5/17の記事ランキング

  1. 井ノ原さんたちが来て泊まっていくのとはまた違う意味で、東山さんと大倉さんのお泊まりはうるさかった。………うるさかったのは主に大倉さんだけど。どうやら大倉さんは、重度のもふもふ中毒になっちゃったみたいなんだよね。急性なのに重度。『雅紀、そろそろ一郎たちが限界のようだ』ってしょーちゃんが教えてくれたから、もふもふタイムは終了ってことでみんなありがとう。おいでって呼び戻したんだよ。しょーちゃんの言う通り本当に限界だったみたいで、一郎たちはみんな支部長さん対決の時の二郎みたいに一瞬で松兄、東山さん、大倉さん、潤の手から抜け出して僕のところに戻って来たんだよね。大倉さんなんか『消えた⁉︎』ってすっごいびっくりしてたもん。戻って来たみんなは、疲れたよーって目で僕を見ながら僕に抱っこして撫で撫でしてのてしてし。僕の周りに集まってた大きい子たちが小さい子たちに僕を譲ってて、どうして僕の腕は2本しかないんだろうって本気で思ったよね。10本ぐらいあればみんなをみんなハグ&撫でできるのに‼︎で、大倉さんの何がうるさかったかって、それからだよ。僕の『式』たちがいやってなったら離すって約束だったから、無理に捕獲するなんてことはなかったけど、もう視線が‼︎視線がうるさいったら‼︎『おいで〜、なあ、もう1回もふもふさせて〜』的なことを、顔は笑ってるのにバキバキの目で一郎たちを見て何回も何回も‼︎途中からちょっとはあはあしたり、手をわきわきしちゃったりね。さすがに『気持ち悪いぞ、大倉』って東山さんに注意されてたよね。ありがとう、東山さん。だよね。それでも目はずっと一郎たちのストーカーだったし、ムササビジャンプ見たい‼︎いつもやってるようにやって‼︎って、僕たちの囲炉裏部屋にまで来たし。とらおとたかおは、一郎たちが僕の方に戻って来てすぐ、『依り紙』に戻った。ぬーくんは省エネモードのうーたんに『変化』して、太一は松兄によって『依り紙』に戻された。そんな風にドタバタうるさいだけじゃなくて、またちょっとピリピリ空気にもなったんだよね。総本山の3人だからか、また仕事の話になって、『祓い』のときに僕の『式』をドーピング効果のためにレンタルしてもらうとかできない?なんて話がちょっと出て。それは松兄が速攻で却下してくれたんだけど、それで松兄がちょっと怒っちゃってさ。『てめぇの仕事はてめぇの力でやれ。雅紀の『式』はモノじゃねぇんだよ』って。『『札』やネックレスも身を守るため以外に使うな』って。僕が作ったものを積極的に使っての『祓い』は、実績にカウントしないとまで言ってた。『そりゃあよ、雅紀の『式』や『札』に頼れば今まで以上に『祓い』はできるだろうよ。しかも楽に早く。けど、じゃあいつか雅紀が引退するときが来たらどうすんだ?雅紀の『式』が急に『依り紙』に戻ったときは?『札』やネックレスがないだの落としただの切らしただののときはどうすんだよ?ああ?』ってそれを聞いてて、本当に本当に、『術者』の世界は変わってくんだろうなあって、思ったよね。もういっそ見えるぐらいだよね。変わったいつかが。もし、僕が『術者』じゃなくなる前に松兄に出会ってたら。変わった後に僕が生まれてたら。松兄の下でなら、『術者』も悪くなかったのかもね。なんてことは、松兄がちょっとカッコよくて悔しかったから言ってあげない。言い出しっぺの大倉さんが盛大にしょげてたから、僕は四郎を派遣してあげた。てしてししてあげてくれる?って。四郎は自分のかわいさを理解してるところがあるからね。だからきっと四郎は僕の意図を読み取って、ちょっと首を傾げてまんまるお目々で大倉さんを見つめて元気出してのてしてしをしてしてくれるはず。作戦はもちろん成功で、その後四郎はしばらくの間大倉さんに捕獲されることになった。あああああ‼︎ごめんね、四郎‼︎あとでいっぱい撫で撫でしてあげるからね‼︎あかん。またしても余計な話を書いてしもうたコメントお待ちしてます…👏そして本日5月17日は井ノ原さんのお誕生日🎉井ノ原さんおめでとうーーーーー🎊

    たくさん共感されています

  2. ・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・元社員だったユウキは、みんなに久し振りだと声を掛けられあっという間に囲まれていた結婚式に参列した人の他、課からもお祝いを渡していたから、そのお礼を持参してくれたという【皆さんにも直接お礼を伝えたかったので】律儀なユウキ、こういう所が後輩として皆んなから可愛がられていた〈奥さんは?〉【まぁ、実は一緒に来てまして……///】ずっと地元暮らしだという奥さん、東京観光をしたいというから連れてきたという〈連れて来ればよかったのに〉女子社員から会いたかったと言われたが【女友達とゆっくりショッピングしたいそうです】〈ははっ、尻に敷かれてるみたいだな(笑)〉揶揄われて照れくさそうに笑うユウキ、微笑ましく思えたし、仲良さそうな新婚夫婦を想像しても胸はちっとも痛まなかった俺のデスクにやってくると、みんなにも配っていたのと同じお菓子が入った紙袋を差し出し【大野さん、あの、これなんですけど……二葉軒のお二人に……】二葉軒にはユウキも一緒に行っていたし、とてもよくしてもらっていたからお礼のつもりなんだろう別れてからは一度も顔を出さずにいて、挨拶もできないままここを去った事を気にしていたようだ『自分から渡してやったら?』【えっ、でも……】合わせる顔がないという『二人もユウキに会いたいと思うよ?』俺の気持ちを汲んで一緒に悲しがってくれたけど、決してユウキに対して怒ったり憎んだりはしていないと思う男同士の恋愛においてその苦労もわかっているし、何より人生の先輩、あの二人はちゃんとした大人だそれでもまだ少し渋っているから『あそこのラーメン久し振りだろ?昼飯、付き合えよ』俺だってお前よりは大人だぞってところ見せたくて少し早めのランチに誘ったA「いらっしゃいませー♪……あれ?」N「らっしゃいませ〜……おや?」暖簾を潜り中に入ると、オープン直後でまだ客はいなく、二人は揃ってこちらを振り向いたさすがに緊張した面持ちのユウキだったけどN「あら、ユウキくん、お久しぶり」仕事が忙しくて中々来られなかった時のように迎えるニノとA「うわー!うわー!ユウキくんじゃん!久し振りだねぇ!」何年振り?っていうくらいのテンションの相葉ちゃんに【ご無沙汰してます……///】ユウキは逆に照れくさくなったようでN「はい、どうぞ」カウンターにお冷を置いてくれたニノとA「お味噌ラーメン2丁、毎度あり〜♪」注文を聞く前に調理を始めようとするせっかちな相葉ちゃんの姿に、あっという間に表情が緩んでいたお土産を受け取ったニノに奥さんは来てないのかと聞かれたり、相葉ちゃんには連れておいでよと言われたり会社と同じような会話を繰り返すうちにラーメンが出来上がって【うん、やっぱり美味いですね……】一口啜ってしみじみと言ったその顔を見て連れてきてよかったと思い、改めて相葉ちゃんとニノは凄いよなと感心したニノにこれからの予定を聞かれ、奥さんの行きたい所に付き合うんだと答えたユウキA「櫻井くんとは会って行かないの?」俺が思っていた事を相葉ちゃんが代弁してくれた何となくユウキには櫻井さんと付き合ってるとは言いづらかったが【櫻井くん?翔ですか?相葉さん、彼を知ってるんですか?】まぁ見事に墓穴を掘ったというか、苦笑いの俺を見て相葉ちゃんはニノに脇腹を突かれていた『2次会で俺が忘れた物をわざわざ会社まで届けに来てくれて、そのお礼にご馳走したんだよ』決して嘘はついていないが、これ以上の事は別に俺から言う必要はないだろう【翔には連絡取ってないです】こっちで会わなくても、櫻井さんが地元に帰れば会えるからだと思っていたが……【翔とは社会人になってすぐはよく会ってたんですけどね、その後はさっぱりで】それは多分俺と付き合いだして終業後や週末などずっと一緒にいたからでその頃櫻井さんという存在をユウキから聞いたこともなかった【実は招待状送るのも大変だったんです】櫻井さんのスマホの番号が変わっていて、実家経由で何とか連絡できたという高校時代仲良かったとか、都会の東京では同郷の仲間がいると安心だったとか そんな事言ってなかったか?そんな仲なら、普通番号変わったら教えるのでは?【他の奴らの話では、結婚式への参列もあんまりノリ気じゃなかったみたいで……】確かに余興には苦労してたみたいだけど、笑顔で楽しそうにしてたからそんな風には見られなかった【だからちょっと連絡しづらくて……】ユウキのその複雑そうな顔に、俺も櫻井さんに対してどこか違和感を覚え始めていた

