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  1. 「あ~、あっちぃ。」カンカン照りの太陽に、珍しく健康的な俺たち。雅紀に続いて二宮と潤もやってきて、駅からそう遠くないテニスコートに向かった。潤は何度か利用してるようで(そりゃ、誘ったの潤だからね)、初心者の俺らに、丁寧にレクチャーしてくれて(それこそロッカーの使い方から!)。打ち返せるようになると、二人ずつに分かれてゲーム形式の練習。5人いるから、一人は休めてちょうどいい。最初に休んだのは二宮。ジャンケンでサクサクっと決まった。「さすが大野、上手いね!」潤がやたらと大野を褒める。それもニコニコの可愛いスマイル付き。「俺は俺は?」雅紀が派手なアクションでボールを打ち返す。「雅紀、なんだか打ち方おかしくない?」「そうかなぁ?」雅紀が首を振りながら素振りする。素振りはキレイなフォームなのに、ボールを打つとむちゃくちゃなのはなんでだろ?そのむちゃくちゃなフォームが大野のツボらしく、大野が雅紀を見て楽しそうに笑う。「相葉君、すごい!」あ~あ、そんなに楽しそうな顔しちゃって。ふにゃってしてくしゅってして。そんな顔見せたら、雅紀だって嬉しくなっちゃうから!「え、そう?こんな感じ?」大野が返したボールを、また雅紀が打ち返す。あ、ちなみに俺と雅紀、大野と潤がチームね。打ち返せてるのが奇跡みたいなフォームなんだけど、必ず返せる雅紀はすごい。そのボールを今度は潤がキレイに打ち返して。それを俺も……あれ?キレイなフォームのはずの俺のラケットには、ボールは当たらず。「翔ちゃんっ!」雅紀の責めるような声に、口を尖らせる俺。俺だって、打ち返せると思ったんだよ!急いでボールを拾いに行って、コートの中に戻る。まだサーブが打てるレベルじゃない。「ちゃんとボール見て!」潤がラケットを叩きながら叫ぶ。お前はコーチか!「んふふ、だいじょぶだいじょぶ。落ち着いてボール見れば当たるよ~。」大野が優しく笑ってくれる。うう、味方になってくれるのは大野だけだよ。「じゃ、次落としたら、二宮と交代ね。」潤がチラッと二宮を見て、俺を見る。あ、交代は俺だと思ってる?もうカッコ悪いとこ見せないからな!と思ったけど……結局落したのは俺で、二宮と交代。代わったら、ラリーが続いで潤と雅紀に散々言われたけど、雅紀と俺が交代してもそこそこ続いて。慣れりゃこんなもんよ!上手い具合に順グリに交代していって、2時間もやればみんなすっかりクタクタ。特に雅紀は一つ一つの動きが大きいから!俺と雅紀は汗ダクダク。「翔ちゃん、すげぇ汗!」「お前もなっ。」みんなで並んでロッカールームの奥のシャワー室に向かう。一応仕切りはあるけど、男同士。雅紀はさっさとスッポンポンになってシャワールームに駆け込む。子供かっ!「雅紀っ!」「なに~?」振り返った雅紀の中心はブランブラン。タオルで隠せっ!「タオル持ってかないの?」「え~、持ってくと濡れちゃうじゃん?いいよ、男同士だし!」そう、男同士。でも恋する俺は恋する相手と一緒のシャワーにちょっとドキドキしてる。見ていいのか、いけないのか。イケナイ心が顔を出す。チラッと大野を見ると、大野も隠すことなく上半身は裸。細いけど、キレイな筋肉。運動してる風じゃないんだけどな。体育見てもテニス見ても、あんな何もできない王子様みたいな見た目で運動もできんだよな。サクサクとズボンを脱ぐ大野を見ながら俺も脱ぐ。パンツは中で脱ぐか。やっぱ恥ずかしいじゃん?と、大野がパンツに手を掛ける。ええっ?大野も雅紀スタイル?脱いでから中入るパターン?ドキドキしてる俺をよそに、パンツに手を掛けたまま大野の動きが止まってる。何見てる?大野が見てるものが気になって振り返ると、バタバタと入って来た男が、あっという間にシャワールームに入って行く。シャワールームは全部で5つ。雅紀と二宮が先に入ってて、潤も入ろうとしてる。と言うことは……。「櫻井君、先入っていいよ。」大野がニコッと笑って、パンツから手を離す。大野のパンツはピッタリフィットのボクサータイプ。もちろん、真ん中はモコッと……。バ、バカっ!どこ見てんだよ!「櫻井君?」「ん?あ、あ~、いいよ、大野が先入って。」「そんな汗掻いてて?」大野がふにゃふにゃ笑う。「え、ほんとほんと、先入っていいから。」「いいよー。大丈夫だから、櫻井君入って。」しっかり筋肉のついたふくらはぎをポリポリ掻く大野まで、ナチュラルでキラキラして見えるのは恋のなせる業?それとも王子様効果?大野がチラッと俺の脛を見る。「櫻井君、足、綺麗だね。」「え、そんなことないよ。」自慢じゃないが、俺の足は細くてわりとキレイ。すね毛も少な目で、お袋のお墨付き。「さっさと入っちゃいなよ?次、カフェ行くんだから。」潤がシャワールームの中から怒鳴る。「わかってる!」「一緒にはいればいいじゃん!男同士なんだし!」雅紀もシャワーに負けじと怒鳴る。俺と大野は顔を見合わせる。……一緒に入る?あの狭いシャワールームに?「あ、俺と入る~?」雅紀の声にドキッとする。雅紀と大野が一緒に?それは絶対あり得ない!「ほら、さっさと入っちゃって!」俺は大野の腕を掴んで空いてるシャワールームに押し込む。「え?でも……。」「いいから!俺は先にあがったとこに、さっと入るから大丈夫。」「じゃ、一緒に浴びる?」大野がニコッと笑って罪なことを言う。「そ、そ、それは絶対無理っ!」バンッと扉を閉め大野に背を向ける。そんなこと、できるわけない!

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  2. 『お家でディナー』って響き凄くお洒落な感じ翔さんが言うからカッコいい僕が言ったら逆立ちしても普通の夕食(笑)助手席に座るのも久し振りでちょっとソワソワして車内をキョロキョロと眺める「どかした?」翔さんが不思議そうな顔をする「久し振りだなって思って ・・・」「紅玉さんに行った時以来かな?」そうだ ・・・ まだ寒い季節だった ・・・春のjewelryも形にはなっていなくてそう考えると、あっという間に季節は流れていくんだと思う「そうでしたっけ?」「そうだよ、家に来てくれて 送っていくって言ったら 叱られちゃったでしょ?」「そうでした ・・・ あの時はごめんなさい 僕は意固地になってました」相手の事を考えてと言いながら僕の気持ちを優先させた「謝らなくていいよ 智君の言った事は 間違っていないから」「翔さんは大人です ・・・ 僕はまだ自分中心で ・・・ ちょっと恥ずかしくなります」「貴方が自分中心? だったら俺は暴君だ(笑) お互いに譲れないことは きちんと言わないといけない それが出来てる関係って 俺は満足してるけど」「本当ですか? 僕が頑なすぎて 嫌になるかもしれないって ・・・ 時々不安になります」翔さんが僕の右手を握り締めて「不安にならないで 俺は貴方の全部が好きなんだ 頑固な所も天然な所も 真っ直ぐな所も飾らない所も  甘えてくれない所だけは 少し改善して欲しいと思うけれどね」「善処します(笑)」繋いだ手をギュッと握り返した「お家ディナーに選んだ料理はフレンチ 偶には贅沢してもいいと思って 貴方の春のjewelryが大成功だったから その祝杯も兼ねてる」翔さんの出版祝いもまだなのに ・・・僕のが先で良いのかな ・・・「僕の為ですか?」「俺たちだよ 嬉しい事は2倍 二人で分かち合う」「はい ・・・ じゃあ次は僕がお祝いをします」「それは何の?」不思議そうな顔をする「本の出版のお祝です」「ああ ・・・ だけど、もう貰ってるよ」貰ってる?渡していないのに?「何をでしょうか?」「万年筆をくれたでしょ」「あっ ・・・ そうでした ・・・ でも、あれは出版祝いじゃなくて ・・・」そう言いかけた時翔さんが大きく頭を左右に振った「あの時、貴方の万年筆で 初版本にサインをするって決めたんだ それが漸く叶う ・・・ 万年筆の出番だよ」憶えてる、翔さんがそう言ってたの今の作家さんはPCでの執筆が多くて万年筆は使わないのは分かってたけど初版本にサインするのは作家さんの夢でもあるって シゲちゃんが教えてくれただから ・・・ 万年筆にしたんだその想いを受け止めてくれたから凄く嬉しかったのを憶えてる「初版本、予約しました だからサインしてくださいね」「え~ ・・・ 予約したの? 俺から進呈するつもりだったのに」「それは前からお断りしていました 絶対に自分で買います そこは譲れません」そう言うと、翔さんが思いっきり笑う「あはは ・・・ ほらね ・・・ そう言うところ、大好きだよ」「へ?」「譲れない想いは貫くでしょ その強さが眩しい ・・・ だから俺も譲れない 俺からも進呈させて」どういう意味?「貴方が買ってくれた俺の本 俺が貴方に進呈する本 二つ並べても良いと思うな」「分かりました その本は保存用にします ちゃんと大野さんへって書いてくださいね」僕からは翔さんにピッタリなタイピンを作ろう侑李のフクロウに翔さんのタイピンちょっと忙しくなるけど頑張って作ろう「勿論、最愛の人智君へ って入れるからね」嬉しいけれど ・・・ 言葉にされると ・・・恥ずかしい ・・・頬が熱くなるのが分かる「名前だけで ・・・ 」「駄目だよ そこも譲れないから」誰にも見せる訳じゃないからそれは良いけど「あっ ・・・ そうだ ・・・」「何?」「師匠も、母ちゃんも それから商店街の仲間も サインして欲しいって 皆から頼まれてました」「師匠もお母様にも進呈するよ」「師匠も母ちゃんも予約してますよ」シゲちゃんが取りまとめて商店街の仲間も予約してる「そうなの?」「ええ、商店街の仲間も 楽しみに待ってますよ シゲちゃんが取りまとめて予約してくれました だから、サイン会を開いて欲しいって」「サイン会? ・・・ 俺には早いよ ・・・ まだ駆け出し作家だよ ・・・」「シゲちゃんの本屋さんで ダメですか?」「え~~~~!」そんな驚かなくても良いのにシゲちゃんも後に続くために頑張ってる翔さんは目標だって言ってた「それは正式に?」「正式の方が良いんですか? シゲちゃんに聞いてみます」サイン会ってよく分からないから翔さんが来て本にサインは出来ないのかな?「聞かないで ・・・ 正式なサイン会は必要ないから まだ、それが開ける作家ではないし ・・・ 持って来てもらえば  サインはいくらでもします ・・・」あれれ ・・・ 翔さん困ってる?どうしよう ・・・ やっぱりシゲちゃんと相談した方がいいかな「シゲちゃんと相談します ・・・」 「う~ん ・・・ その必要は ・・・ ああっ ・・・ お店が見えて来た ・・・  智君、車で待っててくれる?」あたふたした翔さんが凄くお洒落なお店の駐車場に車を止めて直ぐに戻ってくるからと言い残して車から降りて行った<続きます> 

