇帝ネロの時代) 「ポンペイ」(ヴェスヴィオ火山爆発により壊滅するポンペイが舞台) 「グラディエーター」(皇帝コンモドゥスの時代) 「アレクサンドリア」(4世紀の女性天文学者ヒュパティアが主人公) 「侵略者」(フン族の王アッティラを描く)イギリス・アイルランド史 「キング・アーサー」(アーサー王伝説をもとにした映画) 「ベケット」(トマス・ベケットが主人公) 「冬のライオン」(ヘンリー2世とその妻子を巡る数奇な運命を描く映画) 「ブレイブハート」(スコットランドのウィリアム・ウォレスが主人公) 「ヘンリー五世」(ヘンリー5世を主人公としたシェイクスピア戯曲の映画化) 「リチャード三世」(リチャード3世を主人公としたシェイクスピア戯曲の映画化) 「わが命つきるとも」(ヘンリー8世とトマス・モアをもとにした戯曲の映画化) 「ブーリン家の姉妹」(ヘンリー8世とアン・ブーリン&メアリー・ブーリン姉妹) 「レディ・ジェーン/愛と運命のふたり」(九日間の女王と呼ばれるジェーン・グレイが主人公) 「エリザベス」(エリザベス1世が主人公) 「メアリー・オブ・スコットランド」(スコットランド女王メアリーが主人公) 「無敵艦隊」(16世紀後半、イギリスとスペインの戦い) 「恋におちたシェイクスピア」(シェイクスピアを主人公にした創作ドラマ) 「クロムウェル」(オリヴァー・クロムウェルとピューリタン革命) 「リバティーン」(17世紀、チャールズ2世の寵臣ロチェスター卿) 「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」(ロバート・ロイ・マグレガーが主人公) 「女王陛下のお気に入り」(18世紀前半、イギリス女王アンと女官長サラ・ジェニングス) 「ある公爵夫人の生涯」(18世紀後半、デヴォンシャー公爵夫人) 「英国万歳!」(18世紀後半、イギリス国王ジョージ3世) 「ピータールー マンチェスターの悲劇」(1819年のピータールーの虐殺を描く) 「ジェイン・オースティン 秘められた恋」(19世紀前半、小説家ジェーン・オースティン) 「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」(19世紀前半、詩人ジョン・キーツ) 「アメイジング・グレイス」(19世紀前半、奴隷貿易廃止の政治家ウィリアム・ウィルバーフォース) 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」(19世紀前半、イギリス女王ヴィクトリアの結婚) 「カヴァルケード」(ボーア戦争から第一次世界大戦後まで) 「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」(アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスとその妻ノーラの愛と葛藤) 「麦の穂をゆらす風」(20世紀、アイルランド独立戦争とアイルランド内戦) 「マイケル・コリンズ」(アイルランド独立戦争の指導者マイケル・コリンズ) 「めぐりあう時間たち」(1925-1941年、作家ヴァージニア・ウルフ) 「ジミー、野を駆ける伝説」(1932年、米国からアイルランドに帰国した元活動家ジミー・グラルトンを描く) 「英国王のスピーチ」(1930年代、イギリス国王ジョージ6世) 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(1940年代、数学者アラン・チューリング) 「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」(1950年代、リヴァプールでのジョン・レノンの若い日々) 「ブラディ・サンデー」(1972年に北アイルランドのデリーで起きたイギリス軍による市民虐殺事件「血の日曜日事件」を描く) 