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  1. 一颯との電話の後色々考え事をしていたらいつの間にか寝てた「おい、起きろ~」顔の上の声が降ってきたゆっくり目を開けたら池田のドアップでびっくり!「ビックリした~ もう少し優しく起こせよ いきなりお前の顔で引いたわ」中性的なアイドル顔の池田君女性だったら確実に落ちる「悪かったな」ちょっと憤慨した顔でゆっくり離れていく距離感大事だから「早かったな」時計も見ずに言ったら呆れた顔で「時間を見ろって そろそろノアたちとの面談 終わる頃だぞ」部屋にあるデジタル時計を指さした彼奴が乗る新幹線の時間から逆算するとそろそろホテルを出ないといけない「色々考えてたらショートして 寝てしまたんだな ・・・」「何を考えてた?」「父に電話した 明日、母が実家に行ったあと ここに来てくれる 池田、悪いけど一颯の相手してくれる?」「おお ようやく重い腰を上げたな」池田としては『遅すぎる』と思っているのかもしれないけど俺にとっては大きな一歩だ「どんな反応が来るか 想像すると、ちょっと怖いけど 父には味方になって貰いたいから ・・・」「おじさんなら理解してくれると思う おばさんもそこまで反対はしないと思うけれど そこは本家の当主だからな ・・・」その通りだ母は俺の母親だけれど櫻井家を率いる次期当主どうしてもそっちの立場で考えてしまうはず「ああ、そこも父と相談出来たらいいと思ってる」「一回では無理かもしれないぞ お前も櫻井家を継がないとならない立場 そう考えると、内容が重すぎる」「それは分かってる 多分、明日は話をするだけで終わる」父は一旦持ち帰るだろうそんな簡単に答えは出ない「その覚悟が出来てるなら大丈夫 俺はいつでも参戦できるから 何か有ったら呼んでくれ」「頼りになる親友がいて 俺は安心だよ」「おばさんが心配してたぞ 全然起きてこないから どっか具合が悪いんじゃないかって だから「ただの寝不足」って言っといた どうせ3時くらいから起きてるんだろ?」「起きたけど ・・・ 新幹線の中で寝たし・・・」「あはは 残念だったな(笑) 内田にヤキモチ妬いたんだろ?」「何で知ってる?」「さっき内田とラインしてた 大野と一緒に居るらしい それで、元日はトニーたちと一緒に泊まるって」「え~~~~~~ マジで? 狡くない?」俺だって泊まりたいよ ・・・なのに ・・・ どう考えても無理 ・・・「お前ねえ、二日は新年会で会うんだし それくらい我慢しろ!」池田に一喝されて渋々頷きながら起き上がり下に降りていく「ひ~ちゃん ありがとう 起こしてくれて」キッチンに居た母が顔だけ出して池田にお礼を言う「あんま寝ると 夜、寝れなくなるから 叩き起こしました! おばさん、何か手伝う?」こういう所が池田が好かれる理由此奴なんでも出来るんだよな ・・・「その時はお願いするから 座ってて」「は~い」人懐っこい笑顔は反則だな二人でソファーに座って携帯を手にした時同じタイミングで電話が鳴った<続きます> 

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  2. ①週末は寂しくなる フォロワー数 36,671(+1)https://archive.is/ecjcl二世帯住宅で?階下に息子夫婦が住んでいて?(ブログ上では、味噌を借りに来るくらいの距離)徒歩5分(大島康徳氏ブログより)のところに、90歳を過ぎた実母が、ご実家でお元気に一人暮らしされていて?寂しいの?作家・ライター部門の方なので、お伺いしますが、淋しいのではなく寂しいのですよね?う〜ん。やっぱり案山子を何体か座らせて賑やかにするしかアイデアは思いつかないなもうさ、椅子にもソファにも沢山おいて賑やかにしちゃえば?「寂しい」は、人や物事の存在がなくなり、その空間や時間が虚しく感じられる状態を指します。「淋しい」は、人間関係における孤独感や、人々とのつながりが希薄であることを表します。「寂しい」は、状態や景色など客観的な事実が与えるさびしさに適しています。「淋しい」は、心情的な孤独感や、涙が止まらないほど悲しく心細い気持ちを表現するのに適しています。寂しいんだもんね?淋しいんじゃなくて。案山子の作り方のブログありましたアメブロって凄いね!!『かかしの作り方』農に学ぶ流の”かかしの作り方”をイラストでご紹介します。髪の毛や服装、ポーズを工夫しても楽しいですよ。  農に学ぶ。HPameblo.jp去年は手術もしたから、医療費の還付金が沢山貰えそう?良かったね!日本人で、日本に暮らしてて。ハワイに帰りたいみたいだけど、ハワイではどうなのかな?その辺は。

    2/16① 週末は寂しくなる(私からは案山子のおすすめ)
  3. 大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside N人魚にとって人間の血は毒だって話だったんだけど。何とも思っていない人間の血は確かに毒で。相思相愛の場合は違ってくるんだって。相思相愛の場合は、人間の血で人魚は人間になる事ができる。ただ、それで完全に人間になった訳ではなくて、人間の愛がなくなってしまった場合は、海の泡になってしまう。ただ、海の泡になるのが嫌なら、その人間を殺せば再び人魚に戻れるという。人魚の方に愛がなくなっても、やはり人間を殺せば人魚に戻れるんだって。完全に人間になる方法は、父さんは知ってるのかもしれないけど、俺は教えてもらってないから分からない。もしかして、完全に人間になる方法なんてないのかもしれないよね。