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  1. 友達リスト、から探し出した登録名は『チョンユノヒョン』これはその本人が登録したものでは無い、そもそも不特定多数に自分自身を紹介する時に『ヒョン』と自称するひとなんてそうそう居ないつまりこれは僕が登録した名前「ヨボセヨ、ユノ先輩」『おお、チャンミナ…って、就業中でも無いのに先輩だなんて余所余所しいな畏まってどうした?』「あの、今はスピーカーにしてて…シギョニヒョンに聞こえてます」机を挟んで一、五メートル先優しげな風貌に反してとても鋭いところのあるヒョンはくすくす笑って僕達を…いや、僕を見ている「挨拶の声だけでチャンミンが畏まっているって分かるだなんて、ユノは流石だな」「変なところで関心しないでくださいよユノヒョンが言った通り、先輩と呼んだからですって…」カトクの友達リストやアドレス帳の中でもやり取りする回数が多いから、その登録名は常に目立つ位置にあるとっさの時に探す必要なんて無いくらい、直ぐ目に付くところにあるそれなのにフルネームにヒョンを付けて堅苦しく登録しているから、ついさっきそれを知った目の前のヒョンに笑われたばかり『シギョニヒョン?ご無沙汰しています』驚いた様子の『ユノ先輩』もとい『チョンユノヒョン』つまりユノヒョンに内心頭を下げた僕から音声通話をするなんて珍しいから、彼はきっと何かあったのかと思っただろう「ああ、久しぶりだなユノもチャンミンのようにそんなに畏まらないで、もっと普通にして欲しいな」「ユノヒョン、すみません突然…今大丈夫でしたか?」ふたりで次々に話し掛けたのに、大丈夫だと直ぐに返すユノヒョンは顔が見えなくても笑顔だと分かる僕とは違う、真逆とも言える人柄のひとだから『今はジムに来ていました本当は、仕事の後にチャンミナを食事に誘おうと思っていたんですよですが断られたので…』「そうなの?チャンミン言ってくれたらユノも一緒で三人で食事をすれば…」僕はユノヒョンと違うから『本当ですね』『三人の方が楽しかったかもしれません』と直ぐに良い返事が出来ないし、それが表情にも出てしまう事前に分かっていれば良いけれど、シギョニヒョンには以前から誘われていたし、ユノヒョンはつい数時間前に僕を誘ったし…「ユノヒョンとは何時でも食事出来るじゃないですかだから…良ければ今度また…」顔の見えないユノヒョンと、目の前で眼鏡の奥から何かを見透かすような目で僕を見る大学時代の学科の先輩でヒョンふたりの間でひとり勝手にあたふたする僕は、あたふたしている事だけは隠すのが上手い、と思う『俺は大歓迎ですよシギョニヒョンには俺のような男は暑苦しく無いですか?』「チャンミンの大事なヒョンなら俺にとっても大事な弟、大歓迎だお邪魔で無ければ俺も入れて欲しい」「邪魔って…シギョニヒョン何言ってるんですか」スピーカーからはユノヒョンの楽しそうな笑い声と共に『チャンミナの大事なヒョンを邪魔に思う訳ありません』と聞こえた目の前のヒョンには僕が付けた他人行儀な登録名を見られた目の前のヒョンはなかなか鋭い、だけどバレる訳は無いでも、これ以上はボロが出そうな気がする「それにしても、チャンミンは本当に面白いよなユノの事を『チョンユノヒョン』なんて生真面目に登録して…」『…え?』「俺の事は『シギョニヒョン』だったのに幼馴染みで会社でも先輩後輩でやってるふたりが…はは、思い出すだけで面白いよ」穏やかに見えて鋭いヒョンを止める、もしくは通話を切り上げようとしたけれども相手はユノヒョンより年上の先輩、そして僕のスマートフォンは何時の間にか机を挟んで向こう側に座る彼の手に渡っていた「ユノはチャンミンを何て名前で登録してるんだ?『可愛い弟、シムチャンミン』とか?」『チンチャチンチャウリチャンミニ』「「は???」」机を挟んで座る僕たちふたりの声は見事なハーモニーには程遠いけれども見事に重なった驚く僕たちを他所に、ユノヒョンは大真面目な声でもう一度繰り返した『チャンミナは何度か番号を変えているんですよ、それで変更する度に長くなって…』「…いや、それってさ、以前の番号は消すとか登録し直すだとか、色々あると思うんだけど…」僕は僕で知らなかった、ユノヒョンが付けた僕の登録名何も言えずにいたらシギョニヒョンの冷静な指摘ではっと気付いてうんうんと頷いたユノヒョンはあはは、と快活に笑うと『そうですね、だけど…』と静かに答えた『消せないし無かった事にも出来ないんですよねチャンミナに関しては』「ユノヒョン何言ってるんですか別に番号が変わったって僕は…」『分かってる、だけど全部消せないんだよそれと…ウリチャンミナは俺を「チョンユノヒョン」なんて他人行儀に登録してるって本当?』「いや、それは……あ!料理が一気に来たのでまた後で!ユノヒョン失礼します、じゃあ…!」大学時代からの先輩でヒョン、である目の前のひとに対して失礼だとは分かっている分かっているけどいても立ってもいられずに自らのスマートフォンを半ば無理矢理奪い返して通話を終えた「チンチャチンチャ、なんてユノヒョンなりのユーモアかもしれないですね、はは…」「それもだけど、『ウリ』なんて付けるのも驚いたよ俺は驚いたけど、チャンミンはそうでも無いみたいだな」それにも驚きなのだと言わんばかりの表情実際驚きは無かったユノヒョンは昔から誰かに僕を紹介する時に『ウリ』と言うし、他の誰かを紹介する時にはあまり、ほとんど…ほぼ絶対と言って良い程付けないから僕は自分がユノヒョンの特別だって知っている「ふうん…まあまあ、言わなくても分かる事もあるから今日はこれくらいにしておこうか」「良く分からない事を言わないでくださいよ」「三人で食事に行くのが楽しみだな、チャンミン」害なんて無さそうな温厚な笑顔眼鏡の奥の眼光がキラリと光っているのを見逃さなかった「で…どういう事なのか聞かせてもらおうか、シム」シギョニヒョンに散々飲まされ…いや、付き合って飲んで二日酔いが残る翌昼夜遅くのカトクに気付かないまま朝を迎えた、だとか例の登録名がバレた事だとか、原因は複数考えられるオフィス近くのコーヒーショップ、ハイチェアでも持て余すくらいの長い脚を優雅に組んでいるユノヒョンの笑顔は余裕でいっぱいだ「休憩時間なのにそう呼ぶだなんて、怒ってますか?」「いや?昨日のシムの真似をしただけだよ突然『ユノ先輩』なんて言うから」「……ユノヒョンって…」意外とこどもっぽいところがありますよねそう言おうとしたけど止めて俯きアイスコーヒーをぐっと流し込んだ「…今度は…」「今度は?何?」「ユノヒョン、今度は嬉しそうだなあと」「嬉しいよこっちはシムって呼んで仕返ししたのに、素直に『ユノヒョン』なんていつも通り呼ばれたんだから」「ふうん…」裏表が無い、まるで太陽のようなヒョン僕とは正反対で、二日酔いだからか余計に眩しい何度も何度も『どうして僕が?』と考えてきたし、考えても考えても僕はユノヒョンでは無いから分からない分からないけど僕たちはとても合う「チャンミナはどうして俺を『チョンユノヒョン』で登録してるんだ?昨日はショックだったよ、本当に…」「ショックとか言わないでくださいそんな風に思う必要も無いですただ、その…」誰かに見せるものでも無ければアピールするものでも無い他人行儀に見せたい訳でも無い理由なんて言葉にする程仰々しいものでも無い大きな窓ガラスから射し込む明るい陽射しの所為では無く頬が熱くなるのが悔しい「うん、何?」見つめる視線が刺さって痛い右手は透明なカップを持ったまま、左手はテーブルの下でスーツの裾を握り忙しなく動かしてしまう「ユノ、て名前は他にも居るじゃないですかチョンユノ、という知り合いは今は居ませんがこの先現れるかもしれないし…僕にとっては特別で他には居ないヒョンだって事です」「え?もう一度…」「…っ、絶対聞こえてましたよね?だから!他人行儀なんかじゃ無いです、むしろ逆…!」慌ててカップを零しそうになって焦ったそうで無くても焦っている僕を前に、ユノヒョンは嬉しそうに笑っている「つまり、俺はチャンミナにとって特別なヒョンで恋人って事?」「そう…て、勝手に付け加えないでください」「あはは、でも間違いじゃないよな?」「……まあ…」答えを濁すような恋人にも眩しいくらいの笑みをくれるユノヒョン「チャンミナいつも俺の傍に居てくれてありがとう」「ユノヒョンの傍に居たいってひとは大勢居ると思いますけど」「そう?もしもそうだとしても、俺が安心出来るのも情けないところを見せても良いって思えるのも…これだけだと情けないな他にも、一緒にこの先も過ごしたいと思うのもチャンミナだけだからこの先も覚悟しておくように」自信に満ち溢れているような言葉だけど、そんな言葉を紡ぎながらもユノヒョンの表情には不安が見え隠れしている不安になる必要なんて無いって言いたい、たくさんの言葉を尽くして伝えたいでも僕はまだまだそれが苦手、だからこの先も飽きる程一緒に居ようと思う「ユノヒョンとなら飽きる事なんて無いと思います」「あはは、俺もだ」そう、飽きる事なんて無い喧嘩も擦れ違いもこの先もきっと多々あるだろうそれすらも楽しめる相手なんて他には現れないと胸を張って言えるから━━━━━━━━━━━━━━Bae…babyのスラング昨年12月のカムバお知らせ、から怒涛の活動ラッシュでしたね必死に応援していたらあっという間にホミンちゃん月間が終わってしまいました…書きかけのお話や(どう考えても今更だと思いますが)お話の続きあれこれを今度こそ更新していこうと思いますという訳で2024年1話目は今更感しか無い「知ってるお兄さん」でのお互いの登録名からのお話でした読んでくださってありがとうございます最後に、読んだよ、のぽちっをお願いします ↓にほんブログ村

