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  1. 祖父母の代から使っていたバターナイフがあった。もしかしたら祖父母の前の曾祖父母から使っていたかもしれない。とにかく家族みんなが毎日使う1本だった。スプーンやフォークが入っているカトラリーに一緒に入れて置いていたもの。毎日誰かしらは触るような、そんな存在だった。日曜日。自宅で休憩時間に持って帰ってきた焦げ目が強くて商品に出来ないバゲットを食べようと思っていた。カットしてバターを塗って食べながら、冷蔵庫にあるもので腹を満たそうと思っていた。土曜日のことを考えながらね。彼が話してくれたことひとつひとつをじっくり考えたかった。冷蔵庫に入れて置いたバターはこの季節だから固くもない。ナイフを入れればすんなりとカットできる。それなのに、ナイフを入れた瞬間、パキンと音を立てて折れてしまった。バターではなく、ナイフが折れてしまった。バターに刺さったまま折れた刃と、手にしていた柄の部分が離れてしまったのだった。家族で使っていたものだったし、祖父母が生きていた頃からの1本だったから、とても寂しく思ったものだった。瞬間接着剤でどうにかならないか考えた程だった。結局その事を母に伝えると「寿命を全うしてくれたのだから卒業させましょう」と言われて従うことにした。母がそう言うぐらいだから、やはり長い時をこの家でバターを塗るだけのために尽力してくれていたに違いない。最初は小さな1本に大きな寂しさがあったけれど、母のその一言により、何かひとつのものが役目を終える瞬間に立ち会えたことに満たされるものを感じるまでになったのだった。僕達一家は毎日バターナイフを使う。今朝なんか父か母がスプーンでバターを塗った気配が流し台の中に見えた。だから早く新しい1本を見つけなければならないと思っていた。思っていたところに、銅製のいいバターナイフがやってきてしまった。ものすごい巡り合わせだなと感心してしまった。土曜日だって沢山驚かされたけど、今日もこれでだいぶ驚かされた。このひとは、確実に何かを持っているとは感じたかな。その何かが、まだ何なのかわからないけどね。だから興味を持って、声をかけてみた。昼食に招くという、僕らしからぬアクションだった。自宅に招いての遅い昼食。彼は箸を持つ手を動かせていない。本当に僕が全て食べきってしまいそうだ。だから彼の取り皿に料理を強引に取り分けて押し付けた。「ありがと」って言葉を短く言ってやっと箸をつける。けれど箸で卵焼きが上手く掴めなくて、餡掛けも拾えなくて、瞬きなんかひとつもしていなくて、呆けてしまっているみたいだ。変なひと。『どうしても食べられませんか?』『、』彼は言葉を発せずに、慌てて首を横に振った。『あのさ、ひとつ聞いてもいい?』『はいどうぞ、』白米の上に餡掛けを乗せ、一気に口に押し込む。卵焼きに甘みがあるから、餡掛けは醤油っぽさを強くした。それがご飯と一緒に食べるにはちょうどいい濃さになる。炊いた分全て食べてしまいそうだ。『どうして、…いや、日曜日、何を考えて過ごしてた?』『え?』『何だか急に心を許して貰えたような感じがして、俺のなかで嬉しいパニックで色々と飛んでる状態で、』『ああ、』どちらかと言うと、日曜日に考えた何かというよりは、このバターナイフのプレゼントの方が僕との距離を縮めた気がする。何かを頂いてときめくというか、心が弾むような感覚を久しぶりに感じられた気がした。今日声をかけたのは、今朝降って湧いた気まぐれだ。『強いて言うなら、土曜日はもう少しその昔の僕のことを聞いてあげればよかったのかなって。』聞いてあげれば、だなんてまた偉そうな自分だけれど。『…、上手く言えませんけど、あなたが1番大切にしてきたことなんだろうなって思ったし、それをもう少し聞く耳を持つべきだったなって、』『そんなことない、』親身になるって難しいことだと思う。どんな態度が親身になるというものなのか。相手の言うことを肯定するだけがそうなのではないだろうし。かといって彼が信じてきたものを否定して僕という存在を誇張することもしたくない。僕を見てっていう感じになるのもちょっと違う。消去法で僕が何かの別人扱いされるのも嫌だけれどね。難しいな。でも、今日ここに呼んだのは、否定や肯定が出来ないのなら、どうにかすべきだとも思ったからだ。つまり、『お友達から始めてもいいのかなって、思いました。』そういうことだ。『え?』そのままのことを言ったのだが。箸を置く。相手が食べないのに自分ひとり話しながら食べるなんて僕自身がかわいそうだ。ひと口も食べないから口に合わないのもわからないではないか。『知人では聞きたいことも気が引けてしまうことの方が多い気がします。』『、』『だから友人という関係ならば、あなたも僕ももう少し気になることを声にできるのかなって、そんなふうには思いました。』取り皿を引き寄せ、シーザーサラダを思いきり盛り付けて彼の前へ押し付ける。野菜は食べないといい大人でいられないんですよ、とか念じながら。『それが土曜日の夜から日曜日の僕が思ったことでした。』彼はまた顔の動きを止めて僕を見ている。見ているというより、時を止めている。時を止める、か。それが出来たら、彼は「チャンミン」を捕まえて幸せになれていたのだろう。ああでも、そしたら僕は存在しなかったのかな。「チャンミン」と「ユンホ」の未練が 生まれ変わる原因なら、幸せになった時点で解消されてそこでゴールになるのだろうか。ブーランジェなチャンミンは、そこで終わってしまうのかな。僕はまだ何も極めていないというのに。彼が満足したら、僕のブーランジェとしての魂はどうなるのだろう。いや、もう考えない方がいい。大切なのは来世のことより、今夜の仕込みだ。そして明日のバゲットが大切なのだ。愛しい酵母達が頑張ってくれるのに、僕が疎かにしては失礼だ。彼女達と小麦に失礼だ。選んで選んで、選び抜いた小麦達に失礼だ。『友人、』彼が呟いた。『嫌なら知人のままで結構です。』結局僕は箸を持って肉を食べた。ほら、またひときれ無くなっちゃったよ。この後も働くのでしょう。だったら食べないといい大人でいられませんよ。『ユンホさん、』『、』『まずは食べましょう。』『うん、』『友人としての話は、明日でも明後日でも、聞くことは出来ますから。』『…、』それから彼は、「うん」と小さく応えて頷いた。箸をきちんと持って、サラダを口にする。シーザーサラダのドレッシングが頬について、笑ってしまったら少しムスッとしていたっけ。薬味ソースが染みた油淋鶏を頬張って、「うまい」を連呼する口は油で光っていた。まるで生き返ったみたいに、彼は箸を動かし続けた。僕の真似をしてご飯の上に餡掛けを乗せる。食べようとしてご飯が零れていって、また持ち上げてを繰り返している彼を見ているとなんだか胸の中の奥底でむず痒く感じるものがあった。それがなんなのかはわからないけれど、悪いものじゃないことは確かなようだ。だって、彼を見て笑っていられる自分がいるのだから。彼と会うことで、僕が見る映像の断片の正体も知ることができるのだろうとは思う。1度だけだったけれど、バゲットを受け取った相手の顔が彼のものだったのだから。映像を見るようになったのが正確にはいつ頃からだったのかは忘れてしまったけれど、きっと彼がお客様として通い出してからだとも思う。多分ね。だから今まで僕は僕の生まれ変わる姿を知らずに生きていたけれど、以前の僕を知るひとが近づいてきたことで、僕のなかの何かも反応を示すようになってきているのではないか。まだそこまで前世というものに大きなものを感じないのだけれど、彼がそれらを話す時のあの涙を思うと僕の心が無反応ではいられないんだ。結局は、彼の心とか、涙とか、ひととしての気持ちに動かされているんだと思いたいんだよね。そうであって欲しい。ひととして、ひとの心を動かされたい。それが前世というものの存在に嫉妬しているのだとしてもね。同じ自分を比べられて、今の自分をなかったことにされるようではやはり悔しい。彼がひとをそんなふうに見ることもないと、信じたいのだろうね。僕自身が。おやおや、なんだかだいぶ絆されているな。まあ、いいよね。もう友人になれたのだし。多分。前世なんて信じない。そう意地を張る必要もないというわけだ。『ありがとう、』彼がぽつりと言った。『どういたしまして。』何に対してそう言ったのかわからないけど、返事をしておいた。『チャンミン、』油淋鶏の最後のひと切れはどちらの箸が掴むのだろう。『はい、』食べればいいのに。『友達から、お願いします。』遠慮なく、食べればいいのに。『はい、こちらこそ。』友達ならさ。食べればいいのに。『今の、…今を生きるチャンミンが好き。』『、』では、僕の何をどう好きなのか、教えて欲しい。僕はどこまでも偉そうなだな。『昔のも、ここにいるチャンミンも、同じような瞬間を見せてくれる感じも好き。』つまり、全部好きってことかな。『昔のチャンミンだけを探してるわけじゃないことを、知ってもらいたい。』僕は僕として、あなたの友人をしていていいということだよね。僕はそれ以外の自分でいられる自信もあまりないけれど。だって知らないもの。生まれ変わる前の自分も知らないし、今更このひとに冷たくする必要もない。お客様だということは変わらない。なりたてホヤホヤだけれど、どちらかが嫌いにならなければ友達ではいられるだろう。色んなものを取り除くと、僕というチャンミンが残ったよね。『…、』あれ。なんで胸がドキっとするの。思わず心臓を掴んでしまった。自分で思いついて自分でドキドキしてるとか、物凄く色んなものに過剰なやつなのではないか。落ち着け。言い聞かせてみるけれど、彼がまた話し始めた。『パンを作って、並べて、買われていくパンを見送る時のチャンミンの顔を見てるのが好きで、朝の時間を過ごしてる。』『、』買われていくパンを見送る。『すごくいい顔をしてるんだ、楽しいと、嬉しいと、愛おしいを混ぜたような顔で、輝いてる。』作る時はわかる。並べている時もわかる。酵母が期待させてくれるし、焼きあがった愛しいパンを見ていると幸せな気持ちになれる。でも、買われていく子達をそんな目で見ていた自分には気づかなかった。祖父母の時代から愛されて買い続けてくれるお客様がいる。僕の代から買いに来て、毎朝、毎週、隔日足を運んでくれる人達がいる。そうだよね。嬉しくないわけがない。愛おしくないはずがない。そうか、僕はそんなふうに買いに来てくれたひとと我が子というパンを見送っていたんだね。祖父母から受け継いだ味を、僕がこれから生きる時代まで繋いでいられているということ。それを受け入れてくれるひとがいるということ。それらを知って、光栄だと思える自分がいるということ。そうなんだ。ああ、そうなの。だめだ、胸があったかい。あったかくて、苦しい。これが、とても嬉しいという感情なのかな。この仕事をしている、喜び。これがこの仕事の、喜びなのか。『チャンミン?』『あ、ごめんなさい、ちょっと今、色んなもので気持ちがいっぱいで、』『うん?』『この仕事の喜びをまだ知らないって、この前言いましたよね。』『うん、』『それを今、あなたに気付かされました。』『え?』その驚いた時の顔が、印象的だなと思う。目が点になるって、そのままの顔。『あなたが見ていた僕の姿を聞いて、僕はなんて幸せなブーランジェなんだろうって、思いました。』『、』『幸せなんですね、僕は。』『チャンミン…、』それを気づかせてくれるひとがいたことも、また僕にとって幸運なことだった。『ありがとうございます。』『、』彼に向かって頭を下げて、上げた瞬間。目の前にもうひとり、彼がいた。髪が少し長いかもしれない。今の彼とは違って落ち着いて微笑んでいる気もする。もうひとりの彼と目が合った。微笑んだ。目を細めて、次第に大きな笑みに変わっていく。もしかしたら、彼らはもうひとりの僕を見ているのかもしれない。僕達は今、互いの今昔の姿を隣に置いて見つめあっているのかもしれない。なんて物凄い昼食会になってしまったんだ。『ふふ、』笑ってしまうくらい、胸のなかがあたたかい。『今の時代の僕達は、いいお友達になれそうですね。』彼は結婚してくれとか言っていたけれど。それはどうかわからないけれど。でも、今はとても満たされた気持ちでいる。同じ顔をしたふたりを前にして、僕は今、満ち足りている。『おかげで明日のパンも、楽しんで焼くことができそうです。』毎日をよくするために、僕の場合は彼女達に愛される必要があるらしい。その愛があるからこそ、時を超えてやってきた彼に認められる何かがある。彼女達に愛されていなかったら、彼に見つけて貰えなかったかもしれないしね。こんなパンを焼くひとがチャンミンではないってさ。『はじめまして、今のチャンミンです。』隣の彼に言ってみた。そしたら満足気に微笑んで、今を生きる彼のなかへ消えていったの。残った彼はまた驚いた顔をして僕を見ていたから、残りの油淋鶏を箸で持って、彼の口に押し込んでみた。続く(∵)🍗ンガククにほんブログ村

