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  1. 妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…暁と張が帰って行く…翔(一つ)が「ハナさんにやるよ」「なんです」「二人に必要な物」「ローション?ですかからかってます?」「ははは何言ってんだよ…そんな事心配するわけないだろう…あはははハナさんあっちの物じゃないよこれは3104画伯のコレクションのある温泉ホテルの展示室の招待状だ。瓶はおすすめローションのだけど選ばれた人しか入れないチケットだよ…」「えっ私に…いいんですか」「ふふハナさん…素直になったご褒美だよ。素敵な部屋付き露天風呂もあるから二人で行っておいでよ」張が「ダメです。私が暁様と泊まる…なんて」張の肩を叩く「そう言うと思ってだからこそプレゼント。この招待状は二人じゃなきゃ3104くんの展示室は開かないからね。支配人に言ってあるから」暁は「張…私のパートナーになるんだから一緒だ今までと違う」「えっじゃあ護衛を倍に増やさなければ」「おまえが安心して休めるだけ護衛を増やせ二人で行くからなこれからは食事も一緒寝るのも一緒」「え…あえっ…いや…そうですかでも」「いつでも一緒じゃなきゃ死ぬ時おまえの顔が見れないだろう」「はぁ…」「随分と暴君だな張さん今ならNOって言えるよ」翔がからかう張は胸を張って「暁様は暴君じゃなく神ですから心配いりません。そして本当はとても優しい方です。私が私の満足出来る部下を増やせばいいだけ」「ヂャンさんの満足出来る部下…100人ぐらい必要かも大変そうだ」「本当だ」智と翔は笑って見送る車の助手席に乗ろうとする張を無理矢理押さえて凍りつく周りに暁はニッコリ「今日から張は私のパートナーだ。扱いは私と一緒だ張の代わりは趙(ちょう)おまえがしきれ」趙と呼ばれ後ろの車から慌てて降りてきた智は見覚えがある何度か食事を用意してもらった柔らかな風貌にスマートな仕草なのに暁にNOを言った時…拳銃を向けられた…何も同様せずに周りが動く事に驚く暁はあたり前だと言うように張をエスコートして車にスマートに消えて趙が「智さま、翔様代表と代表の宝玉がお世話になりました」深々と頭を下げて暁達の乗る車の助手席にすわる張の困った顔暁の変わらぬ表情が二人にはたまらない「張さんハナさんの宝玉か…ふふ良かった」

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    この身…(一緒に…そら)248
  2. 電話の向こうの翔さんと話すのも好きだ顏が見えない分思ってる事を話せる気がする顏を見てると、どうしても表情が気になって言い出せない事も有ったりするあと、声の感じでどんな顔をしてるのかとか想像するのも楽しい時計を見ながら丁度一分電話を掛けたらコール音が鳴る前に翔さんの声「智君」「え ・・・ すごい ・・・ 新記録かも(笑)」思わず声に出ちゃった「何が新記録?」凄くキョトンとした声で答える不思議な物で、声だけの方が相手の様子が分かる「音、なりました?」「音?」「コール音」「鳴らなかったかも 携帯見てたから 画面が変わった瞬間にタップした」「僕、そんな早く押せないかも ・・・ それに、僕じゃなかったらどうしたんですか?」画面に名前が出る前だと思うんだけど「どうもしないよ だって、貴方だもん」翔さんらしいなあって思う全ての事に迷いがない(いい意味での自信家)「ふふ ・・・ なんか嬉しいです」「俺の方が嬉しいよ 声が聴きたいなって思ってる所に 貴方からのラインだよ テレパシーが使えるかもって 本気で思っちゃった(笑)」もの凄く嬉しそうな声が耳に飛び込んでくるから自然に笑みがこぼれてる今、一番いい顔で笑ってると思う「使えるんですよ だって、同じことを思ってたんだから(笑) お昼って、何を食べたんですか?」「担当君がレトロカフェの弁当を 買って来てくれて それを上田と三人で食べて 蒼さんの花茶を飲んでたと所」本当に繋がってる(笑)「僕もレトロカフェで 賄いランチ食べました」「ほら、やっぱり繋がってる(笑)」「そうですね」そんな偶然が嬉しい ・・・「順調ですか?」「山のような本を見て ちょっと萎えそうになったけど 貴方からプレゼントして貰った万年筆が 頑張れって言ってくれるの だから、順調だよ」いつか、僕の贈った万年筆でサイン本を書いてくれるその約束を果たしてくれた「憶えててくれて 使ってくれて ありがとうございます 凄く嬉しいです」「この万年筆は仕事のお守り この子が来てからなんだ まともな小説を書けるようになったのは」翔さんが手にした万年筆を眺めながら話してるのが分かる「万年筆が羨ましい」「なんで?」「だって ・・・ 翔さんの手と眼差しを その子が独占してる(笑)」「どうして分かったの? 手に持って眺めてる事」驚いた声を上げるけどちゃんと見えてるもん(笑)「声が教えてくれるんです」「智君は『蒼の扉』の絵の前にいる ちがう?」「絵の前のソファーにいます どうして分かったんですか?」「ふふ ・・・ 見えてるから(笑) それは冗談だけど ・・・ 声が柔らかいの お店の中でもそこに居る時の貴方が 一番貴方らしい」「そうですか?」「そうだよ お店に出てる時の貴方は 少しだけ硬いかな ・・・ ほんの少しの違いだけどね」お店に出てる時はちょっと緊張してる「確かに緊張してます お客様に失礼が有ってはいけないので」「どっちの貴方も大好きだよ」「ふふ ・・・ 照れくさいです(笑)」「明日の夜、顔出せそうだから 参加させて貰うね 泊るのは無理だけど」「本当ですか?」「送別会に託けて 逢いたいだけなんだけど(笑)」「侑李も喜ぶと思います でも、無理はしないでくださいね」「貴方に逢えるなら たとえ火の中水の中だよ(笑)」冗談ぽく笑うけど本気なのが分かるいつもなら釘を刺してしまうけど僕も逢いたいから冗談のままにしておく「じゃあ、待ってます」「その言葉が 頑張ってる俺への 一番のご褒美(笑)」「そろそろ、仕事に戻ります」「俺もあと一頑張りするよ 夜また電話するね」「はい」僕たちが電話を切る時の合図「じゃあ」そう言った後5まで数えて携帯をタップするそうしないと何時までも切れない(笑)明日、会えるって分かったら心がウキウキしてきた声も聴けたし午後も頑張れそう<続きます>

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  3. 「・・・・・」「さ、智くん?」「・・・・・」うわっ、全然こっち見てくれないし、返事もしてくれない。くっそ!相葉くんめ!!こんなはずじゃなかったのに。今日はイブじゃないけど、クリスマスだぞ。恋人の日だぞ!みんな浮かれてる日だもん。それぞれに浮かれてるから、誰も俺らのことを見てない。だから、学校から手を繋いで、ラブラブで感じで行くはずだったのに・・・「・・・さとしく〜ん」「っ・・・」名前を呼ぶとピクッとはするものの、振り向いてはくれず、ズンズン歩いてく智くん。結局無言のまま、駅に着いた。改札の前で智くんが立ち止まった。「・・・どこまで?」「え?あっと!隣で!」「・・・わかった」そこからまた無言。・・・・・これいつまで続くの?せっかく智くんと一緒なのに、全然楽しくない。隣の駅の改札を出たとこから、すでにイルミネーションがされている。人の目を気にせず寄り添う恋人同士たち。俺らはというと、隣同士で歩いてはいるけども、50センチほどの空間あり。くぅ〜〜〜この空間が寂しい。ええい!こうなったら強引に縮めちゃえ!掴んだもん勝ちだ!「さとっ・・・」「すみません!あの、写真撮ってもらえませんか?」「え?」ん?俺が掴むはずだった智くんの腕を、見知らぬ女子高生が掴んでる。「え?おいら?」「あ、はい、友達と一緒の写真が欲しくて」すると、その掴んでる子の後ろにいた子が、智くんにペコっと頭を下げた。「ああ、写真撮るのあんまり上手じゃないけど、おいらでいいなら・・・」「あ、じゃあ、こっちの方で・・・」え?撮るの?マジか?これっていわゆる・・・じっと智くんを見ている俺を無視して、その2人組に連れていかれる智くん。「あ、うん、ここがいいね!すごく綺麗だ」「あ、あの・・・じゃあ、これで」自分のスマホを智くんに渡し、ポーズを取り出す2人組。「じゃあ、撮るよ?はい、チーズ。・・・どうかな?これで大丈夫?」「うわあ、ありがとうございます!すごく綺麗!あ、せっかくだし、一緒に撮りませんか?そちらのお友達さんも・・・ね♡連絡交換したら、写真送れるし」「え?」やっぱり!!絶対そうだ!!「間に合ってますので!!よそでお願いします」「へ?」「え?」「え?」智くんの腕を取り、反対方向に引っ張ってく。「え?あっ・・・翔くん?ちょ・・・」本当油断も隙もない。智くんも智くんだよ、なんでそんな警戒心がないんだ!狙われているっていうのに!「ちょ!翔くんってば!まだ話の途中だったのに・・・」「・・・何?!逆ナンされたかったの?あの子たちと遊びたかった?」「へ?ぎゃ、逆ナン?遊びって・・・写真撮ってあげただけだよ?」「連絡先交換とか言ってたでしょ?写真撮る→連絡先交換ときたら、次は一緒にどこかいきませんか?って流れになるの!」「それは翔くんの場合でしょ?おいらの場合はそんなことにならないよ。あ、岡田もか」・・・なるよ。実際、今の子たちも俺じゃなく智くんに声かけてきたんだからね!岡田さん、大変だっただろうな。この人自分の魅力を知らなさすぎる。「智くんに変な虫がつかないように手を繋いどく!」「え?ちょ!」「・・・何?文句あるの?俺と手を繋ぐのそんなに嫌?そんなに嫌なら離そうか?」「や!離さなくていい!あっ・・・」そう言って真っ赤になって俯いた智くん。何これ、めっちゃ可愛いんですけど!!!!!!「じゃあ、このままで!いいよね?」「・・・う、うん」・・・おや、何やら結果オーライ♡さっきの2人組、ムカついたけど、感謝かも。