    Bae Bae
  2. 詳しい説明をプリーズ‼︎って、片付けた後の事務所コーヒータイムで雅紀に訴えた。必死に。いや必死だろ。必死にもなるだろ。何がどうしてどうなったら宇宙人が居ることが普通になるんだ?軽トラに10個の積んだコンテナが横山さんによってその後どうなっているのかも気になるが、それは宇宙人がオレンジを食べることに比べたらミジンコなみの重要さだ。事務所の応接セットに俺、雅紀、風間さん、松本さんで座っている。雅紀はコーヒーを飲んで、フィナンシェを口に放り込んで、作業後のフィナンシェは最高って顔に描きつつ、何を説明したらいいの?って不思議そうである。な、何をって。何をって‼︎「何故宇宙人がオレンジを食べるのか………とか」「好きだからじゃない?前はちょいちょいハウスに入り込んで食べてたよ」「は⁉︎ハウスに?」「うん。ハウスに。だから、勝手するのやめてよ。ブッコロされたいの?って言って。で、廃棄するやつでも食べれるならあげるから、ここに入らないでって。だってあの子たちがハウスに入ると、必ずあちこち壊れてるし、枝は折られてるし、何かヨダレかなあ?変なのぼとぼと落とすし、困るんだよね。………って、あれ、しょーちゃん?どうしたの?聞いてる?」えーと。あ、あんな一見恐ろしい化け物のような見てくれの宇宙人を、野生動物扱いどころか、あの子たち扱いって。え。宇宙人だよ?え。宇宙人だよね?相手は。未知との遭遇。世紀の大発見の宇宙人だよね?それを。あ、あの子、たち?近所の子どもか。「まあ、櫻井さんがそうなるの分かるよ。俺たちもそうだったし」「うん。でもまーくんは人としてどうかしてるから、仕方ないですよね」「ちょっと風間ぽん、人としてどうかしてるって酷くない?」「酷くないよ。あのね、まーくん、普通の人はこうなの。こういう反応なの。宇宙人を見たらびっくりしてこわくて大パニック」「けどさあ、あの子たちより鳥とか魚の方が不思議な形じゃない?エビとかカニとかさあ。あんなのが普通に存在してるんだから、別にどうってことなくない?」「………形の問題、なの?」「形の問題でしょ。人っぽいじゃん。あの子たち」「『アレ』を人っぽいって言い切れるのがな」「頭があって顔があって手足があって二足歩行だもん。人っぽいよ」身長?全長?2メートルぐらいあって、全身グレーだかシルバーの『アレ』が、人っぽい?え。どこが?俺には微塵も、これっぽっちもそんな風には。「こわくないの?もしかしたら何かされるかもしれないのに」「んー?だってここはうちの山だよ?所有権はうちなんだから、あの子たちが不法侵入して来てるわけでしょ?なのに何でオレがびびってあげなきゃいけないの?」「だからな、雅紀。そうなんだけども、だ」「その辺の動物と同じ。悪さしないなら居てもいいけど、悪さするなら駆除する。農作物を盗むなら畑を荒らすなら、それなりの対処するって話。相手が動物でも宇宙人でもね。それに、宇宙人くんたちからしたら、オレたちだって宇宙人じゃん」「うん。確かにね。そうなんだよ?でも、そうなんだけどねって話」「だから意味分かんないって」「俺らからしたら、雅紀のその感覚の方が意味分かんないって」「えー?そうかなあ。普通だよ、全然」「それを普通だと言い切るまーくんの普通さね」「見ろ、雅紀。櫻井さんがついてこれてないから」「えー、何でー?ちょっとしょーちゃん?おーい、しょーちゃーん」「櫻井さん?大丈夫ですか?」「え、これ、目開けたまま気絶してない?」ああ、何か。櫻井さんとかしょーちゃんとか、呼ばれているような気がするのだが。だが。雅紀の器が宇宙より広くて大きくて。俺は、その広い宇宙空間を、UFOでぴよぴよと迷子になっている気分だった。まーくん無敵‼︎って思った方は米ください🌾全然進まない。終わらないじゃなくて進まない。250話で終わるのか………?いや終わらないんじゃ………?結局熱唱か?🎤おわらなあああああい🎵

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  3. 妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…おはようございます素敵な一日になりますようにひなちゃんの泳ぎの訓練をすると部屋には青い透明なビニールプールでひなちゃんにサトシくんが…泳ぎを見せるひなちゃんは簡単に泳ぐサトシくんが潜るとプールの中追いかけているこれは…凄いサトシくんも嬉しそう明日は泉に行くと張り切っている少しグレーかかったひなちゃん水に入っても濡れた感じがしない流石羽毛だ… そのまま私の膝で眠り出す濡れたままのサトシくんが「僕も…そこで休みたいですよ」 「どうぞ」サトシくんをタオルにくるみ膝に乗せた髪の毛から水滴が落ちるその下から揺れる青い瞳が私を見つめるドクンと心臓が跳ねた……「風邪ひきますよ」優しく髪の毛を拭くと目を閉じて…「ふふっ くすぐったいですよ」と言うけど気持ち良さそう…そのままタオルに包まれ眠り出すひなちゃんと変わらない睡眠時間…しかしさっきからドキドキが止まらない子供ぽい仕草と何故か艶を感じる仕草…寝ているサトシくんはひなちゃんより可愛い思わず髪の毛に触れてしまう春の日差しは引く部屋の奥までポカポカの陽の暖かさを運ぶ家の材料の柏の木の香りがしてくる…私も2人を膝に乗せたまま古い本を読む古い本からは紙の香りハーブのしおりから花の香りがする膝の上のひなちゃんとサトシくんの体温が心地良い幸せな気分私も…ゆっくり眠りに落ちた春の日差しは柔らかく日没は早いゆっくりと陰り室内の温度が下がって目を覚ましたひなちゃんとサトシくんが私の顔の前ジーっと見ている「先に起きてたんですね…」「ピーッ」「ショウくん…雪…」周りを見るとさらっとソファに雪が積もっている髪の上にも雪家の中なのに私の身体は暖かいのに「うわぁ…サトシくん寒くないですか」サトシくんとひなちゃんは「暖かい膝の上でちょうど良かったですよ」「ピッ」「雪はどうやって降ったか見ましたか」サトシくんは肩に乗り「ショウくんの頭の上に雪雲が来たです静かにコンコン降りました」手とかからじゃないのか…雲が来る…ソファの雪は直ぐに溶け夕陽の日差しだけで乾くほどだった安心して寝てたら雪とか早くコントロール出来るようにならなきゃサトシくん達共居られ無くなるかもしれない…「ショウくん大丈夫ですよ…吹雪じゃなくて静かな優しい雪でしたよそれにショウくんは暖かかったです僕もひなちゃんも寒くなかったですよ」焦る私を慰めてくれるサトシくん本当に大丈夫だろうか寝ている間になんて…どうすりゃいいんだよ早くなんとかしなきゃ…