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(マーガレット・サッチャー首相の、1982年のフォークランド紛争に至るまでの17日間を回想を挟みながら描く伝記映画)フランス史 「善良なる王ダゴベール」(フランク王国メロヴィング朝の実在した王、ダゴベルト1世をモデルにした映画) 「ジャンヌ・ダルク」(ジャンヌ・ダルクの生涯を描く) 「ノストラダムス」(16世紀の予言者、ノストラダムスの生涯を描く) 「クレーヴの奥方」(マダム・ド・ラファイエットの書いた同名の16世紀アンリ2世の時代を舞台にした恋愛小説『クレーヴの奥方』の映画化) 「王妃マルゴ」(16世紀末のサン・バルテルミの虐殺と、実在の王妃マルゴを描く) 「三銃士」(ルイ13世の時代を描くアレクサンドル・デュマ・ペールの小説の映画化) 「仮面の男」(ルイ14世が主人公) 「宮廷料理人ヴァテール」(17世紀の料理人フランソワ・ヴァテール) 「王は踊る」(17世紀の作曲家ジャン=バティスト・リュリの生涯) 「モリエール 恋こそ喜劇」(17世紀の劇作家モリエールの生涯) 「女優マルキーズ」(17世紀の女優マルキーズ・デュ・パルクの生涯) 「ボーマルシェ フィガロの誕生」(18世紀の劇作家カロン・ド・ボーマルシェの生涯) 「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」(フランスを旅するモーツァルトの姉ナンネルの悲恋) 「ジェヴォーダンの獣」(18世紀、実在したジェヴォーダンの獣を基にしたミステリーフィクション) 「ベルサイユのばら」(同名の池田理代子の劇画を原作とするフランス革命を舞台にした創作ドラマ) 「マリー・アントワネット」(マリー・アントワネットの生涯) 「ダントン」(フランス革命の中心的人物であるジョルジュ・ダントンとマクシミリアン・ロベスピエールの対立と2人のその後の運命を描く) 「グレースと公爵」(断頭台で処刑されるオルレアン公とグレース・エリオットの悲劇) 「クイルズ」(18世紀の作家サド侯爵の晩年) 「ナポレオン」(ナポレオン・ボナパルトが主人公) 「ワーテルロー」(ワーテルローの戦いを描く) 「レ・ミゼラブル」(ヴィクトル・ユーゴー原作の同名大河小説を元にした映画。ナポレオン没落後のフランス社会の背景が描かれている) 「赤と黒」(スタンダールの同名小説の映画化。王政復古のフランスでナポレオンを崇拝し、栄達を目指す青年を描く) 「年下のひと」(作家ジョルジュ・サンドと詩人アルフレッド・ド・ミュッセの愛と葛藤) 「ショパン 愛と哀しみの旋律」(作家ジョルジュ・サンドとフレデリック・ショパンの愛と葛藤) 「アデルの恋の物語」(ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの狂気にいたる愛) 「ゾラの生涯」(エミール・ゾラの生涯) 「オフィサー・アンド・スパイ」(ドレフュス事件を描く) 「カミーユ・クローデル」(彫刻家オーギュスト・ロダンとカミーユ・クローデルの狂気にいたる愛) 「モディリアーニ 真実の愛」(1920年代のパリを舞台に、アメデオ・モディリアーニやパブロ・ピカソたちアーティストの交流を描く伝記映画) 「黄色い星の子供たち」(第二次世界大戦時、ナチス・ドイツの占領下にあったヴィシー政権時代のフランス、1942年のヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件を描く) 「ぜんぶ、フィデルのせい」(1970年代の欧米日で反体制運動が高まった時代背景を元に、革新的な両親と保守的な子供の対比を描くフィクション)オランダ史 「ウォリアー」(フリースラント王国の王レッドボットが主人公) 「提督の艦隊」(英蘭戦争でオランダ艦隊を率いたミヒール・デ・ロイテルが主人公) 「アンネの日記」(ナチス・ドイツによるユダヤ人狩りを避けるために隠れ家に潜んだアンネ・フランクの日記の映画化)ドイツ・オーストリア史 