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    ヒビコレカケラ8~明日のバゲット~(CM)
  2. 健太君のお祖母ちゃんの昼食を頂き皆で大掃除を始めた俺と智君と健太君は店の外の掃除担当「翔さん、僕が上の方を掃除しますから 健太君とガラス窓の掃除おねがいします」「上の方って ・・・ 軒先?」「ええ、しめ飾りをするから 綺麗にしないと」そう言って、脚立の一番上で立ちあがって誇りを落とし始める「だ ・・・大丈夫なの? 脚立を持ってた方が良いよね」落ちたら大変とオロオロしてると智君が可笑しそうに笑う「そんなに高い脚立じゃないから大丈夫です それにそこまで広くないでしょ」身が軽いのは何となく分かってたけど上で立ったまま ・・・ 顔が蒼くなってしまう「おにいちゃん、もってるほうがあぶないよ これね、ちゃんとすとっぱーついてるから」健太君がストッパーの場所を指さして頑丈に出来てるから安心だという顔をするだけどもだ ・・・ そもそも脚立の上で作業など ・・・大事な智君にさせる訳には ・・・ 落ちたらけがを ・・・ ・・・ って高い所が苦手な俺 ・・・ 代われない ・・・「おばあちゃんでもだいじょうぶなのに ・・・」健太君が俺の背中をヨシヨシしてくれる「健太君、お兄ちゃんと一緒に窓掃除してくれる?」「ガラスをふくまえに きのわくのみずぶき?」「そうだよ、教えてあげてね?」「うん、しょうおにいちゃん みずぶきからだよ」お祖母ちゃんが気を使ってくれたらしくバケツの中にはぬるめのお湯が入ってる健太君が器用にぞうきんを絞って渡してくれた「きのところからふくの それから、ガラスだよ」健太君と並んで(智君を気にしながら)上の方は俺が下の方を健太君が水拭きしていく「おそうじしたことないの?」健太君が俺を見上げて訊ねる「お掃除はするよ」掃除機くんが自動でしてくれる食器も食器洗浄機が ・・・考えたら ・・・ 水拭きとか雑巾がけはした事がない月に一度はハウスクリーニングが来るし(上田がしてくれてた)  「するんですか?」智君まで驚いた声を上げる「一人暮らしですから ・・・ 一応は ・・・」心もとない声で答える「ですよね、すみません 健太君、二人で頑張って」失礼な声を上げてしまって申し訳ないって顔をするけど何だか ・・・ ちょっと後ろめたい「おうたうたいながらだと はやくおわる」「健太君はお掃除好きなの?」「ううん、いつもばあちゃんに おかたづけしなさい っていわれる でも、おおそうじはすきだよ」「どうして?」「おうそうじがおわると とうちゃんはおやすみだから」そうか ・・・ 冬休みだからだ「お正月は何処かに行くの?」「はつもうでにいくの それからおんせんだよ」「温泉か、気持ちいいね」「うん、ゆっくりするにはおんせんがいいんだって」「楽しみだね」「うん、すごくたのしみ おにいちゃん、ぞうきんよごれた?」いつの間にか智君が下に降りていて健太君の雑巾を洗って渡してる「いっぱい汚れたね」「ちからいれてふいたよ」「えらい! 翔さん、すすぎますよ」俺はどうやら二つの事を同時に出来ない ・・・まだ ・・・ 半分も吹き終わってないうえそこまで汚れていない「まだ、大丈夫です 上も拭くの?」「ええ、しめ飾りの所は入念に(笑)」雑巾を持ったまま脚立を上って行く「おにいちゃん、がんばって それがおわったら、3にんでまどふき!」喜び勇んできたが足を引っ張っているような ・・・「頑張るよ!」納会のビールを美味しく頂くために気合を入れて掃除しないと明日も ・・・ 二人で掃除 ・・・考えたらドキドキして来た<続きます>