でも、完全に人間になれないなら、人魚は、一生愛されているか心配しながら生きていかなければならないってことなのかな。でもそもそもそんな心配をしている時点でその愛は偽物なのかな……。とにかくそういうのを知る前に、俺は智の血を舐めてしまったし、人間の足になってからも最後に父さんに教えてもらったのは、「愛されなかったら消える」「消えそうになったら智を殺せば人魚に戻れる」ってことだけだったから。小さい頃の純粋に好きって気持ちで、あの日俺は死なずに済んだけど。父さんは『小さい頃の気持ちなんて、変わってしまうからね』って言っていたから、こうなることを予測していたんだろうな。智が笑美ちゃんと付き合って、俺が体調悪くなったのも、今透けてるのも、智の愛が俺になくなってしまったから。それを智に言ったって、愛する気持ちなんて、愛しなさいって命じられて愛せるもんじゃないし、消えそうだから愛してくださいって言ったら愛してもらえる訳じゃないし。どうしようもないから、智にはどうして消えかけてるか教えるつもりはなかったのに……。「俺が愛さなかったから」……なんて変な罪悪感を抱かれるのも惨めじゃない。本当、俺の馬鹿。でも、俺が消えたら智から記憶も消えるから、もう観念して知ってる事を全部話したんだ。「なぁ、何で消えるんだよ……」「だから、智が俺を愛してないから……」「俺は、カズを愛してる、だから消えるはずがねぇ」「愛してるわけないじゃん……」智が納得いかないとばかりに言ってくるけど。愛されてないから消えかけてるんだろ。自分でそれを言うのは、傷口に塩を塗ってるみたいなもので、本当に辛い。「口ではなんとでも言えるでしょ。でも、それが本気じゃないから消えかけてんだよ」最後だから喧嘩なんかしたくないのに、智がしつこく愛してるなんて嘘をつくからイライラしてどうしても声が大きくなってしまった。読んだ後に良いねいただけたら大変励みになりますなかなか信じてもらえないどうする智くん

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    とこしえの…  21
  4. 妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。食欲もなく、サンドイッチをコーヒーで流し込むようにお腹に収めてから少ない手荷物を持って保安検査場を抜けて、ラウンジは利用せずに搭乗ゲート前のベンチに腰を下ろす。スマホは電源をOFFにし、二宮はベンチに腰掛けたままぼんやりと視線をまた窓の外へと空へと向けた。冬の空は澄み切っていて、青い空と白い雲が映えている。・・・綺麗。やることだらけで、何から手をつけたらいいのかも分からない。まずは大野さんと会って、それから専務とも。そんなことをぼんやりと考えていると、登場開始のアナウンスが始まった。二宮が座るのはこの機材のファーストクラスと呼ばれるエリア、優先登場でゆったりとした座席に座るとCAが挨拶に訪れる。けれど二宮は食事やドリンクなどのサービスを全て辞退し、そのまま瞼を閉じて羽田までの時間を休息に費やすことに決めた。約2時間のフライトを終え羽田に到着すると大野に連絡を取り、この日の夜に専務である篤と3人で集まることが急遽決定することになる。「・・・疲れてる?専務に会うのは今日じゃなくても」スマホ越しにではあるが二宮の声色から疲労を敏感に察知した大野が心配して日程の調整を提案するも、「ご心配には感謝いたします。僕が戻ったことはまだ内密に、けれど専務とは今すぐにでもお会いしたい。休んでいる時間なんてありません」些か頑固なところがあるのか彼がそれを受け入れようとはしなかった。「分からず屋」「うるさいですよ?」「無理して二宮くんが倒れたら意味ないだろ?」「お心遣いには感謝しますが、自分の体調管理くらいできます」大野は意固地にすら感じる二宮の様子に溜息を吐く。「・・・ごめんなさい、少しでも早くあなた方と会ってお話をしたいんです」冷静な口ぶりではあるものの、そこには二宮の不安が色濃く影を落としていることが大野にも伝わる。それは仕方がないこと。誠の傍で過ごした時間が長いといっても、それはあくまで部下としての話。まさか自分が後継者争いに巻き込まれるなんて、それ以前に誠がこんなにも突然、自分の前からいなくなってしまうなんて二宮でも考えつかなかったはずだ。

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    月と太陽 末ズ⑮
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  6. ぽふ。図らずしも、自分の胸の中に飛び込んできた雅紀を受け止める。ぎゅっと抱きしめてみたものの、「軽いな。雅紀。」あまりの軽さにびっくりする。何かの重力の間違いか、それとも背中に羽根でも生やして宙に飛んでいるのかとおもわんばかりの軽さ。「ちゃんと食べてるか?」あまりに心配になって、思わず顔を覗き込む。「何言ってんの?この一週間は翔ちゃんと一緒にいたから、食べてんの知ってんでしょ?」確かに。俺と一緒にいるときの雅紀はよく食う。このほそっこい体のどこにあの量が入んのかと思うばかりだが、どうもそれとは違う気がする。「それにしても、軽すぎるぞ。なんかあったんじゃないのか?」     細い身体をぎゅっとだきしめれば、筋肉が程よくついた体の中の骨は、細くてバキバキと折れてしまいそうだ。いや違う。美しい骨格に綺麗に無駄のない筋肉がついているのだ。この歳だから女性を抱きしめたことは何度もあっても、こんな美しい男の体を抱きしめたことはなかったことに気づき、どきりと胸が跳ね、背筋からぞくりと刺激が走る。