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    君への涙 48
  4. ・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・追加分も作らずに売り切って店を閉め、休み前の片付けを済ませて二人で家を出た貸し切りにしてある松兄の店、会合は奥の座敷で行われる商店街の組合事務所には会議室もあるけれど、会合とは名ばかり、あっという間に懇親会という飲み会になるのだからと、数年前からは最初からこの店でやるようになったとかイベントの反省会もここだから、単純にみんな飲みたいだけなんだ堅苦しい会議じゃないから俺としてもいいけども決算報告も来年度の計画案も異議無く承認されると【さっ、ここからは俺の出番っすね!】おまかせくださいと立ち上がった松兄は、さっきまで資料を置いていたテーブルに卓上コンロと鍋を置いて、人数分の小鉢とコップや取皿と箸、大皿料理と大量の瓶ビールをどんどん準備していく全てのグラスにビールが注がれたところで“一年間、お疲れ様でした来年度もあけぼの商店街をよろしくお願いします!”会長の音頭で乾杯となった親父さんのお供として出席していた相葉ちゃんもいたけど、店主たちの注目はやはり翔で会合が始まる前に『うちで働いてもらっている翔です』「よろしくお願いします」と挨拶させていたが、飲み会になると何歳なの?どこから来たの?バイトなの?などなど、質問攻めにあっていた事前に打ち合わせしていたので自然に答えることができて一緒に暮らしている理由は「スマイルパンの味に惚れ込みまして いつか私も自分で店が開けたらと思って修行中なんですよ」全くデタラメな後半部分に、不器用なのを知ってる相葉ちゃんは吹き出しそうになっていた一方俺は“自分の店持てるように頑張りなよ!”立派なもんだと背中を叩かれて、はいと返事をする姿に、あるはずのない事だとはわかっていても、少しだけ胸騒ぎというか複雑な気持ちになっていた翔ならばと思っていたけど、やはりあっという間にみんなから受け入れてもらってさっきの会合でも資料の数字のミスにいち早く気が付いたり、来年度へ向けてアイディアを出してみたり頭のよさなんかからもその信頼を得ていたホッとしつつも、みんなに囲まれているのはあまり面白くないと思ってしまう俺の心の狭いことそしてそういう気持ちで飲むビールの美味くないこと“あれ、大ちゃんあんまり飲んでないね?”隣に座った斗真がなかなか空かないコップを気にしてくれていた『あっ、いや、ちょっと風邪気味でさ💦』慌てて誤魔化し、でも実際、仕事中酷くなることはなかったけど、やっぱりふわふわとしててそういや、いつも美味い松兄の料理も今日はあんまり箸が進まない“風邪?俺、薬持ってるよ”薬屋の習性なのか、常に持ち歩いているポーチの中には様々な種類が入っていて咳、のど、鼻水、発熱、頭痛症状によって違うらしいけど“でもアルコール摂取しちゃってるからね、今は飲まない方がいいね”そう言ったのでとりあえず何種類か受け取るだけにして“用法、用量はここに書いてあるからね”薬屋の店主としての仕事はしっかりとしていていたけど“ちゃんと読むんだよ!いいね?!”俺よりはだいぶ飲んでいるのか、目の前で箱の注意書きを読まされて食後30分以内、水かぬるま湯で服用大人は1日3回まで、一回に3錠、多いな……粉よりはいいか、あれは絶対むせるから“アレルギーはない?他に薬は飲んでない?運転はしないよね”さすが薬剤師とでもいうかでも、まぁ、ちょっとウザくなってきた(笑)“それから、妊娠中、授乳中……のわけないか(笑)”大笑いしてるけど、相手が俺じゃなきゃセクハラだぞなんて思ってはみたものの……………忘れていたわけじゃないけど翔がここへやって来た本来の目的を思い出して男だから有り得ねぇだろ?なんて思ってたけどもしかしてこの体調不良って……だいぶ前に店に来てくれた赤ちゃんを抱いたママさんが、妊娠中はご飯のニオイがダメになって、でもここのパンは美味しく食べられたの♪なんて話を教えてくれて最初のうちはちょっと熱っぽくて風邪かな?って思ったのよ、なんて……いや、まさかな……でも、可能性はなきしもあらず……酔ってない頭でぐるぐると考えてとりあえず、この薬を飲むことだけはやめておいた方がいいのではと、ぺたんこな腹に手を置きながらそう思った

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  5. 近くのdinerで食事をして部屋に帰ったのは9時過ぎシャワーを浴びてリビングに行くと先輩が冷蔵庫から缶ビールを取り出してた「智も飲む?」「頂きま~す」ご機嫌顔で応えると手に持ってた缶ビールを放り投げた「投げないでって いつも言ってるじゃないですか」キャッチしたからそこまで悲惨な目には合わないけど プルタブをあげた瞬間泡が噴き出すのは勘弁願いたい「そんな離れてないから 取れるだろ」全く気にも留めてい様子こういう所がガサツなんだよな ・・・「先輩、モテないですよ」「モテる必要はないな ・・・ 婚約者だけで十分なんで(笑)」「そう言う事じゃないんです ビール取り替えましょうよ」泡の洗礼を受けて欲しいよ ・・・「いやだ、泡まみれになるもん」「確信犯だった ・・・」ムッとした顔のまま先輩の横でビールを開けるとすっと飛びのいていく思ったより泡は出なかったからちょっと残念(仕返しが出来なかった)「トニー ・・・  日本で仕事がしたいって言ってたけど 家の会社に来るつもりなのかな?」今回のプロジェクトに関われず日本に行くスタッフに入れなかったのが相当悔しかったようで何が何でも日本に行きたいと管を巻いてた(かなりビール飲んでたからな ・・・)「どうなんだろう それは可能なんですか?」「社長に直談判すれば可能だろうな 仕事はかなり出来るから ・・・」彼が日本に行けなかったのはこっちの仕事が立て込んでたから(才能あふれるクリエイターなんだ)「それなら、もっと有名な会社に行くんじゃないかな 彼なら引く手あまただと思う」「そうだな、彼奴なら大手の制作会社と フリー契約が出来るな」手に持ったビールをぐびぐび飲みながらツマミになる物を探してる「まだ食べるんですか? 少しは節制しないと 体系が変わり過ぎて 彼女さんが来たら驚きますよ」アメリカにいると太る何故ならお店で提供される料理の量が半端ないこんなに食べるの?って思うほどなんだ「飲んでたら食いたくなるじゃん」少しくらい良いだろって顔をしたから思いっきり頭を振る「ならないですよ お腹いっぱいで ・・・」「そうか?」何処に入って行くの?僕の1,5倍は食べてたよ ・・・「そうですよ ・・・」「トニーの奴が旨そうに飲んでて ・・・ ビールのお供は必要だよな ・・・」車を運転するから飲めなかった先輩(僕も付き合ったのに)かなり悔しかったようだ 「二人して飲むからさ」「家の近くのお店だったし ノア君も一緒 飲まない選択はないです」トニーが呼んだのは親友のノア君彼は映像関係の仕事をしてて結構なイケメン初対面だけどトニーより気が合いそうで結構彼と話した「彼も日本に行きたいって言ってたよな」二人して日本への思いを語ってたアニメオタクではあるな ・・・「僕たちがアメリカに行きたいと思うのと 同じ感覚なんですよ ・・・ もしかしたら二人で何か作りたいのかも」「ああ、それはあるな ・・・ だからか ・・・」考えに思い当たったのかフムフムと納得した顔で頷く「何がだからなの?」「二人で起業するとか? それで一緒に仕事をする人を探してる 今の第一候補は智だな」「もう ・・・ そこに僕が入る理由がない! ノア君がスタジオを持ちたいって話してたから その可能性はありそう」「ヘッドハンティングされるかもしれないな お前も俺も」冗談ぽく言う先輩全くないとは言わないけどどうなんだろう ・・・「彼らが日本でスタジオを持ったら どんな会社になるのかな?」アメリカのスタイルならちょっと興味あるかも ・・・ <続きます>