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  3. すっかり餡の作り方も堂に入ってきた若主人白いんげん豆での白餡もお手のものになっていた薄い桜色にするのも成功した後は上に乗せる求肥練り上げるのに結構な時間を要するがコツを掴めば早い問題はどうやって花びらの型に抜くかだ青物問屋の若智屋に菓子屋の型抜きなどない若主人、ここに来て頭を抱え込んだ八刻に来ている若旦那不完全な菓子が皿に乗っている出されるのは毎日同じいくら智が作ってくれても少々飽きが来ているがそこはおくびに出さずに頂く(味は太鼓判を押せるから問題はない)「櫻餡はほんのり香りがするな ・・・ これで完成じゃねえのか?」これ以上は菓子屋の仕事のような気がする「求肥を花びらの形にしたいんだが ・・・ 一つ二つなら包丁で細工も出来るが 百個となると ・・・ 型がいる ・・・ 家はなないからなぁ ・・・  う~ん ・・・ 木型を作ってみるか」「おいおい、お前さん菓子屋になるのか? そんなもんを作ってたら絵が完成しないだろう」見た所あまり進んでいないような気もする「ああ、そうだ」若主人が思いだしたように膝を打つ「なんだい?」「絵は仕上げに入るつもりだが どうする?」質問の意味がすぐに分からずちょっとの間頭の中で考える ・・・「どうするって ・・・ 何がだ?」「今回は茶会もあるだろ? だから、お前さんも忙しいと思ってな」そう言われて、意味を理解する若旦那思いきり怖い顔をする「馬鹿を言うんじゃないよ それだと智翔の絵じゃなくなるだろ 約束を違えるんじゃねぇ 今日から泊まり込むに決まってるだろう」「良いのかい?」「いいに決まってるだろ おとっつあんも了承済みだよ 夕べだって、いつからだって聞かれたんだから」茶会が近付いているから気にしてくれているようだ「じゃあ、挨拶に行った方が良いのか?」「私が家に戻った時 頼んで行っただろうが その必要はねぇ そうとなれば、泊る支度を」「支度なんぞ要らねえだろう 体一つで十分だよ 何も持ってくるんじゃねえぞ」「それなら、馴染みの菓子屋で木型を借りて来てやる」「本当か?」「ああ、どんな型だ」「お前が持って帰ってきた は~との形をした型だよ 薔薇の花びらの」「それだと桜には見えねえだろう」「櫻に見えなくて良いんだよ 笹を開けたら花びらが出て来るって仕掛けだ 型が見つからなければ 櫻の型でも良い ・・・ 餡を桜の花形にして求肥で包むのも粋かもしれぬ」此奴、完全に菓子屋になっちまったと呆れ返る若旦那「お前さんの本業はなんだい?」聞かれた若旦那キョトンとした顔をして「青物問屋の主だが ・・・」「どう見ても、菓子屋だな ・・・ 何でそこまで入れ込む?」何でも極めたい性分は昔から分かっててもぼやきたくなる「そりゃ ・・・ 食べさせたいお人が来るからだよ」そう言われてもピンとこない若旦那あらぬ疑いを抱き始める「食べさせたい? どこぞの ・・・」それを聞いて大きく溜息を溢す「はぁ ・・・ お前さんの焼き餅は 売りには出せないんだよ」「じゃあ誰なんだい?」「お前さんだよ」そう言われても解せない何故なら試作品が毎度出てくる口を尖らせてプイっと横を向く若旦那「私が信用できねえのか?」低い声で睨まれたから敵わない「私の為なら、別にこれで良いんだが ・・・ そうだ、明日からお八つを買って来てやるよ」慌てて取り繕ったような笑みを浮かべる「毎度この菓子じゃあ飽きるだろう 煎餅を用意してあるよ それをお食べ」 火鉢の側から菓子器を前に出す「煎餅も用意してくれたのかい?」「味見ばかりですまなかったな」どうもはぐらかされた気もするがこれ以上深く詮索して機嫌を損ねれば口をきいて貰えなくなる引き際を心得てる若旦那は笑みを浮かべる「翔、この絵の鶴 ・・・ 喜んでもらえるだろうか?」「大野殿と櫻井殿にか?」「ああ ・・・ お二人に ・・・」「お前さんの絵には力がある 300年先まで飛んで行ってくれるよ」「そうだな ・・・ 落款と名入れは、茶会の日に此処で ・・・ その後、お前さんの家の床の間に飾っておくれ」それがどんな意味を持ってるのかまだ思い当たらない若旦那首を傾げて、その意味を考えている若主人はそんな若旦那を見ながら大野殿に逢ったら一番に泣きそうな気がするが ・・・お二人が跳んでくるということは きっと意味があること大野殿の心が揺れているような気がする ・・・二人のお力になれるように ・・・それがこの絵かも知れないそんな事を考えながら煎餅を口に放り込む若旦那の嬉しそうな顔を見つめた<続きます>  

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  4. BLですご注意くださいまぁね……予想通りよ勿論分かってた事がその通りになっただけだから別に何も、今更言わないし思わなきゃいいんだまた、あの頃と同じ状態になっただけ俺が中三の時、あいつは高一でその時だって同じだった。あいつが進学した頃、特に学校と部活が忙しくて俺も一応は受験生だったし、2人で遊ぶ事も自然と遠ざかって、会わない日のが多くなった。でもあの時は付き合ってたわけじゃないしだから自分の気持ちを燻らせながらたまたま会えるのを楽しみにしてたっけ…俺、健気だったな(笑)じゃあ、気持ちが繋がってる今は?またあの時と同じように大学と高校との壁を目の前にしてなんなら、お互いにバイトだってあるから余計に会えない日は続いていた。いつから、あいつの顔見てないかな…?毎日メールだけは必ずくれる。「おやすみ」は毎日。「今日も会えなかったな」「元気にしてる?寂しいだろ?」そんなおちゃらけたメールは最初の方でこんなにすれ違って会えないとあいつも素直に「会いたいな…」って…家が隣同士なのに会いたくてたまらないのに何故だかずっとタイミングが悪い。もう、ひと月近く顔を見てない気がする…いつも一緒だった高校生活は幸せだったとそういうのは失ってから気がつくものだ。最近は帰宅するとあいつの部屋をまず確認。灯りがついていたらすっ飛んでいきたい気持ちで見上げるのが日課になっていた。でも、いつも真っ暗で……1度だけ灯りがついてる時があってすぐに「もう帰ってんの?」ってメールをした事があったけどずっと既読は付かず……なんだ、付けっぱなしで出掛けたのか…そう思って肩を落としてたら次の日…「ごめんごめん!早く帰ってきたけど寝落ちちゃった!カズ帰って来るの待ってたのにーー!」そんな残念過ぎるレスが届いた。スポーツ推薦で進学したあいつが毎日頑張ってる事も、就職したら一緒に住もうと約束したあの日から貯金の為にバイトを頑張ってるのも全部知っているから…しょうがないよね邪魔しちゃいけないと思って遠慮したけど寝顔だけでも見に行けば良かったなぁ……ちょっと後悔した。だからあの時とは全然違う。会いたいよでも、会えない……恋人同士になった今の方が会いたいと思う気持ちは募っていくばかりだ…「家が隣同士でもそんなに会えないの?」「んー……ね?」「会いたいなら部屋で待ってたらいいじゃん」「うーん……それは、さぁ//////こんだけ我慢して会ったら……あいつ、止まらなくなりそうだし/////」「あぁ(笑) そういう心配が出てくるレベルね」「潤くんだって、会えない時あるでしょ?」「まぁね。でも俺はさ、翔さん一人暮らしだしそこで待ってたら帰ってくるじゃん?」「あーー、そっか」合鍵……嬉しそうだったもんね「でも、もうすぐ夏休みだし休み入れば流石に会えるだろ?」「そうだね。たぶん……きっと?」「いや、会えるって(笑)今生の別れじゃねぇんだから大丈夫だよ」「だよねぇ」実際、無理して会おうと思えば会えるのにお互いに遠慮しちゃってるのが原因だし…なんなら、今日だって向こうの家に勝手に上がりこんで待ってたっていいわけなんだよなぁ…あ、でも今日バイトじゃんあいつはきっと遅くまで練習だろうしハァ……こうやってタイミングが上手く合わないからまた会えない日が増えていく。「カズ…………あ、じゃあさ! 祭り!終業式の日にある祭りに誘ったら?」「祭り……あの、土手のとこの?」「そうそう!花火大会の!前もって会う約束しとけば、お互い予定空けて会えるし、すれ違えないだろ?」「なるほど…」「よし!そうと決まればすぐ予定確保しろっ」「わ、潤くんちょっ…」「俺が打ってやる……って////おまえら…なんつぅ切ないやり取りしてんだよ!」「みっ////見んなよぉっ///////」隙をつき取られたスマホを慌てて取り返す。最近のLINEのやり取りなんて恥ずかし過ぎて見せられたもんじゃないったく、どこまで読みやがった?昨日の最後はどんな終わり方してたっけ?「はーー、甘ったるい//////」潤くんまで顔が真っ赤になっていた。「もぉっ////自分で打てるしっ//////」俺なんて、きっと全身が真っ赤だろう「でさ、俺キュンキュンしちゃった」「へぇ……どんな感じだったの?」「んーー、とにかくね 相葉君がすげーー甘いの!」「へぇ(笑)」「おやすみ、大好きだよって終わってた」「へええええええ(笑)そりゃ甘いわ!」「2人共お互いが大事過ぎて、そのせいですれ違っちゃってんだよ?…特にカズがさぁ、もう少しワガママ言えば会えると思うんだよなぁ…」「なるほどね……で、潤がひと肌脱いであげたんだ?」「ひと肌?(笑)いや、単に約束しろって言っただけだよ」「ふぅん…そんでどーなったの?」「あ、それでね…すげーハイテンションで返信返ってきて、絶対に行こうって」「良かったじゃん」「でもやっぱその日も練習があるみたい。花火には間に合うよう向かうって言ってたからさ、カズにそれまで俺らと一緒に祭り回ろうって言っちゃったから」「おー、いいよ。俺もニノに会うの久々だわ」「そっか…そんなもんだよね」好きな人に会えないって普通に久しぶりって思うよりももっともっと…すごく長く感じるよな……もしも自分がそうだったら…自分に置き換えて考えたら余計に切なくなった。「そんじゃあ……話もきりが良いので、よろしいでしょうか?」「ん?……なんだょ//////」「俺らも久々だよーってこと!」「ンアッ/////………おぃ、がっつくなって…」「1週間でも厶、リー!」「ちょっ…////// もぉーー」1週間で無理って……じゃあ、あいつらが次スる時どうなんだろ…受け身ながらに想像して思わずゾワっとした。カズ…頑張れ……しか言えねぇわ……続