「ったく。何言ってんだか、こういう体質なんだよ。」そんな俺に気がついたのか、ちがうのか、雅紀が心なしか赤い顔をして、俺の胸からすうっと離れる。「ほら、変な邪魔が入ったけどさ。まだ鍋もあるし、こんなにビールもあるし。それに、お酒とかつまみとか、売るほどあるしさ。足りなくなったらすぐそこのコンビニに買いに行けばいいし。」ああ。こういうとこが、都会っこなんだよな。無邪気にはしゃぐ雅紀の顔を見て、にこりとする。俺ら、都会に住んでいないものにとっては、コンビニとは便利な店ではない。コンビニに行くためには、何キロも遠い国道沿いまで行かなくては行けないから、車をださなくてはいけないのだ。そう飲んでしまったら、もう外にでても何も買い足せない。それが俺らの常識なんだが。「そうだ。ご飯食べたらさ。 下のコンビニに アイス買いに行こ。俺、ピノがいいな。翔ちゃんはどうする?やっぱり ビノ? それとも チョコモナカ?それとも、ビエネッタ 二人で一気食いする?」ふふ。雅紀はこうやって暮らしてきたんだな。俺とは全然違う育ちで、全然違う人なのに雅紀といれば楽しく過ごせる未来しか見えてこない。「まじ?あの高級なビエネッタ。二人で一気食いしちゃう?それ乗った!一度やってみたかったっ。」 ひたすら食べて、ひたすら飲んで。最後、締めに 憧れのビエネッタ 一気食いまでした俺らは、幸せになって雅紀の家のふかふかのラグの上で大の字になって寝落ちてしまった。⭐︎つづく⭐︎コメントは非公開です。

  7. ②眠れない(散歩する元気はある・使い回し画像がバレる)
  8. 数日前、次男の友人が真夜中に運転中車ごと側溝に落ちてしまった。運よく友人も車も大した事がなかったのだが、JAFに電話をすると、その場所は車両が入れるかどうか分からない、時間が掛かる…などと電話越しに言われてしまった。えっ?と思ってしまう対応に戸惑う友人。結局、警察に電話をしたら来てくれてなんとか車を引き揚げる事ができ、無事帰宅する事が出来たらしい。寒風吹き荒れる夜だったので想像するだけでも縮こまってしまった。そんな話を春の暖かい日差しが差し込むカフェで娘にしたのである。すると娘は話にくそうにこんな話をしだした。「実はさ……」大した事がなくても事故したと言うと私が心配すると思って言えなかったと前置きをして聞かせてくれた。去年の10月、娘の運転する車で友人と出掛けた時の話である。帰りは友人宅まで送り届けて一人で運転して帰って来た。友人宅というのが山間にあり送り届けた頃には稜線が茜色に染まっていた。物悲しい雰囲気の田舎道、心細さでついスピードが出てしまう。早く帰りたい。ガタン大きな衝撃を受けてブレーキを踏んだ。外に出て見てみると助手席側のタイヤが側溝にハマっていた。やっちゃったぁぁぁ。何かあるとすぐに私に電話をしてくる娘だが心配を掛けてはいけないと思ったらしく自分でなんとかしないと!と思っていると「大丈夫?」と話し掛けて来てくれた人がいた。頭巾をほっかぶりしてもんぺ姿のいかにも田舎のおばあちゃんという女性である。「ありゃ、ハマってまっとるねぇぇ。おとう~~さ~~ん、ちょっとちょっとぉぉ」背後に声を掛けると、これまた人の様さそうなおじいさんが近づいて来た。「お父さん、車で引いたって」おばあさんの軽快な声で不安が霧消する。おじいさんの運転する軽トラックで娘の車を側溝から引き揚げてくれたという。娘が「何かお礼を」と言いかけたところで「そんなもんいらんいらん、困った時はお互い様だから」おばあさんは笑顔で手のひらで跳ねのける仕草をした。「ま~じきに暗くなるから、気い付けて帰るんだよ」おばあさんとおじいさんは娘が無事発進するまで見届けるつもりか、その場に突っ立っていた。娘は慌てて鍵をさしエンジンを掛ける。運転席の窓を開けて顔を出し「ありがとうごっっ…」言い終わらないうちにドキっとした。2人がいないのである。バックミラーでは確かに2人が並んで立っているのを確認していた。窓を開ける、ほんの数秒もない時間である。あれ?あの2人は???1本道の田んぼだけなので2人を見失う事などないはずだが……2人が立っていたであろう場所のすぐ横に、*イメージ画像である*2体のかかしが立っていた。瞬間、このかかしが助けてくれた?などと突飛もない事を考えてしまった。不思議と怖くなかったという。「多分、本物の人間だと思うよ。きっと横に抜け道があって車でさーっと帰っていったんだと思うけど。なんかね、なんか。一瞬そんな気がしたんだよね」と娘は言った。良い話を聞かせて貰った感じがして私はほっこりしてしまった。そのかかしじゃないかなって思う。「かかし」は鳥獣から作物を守る役割だがネットで調べると、民間習俗の中では「かかし」は田の神の依代であるという。という事は、娘を助けてくれても何ら不思議ではない(笑)心の中で手を合わせずにはいられなかった、感謝である。相変わらず娘の話しは面白い。そんな娘、今朝起きてこんな事を言った。「吉右衛門達と剣で戦っている夢を見たんだけどさ、顔を斬られちゃったのよ」(夢の話である)「そしたら見てここ、夢で斬られた場所にこんな跡がついてる」見ると、左目の下の頬に4cmほどの赤い斜めの線が不自然に入っているではないか。「うそぉ」と驚いている私に「いやいやいや、ただの寝跡だと思うけどね」アハハハ~~笑いながら彼女は仕事に行った。どう寝たらその場所に寝跡がつくのだろうか???不思議な子である。ちなみに吉右衛門というのは娘が大好きな俳優さんで中村吉右衛門の事である。小学生の頃に夕方再放送していた鬼平犯科帳を見て以来、吉右衛門のファンなのだ。当時よく「火付け盗賊改め方長谷川平蔵である」と啖呵を切っていた。昨夜は、この鬼平の夢を見ていたという。いつも読んでくれてありがとうございます。怖い話・不思議な話を募集しています。メッセージよりお寄せ下さい♪怨霊注意~素人投稿による怖い話↑このブログで書いた怖い話が漫画になっています。是非是非、読んでみて下さい♪Xもあります↓むらさき (@murasaki1974) / X (twitter.com