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  6. ご当主のご厚意に甘えて若ちゃんの鳳凰と白孔雀に会うことが出来た「翔君は江戸で見せて貰ったんじゃないの?」「見たのは鶏の軸で ・・・ この二つは見ていない」翔らしいお願いしなかったんだ多分 ・・・ 画伯は見てるはず 「画伯は見たことあるの?」「ああ、この二つも見せて貰ったよ 同じ絵描きの特権だな ・・・ 出来がったばかりの絵も凄かったが 時の経過で重みが加わって より一層際立ってる ・・・ 若ちゃん、絵具だけは妥協しなかったから 最高級なものを使ってた」目線が同じだからもっと沢山の作品を見ているはず「だからここまで綺麗に残ってるだ」感心する翔それも有るけれどこれを後世に残すために尽力した人たちがいるはず 「それも有るけれど ・・・ 若ちゃんの描いた絵には加護がついてるよ 誰のとは言わないけど(笑)」画伯の言う通りだと思う誰とは言わないけれど(笑)「それはそうだよ さとち君が選んだ二人なんだから」「そうだな 俺たちも同じだよ」翔兄の言葉に二人が頷いたご当主はそれ以外の物も見せてくれて「是非、蒼穹美術館で展覧会を開いてください」と言ってくれた蒼穹美術館で最初にやる展覧会は若智さん絶対に叶える多分、翔は里に来る美術館で採用されなくても色々、手段を考えて「よろしくお願いします」強力な助っ人登場状態これで美術館も安泰(大袈裟かな)作品を鑑賞したあと庭を散歩させてもらった漸く二人で話すことが出来た「随分長いこと会ってない気がするけど 3か月も経ってないんだな」「それはさ、電話で話せなかったからだよ 3か月が1年くらいの長さに感じる」「確かにそうかも 電話って偉大だな(笑) いつ里に来るの?」「それは本家からの迎えが来た日かな まだ連絡が来てなくて」「画伯が喜んでた 本家が2人を認めてくれたって」「翔兄をだよ 俺はおまけ!(笑)」「俺はおまけが好き!」「おまけで良かった(笑)」「そうだ、豆屋さんが 翔様と皇子に話があるんだって 前日に会いたいって言ってた」「そうなの?」「ああ、伝えたいことが有るらしい」「俺達って何処に泊まれるの?」「屋敷の敷地内の建物だよ 里の中にある本家の邸みたいなもの 俺も最近知った」「じゃあ、もしかしてそこは本家の人のみ?」「そうだって 俺の両親も滞在するから よろしく頼むな」「ご両親に会えるんだ ・・・ 色々話が出来る!」嬉しそうに笑う楽しい滞在になりそうだでも 前日って潔斎に入るから人と会えたっけ?そこは画伯と相談してだけど豆屋さんは何を伝えたいんだろう ・・・<続きます>  

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  7. 妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…こんばんはお疲れ様でした。ひなちゃんとサトシくんと泉に来たサトシの森は春真っ盛り山菜を取りに来る人間が現れるサトシくんは    「ふふっ大丈夫です見えません」そう言えば空に飛ぶ時もサトシくんといれば人には見えないとか言ってたな「ちょうど土筆と、蕨と筍の時期です森に入ることを許してます」「流石ペルルサトシくん」「ピッ ピッ」「ひなちゃん 僕がショウくんに褒められたですよ」ひなちゃんの背中に乗って何故か…威張っているようだけどそれはそれで可愛い泉に着くと水鳥がひなを乗せたり、連なって泳いでいる鳥によってはママさん鳥とパパさん鳥で交代で餌を取りに潜る白鳥は潜水はしないようだ良かったあの長い首で底の藻や貝を食べているようだ「ショウくんひなちゃんの為に見せるです」「私が?」「はい…ひなちゃんはショウくんに着いていきます」ひなは教えてもいないのに自分の近くを飛ぶ蜂をパクって食べる…凄いな鳥の生命力泉のそばの岸のクローバーも食べているここの泉は案外深い水草がとても綺麗に見える止まっているように見える泉の中水草が水の流れを教えてくれる空気の泡がゆっくり……上がってくる魚は水草に身を隠して私達を見ているようだ「ショウくんまず着替えます」人には見えないから大丈夫です」人に見えるとか見えないとかじゃなくてサトシくんはニコニコカバンから私の水着を渡されたそのカバンは不思議だな案外大きな荷物が簡単に出てくる泉の側には大きな木が数本生えていて小鳥やリスが顔を見せる「まだですか」7色の光りと一緒にサトシくんがふわふわ飛ぶひなちゃんも足元で「ピッ…ピッ」待っているようだ「今着替えます」一応木の陰で着替えて冷たい泉の中に思っていたよりは冷たくないと言うか私には心地良い…ゆっくりとした泉の流れに任せて水草にくすぐられながら泳げばひなちゃんが着いてくる水草に口が届きそうな場所で突く真似をすると上手に水草を食べるサトシくんが教えていただけあって泳ぎには問題ないと思っていたら疲れるのか頭に乗ってきた…「僕も休むです」何故か飛んでいたサトシくんも頭に乗って「ショウくんは僕のショウくんです」ひなちゃんに話している頭の上2人の体温が暖かい…泉の中には日の光が降り注ぐ私は身体の力をぬき頭にサトシくんとひなちゃんを乗せて泉に浮かぶ…回りの水鳥達も雛を背中に乗せ翼で空からの敵から雛達を隠して浮かび泉に身を任せている…そうか鳶やカラスも敵になるのか…岸に近づき過ぎればキツネ、タヌキ、ヘビとかか私も外敵からひなちゃんを守らなきゃなサトシくんは守りは要らなそうだけど…しかしひなちゃんになんだ僕のショウくんですって可愛いな確か初めて会った時からショウくんのペルルですって言ってたよな…サトシくんは…何千何万何億生きてもショウくんのペルルと言うのかな…

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    君への涙 49
  8. Sもう…暑い夏が終わろうとしていた…。「…ここが…」「おぉ!めちゃくちゃおしゃれに変わってる!」「ここが相葉くんと二宮くんの家…なんだね…。」「翔くん!重い!」「あ!そうだね!」玄関のインターフォンを鳴らすと…「こっちこっち!」「相葉ちゃん!」「おーちゃん!櫻井くん!いらっしゃい!」相葉くんが隣の建物から出てきた。「これ!二人からお祝い!」「うわぁ~!立派な観葉植物!ありがとう!」「相葉くん、これも。」「なに?ケーキ?」「うん。智くんが選んだケーキ。それとお酒もね。」「ふふっ。ありがとう。お茶入れるね。そのソファに座ってて~!」「…ところで…ニノは?」「和は仕事なんだよ~!ごめんね~!」「そっか、仕方ないな。」ここは…相葉くんの仕事場で…こっちが住居か…決して大きくはないけど…凄く相葉くんらしくて素敵な空間…「俺も作業場改造しようかなぁ~」「え?改装?」「もうちょい暮らしやすい家にしようかなって。」「ダメだよ。変に快適になっちゃうと智くん…俺に引っ付いてくれなくなるでしょ?」「んふふ…真夏でも俺たち引っ付いてるのに?」「ふふっ…季節関係なかったね。」「住居スペースが筒抜けってのがどうも…」「…そのままでいいよ。」「どうして?」「…いつでも誰が来たか…わかるでしょ?」「それだから困ってるんだろ!?」「…いいの。あのままで。」「ホント翔くん…変な趣味だよなぁ。」「ふふっ。ありがと。」「誉めてねぇ!」「お待たせ~!」そこにタイミング良く相葉くんがコーヒーを運んで来てくれた。相葉くんと智くんとケーキを食べながらコーヒーを飲んだ。「さっきから気になってたんだけど…この店の名前ってどういう意味?」看板に書かれた英語の二文字…「あ、それ?和が考えたんだ。好き勝手決めてくれてるよ。ふふっ。」「…UB…なんの略?」「さぁ、俺も知らなくて。」「んふふ…知らねぇのかよ。」「知らなくてもいいかなって。変?」「んふふ…変じゃない。」「だろ?おーちゃんならわかってくれるって思ってた!」「…いや…俺には理解不能だわ。気になって仕方ない。」「ニノは毎日ここに帰ってきてるのか?」「うん、一応ね。」「…奥さんの家には?」「それは全くだって。和もそっちに気を遣ってるんだろうね。」「そっか。なら問題ないな。」「うん!そう!」「…ねぇ、相葉くん?」「ん?」「…お互いのご両親は…二人のことは?」「うちの親は知ってる。でも…和の親は知らないままなんだ。」