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  3. 第1話だけ書いてみたものの、投稿タイミングを失って、ホコリをかぶって化石になってしまいそうなものを投稿してみましたシリーズ第5弾!睦みゴト配信中シリアス度:★☆☆☆☆エロ度:★★★★☆ドラマみたいな話だが、現実に起こってしまったのだから、受け入れるしかない。これまで縁のなかった世界に足を踏み入れてしまうとは!なんて驚いていないで、早く慣れるしかない。俺の新しい生活がこれから始まるはずだった。新しい街、新しい住まい、新しい仕事。下ろしたての真っ白なシャツに腕を通すみたいな初日を迎えるはずだったのに...。予定は未定。自分をとりまく環境の何もかもが、わずか1日でひっくり返ることになるとは...。・意気揚々と、このドアを開けるはずだったのに...今の俺は暗澹たる気分で、入居したばかりの部屋を片付けていた。片付けとは、引っ越しの...ではない。空き巣に入られたのだ。竜巻がここを通過したのかと思うくらい散らかされて...なんかじゃなく、根こそぎ盗られてしまったのだ。届いたばかりの引っ越し荷物が、まるっとそのまま持っていかれたのだ。電化製品なんて梱包材でくるんであるし、こまごまとしたものもパッキング済。さぞかし、盗みやすかったと思われる。家財道具を盗られただけなら、お財布には痛手だが少しずつ買い直せばいい。ところが、肝心なお財布を盗まれてしまったら、さあ、どうする?俺がどん底気分なのは、まさしくその通り...全財産失くしてしまってどうしよう状態だからなのだ。荷物を受け取り、さて荷解きしようかとなり、その前に喉も乾いたし腹も減った、コンビニへでも調達しに行こうか、となる。夕飯の分まで買い込んで帰ってきたところ、山と積まれていたはずの段ボール箱の大半も、冷蔵庫も大型TVも一切合切消えていた。鍵はもちろんかけていた。俺は床にへなへなっとへたり込み1時間は茫然としていた。「パソコン!」やっとで、コトの深刻さに気付いたんだ。ノートPCも盗まれた。ブラウザのアカウントはログイン状態で、パスワードを自動入力設定してあった。一番やったらいけないパターン。あのノートPCを開けば、俺の全てを網羅できる。はっと気づいた時には遅くて、俺の口座残高は1桁になっていた。ベッドとダイニングセット、ソファといった家具は残されていたのが救いか...。今頃ギャングどもはほくそ笑み、電化製品は売っ払い、段ボールの中身をぶちまけて金目のものだけ取って、後は捨て去っているに違いない。警察にはもちろん知らせた。ついさっき事情説明と指紋採取を終えたところだ。俺の指紋もとられた。採取したところで、この部屋に着いて15分も経っていなかったから、採取できる指紋のほとんどは、俺以外のものばかりだろう。腹が鳴った。こんな非常事態なのに、腹を空かせられる自分の根性に感心してしまう。今後のことについては、メシの後に考えよう。鍋は残された数個の段ボール箱のどこかにあるはずだ(荷造りのとき、めちゃくちゃに詰め込んだからなぁ)ひとつ目の箱で発見できたことに、「ついてる」と思えるあたり、俺は能天気にできているらしい。「はあ...」コンビニで買ってきたカップめんでも食べようかと、ガスコンロに水を張った鍋をかけた。カチカチと音がするだけで、火がつかない。しまった...!ガスの開通依頼の連絡を入れていなかった。空き巣事件で冷や汗をかきまくったから、風呂に入れないのは辛い。幹線道路沿いに建つこの住まいは、地上20階を越えれば車の音も遠い。静寂過ぎるのも落ち着かなくて、小さな音量で音楽を流していた。サウナにでも行って汗を流そう。ポータブルスピーカーの電源を落としたとき、どすん、という鈍い音。「ん?」続いて、争っているような怒鳴り声。喧嘩か?隣人が騒がしい奴だったら、嫌だなと思った。さらにガタンゴトン。蹴るなり突進するなりしたのか、壁が振動した。このまま耳をすませていてもヒヤヒヤするばかりだからと、スマホを後ろポケットに突っ込み、出掛けることにした。玄関ドアの鍵を閉めかけて、真っ先にやるべきことをひとつ思い出した。新しい鍵に交換しなければ、と。廊下に出ても、隣室から不穏な音が響いてくる。まあまあなレベルのマンションなのに、隣人はやたら物騒な奴なのか...勘弁してくれよ、と思った途端...。隣のドアが勢いよく開いて、俺は後ろにとび退った。「あうっ!!!!」悲鳴に続いて、全裸の男が転がり出てきた。ごろんごろんと2回転した。「ドアを開けてよ!」股間を隠しもせず、その男はドアを平手で叩いている。痴話げんかか。どうせ、この男が浮気でもして、怒り狂った彼女に追い出されたんだろう。気の毒だが、俺には関係ない。その逆パターンで、俺は長く交際していた恋人と別れ、気分一新するために引っ越しを決断したのだ。新しい職場まで近くなって、かえって好都合な結果となった。この男を締め出した彼女のように、俺も恋人に浮気をされたのだ。言葉が出なくて、責めることも悔し泣きもできず茫然とした日を一週間ばかり送ったのち、「そうだ、引っ越ししよう」と思い立った。思い立ってからの俺はアグレッシブなのだ。それから...俺は浮気男が大嫌いだ。「開けろ!」すっぽんぽん男のことは放っておこう。俺には関係ない。「開けろ!」中途半端に首をつっこんで、火の粉を浴びるようなことになったら...。全財産を失った俺には、考えなければならないことが山ほどある。泣き叫ぶすっぽんぽん男に背を向けて、エレベータドアが開くのをじりじりと待った。ドアを叩く音がやんだ。「......」視線を感じる。エレベータは未だ、到着しない。高層マンション住まいのデメリットは、エレベータ待ちのきまずい数分。エレベータの降下ボタンを再度押して、ドアが開くのをじりじり待つ。「......」視線を感じる。耐えきれなくて、振り向いてしまった。そう。これが俺とチャンミンが、初めて目を合わせた瞬間だった。チャンミンというのは、部屋を閉め出されたすっぽんぽん男のこと。住まいを失くしたチャンミンと、仕事も金を失くした俺とのコンビが結成されたのは、3日後のことだった。仕事?そうなんだ、転職先の会社が倒産し、俺は仕事も失ったのだ。(つづき...は無いかもしれない)『ぴっかぴか』に通ずるものがあります。※タイトルにあるように、一文無しになった二人は「睦みゴト」を動画配信して収入を得ることになった...というストーリーです。本日12時の投稿分で、アンケートをとりますので、ご協力いただける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。ランキングに参加しております。応援をよろしくお願いしますにほんブログ村<BLホミン小説HPアドレスはこちら>https://changmin-love.com/heavens-day/

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    【駄文乱文⑥】睦みゴト配信中
  4. #67→#66「はぁー……くふふっ、もおダメ降参!」散々笑い転げてからマサキは突然停止した。ひとしきり暴れたせいで身体が熱い。うつ伏せになったマサキが枕を抱えたまま重たげに目を閉じたので、ショウも隣で頬杖をついて横になった。まだほんのり湿ったままの髪を混ぜるように梳いてやれば、楽しいことでも思い出したのかにこにこしながら息で笑う。「湯冷めするまでなにを話しこんでいた?」「ふふっ、なんだったかなぁ。でもほとんど殿下のことだよ。お兄さんと仲いいんだね」はぐらかすような口ぶりだが、ショウの話をしていたというのは本当だろう。というかそれくらいしか二人に共通の話題はない。だから余計に、仲睦まじく笑い合っている彼らを見て衝撃を受けたショウであったが、「マサキも随分親しくしていたじゃないか。あんなカッコで髪にまで触れさせて……」腹立ち紛れに背中にどっかと乗ってやる。「重いよぉ」とジタバタしていたマサキだが、襟足に鼻を埋め思う存分匂いを嗅いでやれば、しばらく藻掻いたのちに静かになった。「んっ…ふは、まって殿下…息くすぐったい」上から押さえつけると揶揄うような抵抗も止み、頬をかぷりと食んでやれば「ひゃあ」と鳴いてくすくす笑った。誘うような声だが…解っている。他意はない。「殿下っておしり好きだよねぇ。まだ触るの?」「それだけ聞くと語弊がすげぇな…」肉感はないが、すべらかな丸みに手を乗せる。夜着の上からでは少々物足りないが小ぶりな弾力は悪くない。確かにずっと触っていたくなる感触だけど…「お前が嫌なら触らない」「ええっ、オレ別にイヤじゃないよ!」日はとうに暮れ、おおきな月が昇りきった。見慣れぬ窓から眺む空はなんだか少しよそよそしい。カーテンも全部閉めればよかった。臆病者の王子を静かに観察しているようで癇に障る。「全然イヤじゃないからね?ていうかもっと、他のとこにも触ってくれていいんだけど。キス、とかも…こっち来てから出来てないし」オレはしたかったんだけど周りの目もあるし?──って、なんだそれ。人の気も知らないで、ぽそりと付け加えられた要求に漂いはじめた眠気も飛んだ。飾らない色気に当てられて、どんな酒を過ごすよりも酩酊感に襲われる。「マサキ……こっち向け。口、開けてみて?」「ん?」素直に開けられた口腔に親指をそっと差し入れて、つやめいた舌の根をぐっと押す。じゅぷ、ちゅぷっと音を立ててマサキの口をまさぐれば、驚いたのか目を白黒させて固まっているのが愛おしい。「はぅ……っあ、ひゃに?」「なめてもいいけど、噛むなよ」言われた通りぬれた舌先で指を追おうと躍起になるが、ショウがぐるぐる掻き混ぜるせいで上手くいかない。飲みきれなかっただ液があふれて光を集めた。「う、ぅっ…ふ」可哀想に。苦しそうだが同時にひどく色を誘う。えずいて涙目になった瞼の端に唇をよせてちゅっと拭えば、マサキの喉がひくりと動く。顎をつたう透明のすじに舌をはわせて音を立てたら、恥ずかしそうに身を攀じって声をもらした。「も、いじわる……なに? オレ、キスがいい」そのまま頬を滑り降り、物欲しそうに薄く開いた唇の前でぴたりと止まれば、熱っぽい視線がうるんだ声と共に送られる。「して、くれないの?」そんな強請り方どこで覚えて来たんだよ。「お前な……これ以上したら寝れなくなるぞ」「いいよ」よくはない。明日は馬車で移動だし、ここは一筋縄ではいかない権力者たちの巣窟だ。有事の際は己しかマサキを護れないのに、欲に溺れて寝不足などという事態は許されない。「ダメだ。どうせ明日には離宮に帰るんだから、今日のところは大人しく休め」抱く口実も、抱かない理由も、示そうと思えば幾らでも出てくるのに何故かすべてが空々しい。「今日だけじゃないじゃん。殿下はさ、ホントはこんなこと言いたくなかったけど…一回したらオレのことなんて飽きちゃった?」「……馬鹿、その逆だ」赤くつやめいた唇に自分のそれを重ねて齧る。目をパチクリ瞬いたマサキがあろうことか、立てられた歯を舌先でつうっとなぞり、「あ」っと口を開けたまま雛のように待っている。これに抗うのは聖人でも無理だろう。「お前な…人がせっかく我慢してやってるのに。慣れないベッドで抱き潰されてもいいのか?」「なにもされないより…ずっといいよ。だめ?」まさか自分にこんな衝動があるなんて。マサキと出逢ってからは、そんな発見ばかりだった。つづく