    たくさん共感されています

  3. ポカンとした顔のまま固まった俺達それも想定内だったのか内田は動じることなく話を続ける「俺もその話に乗りたいの 姉ちゃんを味方につけて 親を説得した」あまりにも早い展開に驚きを隠せなくて何から聞いて良いのやら困ってたら池田が質問してくれた「親を説得済み? 俺らが海外に行かなかったら どうするつもりだったの?」一度もそんな話をしていないのだから池田の言葉は的を得ている「それでも行くつもりだったよ」何か問題でも?って顔をした 「一人で行くつもりだったって事?」「うん、智のアパートに転がり込んで 語学留学するつもりっだったんだ」此奴の強みはそこだ君は内田が頼んだら一緒に住むことを承諾する「どうやって説得したんだ?」「今はグローバルな時代だろ 田舎の会社だからって 旧態依然ではいけないって 広い視野を持って海外で修行するって話した」「仕事は?」「向こうで探すって言ったら 甘いって言われたから トニーに相談した」「そしたら?」「新しい会社で アシスタントとして雇ってくれるって」そこまで話が進んでたの?俺達よりも仕事が早い「会社辞めてないよな?」池田が呆気に取られて今更の質問をした「今月いっぱいで退職する 智が帰国したら話す予定 それまでは黙ってて欲しいって トニーには頼んである」内田の家業とは全く違う職種なのにトニーの会社のアシスタント?「職種が違うよな 運送業だろ?」「そうだけど ・・・ 問題はないよ 事務仕事はどんな会社でも同じだし 一番は語学留学だから」「はあ ・・・ そうなんだ ・・・」「俺が櫻井が何を考えてるか 分からない訳ないじゃん 智がそのままサンフランシスコに残る その上、従妹君がサンフランシスコに行く そうなったら気が気じゃないだろ? 会社辞めたって聞いて もしかしたら?って思ってたら 池田まで辞めた だから向こうに行くんだろうなって」「名探偵だな その上、俺らよりも手際が良い」「そこは、二人が智に内緒で行動してるから トニーたちに情報を聞けない 俺はバレた時はバレただから 向こうの情報は聞ける」「語学学校は決めたの?」「うん、決めたよ 後は智にシェアハウスの申し込みをするだけ で、二人の会社の立ち上げに 参加させてくれるの?」「トニーに頼んだんだろ?」「アルバイトだよ」「アルバイトなんだ?」「そりゃそうだろ 世の中そんな甘くない 勉強しながらならバイト」そこは完全に割り切ってるんだ此奴も親の援助は無いのか ・・・「櫻井、どうする? 会社の件?」「そこは向こうに行ってから 3人で相談して決めよう」「やった~ 俺も仲間だな」ここまでお膳立てしてきたのなら断る理由はないし俺らローダンセだから (甘いかな)<続きます>

    たくさん共感されています

  4. ダメだと思うのに…もうブレーキが効かない……ぴちゅ…ぴちゅ…両手が塞がっている俺に…覚束ないキスをする智くん…慣れていないことがすぐにわかるさっきのキスの時も感じただからこそ…これ以上はダメだってブレーキをかけたのにこんなことしてると…止められなくなる俺は後ろのソファにゆっくり座った俺の上にまたがったまま一生懸命キスをする智くん…その姿が愛おしくてたまらない背中を撫でるとふにゃふにゃと体を捩るそれもまたかわいくて仕方ない「…っ、…さっき…みたいに…」ドキッ!とろけるような表情でそう言って視線は俺の唇…きっと大人なキスを求めているんだろう…でも…「…それしちゃうと…俺のが爆発するから…」そっと智くんの唇を指で拭った「…ダメ…なんですか…」ドキッ!「…ダメだよ」「…どうして…」「だって…智くん仕事中でしょ?」「あっ…」「いつお客さんが来るかわかんないしね」「……」しゅんとなる智くんがかわいくて…「ここ…大丈夫?」さわっ…「ひゃあぁ…!」智くんの声でこっちが驚いて手を離した「ごめん!」「…はっ、…うっ…」智くんが泣きそうな顔で俺を見る…ドクドクドクドク…「苦しい…よね?」「…ん…」「俺が…直接触ってもいい?」「っ、…!」顔を見て安心した口にはしていないけどイヤではなさそうだったから「このままじゃ仕事にならないもんね」「あっ…」穿いているジーンズのホックを外してチャックをおろした「…さく…」「あ、ティッシュ…」テーブルのティッシュに手を伸ばし隣に準備させた「…待っ…て…」「大丈夫」「でも…」「キスしながらしようね」「え…」下着に手を入れてソッと掴んだ…っ、お…おっきい!?外へ出してみると…「…はぁっ、!」お腹に引っ付きそう…しかも…めちゃくちゃ…大きい…「…さ…く…」俺は…ゆっくり智くんのを手で…「…あぁ…、…待って…、…あっ…」智くんの高い声が俺をますます刺激する脳が…バグる…手は…男のアレ…でも目の前の智くんは女の子みたいに高い声を出す…なんなんだ…これは…ヤバい…ヤバい…おかしくなる…ガッ!左手で智くんの頭を掴んで唇を塞いだ…