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    one-way #115
  9. Oこんなこと聞くってことは…翔くんの頭の中にも…。「…バレたら…?」「大丈夫なんだって。バレないって。ばらさないことがお互いの為になるからって。だから、死ぬ気で隠し通すって。…和らしいでしょ?」そう言って相葉ちゃんは微笑んだ…。翔くんは…どう思ったんだろう。翔くんは…ニノとは違うし…それぞれの両親の仕事も…両親の性格も違う…翔くんは…きっといまだに悩んでる。一緒に居ても…それがわかるから。俺に言い出せないのか…親に言い出せないのか…。どっちにしても…俺たちの未来は…相葉ちゃんたちみたいにはきっといかない。必ず………別れが待っている…。相葉ちゃんの家の帰り道…「ご飯どうする?」「このままどこかで食べて帰る?」「たまにはいいかもな。」「じゃ、そうしよう!」そして、翔くんと居酒屋へ入った…。久しぶりに飲む生ビールは格別に美味かった。それにしても……「…元気ないけど…どうした?」「え?」「…悩み事?」「っ、いや!……いやぁ……悩み事…かも…」ドキッ…珍しく翔くんの声のトーンが落ちた…「…なに?」「…うん。…相葉くんがとにかく明るくて…友人としてはとても喜ばしいことなんだけど……二宮くんのしてることは…どうなのかなって…」「…どういう意味?」「…親を騙すって……そんな簡単なことじゃないって思うんだ。」「…どこら辺が?」「…どこら辺って……全て。…親は何でもお見通しって思うから…。…二宮くんの親なら…なおさら。」「それが?」「えっ…」「ニノのお父さんがこの事をお見通しだとしたら?…なにがダメなの?」「なにがって!…二人だけじゃなくて…!…いろんな人を巻き込んでて…!…それに…あっちの二人も別れさせられたりしたら!?…相手の家族は!?…それにっ!…二人に子どももできてたりしたら!!!」「………。」俺は黙ってじっと翔くんの顔を見た。「っ、…ごめん!…つい!」「翔くんはどうしたいの?」「えっ…」「俺にはそれがわからない。」「…智くん…?」「死ぬまで一緒にいるって誓ったのは誰?」「っ、…!」「あの気持ちは…本当に嬉しかった…。」「…っ、…。」「今も俺は…あの時の翔くんと同じ気持ちだよ?」「えっ…」「今の翔くんは…違うよね?」「っ、!!!」

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    one-way #116
  10. 妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。智を【芸能人の智】として、遠くから眺めていたであろう自分に戻りたいと。そんなことばかり考えているカズ、心配げな視線を向けるのはS井。S井には聞かずともカズの気持ちが分かっていた。まだタレントとして事務所に所属していた頃、智の才能に憧れて、そしてどんなに努力しても彼の隣には立てないであろうという焦燥感に苛まれていた時代がS井にはある。・・・今になってみれば、智と完全に同じである必要なんてなかったのだと分かるけれど。それぞれの個性を生かしあえばよかっただけのこと。同じような個性が集まるグループよりも、個性豊かな面々が集うグループの方が色々な意味で味わい深く・・・長く愛されるグループになれる。と、今でこそ考えることができるようになった。きっと、カズはあの頃の自分と似たような感情に悩み苦しんでいるのだろうと考えた。S井は優しく智の姿をしたカズを見つめ苦笑する。ふふ・・・やっぱり・・・違う。こうして気を抜いている時の姿は、見た目は智くんだけれど智くんじゃない。猫背な感じも似てるのに・・・なんか違う。最初に斗真とスタジオで猫背のカズの姿をみた時は智と同じだと感じたのに、共に過ごす時間が増えるにつれ微かな違和感がS井の中に蓄積されて行くのだ。・・・智くんは・・・どこにいるのだろう。S井の中に燻る不安、それはカズが感じているものと同じ種類のものだと思う。智が帰ってこない可能性・・・そんなものは考えたくもないけれど、未だにカズの正体は全くもって不明のまま。使えるツテを駆使して・・・それこそ、探偵業を生業としている知人にまで依頼をして動いてもらっているのに、全くもって良い報告はない。それに、カズの中に智がいるのだとして。智の方からは、stormの存在は絶対的に認識できているはず。その事実は、つまりはカズが記憶を取り戻すよりも智サイドがそうなる可能性が高いことを示唆していると。S井はそう考えていた。けれど、智からの連絡もないまま既に1ヶ月以上が経過。・・・もしかして、人格の入れ替わりじゃなくて・・・多重人格の線でも考えなくてはいけない段階に来ているのだろうかと。仕事の時以外は、ぼんやりと空虚な目をして過ごすことが増えたカズの姿にS井の危機感が徐々に強くなって行く。・・・智くん、何処にいるの?

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    truth 16(大宮)
  11. Side−Aカラダの痺れが徐々に取れてきて…その代わりに、ショウ皇子と繋がった所が痛くなった。「薬をお持ちしました。」穏やかな薬師の声に起こされ、俺は目を開けた。ショウ皇子の姿は、もう側に居なくて、俺はここに置き去りにされたんだと思った。「これを塗れば、少しは痛みも引きましょう。ささ、腰を少し上げて頂けますか?」「……自分で、やる…から」「ご自分でなどと…」「お願い…一人にして…下さい。」「…分かりました。お体に何か不都合などございましたら、そこの鈴を鳴らしてお呼び下さいませ。」寝台から手をほんの少し伸ばせば届く所に鈴が置いてある。これを鳴らせということか。薬を自分で塗った。涙が零れた。こんな情けない姿は、誰にも見られたくない。かと言って、いつまでも泣いているわけにもいかない。「薬はもう塗り終えましたか?」その声は、タツヤだった。「これに着替えて、『側室』として御方さまにご挨拶してください。」「……。」「夜伽を見届けましたので、これであなたは正式にショウさまの側室に…」「…そう、なんですね。」御簾の向こうで人影が見えた気がしたのは、気の所為ではなかったんだ。御方さまの部屋まで、俺にはタツヤが付き添うことになった。「ショウさまでしたら、翠の国に出立の準備をなさっておいでです。」「…えっ?」ショウ皇子のことなんて、俺はひと言も聞いてなんかいないのに…でも、聞けて何だかホッとしている自分がいた。「和睦が無事に終われば、炎の国と和睦の印を結ぶ事になります。そうすれば、翠の国での内戦は無くなりますので、その為のお支度です。」和睦の使者として翠の国へと向かった、カザマの身が心配になった。「ミヤビさま」「……あの」「ここでは、あなたは『ミヤビ』で押し通してください。それがショウさまからのご伝言にございます。」「ショウ皇子の…?」「ミヤビさまのお命と、和睦の使者として翠の国へと向かわれたあの方の身を護る為です。」「…私達の…ため?」「あなたが『側室』になられたことを、御方さまもお認めになれば、この国であなたのお命を狙う者はおりません。」「そう…ですか、ありがとう…ございます。」正室への挨拶は、形式的なものだったけど、正式に『側室』と認められたのは、何とも複雑な気持ちだ。『マサキ…』ショウ皇子の声が聞こえた…?目を覚ますと、そこには翔ちゃんの顔があって、気がつくと俺は翔ちゃんの膝枕で寝ていた。「ごめん…俺、寝ちゃってた」それからは、翔ちゃんと二人で明日の試験勉強をした。なんの気無しに、俺は翔ちゃんを見ていた。「ん?なに…?」「あ…あの、ここがちょっと分かんなくて…」「あぁ、これは…」咄嗟にごまかしたのは…俺は、何故だか分かんないけど、翔ちゃんの隣りにずっと居たいと思っているのを、気付かれたくなかったんだ。…つづく。

  12. 二次会の場所に移動するぞ。帰る奴らはお疲れ。と、課長の挨拶と共に皆んな立ち上がった。「櫻井くんこの後何処がいい?」「だから!!俺は行かねぇつってんだろ!」いい加減素直になりさいよ。と言われ本気でブチ切れそうになった時他の先輩たちに熱い夜を過ごせよとニヤニヤ、ニヤニヤ。こうなったら松本さんに直接訴えようと思ったら松本さんも女性たちに囲まれ二次会行きましょと呆気なく行って……いや。連れて行かれた。「ほら。皆んな行っちゃったわよ。私たちも行きましょ」とりあえず外に出てダッシュで駅まで行ってやろうと店の外に出ると……。「えっ?智さんにニノ。2人もこの店に来たの?」そう言うとニノが何を呑気なことをとため息をつきいつも穏やかな智さんの表情が厳しい。「君さ翔くんにちょっかい出すの止めてくれないかな?」「あ、あなた達…もしかして…」「へぇー。バカな女だと思ってたけど良く分かったよな。智、どうする?」すると今まで無風だったのがびゅゅゅと風が吹き寒さで震え上がりそうだった。「これ以上翔くんに近づくな。もし、これ以上ちょっかいかける真似したら……」「わ、分かったわよ。もう近付かない。約束する。だからこの事は……お願いします」そう言うとそそくさと駅に向かって歩き出してホッとしたのだが。「翔ちゃん。まーくんの事泣かせたらマジで許さないからね」「まぁまぁカズ。翔くんだってあの女と浮気しようなんて思って無かったんだから」「当たり前ですよ!雅紀を悲しませる様なことしません。てか……何故ここに?それに佐藤は2人の事知ってる様子だったけど」まぁ疑問に思うのはもっともだけどごめん。色々ややこしい事があって言えない。それより相葉ちゃんが待ってるから早く家に帰ってやって。それを聞いてとにかく助かりました。ありがとうございますと言って駅に向かって走った。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。今年は花粉症が猛烈ですね。ここ数年スギ花粉はそれほど症状が無かったのに目のかゆみ、鼻水、くしゃみと症状制覇。ひのきの方が症状強いのに今から恐怖しか無い(>ー<‘’)あっ、何と大谷選手がご結婚されましたね。おめでとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))しかしあの彼に見染められた女性はきっと素敵な人何でしょうね(*^^*)