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  5. blですすい妄想 願望の話ですお気をつけください「ちょっと・・・酷くね❓」「・・・ですね」「OK出した❓」「いえ・・・私は・・・潤くんは❓」「出すわけないだろ・・・ニノ達なら未だしもあの2人にOK出したら・・・」「・・・ですね・・・嵐・・いえ・・事務所 崩壊に 繋がりますからね・・・」「もう 真っしぐらじゃね❓」「タガが外れた様ですもんね」「えっ❓ 何々❓ たかさんがどうかした❓」「ちょっと 今 嵐の 大事な話してるので ・・・あっち行ってて来れます❓「はあぁっ⁉️・・・何でだよっ⁉️」会見をしてから 不思議と おじさんチームと お兄さんチームに 分かれての仕事が多く今日も 雑誌の撮影だけど大野さんと翔ちゃんは OFF・・・まあどうせ 2人で 新居探しに 勤しんでいるんだろう「まあまあ・・・一応相葉さんも 嵐なんだから 教えてあげようよ」「ちょっ‼️ 一応って何だよっ⁉️ デビューした時からずっと 一緒に 居ただろっ⁉️」「えっ❓・・・居ました❓」「居たわっ‼️ 居ただろっ⁉️・・・居たよね❓」「はははは・・・居た居た・・一応 居ましたよ」「だから 一応って言うなよっ‼️ 不安になるだろ」「ほらあぁ〜〜 あなたが入ると 話が進まないだろ」「んーーー・・・それは ごめんで・・・たかさんが どうかしたの❓」「ほらあぁーーーだから・・・」「はははは・・たかさんじゃ無いよ タガ・・・ね・・ほら タガが外れるって言うじゃない」「タガ❓・・・が 外れる❓それ 顎とか 肩とかの間違いじゃないの❓」「ほらあぁーーーだから・・・」「うるさいなあぁーーー ニノはちょっと 黙ってろよ ややこしくなるから」「はああーーー おまえ」「まあまあ・・夫婦喧嘩はそれくらいにしてねえ 飲みながら話さない❓ あの2人の今後を ちゃんとしたいからさぁ」「良いねえぇぇーーーじゃあ 俺ん家使って良いよちょっと ニノのゲームが散らかってるけど」「あれはっ‼️・・・」「じゃあ お邪魔しようかな 良い❓」「ど・・・うぞ・・・」「イテッ‼️」《後で覚えとけよな》「ごめん 俺 直ぐ忘れるよ」「チッ」くそっ・・・ほんとに こいつは どんだけメンバー好きなんだよ俺もメンバーだっ・・・つうのに(ニノは 違うだろ❓ ・・ニノは 俺の恋人だよ)なんて 顔中シワシワにして言いやがって・・・人当たりいい癖に 人見知り・・・って超面倒くさいんだよ おまえは・・・ったく・・今日は ハンバーグの日だっつうのにぃぃ・・・ガチャ「お邪魔しまあぁ〜〜すっ」「どうぞ どうぞ・・・散らかってるけど」「散らかってるが 余計なんだよっ バカマサキ‼️」

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  6. blです 妄想 願望の話ですお気をつけください《イテテテテぇぇーーー・・・たくぅぅぅ〜〜》急に 豹変した翔きゅんに 寝込みを襲われた 俺は無駄に鍛えた腕に 何度 何度 何度もひっくり返され時に上に持ち上げられたり逆に 俺の上に乗っかったり壁を支えに立たされたり そのまた逆で 壁に押し付けられたり・・・とまるで ぬいぐるみの様に 好き放題に 弄ばれその上体中には 烙印みたいに 唾液まみれの 唇の痕が翔きゅんの香りと共に 残されていた《くそおぉーーー・・・結局 おしょってんじゃん》唾液と 翔きゅんの吐き出したのが 皮膚を覆い体を動かす度に ぴしっぴしっ・・と まるで脱皮するみたいに ビビ割れていって 痛い《チッ・・・》文句の1つでも言ってやろうと 隣で寝てる 翔きゅんの方に 体を 向けると「ん❓・・・あれ❓・・・翔きゅん⁉️」「・・・・は・・・い・・」そこに 殺人的な寝相の 翔くんの姿は無く暗闇の中から 響く 弱々しい声だけがそこに 翔くんが 居る事は 確認出来たパチッ「うわっ⁉️・・・らりやってんの⁉️ しょんなとこれ」灯りの中現れたのはベッドの横で 正座をし 自慢の撫で肩よりも 頭を下げてる 翔くんだった「ら・・・らりやってんの⁉️」俺の投げ掛けた声に 応える様に小さく畳んだ体を ひと回り以上 小さく折り畳んでいった「ごめん・・・俺・・・本当に ごめんなさい」「えっ⁉️・・・えっ⁉️・・・らり⁉️・・何の事⁉️」ほんのさっきまで 獣の様にダラダラとよだれを垂らしながら俺に突き立ててたのにそれが・・・・「ごめん・・・智くんの思いも知らないで俺・・・俺・・」「えっ⁉️・・・俺の思い❓・・・」「あんな大事な奴に 俺なんかを・・・・」「んっ⁉️」「世界中の人が 求める 凄い奴に 俺なんかを・・・」メンバー1 学が有り キャスターまでやってる翔くんは理路整然と話すのを 趣味にしてる癖に床に向かって吐き出す言葉は中卒の俺じゃなくても 分かんないよね・・・って位はちゃめちゃだ「えっ・・・と・・・やちゅ・・って・・」「24時間テレビの チャリティー 丁シャツ・・に」「あ・・・・見たんら・・」

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  7. わいわい話してるのを、聞いてたら。僕が欲しいのが何か?わかんなくなった気がする。「櫻井さんに僕を好きになってもらうの・・・どうしたらいいと思いますか?」「大野さん。何言ってるの?」呆れた顔でベテラン看護師さんが言った。看護師さんから見たら、僕が好きになってもらうのなんて・・・絶対無理・・ってこと?松本さんがいるから?僕が何にもできない人間だから?「櫻井さん、大野さんにべた惚れだからね?」そうそう、という声が他の看護師さんから上がる。「主任もそう思いますよね!もう・・あの甘い目付き!いい男なのに、だらしないほどニヤけてるし!」「今朝の行方不明事件の時の慌てようと言ったら!あれは、ナースの間で語り継がれますよね!」「大野さんがいなくなった時の様子見せたかったよ。それ見たら、大野さんも絶対分かるから!一回、離れることで大事な人だと気づけば向こうからすがって来るはず!その時に、自分の方が櫻井さんを愛してるアピールするの!」もう、僕の反応なんて、あんまり関係ないみたい。看護師さんたちだけで、話が盛り上がる。そうはいうけど・・・でも・・・松本さんとでも、イケたって言ってたし。櫻井さんが僕のこと、好きって思ってくれてるなら。松本さんと二股かけられてても・・・・いいのかな?主任さん?なのかな?一番のベテランさん。その人の言うとおり。僕が・・どうしたいか。なんだよねぇ・・・僕・・・・どうしたいんだろう?ただ・・櫻井さんとシタいだけ?体だけでいい?松本さんとの共有でもいい?それとも・・やっぱり・・好きって思ってもらって。気持ちも一緒に欲しくって。櫻井さんに僕だけ見てて欲しい?松本さんがね・・・・松本さんと・・・櫻井さんが・・・

