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  1. 「シシリアン (1969)」(原題:Le Clan des Siciliens)「シシリアン (1969)」 予告編1969年12月1日公開。プロの泥棒たちの宝石強奪と仲間割れを描く。原作:オーギュスト・ル=ブルトン脚本:アンリ・ヴェルヌイユ、ジョゼ・ジョヴァンニ、ピエール・ペルグリ監督:アンリ・ヴェルヌイユキャスト:ビットリオ・マナレーゼ:ジャン・ギャバンサーテット:アラン・ドロンル・ゴフ警部:リノ・バンチュラアルド:Y・ルフェーブルセルジオ:M・ポレルジャンヌ:イリナ・デミックトニー・ニコシア:A・ナザリあらすじ:パリに住むマフィアの顔役ビットリオ・マナレーゼ(G・ギャバン)は、五月の蝿と異名をとる殺し屋サーテット(A・ドロン)を、獄中から救出する計画を立てていた。彼から送られた莫大な値打ちのスタンプ・コレクションに対する返礼であった。裁判所で、ビットリオの二人の息子、アルド(Y・ルフェーブル)とセルジオ(M・ポレル)に電気ドリルを渡されたサーテットは、護送車で送られる途中、アルドの妻ジャンヌ(I・デミック)の助けをかりて逃走に成功。一年ほど前にル・ゴフ警部(L・バンチュラ)に逮捕されて以来、久しぶりに自由を得たのだった。その後しばらくの間、ビットリオにかくまわれていたサーテットはジャンヌと人知れず愛し合うようになっていた。やがてサーテットは、獄中仲間から手に入れた宝石強奪の仕事の話を、ビットリオにもちかけた。心動かされた彼は、ニューヨークのマフィアのボスであるトニー・ニコシア(A・ナザリ)に助力をあおぐことにした。その結果、パリからニューヨークへ宝石を運ぶ飛行機を襲うことに決められた。当日、ビットリオ、アルド、セルジオ、それにサーテットが問題の飛行機に乗込み、何億ドルという宝石を略奪してしまった。仕事が終わった後、南米へずらかる予定のサーテツトをニューヨークに残し、ビットリオたちはパリへ戻って来た。そこでシシリーへ帰る支度をしていたビットリオは、孫の口から、サーテットとジャンヌに浮気の事実があったことを聞いた。シシリー人の面目を汚された彼は、ジャンヌ共々殺そうと思い、サーテットを呼び戻すべく、トニーに工作を依頼した。しかしジャンヌの密告をうけた妹から自分が狙われているということを聞いたサーテットは、アルドとセルジオが待機するオルリーには、降り立たなかった。逆にこの二人は、サーテットの妹にかけられたジャンヌの電話を傍受していたル・ゴフ警部に逮捕されてしまった。このことをサーテットから聞いたビットリオは、パリ郊外で分け前を払うとサーテットに伝え、ジャンヌをつれてその場に出かけた。殺気をはらんで向い合う両雄。最初に火を吹いたビットリオの銃が、サーテットの身変わりになったジャンヌを血にそめた。そして、つづけざま、サーテットの身体に、弾丸がぶちこまれた。二人の死骸を残し、戻って来たビットリオ。しかし、そこには、ル・ゴフが顔役の帰りを待ち受けていたであった。コメント:シシリーの秘密結社マフィアの犯罪をめぐって展開される、ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラの3人の名作である。原題の「Le Clan des Siciliens」とは、「シシリーの一族」という意味。「シシリー」は、最近呼ばれる「シチリア島」のこと。ギャングが航空機で輸送中の宝石を強奪するフィルム・ノワール。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジャン・ギャバンと3大俳優共演で話題となった。アラン・ドロン演じる殺し屋ロジェ・サルテが、マフィアのボス、ヴィットリオ・マナレーゼの支援で護送車から脱走する場面が冒頭描かれる。緊迫感ある演出で、護送車、裁判所、護送車とロジェの移動に合わせて計画が進行してゆくさまを描く。あんな道具がほんとうにあるのかなと思えるが、結構苦労する様子もきちんと描かれ、それがサスペンスを生む。上手いつくりである。物語の主軸は、ロジェが持ち込んだ宝石展での宝石の強奪計画。マナレーゼは美術館での実行が困難と判断し、次の展示会場ニューヨークへ輸送するための航空機での強奪を計画する。ここから、かれらマフィアと、ロジェを追うヴァンチェラ扮するル・ゴフ警部との追跡戦となるが、果たして、その結末は?飛行機の強奪計画が警察に漏れる経緯や、マナレーゼの息子の嫁とロジェの不倫がマナレーゼに知られる経緯など、それらの伏線も含めて上手く作られている。宝石強奪の手段がとんでもないもので、後々の犯罪映画に影響を与えるものであった。また、当時は空港のセキュリテイがまだ不十分な時代だったから、この犯罪描写が可能となったと思われる。ラストは殺風景、あっさりとしたもので、ギャバンの貫禄勝ち。そして、ヴァンチュラがエスコート。フランスのギャング映画の中でもトップクラスの存在感がある傑作である。やはり、アラン・ドロンには、宝石泥棒と人妻泥棒が似合う。そして、最後は殺される。アラン・ドロンのかっこ良さとはかなさが心に残る。この映画は、ゲオでレンタル可能:【ジャン・ギャバン 主演】シシリアン (1969仏)ゲオ宅配レンタルなら『シシリアン (1969仏)』が借りられる。rental.geo-online.co.jp

  2. 四季の味
  3.            2024・邦画     悲しす。     監督:佐藤嗣麻子出演:山﨑賢人 染谷将太 奈緒 安藤政信 村上虹郎 國村隼      呪いや祟りから都を守る陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた夢枕獏の小説「陰陽師」シリーズを原作にした時代劇。若き日の安倍晴明が、貴族から怪現象の解決を依頼された事をきっかけに、平安京を脅かす巨大な陰謀と呪いに挑む。監督は佐藤嗣麻子。山崎賢人、染谷将太、奈緒のほか、安藤政信、村上虹郎、國村隼らが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)   この間までお高かったが、新作として手の届く値段になったので見た。Amazonプライム。500円。(良い子の皆は真似しちゃダメよ)                      陰陽師の学校「陰陽寮」の学生・安倍晴明は、呪術の天才でありながら陰陽師に興味を示さず、誰とも仲良くしなかったため、周囲からは変わり者と目されていた。そんなある日、晴明は雅楽家としても知られる貴族の源博雅からある依頼を持ちかけられる。 それは皇族の徽子女王を悩ませている怪奇現象を解決して欲しいというものだった。こうして晴明は博雅と衝突しながらも、真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死した事をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていくのだが…。<幾ら若いと言ってもさぁ~>           原作は言わずもがな「夢枕獏」氏であるが本作をご覧になって、泣いておられたそう。それを見た監督も、もらい泣きしたそうで…。(私はそのエピに不満…)       まぁ、監督にしたら原作から外れない様に細心の注意を払って、脚本も書いたそうでそりゃ~嬉しかったでしょう。         <陰陽師>「野村萬斎」氏の晴明。(500円出して不満だったので、改めて「陰陽師」も見た)     野村萬斎氏の晴明には、全然文句はない。      <陰陽師>岡野玲子氏のコミックス。これがまさに私の晴明のイメージ。頭にインプットされて動かない。      狐の子等と噂され、その噂さえ面白がる。でも、その噂実のところ…ホンマチャウかと。もう、こげな人物と私の中では出来上がっているので、それは仕方がない。   其れを踏まえた上で…感想をば。              「山崎賢人」氏は若手の俳優の中ではわりと好きな方だ。   晴明の若かりし頃のお話を描いた本作。彼が年を取り、萬斎さんの晴明になるとは、どうにも繋がらん。        100歩譲って、若い頃はこうだったと思う事にする。やっぱり顔が甘い気がする、ってか、一寸眠そう。(狐と言うよりは狸じゃね?)             何が嫌だったか、衣装が…嫌で嫌で。(私の楽しみに一つなのだが)晴明もはだけた感じで、何となくだらしないし。(一つ上の画像)1人の時だから良いじゃん、てな具合なのか?        博雅の花は何ぞい?メッチャ、チャラ男?      極めつけは徽子女王だが「単袴(ひとえばかま)」夏の部屋着としてあったらしいが単袴と言うよりは「チョゴリ風」でなんだかなぁ~。       平安風ではなく、韓国風に見えて…。何かにつけて感に障る。ブリブリ…。(こんな事を言うのは私だけであろうから…)        津田様のナレーションで始まるのだが、少ししたら聞き慣れた言葉にして…と注釈が入る。その辺は、若者への受け狙いなのかな。(だから、清明さえも軽い奴に見えてしまった)              若い故に湧き出る様な色気が皆無なのも残念。          お得意の術で「人を殺せるのか?」と問われる。「ではやって見ましょうか?何方を」と…。(皆一歩下がって、いやいやと…)ヒキガエルで試すシーンはメッチャ期待値が上がったのだが…。            やっぱ、若いよりも「酸いも甘いも噛分ける」様なお方が良いな。特に晴明は、やっぱ狐の子かもしれぬと言う、如何わしさが欲しいなぁ~。(たとえ若くてもさぁ~と思うんだけんども)          と、凝り固まった頭の私の事より、高評価の所へ行っちゃって~。                        ←このバナーより、どうか一つ、ポチットなをくれなきゃ暴れん坊将軍にほんブログ村陰陽師0 [DVD]Amazon(アマゾン)

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  4. 俺も何か情報を書こう!!・・・と、あれこれ調べた結果、広野健太の部屋・・・が、公開されていた。画像を拡大して、おもちゃ、ポスター、本、DVD、などをチェックすると、楽しいよ!!その中で、仮面ライダーディケイドの、ベルトや本があるのは気になった。まさか、この世界を通り過ぎたりしないだろうな9/10(火)には新たな情報が解禁になるらしい。それも楽しみだ---------------この動画。「祝ドラマ化、裏側」とあるので、ウイングマンのドラマ化に関して、何か少しくらいネタがあるのかな?・・・と思って見てみたけど、全然なかったよく見たらジャンプの裏側だしね。笑それに、ないのも当然でね。動画を見たら、撮影したのは鳥山さんがご存命の頃みたいだし、この時すでに実写化の話があったとしても、この段階では何も話せる訳ないもんね。---------------動画は全部で約1時間あるけど、最初はお化けの話で、●20分頃からジャンプの裏話。●25分頃から電影少女の誕生秘話。●シャドウレディとDNA2の話が少し。その後、●電影少女は心理描写に異常にこだわった話。●I'sはヒロインの心理描写禁止だった話。更に、●Wikipediaの 電影少女に関する答合せと補足の話。などなどがありました。意外と面白かった---------------ウイングマンスーツ。桂正和先生が、ドラマ用にデザインしたそうですね。実写でアクションしやすいそういうスーツのデザインをドラマ化が決まる何年も前から構想していたらしい。さすが、自分用にウイングマンスーツを制作しちゃうだけあるね。肩のパーツが今回のスーツの特徴だそうだ。戦隊ヒーローのような、全身タイツじゃなくて、よく見ると腹筋もあってカッチョイーね。後ろの模様にもしっかり厚みがあって、意外と凝った作りだ。---------------そんな訳で、俺とウイングマンの、思い出でも・・・。大人になった俺は、ロボ好きだからと言う理由もあるけど、半分ブログのネタとして、オリロボ「ズウォーガー」を作った。そんな俺が、まだ少年だった頃、当時の俺はロボットよりヒーローが大好きな少年でした。でも、ヒーローは大好きなのに、特撮ヒーロードラマには、大きな不満があった!なぜなら当時、主人公は、●ヒーローへの変身願望がない●ヒーロースーツに全く興味がない●巻き込まれて仕方なく戦うそういう設定が多かったから。少年の俺は、●ヒーローへの変身願望がある●カッコイースーツを着たい●必殺技をカッコ良く炸裂したいと思っていたので、特撮ドラマの主人公とは真逆の思考。ドラマは楽しみつつも、徐々に不満が強くなり、俺らしいヒーローを考えてみたい。・・・と思うようになった。でも、物語や設定を作った経験がないので、俺なりのヒーローの物語なんて、なーーーんにも思いつかないそこでまずは、ヒーローのデザインを考えてみることにした。少年の俺は、ライオンが大好きだったので、ライオンのヒーローを考えてみた。・・・でも、例えばライオセイザーのように、頭にタテガミを描こうと思っても、イラスト経験の少ない少年の俺にはレベルが高くて難しすぎた。すると、ゴーグルファイブの放送が始まり、それを見て、レッドのマスクが超絶カッコイー!!・・・と感じたので、●レッドのマスクを雰囲気だけマネしてみる●様々なヒーローと融合してみる●少年なりに永井豪のダークさをプラス●とにかく線を増やして誤魔化す(笑)そんな感じで、描いては消してを繰り返し、少年のヒーローが、完成したのでした!!当時はSNSどころかネットもなく、こんな風に誰かに見せるつもりもなかったので鉛筆描きの白黒仕上げです何色にするのかも決めてないですダサダサですそんな訳で、ウイングマンの祝40周年記念&実写ドラマ化記念で、俺の落書きを晒すことにしましたそして、ゴーグルファイブの翌年には、ウイングマンの連載が始まります。連載を読んでみると、なんだか俺の望んだ主人公像に似てるので、こんな設定を実現できる漫画家がいるんだ?・・・と、衝撃でしたヒーローのデザインも、頭部が今まで見たことのない形状で斬新だけど、斬新でカッコイーし、必殺技も武器も、見たことのないカッコイーのが多い。とにかく、ドリムノートの発想が天才過ぎる!!そんな、ウイングマンの実写化。原作を重視したいスタッフ。アレンジしまくりたい桂正和先生。コンプラの影響でエロ要素はないけど広野健太の個性と物語で伝えたい内容は変えてないらしい。キャラやスーツのデザイン含め、桂正和先生も大きく関わっているらしい。とは言え、深夜だからそれなりだろうし、過度に期待をしてはいけないだろうと思う。でもきっと、楽しいに違いない。俺はそう思う--------------- キータクラーの左腕が変だったので、 手を加えました。 それでは、おやすみなさいー pic.twitter.com/cWCmy5Ok0A— 桂正和 (@MasakazuKatsura) August 27, 2024 健太 pic.twitter.com/Qr4ByRiUHe— 桂正和 (@MasakazuKatsura) August 22, 2024 美紅・リトライ 美紅は、記号が、 シンプル過ぎて、当時の形に 近づけると、さっきのアオイと 同じ漫画のキャラには思えない笑 pic.twitter.com/CmL2GaaS5e— 桂正和 (@MasakazuKatsura) August 22, 2024俺はアオイより美紅ちゃん派。 もう、当時の感じに 寄せる気も無い 森本桃子 pic.twitter.com/ySo06ZotZE— 桂正和 (@MasakazuKatsura) August 30, 2024美紅ちゃんと桃子ちゃん派。---------------ウイングマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)Amazon(アマゾン)第1話 空からどっきりビキニの娘Amazon(アマゾン)