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  5. blです山コンビ中心の妄想願望の話しですご理解のある方のみお読みください「その・・・ピンク・・ってのはさあ・・・長くなるけど良い❓」大袈裟なくらい ガクッと体勢を崩したニノと対照的に相葉くんは 漸く 料理に箸を付けた「良いから 話せやっ❗️てか ・・おまえも 今食うなやっ❗️」「ふっ・・・ なんか 俺と智くんみたいだね ニノ達って」「ぐっ・・・良いから話せっつうの」アルコールのせいか それとも 俺の言葉に照れたのか顔を真っ赤に染めたニノは俯いたまま 語気を荒げた「分かった 分かった・・言うよ 言うから・・・(仕方なく 俺は 渋々 重い口を動かし出した)あのね・・・ピンクって言うのはさあぁ・・・」それは 異常な暑さに 辟易仕出した 8月の始め頃だった《ねえ 翔きゅんって パンラみたいらね》《へっ❓・・・パンダ❓》《 らってえぇ〜〜 翔きゅんの服って 白か黒ちか ねえもん》洗濯物を丁寧に 小さく 小さく 畳む智くんの前には智くんが言う通り パンダみたいに 白と黒のシャツが山を作っていた《あははは・・・ほんとだ・・パンダだね これじゃあ》《たまには ちらう色のも 着てみろよ例えば 赤とかしゃあ》《俺がプライベートでも 赤着てるなんて 笑えねえだろっ‼️》《じゃあ むらしゃきとか 黄色は❓ あっ みろり色もあるよ》《嵐カラーじゃねえかっ‼️・・・それなら 青が良いよ・・ほら 身も心も貴方に色に染まるっつうてね》《ぶべっ・・・バカじゃねえの》《ふふふ・・・・・・そうだね・・・1度くらい 挑戦してみよっかな 違う色を》そんな流れで 雑誌や ネットを物色していた俺は何をどお血迷ったのか ピンク色のシャツを購入していたそれも ど・・ピンクのそれも Sサイズの・・・「それって・・・わざとじゃねえの❓大野さんに着させる為に・・・」「違うわっ❗️ほらっ 色が色だから 中に着る アクセントとして・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」「こらっ❗️ 目で会話すんなっ‼️」「ねえぇーーー❓」「なあぁーーー」「つうぅかあぁーーーかよっ‼️」「で❓ どうだったんですか❓ その ど ピンクのシャツは」「あっ・・・そうそう・・・そのシャツは 予想以上に ピンクピンクしていて予想通り 俺には 少しだけ 小さかった《げっ・・・ろうした❓ ろうした❓いくら何れも しょの色はねえなあぁ〜〜》それが 智くんの第一声だった《や・・・ネットで見た時は 良い色だと思ったんだけど・・・》《翔きゅんが着たら 危ねえぇぇ〜〜奴になるねれったい》《危ない奴って どういうのだよっ⁉️》《らってえぇ〜〜・・・しょのかららじゃあぁねえぇ》ああ・・・スポンサーの要望で 短期間で 鍛えたせいで俺の体は ひと回り・・いや ふた回りは 大きくなった癖に相変わらず 撫で肩は 撫で肩のままだからピチピチのテイシャツでも 怪しいのにど ピンクなんて 怪しいのを通り越して 智くんのいう通り どう見ても 危ねえ奴にしか 見えない《じゃあ あなた・・着る❓》《やらよ❗️》《何でだよっ⁉️ 智くんなら サイズ的にも いけるんじゃ・・》間違っても (小さい)は 禁句だ懐は どデカイ癖に この (小さい)だけは受け入れないんだ1度 口が滑って (小さい)って言ってしまった俺はひと月も 指一本 触れさせて貰えなかったからねだから・・・《おでが 小さいって 言いたいのか❓》《違う違う・・華奢って意味だよ》危ねえ 危ねえぇぇ《ピンク色ってしゃあ くすむんらよな 肌が》《へっ⁉️》《ちらない❓ ピンク色は 肌がくすむの❓》《いや・・・2回目だけど・・それ聞くの》《んっ❓》あはっ 可愛いぃぃ〜〜きょとんと 首を傾げるなんて ズルいよ《と・・・取り敢えずさあ・・1度 抱き締めて良い❓》《・・・しょのシャツ着たとこおでに 見せてくれたら・・良いけろ》《ゔぐっ・・・わ・・分かったよ・・》糸の伸びる・・違う・・切れる音を立てながら小さく ど ピンクのシャツを 纏った俺を見た 智くんは《ぶっ・・ぶはははははははははははははははははひいぃーーー は・・腹 痛えぇぇ〜〜 ははははははああーーー 止まんねえぇーーー ぐ・・ぐるじいぃぃ〜〜ぐはははははははははははははははははははお・・おでを ごろずぎがあぁ〜〜ひいぃーーーーーー》結局 智くんは 俺が 脱ぐまで 笑い続けたー笑っていようー笑っていたいー

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  6. 大きな門に分厚い扉映画で見たことがある景色ここが大野の本家もしかして ・・・ もしかしなくても貴方、ものすごい家のご子息じゃない俺など足元にも及ばない ・・・車から降りてポカンとした顔のまま扉を見上げる俺を可笑しそうに笑う貴方「ポカンとしてんじゃないよ」「ねえ、本当にここが貴方の生家?」「そうだと思うけど ・・・」そうじゃなきゃここに居ないだろうって顔をされた「こんな大きな門 ・・・  時代劇とか映画でしか見たことないけど」「それはおまえが都会に住んでるから ここは田舎だぞ 結構大きな家も有っただろ?」「確かに有ったけど ・・・ ここまで大きいとは ・・・」「お前の家も相当だろ? 櫻井家の一族なんだから」「こんな大きな門なんてないよ サクの家よりすごいじゃない」「ば~か あそこは都会のど真ん中 比べるんじゃないよ それより入れて貰わないとな」貴方が潜り戸の側にあるインターホンに近づく「防犯カメラは付いてるから 誰が来たかは見えてるはずだけど 誰が出て来るか見もの」ニヤリと笑ってインターホンを押す「はい ・・・ 」女性の声が聴こえた「御当主にお会いしたいのですが 取り次いでいただけますか?」かなりぶっきら棒な声「どちら様でしょうか?」冷たい声が返って来る「居るの居ないのどっち? それに見えてるよねぇ ・・・」貴方が防犯カメラを指さす「申し訳ありませんが お約束の無い方は お取次ぎできません」考えたらそうだこれだけの家アポがなければ入れない「君じゃ話にならないから 家令を出してくれない」恋人になる前の冷ややかな智君を思い出した態と尊大な態度を取ってる?「お名前を ・・・ お伺いしなければ 家令にもお取次ぎできないです」相手の応対は間違っていない名前を言わない相手を家の中に入れるわけがない「智君、失礼だよ ・・・ 名前を言わないと ・・・」小声でそっと伝える貴方はブスっとした顔をして頭を左右に振る「ふ~ん 名前ねぇ ・・・ 言ったら入れてくれるの?」「家令にはお取次ぎいたします」「見てるよねぇ、爺や~ 名前言って入っても良いの」インターホンの向こう側が騒がしくなってるのが聴こえる「坊ちゃま ・・・  今参りますので お待ちください」女性から変わった男性の声が慌てていた「やっぱり見てた(笑) 爺や ・・・ 今回、緊急事態の為 アポも取らずに来た 入れてくれる?」「お待ちを」インターホンが切れる音がした「智君 ・・・ ちょっと失礼だよ どうして名前を言わないの」「爺やが控えてる部屋にもモニターがある 名前を言ったら入れない」「どうして?」「ここには次期当主の智様がいる 俺は存在したらいけないの」「で、入れるの?」「分からない ・・・」そう簡単にはいかないって顔で潜り戸が開くのを待っていた暫くすると紳士然とした男性が出て来た家令は英語だとスチュワードだけど日本では執事の意味で使われる事もある「お坊ちゃま ・・・ お久し振りでございます」「もう坊ちゃまではないよ ただの智 爺やも元気そうで何より」「画家としてのご活躍は 耳にしております 実は ・・・ 個展には何度か ・・・」「知ってる ・・・ 観に来てくれてたのは 声を掛けられないから ・・・ ありがとう」貴方が爺やと呼んだ人は逢えたことが嬉しいのか瞳に光る物を浮かべていた「里の長について 確かめたい事がある 当主に伝えてくれないか?」「長についてですか?」「ああ、急を要する 現長は皇子と同じ  そう伝えたら分かるはず」「承知いたしました では中にお入りください」「彼も同席するけど構わないよな」「構いません ご一緒にどうぞ」爺やに案内されて中に入る「ここで待ってるよ」貴方が立ち止まって東屋のようなところを指さす「はい、ここでお待ちください」爺やは一礼して屋敷の方に戻って行った「あれが屋敷?」「あれは門だな(笑)」「はあ?」一体どんな屋敷?目が点になった ゲートハウスみたいなこと?「建物だけは昔のまま まあ、使ってねえんじゃねぇ なんせ皇女の為に用意された屋敷だから」「それが続いてるって それだけで凄いでしょう」「里と共に歩いてるから 仕方がないな ・・・  俺には関係ないけど」「本当に帰ってないの?」「うん、だってここは俺の家じゃねえから」そこはキッパリしている貴方の隣に座って手入されてる庭を眺める「タイムスリップしたみたいだね」「そうだな ・・・ でもここは携帯も繋がるぞ 暁さんの屋敷は繋がらない」それは気の毒サクもよく我慢してる(暁さんもか)<続きます>     

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  7. 駅でお土産の洋菓子を買って紅玉さんへ向かう坂を上っていくこんもりとした森のような場所を右手に見ながら街灯だけの灯りが照らす道をゆっくり歩いていく「本当に誰も気が付かなかったね」たまたま夜だからと言えばそうだが駅構内は昼間のそれと変わらないくらい帰宅する人、飲みに行く人と混雑していた「さとち君は嘘はつかないから ・・・ 電車の中で帽子を脱いだけど 誰も気が付かなかった ・・・」そう言えば帽子を脱いでいた事に気が付いた「案外、人の事見ていないのかもね」「多分だけど 俺たちは見えないベールを 纏ってんじゃねえかって思ってる」「つまりは日中でもって事?」「紅玉さんに向かう時だけな気がする 仕事に行くときはどうなんだろう?」静けさの中で聴こえるのは車が通りすぎる音とキャリーを引く音それ以外は二人だけの声不思議な空間大野はオフでも櫻井は仕事がある「着いたら聞いた方がいいね」「うん、そうだけど マネージャーには何って言って来たの?」「迎えだけはいつも通り 帰りは途中で降ろして貰う」「じゃあマンションまで行くって事だな」「うん、流石に紅玉さんに迷惑は掛けられないだろ」「そうだな ・・・そこを右だ」細い道を指さして道を伝える大野「ここだっけ?」「ここだよ、坂を上り切って下り始めた 最初の側道に入り、すぐに左に曲がる 最初に連れて来たのは翔君だよ」「そうなんだけど ・・・ 不思議なことに全く憶えていないの どうやって行ったか どんな店だったか」「それは俺も同じだった ・・・ 気が付いたら紅玉さんの前 さとち君がドアを開けた 俺 ・・・ すごく泣いた ・・・」話せなかったあの日の事を伝えるギリギリだった自分あの日泣いていなかったら壊れてたかもしれない「泣いた?」大野がギリギリの所で立ってた事に気が付いた櫻井それでもどう答えて良いか分からず鸚鵡返しの言葉を発した「うん、訳も分からず泣いた ・・・ さとち君が我慢しなくて良いって言うんだ ・・・」「あの子に言われたら 素直になれるよ ・・・ 俺でも泣くかもしれない」それくらい癒しのオーラを放ってるそれは蒼さんも同じ「ここだね」声を掛けて左に曲がる「うん、突きあたりが紅玉さん ・・・ 灯りがついてる」それを見ただけでホッとした「ドアが開いてない?」お店の灯りを背に受けた人が立ってて「蒼さんかな?」急ぎ足で店の前に向かうと蒼さんと蒼さんに抱っこされたさとち君隣に並んだ緋~さんが待っていてくれた「おおのしゃん さくらいしゃん まっちぇたの はやくはいっちぇ」「来る時間が分ったの?」ずっと待ってたというより道を曲がった紅玉さんが見えたタイミングでゆっくりドアが開いた気がした「うん、かどをまがっちよって がいろじゅしゃんたちが おちえてくれちゃの ありがとう!」風もないのに街路樹の葉が揺れる ・・・「どういたちまちて だっちぇ」嬉しそうに笑う顔が「チビ、中に入って貰おうな」蒼さんが苦笑い「荷物預かりますよ どうぞ入ってください」緋~さんがキャリーバックをくださいって仕草をする「お願いします」キャリーを前に出すと受け取ってくれた後「二階の部屋に運びますね 櫻井さんのバッグも一緒に運びます」櫻井の顏を見る「これもお願いします」「緋~ちゃん、それは俺が持つよ チビは二人をリビングに」「は~い」蒼さんの腕から降ろされたさとち君が大野と櫻井の手を引いて「どうぞおはいりくだしゃい だれにもみつからなかっちゃでしょ!」そう言ってニッコリ笑ったやっぱりベールに包まれてたんだって何となく納得した二人紅葉のような小さい手に引かれて心が温かくなったような気がした<続きます> 