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  8. ちょうど食事が終わる頃、若女将が挨拶に回ってきた。『本日は当館にご宿泊頂き……』云々と着物姿で三つ指を付き、口上を述べる若女将の邪魔にならぬよう、手早く仲居さんが食事を片付けていた。「すいません…せっかくのご馳走残してしまって…どれも凄く美味しかったです。こんなお肉食べたの初めてだったし、あの白くて丸いのも美味しくて。。」あぁ、かぶら蒸しですね。お口に合って宜しゅうございました。しきりに頭を下げる智に片付けの手を止め、仲居が微笑む。「少食のこの人がコレだけ食べるのは珍しいんですよ。私も美味しくて全部平らげましたが、この人の分までは食べられませんでした。」「当館はお年を召した方の御利用も多いので、量を控えめにとは思うのですが、この地は美味しい食材が多いので料理人が腕の奮いたくなるらしいです。ですが、櫻井さまが美味しく感じられたのはお連れさまと御一緒に召し上がれたからかと思いますわ。」それはモチロンです!!若女将の言葉に 翔が満面の笑みで大きく頷く。その顔がクリスマスプレゼントを貰った子供のように開けっ広げに嬉しそうで、思わず仲居と若女将が顔を見合せ噴き出してしまった。「ねぇ翔くん。オイラが来なかったら、あの料理どうするつもりだったんだよ?」居ない自分の席に用意された料理料理が豪華なだけに そこで独りで食事をしようとしていた翔の姿を思うと悲しい。「智くんがココに居なくても、俺は智くんと食事してたよ。智くんの姿を想って、智くんならこう話すかなって会話しながら食べてた。貴方が他で寂しい思いでいるなら気掛かりだったけど、お母さんの手料理で笑ってるなら、俺はそれでも良かったんだ。」「ず、ずいぶん贅沢な独り遊び。」「…だね。でも、智くんは来てくれた。。」いつも思う。自分を見つめる翔の顔はなんと甘いのだろう。この細められた瞳から伝わる愛情に智はどれだけ救われただろうか。「…智くんが来てくれなかったら、この料理でもそこまで美味しく思えなかった。でもね、いつも智くんを見てるからだろうね。姿が見えるんだ。智くんの笑顔が。智くんが話す言葉も なんとな〜く分かるんだよ。」智は無言で窓辺に立つ。闇の中、ところどころに白く浮かぶのは山ザクラだろうか。開いた窓から木々を揺らす風の音、バルコニーの湯槽に注ぐ湯の音が響く。「…ならさ…今、オイラが言いたい事も解る?」「っ!?」振り向いた智には微笑みはない。真っ直ぐに翔を見つめている。その瞳に翔は釘付けにされる。無言の瞳から伝わる言葉はある。でも、その言葉を翔は口に出すことは出来なかった。「え〜ぇっと…。『渓流沿いの露天風呂、入りたかったのに!』とかな?」「チゲぇよ!ったく。ってそうか、あの写真の風呂、翔くん行ったの?混浴?どうだった?女の子いた?」「いた、いた!グラマラスな金髪美人が!!」『うそだ〜』『本当!金髪美人、ちょっと年期が入ってたけどエレガントな美人。ほら、ソフィア・ローレンって知ってる?』『うわ!マジ。いいな〜。会いたいよ。ソフィア・ローレン』輕口に智が応じてくれ、翔はホッと胸を撫で下ろした。せっかく智が戻ってきてくれたんだ。楽しい旅行にしたいんだ。「宿の露天風呂も素敵みたいだし、一服したら行こっか。」「…行かない。」「なんで?お腹でも痛いの?智くん。」『大浴場は明日でいい。翔くんはこれから、オイラと二人でこの風呂に入るから。』黙った智の体調を案じ、顔を覗きこんだ翔を至近距離で智は見据える。そして、智の口が動いた。先ほど『オイラの言いたい事』を察した言葉だった。

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  9. ☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆雅紀の口から突然智の名前が飛び出して息がつまった。「な、何?」「こっち帰ってくるんでしょ?」智が…帰ってくる…?黙り込んだ俺に「あれ?知らなかった?あんなに仲良かったのに…連絡取ってないの?」雅紀が不思議そうに俺の顔を覗き込む。「あ…あぁ…間違えて智のアカ消しちゃってさ…」「なぁんだ〜そうなの?翔ちゃん、割とそそっかしいな」雅紀が笑いながらスマホを取り出した。「3月中に帰ってくるらしいよ?俺もニノに教えてもらったから詳しくは聞いてないけど…翔ちゃん、連絡してみたら?えっと…智のアカは…」雅紀がスマホをいじりながら「あんまアチコチに教えんなって言われたけど翔ちゃんなら大丈夫だよね〜…え〜っと…………はい!今送ったよ!」俺のスマホがブルンと振動した。ポケットからスマホを取り出すと画面にLINEのポップアップ。雅紀から送られた智のアカ…このポップアップの先は智に繋がっている…2年半前に断ち切られた俺達の関係。もう一度繋がることができるのか…それとも…また拒否られたら…2年半経っても あの時のショックは忘れることができない。また同じ思いをするのか…?ストローをくわえてアイスコーヒーを飲み干した。氷が溶けて薄くなったはずのコーヒーがやけに苦く感じられた。結局 画面に触れることなく俺はそのままスマホをポケットにしまった。

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  10. 夕方。病院の駐車場に向かうと、雅紀がいた。「なんで……」「おばさんがね、連絡くれたんだ」夜中に血相を変えて病院に向かうオレを心配して、母さんが雅紀に連絡を入れてくれてたんだって。「何かあったら翔のそばにいてあげて」って。雅紀は本屋の仕事を早めに切り上げて病院に駆けつけてくれてたんだ。ありがとう。母さんも雅紀も。ありがとう。「…………っ…………」言葉が出ずに立ち尽くすオレを雅紀が抱きしめてくれた。「斗真が亡くなった。オレ、何も……出来なかった……なのに、お兄ちゃんって……っ……」「翔ちゃん……」何とか言葉をつないでいくオレを雅紀はずっと抱きしめてくれてた。 「斗真……ごめ……ごめん、斗真……っ」「翔ちゃんは斗真くんのお兄ちゃんだったんだよ。今までも、これからもお兄ちゃんなんだよ」「怖い……また患者さんを失いそうで、怖い……」「うん」「斗真のこと、ちゃんと診てやれてたのかな?……オレ……っ!もっとちゃんと診ててやれば…」「診てあげてたはずでしょ?だからご両親も感謝してくれてたんだよ?」「だって、親より先…に、斗真が…逝くなんて…」「それは運命だったかもだよ。自分を責めないで……ね?ね?翔ちゃん、泣きなよ?本当は泣きたいんでしょ?斗真くんのご両親のことを思って泣くのを我慢してるでしょ?我慢しなくていいんだよ?ね?」ダメだ。雅紀の言葉で……もう、ダメだ。「うああああーーーーー!!!!斗真ーーーー!」研修医になって初めての患者の死。それがまさか斗真だったなんて。オレは雅紀の胸でただただ泣き続けるしかなかった。あんなに泣いたはずなのに。まだこんなに涙って出るんだな。オレ、まだまだ医師としてなにも出来ねえじゃん。なんだよ!なんなんだよ!!くそっ……!!!今にも暴れだしそうなオレの心を静かにしてくれたのは、雅紀だった。「翔ちゃん。斗真くんのご両親がお礼を言ってくれたんでしょ?何も出来なかったワケじゃない。翔ちゃんは斗真くんの支えになってたんだよ。医師として、お兄ちゃんとして」「まさ、き……まさき、雅紀っ……っ……」「今日は電車で帰ろ?翔ちゃんちに泊まるから、一緒に帰ろ?ボクは明日は休みだから、また一緒にここに来よう?」「……ぅん……」雅紀と手を繋いで駅に向かった。雅紀の手が温かかった。「……ただいま……」「雅紀くん、ありがとうね」真っ赤な目をして家に帰ったオレを見て、母さんはため息をついた。そしてしっかり握りあってるオレらの手を見て安心したように微笑んだ。

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    君がいるから122
  11. 『 Monster 』番外編〜 ある日のしょーちゃん 〜* A *急に午後の仕事がキャンセルになった。時間もあるし、今日は餃子でも作ろうかな?買い物をして、マネージャーにしょーちゃんの家まで送ってもらった。しょーちゃん、今日はお休みだって言ってたけどきっと出かけてるよね。餃子作って待ってよ。・・・ガチャッ「 ただいまぁ 」シンと静まりかえる部屋の奥から、グォー…スピー…寝息?イビキ?がする。リビングのドアを開けると…でっかい黒ネコいや、ヒョウになったしょーちゃんがラグの上に横たわって寝ていた。うわぁ超かわいい♡ピクンピクンと動く耳とシッポヒクヒクする鼻起こさないように近づいて隣にすわった。ツヤツヤ黒く光る毛並み。気持ちよさそう…驚かさないようにそぉっと手をのばし、カラダを撫でる。あったかい。人間の姿の時より体温高いのかな?ノドのあたりを撫でると、ゴロゴロゴロノドが鳴った。くふふっ気持ちよそうに眠るしょーちゃんを見ていたら眠たくなってきて…あたたかい陽射し開けた窓からは気持ちのいい風お昼寝日和じゃん?しょーちゃんの隣に横になる。しょーちゃんのカラダに触れてしょーちゃんの体温に触れていつのまにかオレも眠りについた。その1時間後…グアッ!?目が覚めたしょーちゃんが隣で眠るオレを見て、叫び声とともにものすごい勢いで飛び起きた。おしまい*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*" こんな黒ヒョウしょーちゃんが読みたい! "ありましたら、リクエストお待ちしています♡ヽ(´▽`)/