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  4. こんにの☆.。.:*・本日でsunnyブログは5年経ちました!明日から6年目?長い!!こんなに長く続けてこれたのは開設当初から御付き合い下さってる読者の方、イベントなどがキッカケで見つけてくれた方々、最近、出会って遊びに来てくれてる方々たくさんの皆さんのおかげです‎(◍˃ ᵕ ˂◍)もーありがとうの気持ちがいっぱいです!勢いがある新米の頃よりはだいぶのんびりブログになってきてますが…sunnyブログをこれからもどうぞよろしくお願いします(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”ってなわけで短編ですが久々のお話をお届けしたい!と、思ってました…が今日中に終わるの間に合わなかった…←ボチボチと最後まで載せていくのでお付き合い頂けたら嬉しいです(笑)2021.1.17sunny*no┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈《イチリン》にのあい短編初めて見たのはまだ花の綻ぶような季節には程遠い頃。寒さも相まってか、猫背をさらに丸めてなるべく冷たい風にあたる面積を作らないようにしてるみたいな格好でぼんやり、花を眺めていた。見た瞬間、なんだろう?背景に花を背負ってるように見えたのは多分、幻覚。繊細そうに見える横顔と、真っ白で陶器のような肌が儚げで…かすみ草みたいな子だと思った。男の子なのに。あ、正確には男の子と言うの表現は間違っている。出会った時の彼はサラリーマンのスーツを着ていて、しっかりとした成人の男性だった。でもあどけなさが残る幼い顔立ちは、スーツを脱いでしまえば高校生だと言われても頷けてしまうだろう。脱いで……服を?……スーツを脱いだら、あの真っ白な肌を真っ赤に染めてしまいたい…………って!何考えてんだ俺はっ/////白状しよう……人生初の、一目惚れをした。今まで生きてきて、普通に異性を好きになって普通に告白されて、普通に付き合ったりもした。相手をいいな…と思う事はあるが、あまり自分から好きになる事は少なかったかもしれない。そんな淡白な恋愛をして来た自分があろうことか人生初の、同性を好きになってしまった。まさか自分が両方いけるとは…まだ大して長くは生きてないけど、こんなにいい大人になるまで気が付かないなんてびっくりだ。勿論始めは同性を想ってしまう気持ちに戸惑った。気のせいかもしれない?なんて考えたりもした。それでも会えば嬉しいし会えないと会いたくて堪らないし…だからそろそろ覚悟を決めて、認めてやろう!まぁ、認めたからってね相手にこの想いが届く事は無いんだけど…だって……俺と彼は、ただの店員とお客さんというそれだけの関係だったから。「あ、二宮さんいらっしゃいませ」「こんにちは、またいつものお願い出来ますか?」「ありがとうございます。いつもの奥様に贈られる花束ですね」「はい、よろしくお願いします」「かしこまりました。いつも通りおまかせで?」「勿論、相葉さんに任せておけば間違いないんで」「あはは、上手いなぁ」「いやいや、ほんと。おかげでいつも喜んで貰えていいお話が出来ますから」「それは良かったです。今回も頑張らせて頂きますね」「んふふ。楽しみにしてますね」「はい、じゃあそちらでお待ち下さ…あ!そうだっ昨日貰った美味しいリンゴジュースがあるんです二宮さん、リンゴジュース飲めますか?」「え!大丈夫ですっ、そんな…お気遣いありがとうございます」「遠慮しないで下さいね。今日は凄く乾燥してるし…ほら、ココ…乾燥で唇割れちゃったんでしょ?」あ。どさくさに紛れて触っちゃった/////来た時から気になっていた痛々しい唇に思わず触れてしまうと、途端に彼の真っ白な肌がピンク色に染まっていく。わ、わーっ ぅわーっやばい!可愛い過ぎますが?!「っ///////…はい、じゃあお言葉に甘えて」指先から、心臓の音が相手に聞こえてしまうんじゃないかと心配になるくらい可愛いく照れる彼にドキドキした。「こっ、こんな寒い中の外回りは大変ですね! 風邪引かないように、ビタミン摂って下さいね」「…ありがとうございます////」 ・・・なーーんて…最初の頃は初々しいやり取りだったよなぁあの時から1年経った俺たちの関係はめでたく?友人という関係に発展して、今じゃあ猫かぶってた彼の本性もガッツリと認識。まだ出会って1年しか経ってないなんて信じられないと周りに言われるくらい仲良くなっていた。「あ、相葉さん?いつものね」「はいはい。何時までに?」「んーと、14時?」「いや、まてまて。あと15分しかないし」「まぁまぁ(笑)貴方なら余裕でしょ」 「ったくもー、無茶ばっか言いやがって」「頼りにしてるんですよ」「もぉ ばかばか!」電話越しで俺を困らせてクスクス笑う君の声。その顔を想像すると、こんなに近しくなった関係に胸が甘く痛むんだ。これ以上の発展を望む気持ちと、今の関係を壊すくらいならこのままで良いと思う気持ちがあった。どちらかと言えば維持に70%くらい傾いてるかな。発展…するわけがないものに30%も気持ちがある方が問題だよね。それでも、話せば話す程、好きという気持ちは募っていくばかりだった。なんでこんなに好きなんだろう?「出来てる?」「あったり前だろ」「流石〜(笑) お、今回のはシンプルにカッコイイ感じだね」「今の時期はカラフルというよりは少ない色味で作ってあげる方が人気なんだよ」「ふぅん…やっぱプロだねぇ あ、そうだ。ねぇ今夜って空いてる?」「?…空いてるけど」「じゃあ、飲みに行かない?明日休みだし思いっきり飲めるし」「いいね!でも俺は明日も仕事だっつの」「んはは、じゃあ程々にしなさいよ」「ずっちーなぁ」「ずっちーって!笑」やっぱり このままでいいこのままでいれば、ずっと一緒に笑ってられるそう思っていた。「え、付き合うって……誰が?」「ニノ?」「ニノと……誰?」「いや、それは知らないけど可愛い子と結構親しげに歩いてるの見たんだよ」「うそ…知らない」「え、聞いてないの?」「こないだ飲んだ時もそんなの一言も…」「あー…じゃあ、勘違いかもしれない…かな?」「…………」このままの関係でいればいいは…あいつに彼女が出来ることまでの考えは無かった。不覚にも……続