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  13. ご訪問ありがとうございます2024年あけましておめでとうございます!!!!!をしないまま、なんとなんと暦の上ではしっかり春、の3月になってしまいました…が、ご挨拶は大事なので勝手にさせていただきますブログはすっかりご無沙汰になってしまいましたが、あまりにご無沙汰になってしまい更新するタイミングすら分からなくなってしまっていましたそんな状態なので、更新しても見に来てくださる方がどれだけいらっしゃるか、もはや皆無なのでは??という懸念もありますが、ここは私のお部屋なので自由にマイペースにいこうと思いますまだ返信出来ておりませんが、不在の間もメッセージやコメントをくださった数人の方には本当に本当に感謝していますそうでは無い方も、改めまして2024年も何卒宜しくお願いいたしますここ数ヶ月は久しぶりのカムバ、ソウルコンやアジアツアー、最近ではふたりのセンパやSMT東京、地上波出演とたくさんの活動がありましたよね私はデビュー日から年末にかけて、またはカムバ期間中やセンパ等でソウルへは行けませんでしたが、唯一1月13日の香港コンサートには参加出来ましたまた、今回のカムバでは対面サイン会やヨントン(ビデオ通話サイン会)があったのと、とにかくトレカを集めたいしCDをお迎えしたいオタクなので色々あれこれ応募し続けた結果初めてヨントンを経験する事が出来ました先日のSMTも有難い事に両日当選で参加出来ましたそんなあれこれを、またこの後ひっそりこのお部屋にも残しておきたいなあと思っています年末のあれこれは不参加でしたが、有難い事にソウルインチョンでの展示会(12月23日~27日開催)に参加された読者様から現地のお写真や動画を見せていただきましたその上、このお部屋でシェアしても大丈夫です、と仰っていただけたので、こちらも今更にはなりますが…私含め行きたくても行けなかった皆様に少しでも雰囲気が伝わるように、近いうちにひっそり載せてみようと思いますアジアツアーは台北で一段落ついて、この後はマカオとジャカルタが控えていますよね私は、もしも上海が出ればそこに…と思っていたのですが、予想が外れたので今の所不参加予定です気持ちだけは全て参加、ですが、今回20&2が大好き過ぎたあまり、(自分的には)かなりの数をお迎えし続けてしまい、予算的に厳しくなってしまいました…コロナ禍以前なら航空券ももっと安かったのに…とか円安…とかあれこれ考えてしまいますが、物事は全てタイミングだし、行ける時に行って推せる時に推さないと、と改めて思いましたが、今の所マカオジャカルタは厳しいです…CDにどれだけ使ったか、考えるのが恐ろしいくらいなので…でも、後悔は全くありませんCDお迎えを多少我慢すれば海外コンやセンパにも悩まずに行けましたが、何よりCDを買う応援をしたかったので後悔はありませんただ、富豪にはなりたいですなんて、これも本音ですが…昨年途中からは体調に左右されてユノソロを満足に応援する事が出来ずにとても悔しかったので、今回のグループカムバをリアルタイムで思い切り応援出来て本当に本当に幸せでした何より、「20&2」の楽曲が(私にとっては)どれも最高だったしユノとチャンミンの歌声が更にレベルアップしていたのでファンとして幸せでしたあまりに更新が久しぶりになってしまったので近況を伝えるばかりになってしまいましたが、皆様はおかわりないですか??元旦の地震や、他にも日々色々な事がありますよね(なんて書いたところで、あまりにも不在にする期間が長くて独り言になるかもしれませんが…)もしも何かあったり、聞いて欲しいような事があったり、ふたりに関する事でもそうで無くても辛い事でも幸せな事でもとにかく何でも、私に話してやっても良いよ、という方がいらっしゃれば話しかけてやってくださいね私ですか?????と、聞かれていない事は分かっていますが時々気にかけてくださる方もいらっしゃるので勝手に書きます身体の調子は最近はだいぶ良いです香港遠征は最初から最後だったので、飛行機等不安もありましたが元気に行って帰る事も出来ましたが、以前からあった食物アレルギーの程度が進んで?しまい…年明けにはアナフィラキシーで病院のお世話になってしまいエピペンデビューしました…極々少量でも完全に❌、大食いなのに食の楽しみが減って制限が増えてしまいましたが、ホミンちゃんのカムバが最高だったので全くもって問題無しですこちらは比較的暖かな冬でしたが、まだまだ気温の低い日、寒い地域も多々だと思います今年から来年にかけては日本での何かもありそうなので、それを待つのも楽しみですし、そんな楽しみをくれるユノとチャンミンと同じ時代を生きられる事が幸せですそんな気持ちを、(もちろんそれ以外のあれこれも)今年もこの場所で皆様と共有したりやり取り出来たら良いなあと思っていますという訳で…今更過ぎますが2024年もこのお部屋を宜しくお願いいたしますというか、寂しいオタクなので是非とも構ってやってください…それではまた、次の更新でお会い出来ますように…幸せホミンちゃんにぽちっ♡ ↓にほんブログ村

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    2024のご挨拶
  14. お久しぶりです!ついに新刊の書影が出ました!早速紹介しますね-196℃のゆりかごAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}さらにブログでは帯付きの画像も公開します実は、単行本ならではの仕掛けもありますのでそれは実際に本を手に取って確認して下さいねついに、念願の単行本ですもちろん文庫本でも本ができるまでの行程は非常にわくわくするのですが単行本は、さらにオーダーメード感が強くて高揚がすごいです表紙イラストは萩結さん萩結 - Musubu Hagi 萩結 musubu hagi イラストレーター 静岡県在住。 個人制作で誰かの記憶の片隅にあるような情景を水彩やアクリルで描いています。 (デジタルのイラストも制作可能です) お仕事のご依頼・展示のお誘いはContactからお願いいたします。www.musubuhagi.com様々な分野で活躍されているイラストレーターさんです普段の表紙イラストは電子データでやりとりされるのですが、本作は、実際の絵画から表紙になっておりますすごいですよね内容を読んでいただくとさらにイラストがぐっと心に訴えかけてくると思いますお楽しみにさて、あらすじですが===母はなぜ、義母だと嘘をついたのか明日見つむぎはごく幼い頃に父と母を亡くし、母方の親戚である奈緒に引き取られた。奈緒は心に不調を抱えながらも「義母」としてつむぎを懸命に育てる一方、心の距離を取ることにはこだわり、「母」と呼ばれることをかたくなに拒んでいた。そんなある日、病院から奈緒が倒れたと連絡が入る。持病の子宮腺筋症が悪化し、大量に出血したのだという。急ぎ病院に駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状だけでなく、奈緒がつむぎの実の母親であることも告げられる。信じがたい話に愕然とするが、医師が持つカルテには、たしかにこの病院で奈緒がつむぎを出産したことが書かれていて――。母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。18年間隠された出生の謎を追う、現役医師作家が描く圧巻の家族小説。===こんなストーリーです小学館さんからは医療ドストレートというわけではないお話をこれまでも出させてもらっていますが本作も、医療のエッセンスがありつつも家族を巡るお話となりますさらに今回内容に齟齬を作りたくないと思い医学監修をお願いしましたメディカルパーク横浜院長 菊地盤先生菊地 盤|メディカルパーク横浜横浜の不妊治療に特化した産婦人科 - 不妊治療の経験豊富な医師が患者様の治療を担当します。医師やスタッフは患者様に寄り添った治療を心掛け、コミュニケーションを何よりも大切に考えています。自費診療や妊孕性温存など患者様のニーズに幅広く対応しています。medicalpark-yokohama.com医者が描く小説に医療監修が入るというのもかなり珍しいかもしれませんでも、お願いした結果納得できるお話が完成しました今回の小説ですが自分が小説家になったら絶対に世に出したいと願ってやまなかったテーマなのでついに夢が叶ったというところですこれで小説家としての第一弾が閉幕それくらい自分にとっては重要な一冊となります発売日は3月19日早くみなさまの手に届くのを願ってやまないです是非ご予約お願いします!-196℃のゆりかごAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}既刊も是非!あしたの名医:伊豆中周産期センター (新潮文庫 ふ 61-1)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}アンドクター 聖海病院患者相談室 (角川文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}あの日に亡くなるあなたへ (小学館文庫 ふ 27-2)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}まぎわのごはん (小学館文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}