    たくさん共感されています

    Innocent 27
  5. 「しょ、しょ、翔ちゃん?」一目見た瞬間から分かってはいたのものの実物から声を聞いて名前まで呼ばれちゃったりして体の奥の変なとこから 上擦ったおかしな声が出る。「雅紀。久しぶりっ。あいたかった!会いたかったぞ。お前と今度の同窓会に会えると思って服買いに来たんだ。」いきなり両手を広げられて がばっと抱きしめられその大きな腕の中に閉じ込められる。翔ちゃんの両手が締め付ける力より、俺の心臓が勝手にぎゅうっとなってまるで破裂しそうに締め付けられている。「あ、翔ちゃんも?俺もそうなんだ。着てく服がなくて、ここに来たんだよ・・・」まるで合わせたかのような話にもまっすぐで正直な翔ちゃんは 全く気にせず今度は俺の目を見つめながら俺の右手を取ってぶんぶんと振り回す。「まじ?奇遇だな。じゃさ。一緒に選ぼうぜ ってか。雅紀 俺の服選んでよ。」ぶんぶん 上下される右手は、すでに 血流がばくばくして 頭に血が昇りまくってるんだけど俺たち2人を見て村上店長は 嬉しそうに言い放つ。「なんや。お客さん。相葉ちゃんのお友達かぁ。なら 安心や。2人で 店内回って見てや。俺、あっち行ってるから、ごゆっくりな。」これ幸いとばかりに村上店長はさっさと 俺らの前から立ち去っていった。・・・「翔ちゃん。久しぶり。」「ああ。雅紀。久しぶり。まじ会いたかったんだけど。今。何やってんの?」店内を服を探してうろつきながらも翔ちゃんは、なぜか俺の右手を離さない。だれも客がいないからいいものの天下のニュースキャスター 櫻井翔が男2人で 手を繋いで買い物してるなんて知られたら雑誌記者たちが大変だと思うんだけど。そんなどきどきしてる俺なんかを無視して手を繋ぎながらのショッピングはつづく。「俺。会社員だけど。翔ちゃんこそ、ニュースキャスターさんでしょ?洋服なんて腐るほどあるんじゃないの?」ぽりぽり翔ちゃんは照れくさそうに 俺の手を繋いでいない方の右手で 頭をかく。「俺さ。相変わらず 洋服のセンスないのよ。雅紀も知ってるでしょ?私服は迷彩好きなの。テレビに映ってるときはさ、スタイリストさんの思うがまま服着せられてるけど、ニュースキャスターさんのスーツをそのまま着てくわけにはいかないじゃん。ちょっとかしこまっててちょっと カジュアルででもそれでいて おしゃれな服。な、雅紀ならそういう服 選ぶのうまそうじゃん。な、俺の服選んでよ。」「もう 仕方ないな。俺もさ、服を選びに来たから代わりにそれも見てくれる?それならいいよ。」わざとそっけなくいったつもりなのに。「ありがと。まじ 助かる。」翔ちゃんは あっつくなった俺の手のひらなど構いもせずに思い切り ぎゅっと 俺の手を握りしめた。⭐︎つづく⭐︎コメントは非公開です。

  6. Side−S「翔さんの…好きにしてくれて…いいから…」雅紀の申し出は、正直嬉しかった。嬉しかったけど…もしかしたら、雅紀を傷付けてしまうんじゃないか…いや…違うな…雅紀を傷付けたくないんじゃないオレが傷付きたくないんだ…そんな、愚図愚図したオレの耳に届いたのは…「大野さんと、縒りを戻したって?」「いや、縒りを戻したっていうか…。元の鞘に収まった、っていうか…」言葉を濁すニノに、「記憶の無い大野さんと、また『恋人同士』になれたってこと…ですよね?」と、雅紀が直球ともいえる言葉を投げ掛けた。「まぁ…そういうこと…かな」少し照れてるニノの首元が赤くなった。俯いた雅紀の『いいなぁ…』という微かな呟きを、オレは聞き逃さなかった。アパートに戻ると、そのことを雅紀に言ったら…「やっぱり、二宮さんを羨ましいって、思ってしまって…」先日の、海へ行った後の、ホテルでのあの出来事から、雅紀は俺にちゃんと想いを伝えてくれるようになった。「きっと、あの二人は運命の番(つがい)みたいなものなのかな…。何度離れても、引き合って、惹かれ合って、結ばれるんだろうな…」「『運命の番』…。確かに、そんな感じがしますね…。」雅紀の顔が、少し寂しそうに見えた。「俺も…翔さんと、そんなふうになれたらいいのにな…」「えっ?」「引き合って、惹かれ合って、何度だって結ばれる。それ、俺とじゃ…駄目ですか?」「いや、駄目…じゃない…けど」口籠るオレの目を、雅紀に真っ直ぐ見られれば、流石に誤魔化せないかと、腹を括った。「雅紀を…傷付けやしないかって…。それに…オレ自身も傷付くのが怖いなって…そう思ってて…」「俺を?傷付けるって?」「オレの想いだけで…独り善がりのセックスしたんじゃ…雅紀を傷付けてしまうんじゃないか…って」「構わないよ?それでも…俺は」『翔さんとセックスしたい…』耳元で雅紀が囁いた。「イヤだって言っても、途中で止めねぇからな?」うん、いいよ…雅紀からのキスで、オレは自分が傷付くことを恐れるのをやめた。…つづく。