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  5. 若智の絵を複写しながら紙の上に広がる無限の世界を感じた信じられないくらい多彩な絵具を使っていたからだ「色が溢れてる ・・・」並べられた絵具を見て思わずつぶやく大野「岩絵具と泥絵具だ それと 棒絵具も置いてある」岩絵具は鉱石を砕いて作られたのはい知っている「泥絵具ってなに?」「言葉通りだよ 岩絵具は鉱石から 泥絵具は天然の土から 値は泥絵具の方が安い 使う時にひと手間いるがな」「ひと手間?」「泥絵具は滑らかに均等に塗れるから 岩絵具の前の下絵に使うんだが 膠汁で溶く前に乳鉢で空ずりしてやらねえと 均等に溶けねぇんだ」「膠汁?水じゃダメなの?」「泥絵具自体には粘り気がねえから 膠で溶いてやらねえと 色がのらねえんだ ・・・ 岩絵具は水でも大丈夫なんだが こっちは高価だ」若主人の話を聞きながら昔の人は豊富な知恵を持っていたんだと今更ながらに気が付く人工的に色を行けることが出来ないこの時代にこれほどまで沢山の種類の色どうやって作ってたのか想像しただけで舌を巻くざっと見ただけでも200種類近い色がある「一緒に何か描いてみるかい?」「一緒にって ・・・ 同じ題材でって意味?」「そうじゃなくて 一つの物を一緒に拵えるんだよ」稀代の天才絵師と呼ばれた若智と一緒に? 考えただけでも畏れ多い気がして唖然とした顔で見つめる大野「いやかい?」その顔を見て戸惑う若主人「嫌じゃないけど ・・・ 若ちゃんと一緒にって ・・・ 畏れ多くて ・・・」「何を言ってるんだい」若主人が思いっきり眉根を寄せる「だって ・・・ 若ちゃんは ・・・」「若ちゃんだな(笑) お前さんとおんなじ 好きな絵を好きなように描いてる 何が畏れ多いんだい? それを言うなら大野殿だろ」向こうの世界では超が付くほどの有名人で外を歩くのも儘ならないと櫻花殿が教えてくれた「どうして俺が? 若ちゃんに比べたら ・・・」「この江戸で私の事を知ってるのは ほんの一握りだよ 向こうの江戸で大野殿を知ってるのは?」「それは ・・・」「それが答えだよ まあ、ここは私が住む江戸だ どっちも同じ立場 だから気にする必要もねえ」若主人の絵が有名になるのは考えたらもう少し後の時代売るための絵を描かず想いのまま絵を描き続けたからこそあの誰も真似できない傑作を生みだしたその若智と一緒に絵を ・・・この機会を逃したら永遠にあり得ない大野は真面目な顔をして「下手くそかもしれないけど 一緒に描きたい よろしくお願いします」真っ直ぐに見詰めて頭を下げた「下手って ・・・ 誰が決めるんだい? 見る奴が勝手に決めてるだけだろ そんな事を気にしてたら 何にもできねえぞ 人の評価程あてにならねえものはねえから」評価は気にしないと言いながらその事に囚われて・・・ 絵も描けなくなった ・・・本来の目的を見失ってた ・・・この江戸で ・・・心のままに ・・・ 思いのままに ・・・絵を描こうと思う「何を描くの?」「大野殿が知っている 私が知らないものだよ」「俺が知ってる?」「彼奴が見て来た蝶もそうだ 私が見たことのない生き物を 描いてみたいと思って ・・・ そうなると、大野殿が描きたい物とはいかねえか う~ん ・・・ 絵具を買って帰ってから 何にするか相談だな」俺の好きな物 ・・・魚とかどうかなぁ(笑)嬉しそうに絵具を見始めた大野を見て無心に筆を動かしたら見えてくるものがあるのかもしれないそんな事を想い乍ら大野の横に並ぶ若主人<続きます>

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  6. ~ユノ35歳~ことの後、俺とチャンミンは横たわった状態でさまざまなことを話す。焦りと苛立ち、欲...愛情を吐き出した後ならば、余裕をもった会話を交わせる。チャンミンはぽつりぽつりとだが、自身のことを教えてくれる。潤滑クリームやブレスレットの件のように、俺の心をかき乱す時とはうってかわって、満ち足りた穏やかな表情を見せてくれる。ついさきほどまで、俺の上下でみだらに腰を揺らしていたとは信じられない。俺と出逢った頃の、性を知らなかった15歳が透けて見える。・俺との仲をほのめかすような言動をするに違いない。Bが背中を向けた隙を狙って、唇を重ねてくるに違いない。断固として、チャンミンを置いてくればよかった。でも、それは無理な話。チャンミンは自分の意志をなんとしてでも通す子だから。俺の言うことなんて、ききやしない。「機嫌を直して下さい」両頬を引き寄せられると、チャンミンの乾いた唇が押し当てられた。18歳になってずいぶん、男らしくなった。ふっくらとした頬のラインがシャープになった。頑固そうな顎と真一文字に引き結んだ唇。中性的だった美少年が、美青年へと移り変わりつつある時を迎えていた。18歳。美しい顔をしている。無口で世を舐めたような生意気な顔をして、その実、感情的で情熱的なのだ。「大人しくしておきますから。冗談です。外しますから、機嫌を直してください」チャンミンはブレスレットを外し、グローブボックスに入れようとしたが、俺の固い表情に気付いて、自身のバッグに滑り落した。くるくると目まぐるしく変わるチャンミンの機嫌。チャンミンを持て余してきていた。チャンミンとの関係に疲れてきていた。いや。焦れて苛立ったチャンミンの方こそ、ぎりぎりなのだろう。~ユノ33歳~「今からじゃあ、夕飯には早いかな?」突っ立ったままのチャンミンに、声をかける。「乗り気じゃないなら、行かなくてもいいんだよ?」「...いえ。行きます」チャンミンはコートを羽織ると、スニーカーを履き、ドアノブに手をかけたところで、俺を振り向いた。「行かないのですか?」相変わらずの無表情だったけど、ほんのわずか、口元の緊張がほどけているように感じられたのは、気のせいだった...のかな。・助手席に収まったチャンミンは、珍しそうに車の内装を見回している。国産車4台分のこの車は、ごく一般家庭で育つチャンミンには眩しく映っているだろう。ある公募展で入賞したことを契機に、俺の作品の価格がはね上がった。それにも関わらず、本業の作品制作の他に、商業デザインの副業が必要だった。Bと結婚生活を送るとは、そういうことなのだ。「何が食べたい?」「義兄さんにお任せします」さて、どこにしようかと考えを巡らせながら、街に向けて俺は車を走らせた。好みがわからないから、メニュー豊富で気取らない店がいいだろう。「コンビニのもので十分です」「え?」「あそこ!あのコンビニに停めてください」本当は腹が減っていないのだな、と思った俺は、チャンミンが指さす通りに、店の駐車場に停車させた。ところが、チャンミンは車から降りもせず、じっとフロントガラスの向こうを見据えたままだった。何を考えているのか分からない、扱いにくい子だ。シートベルトを外しかけた時、チャンミンに呼び止められた。「どうした?降りないのか?」その後のチャンミンの言葉に、俺の思考が一瞬ストップした。「...義兄さん。キスして下さい...」チャンミンの方を振り向けなかった。一刻も早く車内から出ないと!チャンミンの言葉を無視して、ドアハンドルに指をかけたその時、「聞こえませんでしたか?僕と...キスしてください」浮かしかけた腰を下ろし、ハンドルに額を付けて深いため息をついた。なんて反応をすればいいんだ?「大人をからかうのはよせ」「からかうって...何のことです?」思わせぶりなチャンミンの言動を、ひとつひとつ挙げていったりなんかしたら、そのいずれにも反応していたことを、この少年に知られてしまう。「本気にしたんですか?」とくすくすと、俺を馬鹿にして笑いそうだった。ところが、俺を見るチャンミンは、俺の言うことが理解できないと言った風だったから、驚いた。「僕は、本当のことしか言いません」「......」「僕はいつでも本気です」そう言いきり、真顔になったチャンミンから、目が離せなかった。「義兄さん。気付いていますよね?」「温めてください」と見上げられた時、気付いていたけれど俺の中で「待った」のブレーキがかかっていた。のったらいけない、後戻りできなくなる、と。「僕の気持ち...分かりますか?」「......」「...分かってますよね?」俺より17歳下のこの子が、俺を振り向かせようと全身で誘っていたことなんて、分かりきっていた。俺たちの間で流れていた妙な緊張感...いつ堪え切れられなくなるのか。チャンミンのうなじに手を添えると、何の抵抗もなく引き寄せられた。のるかそるか。うっすら開いたチャンミンの唇に、俺のものを覆いかぶせた。(つづく)<BLホミン小説HPアドレスはこちら>僕らのHeaven's Day | 僕らのHeaven's Day僕らのHeaven’s Day(BL)changmin-love.comランキングに参加しております。応援をよろしくお願いしますにほんブログ村