  12. ※ 必ず、Be with you あなたと伴に…2/6を読んでから読んでね。俺は智くんの言葉にひっくり返って椅子から落ちた相葉さんを気遣う余裕もないほど混乱していた。終わりにしたいということは、まさか嵐をやめる…そう言う事なのか…?≪なっ、なんでっ?≫「一度すべてやめて普通の生活をしたいんだ。」<どういう事…?>「今のままだとプライベートもゆっくり過ごせない。何をやていても仕事の事が頭から離れなくて休めないんだ。」≪なんだ、一日とかじゃなくって何日か休みたいって事…?≫そんな事になったら俺なんて逆に不安になるけど…<それなら仕事の量を減らせばいいんじゃない…?>「…。」ニノの質問に智くんが黙り込む。じっと考えてるようだった。そして…「一度、この世界から完全に離れたい。」ハッキリとした言葉だった。≪そんな事…そんな事……いきなりなんでっ!≫誰かの叫び声が聞こえた。本当にその通りだった。いきなりなんで…いや、いきなりじゃない。そんな兆候に気づく前に収まっていたんだ。今までは…収まったものだと思い込んでいた。違ったのか…?〔それは…事務所を辞めるってことなの…?〕「そうだね。嵐としての活動を終わりにする以上、ケジメとしてそうしないといけないと思ってる。」!〔リーダーの話したいことってそれ…?〕「うん。」〔そう。 でも、今の今、いきなり聞いて、「はいそうですかっ」 とはならないよ。〕≪そっ、そうだよ、納得できないっ。≫〔リーダーは明日にもすぐ事務所に辞めるって報告したい話なの…?〕「いや、まずは四人に話してからと思って…。」〔じゃあ、まだ辞める日にちを決めてるわけじゃないんだね…?〕「そうだね。」<なんだ、よかったぁ…。>≪びっくりしたぁ…。≫いきなり事務所に言いに行くわけではないと知って二人はホッとしたようだった。でも…だからといって、これはそんな安心できる事態じゃない。それでも松本が言ったように今すぐにどうにか出来る問題でもなかった。『とりあえず、今日はもう終わりにしない…?後日、改めて話し合おう。』〔そうだね。 疲れてるしね。〕≪そうだね。≫いつも通りに解散しようとしていた中でニノだけが固まっていた。<なんでよりによって今日こんな…。>あ…そう言えば今日は…「ニノ、ごめん。」<酷いよ。>「…誕生日おめでとう。」『そうだ、おめでとう。』≪おめでとう。≫〔おめでとう。〕<くっ、ちくしょうっ………ありがとう。>叫びながら最後にはお礼を忘れない。そんな様子に笑いが起こる。深刻な問題が突きつけられたって言うのに俺は動揺しながらいつも通り笑っていた。◇◇◇◇◇なんで急にあんな事…でも、あの人が嵐を続けていくうえで随分と無理をしていたことは知っていた。逃げ出したいって…そう言う事なんだろうけど、今さらなんで…?どう考えたって先日の雑誌の原稿が頭にチラつく。きっとアレが原因だ。智くんと落ち着いて話を意思ないといけないと考えていた。

  13. あっ少し弾んだ声で快彦さんだと分かる雅紀は携帯をしゅんに手渡したしゅん、お父さんだよおとーさん!快彦さんはテレビ電話にしていたおーしゅん!元気かーうん、元気今ね晩ご飯そうか今日ねーおじちゃんと映画に行ったのそうかー良かったなぁ楽しかったか?うん!親子の会話を雅紀は微笑ましく見ていてそれをまた俺が微笑ましく見てるって言ううん、なんか悪くないよねこの穏やかな空間に居られるだけでそんなのもいいかなってパパに代わるねはい、え?あっ、えっさくっと携帯を渡すとしゅんは左手でご飯の続きにとりかかる割りとあっけらかんとしたもんだも、もしもし……どう?大丈夫?困ったことないか?え。あ、うん何もないよ大丈夫……対照的に雅紀は頬を赤くして戸惑うように言葉を交わすなんだか聞いちゃいけない気がしてしゅん、お代わりは?とかお茶、飲むか?とか声をかけてその場を誤魔化そうとしてうわわ!!麦茶の入ったコップをひっくり返してしまったあーおじちゃんふきんー悪い!しゅん!どうしたどうした?と電話の向こうで声がしてあ、ちょっとお茶零しただけじゃまたね快彦さん雅紀は電話を切るとふきんを取りに立った返って邪魔をしてしまった……俺はまたまた項垂れてコロッケとベチャベチャご飯を口に入れたつづく明日の少クラプレミアムはワクワクです予約お忘れなく~(//∇//)

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  14. ※BL妄想です。苦手な方はスルーお願いしますm(__)m ここにたどり着くまでに、いろんな事があった。いろんな事が、ありすぎた。だからこそ、思う。『平凡』。『当たり前』。これが、どれだけ幸せな事か。新しい生活を始めて数ヶ月。翔くんは、近くの保育園に通い始め。家に帰ってくるたびに、何があったかを教えてくれる。話の内容から、すごく楽しんでいる事がわかる。お友達もできたって言ってた。雅紀と潤くんは、知らない人達に「双子?」と間違われるほどいつも一緒。喧嘩も時々するけれど、仲良し。見ていて微笑ましい。この2人も、翔くんと同じ保育園に、もう少ししたら通わせたいと和は思っているみたい。子供を中心にして、毎日笑いが絶えない。こんな何気ない事が、幸せだと思う。和の方も、ここに来て段々よくなってる。それでもまだまだ、先は長い。無理をすれば、身体と心のバランスを失って、苦しそうにしゃがみ込んでしまうからだ。だけど。精神的なダメージは相当なものだったから、仕事も本当はさせたくないんだけど、そう言うわけも行かないって。少しずつ、ゲームの脚本も書くようになってきた。俺のやってる事はここに来ても大して変わらない。ただ、和と家事や育児を分担するようになったから、やれる量が増えた。こんな事にも、幸せを感じる。松兄達とは、こっちに来てからも連絡を取ってる。今度、城島さん達と一緒に遊びに来るって。和の方には木村さんが遊びに来たいって言う連絡が入ってるから、一緒になったら賑やかになりそうだ。それは、きっと楽しい。ものすごくお世話になったから、今度は俺達の方で、あの人達をもてなしてあげたい。あの女については、どうなったかは知らない。もう……、どうでもいい。俺達に二度と、関わらないでいてくれたら、それで。そうやって、生活がある程度落ち着いたある日の夕方。俺は、和を連れて海までやって来た。チビ達は、少しだけ留守番。翔くんが2人と一緒に待ってる、って言ってくれたから、甘える事に。あの子、すごく頭がいいから。俺が何をしたいのか、伝わったのかも。「お父さんをよろしくおねがいします」なんて言われたから。浜辺まで歩いて、振り返る。「何よ?」怪訝そうな顔をした和に、微笑んで。「これ。……受け取ってくれる?」見せたもの。「はぁ?……えっ!?」中身を見て、和は驚く。……だろうね。でも。どうしても、『形』が欲しかったんだよ。気持ちが繋がっているのはわかってる。でも。それだけじゃない、形が。俺が見せたのは、俗に言う『マリッジリング』。和にバレないように、あの手この手を使って買った。サイズは、たぶん大丈夫。「嫌?」「……アンタさ、バカでしょ?」「それでも、俺の事好きなんでしょ?」「へっ?……ぷっ、くくっ。それ言っちゃう?」和には、呆れられたけれど。「左手、貸して」と言えば素直に差し出してくるから、そのままはめてやる。するとすぐに、今度は俺の手を掴んで、残りのリングを俺の指にはめた。「ふふっ。ムードねぇな」「ま、オレ達じゃこんなモンでしょ」ま、そうだよな。そう思うとなんだかおかしくて、笑いがこみ上げてしまう。和も、同じだったようで。2人して、ケラケラ笑い出した。その、笑いが収まった頃。自然と、視線が絡まり。唇が、重なる。「……絶対、離さねーから。覚悟しておけよ?」「そのセリフ、そっくりお返しするわ」確認して、お互いに微笑んで。「じゃあ、帰るか」「ですな。そろそろまーくんがおなか減った言うでしょうし」俺達の日常へ。ここに来て、こう言う生活を始めて。もちろん、否定的に言われる事もある。でも。そんなの、関係ない。だって、ここには。何物にも代えがたい、幸せがたくさんあるんだから。その一つ一つはきっと、『虹のカケラ』。たくさん集めたら、きっと。あの時見たような、虹になる。だから俺は、一つ。心に誓った事がある。この虹を、何があっても消さないと。大切な虹のカケラ達を、何があっても絶対に守るって。それは、俺以外誰もできない事だから。『虹のカケラ 〜no rain, no rainbow〜』 END※ここまでお付き合いくださり、ありがとうございましたm(__)m重たいよ、と先に宣言させていただきましたがこんなの書いてよかったのかよくわかりません。不快な思いをさせてしまっていたら、申し訳ありません。お付き合いくださった事に感謝致しますm(__)m