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  8. ここ数日、気まぐれに、眠っていたものを連投してみました。(理由は単純。お話ストックが切れたこと、ホミン気力切れしたためです)どれも第1話だけで、「で、続きはどうなるの?」となりますよね。(モヤる~)当初は、自己満で第1話だけを投稿しっぱなし、のつもりでした。どれもが第1話しか考えていなくて、続きも結末も見事に未定。駄文乱文でご紹介したものに限らず、大抵のお話は、投稿しながら書きながら続きを考えてゆく方式です。鍵となるエピソードや、ざっくりとした結末のイメージだけがなんとなく決まっている程度で、書いているその時に思いついたことを1話1話重ねていっております。・現在、連載中のものが7つあります。2つはお休み中なので、稼働(?)しているのは5つ。増やしていいのか?・実のところ、連載中が5つは少ないのです。途中のものを沢山抱えていて、「ひー!」ってなってるくせに、5つじゃ少ないかも、なんて真逆なことを考えることもあります。計算をしてみた結果がその理由です。(実現が難しいと分かっているのに、「見込み計画」をたてるのが好きなのです)連載中のが5つだとします。毎日2話投稿のペースを守れたとして、1週間で14話用意しなければならない。14÷5=2.8...う~ん。1つのお話につき、1週間で約3話ずつ考えないといけないのか...辛い。(私は1つのお話を、毎日投稿が出来ない。ポンポンと展開を考えることができないから)これが14個のお話があると、「案外いけるかも」と思えてしまいます。・何を申し上げたいのかというと、『駄文乱文』で投稿したお話の続きを本気で考えてみようかな...と。ブログ内が大混雑するのはもう、仕方がない!いつまでホミン小説を継続してゆけるか分からない。未来は分からない。せっかくのアイデアを埋もれさせるのは、勿体ないなぁって。叫べるうちにホミンBL愛を叫んでおこうと思いました。(例)イチゴのショートケーキ。イチゴは最後に食べるの。本体を食べ終わって、さてイチゴを食~べよ~となった時、「OH!NO!」イチゴがかびてるじゃないですか!?...みたいな?(ちょっと違うかな(笑))スタートさせるのは簡単です。でも、それを自分に納得がいく内容で終わらせることが難しい。第1話が最も楽で、話数を重ねるうちにキツくなってきて、真ん中あたりが最も辛い。これは自分への挑戦だ。うんうんと頭を振り絞ってストーリーを考える工程は、苦しい時もありますが、するっと書き進められる時もあって、そんな時はとても楽しい。だって、趣味なんだもん。・いよいよ本題です。『駄文乱文』でご紹介した6話の中で、これなら興味がある!というもの教えて下さい。お尋ねする理由は、どのお話も、続きをほぼ考えていないため個人的な熱量が同じなため、優先順位をつけられないのです。シリアスエロ系とコメディタッチなものが混在しています。こうして眺めてみると、共通点があることが判明しました。『卒業検定』を除いた5話、タイトルからして「アレ」を匂わせるものばっかりだということに!!どれを選んでいただいても、『エロい』ことには変わりません(笑)ただし、エロ度に差があり...言葉で説明しにくいので、図解します。マトリクス登場!こんな位置関係になっております。1つずつ見てゆきましょう。①成人の儀シリアス度・・・★★★★☆エロ度・・・★★★☆☆「成人の儀」を控えた王子ユノと、食糧を盗みに入った放浪者チャンミンとの出逢いからスタート。彼らが結ばれるとした時、避けられない「成人の儀」をどう受け止めるのか。ユノが女性を抱くことを、チャンミンは許せるのか。②卒業検定シリアス度・・・★★☆☆☆エロ度・・・★☆☆☆☆『HUG』シリーズのユノとチャンミンの出逢いの場面。自働車教習所の指導員チャンミンと、教習生ユノとの年の差カップルほのぼのストーリー。※これは『HUG』シリーズの番外編として、3話ほどの長さでいつか投稿する予定③花びら散る白い胸シリアス度・・・★★★★★エロ度・・・★★★★☆老舗旅館の長男チャンミンは病弱なあまり、部屋に閉じこもっている。短期アルバイト生ユノは、世間知らずの年上の男性を翻弄したいという欲求を持った。ユノはどんな手をつかってチャンミンに近づき、その気にさせてゆくのか。チャンミンはどのようにユノに溺れていくのか。色っぽポイント・・・チャンミンに快楽を教えこむところが見もの。④2人の愛人シリアス度・・・★★★★★エロ度・・・★★★★★ひとりの男を取り合う2人の愛人。ひとつ屋根の下で生活を共にする愛人2人。⑤夢魔と見る夢シリアス度:★☆☆☆☆エロ度:★★★★☆サラリーマンユノの元に突如現れた夢魔チャンミンは、ユノの精エネルギーがなければ生きてゆけない。(つまり、睡眠中のユノをチャンミンが襲うのです)可愛らしい悪魔のチャンミンに振り回されるユノの奮闘記。⑥睦みゴト配信中シリアス度・・・★☆☆☆☆エロ度・・・★★★★☆一文無しになったユノと、着の身着のまま放り出された間男チャンミン。収入を得るために二人はコンビを組むことに。ただの動画配信では再生回数を稼げない。それならば、睦みゴトをライブ放送したら...?と、ぶっ飛んだ計画を立てた二人のドタバタ劇。①成人の儀②卒業検定③花びら散る白い胸④2人の愛人⑤夢魔と見る夢⑥睦みゴト配信中この中から、上位3つ選んでくださいませんか?アンケートの内容と、頂戴した「いいね」の数を元に決めたいと思います。【追記】コメントありがとうございます。受付は9月30日頃まで(ざっくり適当です)途中経過もお知らせしてゆきますね。ランキングに参加しております。応援をよろしくお願いしますにほんブログ村<BLホミン小説HPアドレスはこちら>https://changmin-love.com/heavens-day/

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    6つの中から選んでください
  9. これは 本当につまんない愚痴です誰にも言えない・・・ていうか言っても 反応が薄く 《はああ》・・・と 呆れられるだけなので敢えて 今まで 言わないように 努力して来たけどやっぱり こんなつまんない事で 日毎 疲れるのは たまんないだからと言って 良い子ぶって 黙認するのにも 限度がある元々我慢強いけど 我慢は体にも心にも 悪いしそのせいで 病気になるのも 悔しいしねだから申し訳ないけど ここで ちょっと叫ばせて貰います歳も近い 所謂 いい歳をした大人で 3人の子のお母さんなのに頑なに人を無視するなんて それも 3年間もハッキリした理由が有るのなら まだ分かる始めの頃に「何で❓・・何かした❓」 と 聞いたのに・・ちゃんとそして 「別に」 と 言った癖に話すどころか 挨拶さえしない目の前に居るのに スルーされるのは 日常その他の人には 懇切丁寧に挨拶する声が また 神経を逆なでしていく同じレベルになりたくなくて こっちから挨拶しても無視されるか たまに 返事したかと思えば「す」・・・だけ「す」・・・って 略しすぎやん家も近く 仕事場以外でも 会った時は ユーターンするか すれ違わない様に フリーズするか完全にそっぽ向くかそんな態度が 3年も続くとこっちも 彼女の存在自体を 無い者と 認識し出し面と向かう以外 挨拶しない様にし挨拶しても それは ため息みたいなもんとし返事は期待しない様にそうは言っても 仕事上無視出来ない事も多々ありまた その度に 《何でそうなる⁉️》《これって嫌がらせ⁉️》《一言いうか それか嫌なら 書いて‼️ 伝達しろっ❗️》等々 本当 言い出したらきりが無い《見ない 感じない 気にしない 》を心に刻み何とか 毎日 やって来たけど今日は一日中忙しく 漸く終わった所に明るい声で 「お先に失礼しまあぁ〜〜す」の声が扉の向こうで響いた彼女が 誰かに挨拶してる声があっ・・・来る‼️・・・と 身構えたけど見事 目の前をんっ・・・とも すっ・・とも無く 通り過ぎたそれで終われば 《はいはい・・分かってるって》で済んだのにほんのちょっと(1メートル程)離れた所に居た 人に向かって「お先に失礼しますぅ〜〜」 だってはああーーー分かってた そういう人だって充分思い知っていた筈だったのに今日はね すっごく・・・すっごく 疲れたもうねえ〜〜 あっぱれだわ嫌な気持ちにさせる 天才社長に言えば 少しは気は済むのだろうけどきっと今以上の嫌がらせで 待ち構えるに決まってる子供達には 「ほっとけ」 と言われる分かってる ほっとけばいいのも気にしなければ良いのもでも 今は 本当に その人の存在自体が砂だらけの貝を咀嚼させられてるみたいで非常に気分が悪い仕事を辞めれは 簡単な事だ・・・けど 歳も歳だし 低賃金だけど それが生活を支えてるとなればそう簡単にはいかない今は我慢するしか・・・ない・・だから・・・だからね・・・すみません ここで 叫ばせて貰いますスウゥーーーーーーーーーーーーバカやろおーーーーーーーーーーーーーーーっ‼️良い歳して 親の癖に バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカッ‼️バーーーーーーーーーーーーーーーーーーカッ‼️バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカッ‼️バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカッ‼️はああーーーーーースッキリした長々と 大人気ない事を愚痴らせて貰いありがとうございましたこれで少しはスッキリしましたさあ 明日も 戦うぞ‼️