  7. 世の中は甘くない!でも甘くないものも欲しい!みなさんチャオです💖今日は「無糖」のお時間です。メジェド様に髭とターバンのインドテイスト。情報が渋滞しておりまする。さてそんな無糖のお時間のお楽しみは、先日最寄りのスーパーマーケット「LIFE」で見つけたこちら。ピーナッツ100%のナッツバターでございます。…裏返して商品説明を見ていたら中身が片寄ってフタにくっついてしまいました。絵面はもとよりもったいないことです。以前、お友達のお家で無糖のピーナッツバターをいただいたことがあるのですが、それがとても美味しくて探しておりました。しかし何故か甘いピーナッツバターばかり。甘くなくてもピーナッツ独特のコクがあって美味しいのに。そして甘くなければサンドイッチにも使えるのに。なんならドレッシングや調味料としても使えるのに。なんでないねん無糖のピーナッツバター。そんな積年のピーナッツバターへの思いを汲んでくださったかのように、LIFEのパン売り場に並んだたくさんの出来立てピーナッツバター(無糖)。少量のお試し用と思うのですが、なんと198円(税別)でした。せっかくなのでピーナッツバターに合うバゲッドも買って…塗っちゃう💖ビジュアル最高!…いいえ、決して味噌おにぎりの親戚ではありません。これは飽くまで「無糖ピーナッツバター塗りバゲッド」(長い)なのです。そして思った通り、とても美味しい💖もうね無糖のピーナッツバター、リピ確定です。最近はお米派だったというのにこれからしばらく朝食はこの「無糖ピーナッツバター塗りバゲッド」(長い)に決まりです。楽天市場にもあった!無糖のピーナッツバター💖ピーナッツバター 無糖 国産【3%OFF クーポン 配布中】ピーナッツバター 無糖 国産 無添加 無農薬 落花生使用 渋皮のまま仕上げたピーナッツバター パウチタイプ 無塩 香料不使用 保存料不使用 砂糖不使用 ナッツ バター ペースト【送料無料】楽天市場送料無料 ピーナッツバター(無糖) 1kg ネコポス楽天市場【千葉県産】ピーナッツバター3個(150g×3)千葉県産落花生100%使用! 酸化防止剤不使用!【送料無料】【父の日】【お歳暮】【御歳暮】有糖・無糖選べますピーナッツバター 落花生 ピーナッツ 千葉 国産 ピーナッツクリーム ピーナッツペースト peanut butter楽天市場《送料無料》アリサン ピーナッツバター スムース 454g N12 × 3個 有機JAS楽天市場追加購入 限定販売(通常価格のセット商品と同時買い / 同住所発送必須)追加購入・合わせ買い専用 東京から九州迄の基本送料1,100円とその他地域別追加送料無料!set10s-awase set打楽天市場追加購入 限定販売(通常価格のセット商品と同時買い / 同住所発送必須)追加購入・合わせ買い専用 東京から九州迄の基本送料1,100円とその他地域別追加送料無料!set10m-awase set打楽天市場ビールやサワーだけじゃない!時代は「無糖」💖

    無糖!
  8. 校門から歩いてくる生徒たちひとりひとりを凝視し続けること数分。一際目立つとある5人グループの中の1人に、慎くんがいることを見つけた。「あ、、!いた!!!」太陽は校門に向かって歩いてくる慎くんにブンブンと大きく手を振る。だがしかし、どうやら僕の知らないところではこんな会話がされていたらしい。「…おい、なんだあいつ。」「誰あれ?」「なんかめっちゃ手ぇ振ってね?誰かの知り合いか?」「さぁ…?周りみんな知らん顔しかしてねーけど。」「可愛い女の子ではなさそうだなー。」「…。」「変な奴。…ね、今日は慎の家行くのどう?」「は?」「お、いいじゃーん。」「家広いし?一人暮らしだし?」「自由だし?」「…別に、、、、、いいけど…。その代わ、り…。」ぴた、と慎くんが足を止めたのが見えた。次第にはっきりと見えるようになった校門の前でぶんぶんと手を振っているこちらにようやく気づいてくれた?というか、顔が鮮明に見えるようになったのだろう。そしてこちらを見続けていることに気づいた他の4人も、再び同じ方向に視線を移した。「どした?」「お、慎の知り合い?」なんて口々に言う中、「あっ!」と体格のいい子が声を上げる。あ、あの子ってこの前の、、、「あいつ、この前のほいく、」「しーっ!!!言うな言うな!」「…いいかお前ら、ちょっと待ってろ、ここで。ここでだからな。」なんとなく聞こえる彼らの会話。どこか真剣そうな表情をさせながら、慎くんがこちらに走ってきた。だがその後ろではもちろん4人はその場で待ってろと言われても待つ訳がなく、こっそりと慎くんの後をついていっている。「…あんた、、、一体なにしにきたんだよ、、、」苦虫を噛み殺したように言ったが、わざわざ素通りしなかったのは大きい。「慎くんおかえり!」「おかえりって、、あのなぁ…。…仕事なんじゃないの?保育士ってもっと5時とか6時とか、そのくらいまでかかるんじゃ、」「今日は午後から休みとったんだ。」「は?なんでわざわざそんなこと…。」「こうして慎くんに会いに来るためだよ。」「…!!!」一瞬驚いたように慎くんが表情を変えるも、すぐに顔を逸らされてしまってよく見えなかった。首を傾げるも、慎くんはぎゅっと唇をひとつに結んでしまっている。しかし、後ろの方に固まっている慎くんのお友達は、なにかを確信したようにお互い視線を交わしていた。

  9. 裏コード通信108*"誰かのため"が鍵になる
  10. 気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さいS sideさすがに…お仕事中…///大野さんは…軽い会釈で応えてくれて…///『どうも…お久しぶりです…///』『ぉ久しぶりです…///』あぁ…やはりカッコいい…///本当に…久しぶりで…あの日…以来…///『やはり…自然は良いですよね…///!』『んふふ…そぉですね…///』ふにゃん…///からの…その微笑み…///!カッコいいと可愛いが同居している…///先ずは…ちょっとした世間話なんかを提供して…『あのっ…暑くありませんか…?』『はぃ…??』からの…やはり…身体の事が気になり…『先程…耳が赤くなっていた様なので…///』『耳…っ…///』あ…ほら今も…?『ぁ…有難ぉございます…大丈夫です…///』『そうですか…良かった…///』ふぅ…///大丈夫だと言うなら…きっと問題無いのだろう…『……///』う…。急に…会話が途切れてしまった…///『あ…すみません…お仕事中に…///』『っ…ぃえ…///』あまり私的な事をベラベラと話すのは良くないよな…取り敢えず…大事な事を1つだけ…『また…連絡しても良いですか…///?』『ぇ…ぁ…はぃ…///』連絡先を…交換したものの…未だ…連絡もしないまま…///嫌われてなければと…再度確認を取った…『ふはっ…///』『っ…///』よし…///大丈夫そうだ…これで心置き無く…連絡を入れられる…///『お時間取らせて…すみません…///』『時間…っ…///』ゴソッ…大野さんが…ポケットの時計を確認した…『ぃえ…仕事に戻ります…』『では…俺も中へ…』キリッとした表情に切り替わり…そのまま乗務員室へ…『はぁ…///』そして…俺は…座席へと着いた…もちろん…運転席の真後ろ…特等席に…♡蒼

