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  1. 「リンダはチキンがたべたい!」を観てきました。ストーリーは、とある郊外の公営団地に暮らす8歳の女の子リンダと母ポレット。ある日、母の勘違いで叱られてしまったリンダは、間違いを詫びる母に、亡き父の得意料理だった「パプリカ・チキン」を食べたいとお願いする。しかしその日はストライキで、街ではどの店も休業していた。チキンを求めて奔走する母娘は、警察官や運転手、団地の仲間たちも巻き込んで大騒動を繰り広げる。というお話です。母子家庭のリンダは、母親ポレットの大切な指輪をはめて学校に行きたいと騒ぎます。あまりに騒ぐのでポレットは仕方なくその日は指輪を貸して学校に行かせます。次の日も指輪を着けたいというので今回は許しませんでした。指輪をはめなかったはずなのに、何故か指輪が無くなっており、ポレットはリンダが失くしたのだと怒ります。リンダにお仕置きをするため、ポレットは姉のアストリッドの家にリンダを預けに行きます。アストリッドはリンダに厳しいんです。ポレットは家に帰り、掃除をしていると、猫が隠していたことに気が付きます。自分の間違いに気が付いたポレットはリンダを迎えに行き、謝って、いうことを聞くからと言います。するとリンダは昔、父親が作ってくれたチキン料理が食べたいから作って欲しいと願います料理の下手なポレットはそれは無理と断りますが、なんでも言うことを聞くって言ったじゃないと言われ、仕方なくチキンを作ることに同意します。そして二人はチキンを買いに行くのですが、街はゼネラルストライキでお店が一切開いていません。仕方なく養鶏場を訪ねるのですが、そこの経営者もストライキに参加していて鶏を売ってはくれません。ポレットは強硬手段に出て、養鶏場から鶏を1匹盗みます。鶏を盗んで逃げるポレットとリンダ。後はこの鶏を絞めて鶏肉にして料理をすれば良いだけですが、ポレットは鶏を殺したことがありません。それに養鶏場の人が鶏を盗まれたと警察を呼んだことから、警察に追われることに。自宅のある郊外の公営団地にまで追い詰められて…。後は、映画を観てくださいね。この映画、アニメーションで作られていて、ちょっとおしゃれで変わっていて素敵ではあるのですが、内容がフランス的というか、個人主義なんです。自分が良ければ周りに迷惑をかけても目的を達するべきという感じなんです。それが私は受け入れられず、面白いと思いながも、ポレットにもリンダにも感情移入が出来ませんでした。まず、リンダがかわいくないんです。母親の大切な指輪を着けたくて勝手に盗もうとするんです。子供がこんな性格のままでは問題だと思いました。自分が欲しければ人からモノを盗むこともいとわないということなんです。こんな風に育ててしまっては、それこそ社会の迷惑ですよね。母親の指輪だけでなく、学校の友達の新しい黄色い帽子も貸してといって全く返す気が無く、ずーっと着けているんです。人のモノは私のモノ、私のモノは私のモノという感じかな。そして母親のポレットは鶏肉が必要となり、養鶏場の鶏を盗むんです。母親がこれでは娘が泥棒になっても仕方がないですよね。親が犯罪をしていたら、子供だって犯罪するでしょ。それに罪悪感を抱かないんですから。ポレットとリンダは逃げ回り、ポレットに警察が手錠をかけるんです。子供の目の前でかけるんだけど、リンダは全くショックを受けないということに驚きました。母親が警察に手錠をかけられても、平気で鶏を追いかけたり、絞めて欲しいと出会った人に頼むんです。だから犯罪容疑者と母親がなっても、全く悪い事をしたという認識が無いんです。うーん、問題でしょ。ちょっと日本人の認識とはかけ離れていて、これは子供には観せたくないなと思いました。人から盗むということ、人のモノを取るということが悪い事ではないと思わせてしまいそうで怖いなと思いました。とりあえず犯罪のことは置いておいて、どんなことをしても我が儘を通そうとするリンダは、チキン料理を食べるために、友達にも迷惑をかけます。