    娘の体験談
  9. 大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside Nモヤモヤしたまま大学の講義に出ていたら、相葉雅紀に笑われた。相葉さんは同じ学部で一歳上なんだけど同学年。入学式から何だか馬が合ってつるんでた。「にのちゃん酷い顔してるけど、何かあったの?」相葉さんには許婚の事、同居の事は話してた。でも俺が今どう思っているかといった気持ちについては全く話していない状態で。「何もない……、はずなのにモヤモヤして、一番自分の気持ちが分からない」「うーん、聞くから話してみたら?誰かに話したら自分の気持ちも整理できる事あるかもよ」そう下手なウインクしながら言ってくれたから。ちょっと笑って気持ちが上向いた。順番とか気にせず、思ったことをどんどん話しなよって言ってもらったから、2人で講義を抜け出して大学構内にあるベンチに座った。とりあえず今の気持ち、櫻井さんのこと、浮かんだ順番に話していったんだけどさ。全て聞き終わって相葉さんが言った。「うーん、にのちゃんは、智くんが好きだけど、どんな好きか分からないんだね」「相葉さんは分かるんですか……」「分かるけど、それはにのちゃんが自分で気づかないとダメなことだから言わないけどさ」「それじゃあ、話しても意味ないじゃん」ジトッと相葉さんを睨むと、相葉さんはくふふって笑った。「でもさ、ヒントはあげられるよ。例えばさ、今日来た櫻井さんに、智くんが挨拶のチューしてるところを想像したらどう?」想像したら一気にムカムカが復活して、かなり不細工な可愛くない顔になったと思う。「じゃあ、櫻井さんに俺が挨拶のチューしたら?」「うーん、別に何も」「じゃあ、俺に智くんが挨拶のチューしたら?」また顰めっ面になった俺を見て相葉さんがケタケタ笑った。「じゃあ俺がにのちゃんに挨拶のチューしたら?」えっ、何か嫌なんですけど。はっきり言わなかったけど、相葉さんは俺の考えが分かったみたいで。「にのちゃん酷い。俺の事嫌いなの?」「や、嫌いとかじゃなくて、友達とは何か無理っていうか……」そう言って自分でハッとした。じゃあ、智は友達ではなく好きってこと?相葉さんを見たらニコニコしてた。読んだ後に良いねいただけたら大変励みになります

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  10. 「はぁ、、、」そう熱っぽい息を吐いた爽太に風真は頭の中で必死に考える。俺、なにかしたっけ。と。なにも言わずにおもむろに着ていたニットを脱ぎ、上半身裸になった爽太。目の前に突然現れた匂い立つような色気を醸し出す白い身体、、このまま理由も聞かないで流されるのは流石にまずいと、風真は慌てて口を開いた。「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って、ちょっと待って。…爽太くん?????」「なんですか?」「えっと、、、いや…んーと………。」「言いたいことがあるならさっさと言ってくださいよ。」「あ、ごめんごめん。…そのー…血気盛んなのはいいことなんだけど、、ほ、ほら、爽太くんって俺よりも全然若いし…、ね?、、、、、でも、今そんな…盛るようなことー…あった?」「…。」顔を赤くさせ、そのままそっぽを向いた爽太になおさら?が浮かぶ風真は、再び頭の中でぐるぐると考え始めた。あー。こういう時にアンナの能力があればすぐに理由が分かるんだけどなーーー。「………風真さんにドキドキしたんですよ、、なんか、チョコ食べてるだけなのにすっごいえっちに見えちゃって。疲れもあるので、すぐムラついて…。」恥ずかしそうに答えた爽太は、風真の手を取ると自身の中心を触らせるようにした。ぐり、と確かに固いその感触に、風真はカッと耳が熱くなるのが分かる。そんなすぐに欲情しちゃうなんて、やっぱり若いって素敵だなぁなんて思うのと同時に、これはこのままベッドに行くのが普通だな、となんとなく流れを想像した。にしても、、相変わらずエロい身体だな…と風真は思う。「ショコラティエなのに」と言うのもおかしいが、別に肉体労働でもないのに筋肉のついた逞しい体。でもそれは決して行き過ぎたものではない。自身がよりよく見えるベストな状態である。逆三角形の均整のとれた白い体は、やはりいつ見ても見惚れてしまう。それでいて茶髪の童顔とか、可愛い以外の何者でもないんだけど!?無言で色々なことを考えているであろう風真。そしてこれほど誘っているというのに考えてばかりでまだなにもしてこない風真が、爽太はとうとう待ちきれなくなった。キッと下唇を噛むと、テーブルの上に置かれていたチョコレート…トリュフに手を伸ばして自身の唇で咥える。そして風真の頬を両手で挟み込むと、上体を倒して唇を重ねた。口の中でチョコレートが溶け合い、お互い味わうようにして舌を絡める。そしてチョコレートが溶け切ってから、唇を離した。「…っ、はぁ。。、、、、、まさかショコラティエさんがそんなことするとは思わなかったよ。チョコレートへの思いは誰よりも強いから、そんな風に食べたら怒るんじゃないかって。」「…バレンタインだから特別、です。」チョコレートを舐め取るようにして唇を舌で湿らせると、ぅ、と風真が小さく息を詰まらせたのが見えた爽太。