    途中下車…91
  11. 今回は、自分(bigbosman)が、ある酒席で、とあるホテルの支配人をしているKさんからお聞きした話です。Kさんは50代後半、高卒と同時にホテル業界に入り、ベルボーイから叩き上げで現在の地位まで昇りつめた方です。そういう経歴だから、ほんとにホテル業の隅から隅まで知りつくしてるんですね。「あ、どうも、bigbossmanと申します。ホテル業界に長くおられるそうですが、怖い話なんてあるもんでしょうか?」「日教組の大会の会場になったときは、右翼がたくさん来て怖かったです」「・・・それはそうでしょうね。ただ、今お聞きしてるのは、オカルトというか、心霊系の怖い話なんですが」  「ああ、なるほど。まあ、ないことはないです」「ぜひ、お聞かせ願えませんか」  「ええ、かまいませんよ。まずですね、大きなホテルになると、年間の延べ宿泊者数が10万人を超えるところもあります」「はい」  「ですから、ほとんど地方の大きな市レベルの人口があると言ってもいい」  「そうですよね」  「何が言いたいかおわかりでしょう。一般の人が想像するより、はるかにたくさんの人がホテル内で亡くなっているんです」「ああ」  「まあでも、厳密にはホテル内で亡くなったことにはならない場合が多い」  「というと?」  「例えばね、部屋の中で白目をむいて倒れてる人がいて、どう見ても生きてるとは思えなくても、われわれが死亡判定するわけじゃないですよね」  「はい」  「救急搬送された先の病院の医師が死亡判定するので、亡くなった場所はその病院になります」  「ははあ、ホテルで救急車を呼ぶんですか?」  「もちろん。ただ、裏口に車をつけてもらいますけど」  「そうでしょうね。で、ホテルで亡くなった人がいた場合、お祓いとかするもんですか?」 「うーん、観光地の温泉ホテルとか、日本旅館の事情はわかりませんけど、普通のシテイホテルではするところはないですよ。お祓いって、神職に来ていただくとかなりの謝礼が必要でしょ。そんなの経理上の説明ができませんから」「え、じゃあ、すぐ翌日とかに別のお客さんを入れるんですか」「・・・まあ、部屋が汚れて、特殊清掃が必要とかでなければね」  「ははあ」「ただね、私が知ってるホテルの中には、そういう社員がいるところはあります」「そういう社員って?」  「お祓いを専門にやる係ですよ。神職の免状を持った」「ああ」 「それなら、社員に対して給料を支払うわけですから、何の問題もない」「なるほどねえ。あと、部屋に御札を貼ったりするんですか?」「ははは、いやあ、お客さんの中には、ホテルの部屋に入ったら、まず御札を探すって方はいますよ。ほら、飾ってある絵の額縁の中を見たりして」「で?」  「でも、大きなホテルではまずそんなことはしません。ただ、ビジネスホテル、ラブホテルとかはわからないですね。デリヘルを呼べるようなホテルだと、いろんな事件が起きるんです。窃盗やら殺人なんかもね。そういうところだと、もしかしたらやってるかも」 「具体的にKさんが体験された話ってありますか?」  「いくつかはあります」「ぜひ、お聞かせください」  「ありきたりですよ」  「お願いします」「20年以上前に、フロント業務をしていたときです。夜のシフトだったんですが、ある部屋から、何度も内線電話がかかってくるんです」  「はい」「でも、出てみると無言で切れてしまう。しかもね、履歴が残るはずなのに、何もないんです。これはおかしいと思うでしょ」  「はい。そういう場合って、部屋にカメラとかつけてないんですか」  「いや、それは法律で禁じられています。でね、そのときはまだ、お祓い担当の社員が残ってたので、内線に出てもらって」「はい」  「そしたら、これはマズイかもしれませんって言うんです。電話の先が冷たくて死の気配がするって。その人は、体中に鳥肌が出てましたよ」「で?」  「2人でその部屋に行ってノックしましたが応答はない。施錠されてたんで、マスターで開けようとしたんですが開かない。で、お祓い係は、ドアノブを握ったとたんにブルブルと震えだしましてね。何が起きてたのかおわかりでしょう」  「なんとなくは」「ホテルのドアって、ほとんどが内開きなんです。これは、外開きにすると、災害等の避難で廊下が通りにくくなるためです。で、もう一人呼んできて、力ずくでドアを押したんですよ。そしたらやっぱりというか、お客さんが、内側のノブにネクタイをひっかけて、座った状態で首を吊ってました」「ああ」  「でね、それだと警察を呼ばなくてはならないんですけど、検死の結果、死亡時間は4時間以上前で、事件性はなし。つまり自殺。ですから、その部屋から内線電話をかけられるはずはないんですよ」「はい」  「そのときはさすがに、念入りにお祓いをやって、その後は特におかしなことはなかったです」  「それから?」「うーん、あとね、ある有名テーマパーク近辺のホテルにいたときです」「それ、もしかして耳の大きいネズミさんのいる?」  「まあそうです。そのときは、最上階の展望レストランでボーイをやってまして。そしたら、お客さんからときどき苦情があったんです」  「どんな?」「窓の外を子どもが飛んでるって」  「ええ!? ご覧になったんですか?」「いや、見てません。けどね、時間もバラバラの別々のお客さんの言うことが、ほとんど一致してました」  「どんな?」 「トレーナーに半ズボンの、8歳くらいの男の子が、顔に満面の笑みをうかべながら窓の外をすーっと上にのぼっていったって」  「ははあ」 「しかも、見た人は全員が、その子は手に、あのネズミの風船を持ってたって言うんです」  「うーん、それは幽霊なんでしょうか?」  「そこはわからないですけど、もしそういうことがあるなら、何十万人とテーマパークに来てる子どもたちの、夢が形になったものじゃないかって、そのときは思いました」  「・・・なるほどねえ、ロマンのあるお話です。他には?」 「これは、私が現場に出てたキャリアの最後のほうなんですが、そこは地方都市でしたけど、明治から続いてる由緒あるホテルで」  「はい」「もちろん経営者はかわってるし、建物も1度建て直しをしてますし、その後も、耐震工事などで何度も改修されてる」  「はい」「そのホテルで、迷子になるお客さんが何人かいたんです。私が勤めていた期間内でも3人おられました。これは大人の話です」  「はい」  「迷子になったお客さんは全員、地下の駐車場に続く階段のところでへたりこんでるのが見つかったんです。でね、その3人ともが、エレベーターでおかしな階に降りたって言われて」  「おかしな階?」  「ええ、廊下や部屋のドアが黒い木でできてて、ピカピカに光ってる階だったって。でもね、そのホテルのドアはすべて鉄製です」  「そうですよね」  「間違えたと思って、エレベーターに乗り直そうとしたら、エレベーターそのものがなくなってた。それで、怖くなって うろうろしてるうち、立派な木の階段があったので降りていくと音楽が聞こえてきて、大広間のようなところへ続く通路に出た。広間のドアが開いていて、そこまで行って中をのぞくと、オーケストラの裏側にいたんだそうです」「で?」  「楽団の向こうでは、燕尾服とか、すごく古めかしい洋装の男女が、ワルツを踊ってたんだそうです。見ていると、自分が場違いな気分になってきて、その場を離れ、さらにあっちこっち歩き回ってるうちにめまいがして座り込んでしまい、気がついたら駐車場の近くにいた」  「ははあ、何となくわかりました。それ、昔の、明治時代のホテルの幽霊なんですね」「たぶんそうだと思います。私が思うに、個人の幽霊はあるとしても、そんなに力を持ってはいない。ですけど、多くの人のあこがれとか、楽しかった記憶っていうのは、形になって残る場合があるんじゃないかって」「ああ、わかりますよ。大きな神社なんかもそうです。神様はいるんですけど、それよりも、たくさんの参拝客がお参りした念の集まりのほうが大きくてパワーがあるとか。いや、貴重なお話、ありがとうございました」 