料理にパプリカをいれたいからと言って、勝手に家にあったパプリカをオーブンに入れて料理させます。それで火事になりそうになったりして、まぁ、酷いのよ。ポレットの姉アストリッドにも迷惑をかけて、逃げた鶏を追いかけることになったり、なんだか酷かったなぁ。とにかく酷い事ばかりで、団地を巻き込んでの大騒動になっていくんです。この団地での騒ぎを見ていて、移民の多い公営団地で貧しい人々が何でもありで生活をしていることを描いているのかなと思いました。ちょっと社会で生きているという認識が無さすぎるとしか思えない展開でした。アニメとしては良いんですけどね。父親を幼いころに亡くしたリンダは、父親の思い出がほとんどないんです。そんな彼女の寂しさを埋めるために、父親がよく作っていたチキン料理を作るという温かい物語のハズなんですが、リンダの性格が悪いのと、母親ポレットが何でもありで鶏を手に入れようとする姿が、あまりにも無理矢理で社会常識から逸脱していたので、気持ちよくほっこりと出来なかったんです。私は共感出来ませんでした。アニメーションとしての出来は認めます。素晴らしいと思いました。色の使い方やアニメの描き方が独特でとっても素敵でした。内容が犯罪を助長するような内容でなければ、私はとっても感動したし、ストレートに高く評価したと思います。とても残念でした。コメディとしての盗難だし、このガチャガチャが面白いのだとフランスでは受け取られたのだと思うのですが、私はダメでしたね。リンダの我が儘が許せませんでした。ごめんなさい。私は、アニメーションとしてはお薦めしたいと思います。良いアニメだし、これからのアニメの手本になるような内容だったと思います。ただ、ストーリーが私は受け入れられませんでした。娘も盗み、母親も平気で盗むような姿を子供に見せたくありません。気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。ぜひ、楽しんできてくださいね。「リンダはチキンがたべたい!」映画『リンダはチキンがたべたい!』公式サイト世界各国で絶賛!「リンダ」旋風が止まらない!笑いと涙で観客を大きくうねらせる”史上最高級”のフレンチ・コメディが誕生!映画『リンダはチキンがたべたい!』公式サイトchicken-for-linda.asmik-ace.co.jpFLEE フリー 豪華版 [Blu-ray]Amazon(アマゾン)カラミティ [Blu-ray]Amazon(アマゾン)プチ・ニコラ パリがくれた幸せ [DVD]Amazon(アマゾン)

    「リンダはチキンがたべたい!」アニメとしては評価しますが主人公や母親には共感が出来ませんでした。
  2. 長崎県大村市大坂歯科医院院長の大坂です😊朝ごパンのフルーツはバナナ、ルビーキウイに蜂蜜水をかけて🍌🥝🍯💦プレートはトマト、レタス、ベーコン、半分こしたアップルパイ🍅🥬🥓🥧ヨーグルトのトッピングは数種のレーズン、クランベリー、ひまわりの種、カシューナッツ、初物のさくらんぼに蜂蜜をかけて🍒🍯紅茶はアールグレイのミルクティー☕️5月5日は「バジーノイズ」鑑賞後、「青春 18×2 君へと続く道」を鑑賞致しました🤗写真は全て公式サイトから拝借致しました😉映画のお供はミルクティー☕️大学時代からゲームの会社を立ち上げ、仕事一筋に働いて来たジミーでしたが、経営を顧みないジミーに危機感を持つ役員会により会社を取り上げられてしまいます🥹忙しい生活から解放されたジミーは故郷の台南に帰り、久しぶりに自室の小物を手に取りますが、1枚の古い葉書に18年前のある出会いを振り返るのでした😙ジミーが想い返した日本人のアミは絵を描きながら台湾を旅しておりましたが、財布を無くし、たまたま高校生のジミーがアルバイトしていたカラオケ店に住み込みのアルバイトとして務め始めます😄明るいアミはカラオケ店のスタッフやお客にも大人気🥰店長からアミの教育係を命じられたジミーは街を案内したりする内に、アミに淡い恋心を抱くようになります😘別れが近づいたある日、ジミーはアミをランタンフェスティバルに誘います🤗アミはジミーにお互いの夢を実現できたら、その時に再会しょう!」