    16-2.義弟
  7. *山の妄想話。BLなので、ご注意を。*その日の夕方。ニノがごはんを食べにやって来た。智くんは、ニノが話し出すまで訊かないでおこう?って。相葉くんが気持ち伝えたことも、知らないフリしてようね。って。・・・でも、もしかしたら、ニノはホントにごはんを食べたかっただけかもしれなくて。何も訊けないまま、帰っちゃう、ってことも・・・それは阻止したいっ!「・・・すみませんね・・・突然で。」「んふふ!大丈夫〜♪久しぶりだからね、ニノの大好物のハンバーグ!作っといたよ♪」「・・・ありがとうございます。・・・翔さんも。突然押しかけてすみません。」そう言って、手土産にビールとおつまみを渡してくれた。「ありがと。・・・つうか!そんな気ぃ遣わないでいいのに。・・・ほら!上がって?小虎も待ってるよ。」「・・・お邪魔します。」迷わず居間へ向かうニノ。足元で小虎がじゃれてる。ヒョイっと抱えて、腕の中に小虎を収めた。「・・・久しぶり、小虎。元気だった?」優しく語りかけると、にゃーっ!!って。小虎も嬉しそうだね。「翔く〜ん!ごめん、運んでくれる〜?」「あ、は〜いっ!」「・・・オレも手伝う、、、」「ニノはお客さん!だから座って待っててよ。」・・・いつかと逆だね。まだ、ニノが居候してた頃と。あの時は俺がお客さんで。ニノが手伝う側だった。「・・・じゃ、遠慮なく。」そう言いつつも、正座して待っててくれてる。メインのハンバーグと、スープとサラダ。ご飯も茶碗によそって、食卓に並べる。「んじゃ、食べよっか♪」3人で手を合わせて、いただきます!!「あ〜やっぱ美味いな。おーのさんの手料理。」「ふふっ♪ありがとぉ♪」「サラダも食べて!サラダ!!これ、俺が作ったやつ!!」得意げに、サラダを勧める俺。じーっと俺を見てから、サラダを一口食べるニノ。「・・・サラダなんて、、、野菜切って盛り付けるだけじゃないですか。・・・作ったうちに入んないですよ。それに、、、誰が作っても美味いもんです。だって、食材そのまんまじゃん。」「え〜・・・そう言うなよぉ・・・」「そんなことないよ〜彩りよく盛り付けられるようになったんだもんね〜?」「はいっ♪智くんの手解きで!」「んふふ♪」「・・・はぁ。・・・相変らず、ですね。おーのさんが翔さんに甘々なのは。サラダの盛り付けが上手くなったくらいで、そんなに誉めないでよ・・・」「「・・・///」」そういうつもりじゃなかったんだけど、惚気けないで、って言われてるようなもんだ・・・「・・・・・・あぁ、そうでした。教えてほしいことがあったんです。」「え?・・・あ、そうなんだ!何なに?」「・・・相葉さんて、どういう人ですか?」「・・・っぐほっ!!」「翔くん!?大丈夫!?」「ご、ごめん、、、噎せた。」だって、単刀直入すぎっ!躊躇うことなく、ズバッと。俺らの予想的中!!「・・・どういう人って、、、」俺の背中を擦りながら、智くんが考えてる。「同期の翔くんから見て、どういう人?相葉くんて。」えっ!?俺にふる!?「・・・ゴホッ・・・っと、、、そうだね、相葉ちゃんはね、、、なんだろ、元気、だよね。」「・・・・・・。」「翔くん!・・・もっと他にないの?」「あ〜っと、だから、周りも元気にしてくれるっていうか!・・・ほら、相葉ちゃんの笑顔って太陽みたいじゃん?明るくてさ、見てたら、連られてこっちも笑顔になれる、みたいな。」「・・・・・・。」俺の説明不足?相葉ちゃんの良さ、伝わらなかったかな・・・ニノはずっと黙ったままだ。「仕事、一緒に組ませてもらってるけどね、真面目で熱意があって、いい後輩だよ?なんにでも全力投球だしね。」「・・・・・・。」智くんの援護も加わったけど、ニノはまだ黙ったまんま。「ニノ?・・・相葉くんのこと、好きなの?」・・・えぇっ!?智くん、ニノが話し出すまで訊かないでおこうって言ってたのに、どストレートに訊いちゃったよっ・・・や、でも、先に相葉ちゃんのこと、口にしたのはニノだから、、、いいのか?「・・・分かんなくて、、、」「・・・そっか。」「けど、、、特別な、感じは、するんです・・・ただの、勘、ですけど、、、」「そっか。・・・ニノの勘は当たるからね♪」「・・・・・・。」なるほど!気にはなってる、ってことか!!「その勘、信じていいと思うけど?」「・・・おーのさんのこと、吹っ切れてないのに?そんな気持ちのまま、相葉さんに近づいたら、相葉さんに悪い・・・」「・・・俺はそれでもいいと思うけどな。少しずつ、少しずつ、相葉ちゃんで上書きしていくってのも、アリなんじゃない?」「・・・上書き出来なかったらどうするんです?」「まぁ、、、そん時は相葉ちゃん、ごめんなさいって、なっちゃうけど。」「・・・そんな、悲しませること、したくないです。それならいっそ、はじめから関わらないほうが、、、」「ふふっ・・・ニノ?もう答え出てるよ、それ。」「え?」「相葉くんに悪い、相葉くんを悲しませたくない。それって、もう相葉くんのこと、ちゃんと考えてる。・・・どうでもいい人なら、こんなに悩んでないでしょ。相葉くんとなら前に進める、って思ったんじゃないの?」「・・・っ・・・」「ん?」「・・・思い、ましたっ///」おぉ・・・認めたぁ・・・智くん、すげぇ・・・「けどっ、、、思ったけどっ、、、」「・・・怖いんだよね?」「・・・!・・・はい・・・触れられて、思いっきり拒絶してしまうんじゃないかって・・・過去のことが蘇って、、、」そう。これが一番の問題・・・「・・・それはね、ニノが決めるしかない。」「・・・・・・。」「過去を打ち明けるか、ニノが過去に耐えながら付き合っていくか。・・・どっちもツラい選択だけどね・・・」「・・・ぅん。」「相葉くんと、自分の勘、信じてあげて?」「・・・ぅん。もう少し、悩んでみます。」「ん!・・・ほら、もっと食べて食べて♪」悩んでみます、と言ったわりには、スッキリした顔してる。・・・もう答えを出してる?どうするのか、決めた?・・・相葉くんなら、ニノのこと、過去も全部引っ括めて、受け入れてくれるよ。・・・なんて、ただの俺の勘だから、、、軽々しく言っちゃダメか!

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  8. 場を繋ぐようにと言われたが何をしたらいいのか ・・・こういう時の俺は全く役に立たない肇の方が頼りになるケーキを中央に置いて取り皿を並べ始めるそれを見て子どもたちもお手伝い二人の祖母は椅子に座ったまま晴(はる)と悟が相手をしてる手伝いに参加中の雅紀がケーキを見て声を上げる「このケーキ、大ちゃん作?」驚いた顔でこっちを向く本場のビュッシュ・ド・ノエル並みの完璧なケーキ俺もみた時は驚いた「とうちゃんとはじめにいちゃん! マスパンとかざりは4にんなの」俺が答える前に晴(はる)が得意満面の笑みを浮かべて答える「このサンタと動物はマスパンって言うんだ 知らなかった ・・・」「アーモンドの粉を使った物らしいけど どうやって作るのかは ・・・」「貴方は食べる専門ですもの(笑)」母が可笑しそうに笑うぐうの音も出ない俺雅紀が俺の背中を宥めるように叩く「ケーキが丸太って 意味があるの?」二宮が不思議そうな顔をする「これは仏蘭西のケーキですよね ビッシュ・ド・ノエル 直訳するとクリスマスの木 由来までは ・・・ 憶えてない」流石、欧羅巴に居た事がある松本君模範解答を伝えてくれる「由来は幾つかの説があるらしい まあ、俺たちには関係ないな」いいとこ取りのクリスマス会だから楽しく食事を頂ければそれで良いだろう ・・・雅紀と二宮がそれを聞いて納得「晴(はる)たちは この表面の筋目とかの 飾り担当?」「うん ・・・ こなゆきも!」「上手に出来たね」「皆で考えたんだよ」健太がケーキの元になった絵を見せてくれた貴方と肇の再現力には脱帽本当に良く出来てる食べるのが勿体ないくらいだけど ・・・ 食べる為のケーキ「料理もおいしそう」「とうちゃんとばあばがつくったの だから、おいしいよ」悟が自慢げな顔をする「田舎料理でお恥ずかしいですけど ・・・」「どれも美味しそうですわ 食べるのが楽しみで 翔と同じでお恥ずかしいですけど(笑)」基本、母と俺は同じこの人、料理作ったこと有ったっけ?「すみません ・・・ お待たせしました」貴方が階段部屋のドアから慌てた顔で入ってきた「ちち~」晴(はる)と悟が椅子から飛び降りて貴方のもとに走って行くチラッとサンルームを見ると俺の用意したプレゼントの箱が鎮座してたいつの間に?全く気配を感じなかったけど ・・・「サンタさん いつくるの?」「おみやげのふくろ!」晴(春)が慌てた顔をして袋を探す「そこの棚の所に置いてあるよ サンタさんは待ち構えてると来ないよ「こそっと来るの?」零治が疑問を口にする「恥ずかしがり屋さんだからね」「じゃあ、どうすればいいの?」晴(はる)の眉がハの字になる「どうもしない いつ来るかは分からないから クリスマス会を始めるよ」「こないかも?」「皆の気持ちは届いてると思うな」「父もそう思う 絶対に来てくれるから 料理を頂こう」「は~い」いよいよ、サンタさんが登場 ・・・その後で良いかな?あの箱を開けるのは<続きます> 