  12. 【雑感】退職代行おはようございます5月16日 金曜日天気 晴れのちくもり気温 27℃ / 12℃朴の木、怖いくらい大きい花退職代行なんて、お仕事があるんですってね確かに、退職を申し出るときそして、申し出てから無事退職するまでのことを考えるとそういった代行を使いたくなる気持ちもわからないではありません私のなかに否定的な考え方がないとは言えないけれどいまの私は職場とか会社とかから、遠く離れた場所にいるし世の中は刻々と変わっている時代、時代で会社の在り方、職場の在り方個人の在り方もめまぐるしく変わって退職代行なる、お商売も成り立つのかしら?などとちょっと妄想私が働いていた頃、そんな代行があったら使っていただろうか…それでも恵まれた職場であった気がするしいまにして思えばそう人間関係も悪くなかったようなそう、いまにして思えばだけど…退職代行時代にそくしていれば定着していくそうでなければ消えてゆく色んな変化を遂げて働きやすく暮らしやすい時代が訪れると良いと思うふと思った今週でした今週もありがとうございました土日はお休みします良い週末を^_^またお会いしましょうまるではじめて聴く歌のよう…時間のある方は是非聴いてみて^ ^ーおしまいー

    【雑感】2025.5.16  退職代行
  13. ㊟成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 困ったのはそれからだった。ウジョンはムン家に伝手がない。半所はさっさと席を辞してしまって取り付く島もないし、上官は黙ってほほ笑んだ。何もしてくれないことがまるわかりだ。 相手がウジョンが関わりないほど年上なので、接点がないのは別におかしい事ではない。一番の障害は、派閥が違う事なのだ。 王宮では、複数の派閥が権力を握ろうと政争を繰り返してきた。ここ最近は老論が多数を占めているが、それに次ぐ小論も侮れない。ウジョンは老論の子息だ。おかげで希望の官庁に勤めることができたことは自覚がある。ここで厄介なのは、ムン家は小論なのだ。それも小論という派閥の中でも力のある。その上、普通に両班としての家柄も、ウジョンの実家に比べたら格段に大きく、長く権力の場に居続けている家だ。実際名前の出たムン・ジェシンも判書をいくつか務め、大監と呼ばれる朝廷の中でも力のある地位にいた人だ。ウジョンも未だに名を知っているぐらい。 その人がなぜ、役職を引いた今、世子の漢詩の師を勤めることになったのか。これにはウジョンも多少知識がある。 漢詩というのは、両班にとっては教養の一つで、儒生の時に必ず習う。四書五経の内「詩経」というものがあり、それも教本としては必須だからだ。ただ、これには得意不得意がある。言葉の知識としては学問に値するのだろうが、正直向き不向きがある、どちらかと言えば天性の才能、というものがある程度は左右するものだからだ。士を読んでそれに感動する情緒も必要だし、創作するには深い言葉と文化の知識が物を言う。言葉や文の組みたて方にも、性格や能力が現れる。どちらかと言えば、趣味、嗜好、芸術の分野なのだ。 先の兵曹判書、ムン・ジェシン大監は、儒生の時代から漢詩の名手として知られ、現在は国一の詩人として名をはせている、そういう人だ。 ただ、人前でその詩才を披露することはほとんどない事でも有名だった。それでも、清からの使者をもてなす宴や、王様が臨席する王宮での祝いの席などで、請われればその詩才を墨痕鮮やかに認めたと聞いている。その折の詩は記録としても残り、いくつかは成均館の詩の手本にもなったほどで、ウジョンもその一つをよく覚えていた。これが現役の高官、成均館の先輩の作なのかと思えば、感慨深いものがあったが、何しろ直接の接点がないものだから、それだけしか感想はなかった。 「そう言えば・・・詩集なども出しておられない・・・。」 ウジョンは本当に困り果てた。礼曹判書は既に席を立って行ってしまったし、上官は知らぬ顔で紙類を整理している。ここに味方はいない、とウジョンは肩を落として出ようとした。その背に、上官から無情な指示が飛んできて、そんな無茶な、とウジョンは半分泣きそうになった。 「キム従事官、王様も王妃様も、なるべく早くの教育の開始を望んでおられるから、およその期限を相談して、半月以内に報告するように。」 とぼとぼと図画署に向かうと、署長が何やら書いたものを見ながら署員に指示を飛ばしていた。それを待ち、人が散ったところで、ウジョンは署長に声を掛けた。 「ああ。話は少しお聞きしています。画員を選ばねばなりますまい。ただ、詩歌が得意なものはほぼおりませんのでね、その詩の意味や情景などをお教えいただく必要がありますな。」 署長はウジョンより官位は上だが、至極丁寧な態度でそう答えてくれたため、共に仕事をする仲間として、正直なところを申し述べてみた。つまり、詩を選び、実際に世子さまの師となる予定の大監の意図が知りたいのに、全く伝手がなく、どうしたらいいのかわからない、と。 すると所長は顎髭を撫でながら長考した。礼曹判書様も上官殿も、誰もそんなに考えてくれなかったから、それだけでもありがたかったのだ。たいして期待をしないでぽつんと座っていると、署長はそうですねえ、と口を開いた。 「あなたは老論でしたな。今の左議政様・・・イ・ソンジュン様は確か・・・ムン大監様と親友であられたと記憶していますね。派閥違いなのに大層仲が良い四人組の仲間であられたと聞いていますし、実際私もお二人でお話されているところを見た事がありますよ。」 それを聞いてウジョンはますます絶望した。にほんブログ村

  14. おどろいたみたいなぱぱなんかむしなの。にいにんとこいくの。ても、ひょいってかかたにのせられちった。じたばたしてたのにぎゅってはなしてくんなかった。そのまんまておうちのなかはいっていったら、ないてるにいにとわらってるちた。「にいに!なでないてりゅの! ちた、なんでわらてるの!」「きょ、お」「に!にの!にのはぱっちがう!はなちて!ぱっちなうの!」ぐいんぐいんてをふったら「いてっ!」ていうお声。ちくんとむねがいたかったけと、にいにのとこにはしっていった。「ちた!そっ!はなちて!」どんってちたにしちゃったの。でもね、「そ、そ、しゅぐにおーきくなゆから。そのにいにになうからいかないで、きょをおいていかないで!」ぎゅーっとにいににくっついた。も、はなれないの!「きょ」「ちたもいんない、にのもいんない!そがいなくなんならまたあのこわいおへやもどる! あのこわいおへやでもそがいればいい! ごあんもいらない!なんにもいんない!そーしかいんない!」「きょーお!きょーお!ごめね、ごめね。 きょのきもちかんがえてなかった。ぼくじぶんのとだけ!」 ぎゅっとにいにが手をつないできてすんごくうれしい。うれしい。やっぱ、きょーはにいにがいちばんすき。にいにがわらってないとこわくなる。だいすきなにいに。ごあんものこさずたべゆから。よーちえんもいやいやしないから。だからわらって?あたまなでて?だっこして?ぱぱもすきだけど、ちたにだっこもすきだけど。ぎゅーぎゅーしてたらフワってちたのにおいがしてだっこされた。「矯生、大丈夫だよ、湊海はずっと家にいるから。 2人はボク達の子供だから。 ずっとずっとね。 だから安心していろんなことをやんなさい。 たとえまた今回みたいなことがあったとしても、ボク達は受け止めるから。 好きなように羽ばたきなさい」ちたのいってゆことわかんない。でも、「きょ、ちたとにったんどんってした。 わるいこした」ごめんなさいしなきゃって思ったら、「なーんもですよ。矯生の今の力じゃ私たちにはかないません。 それより反省してくれたことが嬉しい」」にったんがわらう。ちたもそもわらってう!そう思ったらなんかねむくなってきちゃったの。 ね、めがさめてもわらってう?にいにもちたもにったんもわらってう?そしたらきょもわらうから。きよ、みんなのことだいすきだ……か…ら………みんなでわらお、ねぇ……矯生編おわり