  15. お店の外の掃除を済ませて店の中の掃除を手伝う事になった今回、ほんとに隅々までするみたいだケースの中の商品が全て金庫の中に仕舞われてた「全部片付けたんですか?』ここで働き始めて初めての事「ああ、まとまった休みの時は仕舞うだろ?」高価なジュエリーは毎日金庫に仕舞うがそれ以外はショーケースの鍵のみ年末も夏休みも同じだ「僕の記憶違いかなぁ… 初めてですけど ・・・」「仕舞ったことはないわよ(笑)」お祖母ちゃんがクスクス笑う「年末年始のお休みは少ないから 大概、普通の休み前と同じよ 去年なんか、すごくいい加減 智ちゃんが一人で頑張ってくれたの」「ぼくもおぼえてる とうちゃん とちゅうでいなくなった」健太君が思いだしたように口を尖らせた分が悪くなってきた師匠「櫻井君、年を取ると記憶がな …」悲しげな表情を浮かべて翔さんに助けを求める「それは … わかりますが 抜け出したのは歳とは関係ないですよ」「あらら 孤立無援状態の俺 ・・・ 櫻井君、見てくれる 今回、配置を変えようと思ってね 考えて来たの、だから大掃除ね」そう言いながら見取り図みたいなのを広げたその紙を覗きこんだ翔さんがどんどん笑顔になっていく「ずいぶん思いきりましたねぇ(笑)」「だろ!」二人で分かり合ってるけど僕にはさっぱり …だって、見せて貰ってない ・・・お祖母ちゃんがニコニコ笑って僕の背中に手を添えた「ぼくもしってるよ(笑)」健太君も僕の腰に抱き付いた「僕に関係してる?」師匠以外が大きく頷いた「何ですか?」「それは、年が明けてからのお楽しみ」茶目っ気たっぷりな顔をして人差し指を口に当てた3人とも納得したのか同じように人差し指を口に当てる「教えて貰えないの?」翔さんの顔を恨めしげに見るけどちょっと視線を逸らせて「歳神様が福を持って来てくれるよ それまで楽しみにしてよう」そう言ってる顔がニコニコしてる「じゃあ、そうします ・・・」「ふふ ・・・ おにいちゃんがよろこぶことだよ」「健ちゃん、お口チャックよ(笑)」このお話は『おしまいね』って顔をして微笑んだ「は~い、ばあちゃん どこをそうじすればいいの?」「健ちゃんはショーケース担当、乾拭きしてね 背の高い二人は照明器具の掃除をしてくれる」「了解です!」脚立使った方が良いかなあ ・・・ 翔さんは苦手そうだから僕が上の方を掃除して ・・・「高い所、俺に任せて 智君は下の方のを掃除して 椅子持ってくるね」椅子なら大丈夫?座る所がフカフカだから帰って立ちにくいような ・・・「良いんですか?」「さっき上の方の掃除してくれたでしょ」「大丈夫ですか?」「大丈夫だよ」爽やかな笑みを浮かべて任せてって頷いてみせるだけど ・・・ ちょっと不安だ ・・・脚立も用意しておこうかな ・・・さっきの様子を見てると掃除したことないと思うんだニコニコ顔の翔さんが椅子を運んできて上に乗っかった ・・・何だか凄く危なっかしい ・・・バランス崩した時の為にフォローできるように待機してないと 椅子の上に立ったら思ってたのと違ったのか少しだけ険しい表情に変わる「いつでも代わりますから 言ってくださいね」「ランプシェード外して渡すから 拭いてくれる」「はい、受け取ります」「このランプもアンティーク?」「どうだろう? ・・・ 多分そうかもしれません」「じゃあ、気を付けないとね」ぎこちなさそうにステンドグラスのシェードを外す真剣な表情の翔さんその顔がカッコイイなって思うゆっくり外したシェードを僕に渡してくれる気を付けて受け取らないと落としたら大変 ・・・一つの事を二人でやるのって楽しいそれにしても上下ジャージの翔さん凄く可愛い気がする(笑)明日の掃除も楽しみ<続きます> 

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  16. ※BL妄想です。苦手な方はスルーお願いしますm(__)m そうして、俺達は。新たな生活を始めた。「えっとぉ。これはこっち?」「あ、翔。それはそこでいいよ。潤とまーくん、見ててくれる?」「うんっ!」まだ、段ボールだらけの家。翔くんは持っていた荷物を置いて、雅紀と潤くんの元へ。「あ。智。それ食器?」「へ?あ、うん」「じゃあ、一回洗ってから食器棚に入れるから、キッチンの近くに置いてくれる?」「りょーかい」……ふふっ。なんかくすぐったいな。こう言っちゃなんだけど、『夫婦』みたいで。俺達は、今まで住んでいた家を離れて。海の近く、そして、山に行くにもそんなに遠くない田舎町に引っ越してきた。理由はいろいろある。ありすぎて……、どれから言えばいいかわからない。あえて、1番を挙げるのならば。全部リセットして、最初から。この『家族』を作りたかったんだ。この街には、高校まで公立の学校がある。子ども達が体調を崩したときには、かかれる小児科がある。他にも、最低限の施設はあって、生活するには申し分ない。もちろん、不便も多い。今までみたいに、ちょっと家を出れば何でも揃う、と言う場所じゃない。最低でも、車で30分以上かけて、ショッピングモールまで行かないと。でも、それでいい。この場所は、きっと。俺たちを受け入れてくれる。初めて来たときに、俺はそう直感した。仕事だって、俺達はフリーライセンス。場所は問わない。それに、和にはしばらく仕事を休んで、ゆっくりと、過ごして欲しい。もちろん、子ども達の事で振り回されると思うけれど、それは、俺も助けるから。今まで、辛くて苦しい思いばかりしてきたんだから。これからは。笑顔で、穏やかに過ごして欲しい。……俺の隣で、ずっと。一気に届いた荷物をなんとかして片付け、寝られる状態にはしたけれど。とても1日では終わらなくて。夜は外食。そして、お風呂は教えてもらったスーパー銭湯に行って、子ども達は大はしゃぎ。疲れてたんだろうなぁ。家に帰って、3人はすぐに寝てしまった。「智、飲む?」「へっ?あ、うん。……あれ?冷蔵庫」「んふふっ。出かける前に電源入れておいたんだわ。あんま冷えてないけど、いいでしょ?」わ。さすが。俺なんて、そんな事全然頭が回らなかったって言うのに。和が持って来たのは、2本の発泡酒。それを、寝室で開ける。「うわっ。まず……っ」「んふふっ。だから言ったじゃない。でも、こんなの気分でしょ?」俺のストレートな反応が面白いらしく、クスクス笑う和に少しムッとしたけれど。……うん。そうだな。確かに気分だ。酒を一口含んで。そのまま、和の唇 を奪 う。「んっ!……ふ、ぅん……っ」アルコールを流し込んだついでに、シ タ を差し込み、絡 めれば。すぐに上がる、熱。この感覚が、気持ちいい。止めたくない。止められ、ない。そのまま、2人。布団に倒れ込む。あちこちに段ボールがあって、ムードもへったくれもないけれど。こういうのも、きっと。俺達の、らしさ。※後1話で終わらせようと思うので、この夜の続きは書きません( ̄▽ ̄;)

  17. みなさまこんばんは今、わたしが取り組んでいるのは盆踊り、です。わたしね、2歳からここに住んでいてここの子供会に在籍し親も会長経験者。親が会長だった年に盆踊りの内情を知り「子供のため、が名目の飲み会じゃないか」と憤慨し、その年で盆踊りを終わらせました。時は過ぎ…その当時子供会にいて今お父さんになったとある人が「あの頃の盆踊りを再開させたい!子供たちのために!!」と立ち上がり、仲間たちを従えて開催したのが12年前。まぁ、うまくいったのは2年ほど。独断と偏見で決められるやり方に仲間たちはどんどん離れてやり場のない怒りはなせが子供会の役員に。いやぁ、理不尽極まりない要求にこれまでの会長さんは従わされてわたし達保護者も巻き込まれさんざんな盆踊りを毎年行ってきました。今年はわたしが会長だよさて、どうしてやろうかこの続きは、次回に笑なんとも言えない速報にモヤモヤが止まりませんね。へぇ、そう来たか。元はと言えば、あちらが先ですよね。嵐さんがどんだけ嫌な思いをしてきたか。わたし、いろいろ知ってますよ?わたしは経営者側なのでやはり、あちらのやり方は気に入りませんね。パート事務員の人が自分の任された仕事以上のものに勝手に手を出して上手くいったから会社乗っ取る?それを阻まれたから部下引き連れて独立する?人としてどうなの、ってなる。詳しく知らない世間の人があちら側の情報を鵜呑みにする心理もわからないしお世話になった恩人が亡くなったら手のひら返すのねぇ。急に弱者になっちゃうんだ。昨日、盆踊りの役員会が夜あっていろいろ妥協してでも、子供たちのために、は全面に、わたしは今年役目を果たしたいからといっぱいいっぱいな中がんばっていたところ、突然に激しい胃痛に見舞われてあ、ついに来た、ストレスってやつ、って冷静に受け止めていた時お友達から面白いLINEを受け取りました。「あなたを漢字75文字で表します」は?75文字?なんで?やってみたよ、ここでのわたし。意味わからん。だけど、じわじわとニヤける(笑)で、今のわたしはsumire。ほうほう。なるほど。ここでの、わたしだなで、これが本名…うんうん、当たってるなんで当たるのー?ここで我らがリーダーの、彼は…なんてこった。言葉にならない辛い時も苦しい時もちょっとしたことで笑えたらこころの傷も小さく済むんですよね。みなさまも、ぜひやってみて!生きてるんだもの、いろいろあって当たり前だし回り道したりわざと横道にそれたり冒険したくなっちゃったり、する。今日の自分がまちがってないかどうかは未来にしかわからない。だから、がんばるしかないんだ。今がんばっていることがいい方に傾く?それとも、もっと悪くなる?それがわかる未来にそれを受け止めてまたチャレンジできるわたしでいたいと思います今も胃が痛いけどなんだかまとまりませんがヘトヘトすぎてまとめられない(笑)全てのことにおいて誰も傷つかない選択肢はきっといつもあるはず。わたしはそう思います。いつもありがとうございますジメジメに負けるな