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  10. 満子は、損害保険会社の営業として働いて、勤続30年以上になるベテランだ。もともと人と話すのが好きで、押しも強い性格なので、営業向きだと自分でも思っている。土日祝日も関係なく出勤することも多々あるため、大人になった也映子とは盆暮れ正月くらいしか会わなくなったが、それでも可愛い姪っ子を二番目の娘だと思い、気にかけてはいる。だからこそ、也映子の結婚が破談になったと聞いたときは、本当に胸が痛んだ。胸が痛むを通り越して、相手の家に殴り込みに行ってやろうかと本気で思ったが、陽子に懇願されて踏みとどまった。自分の娘が結婚して双子が生まれ、幸せに家庭の歩みを進めている横で、時が止まったような也映子が気になって仕方なかった。何とかしてやりたくなって、お節介とは思いつつ、営業先で独身の男性に目がいくようになった。とはいえ、この人は、と思う男性には、大体既に相手がいるものである。そんな折、いつも出入りしている自動車販売店で、いい人そうだと思っていた男性について話を聞く機会があった。「麻生さん、こんにちは!いつもお世話になってます!」「あぁ、渡辺さん。こんにちは~」麻生陶子は、この販売店における営業の要だ。何かあるときは、まず彼女に話を通す。麻生は40代に入ったところで、満子より10歳以上は若いが、気さくでサバサバしており、満子とは気が合った。「甲村さん、出ちゃってますか?」いつも隣にいる好青年の姿がなかった。満子が常々目をつけていた男性である。「午前中、納車だったんですよ。もう戻ってくると思いますけど。何か伝えておきます?」「あ、いいんですけど…あの、時に麻生さん。甲村さんって、独身ですよね?」「え?…えぇ、そうですけど」満子の質問に、麻生は驚いていた。「今、お付き合いされてる方は、いるんですかねぇ?」「え?何?渡辺さん、まさか甲村くん狙ってるんですか?」満子の意図が図りかねて、麻生は笑いながら訊いていた。「違う違う!私じゃなくてね、ちょっと、紹介したい人がいるんだけどさ」「へぇ…」「で、どうなのかしら。彼女いるのかしらね」うーん、と麻生は少し考えていた。「休みの日は大体家にいるって言ってましたし、今特定の相手はいないようなこと、言っていたと思いますけど」「ほんとに?あんなに真面目なイケメンなのに、ラッキー!引く手数多で、逆に絞れないのかな」甲村は営業成績もいい。常に3位前後をキープしている。1位を取るほどはガツガツしていないが、真面目で安定感がある。甲村の顧客はディーラー扱いの自動車保険加入率が高く、顧客からの信頼も厚いのだろうと、満子は前々から感じていた。「どうなのかな~。たまたま今、いないんじゃないかな。入社後、社内の子と付き合ったりしてたこともありましたけどね」「詳しいですね」「私、彼が入社してすぐ配属された営業所に当時いて、OJTトレーナーやってたんですよ」なるほど、と満子は頷いた。麻生が甲村に詳しいことも、甲村の手堅い仕事ぶりが麻生譲りであることも、両方合点がいった。「まぁ、そりゃそうよね。甲村さんくらいのイケメン、周りの女の子たちが放っておかないわよね。麻生さんだって、若かったら放っておかないでしょう?」「そうねぇ…でも、ないかな。イケメンって、浮気しそうで。私の別れた旦那みたいに!」麻生は何年か前に離婚した、バツイチのシングルマザーだ。「また、そんなこと言って!元旦那の浮気をネタに出来るようになれば上等よ!」そう言って満子は麻生の肩を叩いた。麻生が離婚した時を、満子は知っている。「まぁね~!母は逞しく生きないと!」そう言って二人で笑い合っていると、後ろから声がした。「顔がよければ浮気するって決めつけ、どうかと思いますよ」驚いて振り向くと、甲村倫哉本人だった。「少なくとも、俺はそんな浮気性じゃないです」「ごめんごめん!ほら、イケメン全般、一般論の話」「甲村さん、ごめんなさいねぇ。麻生さん、悪ノリさせちゃって」満子も詫びると、甲村は小さく頭を下げた。少し怒っているようにも見えたが、普段の印象と相俟って、それだけ真面目なのだろうと、満子には映った。「あの、時に甲村さん。今、お付き合いされてる方はいないんですか?」満子のストレートな質問に、麻生が驚いて突っ込んだ。「ちょっ…!渡辺さん、それ、直接訊いたら今時ハラスメントですよ!」「別にいいですよ。気にしてません。今はいないです」甲村はあっさり答えてくれた。「どうしてですか?甲村さん、モテるでしょうに」「…ただ、そういう縁が、今ないだけです」その言葉に、満子は来た!と思った。「では、ご縁があればお付き合いする気はあると?」「え?…まぁ、ご縁にもよりますけど、ないわけではないです」「甲村さん!いいお話があります!」「え?」「お見合い、してみませんか?私の姪っ子なんですけど!」「お見合い!?いやいや、それはちょっと困ります」「そんな堅苦しいものじゃなく、出会いのひとつだと思ってもらっていいですから」「そこまで出会い、求めてないです」「もちろん、お気に召さなければ、断って頂いてぜんっぜん、構いませんから!会うだけでも!」満子があまりに勢いをつけて迫ったせいか、甲村は困惑した顔をして、上司の麻生の顔を見た。麻生は微笑んで、「甲村くんさえよければ、いいんじゃない」と言った。甲村は諦めたようにため息をついた。「じゃあまぁ…お会いするくらいなら」「ありがとう!甲村さん!」満子の大声に皆が振り向いたが、満子はそんなことは気に留めず、心で大きなガッツポーズをした。「…つまり、満子おばさんが押しに押して、そのイケメンさんを見合いの席に引っ張り出した、ってことですね?」也映子が呆れて言うと、すき焼きを頬張りながら満子は首を振った。「あら、違うわよ。だって、二つ返事で受けてくれたもの」「二つ返事?かなぁ…違うんじゃない?」「また、有無を言わさない勢いで迫ったんでしょう。満子、そういうの上手だもの」母の言葉に、也映子もうんうんと頷く。「何言ってるの。大手自動車ディーラーの敏腕営業マン。32歳。独身。真面目。しかもイケメン。こんな人と出会えるチャンス、そうそうある?ないわよ!」満子の鼻息は荒い。「でも、私今、お付き合いしている人いるから。申し訳ないけど、その話はなかったことにしてもらって」満子が也映子を一瞥する。コワイ。これは、満子が戦闘モードに入った時の顔だ。「やえちゃん…お付き合いしている方、どんな人なの?」来た。也映子はごくりと生唾を飲み込んだ。営業成績常にトップクラスの満子と論戦するのは、正直恐ろしい。「真面目な人ですよ。今、理学療法士の勉強をしています」「勉強?」満子が眉をひそめた。「はい」「いくつの人?」「…21です」「21!?え?にじゅういち?」親子揃って二回言わなくてもいいのに、と思ったが、無理のない反応だとも思う。「え?正気?学生ってことよね?」「…はい」「え?姉さん、いいの?義兄さんも!28の年頃の娘が、21の学生と付き合ってるって、将来的なこと考えて、どうなの?」「どう、って言われてもねぇ…本人同士が好き合ってたら、何も言えないでしょう」すき焼きを取り分けながら母が答えた。父は黙々と食べながら、小さくため息をついた。「ちょっとちょっと!しっかりしてよ!21歳、学生よ!10年後、ううん、3年後でも!先々も一緒にいる人だと思う?」「…一応、一緒にいるつもりで、付き合ってるんですけど」「そりゃ、やえちゃんはね。でも相手は分かんないでしょ」鼻で笑うように言われて、也映子もカチンと来てしまった。箸を置いて、満子を見た。「理人くん、そんなにチャラチャラした人じゃないよ」「『リヒトくん』」「…なに」「あのねぇ、やえちゃん。婚約破棄されて傷心、隙だらけの28歳に手を出す21歳、大体人柄なんて想像つくわよ」「本人知りもしないのに、決めつけないで」険悪な雰囲気になってきたのを察して、母も助け舟を出した。「お会いした感じ、真面目そうな好青年だったわよ。やえちゃんとも真剣にお付き合いしてくれているのが伝わってきて」「姉さんまで!あのね、21歳の『真剣』が、どの程度のものか、自分が21の頃を振り返ってみれば分かるでしょう?」言われて也映子も、自分の21歳を思い起こす。目が少し泳いでしまった。「21歳の学生時代なんて、大して現実的なことも考えず、『ずっと一緒にいようね』とか言うもんじゃない?他に好きな人ができれば、あっけなく手の平返して去っていくわよ。断言する。21歳、これから就職して新しい世界が広がって、同年代や年下の若くて綺麗な女の子たちともたっくさん出会っていくのよ。そんな中、絶対に心が動かないって、本当に信じ切れる?」「それは…そんな先のことは何とも言えないけど、今は、一緒にいられる今を大事にしたいと思ってるから」「それって、今だけ見て、先のことには目を瞑って、あり得る可能性を見ないように誤魔化してるだけよね?」也映子は、とっさに返事ができなかった。黙っている也映子に、満子は畳み掛ける。「仮に、仮によ。あと10年一緒にいたとして。相手はまだ31歳、やえちゃんは39歳。働き盛りで男としても脂がのる時期、真面目な好青年なら尚更、そんな人周りの女性が放っておくと思う?言い寄られて心が動いて、その時になって『ごめんなさい、他に好きな人ができました、今までありがとう、サヨウナラ』なんて言われてごらんなさいよ。39歳になったやえちゃんに、将来につながる出会いがどれくらい転がっていると思うの?」「それは…」「その時になって、一生独身でいる覚悟ある?親の介護も、自分の老後も、全部一人で背負いこむくらいの覚悟、やえちゃんにあるの?」ぐうの音も出なくなってしまった。確かに、そこまでの覚悟は、まだ也映子にはない。「とりあえず、会ってみるだけでも会ってみなさいよ。出会いの芽まで、摘むことないでしょ。別に『リヒトくん』には黙ってたっていいんだし」「それは…誠実じゃないでしょ。そもそも、その気もないのに会うなんて、先方にだって失礼だと思うし」「その気になるかどうかは、会ってから決めればいいじゃない。ダメなら断ったっていいわよ。そんな堅苦しい見合い話ってわけじゃないんだから」「でも…」「でも、なに?」「…」返す言葉が、うまく見つからない。救いを求めて両親を見たが、父は何も言わず、也映子の顔を見ていた。母は肩をすくめて諦め顔だ。「観念して、会うだけ会ったら。向こうが断ってくる可能性だって、あるんだし」「えぇ!?」「そうそう!まずは会ってみないとね。それじゃ、今度の土曜日ね」「え!?そんなに急に?すぐじゃん!」「鉄は熱いうちに打たないとね~。朝、車で迎えに来るから」「え?迎えに来るの?」「そうよ。やえちゃん、すっぽかしかねないからね。ドタキャンされたら、私が今後仕事する上でも困っちゃう!大事な取引先なのに」見透かされている。これでは仮病という奥の手も使えない。「じゃあ、10時に来るわね。ちゃんと綺麗にお洒落して待っててよ!」也映子の完敗だった。営業としての話力の違いを見せつけられ、それ以上に、今まで目を背けてきた将来の現実を突きつけられた。鞄に入れていた携帯から、ジージーと着信を知らせる振動音がした。掌に通風孔がない。満子の言葉が重苦しい澱になって、心の底に蓄積していくのを也映子は感じた。翌日、日中時間が空いた理人は、デパートに来ていた。昨夜やっと、ホワイトデーに贈る物が決まった。名入れもできるということで、イニシャルだけ入れてもらうことにして、そちらはネットで注文した。ギリギリ何とか当日に間に合いそうだ。他にお菓子でも添えようかと思い、デパ地下のお菓子売り場に来てみたのである。ホワイトデーを週末に控え、デパ地下ではホワイトデーフェアなるものが開催されており、どれもイチオシと紹介されていて、理人には一体どれが本当のイチオシなのか皆目見当がつかない。しかも決して安くはない。多少値が張っても美味しければいい、と思うのだが、味見できるわけでもなく、何を基準に選べばいいのかよく分からず、ずっとウロウロしている。その時、携帯が鳴った。也映子からのLINEだった。日中に珍しい。すぐに携帯の画面を開いた。也映子〈今日の夜、ちょっと話したいんだけど、時間ある?〉理人 〈いいけど、今日バイト、17~22時だよ。店来る?〉也映子〈お店だと話しづらいから、終わった頃行くよ〉理人 〈そんな遅い時間まで、今日仕事してんの?〉也映子〈仕事の後、どっかで時間潰してるよ〉理人 〈だったら店に来ればいいのに〉也映子〈うーん…今日は、終わってからにする。店出るとき、連絡して〉平日の夜に也映子から誘ってくるなんて、と理人は思わず頬を緩ませた。どうして店に来ないんだろう?と少し不思議に思ったが、会える嬉しさが上回って、あまり気にしなかった。了解、とだけ返す。そんなに長くは会えないが、少しでも顔が見られるのは素直に嬉しい。ちょうどその時通りかかった店で、花のようなお菓子が目に入った。クッキー生地に、バラのようなチョコが包まっていて、何個も集まると花束のようだった。理人が見ても綺麗だと思った。「すいません、これの…9個入のやつ、下さい」「ありがとうございます~」包みを開いたら、也映子はどんな顔をするだろう。想像するだけで楽しい。土曜日まであと3日。一端家に置きに戻って、それからバイトに出なければ。携帯を確認する。也映子からのメッセージは何もなかった。それでも、先程の誘いのLINEを読み返すだけでも、理人には繋がれている幸せが感じられた。だが、携帯で繋がっている、なんて感覚はいくらでも錯覚できて、やはり本人とその瞳を直接見なくては駄目なのだ、ということを、後々理人は思い知ることになった。その夜、店を出てすぐのところで、也映子は待っていた。その顔を見て、理人はすぐに分かった。也映子の心境に、何か変化があった。笑顔が嘘くさくて、目が泳いでいる。理人は心でため息をついた。(なんだなんだ…何があった?)そういえば、会いたい、ではなく、話したい、と書いてあったと、昼間のLINEをぼんやり思い起こしていた。どうか面倒なことじゃありませんように、と思ったが、相手は也映子だ。こういう顔をしているときは、大体面倒くさいことに決まっている。口数も少なく、なかなか話の本筋に入ってこようとしない也映子に、仕方なく、理人から話を振った。「何?どうかしたの?なんか、話したいこと、あったんでしょ」「うん…」昼間は穏やかな晴天だったが、天気予報の通り、夜になって冷たい雨が降り出していた。白地の傘の陰に隠れて、隣を歩く也映子の表情が、今日はよく見えない。「…つーか、結構寒いよな。どっか店入る?」「あのねっ…、理人くん」「うん?」「実はその…お見合いを、することになって」「…は?」理人は、すぐには也映子の言っている意味が分からなかった。「その、ほら、はーちゃんのお母さんの満子おばさんがね、仕事の取引先の人と、お見合いをセッティングしちゃって、どうしても一度会ってくれって、きかなくて…もちろん断ったんだけど、言い負かされちゃって…今度の土曜日、おばさんと一緒に、その人とお会いすることになっちゃったの」話す也映子の目は、どこか許しを請うようでもあった。「え…なんで?」「もちろんお断りするつもりだし、本当に会うだけだよ」「断るつもりなら、そもそも行くなよ。相手にだって失礼だろ」「そう言ったんだけど、どうしても会うだけ会ってくれって、おばさんが…」理人は大きくため息をついた。也映子への呆れと、自分の中に沸々と湧いてくる感情を抑えるために。「俺と付き合ってることは?ちゃんと言ったの?」「もちろん!伝えたよ」「なのにどうしてそういう話になるわけ」「…取引先の人だし、もうセッティングしちゃったからって、おばさんが…」「それは、さっき聞いた。そうじゃなくて、付き合ってる人がいるから会えないって、それだけだろ?也映子さんがそう突っぱねればいい話じゃん」也映子が黙った。目が泳いでいる。「也映子さんは?…見合いしたいの」「まさか!そんなわけない!」即否定した也映子の目を、理人はじっと見た。「なんか…俺について、言われた?」也映子の瞳の奥が動く。図星だ。理人はまたため息をついた。「何?若すぎるとか、そういう話?」「…21歳だって言ったら…その、将来的に、本当に一緒にいられる相手とは思えないから、って…」「で?也映子さんも、そうですね、って言ったわけ」「そんなこと言ってない!」「じゃあなんで見合いすることになってんだよ!!」理人は思わず大きな声を出した。雨の中、横を通り過ぎる人がこちらを見ていた。「それは…21歳の学生なんて気まぐれでいい加減、って先入観がおばさんにはあったし、そんな若い子が、10年後も一緒にい続けてくれる保証なんてない、って言われると、うまく返せなくて」「保証ってなんだよ。俺、前に言ったよね?結婚したいと思ってるって」「言ってくれてたけど!理人くんを全然知らない満子おばさんに、21歳の学生のそれを信じてくれっていうのは…難しいよ。若いうちは気持ちが移ろいやすいって言うのは、自分も身をもってそうだったなって、思うしさ…」也映子は下を向いた。理人の顔を見るのが、怖かった。怒っているのを見るのが怖かったのではなく、自分の言っている言葉が少なからず、理人を傷つけるものだという自覚があったからだ。きっと理人は今、傷ついた瞳をしている。「…信じられないのは、おばさんじゃなくて、也映子さんの方なんじゃないの」「え?」「俺を信じられないのは、也映子さんなんじゃないですか」理人の言葉が、也映子の胸に刺さった。その通りなのかもしれない。即座に否定できなかった。「今までも、ちょっと感じてたんですよね…一緒に住もうって言っても、結婚したいって言っても、いつも『ありがとう』とか『そうなれたらいいね』とかで、也映子さんから先のことを約束するような言葉って、聞いたことない」也映子はハッとして理人を見た。「今はそんなこと言ってても、どうせ気が変わるんでしょ?とかって思われてんのかなって。前にも、どうせ俺は、また誰かを好きになって、別の人と付き合ったりする、って言ってましたもんね」それは、実際に付き合う前の話だ。也映子は否定する何かを言おうと思ったが、口を開いても言葉が出てこなかった。「也映子さん自身が、俺を信じ切れてないから。だからおばさんを説得できなかったし、見合いしてもいいかなと思ったんじゃないんですか」「それは違う!見合いしてもいいかな、なんて思ってない」「でも見合いするんですよね」「それは、断り切れなくて」「もういいですよ。いんじゃないですか、見合い、してくれば」「何それ。理人くんこそ、私のこと信用してくれてないじゃん」「は?逆ギレですか?」「理人くんいるのに、私がしたくて見合いなんてするわけないし、仮にしたって、絶対断ってくるのに」「見合い話も断れなかった人が、相手が乗り気になった時、縁談断ったりできんの?」「できるよ!一生のことだもん」「見合いすることで、俺との信頼関係が傷つくことは、一生のことじゃないわけ?」「それは…」「もういいです」理人はそう言うと、也映子の返事を待たず、背を向けて歩き出した。待って、と也映子は理人の手を掴もうとしたが、傘でいつもより開いていた距離のせいか、掌もうひとつ分、届かなかった。雨は本降りになってきた。理人の姿は、あっという間に雨で白く煙る景色の中に溶けて行ってしまう。追いかけたい気持ちと裏腹に、也映子は足が動かなかった。大きい雨粒が、傘にぶつかる音が激しくなる。その音よりも強く、理人の言葉が也映子を捕えていた。結局、私自身が、理人を信じ切れていないんだろうか?空振りした左の掌に、今日は理人の温もりがなかった。(つづく)