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  9. 風呂から上がりリビングに行くと櫻井さんは新聞を読んでいた。「相葉くん湯加減大丈夫だった?」「はい。ありがとうございました」「じゃあ俺も入ってくるよ。冷蔵庫に飲み物あるからどれでも好きなの飲んでいいから」「あ、ありがとうございます」浴室からシャワーの音が聞こえてから冷蔵庫を開けると。「くふふ。飲み物しか入ってない」お水を出してグラスに注ぎ、ついでにシンクに置いてあったマグカップを洗おうとして気が付いた。これ……色違いのマグカップじゃん!!元カノが使ってた物出さなくても。櫻井さんのバカ!!思わずマグカップを洗うのに余計な力が入りまるで元カノの存在を消すかのようにゴシゴシ擦って何度も水で注いだら手先が冷たくなった。今度俺とお揃いのマグカップを買ってきてこのマグカップは食器棚の1番奥に閉まっておこう何てプンプンしてたらサッパリしたー何て呑気な事言いながらやって来た。「相葉くん何、飲んでんの?」「水です」「えっ、何。ちょっと不機嫌になってない?」「気のせいですよ」誤魔化すように視線を逸らし水を飲んだけど何か思う事があるなら言ってよって背中から抱きしめられると白状するしかなかった。てか、櫻井さん。何気に俺の心掴むの上手すぎ。♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜昨日は幸せでした・゚・(。>д<。)・゚・そしてそーしーてー!!(*’◇’)僕の櫻井くん❤️とうとうカミングアウトすか?櫻葉共演はもう萌えの宝庫でニヤニヤしながら観てたようで(無意識)息子に「何、笑ってんの」って言われたのでテレビ観てや!!と力技で言い返しておきました。今度はSHOWチャンネルで共演シクヨロ。

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  10. この記事は、妄想恋愛小説(BL)です。苦手な方はUターンを♪必然【翔潤】~20~[J]大野さんと別れて、アパートに向かって歩きながら、これからのことを考えた。まずは翔くんに、このことを伝えなくちゃ。きっと喜んでくれる。僕たちの夢が、動き出す第1歩なんだから。早く、翔くんのあの笑顔が見たくて、今にも走り出しそうな勢いで、帰り道を急いだ。いつもより遅い時間だけど、まっすぐに、東屋へ向かう。だけど、いつものベンチに翔くんの姿はなくて、もう帰っちゃった後かと、慌ててアパートへ戻って、翔くんの部屋まで行ってみた。ドアの小さな灯り取りの窓は真っ暗で、留守なのか、寝ちゃったのか。とにかく、今は翔くんに会えないと分かって、ちょっとガッカリしながら、自分の部屋に戻る途中、いつものように、階段下の下駄箱の上に並んだ、各部屋用のポストを覗いた。そこにあった、切手の貼られてない白い封筒。表には、ぶっきらぼうな字で、『潤へ』と書いてあり、裏返して差出人を見ると、『翔』と、書いてあった。「翔くん?なんで手紙?」ちょっと不思議に思いながら、部屋まで戻ると、ハサミで丁寧に封を切った。綺麗に三つ折りにされた、音符の並んだ何枚かの五線紙のコピーと、白紙の五線紙の裏に書かれた手紙と、1本のカセットテープが入っていた。「楽譜と、テープ?」不思議に思いながら、手紙に視線を落とした。****************************潤へもう何日、君の顔を見ていないだろう。きっと元気で、勉強とバイトを頑張っているのだと思う。同じアパートに住んでいるのだから、いつでも会えると、簡単に考えていたけれど、そう上手くはいかないものだよね。潤に会えなかった間に、俺の作った歌が、ついに世に出たんだ。それがCMソングになったんだよ?すごいだろ!そんで、結構売れてるんだって。同封した楽譜が、その歌だよ?テープにダビングしておいたから、聴いてみてくれたら嬉しい。潤はテレビ見ないから、気が付いてないと思うけど、俺、テレビにも出てる。あ、あと、雑誌とかも。まだ、自分で信じられないでいるけど、周りの大人が随分と慌ただしくなったから、夢じゃないんだって思う。それで、俺、引っ越すことになった。今のアパートが、なんかファンに知られちゃったとかで、事務所が部屋を用意してくれたんだ。とりあえず、しばらくはアパートには戻るなって言われてて、これから必要最小限のものを持って、ここを出るよ。今、急いでこれを書いているから、字が汚くて、読み辛くて、ごめんな。引っ越す前に、もう一度、潤と、あの東屋で、ゆっくりと語り合いたかったけどね。新しい住所を書いておくから、潤の学校が落ち着いたら、連絡して?今、すごく潤の顔が見たいよ。声が聞きたい。潤と出会えて、俺の何かを変えたよ。潤のおかげで、俺の滞っていた夢が動き始めたと思う。ありがとう、潤。潤と友達になれて、よかった。もちろん、これからも、友達で、なにも変わらないけど。とりあえず、行って来る。またな。あ、連絡よこせよ。翔*******************************ずっと会えてなかったから、翔くんの世界も動き出したことを、この時まで僕は知らなかった。翔くんの歌が、CMソングに?僕の部屋はテレビがないから、耳にすることはなかったけど、カセットテープを手に、思わず苦笑いする。「翔くん、僕、ラジカセも、持ってないよ?」どうやって聴こうか、考えながら、手紙を眺めた。五線紙の最後に書いてある住所。すごく都会だな。高層マンションなんじゃないの?「そっか、翔くん・・・。引っ越しちゃったんだ。」頭では理解は出来たけど、どんどん、寂しさが込み上げる。だけど、二人して時期を同じくして、前に走り出したんだから、この選択は間違ってなかったって言える日が、いつかきっと来る、そう信じて、進み続けるしかないんだ。来月には、僕もここを出る。翔くんが引っ越さなかったとしても、やはり会えなくなるんだ。僕が、アメリカに行くって言ったら、翔くん、なんて言うかな。驚くだろうけど、きっと「頑張って来いよ!!!」って、笑って送り出してくれたと思う。僕も、翔くんと出会えてよかった。友達になれてよかったよ。僕も、翔くんに手紙を書こうと思い、机の上に便せんを広げて、ちょっと思案した。それから、ボールペンをノックして、『翔くんへ』って書いた。つづく*************************まさかの会えないまま、離れ離れ(誰が書いたのかな?それは私w)便せんを前に、思いを文字に込めた時代、懐かしいな(*´▽`*)今、妄想に思いを込めて、文字を並べています。楽しい💖💜翔くんや、潤くんの思いや、台詞に、私の、嵐や潤くんに対する思いを、投影してしまっています。

    必然【翔潤】~20~[J]
  11. 妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…すみません…(一つ)の二人でイチャイチャ姫初めさせちゃいそうです。暁と張を見送り二人で寝室で寝転がる翔(一つ)が「ハナさんと張さんどんな風にするのかな…」「翔くん?」「智くん気にならない」智が少し考えて「ハナさんは優しいと思うよ…」「ハナさんが?」「多分…凄い優しいと思う。寝室に二人でいた時のハナさんいつも物静かで柔らかな仕草で僕が心地良い空間を作ってくれてたヂャンさんの事とっても優しく だきそうだな…気がする…ヂャンさんが恥ずかしがらないように気遣いすると思う」翔は機嫌が悪くなる「翔くん?」「ごめん聞いた私が悪かった…」智がハッとした顔をして「翔くん…何もなかったよ…って言っても…ダメか」「違う…暁が抱く姿を想像するあなたにやきもちです」「えっ」「私以外の奴の…姿を想像している事にやきもち」智のスウェットを脱がしす「翔くん?翔くんが聞いたんだよ…んんあ…どんな風にするかって…んっ んんん」「だけど…あなたの頭の中にはぁ…ハナさんが張を抱く姿が浮かぶのが…ふうこんなに嫌だとは思わなかった…」翔は智の足を開く「シャワー…シャワーを」「このままで…あなたの香りを楽しみたい」「ちょっ…えっ」指ではなく智の大好きなふわふわの唇が智の太腿を撫でる…「翔…く ん… っあっふぅ はぁ 何」「やきもち…です…私以外の人が抱いている姿を考えたあなたに」熱い息が翔の興奮を伝えてくる「しょ…う くん…ごめん.お花…沢山 生けたから…眠い…んだよ…っあ あああっ…」「あなたは何もしなくても大丈夫…はぁ私を感じてくれるだけで…」翔の唇が智の太腿の つけねを漂って智を刺激してくる…「ふ…んっ…はねれ ない…よ…はっ あ 感じちゃうし…」智の指が翔の頭に触れようとする翔はその指に自分の指を絡め抑え込む