と言い残し帰国してしまいます🥹それから18年後、ジミーは心に踏ん切りをつけるために日本に渡り、アミの故郷を目指して旅に出ます😙旅の途中では飛び切り明るく前向きな青年幸次に出会い、雪の中で戯れたり致します😄アミの故郷の町ではアミを良く知る商店のオーナーに、アミの生家に送ってもらいますが、そのアミの生家ではアミの母が出迎えてくれます😌アミの生家でジミーを待ち受けていたものとは?😌ジミーを演じているのは「先生、本当の恋って?」「時をかける愛」「ひとつの太陽」「僕と幽霊が家族になった件」などに出演しているシュー・グァンハンさん🤗アミを演じているのは「護られなかった者たちへ」「3月のライオン 前後編」「ちはやふる 結び」「まともじゃないのは君も一緒」「夏への扉 君のいる未来へ」「線は、僕を描く」「1秒先の彼」「ファイトソング」「デイアンドナイト」「宇宙でいちばんあかるい屋根」などに出演している清原果耶さん🥰ジミーが旅の途中で立ち寄る居酒屋の店主を演じているのは「藍色夏恋」「GF*BF」「花蓮の夏」「台北の朝、僕は恋をする」「恋する都市 五つの物語」「真夜中の五分前」などに出演しているジョセフ・チャンさん😄ジミーが旅の車中で出会う大学生のバッグパッカー幸次を演じているのは「なにわ男子」のメンバーで、「461個のおべんとう」「99.9刑事専門弁護士 THE MOVIE」「今夜、世界からこの恋が消えても」などに出演している道枝駿佑さん😉ジミーが立ち寄るネットカフェのアルバイト店員で、ランタン祭りに車で連れて行ってくれる由紀子を演じているのは「小さいおうち」「浅田家!」「日々是好日」「先生、私の隣に座っていただけませんか?」「イチケイのカラス」「#マンホール」「せかいのおきく」「ほつれる」「キリエのうた」などに出演している黒木華さん🥰アミを幼い頃から知っている商店主で、町に降り立ったジミーをアミの生家へ送り届けてくれる中里を演じているのは「地獄の警備員」「しゃべれども しゃべれども」「ディア・ドクター」「検察側の罪人」「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」「ツユクサ」「余命10年」などに出演している松重豊さん😊アミの母である裕子を演じているのは「化身」「失楽園」「破線のマリス」「阿修羅のごとく」「東京タワー」「終わった人」「魔女の香水」などに出演している黒木瞳さん🥰この作品でカラオケ店に住み込みで働くことになったアミが、寝室として案内された部屋に入って直ぐに、タバコの匂いを消すためにバッグから取り出した香水を部屋に振り撒くシーンがありましたが、その香水の瓶を見た瞬間「嘘〜!え〜!本当に〜?」と口の中で呟いておりました😳それは私が結婚して間もなく、20代後半から30代前半にかけて度々妻にプレゼントしていた香水、ニナリッチのレールデュタンでした🤗写真でお分かりのように、羽を広げて羽搏く鳥が栓の頭に付いております🕊️レールデュタンとは「時の流れ」と言う意味の言葉で、18年前の初恋を振り返る内容にはまさにピッタリの小道具でした🤗ジミーが振り返る18年前の画面を観ながら、私の頭の中では45年前の妻や子供たちとの生活が想い出されておりました😘とうに忘れ去っていた香水との思いがけない再会!これも映画鑑賞の醍醐味の1つと言えますね?🤩4月8日に鑑賞した「パスト・ライブス」と同じく、淡く切ない上質な恋愛映画で、泣けます😭 是非劇場の大画面でご覧くださいませ🙇🏻😎

    No.40青春18×2 君へと続く道