「最後の谷」(三十年戦争中のドイツが舞台) 「神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃」(第二次ウィーン包囲を描く) 「アマデウス」(モーツァルトの死の謎を、その才能に嫉妬したサリエリの回想というかたちで描く創作劇の映画化) 「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」(モーツァルトのオペラ台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテ) 「ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜」(若き日のゲーテ) 「会議は踊る」(1814年のウィーン会議を舞台にしたロシア皇帝アレクサンドル1世の悲恋) 「不滅の恋/ベートーヴェン」(ベートーヴェンの死後に発見された「不滅の恋人への手紙」の謎をめぐりながら彼の生涯を描く) 「ブラザーズ・グリム」(19世紀初頭のフランス占領下のドイツが舞台でグリム兄弟が主人公) 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(作曲家ロベルト・シューマンとその夫人クララ・シューマンの愛と葛藤を描く) 「ルートヴィヒ」(バイエルン王ルートヴィヒ2世の生涯) 「うたかたの恋」(オーストリア帝国ルドルフ皇太子の心中事件(マイヤーリング事件)) 「ルー・サロメ 善悪の彼岸」(ニーチェと交流のあった女性哲学者ルー・サロメ) 「クリムト」(世紀末ウィーンの画家クリムト) 「マーラー 君に捧げるアダージョ」(作曲家グスタフ・マーラーとその夫人アルマ・マーラーの愛と葛藤を描く) 「ローザ・ルクセンブルク」(20世紀初めの革命運動家ローザ・ルクセンブルクを描く) 「青い棘」(1927年にベルリンで起きた「シュテークリッツ校の悲劇」) 「地獄に堕ちた勇者ども」(第三帝国の隆盛と共に崩壊に向かっていく鉄鋼財閥一家の悲劇) 「ヒトラー暗殺、13分の誤算」(1939年にヒトラー暗殺未遂事件を起こしたゲオルク・エルザーを描く) 「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(第二次大戦中の非暴力的な反ナチ運動「白いバラ」のゾフィー・ショルを描く) 「ヒトラー 〜最期の12日間〜」(1945年4月のベルリン市街戦を背景に、アドルフ・ヒトラーの総統地下壕における最期の日々を描く) 「ニュールンベルグ裁判」(ニュルンベルク国際軍事裁判のうち、ナチ政権下エルンスト・ヤニングら4人の法律家が関わった2つの裁判を描く) 「僕たちは希望という名の列車に乗った」(1956年の東ドイツから西ドイツに脱出した高校生たちの実話の映画化) 「顔のないヒトラーたち」(ホロコーストをドイツ人自身が裁いたフランクフルト・アウシュビッツ裁判が1963年に始まるまでを描く) 「ハンナ・アーレント」(アイヒマン裁判を傍聴したハンナ・アーレントが『イェルサレムのアイヒマン』を出版する前後の話) 「トンネル」(1961年にできたベルリンの壁の下にトンネルを掘り、東ドイツから西ドイツに多くの人を脱出させた実話の映画化) 「善き人のためのソナタ」(80年代の東ドイツを描く) 「グッバイ、レーニン!」(東西ドイツ統合後に庶民の身に起こった悲喜劇を家族像と共に描く)北欧史 「ヴァイキングサーガ」(舞台は古代アイスランド。