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    この身…(一緒に…色々)249
  12. ☆2021.1.17改定☆ども( ̄^ ̄ゞ♡お越しいただきありがとうございます。はじめましての皆様ワタクシ美櫻と申します。読み方はミサクラです。櫻井翔さまをこよなく愛する雑食系翔担でございます♡主に翔潤と櫻葉の妄想を書いてます♡時々モデルズ&ゴコイチ♡「櫻葉しか読めません」「翔潤しか読めません」ともよく言われるのですが全然気にしなくて大丈夫です。好きなものを好きな時に好きなだけ読んでください。それがブログです。私も好きな時に勝手に書いてます。「櫻葉はいいけど翔潤上げないでほしい!」「翔潤はいいけど櫻葉上げないでほしい!」という方はこちらのサイトは不向きです。フォローを外して頂くことをおすすめいたします。お話は基本的にはハッピーエンドです。途中傷ついたり悩んだりするけど最後は二人が笑えるようにしたいです。他のメンバーは基本的に「見守る」スタンスなので悪役になったりトライアングルもまずありません。メンバーの誰かが傷ついて終わることはないようにしています。ただ、ラストのハッピーエンドが読んでいる全ての方にとってのハッピーエンドとは限りません。ご了承ください。翔潤話には相葉くんが櫻葉話には潤ちゃんがあまり出てきません。一つのお話にヒロインは一人の方が書きやすいので。嫁ズはヒロイン♡お話以外の記事は基本的に消しています。すっかりお話ブログになってしまいました。お話以外の記事も時々上げますが基本的には消しています。1時間~1週間ほど載せておいてなんとなく満足すると消します。ご了承ください。疑わしい企業アカウントはフォローを解除しています。☆嵐の要素が見当たらない(未設定の方は大丈夫です)☆プロフィールが長く説明的☆〇〇up!〇〇成功法!など複数の条件に当てはまる方、自ブログへの誘導目的と思われる方は勝手にフォローを外してます。ご了承くださいませ。もし万が一、普通に読んでるのにフォローを外されてしまった場合はメッセージ等で一言頂くか知らせずにフォローしてください。いつもコメントやメッセージありがとうございます。皆様のお声にとても励まされています。コメントは原則非公開です。コメント欄は開けたり閉じたりしてます。開いてる時はお気軽に呟いてください。メッセージは常時受け付けております。何かありましたらお気軽にどうぞ。返信には2日ほど頂いております。気長にお待ちください。(いつも遅くてごめんね)「いいね」は常時閉じています。いいねしたいのに~!というお声もよく耳にします。すみません(汗)どうしても人気のある記事と芳しくない記事がありまして…笑私としてはどの記事も同じくらいの熱量を注いでおります。その時は退屈な内容でも後に大きな意味を持つこともあります。結果的な数字がハッキリ見えてしまうとどうしてもウケる記事を書きたくなったりウケなそうな記事を書く時にモチベーションが低下したり…。まぁ、それだけではありませんが。アクセス数や過去の経験値から皆様の動向や嗜好はある程度把握しているつもりです。私にいいねは必要ありません。お気持ちだけで充分です。ありがとうございます。読み逃げとは思わずお好きな時にお越しくださいませ。(。ᵕᴗᵕ。)アメンバー募集は不定期です。募集時は記事に要項をリンクさせます。募集要項に従って申請してください。不備は承認できません。以前はほぼピンク記事のみがアメンバー限定の対象だったのですがコンプラが厳しくなってしまって(汗)限定対象の記事が増えております。今後は限定記事を飛ばすとよく分からないということも増えると思います。ご注意くださいませ。次回のアメンバー募集は1月末の週末あたりを予定しています。またその際にご案内いたします。楽しんで頂けたら嬉しいです♡どうぞよろしくお願いします♡(。ᵕᴗᵕ。)

    (。ᵕᴗᵕ。)初めての方へごあいさつ。
  13. 臣「生きてて良かったよ…」臣「とりあえず生きてるって分かっただけ、よかったよ…」優香「会いたかったよぉ…臣…」臣「おまえの顔見て心臓止まるかと思ったよ。何があったんだ?」優香「………」臣「彼氏にも言えねーことだったのか」優香「ごめんね…黙って消えちゃって」臣「急に家族ごと消えちまったからさ、なんか悪い噂流れてたし…」優香「私はここに残りたかった。臣とも離れたくなかったよ」臣「やっぱり親父さん関係してんのか?」優香「あの頃私も14だったし、剛典なんて8つだし、お父さんお母さんいないと暮せないし。近くに引っ越すだけと思ってたの。そしたらまさかの香港まで行っちゃうとは思ってもいなかったから…」臣「やっぱり追われてたんだな、、。もう大丈夫なのか?」優香「うん。お父さんの親友がいい人でね、借金のこともやっとすべて解決したし。」臣「そっか、良かったな。じゃあ親父さんたちも日本に?」優香「ううん、お父さんとお母さんは今も香港に住んでる。私がどうしても日本に帰りたいって言ったの。剛典も二十歳になったしね、剛典もずっと真琴に会いたがってたから。2人一緒に住むならって日本に帰ること許してくれたの。」臣「そうだったんだ…。大変だったな」優香「ずっと臣のこと考えてたよ。」臣「だったら連絡くれれば良かったのに」優香「だって…もう26だし、もしかしたら家庭があるかもしれないしって…」臣「は?なわけ(笑)」優香「彼女は?」臣「あー、いねーよ。」臣「ってことはおまえ今誰もいねぇんだな?」優香「いるわけないじゃん!」優香「臣しか…いないもん…///」臣「しょうがねーな。じゃ、俺のオンナになるか?」優香「本当に?」臣「俺じゃ不満か?笑」優香「不満なわけないじゃん!ずっと臣に会いたかったんだからっ。°(°´ᯅ`°)°。」臣「アハハ…」臣「会いたかったよ、俺も…」

    赤い糸⑥
  14. おはようございます昨夜はILOVE 動物園での、櫻葉尊さに半ば発狂しSHOWチャンネル途中翔くんのバク転を見届けたところで意識朦朧となっておりましたもーね、やはり何が良いって普段シングルでは比較的優等生キャラの翔くんが!!嫁葉さんを前にするとホントに良い意味で激萌え情けなさを出してくるひたすらゲージで追いかける嫁葉さんを尊敬の眼差しで見つめながらキャップから出す髪はボサボサw犬飼いたいけど昔の頃の思い出話も嫁葉さんとだから聞けたもうー!おまぇら輪廻転生永遠に共に居ろよォー!愛しさと切なさと情けなさ~と~一人だとサクサクやっちゃう記憶力もバッチリ人への配慮もしっかり!イケメ司会や報道など頭にしっかり入ってるのに!・З・´)今日は相葉くんと一緒だからそれだけで翔くんの思考回路はナマイキバイオマン化するなんの幸せやー!はぁ幸せありがとうございます!萌えすぎてねそれがね怖いんです!ではちょい家族で温活に行ってきます最近ちぴも参加です昨日の4時間分も取り戻さねば!温かくして良い一日をなう17日目我が家のおでんの具を教えて!こちらの記事に→おでんの具『うちのはコレ!ってありますか?』ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィ(゚Д゚ノ)ノ雪すぎるwあ、おはようございます(´∀久しぶりの雪一面に空も地面も雪だらけ橋の上が怖いwww昨日のお昼ご…ameblo.jp親子ブログ始めました→こたつ別館エブリスタさんで更新しております♪【⠀魔法使いの糧 】エブリスタページ→魔法使いの糧【 僕の旦那様 】更新しています♡クリックしてね→僕の旦那様●猫をテーマにした2500文字以内の短いノベル物に参加しています♪2ページほどなので良かったら読みに来てね→【 菊ちゃんとクロ 】⚫お題小説にも挑戦していますお題小説 【 逢と郎 】→逢と郎ページ⚫エブリスタ目次⬇️⬇️⬇️出会いの街角良かったら遊びに来てね他のお話も上がっています♡♡