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    祝40周年「ウイングマン」実写ドラマ化記念
  5. 「太陽が知っている」(原題:La piscine)「太陽が知っている」 プレビュー1969年1月31日公開。避暑地サントロペで起こる男女の感情のもつれを描く。脚色:ジャック・ドレー、ジャン=クロード・カリエール監督:ジャック・ドレーキャスト:ジャン・ポール:アラン・ドロンマリアンヌ:ロミー・シュナイダーハリー:モーリス・ロネペネロープ:ジェーン・バーキンあらすじ:太陽がまばゆいサントロペの豪華な別荘で、ジャン・ポール(アラン・ドロン)とマリアンヌ(ロミー・シュナイダー)は快適な休暇を過していた。しかし、マリアンヌが招待したハリー(モーリス・ロネ)とその娘ペネロープ(ジェーン・バーキン)が別荘にやって来てから雰囲気は一変した。ハリーとマリアンヌはかつての恋人同士。そしてハリーは、ジャン・ポールの前で、今でも彼女を自分のものにする自信があると言い、自分に対し劣等感と憎悪を抱いているジャン・ポールに対し、露骨に軽蔑の態度をあらわすようになった。一方、マリアンヌは、ジャン・ポールとペネロープの間が心配だった。そして彼女はジャン・ポールを嫉妬させるため、わざとハリーと戯れた。数日後、ジャン・ポールとペネロープはハリーとマリアンヌが抱きあっている姿を見てしまった。ペネロープは父への反感からジャン・ポールの恋人になったのだが、次第に真の愛情を感じるようになっていった。娘を思うハリーは、酒を飲んでジャン・ポールと喧嘩した。酔ったハリーはプールに突き落された。突然ジャン・ポールの胸に激しい憤りが沸いた。プールから上ろうとするハリーの顔を、ジャン・ポールは水の中へと押し込んだ。ハリーは死んだ。マリアンヌは事実を知っていたが、なにもいわなかった。ペネロープは母親のもとへ帰っていった。執擁な警察の調べにも、ジャン・ポールは動ぜず、殺人は完全犯罪となった。しかしジャン・ポールとマリアンヌの仲はもとにもどらなかった。愛し合っていた二人から、殺人者と真実を知りながら沈黙した共犯者という結びつきに変わった。彼らのこれからの生活は地獄になったのだ。コメント:優雅なバカンスを過ごしていたカップルのジャン゠ポール(アラン・ドロン)とマリアンヌ(ロミー・シュナイダー)。そこへハリー(モーリス・ロネ)と娘ペネロープ(ジェーン・バーキン)がやって来る。どうやらハリーとマリアンヌは昔、恋人だったようでそれを承知で付き合い始めたジャン゠ポールだが、今も心にわだかまりがあり、そのせいか18歳のペネロープに接近すると…ドロンとシュナイダーの美男美女に少女の面影を残すバーキンが絡み、ロネが殺されるという最悪の結果に。話が進むほどに目が離せなくなる心理劇である。美形で女性の羨望の的になりながら神経質な役どころをドロンが好演。こういう陰のある役はやはりドロンにピッタリだ。バーキンが色っぽい。当時23歳。やはり存在感がある。原題の「ラ・ピシーヌ(La Piscine)」とは、フランス語で「プール」の意味。日本語タイトルの方が、謎めいていてこの映画にピッタリだ。サントロペでロケが行われている。サン=トロペ(Saint-Tropez) は、フランス南部にあるリゾート地。20世紀初頭までは小さな漁村だったが、1950年代にフランスを代表するアーティストたちが好んで夏を過ごすようになり、コート・ダジュールのリゾート地として世界に名を馳せることとなる。1920年代に、サントロペ出身の女姓と結婚したパリの劇場経営者レオン・ヴォルテラが、海の見える高台にある城(シャトー・ヴォルテラ)にジャン・コクトーやアルレッティ、ココ・シャネルなど当時の有名人を招いたことから、上流社会に人気のあるリゾート地となったという。この映画は、TSUTAYAでレンタル可能:https://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/dvd/goodsDetail.do?titleID=2949888611