  3. 今回の大阪旅で宿泊したのは、USJオフィシャルホテルのホテル・ユニバーサル・ポート・ヴィータです。ユニバーサルシティ駅から徒歩2〜3分。そしてユニバーサルシティポート船乗り場まで徒歩2〜3分。ホテルをチェックアウトした後に海遊館へ行くことにしたので、直で海遊館のそばまで行けるキャプテンラインの船着場のそばにあるこのホテルに決めたのでした。ちなみに姉妹ホテルのユニバーサル・ポートにしなかったのは、ヴィータのほうが少し安かったから。予約したのはスタンダードキングルーム(朝食なし)。USJの1デイ・スタジオ・パスが付いたプランで、クーポン2,500円の割引を使って、61,800円(税込)でした。スタジオパスを引くと一泊45,000円くらいだから、まぁこんなものかな。朝食ビュッフェなしにしたのは、朝早く起きるのが面倒なのと、私も甥っ子も朝はたくさん食べないから。13時半にホテルに到着。向かう途中からミニオンが窓にたくさんいるのが見えて楽しい!フロントは2階にあるのでエスカレーターで上がり、先にチェックインの手続きだけしてもらいます。カウンターにもミニオンがいて、USJへの気持ちが高まります!チェックインの時に、USJのチケットを受け取りました。後でアプリに登録します。それと、宿泊特典でミニオンのフェイスタオルももらいました!チェックインの手続きをしたら、USJへ行く前に荷物を預けます。同じ2階フロアにコインロッカーがあり、スーツケースが入る大きめサイズのロッカーもあるので安心。100円が必要ですが荷物を出す時に戻ってきます。エレベーターホールにもミニオン!私たちの部屋は5階。5階のかなり南寄りというか、USJ寄りのほうの部屋でした。正面にはシティウォークがちらっと見えて、その手前に駅のホームがあります。USJはアトラクションがちらっと見えました。小さなテーブルと椅子がありました。本当はソファがあると嬉しいんだけど、狭いから仕方ないかな。テレビの右にあるテーブルの上には缶のミネラルウォーターがあります。嬉しかったのは、ジュエリートレイがあったこと。ピアスや指輪など細々したものを置いておけるので助かります!テーブルの下には冷蔵庫と、給湯器やカップ、コーヒーなど。テレビの下には折りたたみ式の鏡があり、立てられるので椅子に座ってメイクができます。インスタントでもコーヒーがあると嬉しい。あらかじめ、子供用のパジャマも申し込みました。サイズは120しかないみたいです。大人も子供もチュニックタイプでボトムはありません。甥っ子は8歳ですが、痩せているので120でも余裕でした。洗面台は広々。下には踏み台があるので小さな子でも自分で手を洗ったり口をゆすいだりできますね。テーマパークの公式ホテルはこういう子供向けのアメニティが豊富なので助かります。お風呂はこんな感じ。浴槽も洗い場も広くて使いやすかった!泡風呂パウダーがあったので使ってみたら、甥っ子が泡風呂初体験でとても喜んでいて、ずっと歌を歌ってました。さて、晩ごはんはシティウォークで持ち帰りにしました。ネネチキンでスノーウィングチキンのチーズ味。今しんちゃんとコラボしてるんですね!しかもサイダーを一本おまけしてくれました。骨付きかな?と思ったけど骨なしの唐揚げで食べやすかった。粉チーズたっぷりだけどしつこくなくパクパクいけます。あと、おにぎりFunFunでおにぎりを買いました。味噌そぼろ美味しかった!甥っ子が好きなツナマヨもあって良かった。晩ごはんを食べてるテーブルの向かいの壁に全身鏡がありました。やっぱり全身が映る鏡は必須ですよね!そういえばスーツケースを置くバゲッジラックがなかったのが残念。あと、ハンガーラックがテーブルセットの真上にあるので、洋服をかけるとスカートやパンツなど丈が長いものはテーブルで食事するときにすっごく邪魔でした。朝食は昨夜コンビニでおにぎりを買っておいたものを食べました。ところで、枕が合わなくて起きたらひどい肩こり。ひとつはパンパンの羽根枕なので使わず、もうひとつを使ったのですが、これが上半分が綿で下半分がそばがらという初めて見るタイプ。柔らかいのと硬いのが半々になってて、どう使うのやら…。バスタオルを丸めて使えば良かった。あと、予想外だったのがUSJ閉店後の時間(23時過ぎくらい?)になると、ユニバーサルシティのアナウンスなのかユニバーサルシティ駅のアナウンスなのか、ものすごくうるさかったのです。しばらく眠れなくて、あれも参りました。↓手前が駅のホーム。目の前なんです。チェックアウトは11時ですが、少し早めの9時半にフロントへ行くと空いていました。