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    嫁葉さんの隣だと骨抜き♡
  15. 蜀江錦の夢 その2 (幻の世界の頁(ページ))空木の花の香り…初夏の陽の光が乱反射している「次々(ジジ)、次々…」トクマンは揺り起こされて顔を上げる。目をあけてみるとチェヨンに起こされたことに気づきあわてて立ち上がる。「テホグン!」とつい大きな声になり直立不動になる。が……見知らぬ着物をきたチェヨンは目を丸くして笑い「寝ぼけたのか?」と言う。辺りを見回しても知らぬ光景で訝しげにトクマンは一瞬沈黙し「テホグン…ですよね」と恐る恐る尋ねる。「テホグン…大将軍ではあるがその呼び方で呼ばれたことはない…そなたどうかしたか?」とチェヨンはやや心配そうにいい傍らの女性を振り返る。そこにはウンスが、ウンスではあるがまたもや見慣れぬ衣を着けていてやはり少しだけ驚いたような戸惑ったような顔で自分を見ている。「あ、あの医仙さま?」「え?」「…あ…あっと…ユ・ウンス様ですよね」「ヨン…」ウンスはそう呼んでヨンの衣に手をかけながら「次次は…、ヨン…満は眠りで記憶が混乱したんだと…思うの」「……」満?そのように医仙様から呼ばれたことは一度もない。それに…この屋敷…ここはチェヨンの屋敷の筈だが新築の匂いがしない、それどころか何やら高麗の様式とも思われぬ…だが品よく優雅な屋敷に見える。「お、おれは眠っておったのでしょうか…」「そうね…たぶん小半時くらいかしらねヨン」「ああ、おそらく」テホグンの顔、医仙様の顔…それは見慣れていたそれとほとんど変わらぬ、しかし風貌はやや違っていた。お二人とも十歳くらいは若く見える。「テ、テホグン」「なにゆえ自邸にてそのような呼び方を?兄上といつものようによばぬのか?」「兄?…」「次々(ジジ)…そなたいかがした?…寝ておるあいだにどこかにぶつけでもしたか?」笑いながらチェヨンがトクマンの髪にふれる。その大きな手は確かに戦う者、全軍を指揮する者のそれであたが…先ほど確かにテホグンは自分を兄と名乗られた。いったいどういうことか?おれは知らぬまに捕らえられて何かよからぬ薬でものまされたのであろうか?その幻覚の中か?それとも寝ていた俺だけが無事で皆が幻覚に惑わされておるのか?何れにしても…騒ぎたてるのは得策ではない。これが何者かに仕組まれたものならこの幻から抜け出る糸口を掴まねばならない。トクマンはチェヨンを見て「うたた寝が過ぎたのやも知れませぬ、あ兄上…それに…」ウンスが笑いながらホントにどうしちゃったの?という顔で「私は柳 雲蘇よあなたの兄上(ツイ イン)の婚約者…あなたは崔満(ツイマン)でしょ?」  トクマンは頷く。そしてその情報を心で復唱する。「医…雲蘇様…俺は少し眠り過ぎたのやもしれませぬ…」「そうね…きっとそうね…お部屋で休むといいわ…ね」っと最後の言葉は崔螢に向かってそう尋ねるように言う。「ああ…急に蒸せたから日に当たり過ぎたのであろう…後で雲蘇の薬を持っていかせよう」「任せて…」「大医も認めるほどだからな私の柳 雲蘇は」そういって崔螢は笑った。どうやらこの幻…しばしここを幻とよぼう。この幻の中でも医仙様は医術を心得ておいでのようだ…それに…今のところ急に危害を加えてくるまたは命を狙われるということもなさそうだ。お二人は俺がこの幻の住人でないとはお気づきでない……。そう思い歩く。自室を探さねばと思っていたが不思議に足が身体が勝手知ったるがごとく俺を俺の部屋に連れていく。そして俺はそれが俺の部屋だと…何故か知っていた。ここは確かに俺の部屋だ。ウダルチの兵舎でもなければ高麗の中流貴族徳家の自室でもない、だが確かにこのいささか豪奢な部屋、書物の多きこの部屋が自室とわかる。だが…この部屋の持ち主の俺はどうやら武芸を好まぬのであろうか?兵法の書や武具、武術の書がほとんどない…あるのは歴史書や詩、それに茶の書、地図も集めていたようだ…一体これはどういうことか?一体これは如何なることか?一人になりトクマンは叫びだしたいような、いやそれより状況を把握せねばという思い…そしてこれが幻ならば…どこに脱出の糸口があるというのか……そんな思い…「柳 雲蘇様の薬湯にございます」そう言って運ばれてきたその薬湯の甘く柔らかな湯気が香る。ここは何処であろうか……?トクマンの手が手元の綴じ本をめくる。"現在記"その表にはそう記されてあった…次回に続きます。※トクマンくん…ウダルチらしくいまのところ冷静に状況を把握するとこにした様子ですね…現在記、日本風に言えば 今様記とでもいうところでしょうか…なにか手がかりでも?それは次回のお楽しみ♥️

    蜀江錦の夢 その2
  16. 頭が真っ白になり、微かな音すら聞こえなくなっていた。今までの自分の見てきた様々なモノが脳裏を駆け巡る。そう…俺はその可能性を頭のどこかで疑っていたんだ。一番それを強く疑ったのは、あの時。智くんと、まさに抱き合っていたあの現場を見つけられてしまった時の、親父の異様なまでの怒り。智くんのこれからを台無しにしてしまったかもしれないという恐怖と、そんな事をしでかした俺に対するアレはまさに怒りだったに違いない。いくら智くんを可愛がっているとは言っても、血縁の息子以上なんて事があるだろうか…?:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-お前と…智くんは………血がつながっているんだぞ。:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-その言葉は今でも鮮明に刻まれていた。そうあの怒りは…ゆっくりと呼吸を整えて再び紙に視線を戻す。色んな事が書かれているようだったが、重要なのは最後だけだった。99.99…%の確率で…その文字がはっきりと目に入った。自分が抱いた疑問の答えがそこに記されていた。続くその先には、智くんと親父が親子だと書かれていた。俺に渡されたのは親子鑑定の書類だった。心に奇妙な静寂が訪れていた。頭に棘のように引っかかっていた小さな疑問がスッキリ溶けていく。あの時、俺は様々な感情が蠢く中で、血のつながる俺より智くんを選ぶ親父に怒りが湧いていた。傷ついたんだ。小さい頃、親父は俺をとても可愛がってくれた。熱心に勉強を見てくれたし、遊んでくれた。強い愛情を当然のように受けて育った。父親の愛情に満ち足りていたんだ。だから、俺は、智くんを可愛がるからといって、嫉妬なんて感じたことはなかった。だが…あの時、親子としての絆の根底が崩れた気がしたんだ。やがてある疑惑が頭をもたげ初めた。智くんは、もしかしたら親父の実の息子ではないのか…?もし違ったとしたら、智くんに対する異様親父の執着はなんだ…?俺のそれと同じ種類のモノなんじゃないか…?「ふっ…。」馬鹿だな…親父は至極まっとうな大人の男だった。執着や恋情によるものじゃない。智くんに怒りを向けなかった理由はとても単純なモノだった。それは世間でもよく聞く出来事だった。親父は智くんに深い愛情を持ってはいるが、結果的に捨ててしまった事で、大きな引け目も持っていたんだろう。母と結婚する前の出来事なら不貞とは言えない。そうハッキリと思える自分が不思議だった。小さい頃は、親父が再婚するのすら許せなかった。母との結婚前の過ちだったとしても許せなかっただろう。だが、もう俺はそんな小さな子どもじゃなくなっていた。恋愛の苦しさも経験した。他人ごとじゃない。人は弱い。誰だって間違えるし、誰だって失敗する。そして後悔して…そこには、親父も若い頃に過ちを犯したという事実があるだけだった。