  6. ついに小泉進次郎が立候補を正式表明し、マスコミ各社に登場した。相当な本気印が伺える。まず、この人の経歴を抑えておこう。 小泉 進次郎 こいずみ しんじろう 内閣広報室より公表された肖像 (2020年撮影) 生年月日 1981年4月14日(43歳) 出生地 日本神奈川県横須賀市 出身校 関東学院大学経済学部経営学科卒業 コロンビア大学大学院修了 前職 戦略国際問題研究所非常勤研究員 衆議院議員秘書 所属政党 自由民主党(無派閥) 称号 修士(政治学)(M.A.inPolitical Science) 配偶者 滝川クリステル(2019年 - ) 親族 小泉又次郎(曾祖父) 小泉純也(祖父) 泰道三八(大叔父) 小泉純一郎(父) 公式サイト 小泉進次郎 オフィシャルサイト 第27-28代環境大臣 内閣府特命担当大臣(原子力防災) 内閣 第4次安倍第2次改造内閣 菅義偉内閣 在任期間 2019年9月11日-2021年10月4日 衆議院議員 選挙区 神奈川11区 当選回数 5回 在任期間 2009年8月31日- 現職 小泉 進次郎(こいずみ しんじろう、1981年〈昭和56年〉4月14日- )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(5期)、衆議院安全保障委員長、自由民主党国会対策副委員長、自由民主党神奈川県支部連合会長。学位はM.A.(コロンビア大学・2006年)。血液型はAB型。2011年度世界経済フォーラムヤング・グローバル・リーダーの一人。環境大臣(第27・28代)、内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)、気候変動担当大臣、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官、自民党青年局長、自民党農林部会長、自民党筆頭副幹事長、自民党厚生労働部会長を歴任した。2022年3月26日、自民党神奈川県支部連合会の役員総会において県連会長に選出された。小泉組の組長だった曾祖父・小泉又次郎が政界進出して以来4世代にわたって続く政治家一家で、父は第87代・第88代・第89代内閣総理大臣の小泉純一郎。母は宮本佳代子(エスエス製薬元会長、泰道照山の孫)。兄は俳優・タレントの小泉孝太郎。妻はフリーアナウンサーの滝川クリステル。小泉純一郎の次男として神奈川県横須賀市に生まれた(現住所は同市三春町1丁目)。産まれて間もなく両親が離婚し小泉家が引き取ったため、多忙な父に代わり、純一郎の実姉で同居する道子に育てられた。進次郎は伯母・道子を実の母と信じており「ママ」と呼んでいた。純一郎は道子と息子たちの関係(伯母と甥)を進次郎には伝えておらず、進次郎は中学2年生まで伯母とは知らされていなかった。兄の孝太郎は伯母の存在を認識していたが、進次郎には伝えていなかった。中学生の進次郎は少なからずこの事実に驚いたが、2016年8月に道子が他界するまで実の母として大切にした。1988年(昭和63年)に関東学院六浦小学校に入学して、大学卒業まで関東学院で過ごす。関東学院六浦中学校、関東学院六浦高校ではスポーツ、特に野球に熱中した。恩師は小貫直俊。2001年(平成13年)4月26日、進次郎が20歳の時に父・純一郎が内閣総理大臣に任命される。2004年(平成16年)3月、22歳の時に関東学院大学経済学部経営学科を卒業。その後、コロンビア大学大学院に条件付き合格をした。条件である「TOEFLのスコアが600点に達するまでコロンビア大学内の語学講座で英語の授業を受ける」に従い1年ほど英語を学び、2005年9月よりジェラルド・カーティスに師事して修士課程をスタートし、1年後の2006年(平成18年)に政治学で修士の学位を取得した。その後、アメリカ合衆国にある、ロンドンタビストック人間関係研究所配下の戦略国際問題研究所非常勤研究員を経て2007年(平成19年)に帰国し、それ以後は父である純一郎の私設秘書を務める。2008年(平成20年)に父、純一郎が政界引退を表明して、進次郎を後継候補に指名する。自由民主党の公認を受け、2009年(平成21年)の第45回衆議院議員総選挙に神奈川11区から出馬し、初当選。選挙戦では重複立候補を辞退し、当時の連立与党である公明党からの選挙協力も受けなかった。地元の一部有権者からは世襲を批判されたものの父から受け継いだ強固な地盤と後援会をバックに終始優勢を維持し[8]、投票総数の過半数である150,893票(得票率57.1%)を獲得して初当選した。この総選挙で初当選した5人の自民党の1期生のうちで、政治や行政の経験がない唯一の新人議員である。また、小選挙区で当選した新人議員は小泉、橘慶一郎、伊東良孝の3人のみである。2009年12月13日、自民党が小泉による海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)見学ツアーを実施した際には、50人の定員に約5,200人の応募が殺到するなど、「スター不在」とされる自民党内で際立った存在と見られている。2010年1月の時点で衆議院では内閣委員会、総務委員会、安全保障委員会に所属し、自民党では遊説局長代理、青年局次長、外交副部会長、財務金融副部会長、環境副部会長などの役職を兼務して、外交、財務金融、環境の、3つの部会に所属していた。同年10月には自民党学生部長、新聞出版局次長にも併せて就任した。2011年10月に自民党青年局長、国会対策委員会委員に就任した。2012年4月、郵政改正法案に造反しても処分されなかった。同年6月26日の消費税増税法案には賛成票を投じた。同年8月9日、国民の生活が第一など野党6党が提出した野田内閣不信任決議案の採決では、棄権方針の自民党執行部に造反し、元幹事長の中川秀直などとともに賛成票を投じた。同年9月26日の自民党総裁選挙で青年局主催の候補者公開討論会を自民党青年局長として仕切る立場であり、当初は9月19日の公開討論会後に支持候補を表明すると明言していたが、人気や知名度の高い小泉の支持表明は党員票や議員票として総裁選に影響を与えると目されるとして報道が過熱したことから、「衆議院1回生の私の1票が影響を与えるのは不本意。身の程をわきまえて行動する」と述べ、総裁選が終わるまで支持表明を行わない方針を示した。総裁選終了後に石破茂に投票したことを発表した。同年12月の第46回衆議院議員総選挙で再選し、党職では本人の希望もあって2期目の青年局長続投となった。この選挙で自民党が大勝した結果、青年局所属議員は82人となった。2013年9月30日、青年局長を退任し内閣府大臣政務官(経済再生、経済財政、環太平洋経済連携協定(TPP)等担当)兼復興大臣政務官に就任した。2014年12月の第47回衆議院議員総選挙で3選。2015年10月23日、自民党農林部会長に就任。同年12月、政府が2015年度補正予算案に、低所得の年金受給者に1人あたり3万円を支給する臨時給付金を盛り込む方針について、「軽減税率対策として6000億足りない。一方で臨時給付金の4000億は簡単に出る。これが国民にどう思われるか。」と主張、これらがきっかけとなり、2016年2月、若手議員の視点からの議論を期待して、自民党財政再建に関する特命委員会の下に、「2020年以降の経済財政構想小委員会」が設置され、小泉は事務局長に就任した。同年8月、2020年以降の経済財政構想小委員会の委員長代行に昇格しつつ、自民党農林部会長に留任。党部会長の人事では小泉のみ留任となった。9月に第3次安倍第2次改造内閣下で設立された内閣府規制改革推進会議から、11月に「農薬などの資材を農家に売る事業からの撤退」や「農産品の委託販売の廃止」などの組織改革を早期に行うよう迫る厳しい提言があったが、党内で話合いの末に全農による自主的な組織刷新を行うという政府・自民党の農業改革案が了承されている。「全農の体制こそ農家の経営の自由を奪う存在だ」と主張し、自民農林部会長として農業改革を主導している。2017年8月より柴山昌彦とともに自民党筆頭副幹事長。同年の第48回衆議院議員総選挙で4選。2018年10月9日、自民党筆頭副幹事長を退任した。同月から自民党厚生労働部会長。2019年9月11日、第4次安倍第2次改造内閣で環境大臣として入閣。男性としては戦後最年少(38歳)で閣僚となった(女性には1998年に37歳で小渕内閣で郵政相に就任した野田聖子や、2008年に34歳で麻生内閣少子化担当大臣になった小渕優子がいる)。2020年9月16日、菅義偉内閣で環境大臣に再任。この内閣の閣僚では唯一の首相経験者の子女だった。自民党総裁経験者だが首相経験のない者の子女としては河野太郎(父:河野洋平)もいた。2021年3月に自民党有志が結成した「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」に参加し、同連盟の顧問に就任した。同年9月の自民党総裁選挙では河野太郎を支持し、石破茂とも連携し、3人の頭文字から「小石河(こいしかわ)」という造語ができて話題になったが、岸田文雄に敗北。小泉は「全力で河野さんを応援して負けました。完敗に近い。負けは負けです。ルールの中でやって負けたんです」と語った。2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で5選。同年11月、自民党総務会長代理に就任。2022年2月10日に告示された自民党神奈川県連の会長選に立候補。自身が唯一の立候補者であったため無投票で選出され、その後の県連総務会で了承された。3月26日の県連会合で正式に会長就任が承認された。2024年1月26日、衆議院安全保障委員長に就任。この経歴をみてみると、大学は二流大学だ。海外留学してコロンビア大学大学院を修了しているが。これまで一度も官庁や民間企業での就職の経験がない。父親の秘書について、その後自民党代議士として立候補し、当選したが、完全に父親の地盤を受け継いでいる、世襲議員である。ということで、単独で世間の荒波にもまれる経験をしていないし、議員の基本である票集めという地味な活動をしてきていない。閣僚経験も乏しく、財務、外務、法務、産業経済といった重要ポストには就いたことがない。こういう履歴を他の総裁候補者と比較すると、年齢的に若いことを完全に無視しても、とにかくあまりにも経験不足であることがはっきりしている。これまでなぜこんな若造が人気を得てきたかというと、何といっても父親・小泉純一郎という大人気で長期政権を保持した名首相の息子という存在であることが最大の理由だ。さらに、自民党の幹部や大臣として、数々の名セリフを残していることも、国民の人気を獲得する結果になっているだろう。人気芸能人の政界入りといった雰囲気でうまく大衆の人気を引き付けてきている。今回一気に総理の椅子を獲得するかどうかは不明だが、ある程度善戦した場合は、重要閣僚として新政権に重用される可能性はあるだろう。さて、昨日小泉進次郎がぶち上げた政策を見てみよう。(9月6日のNHKニュースから)自民党の小泉進次郎氏は、岸田総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙に立候補することを表明し、「総理・総裁になったらできるだけ早期に衆議院を解散し、中長期の改革プランについて国民の信を問う」と述べた。自民党の小泉進次郎氏は6日午前11時から東京都内で記者会見した。「できるだけ早期に衆議院を解散」冒頭、小泉氏は「自民党総裁選挙に立候補する。自民党が真に変わるには改革を唱えるリーダーではなく改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことが必要だ」と述べた。その上で「長年、議論ばかりを続け、答えを出していない課題に決着をつけたい。総理・総裁になったら1年以内に実現する改革と中長期を見据えた改革の方向性を説明する。そしてできるだけ早期に衆議院を解散し、中長期の改革プランについて国民の信を問う」と述べた。「収支報告書に不記載あった議員の公認 新執行部で判断」また、改革の前提になるのは政治の信頼回復だとして、政治とカネの問題を受けて党から議員に支給される「政策活動費」を廃止するとともに、国会議員に支給される旧「文書通信交通滞在費」、現在の「調査研究広報滞在費」の使い道を公開し、残った金額の国庫への返納を義務付ける考えを示した。さらに政治資金収支報告書に不記載があった議員を次の選挙で公認するかどうかは説明責任を果たしてきたかや地方組織の意見などを踏まえ、新たな執行部で厳正に判断する方針を示した。そして「政治資金問題の当事者となった議員は、国民への説明責任を果たし選挙で信認を受けるまで要職に起用しない」と述べた。「スタートアップや中小企業に人材が流れる仕組み」一方、経済政策をめぐっては、聖域なき規制改革を進めるとして成長分野のスタートアップや中小企業に人材が流れる仕組みをつくるために解雇規制を見直し、リスキリングや学び直しの環境整備を進めると説明した。「“年収の壁”は撤廃 働いている人に原則、厚生年金」一定の年収を超えると配偶者の扶養を外れるいわゆる「年収の壁」は撤廃し、働いている人には原則、厚生年金が適用されるよう制度を見直す方針を示した。また、一般のドライバーが有料で人を運ぶ「ライドシェア」を、全面的に解禁する考えを示した。「憲法改正 国民投票を実施」憲法改正をめぐっては「自衛隊を明記することがダメなのかどうか、国民に聞きたい」と述べ、国民投票を実施したいという意向を示した。「夫婦別姓 認める法案を国会に提出」「選択的夫婦別姓」については、認める法案を国会に提出する方針を示し、「30年以上議論を続けてきたこの問題に決着をつけ、一人一人の人生の選択肢を拡大する」と強調した。ただ、法案を採決する際には党議拘束はかけないとしている。「政治改革、規制改革、選択肢の拡大 1年で実施 」そして「1年で実施するものは、政治改革、規制改革、選択肢の拡大の3つだ。戦後80年の来年・2025年にこの3つの改革を断行する」と述べた。「国民に伝えたいことが明確に伝わるよう努力したい」一方、環境大臣時代に温暖化対策をめぐり「セクシーでなければならない」などと発言したことをどう考えるか問われたのに対し「発言が適切に伝わらなかったことがあったとすれば反省している。今後、国民に伝えたいことが明確に伝わるよう努力したい」と述べた。「終戦の日の靖国神社参拝 今後について適切に判断」例年行っている終戦の日の靖国神社への参拝を総理大臣になった場合も続けるか質問されたのに対しては「今後については適切に判断する」と述べた。これから立候補者全員による討論会が開催されるだろうが、そこでどんなやり取りがあるのか注目だ。とにかく、小泉進次郎が台風の目になるだろうことは確実だ。

  7. 「私も殺される!助けて」女性リポーターが新聞記者ジョーに訴える。次期大統領候補が暗殺され、目撃者が不審死を遂げている。「君の妄想だ。18人中4人が偶然死んだだけ」「6人よ!」寝タバコ、飲酒運転、薬剤過剰摂取、心臓発作、魚釣りで溺死…数日後、彼女は7人目になった。睡眠薬を飲んで運転したらしい。自殺として片付けられた。冷たくなった彼女を前にジョーは調査に乗り出すことにした。パララックス・ビューアラン・J・パクラ監督1974年ウォーレン・ベイティヒューム・クローニン新聞記者が政治の闇へ立ち向かう社会派サスペンス。機転をきかせ、運を味方につけ、暗殺集団に所属しながら犯行を阻止しようと奮闘します。絵コンテがやばすぎる!くぅ~~~(≧∇≦)噂に違わぬ面白さ!巨大な権力の前では記者なんて小さな存在。それをカメラの画角で表現しています。絵コンテ作家の勝利ですねぇ。魅力的なロケーションと洗練された映像高いタワー(スペースニードル)の暗殺、ダム放流での闘い、パトカーのダイビング、クルーザーの爆発、暗殺会社の就職試験、飛行機に仕掛けられた爆弾、演説会場の狙撃…見どころ多し!感想よせよ。やめとけ。危ないことに首をつっこむな。編集長が渋い顔で釘をさす。だが突き進むジョーを止められない。やがて唯一の協力者である編集長にも魔の手が。ジョーは暗殺の目撃者が魚釣りで溺死した件を調べるため保安官に現場の案内を頼む。ダム放水のサイレンが鳴り響き、大量の水がながれだした。爆音に気づかないわけがない。ダムの水で溺死なんて怪しい。すると、保安官がジョーに襲いかかった!こいつも一味だったのか?!パトカーを略奪し逃げるが泥でフロントガラスがみえない。危なっかしい運転でスーパーマーケットへ突っ込み、裏口からトラックへ飛び乗り脱出!ジョーは保安官が持っていたパララックス社の求人案内と願書に目をつける。暗殺結社にちがいない。潜入して特ダネをモノにしてやるぜ。雇われるには危ない奴にならねば。暴力心理学の教授にアドバイスを求む。患者の男を参考に反社会的人格者になりきるのだった。私がゾーッとしたのは主人公がパララックス社でテスト映像をみせられる場面です。反社会的思想の人に対し戦意高揚させるフィルム。愛国心をあおり、攻撃や銃をみせ、母親、父親、愛を守るために何をすべきか、示唆する映像です。映画「シェーン」の名場面を引用し英雄になりたくないかね?と囁く。自由を勝ち取りたくないか?弾圧されたままでいいのか?死後、人々の記憶に残りたくないか?歴史に名を残したくないか?犯罪をそそのかし洗脳していく。危険な思想を植えつけ暴力を美化する意図が丸見え。しかもこのシーン、驚くほど長い。執拗に長い。ひょっとしたらテロ組織、暗殺組織って、こういう方法でマインドコントロールしてんじゃない?ドキリとします。ジョーはパララックス社で暗殺現場写真のウェイターを発見!あいつ、暗殺犯だったのか。。男を尾行すると、空港へむかった。男は黒いアタッシュケースをあずけるが機内に姿はない。飛行機には政界の大物議員が乗っている。ジョーは「時限爆弾が仕掛けられた」と推理。飛行機は離陸し、飛び立った。さぁ、いつ爆発するか?ドキドキハラハラです。どうやって知らせるか?トイレの鏡に石鹸でメッセージを書く。いやいや、敵に見つかれば消される。確実に機長へ知らせなきゃ。客室乗務員がドリンクサービス始めた。紙ナフキンにメッセージを書く。気づいてくれ・・・飲み物を提供していた乗務員の手がとまる。ナフキンを持って出ていった。空港へ引き返すアナウンスが流れ、乗客を降ろしたところで大爆発!間一髪で暗殺を阻止。しかし敵はさらなる一手を計画していた。次期大統領候補のハモンド議員が演説する会場でリハーサルが始まる。歴代大統領のカードパフォーマンスを練習する学生たち。吹奏楽部のリハーサル。会場の天井通路に何者かが潜んでいる。ジョーは物陰に潜み、息を殺し、怪しい男の動向を見守る。議員がカートにのってやってきた。そして・・・通用扉が閉められ、ジョーは天井裏へ閉じ込められる。はたして、ジョーの運命やいかに⁈ピリッとスパイシーなラストにしびれました。まちがいなく傑作です