ノルウェーから移住してきたヴァイキングの子孫達の物語) 「クリスチナ女王」(17世紀、三十年戦争で戦死した父王グスタフ・アドルフの跡を受けてスウェーデン女王となったクリスチナとスペイン大使アントニオの恋を描く) 「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」(18世紀デンマークのクリスチャン7世と王妃カロリーネ・マティルデ、侍医ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセの三角関係を描く) 「ヒトラーに屈しなかった国王」(第二次世界大戦時、ドイツ軍の侵攻に激しく抵抗したノルウェー国王ホーコン7世を描く) 「ナチスが最も恐れた男」(ナチス・ドイツ占領下のノルウェーでレジスタンス運動を行ったマックス・マヌスを描く)イタリア史(古代ローマ史は除く) 「バルバロッサ 帝国の野望」(フリードリヒ1世の侵攻と戦うロンバルディア同盟のアルベルト・ダ・ジュッサーノを描く) 「ブラザー・サン シスター・ムーン」(アッシジのフランチェスコの若き日を描く) 「華麗なる激情」(ミケランジェロが主人公) 「ボルジア家の毒薬」(ルクレツィア・ボルジアの半生を描く) 「カラヴァッジオ」(16~17世紀の画家カラヴァッジオの生涯を描く) 「山猫」(19世紀リソルジメントのころの貴族の没落を描く) 「夏の嵐」(1866年の第三次イタリア独立戦争が背景) 「1900年」(20世紀初頭~第二次世界大戦の終結までのイタリア社会を描く) 「プッチーニの愛人」(プッチーニの妻に愛人という疑いをかけられたメイドが自殺したドーリア・マンフレーディ事件を描く) 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」(ムッソリーニの子供を産んだイーダ・ダルセルの生涯を描く) 「ブラック・シャツ/独裁者ムッソリーニを狙え!」(第二次世界大戦末期、パルチザンに追われるムッソリーニの最後の日々を描く) 「シシリーの黒い霧」(第二次大戦中から戦後にシチリア島で活動した山賊サルヴァトーレ・ジュリアーノ暗殺の謎を描く) 「黒い砂漠」(ENI総帥エンリコ・マッテイの半生を描く) 「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」(1969年のフォンターナ広場爆破事件を描く) 「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」(1970~90年代にイタリア首相を務め、数々の犯罪に手を染めたジュリオ・アンドレオッティが主人公)スペイン・ポルトガル史 「ノン、あるいは支配の空しい栄光」(紀元前2世紀〜16世紀後半の各時代のポルトガルの歴史を描く) 「エル・シド」(レコンキスタとエル・シドの生涯を描く) 「炎のアンダルシア」(12世紀の哲学者イブン・ルシュドを描く) 「女王フアナ」(大航海時代の女王フアナの半生を描く) 「アラトリステ」(1568年-1648年の八十年戦争と、1618年-1648年の三十年戦争におけるロクロワの戦いを描く) 「宮廷画家ゴヤは見た」(画家フランシスコ・デ・ゴヤの目を通して異端審問を描く) 「蝶の舌」(1936年-1939年のスペイン内戦を描く) 「サルバドールの朝」(1970年代スペインの反体制活動家サルバドール・プッチ・アンティックを描く)ギリシャ史(古代ギリシャ史は除く) 「旅芸人の記録」 (第二次世界大戦~ギリシャ内戦までのギリシャを描く) 「Z」(1963年に軍事政権下で起きた自由主義者グリゴリス・ランブラキス暗殺事件をモデルとした映画)東欧史 「ボフダン・フメリニツキー」(17世紀のウクライナで起こったフメリニツキーの乱を描く) 「略奪の大地」(17世紀後半、オスマン帝国支配下のブルガリアにおける宗教弾圧が題材) 「ブリキの太鼓」(第一次世界大戦~第二次世界大戦の時代。