  11. 妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…智は高い高い青空を見ながらケタケタ翔の言動で笑っていたアルコールのせいではなく翔が不器用なりに一生懸命に自分に気遣う姿は可愛いく面白い「大野先生少し涼しくなってきました。部屋に戻りますか」「さーとーし」ついからかってしまう。「あえっと…さとしくん」「聞こえないよ」「夜風は良くないですし松本さんに叱られますから」背中に大きなリュック両手にビールにおつまみ汗だくで困っている「智と呼びなさい」「あっわかりましたからあの一度ホテルに戻りましょう」「これぐらい大丈夫だよ…翔くん」「いや…だから…あ。なんだ…そのさとしくん」緊張か…発音が…「あはははわかった、わかったホテルに帰ろうビールを持つよ。翔くん」「ありがとうございます」智がケタケタ笑いながら翔の後ろを着いていく「僕の特等席どうだった?」「こんな街中でこんな静かでこの空間人が来ないんじゃ…デートでキスできますね」「あはははそうだね…キスか?考えた事なかった」「考えません?普通」振り返ると智が「もしかして…僕…そんしちゃった」子犬の顔をして「だからか…智くんはつまらないって振られてたのか…」「えっ?大野先生?」「さーとーし!」「いや…あの、それだけ頑張れるなら…キスぐらいできたでしょう」「綺麗な目が見れて嬉しかたから…さっ考えてなかったよ」翔は智がどんな風にその瞳を見ていたのか胸が苦しい(聞かなければ良かった)と考えていた…翔は、ホテルに着く頃には自分の中で智が考えていなかった存在なのではと考え始めていたそれは自分でも驚く感情で…憧れとそんなだろう…と思っていた…デートをしている智を想像すると抑えられない感情が奥からドロドロと湧き上がるこれは…あれだ…久しぶりすぎて忘れていた…嫉妬…マジ?えっ…

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    この身…22
  12. こんにちは♪読者さん参加型のお話、『I seek』楽しんでいただけてますでしょうか?お話をアップした瞬間から、次々とはいるコメントを読むのが、楽しくて仕方ないくろねこです。この話を始める前は、やってみたいけど、参加コメント入れてもらえるかな?と、不安でドキドキしてたんですが、想像をはるかに超える参加コメントに、嬉しくてドキドキしております♡お話自体は、全20話ぐらいかな?と思ってたんですが・・・20話じゃ、終わらなさそうだってまだ、ライバル社長の松潤が出てきてない!!ごめんね、松潤!!メール文面だけで。やっぱ私は、引き算より足し算が好きみたい。ついつい足していっちゃって・・・1番楽しんでる!!サクサク進めていこうと思ってるんですが、楽しくなっちゃって、ついつい・・・じれったい展開ですみません。テンポアップで頑張ります。みなさんで作っていくお話、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!さあて、登場人物が増えてきそうだし、ここらで整理を・・・で、お願いして描いてもらいました♡相関図〜〜〜!!!描いてくれたのは、もちろん、つむみゆちゃん♪(いつもわがまま聞いてくれてありがとう♡)で、私の方で、ちょいと加工して、←星が気に入ってぽんぽん押しただけまだお話に出ていない登場人物欄は、シークレット黒猫になってます。シークレット黒猫の正体は??ここから、もっと増えるかもしれないし、減るかもしれない。あの人!って、すでに決まっているとこもありますが、残りはこれからの皆さんの選択次第。どこに誰がはいるか、私もドキドキ。お楽しみに〜〜〜♪♪黒猫・・・あ、ちがう!くろねこでした🐾

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    I seek  〜相関図作ってみた♪〜
  13. また一人、大切な命を自ら絶ってしまった。大好きな女優さんだったので、ちょっと昨日から気分が沈んでいる。残穢。。。好きな映画である。1998年に放送したドラマ「凍りつく夏」で初めて彼女を見た時、あっ この子は将来良い女優さんになるな、と直感した。死んでしまう時の人間の感情は正常な人間には決して理解出来ないので何とも言えないが、これは一つの体験談として聞いて頂きたい。このブログでも幾度か書いたが私も自殺を考えた事がある。仕事の事で相当滅入っていた時に起こった。不成仏霊に憑依されたのである。夜になると急に、死にたい衝動にかられるのである。さきほどまで子ども達と楽しくテレビを見ていたのに。。。包丁で腹を一突きしたい、と思いながらボーっと一人、台所に立つ夜が続いた。そんな事をしたらどうなるか、子ども達が発見したら何て思うか。。。等、全く考えないのである。これは何かある!と思って、当時世話になっていた占い師さんに相談した。家族には言えなかった。その方は占い師と看板を出しているが本人曰く、霊媒師だと言った。占い師と言った方が客が来やすいのだそうだ。なるほど。占い師さんは私に、武士の一家の霊が憑いているといった。私が腹を切りたい理由は、一家の大黒柱である夫が切腹をして死んでいるからなのだという。飛んでもな話しだが、一応辻褄は合っている。細かく書くと長くなるので割愛するが結局、占い師さんの知り合いのご住職に供養して貰った。その際、写経を132枚書かされた。指が腱鞘炎になった。でも不思議とそれ以来、ピタリと自殺願望は無くなった。一家は成仏したのだろうか。信じるか信じないかは、アナタ次第な話であるが実際にあった話しである。何が言いたいのかというと、そういう時の気持ちというのは理解出来ないという事だ。もしあの時私が死んでいたら、武士の霊のせいで死んだ、など誰が分かるだろうか。。。誰も分かるわけがない。正常ではない事は確かである。魔に入られた時や、病気や薬の影響もあるので注意したい。気をしっかり持って、という言葉があるがホントだと私は思っているが、気という目に見えないものだけに難しい。オカルト人間の私としては、死にたい、いなくなりたい、もう終わりにしたい、などと思った時は一度憑依を疑ってみる事をアドバイスする。自身の経験から感じる事である。魔と言うものは、心の隙間にスっと入ってくるのである。そして私が助かったのはご加護のお陰だと思っている。ご先祖様や目に見えない存在の事をいつも思って時間があれば手を合わせている。魑魅魍魎が蔓延るこの世の中、加護をしっかりつけて渡り歩いて行かなくては、命が幾つあっても足りない。いつも読んでくれて、ありがとうございます。そして彼女の魂が安らいで旅立てるよう、心から祈りたい。