    「パララックス・ビュー」国家を揺るがす特ダネ
  8.  ロマン・ポランスキー監督脚本のオカルトスリラー「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)をご紹介します。"“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:" Photo bySydBarrettDragonsource:“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:flic.kr ローズマリー(ミア・ファロー)と売れない役者のガイ(ジョン・カサヴェテス)がニューヨークのアパートに引っ越してきます。 アパートの部屋には亡くなった前住民の老婆の遺した薬草の鉢が置いてありました。 既に怪しい展開です。 地下のランドリーでローズマリーは、隣人ローマン(シドニー・ブラックマー)とミニー(ルース・ゴードン)のカスタベット夫妻の養女テレサと知り合います。 テレサは夫妻から貰ったと言う得体のしれない薬草の入ったお守りを首に下げていました。 しかしテレサがある晩、アパートの窓から投身自殺をしてしまいます。 隣人のローマンとミニーのカスタベット夫妻は風変わりでお節介な老夫婦でした。 ミニーはズカズカと上がり込み、ローズマリーにお守りを贈ります。 それは死んだテレサの遺品でした。 カスタベット夫妻に夜食に誘われたガイとローズマリー。 ローズマリーは部屋から違和感を抱く。 絵が貼ってあった跡が幾つもあるなど不自然なんです。"“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:" Photo bySydBarrettDragonsource:“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:flic.kr しかしガイはカスタベット夫妻と親しくなってゆく。 ある日役者業がパッとしないガイが棚ボタで大役を手にするのです。 ガイとロ-ズマリーは計画的に子作りをしようとした夜、ローズマリーは失神、悪魔に犯される悪夢を見る。 ローズマリーが妊娠すると、ガイとカスタベット夫妻は贔屓の産婦人科医サプスティンに主治医を勝手に変更してしまいます。 ミニーは毎日謎の飲み物をローズマリーに飲ませるようになります。"“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:" Photo bySydBarrettDragonsource:“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:flic.kr  痩せ衰えてゆくローズマリーをただ一人心配していた童話作家のハッチは突然謎の死を遂げてしまう。 ハッチが死の直前にローズマリーに託した書籍から、ローズマリーはカスタベット夫妻、サプスティン医師、夫までもが悪魔崇拝者であることに気付きます。 そういえば、ガイはなぜか急に役が入って出世していました。 ガイは何をしたと言うのか? 独り追い込まれてゆく身重のローズマリーはどうなる?…。"“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:" Photo bySydBarrettDragonsource:“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:flic.kr ミア・ファローの60年代ファッションが可愛い。 ガイ役のジョン・カサテヴェスはヤッパリ渋い艶男。 なのに個人的に苦手なホラーです💧 ロマン・ポランスキーと言えばまず挙がる本作は、彼のハリウッド出世作です。 古典的ホラーですから、モロに怖いものを見せないんですね。  でも、心理的な怖さが逆に怖かった。 ローズマリーの味方になるべき旦那は「気のせいだよ」と取り合ってくれない。 唯一の味方は、悪魔崇拝者の呪いによって不審死を遂げてしまう。 独り真相に気づくローズマリーの心細さ、不安。 でもお腹の赤ちゃんは守る!という母性本能。 せめぎあい相反するローズマリーの感情と本能。 精神的に追い詰められ、ローズマリーが真相を訴えても相手にされないどころか妄想を語っていると判断されてしまう。 孤立した中で真実を叫ぶ。でも誰も助けてくれない。 そういう辛さなんです。 オチがすごかったですね。 予想の上を行ってました。 ローズマリーは独りでお腹の赤ちゃんを守ろうとします。 母親の母性本能というものの逞しさ。 そして「母なるもの」の謎。 それは時に怖いものでもあります。 そして夫や隣人。つまり近しい他人が信用ならない不気味な存在なんですね。"“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:" Photo bySydBarrettDragonsource:“Rosemary’s Baby”film, by Roman Polanski, who is MY FAVOURITE DIRECTOR of the world.XBb❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬:flic.kr 怖さが何重にも重なっているけど、悪魔云々より人間のダークサイドの恐怖が主だった、という…。 一番恐ろしいのはやはり人間です。 いや~、怖かった。

    「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)
  9. はい!きました!今回鑑賞したのはコレです!【ロード・オブ・モンスターズ 怪獣帝国】外宇宙探査船に乗せられたお猿のエイブラハム一度は音信不通になるも無事に地球へ戻るが探査船に付着していた謎の物質が原因となってまさかの巨大化!デカい類人猿に突然変異!同じ物質でデカくなったトカゲと一戦交えるがその背後ではアンドロメダ星人が暗躍。。。デカいトカゲも倒し異星人の陰謀も打ち砕いたエイブラハムの能力に目を付けた軍事企業は全身に様々な兵器を搭載したロボエイプを開発しかしシステムセキュリティに不具合がありテロリストに奪われたロボエイプだったけれど再びエイブラハムの活躍でテロリストを捕えご褒美として?エイブラハムは安住の地を得たって、前作までのおさらいが済んだところで回想シーンとして音信不通直前の映像が流れるエイブラハムの探査船に"未知生物"が激突!激突した未知生物はそのまま地球へと落下してそれが原因で探査船は音信不通となったけど問題は激突した相手"未知生物"のビジュアル!(これ。。。クトゥ○フじゃない?)なんだか猛烈にいあ!いあ!な予感がする中でNASA監視下の無人島で暮らすエイブラハム最近なんかちょっとイライラしてる?不機嫌でそれも鎮静作用のあるトケイソウを過剰摂取NASAの研究者マローンもエイブラハムを心配一方、メカエイプ開発を引き継いだ日本企業兵器ではなく"災害支援用ロボ"として再構築!社長で元自衛官のリオが搭乗して操縦を担当日本のタカダ首相お墨付きロボとしてお披露目(メカエイプMKⅡ!)その頃、海上の大型クルーズ船が行方不明に!テロを懸念する政府は海軍に捜索を命じるが乗客や船体どころか?漂流物すらも発見されず乗船していた両親を心配する記者のナオミは船が行方不明となった付近に島がある事を知るその島は。。。エイブラハムが暮らす無人島島ではマローンの同僚ハンクが作業しているとそこに現れたエイブラハムの姿を目にし驚愕マローンに連絡!カメラで確認させたその姿は(なんか着てるw)蓑のような物をまるで"防具"のように身に纏い何かとの戦いに備えてる?かなり興奮気味でもしかして最近のイラつきと関係してるのか?海の方へ向かい威嚇するような行動を見せて一方でナオミは船の失踪をテロと決めつけると港湾警備会社の担当者に面会し罵声を浴びせ犯人を見つける!とひとり息巻いているけど?その噂の"犯人"はエイブラハムの島に上陸!エイブラハムと激突!挨拶代わりに一発ガツン(ボーッとしてんなよ!この猿が!)(やっぱクトゥ○フかも。。。)先手を打たれたエイブラハムは重傷を負わされマローンとハンクはドレイク局長に緊急通報と、巨大生物の"血液"に触れたデカいヤスデがさらにデカく突然変異するのを二人は目撃!巨大生物は海へと戻りそのまま行方をくらましエイブラハムは治療のためにサンディエゴへ大統領補佐官と共に報告を受けたドレイク局長マローンから未知生物の"血液"の話を聞くとそれは探査船に付着した物質と同じだと口にし(話が繋がった!)やっぱり島に上陸して暴れた巨大生物の正体は探査船で激突し地球に落ちたあの"未知生物"その巨大生物がサンディエゴ沖に出現し接近!しかし攻撃を加えてもしも出血でもしたなら血に触れたあらゆる生物が"巨大化"してしまうそんなアメリカに迫った危機を知ったリオはタカダ首相の許可ないままMKⅡを起動!出撃!ドレイク局長と知り合いらしく出撃を報告し巨大生物は古代神話の破壊神"クラールー"だと(どこでそんな情報?知識を?)「人類学を教えていた両親から聞いた」って、なんだか信憑性に足りない気もするけどMKⅡでクラール―を掴んで大気圏外に出せば無血で退治できる!と思いついたドレイク局長しかしかつてテロで利用されたメカエイプはアメリカ本土への上陸は禁じられていて。。。とはいえ背に腹は?大統領は特例として認可既にサンディエゴに上陸したクラール―の前にリオが操縦するMKⅡが立ち塞がり戦闘開始!(あ?また猿か!)(何度来ても同じだ!ガツン!)リオは攻撃を受けながらもクラールーを捕縛!そのまま大気圏外を目指して飛び立つけれど激しく抵抗されクラール―を落として作戦失敗一方で、乗船者リストを手に入れたナオミは元NASA職員リッグスの名前をその中に見つけドレイク局長と接触して詳しい事情を聞くと外宇宙の探査やエイリアンDNAに関わった彼は陰謀論に傾倒して秘密結社"ヴァルダ"に入会全てを破壊し新世界を創る教えを信じていたと(胡散臭い教えだな。。。)彼らが信奉する太古の神は。。。"クラール―"多くの尊い犠牲によりそれは復活すると信じ探査船に未知生物が激突して地球に落ちた事もエイリアンDNDの存在も知っていたリッグス彼が乗るクルーズ船が沈没し乗客が命を落とし巨大生物が出現したのは偶然とは思えない?一方で破損したMKⅡは空軍基地に運び込まれそれを知ったタカダ首相は技術の漏洩を心配しかしそれどころでは?リオはMKⅡを修理し(ダメージは大きいけど直るのか?)その頃、動きが鈍っていたクラール―に変化が探査船に付着していたエイリアンDNAからは希少金属"イリジウム"の存在が検出されていた恐竜を絶滅させたのは隕石という説の根拠は地殻からイリジウムが発見されたからと言われその隕石を神の"サナギ"と信じるリッグスは神が羽化して恐竜を滅ぼしたと考えていたよう付着したDNAは落下した未知生物の血。。。リッグスはNASAが保管するそれを盗んでいたもしも生物を成長させるエイリアンDNAを未知生物"クラール―"に使用していたとしたら(これは。。。サナギ?)アリゾナで動かなくなったクラール―の映像にまさかサナギでは?と感じたドレイク局長はエイブラハムとMKⅡでの同時攻撃を思いつきマローンとハンク、リオにその作戦を伝える一方で盗まれたエイリアンDNAの一部がまだヴァルダの会員の手元にあるのでは?と危惧それも大統領補佐官や要職に就く者たちの中にヴァルダの会員と思われる人物がいるらしくそんなドレイク局長の予感?推理?は的中して(大統領補佐官たちが暗躍。。。)(羽化まで待ったなし!)ともかくドレイク局長は作戦を見届けるためにナオミとその同僚サラを連れアリゾナへ急ぐが、着いて早々に狙撃されドレイク局長は死亡ナオミとサラは携帯の位置情報をハッキング大統領補佐官が潜むヴァルダのアジトへ向かい一方、エイブラハムとMKⅡはサナギに到着興奮気味のエイブラハムがいきなり暴れ出してMKⅡを攻撃するがトケイソウで落ち着かせ羽化の前に片をつける?力を合わせて攻撃開始(これは早く片がつくかも?)と、その時!何故だかMKⅡがいきなり自爆!実は修理の際に大統領補佐官の指示によって自爆するように細工がされていたらしく。。。無線機を手にしハンクがリオの名前を呼ぶが無事なのか?息絶えたのか?返事も反応もなくとはいえその爆風でサナギが木っ端微塵に!エイブラハムも吹き飛ばされてしまったけれど結果オーライ?救われた。。。と思ったら?サナギがあった場所から周囲に電撃が放たれて(サナギから羽化し。。。)(邪神降臨!)世界を破壊するために飛び立つクラール―!その様子に歓喜してる大統領補佐官に電話が相手は。。。怯えた声の日本のタカダ首相!どうやら彼もヴァルダの会員のひとりだけれどまさか本当に世界が滅ぼされるとは予想外?大統領補佐官はふがいないとタカダ首相を無視一方でマローン、ハンク、生きていたリオはエイブラハムに鎧を着せ戦わせようと思いつき破壊されたMKⅡのパーツを拾わせて。。。(腕のパーツを装備。。。)(ヘルメットも装着!)よし!若干イメージとは違う気もするけれど?パワーアップしたエイブラハムは戦いの場へその頃、ナオミたちはヴァルダのアジトに潜入戦闘になる。。。のかと思ってたら想定外?我らが主の元へ!と大統領補佐官たちは自決!信奉する神が創る新たな世界へ旅立ったのねそんな信者たちが死のうが関係ないクラール―街を破壊しまくって好き勝手やっていたが?ふと背後に迫る何かの気配を感じて振り向くと(嫌な予感がするな。。。)(って、また猿かよ!)(猿じゃねぇ~~~よ!ガツン!)先手必勝!いきなり一発殴って借りは返した?が、クラールはエイブラハムをガッ!掴むと羽根をはばたかせて上空へと飛びあがり。。。そんな二体がバトルで盛り上がっている一方ナオミたちはエイリアンDNAを回収し車に乗りマローンたちと合流しエイブラハムの元へ!爆走する車から見えたのは火山の火口の上空で絡み合い掴み合いながら二体が激しく戦う姿エイブラハムはタコみたいな相手をタコ殴り!(クソッ!放せ!)(放せって!ゴツン!)しかしそれは逆効果?振り落とされてしまう!地面に落ちたまま動かないエイブラハムだが間に合った?落下地点に駆けつけたマローンは"回復薬"としてエイリアンDNAを飲ませるとうぉぉぉぉぉー!元気ハツラツ?エイブラハム上空を飛ぶクラール―を掴み火口へダイブ!溶岩の中へ飛び込んだエイブラハムの姿を見て「いやぁぁぁ!」泣き叫ぶマローンだけど?よろけながらも火口から這い上がってきたのは(死ぬかと思った。。。)溶岩に落ちたのはクラール―の方だけなのか?ともかくエイブラハムは無事で世界は救われ-ラストシーン-どこかの施設?何か貯蔵倉庫のような場所に積み上げられたドラム缶には怪しい"ラベル"がもしかして全てエイリアンDNAなのか。。。エイブラハムの戦いは続く?で、エンドロール静かに隠居したはずのエイブラハムだったけど海から這い寄る怪しい気配を感じ臨戦態勢!それは因縁の巨大化に関わる宇宙からの影?とんでもない大風呂敷を広げに広げる展開に大丈夫?回収できるの?と心配になるけれども心配ご無用!そこは天下のアサイラムです!強引で無理やりだけどキッチリと伏線を回収し最後は次回作への布石までばら撒いてくれる込み入ったドラマパートは中弛みしてる感じで思わず早送りボタンを押したくなるけれど?モンスター同士のバトルが始まるとそれが一変相変わらずのアサイラムクオリティのCGで見せ場も見応えもあるバトルを見せてくれる?チープとかショボいとか言っちゃダメですよこれを含めて楽しむのがこの手の作品なのでデカいゴリラとメカゴリラに邪神まで降臨して最後の最後まで楽しませてくれたこの作品気になった方は見放題になってからぜひです!で、シリーズ4作目はあるのか?ないのか?そちらの方も期待して待ちたいところですよね🦍🐙