  17. 「どうして泣くの?俺、何かした?」指先で頬の涙を拭い、ホソクが尋ねる。俺は違うと首を振り、呼吸を整えてから口を開いた。彼に伝えなければならないことがある。「……あのな、ホソク。……卵出来た」「卵?何の?」ホソクは、俺を見下ろしたまま、俺の言葉の意味を理解出来なくて考え込んでいる。ちゃんと言わなければ、お前の卵が俺の身体に宿ったって、でないと伝わらない。「あ、もしかして、先生と俺の卵?」ようやく頭の中が理解したぞと、確かめるように彼が尋ねてくる。喜びたいけど、まだ半信半疑で、だけど『そうだよね?』と、俺の肯定を待つ顔をしながら。「ああ」「うわ、すごい嬉しい。いつ分かったの?いつ産まれる?あ、セックスしない方がいいよね?」ホソクは横になって俺を抱き寄せ、矢継ぎ早に質問を並べる。「一昨日気付いた。大丈夫だよ、卵はこのくらい何ともないから。あと4、5日で産まれる。言っておくが、産卵が見たいってのは却下だからな」「それこそ却下です。外敵から貴方を守らなきゃいけないので、基本的に近くに居ることになると思います」「……ふ、わかってるよ」俺は微笑み、ホソクの唇に吸い付く。すぐに俺の上になった彼の唇が、俺の為に開いて行く。受け取る彼の唾液は、どんな花の蜜より甘くて、魅惑的な香りがした。青い蝶の産卵は、蝶の里の樹齢700年と言われている楠木の大樹で行われる。虹色の蝶も時期は同じだが、その産卵は夜になり、青い蝶よりずっと高い場所になる。ーーーー4日後。見上げる大樹の周りには、美しくはためく青い蝶が、山のように飛び交っていた。飛んでいるのは雄が多く、幹に止まっているのは雌がほとんどだ。誰もが子孫を残そうと、最期の力を振り絞っている。そして俺も、思いがけず巡り会った伴侶との卵を今夜……。丸い月が、群青色の空に昇り始める頃。俺の身体は自然と蝶に戻っていた。羽根を広げると、幅20センチ程もある、パッと見は白くしか見えない大きな蝶。羽根を何度か伸ばして、樹の上を目指し、ゆっくり上昇を始める。羽根から溢れる鱗粉が、月明かりに照らされ七色に輝く。 虹色の蝶と呼ばれる所以(ゆえん)だ。いつの間にか、闇に紛れて寄り添うホソクが、漆黒の羽根をはためかせていた。俺よりひとまわりほど小さいが、それでも青い蝶よりはずっと大きな黒い揚羽蝶。ホソクは俺の少し上を飛びながら、辺りを慎重に旋回する。この時間、昼間あんなに集まっていた青い蝶の群れは消えている。夜目に目立つ俺は、外敵に狙われやすいから、ホソクはそれを警戒しているのだろう。けれど俺は、大丈夫だと確信していた。何故なら、流れて来た風の中に芳しいバニラの香りを感じていたから。それは俺達を包み込んでいて、護られているのだと感じる。覚えのある甘い香りは、カシムのものに他ならない。最愛の伴侶の見守る中、想像よりもずっと呆気なく、俺の最初で最後の産卵は終わりを迎えた。*所以(ゆえん)=理由

    黒い蝶に抱かれて 12
  18. *山の妄想話。BLなので、ご注意を。*[あ〜・・・っとですね?・・・俺、にのちゃんに好きみたいって、伝えました。]「「・・・え"ぇっっ!?」」相葉ちゃんからの報告に、2人で驚く・・・「いつ!?」「なんでっ!?」[い、いつ、って、こないだの水曜?かな。・・・で、なんで、ってそんなの、好きだから好きだと言っただけで、、、]俺らの質問に、素直に答えてくれる相葉ちゃん・・・「・・・それで、ニノはなんて?」[・・・まだ大野先輩のこと、忘れられないみたいで。・・・今は受け入れてもらえなかったですね。]「・・・・・・。」そっか・・・ニノはまだ、智くんのこと、諦めきれてないんだ・・・思い入れは強いよね・・・命の恩人だしね・・・4年も想い続けてたんだもんね・・・[今はまだムリでも、少しづつ俺を受け入れてくれたらいいかな、って思ってるんで・・・だから、大野先輩には翔ちゃんとずっとラブラブでいてもらわなきゃ・・・大野先輩がフリーになったら、にのちゃん、また大野先輩に気持ちがいっちゃうから・・・]「その心配はないよ、相葉ちゃん!俺は絶対智くんを離さないから!」[くふふっ!うん、俺のためにもそうしてくれると助かるっ!]「これからもどんどんアピールしていくんでしょ?」[ん〜・・・そのつもりだけど、押しすぎて嫌われたくないから、慎重にいく〜。]「・・・上手くいくように、祈ってるよ。」[うん。ありがと、翔ちゃん!]それから電話を切って、ふぅ、と一息ついた。智くんと顔を見合わせて、「「びっくりしたね?」」って、、、ハモっちゃったよ。「そっかぁ、、、相葉くん、ニノに惚れたんだぁ・・・」「ね〜・・・いつからなんだろうね?」俺にしてみれば、急展開。だって、引っ越しの日に、俺のこと好きでいるのやめる、って宣言して、まだ1ヶ月ちょっと。相葉ちゃんて、切り替えるの早いタイプだったんだね。だけど、、、ホッとしてる。相葉ちゃんが、前に進めてて。“次に出会う誰かのために、俺とは上手くいかなかった”そう言った相葉ちゃんの言葉がしっくりくる。ニノと出会って前に進むために、俺とは上手くいかなかったんだよ。これで良かったんだよ。・・・ね?俺はそう思ってるけど、、、智くんは難しい顔してる。ニノと相葉ちゃんのこと、応援できないの?「・・・ニノ、、、大丈夫かな。」「ん?」「・・・きっと、悩んでる。」「相葉ちゃんに、好きって言われて?」「・・・相葉くんに限らず、だけど、これから先、ニノに好意を持ってくれた人が現れても、、、僕と同じ、、、過去に囚われて、前に進めないかも・・・」「あ、、、」「ニノの場合、触れられることが、辛いだろうから・・・」「・・・・・・。」「・・・相葉くん、、、大丈夫かな。」2人の心配をしてる智くん・・・応援したい気持ちはあるんだよね?けど、ニノの過去を知ってるから、、、簡単に頑張れ、なんて言えないか。・・・ピコン!沈黙していた部屋の中に、智くんのスマホにライン通知の音が響く。「・・・ニノだ!」すっごいタイミング・・・「・・・久々に僕のごはんが食べたいんだって。今日の夜、来てもいいか、って。」「・・・それ、ごはんは口実っぽくない?・・・タイミング的に、なにか話があるんじゃ・・・」「僕もそう思う。・・・多分、、、絶対、相葉くんのこと。・・・相談したいんじゃないかな。」「ですよね!来てもらいましょう!そしてニノの気持ちを確かめましょう!!」「・・・僕らが力になれるか分かんないけど、、、どうにかしてあげたいよね。・・・できれば、上手くいってほしい・・・」智くんに想いが届かなかったニノと、俺に振り向いてもらえなかった相葉ちゃんと。俺らが口出すなんて、お門違いかもしれないけど。2人は俺らの大切な親友だから。2人にも幸せになってほしいよ・・・

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  19. 向かい合って朝食をとる。「ごめんな」「ん?」サンドイッチを頬張るそのガーゼが痛々しい。「よくあるもん」「お前さ、なんでそんなにけろっとしてられんの?」「生まれたときからだもん。 お父さんなんて言ってた?」「身体が弱いって」それだけじゃなかったけど…。「ボクさ、みんなと身体の造りが違うんだ」「まあ、肌を擦ったぐらいで腫れ上がってるぐらいだからな」「これは、やけどだよ。擦ったときに生まれた熱に肌が堪えられなかった」「そ、それだけで!」「ふふ、びっくりでしょ。 後ね」立ち上がってこっちに来た彼は、俺の手を掴んで、自分の胸に当てた。絶句する。そんなことがあっていいわけがない。胸の真ん中から左側にあるはずの心臓。鼓動を打つのは右側だ。「内臓逆位と錯位が混在してるんだって。全部が逆なの。そんでもって、左右対称。だから必要な臓器がない。血管もね変なんだって。 逆位だけなら手術とかが難しいくらいで問題なく生活できたんだけど、錯位はね….。普通に生まれる事ができても生存率五%ぐらい。 ボクは脾臓がなくて、肺もおかしいんだって。 東山先生がいなかったらボクもう死んでた。恩人なんだ」くすって笑って席に戻りまたサンドイッチを持ち、「美味しいと思えることは大切。今日は……ん、んと」「翔」「しょーくんがいるからおいしい」ゆっくりとレタスサンドを食べる顔は静かに微笑んで。でもそれは、死期を悟り達観している老人のようにしか見えなかった。

  20. Side−S『人脈』か…取り敢えず、『佐藤農園』に出向いた。「あれ?翔ちゃん…?どうした…の?」やっぱり、雅紀を探しているオレがいて…真っ先にオレを見つける雅紀がいる。「あの…二朗さんは?」「こっちだよ?」雅紀の後を付いて行く。「二朗さーん。」「おぅ…どうした?…って、櫻井さん?だったっけ?なにかあった?」「あの…。お陰さまで、昨日の記事が好評だったお礼と…その…」「おぅ…?」「二朗さんのお知り合いの方に、出来れば取材させてもらいたくて…。お願いに上がりました。」「おれの…知り合いで、いいの?」「はい。地元で頑張ってる人達を、少しでも誌面で紹介出来たらな…と。」「そうさ…なぁ?」「そんなら…新井さんがええと思うけど…?」「そうよね?うちらをここに紹介してくれたんじゃし…」「うちも…そう思うわ。」「あの…『新井さん』…て?何をされてる方なんですか?」「車の販売をやってるんだけど…」「地元の野球チームのコーチをやったりとか…」「こっちで、『広島県人会』を作ってくれて、みんなをまとめてくれたりだとか…」「あの人顔が広いから、もしかしたら次の人も紹介してくれるんと違う?」…へぇ。早速、新井さんを紹介してもらうことになり…。販売店に向かおうと電話を掛けると…『ちょうど、そっちに行く用事があるから…』そう言って、電話は切れた。…つづく。