相変わらずのこの人の手慣れなさに嬉しく思いながら、覆い被さるように体を重ね、熱を持った自身の中心を布の上から擦り付けるようにした。「そ、爽太くん、、、明日も仕事なんじゃ、、」「このまま帰れって言うんですか?酷いなぁ、風真さん。」再び熱の籠もった息を吐きながら、パンツの片側だけをずりおろし、鼠径部をチラリと覗かせた。ーーー「ぅん、、、」風真が目を覚ました時、既に外は明るかった。ソファーの上であのまま1回、ベッドになだれ込んでそっから3回…と、相変わらず性欲マシマシの若くて素敵な爽太に搾り取られましたとさ。小さく寝息をたてながら、まるで子どものようなあどけない顔をして隣で眠る爽太をぼんやりと眺めた。こんな可愛い顔しておきながら、中身はまさに肉食獣。最近は店を閉めた後にわざわざ爽太くんが会いに来てくれていたから、ほとんど毎日顔を合わせていたけれど、こうしてスるのって一体いつぶりだ?なんだか俺が上なのに完全に主導権は爽太くんだし…まぁ圧倒的に経験豊富なのはあっちだから仕方ないかもしれないけどさー。でもなんだかんだ経験豊富な彼を自分の手によって善くしてあげられるのはどこか嬉しくもなったり。。なんてことを寝起きの頭で考える風真。バレンタインなんて大人になってから意識したことなかったから、こうして相手がいるのは嬉しいことである。冷蔵庫に入れた昨日爽太が持ってきたチョコレートを食べようと、風真は爽太を起こさないようにそっとベッドを抜け出した。終

  11. 弱い部分か ・・・目を逸らしてばかりじゃ前に進めない生きていれば矛盾ばかりそれに対して苛ついても何も変えることが出来ずに迷路の中で蹲ってたそんな自分を認めたくなくて張りぼてのプライドとそれを隠すための虚勢を張って涼しい顔をしてたそんな自分がちっぽけな存在だとあの森は教えてくれたアカデミーの経営者としての勉強よりも人を教える道に進みたいそう父に話したらまるでそれが分かっていたのか「初代学長と同じように 人に教える仕事に誇りをもって 頑張りなさい」拍子抜けするほどあっさりと認めてくれた新しい道が開けたことでモヤモヤは消えたけど何処かに大事な物を忘れてきたような気持ちだけが心の片隅に残ってるそれが何かをあの森なら教えてくれそうな気がしたんだ「サッ君 おはよう」カンちゃんは俺の事をサッ君と呼ぶ普通に呼んでと言ったら「え~ だってサッ君って顔だもん」と訳の分からない理屈を言われてそのままになっているカンちゃんはどことなく彼に似ていて一人でいることが多いそんな奴が先生になれるのか?と疑問に思ったけど「絵の先生は基本的なことを教えるけど それ以外は生徒の才能とセンスなんだ 自分のセンスを押し付けて 芽を摘む様な先生にはなりたくない だから、俺みたいなのが向いてるんだよ」それを聞いた時何も考えていないようでしっかり考えていると感心した俺としては彼は先生になるよりは芸術家として活躍して欲しい先生曰く「才能の塊」だそうだ「おはよう 今から朝ごはん?」「ああ、紹介するよ 君と同じ芸術学科の智・大野君 彼はサトシ・カーソン」そう言えば同じ音の名前だ ・・・O国では『賢王サトシ』にあやかりたいとサトシと名付ける親が多い今の王子もその名前だったはず「初めまして ・・・ カールソンです ファーストネームが同じ響きなので ファミリーネームで呼んだ方が良いですよね 大野さん ・・・大ちゃんって呼んでいい?」大ちゃん ・・・ どっかで聞いた呼び名だけど ・・・そう呼ばれた瞬間彼の顔が一瞬だけ鋭い眼差しになったように見えた「初めまして 呼びやすい名で呼んでカンちゃん」カンちゃんの名を呼んだ時はいつもの柔らかい笑顔に戻ってた気のせいだったかな ・・・「カンちゃん、絵の道に進むつもり? 別の道もある気がするけど ・・・」カンちゃんは少しだけ驚いた顔をしたけど「それ以外の道 ・・・ 有るのかな?」他人事のように呟いた「一緒に朝ごはん食べよう 良いでしょ?」二人の顔を順にみると二人とも笑みを浮かべて頷いてくれたカンちゃんの別の道って ・・・何だろう?彼には何が見えてる?<続きます>  

  12. 例え合間にキスをされようと、やっぱり潤の意識は電話まっしぐら。少しずつ聞こえてくる風磨の必死に取り繕うような焦った声と(だって背筋伸びる系の先輩らしいからね、風磨にとって潤は。そりゃもう変なこと言えねぇよなぁ)、ニノのいつもの笑い声、それからちょっと控えめな山田くんの声。いいなー楽しそうだなー。なんて思いながらツンツンと人差し指で潤の背中をつついていた。ーはい、もう朝の潤くんなんか見たくないっすもん!ふと結構デカめの風磨の声。潤がちらりとこちらを見て、声は出さずに口だけを動かした。「やっぱ分かってるね。」潤はそう口パクしたように思える。「当たり前だろ。。」朝の潤を、寝起きの潤をYoutubeで世界に曝け出すなんて言語道断。潤の寝起きの姿を見ていいのは俺だけであって、何人たりとも寄せ付けたりなんかしない。まぁ寝起きすぐの話をしている訳じゃないのは分かってるんだけど。いずれにせよ、事務所NG以前に櫻井翔NGで。それと朝の潤の傍には俺が必ずいるから。ほら、隠さないといけないからね?俺らの関係って。風磨もそれを分かって言ってくれているんだろう。例えば寝起きの潤に突撃してみたとして、裸の潤の隣に裸の俺がいたら大問題だろ?それはそれで視聴数大量に稼げると思うけど。ちゃんと時間帯には夜を指定してくる風磨。夜だけは譲れない風磨。うん、分かってんじゃん。ーそりゃそうですよね。2月はまだちょっとあれですからね。ーえ、じゃあ出れそうな時、だったら、「うん。」