    コメントが盛り上がっています

    「ロード・オブ・モンスターズ 怪獣帝国」。。。
  10. 「インサイド・ヘッド2」監督 :ケルシー・マン出演(日本語吹き替え) :大竹しのぶ、多部未華子、横溝菜帆、村上、小清水亜美、花澤香菜、坂本真綾、花江夏樹少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校先の学校に慣れ新しい友人もできたライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する日々を過ごしていた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった。え?このブログで「インサイド・ヘッド2」?って思われてる方も5人くらいいると思いますが…(ちなみにこのブログ読んでるのは6人くらい)嫌いなんですよ。ディズニー。まあ…あれなんですよ。元々、別の映画を観る予定だったんですが、古い上映スケジュール観てたんでその映画は時間が合わず。なので、その空いた時間で観れるのは何か…って探したら、この映画だけだったんですよね。アニメの世界興収No.1ってのも興味があったので、観に行きました。(「アナ雪2」を抜いたらしい。ちなみに僕は「アナ雪2」は観てませんが)劇場入ると家族連れが数組居て、他はうら若い女性ばっかり!!ウホ!ウホウホ!匂いクンクン嗅いじゃいましたよ!!(←ウソです。(←いや、あながちウソでも…))でも吹き替え版で観たんですが、ディズニーとかピクサーって上映国によって映画に出る文字をその国に変えてるんですねー。親切と言えば親切ですが…そこまでしなくてもいいんじゃね?感が…舞台がアメリカなのは変わらないですからね。そこに日本語が出てくると違和感しか感じませんでした。なんか、そこまでして分かりやすくしようとするディズニーって、やっぱ僕と趣味が合わないなーって思いました。あ、観客の95%のうら若き女性ってさっき書きましたが、予告編で「モアナとなんとかかんとか2(←タイトル覚えてなし)」流れたんですよ。そしたら客席からうわ~💛って声が溢れてました。みんなは好きなんですねー。ディズニー。僕がモテない理由のひとつが分かった気がします。問題は、モテない理由はそれだけじゃなくって…あ、僕がモテない理由はどうでもいいですか。そうですか。そうですよね。まあ、今更モテても困るんですけどね。とか。映画の話しは全然書いてませんでしたね。映画としては。普通に面白かったです。良く出来てると思います。迷走しているディズニーと違い、ピクサーはいい映画つくりますね。でも子供向きではないですかね。高校生以上くらいなら、誰でも経験してる事の物語なので楽しめるかと思います。あとは…吹き替え版の主題歌がSEKAI NO OWARIだったんですが、好きじゃない(どっちかって言うと嫌い)ので、嫌でした。でも、もし「インサイド・ヘッド3」が作らたらどうなるんですかね。セイヨクってキャラが出るのかしら。(出ない。ってゆうか出さざるを得ないから作らない)<2024年・ナポリタン映画採点表(☆5個で満点)>☆☆☆☆☆ : 風が吹くとき あんのこと マリウポリの20日間 哀れなるものたち デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章☆☆☆☆★ : 劇場版モノノ怪 唐傘 関心領域 Ryuichi Sakamoto | Opus 青春18×2 君へと続く道 フォロウィング オッペンハイマー デューン 砂の惑星 PART2 ミレニアム・マンボ コット、はじまりの夏 ☆☆☆★★ : インサイド・ヘッド2 箱男 美食家ダリのレストラン 帰ってきたドラゴン めくらやなぎと眠る女 時々、私は考える デッドプール&ウルヴァリン フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ルックバック フェラーリ フィリップ マッドマックス:フュリオサ 悪は存在しない 碁盤斬り 異人たち テルマ&ルイーズ 4K 落下の解剖学 白日青春 生きてこそ ファースト・カウ ミツバチと私 シネマ歌舞伎 唐茄子屋 不思議国之若旦那☆☆★★★: リンダはチキンがたべたい! プリシラ 映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) ボーはおそれている☆★★★★ : 温泉シャーク(←ある意味☆☆☆☆☆) HOW TO HAVE SEX

    たくさん共感されています

    インサイド・ヘッド2
  11. 来る9月13日は、ジャクリーン・ビセットの生誕80周年です。それを記念して彼女の作品を紹介いたします。■ジャクリーン・ビセット(Jacqueline Bisset)1944年9月13日 英国サリー州ウェイブリッジ生まれ。 16歳までバレエを学ぶ。 高校卒業後にモデルをしていた時、レスターの目に止まり、1965年『ナック』で映画デビュー。 1967年 20世紀フォックスと契約し渡米。 1968年『ブリット』や1970年の『大空港』で注目されアメリカを中心に活躍。 フランス語を活かして1973年には『映画に愛をこめて アメリカの夜』でトリュフォー作品にも出演。 1977年『ザ・ディープ』での濡れたTシャツ姿はとてもセンセーショナルな人気を博す。 1981年『ベストフレンズ』では製作も担当。 “結婚しない女”としても有名。『ブリット』(1968)監督 ピーター・イエーツ共演 スティーヴ・マックィーン撮影 ウィリアム・A・フレイカー【あらすじ】ギャング組織壊滅のため、司法取引によって一人のギャングが証人として当局に保護された。だが、護衛を担当した刑事ブリットのミスで、証人は殺され、もう一人の刑事も重傷を負ってしまう。ブリットは、証人が生きている、という偽の情報を流し、殺し屋を誘き寄せる作戦にでるが……。■ジャクリーン・ビセットの出世作の1つです。■しかし、スティーヴ・マックィーンの製作の映画ということもあり、演出・撮影が、いずれもスティーヴ・マックィーンが中心になっていて、ジャクリーン・ビセットについては、その魅力が十分に引き出された作品ではないように思います。後年、ジャクリーン・ビセットが大成功を収めたのちに、『ベスト・フレンズ』では映画製作に乗り出したときに、彼女がこれまで出演した映画監督たち(イエーツ、シートンなど)ではなく、トリュフォーにアドバイスを求め、トリュフォーは、女優映画の名匠ジョージ・キューカーを推薦し、じっさいにキューカーを選んだというエピソードを思い出します。今日は写真のみです。#映画女優#女優志願#女優志望#女優好きな人と繋がりたい#エレガンス#最も偉大な女優#ジャクリーンビセット#cinemaclassic#classicmovies#vintagemovie#actress#elegance#actrice#JacquelineBisset

    写真のみ/ジャクリーン・ビセットの出世作『ブリット』
  12. 頭から離れないCMソングはある?あっかるい米屋さんでみんな元気ぃ、コメコメコメ!確かこんな歌。しかし我以外の人は「聞いたことない」ってみんな言いはるんです「あんた、幻聴聴いたたんちゃう?」「いや、聴いたって!聴いたから!」未だかつてこのCMを「知ってるわ」と言う人に会ったことが無い。まさか本当に幻聴ナイナイナイナイ後は地元の「ビシャモンビシャモンビ・シャ~~・モン」本日は旦那の病院に付き添い(二時間コース)からの図書館、からの買い物。疲れた今日借りて来たのはこちら。……わかっておりますのよ皆様。いろいろツッコミたいこともあるかと思いますが、老い先短いBBAが「読みたいねん」となった本ですゆえ、どうぞお赦しつかぁさい。本日返却予定の本があったので、昨日半徹夜で二冊読み終えた。『マッチング』と『ししりばの家』(何度か読んでる)気が向いたら『マッチング』感想書きます。『ししりば』初読の時の感想がこちら。主人公の名前が「果歩」なのに「香歩」と記載してしまう凡ミスアリ。(よくある事なので許してつかぁさい)『ハムと「ししりばの家」』ハムは薄切り派?厚切り派?薄切り。ペラッペラのやつを、食材として使う。厚切りのハムは、くどいから嫌い。塩分も多いし。 ししりばの…ameblo.jp何度か読むと、むっちゃミステリやん!むっちゃこわいやん!主役の果歩にイライラしちゃうやん。ししりばシステム、正常に作動してたらゾンビが来ても怖くないやんけ!と言う感想に…。そう思ってしまうゾンビ脳。最強のホームセキュリティししりば。アル●ックやセ●ムなんて足元にも及ばない「ししりばシステム」。欠点、犬に弱い。オバケのQ太郎かー。それでは。適当なことを書きなぐった今日の記事ですが、我、今日は『逃げ若』を観ねばならぬので、『逃げ若』待ち。『逃げ若』待機。CMから本からアニメまで。幅広い?趣味を持つアタイです。CM、思い出した、「チロ~リア~ン」と言う歌のお菓子があったはずなのだが「チロリアン」が何を意味してるのか知らなかった。さっきしらべて「これか」とおもいまちた。ばかまるだちでちゅね。ポチ↓にほんブログ村▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう

    CMソングと、借りてきた本(趣味全開)
  13. 監督/ジョン・クラシンスキー原題または英題/A Quiet Place2018年/アメリカ/90分「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントが主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。ストーリー音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。そこでは、あるルールを守り、生き延びる一組の家族がいた。「決して、音を立ててはいけない」その“何か”は、呼吸の音も逃さない。その“何か”に一瞬でも聞かれると即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らだが、なんと一家の母親は出産を目前に控えているのであった。それは彼らにとって、最大の危機の到来だった。果たして彼らは、最後まで沈黙を守れるのか―――?感想です今年:DAY1が公開されたのは知ってたんですが、それが3作目だったのも知らず💦そしたらCSで1作目の【クワイエット・プレイス】やってたので観てみました。絶対やだ。こんなとこ1秒だって居たくない。っていうか私みたいなガサツな人間は音出さないで生活とかマジで無理です💦多分瞬殺されますね( ˉ ˡˍˉ )チーン手話で会話するしセリフも最小限なので、最初から最後までずっと緊迫した感じが楽しめます。なんか自分も呼吸とか物音とか立てないように観てましたꉂ꒰笑꒱冒頭は特に圧巻で、何気ない物資調達の場面で音を立てたら怪物が襲ってくるという恐怖が描かれていてその結果、末っ子ボーが命を落としてしまいます。聴覚障害を持つ長女リーガンが、ボーに渡したおもちゃの音が鳴ったことに気づかず、家族の反応で初めて何が起きたのかを理解しその恐怖を実感するっていう演出も素晴らしいです。リーガンを演じたミリセント・シモンズは、自らも聴覚障害がある女優さんなのだそうです。だから彼女の手話は自然でかつ、感情豊かだったのですね。そしてこの出来事は、アボット一家に深い罪悪感と心の傷を残しました。手話でコミュニケーションを取るものの、音を制限された環境での意思疎通は難しく、特にリーガンは『自分のせいで弟が死んでしまった』という思いから、父親リーとの間に溝が生まれます。そんな中、一家の母親の出産が迫る…っていうお話になっております。出産って今まで生きてきた中で一番痛かったと私は思ってるので、声あげないで産めるの?とか、赤ちゃん泣かないの?とか、はてなマークがたくさん浮かんだのですが、そこは用意周到なアボット一家。なるほどな(・А・` )って方法で切り抜けて行きます。水浸しの地下の中で赤ちゃんを抱っこしながらの怪物との攻防にはドキドキした~💦赤ちゃん泣くなよ~泣くなよ~って思いながら観てましたそしてこちらの映画、家族の絆を描いたホラーになっておりますのでフツーのホラー映画じゃないのが観たい!って方におすすめです。お父さんの愛にジーンときます(ˊ̥̥̥̥̥꒳ˋ̥̥̥̥̥)(ˊ̥̥̥̥̥꒳ˋ̥̥̥̥̥)(ˊ̥̥̥̥̥꒳ˋ̥̥̥̥̥)1時間半という時間でサラッと観られる良作です。今日もお読み頂きありがとうございます。では股((ヾ( ◍´꒳`◍ )マタネー

    クワイエット・プレイス
  14. 【鑑賞日:2024年9月6日】本日公開初日を迎えた「エイリアン:ロムルス」の字幕版を、地元シネプレックスで鑑賞してきた…言わずと知れた「エイリアン」シリーズの最新作。先に公開になっている本国アメリカで大ヒット、そして日本でも試写会などで鑑賞している評論センセイや一般の人からの反応も上々…1作目の正当な続編であり、原点回帰しているかなりの秀作、力作だと話題になっていた。監督は、盲目の老人が無双する「ドント・ブリーズ」シリーズのフェデ・アルバレス、「エイリアン」1作目の監督を務めた我らの大巨匠リドリー・スコット御大も製作の1人で名前を連ねている!辺境の惑星で鉱山労働者として働くレインは、幼い時から姉弟のように接してきたアンドロイドのアンディと共に…環境の良い別の惑星へ移住しようと考えていたが、雇い主によって却下されてしまう。そんな時、元恋人のタイラーたちが、廃棄された宇宙船のコールドスリープ装置を盗んで、他の惑星へ脱出しようと計画していることを知る。計画にはどうしてもアンディの力が必要と懇願され、レインも計画に加わる。レイたち6名のメンバーは貨物船で宇宙に出るが、目的地は宇宙船ではなく宇宙ステーションだった!そこには人間に寄生する狂暴なエイリアンが!一応、本作の鑑賞前にリドスコ御大の「エイリアン」もおさらい鑑賞…原点回帰って言われているので、1作目のリメイクに近いような作品で、監督の今までの演出傾向から、よりホラーに特化したような作品なのかなって想像していたんだけれども…思った以上にキャメロンの「エイリアン2」味もちゃんと入っている。リドスコ御大がプロデューサーで、その御大は…過去にキャメロンの「エイリアン2」があまりお気に召していないような発言もしていたので、てっきりフェデ・アルバレスは1作目によせてくるとばかり思っていたけど…いい意味で裏切られた感じだ。物語序盤は…しっかりと設定や世界観も見せていく、このあたりはいちげん客には優しく、シリーズを見てきた古参ファンも、細かい拘りが感じられて面白く見れるだろう。辺境の惑星で、ファンにはお馴染み“ユタニ社”の社畜と化していたヒロインが、昔馴染みの仲間と一緒に…新天地へ移住しようという話になり、正規の手続きを踏むと大変だから(雇用の関係で移住が許されない)…漂流宇宙船に忍び込んで、コールドスリープ装置をネコババし、勝手に出ていくことにしたんだ。しかし、実際に目的地に着いたら宇宙船じゃなくて巨大な宇宙ステーションだった。そして案の定…その中には“ヤツら”がいて、知らずに足を踏み入れてしまった!若者たちが軽い気持ちで忍び込んだら、ヤバい目に遭うっていう展開、シュチエーションはそれこそ「エイリアン」よりも「ドント・ブリーズ」に近い感じがするよな。“ヤツら”が出てくるまでは、それこそ「エイリアン」1作目のような、地味さだ。しかし、アンドロイドやコールドスリープ装置の細かい設定を見せ、話に絡ませたりすることで、見た目のビジュアルも含めて、SF映画としての面白さが味わえて、これはこれでなかなか面白い。ステーション内の探検も“あっ!”って発見もあるしな。で、いよいよ“ヤツら”が出てきてからは…ピンチにもなるし、しっかり戦いもする。特に、後半に入り、武器を携えたヒロインの立ち姿は鳥肌ものだった。それまでは、シガニー・ウィーバーなんかとは似ても似つかない、“今風のかわい子ちゃん”にしか見えなかったんだけど…いつの間にか、女戦士の風格が出ている。あのどこからともなく流れ込んでくる風で、ヒロインの髪がなびいていたりする感じとか…まさに「エイリアン2」に近いルックだ!あとはフェイスハガーとの攻防などは、「クワイエット・プレイス」やフェデ監督の「ドント・ブリーズ」をどこか彷彿する緊張感。成長したエイリアンとのバトルシーン…“酸性血液”を今までになかった表現で見せてきて、それこそ序盤のあるSF設定の伏線なんかと相まって、映像的にもかなり新鮮だった!個人的には、パワーローダーも出してほしかったななんて思いつつも、それじゃまんま「エイリアン2」になっちゃうから、逆にインパクトが薄れるか?リプリーも顔負けなヒロインのアクションが、後半はこれでもかと見れるので充分に満足だった。あと、最初に書き忘れたけど…冒頭シーン、“宇宙空間の静寂”の表現が抜群に素晴らしく、一気に緊張感を高めてくれて印象に残った。監督:フェデ・アルバレス出演:ケイリー・スピーニー デヴィッド・ジョンソン アーチー・ルノー イザベラ・メルセド スパイク・ファーン【過去作を知ってるとより楽しめるかもよ?】Blu-ray エイリアン ブルーレイコレクション (6枚組)人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!

    エイリアン:ロムルス(2024年)
  15. ナショナル・シアター・ライヴ「ナイ〜国民保健サービスの父」
  16. 誰がために我は走る?
  17. 『鉄道員』(1956)のピエトロ・ジェルミ監督が1950年に撮った『越境者(Il cammino della speranza)』は、ニーノ・ディ・マリアの小説を基に映画化された作品で、フェデリコ・フェリーニが脚本をトゥリオ・ピネリと共に共同執筆しております。本作は、2021年カンヌ国際映画祭のクラシック部門で特別上映されております。硫黄採掘所が閉鎖されたことで、ラフ・ヴァローネ(役名:サロ・カンマラータ)率いるシチリアのカポダルソ鉱山労働者達は、鉱山を占拠しようと地下に集まっています。闘争が功を奏しないものと諦めかけたグループは地上に戻り、職業斡旋人サーロ・ウルツィ(役名:チッチョ)の斡旋話に耳を傾けます。サーロ・ウルツィは彼等を高給の仕事のあるフランスに、1人20,000リラで不法出国させることを提案します。多くの人が自宅の家具や装備を売って手配されたバスに乗り込み、ジュゼッペ・プリオーロ(役名:ルカ)とリリアナ・ラッタンツィ(役名:ローザ)はバスに乗る直前に結婚します。出発した人々の中には、後に彼等に加わる無法者のフランコ・ナヴァラ(役名:ヴァン二)と婚約者のエレナ・ヴァルツィ(役名:バルバラ・スパダロ)も加わっています。メッシーナ海峡を渡った後、ナポリに到着した彼等でしたが、サーロ・ウルツィは彼等を置き去りにして別の列車に乗って逃げようとします。しかし、サーロ・ウルツィはフランコ・ナヴァラとエレナ・ヴァルツィに見つかってしまいますが、サーロ・ウルツィはこれほどの規模の集団が監視網をくぐって国境を越えることは不可能だと言い放ちます。フランコ・ナヴァラは他の人達には何も云わないことを決めますが、その代わり、サーロ・ウルツィは他の人達をローマに残した後、フランコ・ナヴァラとエレナ・ヴァルツィをフランスへ連れて行くことを約束させられます。承知したサーロ・ウルツィでしたが、ローマに到着するとフランコ・ナヴァラを警察に通報したことから、サーロ・ウルツィとフランコ・ナヴァラは警備員との銃撃戦の中駅から逃走します。残った全員は警察に逮捕され、シチリア島への強制退去命令を受けてしまいます。なんとかエレナ・ヴァルツィに会うことが出来たフランコ・ナヴァラは、国境で再会することを約束して別れます。移民となった彼等は強制送還書類を破り、トラック運転手の手を借りて不法移民としての旅を続けることを決意します。エミリアに到着した彼等は、立ち寄った農場で一時的な食事と住居付きの仕事にありつきますが、彼等はそれが農業ストライキ中の’スト破り’行為であることを知りません。農業労働者のデモに遭遇した彼等は非難の的となり、ラフ・ヴァローネの娘が労働者の投石で重傷を負ってしまいます。フランコ・ナヴァラに会うために先に出発していたエレナ・ヴァルツィでしたが、他の村人達の差別から彼女を守ってくれたラフ・ヴァローネに対する信頼から、重症の娘を助ける為に彼等の許に医者を連れて来る為に戻って来ます。意気消沈した一部の人々はシチリア島に戻ることを決意し、残った人々はイタリアとフランスの国境にあるノアスカに辿り着きます。やがて合流したフランコ・ナヴァラ(役名:ヴァンニ)と共に、猛吹雪の峠を徒歩で越えてフランスに入国しようと歩を進めます。一行が出発する一方で、エレナ・ヴァルツィがラフ・ヴァローネに惹かれ始めているのを感じたフランコ・ナヴァラは、ラフ・ヴァローネに決闘を申し込みます。この映画では、ジョン・フォード監督がジョン・スタインベック作品を映像化した『怒りの葡萄』(1940)の農作業のスト破りや、『我が谷は緑なりき』(1941)で描かれた閉鉱により土地を離れざるを得ない人々が登場します。あと、国境の山岳地帯を超えるシチリアの人々と国境警備隊の姿に、自分は「Clime Every Mountain」へと繋がる『サウンド・オブ・ミュージック』(監督:ロバート・ワイズ 1965)のエンディング・シークエンスを連想します。閉山や詐欺被害に遭った南のシチリアの人々が北イタリアで更なる暗雲に巻き込まれるこの映画は、スト破り騒動に巻き込まれる流れを経て風吹の山越えをクライマックスにして描かれます。北海道出身の自分には、温暖な地中海の島に生まれ育った人々を容赦無く襲う壮絶な吹雪のシーンは、実際の吹雪を映像に捉えた『初恋のきた道』(監督:チャン・イーモウ 1999)同様、その過酷なリアルさに身が引き締まります。本作では、無地のキャンバスに人生を描こうとする新婚夫婦ジュゼッペ・プリオーロとリリアナ・ラッタンツィに、荒くれ者のフランコ・ナヴァラとその恋人エレナ・ヴァルツィに絡むラフ・ヴァローネの三角関係が、ピエトロ・ジェルミ監督によって繊細且つ巧みに紡がれます。本作では、新婚の若きリリアナ・ラッタンツィとジュゼッペ・プリオーロが、一群の不安と希望に感応するセンサーの様に思えます。農作業従事が決まった夜、皆が炎の周りで歌い踊る中、リリアナ・ラッタンツィがジュゼッペ・プリオーロを表情だけで繁みに誘い出す流れを観ると、自分には黒澤明監督の『七人の侍』(1954)の津島恵子と木村功の昂揚シーンが重なります。あと、ラストでフランス国境警備隊の真似をして帽子をベレー帽の様に被り直すシーンは、そのさり気ない演出にピエトル・ジェルミ監督の粋を感じます。幾度も登場するシチリアの人々のギター伴奏の歌唱シーンに、彼等の喜怒哀楽の心象を感じる、人間模様が巧みに織られたピエトロ・ジェルミ監督作品としてこれからも観続けて行きたい映画です。§『越境者』ラフ・ヴァローネ↑サーロ・ウルツィ(左)↑ラフ・ヴァローネ(右)↑エレナ・ヴァルツィ↑リリアナ・ラッタンツィ、ジュゼッペ・プリオーロ↑皆が集う炎の輪からジュゼッペ・プリオーロを誘い出すリリアナ・ラッタンツィ↑リリアナ・ラッタンツィ、ジュゼッペ・プリオーロ↑ラフ・ヴァローネ、エレナ・ヴァルツィ↑吹雪の山越え↑