舞台となっているダンツィヒは現ポーランド領グダニスク) 「カティンの森」(第二次世界大戦時のポーランドで起こったカティンの森事件を描く) 「結末」(第二次世界大戦時のポーランドで起こったイェドバブネ事件などユダヤ人虐殺事件を描く) 「ネレトバの戦い」(第二次世界大戦時のユーゴスラビアでのネレトヴァの戦いを描く) 「ウィニングチケット -遥かなるブダペスト-」(ハンガリー動乱を背景としたヒューマンドラマ) 「存在の耐えられない軽さ」(プラハの春とチェコ事件を背景とした恋愛映画) 「ワレサ 連帯の男」(ポーランドの「連帯」のリーダーのワレサを主人公に1970年から1989年までのポーランド民主化運動を描く)ロシア史 「アレクサンドル・ネフスキー」(13世紀のアレクサンドル・ネフスキーによるチュド湖上の戦いを描く) 「オルド 黄金の国の魔術師」(14世紀キプチャク・ハン国のハンの位をめぐる暗闘と聖アレクシイの受難を描く) 「イワン雷帝」(15世紀のツァーリであるイヴァン4世を描く) 「アンドレイ・ルブリョフ」(15世紀の聖像画家アンドレイ・ルブリョフの生涯を描く) 「恋のページェント」(エカテリーナ2世の半生を描く) 「戦争と平和」(ナポレオン戦争期のロシアを描く) 「戦艦ポチョムキン」(1905年に起こされた戦艦ポチョムキンの反乱を元に製作) 「ニコライとアレクサンドラ」(ロマノフ王朝の悲劇を映画化) 「十月」(1917年3月から11月までのロシア革命を描く) 「太陽に灼かれて」(スターリンによる大粛清の時代が舞台) 「映写技師は見ていた」(スターリンに仕えた映写技師アレクサンドル・ガンシンをモデルとしてスターリン独裁時代を描いた映画) 「ガガーリン 世界を変えた108分」(世界初の有人宇宙飛行を果たしたユーリイ・ガガーリンを描く)これ以外にもレビューすべき新たな映画があれば、逐次追加して行きます。ご期待ください。

  16. レンタルのない古~映画の貴重なVHSテープがたくさんあって以前はそれ目当てにひんぱんに通っていましたが、10年くらい前に「ちょっとしたこと」があって、以来ご無沙汰です。『23区の沿革図集を求めて⑧ 中野区』「ひなまつり」の流れで、中野区のことを書いてしまいます。まず、沿革図集的な本は、ざっと検索したり区史を他区の図書館で閲覧しましたが収穫なし。ただ、「中野区民…ameblo.jp今回のチャンスに久しぶりに行こうとしたんですが蔵書検索で地域資料を探すと、ことごとく「中央図書館では貸出禁止」だったので駅から近い中野東図書館に行ってきたんでした。中央図書館の平面図です。階下にAV資料がある以外はこれがすべてなので、地域資料・参考図書のコーナーがかなりの割合を占めています。(入口にバー(横木)がついていて入りづらいから、今まで入ったことなかったんでした)中は広くて、蔵書の数も多いですが、本の分類はかなりクセ強めで、特に他区の資料は見つけづらいです。また、この写真では書架の上のほうはスカスカですが、実際は最上段にもかなり厚い大型本が並んでいます。私の身長で届くのは下から5段目かせいぜい6段目まで。7~9段目(最上段)はどうやって取るんでしょうかね。そういえば、東中野図書館の吹抜け部分に高さ10m以上の巨大書架を作って全国からバッシングされてたこともありました。「本は発砲スチールのダミーで、安全対策のネットも貼る予定」と言い訳してましたが・・・中野区は実用的じゃない高い書架が好きなのかな?それはともかく、検索画面では「禁帯出」が目立っていたのに、ここの本にはほとんど「禁」ラベルが貼ってないのに驚き、1時間以上吟味して、8冊くらい選び、カウンターに持って行ったら「ここの本はすべて貸出禁止なので、複本をお調べします」ですって!「複本のない本はほかの図書館から取り寄せますね」とかいわれちゃいました(笑)それは丁重にお断りして帰ってきたんだけど、「ここにある本は(ラベル貼ってなくても)すべて貸出禁止」なんてことあるんですね。どこかに注意書きがあったのでしょうか?HPには何も書いてありませんが・・・希少な資料を禁帯出にするのは当然ですが、ガイドブックとかエッセイとかも、全部この場で読め!ってこと?図書館員さんにはなんの否もないけど、なんか、中野区の感覚、私にはよくわかりません。私のあの1時間を返せ!って思ってしまいました(笑)「10年くらい前のちょっとしたこと」というのもついでに書いちゃおうかな?