    -196℃のゆりかご
  15. ※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいC金曜の仕事終わりに俺ヒョンの家に行く約束をした僕は、社長と一緒に外回りをしていて遅くなりそうだったので途中でヒョンにLINEを入れた社長に気付かれてどうした?と聞かれて正直に話すと、社長はそうかと言って、先に上がってもいいぞと言ってくれたけど、仕事を放りだす訳にはいかないだろうとおもったから断ったヒョンからの返事は直ぐに来て会社で待ってると言う内容だった僕はヒョンの家を知らないから一緒に帰ろうと言う段取りだったからヒョンの事は待たせてしまって申し訳なかったけど、社長も気を使ってくれたのかそれ程遅れる事もなく会社に戻れた僕が社長と一緒に事務所に入るとヒョンがいた「お疲れ様です」「おぉユノ、悪いな、もう終わるからな」社長は僕に書類を渡してそれを出したらあがればいいと言ってくれた僕は慌ててそれを書いて社長に渡す社長の冗談に僕は笑って印鑑をもらう気のせいかヒョンに見られてる様な気がした僕は社長に挨拶をしてタイムカードを押した「ユノさんお待たせしました」「いや全然だよ、俺も片付ける書類があったから」「奥さんに悪いです、食事用意してくれてるのに」「大丈夫大丈夫」じゃあ行こうか、とヒョンは机の上を片付けて、僕達は社長に挨拶をする「いいなぁチャンミン、ユノの奥さんの飯はうまいぞ」「そんな事ないですけど」謙遜するヒョンに、僕は楽しみですと言ったそして会社を後にしたヒョンの車の助手席に乗せてもらってションの家に向かう車の中でヒョンは僕に聞いた「社長に話したんだな?」「え?え・・・っ、言ったら駄目でしたか?」僕は焦る「駄目とかじゃないけど・・・社長と外回り中にそんな話もしてるんだ・・・と思っただけ」「あー、そうですね、結構色々話しますよ」「そうなんだ・・・」「実は、社長にはお世話になってて、色々良くしてくれるんです」「ふーん・・・」ヒョンの家は意外と会社から近くてすぐに着いた様で洋風の家の前で車をバックさせて駐車場に車を停めた「ここですか?」「うん、近いだろ?」「本当ですね、可愛らしいお宅ですね」「奥さんの趣味だよ」ヒョンの家はオレンジ色の外壁でそんなに大きくはないけどお洒落感のある家だった玄関はアーチになっていてポーチには雑貨やお花が置かれている奥さんのセンスが良くて僕は感心した玄関を開けるとヒョンは帰ったよーと大きな声を出して家族に知らせる玄関も広くて吹き抜けになったそこにお洒落なシャンデリアがぶら下がってる扉が開くと奥さんがお子さんを抱っこして出て来た「おかえり、ユノちゃん、」「こちらがチャンミンだよ」「いらっしゃい~」「ソアと娘のウタ」奥さんは愛嬌があって可愛い、娘さんは更に可愛く僕に手を振った「すみませんお邪魔して、これ大したものじゃないんですけど・・・」僕は鞄からお菓子の箱を取り出してウタちゃんに渡すウタちゃんは小さな手を出した可愛いヒョンがお父さんだなんて・・・僕は、この人との子供なんだ・・・と改めて思う「チャンミン!いつの間にそんな物用意したんだよ!」「え?昨日から・・・」「なんだよ、気使わなくていいのに」そうは言われてもご馳走になるのに手ぶらじゃ来れない「ありがとうね、チャンミン君、さぁ入ってゆっくりしてって」僕はスリッパを進められて玄関を上がる一階はワンフロワーの大きなリビングとキッチンダイニングで解放感がある家だったイ一角はウタちゃんと遊び場になっていてリビングに入るなり僕はウタちゃんにそこへ誘われるその間にヒョンは着替えて、ソアさんが食事を用意してくれた「ウタ、ご飯だよ」「チャンミンもこっち来て」「はい、ご飯だってウタちゃん」「はーぃ」僕はウタちゃんと一緒にダイニングに向かうすっかり懐かれた「ごめんなチャンミン」「いえいえ、可愛いです」「さぁ食べていっぱいチャンミン君」ヒョンとソアさんとウタちゃん幸せそうな家族の前で僕はご飯を頂く偶にウタちゃんが僕の膝に来て座ったりして、僕は自分には作れない当たり前の家族の形をなんとも言えない気持ちで眺めるだけだった「どうした?チャンミン」「あ、美味しいです」「良かった~」食後にはフルーツが出てきてお腹いっぱいだったウタちゃんは寝る時間になった様でソアさんが寝かしつけに行ってる間僕達はリビングのソファーでコーヒーを飲む「今日はありがとうございました」「泊っていけば?」「いや、そう言う訳には」「そんな事言うなよ、今日は色々話せて楽しかった」「はい僕もです」でも僕は自分では作れない幸せを目の前に見せられて何処か寂しい気持ちが募った気がしたヒョンは僕とは違う世界の人なのだと・・・そう思わずにはいられない「でも帰ります・・・」「そうか・・・」結局ヒョンとの距離は縮まらないまま、それどころか遠くに感じたのは僕だけだろうかにほんブログ村

    あばたもえくぼ 7
  16. ㊟成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 準決勝の時には気付かなかった違和感が、五本目の矢を射たころから顕著になった。ユンシクはそれでもその弓を使わなければならない。小柄で非力なユンシクが使う事の出来る引きの強さの弓など、この一張りしかないのだ。替えの弦だってすぐには探せない。弓によって長さが違うから、たとえ誰かのものを臨時で借りるにしても、調節する時間などない。今は戦いの途中なのだ。 ソンジュンとジェシンは図星連続的中の記録更新中だった。それに触発されたのか、決勝の相手である掌議組のカン・ムと、腕前を見込まれて組にいれられた下斎生は図星も射貫いているし9点、8点以下に当たりを落とさなかった。ユンシクが大きく的を外さねば楽勝だった。実際5本目までは頑張って8点台を射続けたのだ。しかし6本目、7本目を6点台に落としてしまった。 ハ・インスも今一つ調子が悪かった。それでもユンシクの6,7本目の時に点を上回ったので、残り三回の機会に、他の二人が図星を射貫き、ハ・インスが二点ずつユンシクを上回り続ければ逆転できるところまで来た。中二坊組の二人の内どちらかが一点でも外してくれればもっと楽になる。そう思いながら射る順を待っていると、手柄顔で下斎生が二人ほどニタニタと笑顔を向けて来る。あいつはもう無理ですよ、なんてこそこそしゃべっている内容を聞かせるようにしてくる。確かにいきなりキム・ユンシクの調子が落ちた気がする。見事図星を射た二射目のジェシンが射台を降りた後、上がってきて矢をつがえるユンシクの顔色は良くなかった。小僧のくせに見栄を張るからだ、とにらみつけていると、その異変が本当はどこに起きているかが分かった。 右手、弦を握る手が震えているのが分かった。力を入れると多少はそうなる。けれど弦が揺れるのが分かるほど震えていた。しかし、一瞬その震えを止めたと思ったとたんに矢は放たれ、的の8点台に当たった。ほっとしたように下りていくユンシクの右手は拳がにぎられたままだった。 インスは下斎生達を振り向いた。9射目が始まっている。しかし自分の組の者の競技を見ずに、インスは下斎生達を睨んだ。何をした。浅はかな。俺でも気づいた。あいつらが気づかないはずはない。東斎の天幕を見ると、怪訝な顔で傍に立つソンジュンと、弓の弦をはじきながらユンシクの様子をうかがうジェシンが見えた。視線を感じてそちらを見ると、ヨンハが明らかな意思をもってインスを凝視していた。そのうるさい視線に、いつもならやり返す。だがそらしてしまった。 自分にこれからつけられる、『卑怯者』という陰口が聞こえた気がした。 カン・ムが図星、下斎生が9点。インスは静かに射台に立った。矢をつがえ、引き絞る。ああ、何もかもうまくいかない。あの小僧が成均館に来た日から。いや、学堂でイ・ソンジュンに相手にされなかった少年の日から。いや、あの父親の息子として生まれた日からなのか。 9射目。ハ・インス、5点。 中二坊組は、相変わらずの二人の満点に対し、ユンシクは6点だった。右手はやはり震えて弓が揺れていた。それでも体はよろけなかった。ソンジュンとの鍛錬のおかげだろう。下半身は弓の揺れも支えきった。しかしその時にはすでに異変は二人に知られてしまった。 「・・・見せて見ろ。」 「あと一回だから!」 「いいから、みせておくれ、ユンシク。」 「何か巻いたら・・・あ、俺の弓を使えよ・・・。」 ヌルつくのは血が出ているからだし、それが指の隙間から流れてしまっているのも分かるけれど、ユンシクは頑として右手の拳を開かなかった。 「あと一つ、射る。見せたって治らないし、何か巻いたら感触が分からなくなる。それからヨリム先輩の弓は長すぎて無理。」 引く気などさらさらないから、無駄に格好良く長くしているヨンハの長大な弓。長い分、引き絞りにくいし重い。矢は飛ばないだろう。 無言で掌議組の10射目を見守るしかなかった。カン・ム、図星。下斎生も踏んばって図星。ハ・インスは・・・6点だった。 「いいか。一点でいい。取れ。的さえ外さなければ、俺たちの価値だ。」 ソンジュンの図星を確認したジェシンが、射台に上がる前に、ユンシクに告げた。にほんブログ村