    たくさん共感されています

    越境者(Il cammino della speranza)
  18. ラッセルクロウ主演のオカルトホラー監督はスタローンのヒーロー映画「サマリタン」のジュリアス・エイヴァリー「ヴァチカンのエクソシスト」2023年公開 / 103分 / アメリカ (原題:The Pope's Exorcist)監督: ジュリアス・エイヴァリー脚本: マイケル・ペトローニ/エヴァン・スピリオトポウロス原案: マイケル・ペトローニ/R・ディーン・マクレアリー/チェスター・ヘイスティングス原作: ガブリエーレ・アモルト『エクソシストは語る』製作: ダグ・ベルグラッド/マイケル・パトリック・カチュマレク/ジェフ・カッツ音楽: ジェド・カーゼル撮影: カリッド・モタセブ編集: マット・エヴァンス製作会社: スクリーン ジェムズ/2.0 Entertainment/Loyola Productions配給: ソニー・ピクチャーズ リリーシング/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントキャスト ラッセル・クロウ/ダニエル・ゾヴァット/アレックス・エッソー/ピーター・デソウザ=フェイオニー/ローレル・マースデン/コーネル・ジョン/フランコ・ネロ他 「オーヴァーロード」のジュリアス・エイヴァリー監督がラッセル・クロウを主演に迎え、長年にわたってヴァチカンの正式なエクソシスト(悪魔祓い師)として活躍した実在の神父ガブリエーレ・アモルトの自伝を映画化したホラー・サスペンス。アモルト神父の実体験を基に、邪悪な悪魔との壮絶な戦いの記録をスリリングに描く。共演はダニエル・ゾヴァット、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ。  1987年7月。アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたという少年を調べるためにスペインの修道院へ向かう。シングルマザーの母と反抗期の姉とそこに滞在していた少年だったが、その尋常ならざる容姿と言動から、すぐに悪魔の仕業と確信するアモルト。さっそく悪魔の正体を探るべく、若き神父トマースを助手にして、本格的な調査に乗り出すのだったが…。 (allcinemaより抜粋)オフィシャルサイトヴァチカンのエクソシスト | ソニー・ピクチャーズ公式1987年7月――サン・セバスチャン修道院。 アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨー…www.sonypictures.jpWikipedia:ヴァチカンのエクソシスト*****どもども朝っぱらからホラーの書き込みをばまあ、毎年言いたいだけの「残暑はホラー」ですがw実はこちらをそろそろ観ようと思ってるんですが・・なんと今年の「ホラー秘宝まつり2024」にて劇場公開が決まってしまった「悪魔のしたたり」(1974)80年代のビデオリリースの際に鑑賞したところあまりの胸糞悪さに途中で止めてしまった作品今年こそは鑑賞しようと思っているところなんですが・・・胸糞悪いのをもう知っている為どうしても観る勇気がまだ持てないwwそれで一度、前々から観ようと思っていたホラー作品をいくつか鑑賞してから免疫?をつくって挑もうかと思っておりますというわけで今回はこちら実際にヴァチカンのローマ教区のエクソシスト(悪魔祓い)だったガブリエル・アモルト氏をモデルにした作品生前のアモルト氏がこちらこの方が書いた本が原作となっているのですが本作はだいぶ脚色されていることでしょう(そう思いたい)ヴァチカンのローマ教区というカトリックの最高位の場に属していながら悪魔祓いを行っていたアモルト彼はスクーターで移動する(カラーリングがサイクロン号なのがちょっと嬉しい)言動もちょっとユーモラスな所もあり、親近感のある神父さんであるある少年が悪魔憑きにあい、そこでの悪魔との戦いが物語のメインとなるまあ、なんといいましょうか、「エクソシスト」(1973)に似通うところも多々あり、それでいてアクションホラーのような様相でもあるので実在する「悪魔祓い」の話しと思ってみると面食らってしまいますw描写的なツッコミどころも満載過ぎるのでワイワイ観るホラーとしてなら楽しめるんじゃないかなと思います今回悪魔憑きとなったエイミーのお母さんにはアレックス・エッソ―頻繁にホラー作品に出演されている女優さんの様です有名どころでは「ドクタースリープ」お姉さんにはローレル・マースデンクライマックスのありえない展開の一番の被害者となりますでしょうか(汗目くじら立てず優しい目で観てやってくれればと思いますw劇中に神父どうしで懺悔しあい神様に許しを乞うのですが、作品自体も許しを乞うたほうが良いのではないでしょうか(汗神様は寛大でございますワ。それでも嫌いではありません(^^)個人的には好きな範疇の作品です。またお次もホラーですが、まだ何観るか決めてませんw最近のにするか、それとも昔のにするか・・

    【映画】ヴァチカンのエクソシスト(2023):ラッセルクロウ主演 恒例残暑はホラー!
  19. アメリカ社会の現状を表現した映画今回は10月4日から日本公開されるアメリカ映画「シビル・ウォー」についてのご紹介と、現在のアメリカ社会について解説します。今回のテーマ・アメリカの内戦について・次の大統領選が鍵これらについて解説します。【アメリカの内戦について】10月4日に日本で公開される「シビル・ウォー」というアメリカ映画があるのをご存じでしょうか?シビル・ウォーとは直訳すると「市民による戦争」ということですが、実際はアメリカ国内の「内戦」をテーマにした映画となっています。実は、何年も前からアメリカ国内の政治は、元大統領のトランプ派閥と民主党のオバマ派閥の2つが激しい勢力争いをしています。この政治権力闘争は何も政治家だけでなく、庶民の間でも上記2つの派閥に分かれて、各州で小競り合いやら一色触発の内乱状態で争い合っているのです。日本では全く報道されていませんが、内乱とはまさに国内が戦時状態ってことで、はっきり言って国家分裂の危機ということです。経済的には格差が極端に進行していて一般市民は疲弊しまくって、とても日本人がイメージしているような偉大で立派な国家ではなくなっているというのが現状です。カリフォルニア州なんか治安が悪化しすぎて、警察の数が足りず、法的に10万円まで万引きし放題……というようなとんでも州法がまかり通っている最悪な状態です。 ↓ ↓ ↓https://news.yahoo.co.jp/18/当然、上記のような事実をほとんどの日本人は知りません。いまだにアメリカンドリームが健在している偉大な経済大国だ!と勘違いしている始末です。そんなアメリカの国内状況を日本に知られないようにメディアは必至で隠しています。そんな状況を知られてしまうと日本国民からお金を引っ張ることができないし、米国株投資なんて誰もしなくなりますよね?【次の大統領選が鍵】こういった内戦の兆候は10年以上前から出ていて、それらを理解していれば、米国の行く末がどれだけマズイことになるのかを理解できるはずなんです。NISAをやめておけ!と言っているのはそういった背景もあります。さらに世界の決済通貨もBRICSへ覇権が移ろうとしています。今回紹介した映画「シビル・ウォー」ですが、邦題が「アメリカ最後の日」と命名されています。いくらフィクションと言えども、こういった状況を踏まえての「最後の日」なんて命名されているわけで、アメリカの情勢をしっかり認識できていれば、投資を踏みとどまることもできたはずです。世界的な認識としては、アメリカは沈みゆく国ということです。日本は米国債を負担しまくってます。アメリカが終われば日本も終わります。だから、世界恐慌十分近いです…とずっと言い続けて来ましたし、株式投資なんかここ数年で始めるにはタイミングが悪すぎる……と。ずっとアメリカの都合の良いように日本が利用されているということを事実。でも、もう遅いです。日本の金融資産のほとんどは、NISA制度を利用した米国株に流れてしまいました。そこに投資してしまった人はババを引く可能性が高いです。加えて次の大統領選挙で、前回の痴ほうバ●デン不正ジャンプ選挙みたいなことが起これば、もう国家の体をなさなくなるのは必須です。そういった状況に大きく依存している日本…。日本も対岸の火事ではありません。映画も単なるエンタメでは済まない内容となってます。アメリカの現状をある程度理解する意味でもオススメの映画だと思います。▼トレイラー▼★1日1回ポチッとタップ★お願いしますm(_ _)m▼▼▼映画(オカルト・ホラー) ブログランキングへ