ー夜だったら、夜帯だったらいけるってこと?朝よりかは。「朝、朝、朝キツイね。」ーまぁそうですよね。朝の潤くんもう見たくないですもん。ーなんなの?それ。「いやいや、いや俺にも普通に朝はあんだよ。」「ぶっ、は、!!!!!」スケジュールやらなんやらの話をしていると思ったら、もはやここまでくるとイジってるんじゃないかって思えてきてしまう風磨の潤に対する偏見。ついに言い放った潤の言葉に俺は思い切り吹き出してしまった。「やべ、聞こえてない?ないよね?」「え、多分、大丈夫…?最悪編集で切ってもらおう。ニノに入ってたか聞いてみないと。」ゲラだしすぐでっかい声で笑ってしまうのはいつもの癖。でも流石にこの不意打ちには耐えられねえよ、、、なんかとんでもない視聴者が動画を加工に加工しまくって俺の声を見つけ出す、なんてことあったら大変。電話終わったらすぐ確認してみないと、、てか今動画の編集って誰が担当してるんだっけ…?万が一俺らの関係を知らない奴だったら、「あれ?なんで櫻井さんの声。。」ってなっちまう。それはまずいな。「じゃ、ちょっともう一回連絡するわ、ありがとう。」ーいえいえ。ーすみません、ありがとうございました。ーありがとうございました。「楽しんで。」ーはーい。「はーい。」ーじゃあねぇー。「ほいほーい。」「…おしまい?」「ん。おしまい。っ、ぅわ!」潤が見返り美人のようにこちらを振り向いた瞬間、肩を押して体をシーツの上に沈めた。「翔さん、、」「やっと俺の番。」なんて呟きながら、ゆっくりと彼の唇に顔を寄せた。終

  13. 7142-15=無駄・無意味(自撮り・飲み食い・愚痴・ポエム他)
  14. ③パパの香水(付けて外出した・香水のアフィリエイト)
  15. シャワーROOMは透明で洗面所の隣顔を洗っていた彼が『ついでに、僕もシャワー浴びようかな?』なんか…気のせいかこの家に来てからのSammyは、凄く積極的だ。『翔さん…洗ってあげます…』と、とんでもないっいつも、オレがサトシの体を洗ってあげていたんだから……そんなことをされたら……自分が保てない『うふふ……ねぇ…自分だけ?』「え………」これは……今は目覚めているのか…これも、夢なのか…もう、わからなくなってくる『翔さん……』サトシと同じ顔で、オレに迫ってくる『サトシさんのように抱いてみて』戸惑いながらも背後から裸の彼を抱きしめた狭いシャワーROOMは、熱気を帯びて曇ってくる……シャワーの音に混ざる彼の喘ぎ声…繰り返す2人のうねりに合わせたような呼吸『ハァ…ハァ……』「はぁっ、あぁっ……」『い…イクぅ…』「う、ん…」イッて力無く座り込む彼を……大きなバスタオルで包んで抱き上げた『翔…歩けるよ……』こんな姿を見たら、潤は……あっ!!そうだ、探してるかも知れないSammyをベッドに座らせるとスマホを取り出した…電池切れだ……最悪とにかく充電して…いや、帰るのが先か?彼が、この旅のスケジュールを管理してるどうしよう………彼に夢中になり過ぎて、戻らなかったどんなに心配してるだろう……その時Sammyのスマホが鳴った『はい…はい…居ます…わかりました。』もしかして…「誰だった?」『koichiセンセ…翔がそっちにいないか?って……居るならジュンさんが心配してるから、直ぐ戻れって…』そうか…潤は、koichiさんに相談したのかなオレは帰り支度を始めた『帰っちゃうの?』「あぁ…何も言わずに無断外泊したんだ。心配したはずだ…」『ムダンガイハク?』そう…完全に送り狼じゃないか「Sammyありがと。……また、連絡するからね」おとぎ話は終わりだ……この家のドアを開けて外に出たら螺旋階段を一段ずつ現実に着地していく様な気がした。

  16.  先日、人と話していた時に、「(2025年問題について)不安にならないか?」と聞かれました。 主に仕事上で、ヤ○ザまがいの人物や◯失の人を相手にしてきた経験を持つ管理人。「結構、修羅場を潜ってきたから、とくに不安にはならない」と答えました。 その返答を聞いて管理人に対抗意識が湧いたのか、「自分も修羅場は体験してきた」とさらに返ってきました。 それを聞いて管理人は、「???」といった感じになりました。 修羅場を体験していると言っている割にはあまり肝が据わっていない相手に、正直戸惑ってしまったわけです。 詳しく話を聞いてみると、自分の親との確執のことを修羅場と表現していたようでした。 なので管理人の経験について補足したところ、納得した様子でした。 管理人は子供の頃から、「落ち着いている、頼りになる子だ」と言われ、肝が据わったところがあったと思います。 そのため2025年に起きると言われている天変地異に関しても、「起きるなら起きるで、どーんと来〜い!」という感じで構えていたり。 旧い地球ではこういう時、がっつり四つに組むことになったでしょう。 でも新しい地球では、しなやかな竹のように去なしていくことになりますね。 張り切って行きます。**********************きずなの出版コンテストに。【寿たくみ】のペンネームでエントリーしています。一日一回、投票の応援をいただけると嬉しいです♪【021 寿たくみ『「きずな」にまつわる33個の言葉あそび』】【きずなの出版コンテスト投票サイト】

    2025年、ど〜んと構えて備えていく。