    たくさん共感されています

  15. ルネサンス
  16. これ、夢みたいな話なんだけど、全部が実際にあったことだよ。俺の親父は次男で、四国から大阪の大学を出て、こっちで就職し、職場の同僚だった母親と結婚して、俺と妹が生まれたんだよ。で、俺が中1のときに家を新築して、名実ともに一家の主になったんだな。それから2年後、四国の実家を継いでた親父の兄、長男が病気で亡くなって、その妻子は家から出てっちゃったんだな。だから、四国では親父の母親、俺のばあちゃんが一人暮らしになった。じいちゃんは早くに死んでて、俺は遺影の顔を見たことがあるっきりだよ。でな、親父がばあちゃんに、せっかく家を建てて部屋もあるから、大阪に出てきていっしょに住まないかって持ちかけたんだ。まあでも、親父は断られるだろうと思ってたみたいだけどな。ばあちゃんとこは四国でも古い家柄で、代々その地域の長老みたいな立場をしてたんだ。それに、じいちゃんの思い出のある家に住んでいたいってばあちゃんが言うと思ってたんだな。ところが、ばあちゃんは、二つ返事で承知して、こっちに出てきて同居することになったんだよ。つまり、家族が一人増えたわけだけど、俺の生活はあんまり変わらなかったな。ばあちゃんの部屋は1階の奥の6畳間で、俺と妹の部屋は2階にあったから。で、その当時、ばあちゃんはまだ70歳前だったはずだ。実際、そんなに年寄りには見えなかったよ。ああ、ばあちゃんとはそれまでにも何度も会ってる。親父は盆と正月には実家に里帰りしてたからな。いや、いつもにこにこしてて、お年玉をくれたり、優しい印象しか持ってなかった。で、四国の家を処分して、ばあちゃんが俺んちに移ってきたんだが、さっきも言ったように、実家はかなりの旧家で土地も広かったから、かなりの金になったと思うが、ばあちゃんはほとんど身一つでこっちにやってきた。持ってきたのは、黒い年代物の箪笥一つだけだった。それから4年間、俺が大学に行くまでばあちゃんといっしょに過ごしたんだが、この話は、そのばあちゃんの箪笥に関することなんだよ。そんな大きな物じゃなかった。今のテレビ台くらいの高さかな。引き出しは4段で、くすんだ銀の取っ手と、あと飾り金具がついてた。俺にはそういうものを見る目はないが、かなりの値打ち物だったんだと思う。え? 俺の母親とばあちゃんの関係? いや、悪くはなかったと思う。少なくともケンカしてるような場面は見たことない。これは、ばあちゃんがほとんど家事を手伝わなかったせいもあると思うんだ。嫁姑のいさかいってのは、どっちが家事をやって、味つけがどうとかで揉め始めることが多いだろ。けど、ばあちゃんはそういうのを心得てて、自分から家事をすることはなかった。そのかわり、庭に出て草取りとかはよくやってたな。ああ、すまん前置きが長くなってしまった。それで、俺はときどき、ばあちゃんの部屋にいって小遣いをもらってたんだよ。ばあちゃんは、いつも着てる着物の懐から長い金属の鍵を取り出して、カチカチ音をたてて箪笥の鍵穴を回し、一番上の引き出しから1万円札を出して俺にくれたんだ。これはホントに助かった。俺が大学生になっても、家に戻ってくると小遣いをくれたし。妹? うーん、妹は俺よりしょっちゅうばあちゃんの部屋に出入りしてたな。小遣いももらってたんだろうし、それにこんな場面を見たことがある。俺がばあちゃんの部屋に行くと、当時中2だった妹がいて、それが白い装束を着てたんだ。んで、ばあちゃんの横に並んで、いっしょに何か呪文みたいなものを唱えてたんだよ。いや、お経じゃない。どっちかといえば神社でやる祝詞に近いものじゃないかな。はっきりとはわからない。俺が部屋の戸を開けると中断しちゃったからね。よくわからないけど、ばあちゃんは妹を巫女さんみたいにしようと考えてたのかもしれない。いや、巫女さんにはならなかったけど、大きな神社に務める神主の人と結婚して、今は社務所の事務みたいなことをしてるんだ。ああ、すまんすまん箪笥の話だよな。まず不思議なことの一つめは、ばあちゃんは部屋のエアコンをつけたことがなかったんだ。これ、冬はともかく、大阪の夏じゃありえないだろ。ところが、ばあちゃんの部屋は夏に行けば涼しく、冬は暖かかった。でな、夏には箪笥の2番めの引き出し、冬は3番目の引き出しが開いてたんだ。どうも、そっから冷風や温風が出てるみたいだった。これって、科学的にはありえないことだろ。いつだったか俺がそういう話をすると、ばあちゃんはただ笑って、2番めの中は冬、3番めの中は夏、みたいなことを歌うように言ったんだよ。いや、引き出しの中は見なかった。ちょっと開いてるだけだし、ばあちゃんは俺を箪笥に近づけさせなかったから。うん、ばあちゃんはいつも箪笥を背にしてその前に座ってたからね。あと、ばあちゃんのところにはたまにお客さんが来てた。ぼそぼそした話し声が聞こえてくるときもあったなけど、おかしなことに、お客さんは玄関や廊下を通らないんだ。いつの間にか、ばあちゃんの部屋にいるって具合なんだよ。まあ、あのころはそんなに深く考えなかったけど、今は何が起きてたのか、なんとなくわかるような気がする。でな、俺が高3のときに母親が事故を起こした。いやいや、命にかかわるようなもんじゃない。母親が買い物に出たとき、自転車のハンドルで駐車場に停めてあった車をこすっただけ。けど、相手が悪かった。ヤクザのベンツだったんだよ。まあ、チンピラだったんだが、そいつが家に怒鳴り込んきて、俺らの前ですごんだんだよ。テレビに灰皿を投げつけたりもした。親父はとにかく金で済ませようとしたみたいだが、そんとき、ばあちゃんが部屋から出てきて、「わたくしが今、お支払いしますから、こちらに」って、そのヤクザを部屋に呼んだ。んで、ヤクザがついてって、それで、ばあちゃんの部屋から出てこなかったんだ。ばあちゃんに父親が聞いたら、すました顔で「あの方は帰られたようですよ」そう答えてたな。まあ、そんなことがあって、時が流れ、俺が30歳近くなったとき、ばあちゃんは具合が悪くなって入院した。肝臓の癌で、見つかったときにはもう末期だったんだな。何度も見舞いに行ったよ。ばあちゃんは苦しい顔もせず、ただ静かに病院のベッドに横になってるだけだった。病気の詳しいことは本人には言ってなかったが、ばあちゃんは、自分の命が長くないことをわかってるみたいだったな。で、たまたま病室に俺と妹しかいないときに、ばあちゃんが静かにこんな話を始めたんだよ。「部屋の箪笥の一番上の引き出しに、通帳と印鑑があるから、わたしが死んだら出しておくれ」そう言って俺にあの箪笥の鍵を渡してよこした。続けて、「あの箪笥なあ。値打ちのものだが、お前らの父親には話さず、お前ら2人で山の中に持っていって焼き捨ててくれんか」って。俺は何を言ってるか意味がわからなかったが、妹が、「わかりました、おばあちゃん。きっとそうします」って答えてね。それから、10日くらいでばあちゃんは静かに息を引き取った。葬式は四国でやったんだよ。県会議員から町長から、たくさんの参会者があった。ばあちゃんのいた集落の人はほとんど全員が来たんじゃないかな。それが全部終わってから、俺と妹で箪笥を持ち出した。で、俺の車に積んで山の中に持ってったんだ。箪笥の一番上のひきだしには、ばあちゃんの着物が何枚かと、言ってたとおりに印鑑、通帳があった。2,3番めの引き出しには、昔の浮世絵がぺらっと1枚ずつ入ってた。冬の景色と夏の景色を描いたやつ。それから、4番めの引き出しを開けようとしたとき、妹が、「見ないほうがいいかも」って言ったが、かまわず開けてみた。そしたら・・・ミイラ、いや干し首、なんと言ったらいいか、15cmほどの人間の干物があったんだ。ちゃんと人形の着物みたいなのを着てて、女が3つ、男が1つ。で、そのゆがんで黒くなった男の顔がな、前に家に来たヤクザにそっくりだったんだよ・・・ ああ、それらは全部、言われたとおりに灯油をかけて燃やした。真っ黒な煙が上っていったっけ。