  14. 妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…「夕飯まで時間があるので少し休んでください」「やだー」「子供…ですか」「そうだシャワー…シャワー」翔は智の部屋で夕飯までの時間智を休ませたくてご機嫌な智をなだめている智は身体の調子も良く気分もいい休めと言われても「ホテルの…ガーデンにも…ビアガーデンがある!炭焼きも!シャワー浴びて行ってみようよ!翔くん」服をパッパと脱ぎ捨てシャワー室に行く「大野先生ビール飲んでますからね気をつけてください」「さーとーしだって!」「はい、はい智くん私の言う事も聞いてください」「よーく…聞こえているよ」「あの聞くだけじゃなくて心を寄せてください。アルコールが入っているんで気をつけてください」「はーい、僕のところに来たばかりの時の翔くんより聞いているよ〜」「それはもう、充分知っていますから」「翔くんはよーくみんなの声を聞いてますか〜」「聞いてますって…今は大野先生の事」「さ・と・し しか…いません」「智くん…聞いてください」「はーい」シャワーの浴びる音を確認しながら荷物をまとめ松本に検査結果の手紙を送信する何が何やらわからないが三か月後の検査の予定と改善ありの文字が嬉しいすぐに松本から良かった…と返信が来た。三か月後はわからない…松本さんの話では全身どこにでも転移するって肺の平滑筋肉腫は平滑筋肉腫の中でも稀で症例を持った医師すら世界的に少ないどう動くかわからないって言ってたよな…はぁ…ガタン ガタン慌てて浴室を開ける「大野先生!」「あはははジャンプーの容器落としちゃった翔くんごめん」シャワーを浴びながらジャンプーの容器を振っていた「こちらこそ声をかけず開けてすみません失礼します」ドキドキドキドキシャワーの姿に感情が暴れ出した相変わらず華奢な身体…やばい…私…反応…何…やばい…

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  15. それから雅紀にお願いして子供の頃のアルバムを見せてもらいながら色々話を聞いた。当たり前だけど兄弟のように二宮が一緒に写っていて2人の絆に若干嫉妬心を覚えた。小学生の頃には野球のユニフォームを着てる雅紀や運動会で走ってる姿を見ると何とも言い難い気持ちになったけど、そこは気付かれないようにへぇー何て言って笑った。「じゃあそろそろ帰るわ」「あっ、駅まで·····」「ダメだって。そんな事されたら心配になって今度は俺が家まで送りたくなるから」そう言うとクスクス笑い分かりましたと応じてくれた。「じゃあ·····またな」「今度はせんぱ·····しょーちゃんの小さい頃の写真見せて下さいね」「うん。今度は俺ん家来て?それから敬語も禁止な」「ゔ·····一変に無理です」「じゃあまた連絡するから」「はい」そう言って手を握り頬っぺたに軽くキスをするとそれだけでもう真っ赤になってる。恋愛偏差値小学生の雅紀とあんな事やこんな事するのは程遠そうだがそれも分かっていた事。寒いし見送らなくていいといい雅紀の家を出て歩き出すと、前から二宮が歩いて来た。♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜嵐には関係ないけど半沢直樹が最後まで面白かった~。あのラストならまだ続編がありそうだし期待大。にのの行列は録画してるからごめん。昨日、翔ちゃんのTLになかなか反応なくてハラハラしたけどタイミングが悪かったのね。誰でもいいから気がついてーってハラハラしましたよ。

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  16. ☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆「あ〜…疲れた…」ため息と共に心の声が漏れた。土曜日の19時過ぎ。レジャー帰りで混雑している電車に揺られて自宅の最寄り駅に降り立つ。帰る道すがらのコンビニに寄ってビールを3本とツマミの魚肉ソーセージそして腹の足しになるものは…っと…これでいいか…最初に目についた鮭のお握りを掴むとレジに向かった。あとはレジ横の唐揚げでも買ってくかな…一人暮らしの晩飯なんてこんなもんだ。スーパーの方が安いし惣菜の種類も沢山ある事は分かってるけど今は広い店内を歩く事も賑やかな家族連れと一緒にレジに並ぶ事も面倒になっていた。明日の日曜日は特に出掛ける予定もないし…ビール飲んでさっさと寝よ。カゴをカウンターに載せると店員が慣れた仕草でバーコードをスキャンする。「レジ袋は有料になっておりますが如何致しますか?」あ…そっか…忘れてた。エコバッグなんて持ってねぇや…どうすっかな…大した金額じゃないけど疲れて帰ってきた上に たったこれだけの買物のためにレジ袋代まで払わされるのもなんだかシャクな気がしてリュックからヘルメットを取り出すと「あ、ここに入れるんで大丈夫です」ビールとお握りを入れたリュックを背負うと温かい唐揚げをヘルメットに入れて買い物カゴみたいに手にぶら下げるとコンビニを後にした。昨日の午後…現場からチーフに電話がかかってきた。「…あぁ…やっぱりか…川が近いから予想はしてたんだがな…」断片的に聞こえる何やら深刻そうな会話に周りのみんなもパソコンの画面を見つめつつ耳はチーフの声を拾っている。「とりあえずこれから構造担当連れて現場行くから…あぁ…ん…じゃぁ…」電話を切った後、慌ただしく現場へ向かう準備をしながら「櫻井!ちょっと…」俺に向かって手招きをした。

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  17. じゃあどんなつもりなんだと聞かれればわからなくて、無口になるなんて我ながら卑怯だなって思う。でも、どうしてもコトバが出てこない。周りはお昼だから回転が早いみたいで、オレ達のテーブル横の通路を何度も客やスタッフが行き来する。それを横目に見ては視線を下に戻し、組んだ指を組み返したりしては意味のない事を繰り返した。「下向かないで、オレを見てほしいんだけど」「あ、ごめん……」「謝らなくていいから、オレといてほしいんだけど」「それは……、ごめん」本当に謝ってばかりで、情けなくなるけどこの言葉以外で何をどう伝えればいいのかわからなかった。謝る事でしか翔ちゃんに自分の気持ちを伝えられないオレに業を煮やしたのか翔ちゃんは苦笑いで「そっか」と言って、椅子の背凭れに深く背中を預けた。「んーじゃあさ、休みの日はオレと会ってくれる?」「……え?でも、オレは翔ちゃんの事、好きじゃないから……」そんなの、建設的じゃないし、変に期待させてしまいそうでオレは好きじゃなかった。翔ちゃんとは友達でいたいから、その先の関係なんてオレは想像できない。そりゃ、翔ちゃんにされた事の感触はいつまでも消えなくて、オレの中にあるけど。今だって、すぐに思い出せる。どんなキスをするのか、どんな顔になってどんな声でオレを呼ぶのか。髪を撫でて、その手をおろしてって……、だけど、オレはそれが嫌だった。早く忘れたいのに。「それは知ってる。でもオレは会いたいから」「どうして?オレなんかと?」「好きだからだって言ってんじゃん。それ以外に何か理由いるの?どんな理由だったら納得すんの?」どっちつかずのオレの態度に翔ちゃんもそろそろ限界なのか、少し怒っていた。堂々巡りの応酬に疲れるのは当然だと思う。「好きじゃないのに会っても、翔ちゃんの事、傷口つけたりしたらオレ嫌だから……」「もうじゅうぶん傷ついてるからいいよ」「……ごめん」「ちょっと会うくらい、してくれてもいんじゃん?」「外でなら……」「じゃあ決まりな」話がまとまったところで、頼んでた定食が来た。翔ちゃんが「いただきます」とニコッと笑って言ってお盆をスタッフから受け取った時に、スタッフの女の子が顔を赤らめた。オレと会いたいなら、女の子にデレデレすんなよと言ってやりたくなるのを堪えてオレもお盆を受け取った。言ったら最後、なんだかまるでオレが翔ちゃんにヤキモチ妬いてるみたいに取られそうだし。それは弱味を握られるようで居心地が悪い。翔ちゃんは「すげえうまそう」と言って、二人で手をあわせていただきますをした。翔ちゃんは食事が好きだなと思う。おいしそうに食べるし。お箸の持ち方がキレイで、その手がかっこよくて、ご飯を食べながら翔ちゃんとは目を合わせない代わりに、ずっとその手を見ていた。

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  18. にのあい妄想です。お気をつけて。*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜対談が始まって、2人の写真を撮っていく。なんか、余所行きのあいつを見ているようで、ちょっとくすぐったい、なんて思いながら写真を撮ってた。はっとしたのは。『松本さんは今度写真集を出されるそうですね』っていう話題が投げかけられた時。松潤が、「はい。今までとは違う自分を、カメラマンの方に引き出してもらったと思っています。その人が今日のグラビアも撮ってくれるので、今から撮影が楽しみです。 ……二宮さんも、でしょ?」ってあいつに話を振った。「へ? あ、あぁ…はい…楽しみ、です。」って言って、俺を見た。その顔が。びっくりするほど、可愛かったんだ。なに!?なに、あの顔!あまりにかわいくて、びっくりしすぎて、シャッターを押すのを忘れるほどだった。え、ちょ、もっかい!もっかい今の顔、ちょうだい!??って思うのに、ふぃ、と視線を逸らされたままだ。俺が内心慌てふためいてるうちにも、インタビューはどんどん進み、写真集を撮る上で苦労した話とか、あいつの舞台の話とか、仕事に取り組む姿勢についてとか。俺もこの場に居なければ聞けなかったような話を聞きながら、ひたすらにさっきのあいつの顔を追い求めて写真を撮った。あ、もちろん松潤も撮ったよ?モデルの仕事、好きなんだな、って伝わるような顔が撮れたと思う。『それでは最後に。おふたりの今後の目標をお聞かせください。』「僕は、今までほんとに笑わないイメージで来ていて、男性向けのファッション誌とかでも、ハイブランドの服を着ることが多くて。でも今回、この写真集で、そのイメージがいい意味で崩れたと思うんです。なので、今後は、もっと幅広い層に受け入れられるような仕事がしてみたいですね。」『ほんとに素敵な写真集でしたね。 私も失礼かもしれませんが、今まで抱いていた松本さんのイメージがガラリと変わりました。』「ありがとうございます」『では、二宮さんは』あいつ、なんて言うのかな。なんて、俺までドキドキしながらあいつの声に耳を傾けながら、カメラを構えた。「……ぼくの…僕の目標は…。というか、夢は…」って呟いてから、暫く沈黙が落ちる。大丈夫? どうした?と、カメラ越しではなくて、直接あいつを見ると、顔を上げたあいつと、目が合った。!?「僕の夢は、小さい頃から変わってなくて。ずっと、おれの姿を、写真に収めて欲しい人がいるんだ。そのひとに、…撮ってもらいたい。 それだけ、なんです」