  17. お昼の12時にアップする予定が気づいたらこんな時間でした笑バレンタインのお話と一緒に楽しんでいただけたらと思います♡タイトルは完全にふざけていますが、中身は至って真面目です()よにのちゃんねる#393【オファー!!】結局どうなったのって日#394【後編!!】た、た、頼むよ!出てよっ!の日より!どうして潤くんはニノのLINEに既読つけなかったんですか!→これはまだ理解出来ます忙しかったんだよね、ってどうして電話に出られなかったんですか!→ズバリこれは隣に…いやベッドの上!すぐ傍に翔さんがいたからです!!!(無理矢理)どうしてそんなに寝起きっぽい声なんですか→明らかに隣に翔さんがいる状態で寝ていたからです(寝ていたのには納得ですが翔さんがいたとは限りません)どうしてメンバーの中で唯一翔さんの話題を出したんですか→真横に翔さんがいたからです(そうとは限りません)ただ「いやだってもう、元々は櫻井くんと、ね。仲良かったのを…Youtubeを機に、二宮くんに乗り換えたんですよね?」こんな強火翔担発言を放っておける訳ないでしょう。お潤翔さんのこと好きすぎやて…😌😌😌お話書く前に全て細かく文字に起こしてみたんですが、まぁ面白いこと。相変わらず気遣いの人だし、ニノさんと潤くんの距離感が流石ですし(特に電話終わるところとか)、ニノさんの「あいつ」呼びも堪らんですなーーー。翔さんが大野さんのことを「兄さん」って呼ぶのと同じ栄養素。潤くんの「はぇー」っていう抜けたような返事も好きです。というか個人的にふまさんお話に登場させちゃう程大好きなので、潤くんとふまさんのあの距離感めちゃくちゃ大好きなんですよね。嵐より嵐知ってる嵐ファンのふまさん、圧倒的櫻井派、、、絶対に翔さんと潤くんの関係性を知っていて、裏で他の後輩たちに勘づかれないように上手くやっているとか、…うーん、彼はとてもいいポジションの人だと思っています^^←長くなりましたが以下は全て事実から発想を得た妄想ですので!最近リアル設定好きにより拍車がかかっています笑妄想って捏造してなんぼですよ😼😼😼俺にも普通に(翔さんとの)朝はあんだよ。M sideカーテンの隙間から差した日の光が、薄暗い寝室をぼんやりと映していた。遮光カーテンとはいえ、やはり朝ともなればそれなりに明るくなるものである。隣には翔さんがいて、二度寝とか三度寝とかして既に浅い眠りだったのだろう。もぞもぞと身をよじれば、「おはよう。」という掠れた声がした。「おはよう。ごめ、、起こしちゃった?」「んーや、もうちょっと起きてた。いつ起きるかな、って逆に待ってたとこ。」「なんだ、そうなの。」スマホで時間を確認すると既に9時を回ったところ。昨日は少し激しすぎただろうかと思い返してみる。そんな、めちゃくちゃ久しぶりって訳ではなかったかれど、なんかこう…お互いがっついたんだよな。なんてことを考えてみれば、昨夜の熱はぶり返してくる。つい数時間前まで翔さんのを飲み込んでいたソコがじくじく疼いて、まだ柔らかいのが伝わってくる。なんとか意識を逸らしたいけれど、そんな思い通りにいくはずもない。「ふ、どしたの。」モジモジと足を動かす俺を見かねた翔さんが、少し笑って言った。この鼻で笑う感じ、バレてんだろうな。…翔さんって今日オフだったはず。俺もなにかと忙しいこの頃だけれど、翔さんがオフなら、と合わせて予定はなにも入れていなくて。って、すぐこんなことを考えるってことは、結局この流れに期待している訳で。なんて考えていれば、翔さんの足がこちらの足に絡みついてくる。まるで「逃さない。」なんて言われているようで。…別に思い出してひとり熱くなってるのが恥ずかしいから逃げようなんて考えてもいないのに。ふと、スマホから着信を知らせる音が聞こえた。こんな朝から誰だろうと思いつつも、今俺は翔さんの相手で忙しい。「しょうさん、、」甘えるように見つめればすぐに唇を重ねてくれる。寝起きでちょっとカサついた唇も、すぐに唾液で潤いを取り戻す。今から始めたらゆっくりやっても大体お昼前にはなっているかな、と、頭の中で逆算する。今日くらい自堕落な日があっても問題ないやと思いつつ、俺は翔さんの方に腕を回したのだが、「、、鳴ってるけど。見なくていいの?」先程の着信と同じ人であろうか。今度は2件、3件とメッセージを知らせる音が鳴る。なんだよ、せっかくいい雰囲気なのに。「いいよ…ちょっとくらい後でも。。」「はっ、そんなに俺が大事?」「当たり前でしょ。翔さん以上に大事なものなんかないんだけど。」「嬉しいこと言ってくれるじゃん。」「あーでもメンバーは例外ね。」「はいはい。」お互いムクリと上体を起こして、裸のままの素肌に手を伸ばす。だがそこで、今度はメッセージの着信を知らせる音ではなく、電話の着信音がけたたましく鳴り響いた。「、、!」「…相手は潤と違ってお急ぎのようだけど?」「最悪、、なんなの?」朝、しかもこのタイミングとか…ホントに萎えるわ。はぁ、とため息をついて仕方なくスマホを手に取れば、タイミング悪く電話は諦めたように切れてしまう。切れたからといって無視する訳にもいかず、不在着信を確認すればそこには意外な名前があった。「…ニノだ。」「ニノ?…へぇ、電話なんて珍しい。」一瞬翔さんの顔が不審そうに歪んだが、気のせいだったかのようにすぐに戻る。「…LINEもきてる。って、山田と風磨からもきてるんだけど。」「そのメンツって、、絶対Youtube絡みじゃん。」「掛け直すか、、」そうしてニノに掛け直し、何コールか経ったタイミングで「もしもし」という電話越しでのニノの声。自分も「もしもし」そう言おうとしたタイミングで、あろうことか翔さんにスマホを取り上げられた。「、、、!?ちょっと、!」不機嫌そうな顔でスマホを奪い取った翔さんは、繋がった電話をブツリと切ってしまう。「なにして、」「よくよく考えてみれば、、そんな寝起きの声…盛ってきた甘ったるい声晒すつもり?」「いや、ただのニノからの電話だし、、、」「だって山田くんと風磨からも連絡きてたんだろ?同じタイミングで。んなの絶対撮ってんじゃん。」「そ、そんな寝起きっぽい?バレるかな、、」「分かる人には。チッ…マジでタイミング悪…。風磨今度会った時締めてやる。」「いやいや、きっとニノが発端だよ。あ、ほら電話きた。1回出たからだよ。」再び鳴り始めた着信音。そう言えば翔さんも仕方なさそうにスマホをこちらに手渡した。