  17. 会社に行っているはずの次男から突然の「家族LINE」が来た。電車に座っていたら目の前に立っていた方が吐かれました。汚れた服を持ち帰りますが、、よろしくね!すみません。はっ?😨という事は?出社する服は?会社は遅刻?体調を崩された方は大丈夫だったのか?帰宅した次男から事の顛末を詳しく聞くと、、目の前にいた男子学生さんが前屈みになっていたりして、、「何か探し物かな?」と思ったら吐かれたんだよね。ご自分の体操着袋で受け止めようとしたんだろうけれど、、無理でね。咄嗟にその子に「取り敢えず次の駅で降りようね」と声を掛けて降りたんだよ。駅員さんに助けてもらって、、その子のお母さんがお迎えに来るとの事で。俺は会社に遅刻する旨の連絡をしたり、、コンビニ🏪で服を買ったり!大忙しでしたよ😅そっか、、早朝だからコンビニしか開いてないもんね。その男子学生さん、気がつけたらビニール袋とかあげられたのにね💦💦体調悪くて心細かったろうにね、、🥺会社に🏢連絡したら「ゆっくり来て下さい」と笑いながら言われたそうだ🤣次男の服は思っていたより、かなり汚れていた。クリーニング代が「鉄道会社の負担で」出るそうだが、、😑こんなのクリーニングに出して良いのかな?💦💦💦次男は男子学生さんを介抱したり、、コンビニの高っっかい服を買ったり🤣大変だったと思うが、、「アンタはいい奴だね、、」と密かに思いとんだハプニングだったな😑と大当たり癖のある次男を思った🤪

    コメントが盛り上がっています

  18. 登場人物覚え書き | 高峰明日香の明日はどっちだ!あすかっちの著書を入手された方、特典として特製ブックマーカー差し上げますんでメッセージください。ドールの本だからお金かからないですよ。入手されてないかた、詳しくはmomoさんまで。黒猫&キジトラ猫と共同生活進行中!momoさんのブログです。最近の記事は「○ 二人のママ(画像あり)」です。ameblo.jpmomoさんのブログ↑キワナ(中央)「あすかっち、初版3時間完売おめでとう!」薫(左)「増版かかっておめでとう!」真夏(右)「私達、本買ったからサインちょうだい」あすか(右)「ありがとう。本は身内に配る分はもらってあるんだよ」真夏(左)「駄目よー、そんなの。買わせてよヒット作」編集部のナタリーさん「あすかっち、打ち合わせに行くわよ」あすか「ナタリーさん、またそういうカッコウして」あすか「それもこの後に行く先生の好み?」ナタリーさん「そうよ。編集者を着せ替え人形にしてるのよ」あすか「なんで私の好みのカッコで来てくれないの?」ナタリーさん「アラサーのセーラー服なんて痛いだけよ」ナタリーさん「じゃ、行くわよ」(チャイムの音)ツヨシ「はーい」夕方。あすか(右)「どうしたの二人とも、憔悴しきった顔して」久美子(左)「取材の人がやって来たのよ。あれこれ訊かれたわ、おんなじこと何度も。で、途中でアタシ達のこともバレて……なんで久美子・バードと騎士元剛がここにいるんだって騒がれて……いっぱい写真撮られちゃった」ツヨシ(右下)「うっかり宅配便だと思って……」あすか「大変だったね。私が留守でゴメンね、もう取材の車、外にはないよ」ツヨシ「あー、よかった。でも、『トー横……』の本、読んでおいてよかった。感想聞かれたからね」久美子「あすかっちはトー横キッズ出身なのかってしつこく訊かれたわ。違うって言ってんのに」久美子「明日の文春楽しみねー。アタシ達どう無茶苦茶書かれるのかしら、ジルコニアにふさわしい静かな生活は難しそうね。組合の人に怒られないかしら」ツヨシ「ノンコ先生に子育て論書かせようって話が出たよ」あすか「エーッ」久美子「ノンコ叔母さんが引き受けるはずないわよ、目立つの大嫌いだもん」ツヨシ「分かんないよ?言いくるめられるかも」==========あすかっちの最新作「トー横界隈の天使たち」が発売後3時間で売り切れ。大人気作となったこの本、周りを振り回す振り回す……こんな騒ぎで、あすかっち達は自分たちの秘密を守れるのでしょうか?リカちゃんフレンド・エミリーちゃんみなさま、いつもありがとうございます。明日もまた来てね。

    騒ぎしばらく続く(追記あり)
  19. おかしいなあ