  19. 翔23にこっと微笑む華姉に悪意はなかったのだろう。しかし、その名を聞いた途端,俺は紙コップを持つ手が震えた。櫻井國比呂最初にその名を財前教授から聞いた時は、何処か記憶にある名前だと思った。しかし、それが今から会いにいく伯父だとは・・親父もお袋もその人の名前を出すことも、勿論、会いに行ったこともなかった。相手が来ることもなかった。多分、俺が見たのは会社でだ。社長室にある、書類か何か・・創業者として名前があったような気がする。その程度の記憶・・・先代の社長は、親父の兄である櫻井和夫。この伯父は長い間、経営者として力を発揮したようだ。会社もかなり大きくなった、そして3年前心筋梗塞で亡くなり、親父が引き継いだ。だから、俺は創業者のことは知らなかった。「華姉は、知っているの?伯父さんのこと。」俺よりも8歳も年上の従姉だ。会ったことがあるかも・・「昔、一度だけ会ったわ。まだ私が中学生の頃に。すっごく素敵な人だったって記憶している。イケメンだったわ。どうしてこの人は独身なんだろうって思ったわ。あの時すでに50歳くらいだったはず。」「お義兄さん独身よ。私の知る限り結婚はしてないわ。」後ろの席からおふくろがおしえてくれた。独身・・・素敵な男性。この伯父の何が財前教授の恨みをかっているのだろうか。考えても分からない。俺は櫻井國比呂のことを何もしらないんだから。華姉が立体駐車場に簡単に駐車を決めると、ドヤ顔で俺を見た。着いたのは横浜市内の大きな病院。「ここに伯父さんが」「ええ、箱根の病院から転院したのよ。もう手遅れだって。肺がんらしいわ。」8階の個室に伯父は入院していた。病室は、ただの狭い部屋で特別室を想像していた俺は驚いた。社長だったはず、どうしてこんなところに入院しているんだろう。「お義兄さん、遅くなりました。実は主人は海外出張中ですぐには来れません。すみません。頼まれたことを処理するのに、私だけでは不安なので、息子の翔を連れて来ました。あ、それと姉の娘の華です。彼女も法律には詳しいので。同席させてもいいですか?」母が話かけると、伯父がベッドの上に起き上がって、俺たちに頭を下げた。礼儀正しい人のようだ。なおさら財前先生が嫌う理由がわからなかった。

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  20. あぁ、この人か。夢とはいえ、顔を見るのはいつぶりだろう。久しぶりにその姿を見ても、もう懐かしさも、やるせなさも蘇ってこない。擦り切れた記憶。この夢の結末を、私は知っている。最後、席を立って、この人は去っていく。私に背を向けて、振り向くことなく、別の誰かのところへ。受けた衝撃は、時が経つにつれ、嫉妬でも怒りでもなく、失望になった。この人を選び、信じていた自分への失望。自分が情けなくて、信じていたその時間が悔しくて。去っていくこの人の背中を見た時に思った。また誰かを信じようなんて、もう私は思えないんじゃないか。時間も、人も、前へ前へと進んでいく。今はただ、進んでいくものに、必死にしがみついている。…ほら、あの人が席を立った。遠くから、朝を告げる時計の音がけたたましく聞こえてきて、ほっとした。大丈夫、もうじき、この夢も終わる…---------会社を出て、也映子は腕時計を見た。18時半。今から帰れば、満子と話す時間がきちんと取れるだろう。渡辺満子は、従姉妹の晴香の母であり、也映子の母である洋子の妹、也映子にとっては叔母にあたる。昨日結婚30周年旅行から帰ってきた両親が土産物を渡したいと連絡したところ、直接小暮家まで取りに来てくれることになったのだ。土日も関係ない仕事をしている満子と会うのは久しぶりだった。急ぎ足で帰りの電車に乗り込み、也映子はバイト前の理人にLINEを送った。也映子〈おつかれー〉理人 〈おう、おつかれ。今帰り?〉也映子〈うん〉理人 〈今日、早いね。店来る?〉也映子〈今日、満子おばさんがうちに来ることになって。いい機会だから、理人くんのこと、話しておくね〉理人 〈満子おばさん?誰?〉也映子〈はーちゃんのお母さん〉理人 〈あぁ、見合いさせようとしてるって人か〉也映子〈そうそう〉理人 〈じゃあ、よろしく〉也映子〈はーい!バイト、頑張って〉理人 〈はい、そっちも頑張って〉理人への返信に、最後は『まかせとけ』と、大仏が胸をドンと叩いている仕草のスタンプを送った。夕方の車内は家路につく人々で混み合い、いつものように、疲れ果てた空気が充満している。そんな中でも、也映子はどこか幸せだった。携帯での短い文のやり取り。それだけでも、理人とつながっている実感が也映子の掌にあって、どんな負の感情も押し流してくれる通風孔のようだった。也映子から送られてきたお馴染みの大仏スタンプを、もう一度LINEを開いて理人が見ていると、友人のコーが覗き込んできた。「…ラブラブだなぁ」完全に油断していた理人は、驚いて携帯を落としそうになった。バイト先である居酒屋の男性用更衣室には、この後の時間からシフトに入る理人とコーしかいない。「っ!?…んっだよ、いきなり人の携帯見んなよ」「話しかけてるのに気付かないで、携帯見てニヤニヤしてるから」「へ!?」コーの声など、まったく耳に届いていなかった理人である。「恋は盲目、っていうけど、耳も聞こえなくなるんだねぇ…」「…悪かったよ」理人が素直に謝ると、コーはニコッと笑った。「別にいいよ。順調そうで、よかったじゃん」「うん、まぁ」理人は、コーのこういうところが好きだ。面倒な詮索や変な茶化しはせず、素直な対応には素直に返してくれる。人に対して、基本的に誠実な奴だと思う。「あんまり怒ったりしなそうな、穏やかそうな人だもんね、彼女さん」「…確かにあんまり怒りはしないけど、穏やかではないな…落ち着きないし、よく喋るし、結構めんどくさい性格だよ」「とか言って、そういうとこも全部、好きなんでしょ」「…まぁ」「ほんとにラブラブだなぁ」理人が頷くと、コーは吹き出して笑った。理人はなんと返せばいいか分からない。「…で、なに?」「は?」「なんか用事があるから、話しかけてたんだろ」「…あぁ、そうだった」「何?」「今度の土曜さ、お前行く?」「え?何だっけ?」「忘れてんのかよ。ほら、大学で、OBが何人も来て就職相談会、っていうか、色々実際のところ聞けるってやつ、やるじゃん」「あー…やべ。完全に忘れてた」今度の土曜日は、3月14日、ホワイトデーだ。理人はまだ也映子に何を返していいのか決めかねて、連日ネット検索に明け暮れていた。正直、そっちの方に頭が行っていて、就職相談会のことは記憶から綺麗に飛んでいた。「お前、ほんとに大丈夫?」真剣な顔になったコーに、本気で訊かれてしまった。「…大丈夫。教えてくれてありがとな」「あ、でもあれか。土曜って、ホワイトデーか。じゃあ、理人ダメじゃん」「いや、行くよ。確か、午前中だったよな」「うん」「その日って、スーツ?」「いや、普段着でいいらしいよ」「OB何人くらい来んだろうな」「こないだキャリセンの人に聞いたら、理人が第一志望にしてる病院の人も来るって」「まじで?それ、絶対行く」理人は時計を見た。間もなく19時だ。そろそろ店に出なくては。也映子に待ち合わせ時間をずらしてもらうように、後でLINEしておこう。ホワイトデーまで、あと3日しかない。大体絞ってはあるから、今夜か遅くとも明日には、どれにするか決めなければ…プレゼントを受け取る也映子の喜ぶ顔が頭をよぎり、知らず知らずまた頬が緩んでいたようだった。コーにまた指摘されて、理人は顔を引き締めて更衣室を出た。目先のホワイトデーも大事だが、その先のことを考えると、就職を早く決めて、理学療法士の試験勉強に専念したい。早く一緒に暮らして、毎日、限られた時間でも顔を合わせられるようになったらいいのに。今、毎日繋がっているのは掌のこの小さな携帯だけだ。それだけでも十分すぎるほど、今は多幸感があるのだけど。大仏スタンプを思い出し、またニヤけそうになる顔を、理人は大きく息を吐いて引き締めた。也映子が玄関を開けると、リビングから、賑やかな笑い声の二重奏が聞こえた。満子と母だ。母の陽子も声が大きいが、満子はそれに輪をかけて声が大きく、二人とも笑い声はさらに大きい。リビングに入ってきた也映子に気付いて、母と満子が声をかけた。「おかえり~!」「ただいま。笑い声、玄関まで聞こえてたよ」「ふたりとも声が大きいからねぇ」「あれ、お父さんもいたの」「そりゃいますよ。旅行明けの疲れた体で、仕事なんて出来ません」「年度末でしょ?」「そこはちゃんと段取りしてありますよ」「やえちゃんは?新しい職場順調?」満子が晴香に似た好奇心たっぷりの瞳で訊いてきた。正確には晴香が満子に似ているのだが、この親子は本当に似ている。「うん、まぁ…多分。ワタワタしながらも、なんとかやらせてもらってるよ」「営業よね?今回は大きい看板ないから、大変でしょう?」「大きい看板?」母が尋ねる。「タ〇ラスタンダード、っていう大看板。これがあるとないとじゃ、全然違うのよ」なるほど、と母が頷く。満子は、ずっと大手保険会社の営業としてバリバリ働いてきた人だ。自分が実際に汗を流してきただけに、営業の厳しさもよく知っている。「あんな大企業辞めちゃうなんて、本当に勿体ないことして。やえちゃんは」「満子さん、もっと言ってやって」「それ、もうお父さんからさんっざん言われて、免疫出来てる」也映子がうんざりした顔で返すと、満子は笑った。「で?どうなの?」「まぁ、フィールドが違うから比べられないけど、小さい会社な分、営業に与えられてる裁量が結構大きくて、面白くもあるよ」「へぇ。それなりに充実してるわけね」「うん、まぁね」「それを聞いて、お父さんもちょっと安心したなぁ。ちゃんと腰を据えて再就職してくれて、本当によかったよ」「「お父さん、また言ってる」」也映子の声と台所の母の声が重なって、笑った。台所からは、美味しそうな匂いが漂ってくる。「あれ?…この匂い、もしかしてまたすき焼き?この間食べたばっかじゃん」「そうなんだけど、満子から牛肉もらったのよ。お祝いにって。せっかくだから」「なんだ、だったらビーフシチューにでもしてくれたらよかったのに」「ははは、大丈夫。ビーフシチューも週末食べたばっかりだったから、すき焼きで良かったよ」満子の言葉に思わずつるっと返した後、続いてきた質問ではっとした。「やえちゃん、姉さんたちいない間、一人で週末ビーフシチュー食べたの?」どう答えようか也映子が考えているうちに、母が答えた。「違うわよ。多分デートよ、デート。この子今、付き合ってる人いるから」「え!?そうなの!?」満子のやけに大きいリアクションに、也映子は一瞬嫌な予感がした。「うん。まぁ」「え、どんな人?姉さんや義兄さんも、もう会ってるの?」「年始にね。…まぁ、ご挨拶はしてもらったわよ」「何それー!?早く言ってよ。見合い話持ってきちゃったじゃない!」「「「え!?」」」小暮家三人の声が重なった。昔から満子は行動が早い。也映子の予感は的中だった。(つづく)