ここの図書館、他とは違うルールがいろいろあって、たとえば(今はもう違うと思うけど)「返却した本を利用者が自分で仕分けして戻す」というシステム。中野区立中央図書館の訪問記・データ―東京図書館制覇!中野区立中央図書館は、中野駅南口を新宿方向に行った先にある、もみじ山文化センター内の図書館。いろんなジャンルの本を利用する方は歩きやすい靴で行ったほうがいいくらい、とにかく広くて資料も充実しています。tokyo-toshokan.net「東京図書館制覇!」のなかにも記載があったので、一部引用させていただきます。当時図書館員の端くれだった私からしたら「あきれ返るようなシステム」なんですが、その日はたまたま10人くらいの利用者が列をつくっていました。一般的には、返却窓口が混雑してきたら、手の空いているスタッフが集まってきて利用者の目前チェックを手伝うから、この時点で利用者は解放されます。返却をかけた本はバックヤードにまわって二度目の返却処理、そして配架・・・という流れですここでは、①(ひとりの担当者が)返却本の中味をチェックしてバーコード処理するまで  利用者はカウンターで待たされる。②さらに処理の済んだ本を渡されて、自分で仕分けする。という利用者には重すぎる負担。変なルールを作る人と窓口対応する人は別だから現場の人にとったら「利用者からこういうことを言われた」というほうが(経験上)上にあげやすいんですよね。それで、へんな使命感にかられて、館内を歩いていた職員に声をかけたら、これがまったく理解してもらえず。「返却本はいち早く書架に戻すほうが利用者にメリットがある」とかなんとか、共感しづらいことをいくつかいわれて、若干こちらも反論もしたんですが、傍目には「クレーマーのババアに絡まれてる図」なんだろうなぁ、と思ってそれ以降行きづらくなりました。コロナ以降、返却ポストは常に開いていることが多いし、自動返却や自動貸出、セルフの予約取り置きなど、カウンターが無人でも大丈夫なくらいで、10年前の面影ゼロですが、それでもやっぱり私とは相性の悪い図書館なのかもしれません。

    23区の沿革図集を求めて⑧ 中野区(つづき)
  17. の読む本なので、当ホラー風味。『妄想感染体 上』読みました。妄想感染体 上 (ハヤカワ文庫SF)Amazon(アマゾン)出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CQST844S植民惑星パラダイス-1の調査に向かったサシャたち。しかしパラダイス-1にあと少しのところで何かと衝突。宇宙船は甚大なる被害を被る。ぶつかった他の宇宙船の調査に出たサシャと医者のジャン。そこで遭遇したのは人間だけでなくAIすらも感染させ狂気に追い込む寄生体だった。寄生された乗組員や乗客たちは「極端な飢餓」「喰いたい欲求」に襲われサシャたちに襲い掛かってくる。閉鎖された宇宙船内でゾンビが「喰わせてぇ~~」ってやってくるですよ?ウヒィ「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」と言う名キャッチコピーを残したエイリアン(初代)。そのエイリアンみたいに顔に張り付いて卵産んでお腹で育ってお腹パッカーンからオギャーではなく脳を操るめんどくさいエイリアンが敵、…らしい。そしてこいつらは宇宙船の最重要機関であるAIにすら寄生しよるんですわ。AIまで!もう、うちらどないしたらよろしおますねん海外小説でそこそこ厚いのに一気読み。何故なら、むっちゃ面白いから!後登場人物が少なくて、「あんた誰?」が無いから!みんなのキャラが立ってるから!なによりAIに縛られることもなく自立思考するロボットラプスカリオンのキャラが秀逸。飢餓に襲われた乗組員や乗客が、お互いを食らいあい新しく来た新鮮な「肉」であるサシャやジャンを見つけて舌なめずりするシーンとか、最高やから!どうも、三部作らしく今出てるのが一作目。なんか映画化、あるいはドラマ化されそうなヨカーン。上巻のラストで「マジスカ」展開が待ってるます!これから下巻に突入するます!まだ海外のSFホラー読んで理解できるだけの脳みそは残ってるようだ。安心。ポチ↓にほんブログ村