    映画:シビル・ウォー 「アメリカ最後の日」
  20. NHKの「うたコン」(2024/8.27 生放送)を観ていたら映画音楽特集をやっていて、「男はつらいよ」シリーズの映画第1作が1969年の8月27日公開で、この日ちょうど55周年を迎えたということで、前半は「男はつらいよ」メインの構成になっていた。渥美清主演の「男はつらいよ」シリーズの原点はテレビドラマだということは周知の事実。テレビドラマ終了後に映画版第1作「男はつらいよ」(1969)が公開され、以降は毎年お盆の時期と年末年始に2本が松竹のプログラムピクチャーとして上映されるようになった。その後1986年と1988年はお盆は見送りとなり、1989年の第42作「男はつらいよ ぼくの伯父さん」以降はお正月映画のみとなった。しかし主演の渥美清の死去を受けて1997年の特別篇「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」をもってシリーズも一応のひと区切りとなり、その後2019年にシリーズ50周年記念の新作「男はつらいよ お帰り寅さん」の公開が最後の作品となった。「男はつらいよ」シリーズのことはもちろん知っている。ただしまだ映画少年以前の時期は、あくまでも寅さんというキャラクターありきの認識だったと思う。自分が初めてスクリーンで寅さんと出会ったのはシリーズ第17作「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」(1976)になる。実はこれ、高校の課外授業の一環で映画教室というのがあって、そこでこの作品が上映された。なぜこの作品だったのか?当時は何も考えずに映画を観ていたと思う。やがて映画少年となってからは外国映画ばかりを観ていて、日本映画にはあまり関心を持たなかった。そして自分の意志でスクリーンで観た最初のシリーズ作品は、1986年公開の「男はつらいよ 幸福の青い鳥」となる。同時上映は「愛しのチィパッパ」らしいがまったく記憶にない。これ以降の「男はつらいよ」シリーズは全てスクリーンで観ている。翌1987年公開の「男はつらいよ 知床旅情」が個人的にはスクリーンで観たシリーズのベスト1の評価。渥美清の亡きあと、シリーズ50周年記念で2019年に公開された第50作「男はつらいよ お帰り寅さん」は旅先の京都で観た。「男はつらいよ」シリーズといえば誰もが一度は耳にしたことがあるであろうあのオープニングの印象的な音楽。車寅次郎や渥美清の名前は知らなくても「男はつらいよ」シリーズを観たことがなくても、何となく郷愁をかきたてる日本人の琴線に触れるメロディだと思う。番組では映画音楽特集として外国映画からは「フラッシュダンス」「タイタニック」「ゴッドファーザー」も取り上げられた。もちろん歌番組なので歌唱ありきの選曲だから、歌がヒットした作品がメインになった。それでも「ゴッドファーザー」から歌唱された「愛のテーマ」は音楽ありきでも一度は耳にしたことがあるメロディだったのではないか。映画音楽の時代が確かにあった。というか、昭和の時代から映画のヒットは作品で使用された映画音楽と一体だった。自分が少年時代に耳にしたいわゆる懐メロソングのほとんどが、映画主題歌や挿入歌だったことは後から知った。映画がヒットすれば映画音楽もヒットする、そういう時代があったのだ。自分が外国映画をスクリーンで観るようになった映画少年の頃、映画音楽というだけでたくさんの作曲家の名前があった。ジェリー・ゴールドスミスは、ある時期は映画音楽といえば真っ先に名前が挙がる存在だった。ジョン・ウィリアムズは、「ジョーズ」や「インディ・ジョーンズ」シリーズなど、エンタメ系のヒットシリーズのテーマ曲をたくさん世に送り出した。ヘンリー・マンシーニは、「ティファニーで朝食を」や「ひまわり」から「ピンクパンサー」シリーズまで名曲揃い。ビル・コンティは、「ロッキー」シリーズを手がけてことで知られアクション系作品で腕を振るった。エンリオ・モリコーネは、イタリア映画全盛期にマカロニウエスタンの名曲を数多く手がけ「ニュー・シネマ・パラダイス」も話題になった。ニーノ・ロータもイタリア出身で「ロミオとジュリエット」(1968)など甘美なメロディで知られる。こうした外国映画の音楽にさらに興味を持つきっかけになったのはいつ頃だろう?おそらく映画音楽評論家として知られた関光夫氏の存在を知った頃ではないか。当時ラジカセでFM番組を録音するエアチェックを趣味にしていて、主にNHK-FMの人気番組を予約録音して楽しんでいた。今に続く女性アイドルに目覚め、キッスやクイーンで海外アーティストを知り、さらに週末には映画館に通う習慣ができつつあった頃。NHK-FMでは昼の帯番組で「ひるの歌謡曲」という番組があって、毎日一人の歌手を取り上げてその楽曲をフルサイズで放送してくれた。まだお小遣いの少ない少年にとっては無料でたくさんの音楽を手に入れられる貴重な機会でもあった。同じく午後の時間には「軽音楽をあなたに」とか「ポピュラーアラカルト」という番組があって、毎月一回だけ映画音楽を特集していた記憶がある。その番組でDJというか案内人としてソフトな語り口で映画音楽の世界へと誘ってくれたのが関光夫だった。いろいろ調べてみたら「夜のスクリーンミュージック」という番組も土曜夜に放送されていたようだが、こちらは80年代の番組ということで、その頃にはアイドル好きが加速していたこともあって、タイトルこそ覚えているものの熱心なリスナーではなかったかもしれない。番組の中で関光夫氏は作品の背景や作曲家のことも丁寧に語ってくれて、毎回のように録音したカセットテープが増えていった記憶がある。今になってネットで関光夫と映画音楽について徘徊してみたが、情報量としては驚くほど少なくて、あの時代に同じ空の下で映画音楽を聴いていた同志の方々の古いブログ記事などにたどり着くのが精一杯だった。今回の映画音楽に関しての自分自身の拙い考察や記憶の掘り起こしが、この先映画音楽に興味を持っていただいた方々に少しでもプラスになるといいな…そんな思いに至った。では、自分自身が映画音楽についての関心を強めたきっかけは何だったんだろう?もちろん作品ありきなので、最初にスクリーンで観た「タワーリング・インフェルノ」のメインテーマや劇中で流れたモーリン・マクガヴァンが歌った「愛のテーマ」は忘れられない。同じくパニック映画の話題作としては先行してヒットした「ポセイドン・アドベンチャー」の「モーニング・アフター」もやはりモーリン・マクガヴァンが歌っていて、どちらの曲も映画のタイトルだけでメロディが浮かんでくる。映画音楽と接するという意味では忘れられないラジオ番組がもう一つある。それがTBSラジオで平日朝に帯で放送されていた「世界のマーチ」(1974-1981)という番組だ。男子バレーボールの選手として活躍、後に指導者としても知られた当時のバレーボール界の第一人者である松平康隆が進行役だった。タイトルの通り番組ではいわゆる行進曲・マーチと呼ばれる楽曲を毎回紹介していて、その中には多くの映画音楽も含まれていた。その中でも印象的だったのが「戦場にかける橋」(1957)の‟クワイ河マーチ”だ。あの口笛のメロディが印象的な曲が映画音楽だと知ったのはその後だったと思う。「戦場にかける橋」はテレビで何度も観たけれど、やはり真っ先に思い浮かぶのはあのメロディだ。他にも「ハタリ!」のテーマ曲“子象の行進”などもこの番組で聴いて映画音楽と認識したと思う。さらに「大脱走」や「史上最大の作戦」のテーマ曲もマーチとして紹介されていたはず。なんでそんな番組を?ということだけれど、実は高校受験の頃の受験勉強は朝型だった。ラジオは早朝の3時台「いすゞ歌うヘッドライト」あたりから聴き始め、そのまま「ひろし・あきらの朝ですよ~!」を聴いて、さらに「世界のマーチ」までというのが平日のルーティンだったと思う。なぜTBSラジオかというとその時代の群馬県のAM放送の受信状況が影響している。あの頃は周波数が4桁になると受信状態が悪くなるのが常で、さりとてNHKは聴く気になれず必然的に民放はTBSラジオとなったに過ぎない。なので深夜放送を聴いていた頃は「オールナイトニッポン」より「パック・イン・ミュージック」だった。自宅のクローゼットに積まれている音楽CDのボックスの中にあるジャンルだけを整理したものがある。映画音楽(サウンドトラック)のCDたちだ。半分は外国映画の名曲集のCDセットで、それ以外はスクリーンで観た映画のサウンドトラック盤や好きだったテレビドラマのサウンドトラックや関連音楽をまとめたもの。<ゴールデンスクリーンミュージック>と命名されたセットCDは、おそらく30年近く前にBOOKOFFで見つけてまとめて購入したものだったと記憶しているが、全10巻セットの中でVOL.10だけが最初から欠けていた。単品で誰かが先に買った可能性もあるけれど、たぶん持ち込まれた段階で1巻足りなかったのだろう。もし全巻揃っていれば別棚でセット売りされていてもおかしくないが、すでに映画音楽市場そのものが縮小傾向にあったので、最初から扱いがぞんざいだったかもしれないとも思う。各巻のジャケット写真はそこに収録された名作のワンカットなどをデザインしたシンプルなものだけれど、ヴィヴィアン・リーのワンショットだけで「風と共に去りぬ」(1939)の名曲“タラのテーマ”のメロディが脳裏に甦ってくる。それくらいあの時代の映画音楽のポジションというか、作品全体におけるイメージを決定づける重要な役割を果たしていた。ちなみにこの1枚に収録された作品は20作品。インデックスを見てみると…。「風と共に去りぬ」「白い恋人たち」「ある愛の詩」「太陽はひとりぼっち」「アラモ」「リリー・マルレーン」「ハタリ」「道」「男と女」「甘い生活」「汚れなき悪戯」といった作品はタイトルだけは知っているし、いくつかはテレビの放映で観ていると思う。「風と共に去りぬ」以外では「白い恋人たち」「ある愛の詩」「ハタリ」「道」「男と女」といった作品の音楽は、現在でも使用されるケースも多いし、メロディを耳にすれば『知ってる!』という人も多いと思う。スクリーンで観たのは「風と共に去りぬ」のみで、残っているデータを振り返ると1976年のリバイバル上映に間に合ったようだ。上映時間が222分ということで途中でインターミッションが入ったのを覚えている。この時代は新作映画や人気テレビドラマのサウンドトラック盤もCD化されていて、CDショップに行けば手に入ることもあった。ただし自分が手に入れたドラマCDの一部はすでにBOOKOFFなどでリセールされたものだったと思う。「ストリート・オブ・ファイヤー」は今でも自分にとっての外国映画ベスト1として不動のままで、映画を観てすぐにCDを探したと思う。岩井俊二監督の「Love Letter」は今年公開された「青春18×2-君へと続く道-」でも劇中で上映されていた。自分も好きな映画で公開当時からその音楽も気に入ってCDを手に入れたと思う。テレビドラマでは「夏子の酒」や「イグアナの娘」…。「ピュア」や「振り返れば奴がいる」といった作品のCDが出てきた。そういえばまだ中学生の頃に自分の意志で最初に買ったLPレコードは、当時の外国映画のヒット作の音楽を集めたベスト盤だった。同じ時期には先日他界したアラン・ドロンとハリウッドスターのロバート・レッドフォードの作品のみを集めたサウンドトラック盤も買っている。それだけ映画音楽が身近にあった時代なのだろう。現在は映画音楽というジャンルは事実上消滅したに等しい。大ヒット映画のサウンドトラック盤が話題になることもあるけれど、昔のように作品に使用された音楽全体を楽しむというアプローチはなくなった。そのまま作品の映画音楽ではなく。映画とタイアップしたアーティストや楽曲がメインになって、映画から生まれた音楽というよりも、ヒット曲や話題曲が結果として映画のイメージソングであるという状況が続いている。これは外国映画でも同じような傾向になっていて「スターウォーズ」シリーズや「インディー・ジョーンズ」シリーズのような人気シリーズのテーマ音楽は別にして、昔のような映画音楽に特化した作曲家もあまり聞かなくなった。かつて日本映画の低迷期に角川春樹が仕掛けたメディアミックス戦略は、映像と音楽と書籍というそれぞれの波及効果を生んで一時代を作った。他の活字メディアやテレビ局が積極的に映画製作に乗り出したり、その流れが現在まで続いているのは確かなのだけれど、少なくともあの頃の映画音楽は作品と一体化していた。薬師丸ひろ子は「セーラー服と機関銃」で、原田知世は「時をかける少女」で、富田靖子は「さびしんぼう」で、みな映画と同じタイトルの曲を歌い、歌詞にも映画のタイトルが入ることも多かった。例えばアニメ作品が象徴的でアニメブームが起こった時代には「宇宙戦艦ヤマト」だったり「銀河鉄道999」だったり「機動戦士ガンダム」だったり、テレビ作品では当たり前のことながら作品タイトルが歌詞の中でも連呼されるのが普通だった。いまは人気アーティストやブレイク前のシンガーが最初からタイアップして、曲が売れることを前提にその作品のテーマ曲やイメージソングとしてプロモーションされる。その象徴的な存在となったのが「鬼滅の刃」のLiSAだろう。もちろん映画やアニメに限らずテレビドラマでも同様で、話題になった曲は歌い継がれていくけれど、気がつくと作品から切り離されて、あくまでもアーティストありきで楽曲だけが記憶されていく。シネコンシステムが定着してからは、気楽に映画を観るあるいはレジャーの一環に組み込まれていく中で、エンドロールが始まると席を立つのが当たり前になりつつある。あるいは席を立たずともスマホをいじりだして、せっかく作品の余韻に浸れる時間を楽しむ術を知らない観客も多くなった。作品によってはエンドロールで流れる主題歌やテーマソングが見事にはまっているケースもあり、それもまた映像の記憶と共にその作品タイトルに上書きされていく。そういう楽しみ方を今の観客に強いるのは意味がないとはわかっていても、一本の映画を観るということはそれらすべてが揃ってこその貴重な体験なんだと思いたい。テレビやラジオからは今でもたくさんの映画音楽の名曲たちが流れてくる。クラシックの名曲と同じようにそれらのメロディはスタンダード曲としてこの先も語り継がれていくに違いない。知らないうちにたくさんの人の耳に入っているあの曲もこの曲も…映画音楽の時代を知る一人としての密かな楽しみでもある。

    「男はつらいよ」第1作公開から55年…映画音楽の時代を振り返る。