    落ちてもニヤける
  18. 妄想です。自己満足です。BLです。いいねありがとうございます。広い心で読んでください。翔くんはモテるクラスにいると女子が集まってきて側に寄れない…相葉ちゃんが「翔ちゃんもてもてだね…俺たちと話す暇ないね」「ほんと…翔ちゃん凄いね…あっ…あと一人もてもてが来た」潤くんが女の子に囲まれて来た。「これ、母ちゃんがみんなで食べろって…プリン…食べる?」母ちゃんがもたせてくれたタッパーに入ったプリンを出す。「うまそう!食べる。いただきまーす」相葉ちゃんが美味しそうに食べてくれたニノも「いただきます」おいらもうふふ美味しい…翔くんは甘いもの食べないのかな…三人で食べてたら潤くんが「俺も甘いもの好きなんだよね…」ってきて食べてくれた…母ちゃんがもたせてくれたフルーツを乗せたりクリームを乗せたり四人で楽しみながら食べた先生が来るから保冷剤が入ったバッグにしまった放課後まで忘れていた…休み時間も…翔くんの周りは勉強を聞きに来る子やピアノの話しをする子で近づけない…ニノとデッサンの課題の鉛筆の濃さ見本を作っていたら相葉ちゃんがおいらのノートに筆箱のスケッチを描いていてニノに「下手な絵を智に見せないでください。下手が映る」って言われて「俺、絵は保父さんになる為に小学校の時習ってたんだよ。ピアノの方が楽しいから音楽科に進んだんだけど」相葉ちゃんえらいな…夢に向かってまっしぐらかっこいい「ん?ありがとう!大ちゃん」って抱きしめられた…きつい、力ありすぎ「大ちゃん…ごめん、ごめん」「あなたがた…会話は声を出してください」潤くんが「俺も課題一緒にやる」と言っておいらのとなりに座って課題をニノや相葉ちゃんとじゃれながらやり始めた。女子に「気が散るからこないで」って可愛いそうじゃないかな…「潤くんの好きな子はそこをひっくるめて好きなんだろうな」「そうなんだ」……「だから、会話は声を出す」「出してるわっ!」「まーくんに言ってません。智に言ってるんです」えっ…おいら…まっいいか…楽しいからうふふ放課後美術室に向かう途中あ!翔くんのピアノの音海が広がった…ザーッどーーんしゃら しゃら ちり ちり朝教室に入ったらクラスの女の子がコンクールの雰囲気や注意点を聞いてくる…知ってることを話してたら甘い香りがするプリン?智くんの方を見ると四人で…楽しそう…女の子の匂いが鼻につく…先生が来てようやく解放されて智くんの後ろに座る口の動きだけで挨拶をする。甘い香りが心地いい…いらつきが溶けていく…四人で食べてた物を丁寧にしまう姿に目が離せなかった。休み時間も四人で楽しそう…俺は勉強を聞きにきた子やピアノの課題曲のことを聞きにきた子達で四人のところに行けなかった…早く旧校舎の練習室に行きたいな…智くんと話したい…放課後旧校舎で練習を始めた智くんが大きな画材バッグを抱えてやってくる「お邪魔しま〜す。」深呼吸をして嬉しそうにピアノの横に座るしばらく俺のピアノを聞いていたと思ったら絵を描きだす。この頃の定番…モーツァルトは今日も桜色「智くん…朝みんなで何を食べてたの」「ん?あー、母ちゃんのプリンだよ」「食べたかったな…」「えっ?食べる保冷剤で冷やしてたから大丈夫だと思うよ」智くんは丁寧にしまったタッパーを出してくれて智くんが自分で食べてみてから俺の口の中に…入れて…くれた…「どう?」いや…味がわからない…「美味しい…」ってようやく言うけど…智くんが「大丈夫…お口に合わない?」心配そうに下から覗かれたからタッパーを持って口に頬張る「うまい!凄いうまい!」智くんがクリームやみかんを乗せてくれた凄い嬉しい!「智くん!うまい俺、プリン大好き」って頬張っていたら智が凄い笑顔で「翔くん…頰にいっぱい入れてリスみたい…」って口の周りについてたクリームを指で取って食べてくれた俺はその指と口から目が離せなかった…俺…どうした…

    潮の香り…波の音 発露5
  19. 「どういうことだよ、話が違うだろう。智はAの子だっていったじゃないか。山田さんが嘘ついたのかよ。なんのためにだよ。」あ~うるさい男だ。先走る翔は始末に負えない。石頭だから、辻褄が合わないことは嫌いだし、理屈で解決できないことも苦手だ。「ちょっと静かにしろよ、ここは家じゃない。誰が聞いているかもわからないんだから。」俺が睨むとすごすごと口を閉じた。「いいか、翔。山田さんは相手の男にAという仮名をわざわざ使った。Aが帰国した。Aは真智子さんを頼ろうとした。そのころ、大野弁護士は沙都子さんを養女にした。その後真智子さんは別荘を出なくなった。そして智を生んだ。」「さっき潤から聞いたからわかってるさ。智はAの子なんだろう。だから大野弁護士に憎まれているんだろう。」相手に質問して、回答が返ってきた時、それがすべての事実だと思い込んでいる。幸せというべきなのだろうか?世間知らずか。「Aという仮名にしたのは、名前をバラしたら不味いから。そうとしか、思えないだろう?Aは帰国した。それは、何時のことだ。真智子さんを頼った?どうやって?真智子さんがホイホイと会ったのか?」「ン・・うぅ・・」翔が不機嫌な顔になった。「山田さんは、巧妙に話をうやむやした。肝心なことは何も話してない。一つ、二つ、真実を小出しにして大事なことは誤魔化した。そもそも、真智子さんの恋人という男。金持ちのお嬢様を騙して貢がせる悪党だっていうけれど、果たしてそうなのか?南条家が交際に反対で排除しただけではないのか。」「ま、まさか・・。」翔の顔が青くなる。忙しいやつだ。「おい、和、おまえは、俺が山田さんに聞いたことがすべて嘘だと思うのか。えっ、どうなんだよ。事実、仲睦まじかった大野夫妻は、智が生まれる前から別居状態だよ。智は一度も大野弁護士の息子として表に出ていない。そんな扱いを受けているんだ。どう考えたって、Aと南条真智子が浮気してできた子だよ。」潤が〆に頼んだ雑炊を熱そうに口に運びながら、当然って顔で断定する。二人とも甘いな。騙されるからな。俺はそういう海千山千の輩と毎日騙しあいをしているんだ。「俺は、大野弁護士が大山沙枝の娘を養女にした理由が知りたい。それには、Aの素性が絡んでいるんじゃないかと思う。そこまで素性を隠すAという男。誰なんだ、いったい・・」最後の方は独り言のように呟くと、残ったビールを流し込んだ。

  20. 画 「ひろゆき」さん⚠️画の持ち帰り 転載固く禁じます⚠️ 何度も何度も雅紀を 求め 啼かせた時間が 時間が 足りないんだ夜になれば 月が輝きを見せれば雅紀は又 小さくなってしまうんだどうしたら…どうしたら無駄だと思いつつネットで検索「ははっ…あるわけないよな」元の姿のまま いられる方法なんてしばらく眠っていた雅紀は「今のうちに」…と…キッチンで 食事の準備をしたりパソコンに向かって新しいデザイン画を描いたりしていた「翔ちゃん 今夜の天気晴れて 月が 綺麗なんだって」「そっか…」それ以上 二人とも言葉を交わさず雅紀は仕事に没頭し俺も又 マネジメント作業に集中した今 オーダーを受けてるのは三社納期は 余裕を持って もらっているもののあまり 詰め込むと 雅紀の体の負担になるだろう「雅紀 無理すんなよ」俺はコーヒーを淹れ 雅紀の前に置いた「ありがとう 翔ちゃん」「もう直ぐ 陽が沈むその前に シャワーと ご飯 すませよう」「うん…そうだね翔ちゃんと月眺めるの好きだったのに今は 月が恨めしいよ」儚げに笑う雅紀そのまま消えてしまいそうで思わず 抱きしめた「離れたくない…離れたくないよ翔ちゃん」「離すもんか誰が なんと言ってもお前は 俺の大切な人だどこにも 行かせない」泣きじゃくる 雅紀をただ 抱きしめていた残酷に時は流れ俺の腕の中雅紀の身体は 小さくなっていった涙をこらえ 見上げた空は悲しいほど綺麗な月が 輝いていた

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    月光伝説…9