    『妄想感染体 上』【読書感想】
  18. とを告げられる■さ映画評論家は、古典的なハリウッド映画すべて「作り物の噓っぱちの世界だ」と言い、1960年代以降の映画を高く評価しています。なんという、単純化された物の見方でしょう。映画芸術を繊細に見つめる瞳があったら、そうしたマッチョイズムにはならないはずです。■映画なんて、古典であろうと、現代であろうと、作り物に決まっています。綺麗なセットや衣裳に、豪華な照明やキャメラ、そして美男美女。ご都合主義の脚本や、名作文学の翻案。それが映画の基本です。ビジネスにならなければ、次回作は作れないのです。そこには、制約だらけで、映画作家や俳優たちは妥協を強いられます。そんな、妥協ばかりの映画づくりは、一見不純に見えるでしょう。■しかし、そうしたものと一切関係なく、映画のドラマ作りと技巧は、私たちに感動をもたらしてくれるのです。「あぁ、こんな子供だましのご都合主義なのに、どうして感動してしまうんだ」と思いながら、私たちは涙を流すのです。■古典的なハリウッドの映画産業が崩壊したあと、監督たちは、ほぼ素人の集団として、キャメラをもって街へ出ての即興演出を始めます。そこでは、演出が稚拙なだけでなく、露悪趣味や「リアリズム」が支配的になりました。それまでのお約束のメロドラマではなく、暴力、ヌード、爆発、血、狂気と言った(これまた実はお約束の)芸術ごっこが始まります。あるいは、アクターズスタジオ仕込みの「内面」とやらを演技する、辛気臭い役者たちが登場します。■それに比して、古典的なハリウッド映画では、妥協に溢れて、一見不純ですが、失敗作は少なく、最も充実した作品はこちらの方に多いのです。■さて、『いちごブロンド』のウォルシュ監督は、そうした古典的なハリウッド映画監督を代表する1人です。100本近く映画を撮っているのですが、その中のベストはこの作品です。心が温まるコメディタッチのヒューマンドラマです。ジェームズ・キャグニーとオリヴィアの掛け合いは最高です。ラオール・ウォルシュハリウッドの巨大な映画産業システムと矛盾、拮抗することなく〈100%アメリカ映画〉を撮り続けた希有な職業監督。無類の悲劇的資質に恵まれ、『彼奴は顔役だ』ではジェームズ・キャグニー、『ハイ・シエラ』ではハンフリー・ボガート、『大雷雨』ではエドワード・G ・ロビンソン、『壮烈第七騎兵隊』ではエロール・フリン、『死の谷』ではジョエル・マクリーといった〈タフガイ〉のイメージをもつたスターたちに悲惨な死を演じさせ、悲劇のヒーローのイメージを与えた。と同時に、典型的なアメリカ的おおらかさを持味にして豪快な戦争映画『栄光』、ボクシング映画『鉄腕ジム』などでは生きる喜びにあふれたコミカルなアクション映画の監督としての真価を発揮した。西部劇、戦争映画、西部劇、ギャング映画、コメディ、ミュージカル、メロドラマ、さらに海洋活劇、古代史劇に至るあらゆるジャンルを手がけ、〈何でも撮る〉監督として製作会社からは便利がられながらも批評家たちからは軽視されがちであったが、1930年代中期から50年代に充実した仕事を残す。(蓮實重彦)#映画好きな人と繋がりたい#洋画好きな人と繋がりたい#女優好きな人と繋がりたい#女優さん好きな人と繋がりたい#女優好きさんと繋がりたい#女優志望#女優志願#最も偉大な女優#エレガンス#ハリウッド映画#オリヴィアデハヴィランド#オリビアデハビランド#クラシック映画#映画女優#cinemaclassic#classicmovies#vintagemovie#actress#elegance#strawberryblonde#OliviaDeHavilland

    ハリウッド全盛期のほろ苦いコメディ --- オリヴィア・デ・ハヴィランド『いちごブロンド』