  17. 素 通 り で き な い 世 界 が君 に あ る ん だ ねそ れ っ て 、僕 だ け が知 っ て い れ ば い い ?時 々 、こ う 思 わ な い か い煙 み た い に ス ッ と消 え てし ま い た い っ て遠 く か ら 見 て い る とそ ん な ふ う に 感 じ る ん だ仕 方 が な い け ど ね誰 か の 気 持 ち も 、嘘 も 、重 さ も感 じ て し ま う か らも う 少 し 鈍 感 に な れ た な ら楽 だ っ た の に ね君 は い つ も 自 分 の 気 持 ち を 横 に ず ら し て胸 の 真 ん 中 で 誰 か の 痛 み を 受 け 入 れ るい つ の間 に か自 分 の 気 持 ち す ら 忘 れ ち ゃ っ て さ譲 っ て頷 い て笑 っ てそ の 人 は 、そ れ に気 づ い て い な い よそ ん な こ と も 知 ら な い ま ま時 に は 君 に 背 を 向 け た り す る縋 り 付 く よ う な 瞳 で後 を 追 っ て 真 似 て み た ら君 に は 、冷 た い よ ねた ま に 、 見 か け る よ ねそ の 優 し さ が 霞 み た い に消 え て い く 人だ け ど 、そ の 存 在 は花 の よ う に 美 し い ん だ よ儚 く て 愛 お し い 花だ か ら こ こ で は 、あ り の ま ま君 の ま ま で ね抱 え 込 ん だ 想 い を 全 部 フ ィ ー ル ド に 敷 き 詰 め て目 を 閉 じ て 、 耳 を 澄 ま せ て君 の 心 が世 界 の 真 ん 中誰 に も 汚 す こ と は で き な い か ら安 心 し て い い ん だ よ花 々 が 君 を 見 つ め る と き本 当 の 世 界 が 君 の傍 に あ る ん だそ し て 、彼 ら だ け じ ゃ な い よ君 の た め に 涙 を 流 すのはだ か ら 、そ の ま ま で い い ん だ よ誰 も 気 づ か な い 君 の 感 性誰 も 気 づ か な い 君 の 神 秘 性今 日 も 人 と 人 と の 軌 道 を 廻 っ て る誰 も 知 ら な い 街 か ら誰 も 知 ら な い レ ン ズ でそ れ の 美 し さ を見 つ め て い る 人 も い るB o s t o n- Augistana -You don't know me,and you don't even care, oh yeah,And you said You don't know me,and you don't wear my chains... oh yeah,夜に咲くメロウ

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    N o b o d y K n o w s
  18. 私の母は、、姉妹が大勢いたのだが、1番仲の良い妹は他界し😑他の妹たちとは疎遠になってしまった💦年賀状も無いというのに、、先日、その妹2人が訪ねて来て大喧嘩になったという😨💦💦事の詳細は全く分からないが😑💦💦💦去り際に「うるさい!私がどこへ行こうと勝手だ」と言われたとか?あれが姉に対する口の利き方?と母は憤慨する🔥「私が死んだらあの2人は葬式に呼ばなくていいからねっ!」またか、、、と思う。母は寂しいのだ💦💦仲が悪くても妹たちに会いたいのだ💦そもそも本当に叔母たちは母を訪ねて来たのだろうか?そこんところも「謎」😑まーぼーろーしー??!私の小学校時代の、同級生のお母様が近所にいる🙂お一人暮らしだ。先日、母はこう言われたという。「私たち、とうとうお互いひとりぼっちになっちゃったネ!お互い頑張ろうね✊」またしても母は憤慨する🔥😑「失礼しちゃうわ!私はネ!一人暮らしだってちっとも寂しくないんですからネ!」、、、母は寂しいのだろう。お恥ずかしい話だが💦💦私の息子たちは、この年になっても!私の母から小遣いをもらっている😂😂😂次男には必ず!お礼状を書く様に!何か小さなものをプレゼント🎁するように!と言っている😑次男の書く、一通のハガキ。字はものすごくキレイなんだけど「決まり文句」の文面😑そんな、つまらないハガキに母はものすごく喜ぶ💕💕次男の書く「ただのハガキ」は母には10,000円の価値がある、、のらしい😑

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  19. ※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいY俺は、折角チャンミンが家に来てソアやウタと仲良くしてくれていっぱい話せたのに、どこか距離を感じていたそれは俺に隠し事があるからかと思ったけれど、なんとなくチャンミンにも理由がある気がしているウタを寝かしつけたソアにチャンミンは礼を言って帰ろうとしている「チャンミン送るよ」「大丈夫です、駅まで近いですし」「そう言うなよ」「・・・でも」俺は上着と車のカギを取って半ば無理矢理チャンミンと外に出たチャンミンはすみませんと悪そうに助手席に乗って来た「今日はありがとう」「こちらこそですよっ、ご馳走も美味しかったし、ウタちゃんも可愛いかったです」「良かった...」「ユノさんは幸せですね」「そうかもな」俺はどこか他人事みたいに思ったチャンミンはどう思ったのか運転する俺の横顔を見ていた俺はそれに気がついていたけど運転に集中しようと前を向いたままだったそしたらチャンミンは反対の窓の方を向いてしまう「...チャンミン」「はい」「俺、やっぱりチャンミンに嫌われてるよな?」「...」「今日も気を使わせただけだったろ」「嫌われてるのは僕の方です」「それはないって言ったろ、俺はチャンミンと仲良くしたいんだ、昔みたいに」「でもできない?それは僕が忘れている事があるからですよね?それはなんですか?」「じゃあチャンミンが俺と距離を取る理由はなんなんだ?」俺達はお互いに何かを抱えてるのは間違いないようだ俺は車を適当に路地横に停めた話をしたいそんな気持ちはチャンミンにも通じた様だ「僕・・・・・・実は、親から縁を切られて・・・」「え?おじさんとおばさんに?どうして」チャンミンはぽつぽつと話し始めた「僕、男が好きなんです」「は?」俺はびっくりしたチャンミンが一瞬何を言ってるのかわからなかった「親に理解してもらえず家を飛び出し、ゲイの風俗で働いていたんです。そこで社長に声をかけられて、拾ってもらいました・・・」チャンミンが風俗?!社長が言ってた訳ありってそう言う事だったのか?「友達にも嫌われて、僕には誰もいなくなりました。だからヒョンに知られて嫌われるのが怖くて・・・」「・・・・・・俺のせい?」俺は咄嗟に思った「え?何がヒョンのせい?」「え・・・あ・・・いや・・・」「流石にヒョンといた歳でヒョンに興味があった記憶はありません」「そ・・・そうか・・・」でも俺のマスの手伝いをさせて男に触れさせたのはきっとチャンミンの何かに影響したんじゃないかって思わずにはいられない俺は当時男同士と言う点で特に意識していた訳ではなかったけれど・・・幼かったチャンミンがそう言う行為を当たり前なんだと受け止めたとしたら?「嫌ですよね、僕がゲイだなんて、一緒に仕事したくなくなりましたよね」「そんな事はないよ!ないけど・・・」でも、チャンミンがゲイだったとしてゲイの風俗で働いてたのを社長がどうして見つけたんだ?もしかして社長もそっちなのか?じゃあ社長とチャンミンは・・・?二人が仲がいいのが気になっていた社長は必要以上にチャンミンを可愛がっていたし、チャンミンも社長に懐いているそうか二人は・・・そうなんだ・・・俺は全てが結びついた様な気がしたにほんブログ村

    あばたもえくぼ 8
  20. 20
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