  18. ガーデンテラスは庭が一望できる場所にあり色とりどりの花の上で妖精のダンスを披露していた「さとし君たちも ああやって踊ってたの?」お兄ちゃんが妖精のダンスに視線を向けながらさとちが踊ったら可愛いだろうなと思っていた「ううん、おどらないの~ ぼくはおうたのたんとうだっちゃから」「さとしくんは あさのおうたのたんとうだったの」「ぼくたちもいっしょにうたったよ」「うん、いっしょにうたっちゃね」4人が並んでニコリ笑う妖精の国ではちゃんと役割分担が有るんだとちょっと残念だなって顔をした「チビが歌って踊ると 大変なことが起こるから どっちかしかダメなんだよ」蒼ちゃんがお兄ちゃんの耳元で教えてくれた「大変な事?」「休眠中の花まで成長するからね」苦笑いを浮かべてぼそっと呟いた始まりの妖精と呼ばれてる4人には女神以上の力を秘めていて大人になる前からかなりの影響力を持つ特に「蒼の妖精」は特別な存在その辺りは女神も理解していて力が暴走しないよう配慮していた「みなさん、おせきについちぇくだしゃい」特等席に座る8人のテーブルにお菓子とお茶が運ばれてきた「エディブルフラワーをつかっちゃ けーきとおちゃになります どうぞおめしあがりくだしゃい」食べられる花を使ったケーキとお茶エルダーフラワーのお茶も出てきました「香りを楽しみながら お召し上がりください」運んできたパティシエ妖精が説明する「めがみさまのおちろの ケーキとおちゃは とっちぇも おいちいの」妖精の国の花茶はハーブティーにエディブルフラワーを浮かべたもの蒼ちゃんの花茶とはまた違った美味しさですお茶とお菓子を頂きながら予定を伝えるのはお兄ちゃんの役目(ずっとお客様だったものね)「妖精の国の予定を発表します この後は妖精の国観光をしていただきます 沢山の花のエリアがありますので そちらを順に案内させていただきます 夕食はこちらの大広間にご用意いたします 宿泊場所は女神の城の客間となります 明日の予定は「菫の砂糖漬け」 「花の蜜集め」「押し花手帳」作りの 体験をしていただきます 作って頂いた物はお土産として お持ち帰りいただきます」「すみれのさとうづけは ようせいにくにのとくさんなんだよ「とっちぇもあまいの~」妖精の国は娯楽があまりありません自然の中で妖精たちの歌やダンスを見て頂き一緒に歌ったり踊ったりして頂ければと思いますさとち達が住んでいたコロニーにもご案内いたします<続きます>

    扉の向こうへ 妖精の国編 10
  19. しょぉはこれで平気。これからは治るその過程を見ていくことで臨床実験は終り。そう思って、他の3人にも臨床をお願いして承諾をもらった。これは確認のため。ああ、りっちゃんにも同じ薬を半分ずつ使おう。身体の小さいりっちゃんだけど、半分ならだいじょうぶのはず。サンブンノイチのがいいかなぁ。でも、よかった。本当によかった。さあ、しょぉに会いに行こう。防御服はもういらない。マスクとエプロンとビニール手袋、簡易なものでいい。そっと音を立てないでドアを開けてしょぉを見る。顔に赤みが戻ってる。ありがとぉ、しょぉ。しょぉのおかげでみんなが助かるよ。やっぱりしょぉはヒーローだったんだね。俺が眠っている間に全ては終わっていた。息苦しさも、胃をもぎ取られるんじゃないかという痛みも目が覚めると消えていた。どうな魔法を使ったのかな、潤は?「あと少しだけ、しょぉに助けてもらって、どのくらいで完治するのかを調べたいの。そうしたらもう終わりだよ。実はね、りっちゃんの身体の中からは菌はなくなってるの。でも、人間とおさるじゃ違うって周りの人が納得してくれないの。変だよね。身体が大きいか小さいかの違いだけなのにね」「まあ、おえらいさんは四角四面だからね」「んふ、嫌味も言えるようになってる」「確かに」「んふふふ」ああ、潤が笑ってる。それでいい。その笑顔が見たくて俺は何でもしようと思ったんだ。あんな、涙をたたえた潤の顔はもう二度と見たくないな。「他の人たちは?」「薬の使い方を少しずつ変えて、どれが一番身体に負担がないか調べてるけど、しんぢゃうとか、そんなことは起こらないよ。痛み方の具合、副作用はどの程度まで軽減するのかを調べてるの。しょぉが頑張ってくれたからそういう事もできるようになったんだ。ありがとお」「全部、潤が頑張ったからだろ」「しょおのおかげ!」ぷんっと頬を膨らませた潤は、いつもの潤だった。「あとねぇ、岡田さんが東山センセーに合わせてくれるって。それとね、それとね、ぴよとモルも一緒に帰ろうって」「あの島に帰れるのか?」「うん。ボクのここでの役目は終わったの。だから帰ろうね」岡田さん……また無理させちゃったな。でも、本当に俺、死ななかったんだな。潤を信じていなかったわけじゃない。でも、100%なんてないと、それか0.01%だとしても死ぬ覚悟をしていた。その時は潤に会うこともなく死ぬのだろうと思っていた。今まで死んだ人たちがどうやって荼毘に付されたのかを知っていたから、そうなるのだと。「よかった、お前が笑ってくれて」「しょぉ?」「うん、よかった」気がつけば、俺の目の前はぼやけ、自分が泣いていたのだとわかる。怖かったんだ。本当はとても怖かった。潤を残して逝かなければならないかと思ったときからずっと怖かったんだ。「本当によかった」俺の口から出るのはその言葉以外にはなかった。 ありがとう、潤。続