手続きを済ませて行こうとしたら、ミニオンのステッカーをもらいました。え、これ、USJのイースターの!?USJのミニオンエリアでもらったのと違う!ミニオンエリアではピンクのをもらったのですが、ここはあまりクルーさんがいなくてもらうのに少し苦労したのです。まさか他の色&柄のステッカーがあるとは思わなかったので、最後の最後で予期せぬプレゼント。うわ〜!と喜ぶ私たち。あそこまで喜ぶなんて、フロントの方は不思議だっただろうな。記念にロビーにあるフォトスポットで写真を。USJと駅に近いしミニオンだらけでテンションあがるし、海遊館にも楽に行けるのでなかなか良かった!ただ枕とアナウンスで睡眠環境がいまいちだったので、うーん。次は姉妹ホテルのユニバーサル・ポートに泊まってみたいです!るるぶ大阪'25 (るるぶ情報版 近畿 6)Amazon(アマゾン)USJ裏技ガイド 2024Amazon(アマゾン)

    大阪旅2024春(3)ホテル・ユニバーサル・ポート・ヴィータ
  4. はいどうも。今回は恒例のディズニー・トゥーン・スタジオ回です。トゥーン・スタジオについてはこちらの記事を参照。いっとき巷に溢れた所謂「ディズニーヒット作のひどい続編」の主犯格としても名高いこのスタジオですが、これまでも語ってきたように実はとても素敵な作品もいくつも世に送り出しています。特に続編ではなくスピンオフ作品に関しては、このスタジオは本当に上手だったんですよね。そこで今回は、そんな中でも特に評価が高く、個人的にも大好きなこの一本について語っていきたいと思います。(※当ブログは基本ネタバレありです。ご了承下さい。)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーライオン・キング3 ハクナ・マタタ(原題:The Lion King 1½)2004年監督ブラッドリー・レイモンドデータ1994年に第一作目が公開され歴史的な大ヒットを記録した「ライオン・キング」シリーズの約6年ぶり・3本目となる新作長編作品。ディズニー・トゥーン・スタジオ系列によって当初は劇場用として制作が始まりましたが、最終的には2004年にソフトダイレクトにて公開されました。邦題は「3」となっていますが原題は「1と2分の1」で、内容は第一作目のスピンオフ。一作目のストーリーと同じ時間軸で物語が進行する、正に正当なスピンオフストーリーであり、「ライオン・キング」を視聴済であることが大前提の作りとなっています。シェイクスピアの「ハムレット」から着想を得た一作目に対して、今作はその「ハムレット」の裏側を描いたトム・ストッパードの戯曲である「Rosencrantz and Guildenstern Are Dead」からインスパイアされて制作されました。 主役を務めるのは一作目の見事な名脇役ぶりで一躍人気者になったティモンとプンバァのコンビ。一作目で起きた出来事の裏側で、彼らが何を思いどんな行動をとっていたのかに焦点があてられたサイドストーリーとなっています。ティモンの母親や親戚のマックスおじさん等の新キャラクターも登場する他、シンバやナラ、ハイエナ達やラフィキ等お馴染みのキャラクターも登場します。監督は「ティンカー・ベル」シリーズのブラッドリー・レイモンド。脚本はティンカー・ベルシリーズやプーさんシリーズも手掛けたトム・ロジャース音楽は「トワイライト・ゾーン」等で知られ、東京ディズニーシーの「ファンタズミック」楽曲にも携わったドン・ハーパー。又、今作は脚本に一作目の監督であるロジャー・アラーズらも関与していたり、音楽面ではエルトン・ジョンとティム・ライスが新曲を提供していたりと、オリジナルのクリエイターが多く携わった珍しいOVA続編でもあります。今回の主役・ティモンとプンバァにはお馴染みのネイサン・レインとアーニー・サベラ。日本語は三ツ矢雄二さんと畠中洋さん。シンバ役のマシュー・ブロデリック(日本語版・宮本充さん)、ナラ役のモイラ・ケリー(日本語版・華村りこさん)、ラフィキ役ロバート・ギローム(日本語・槐柳二さん)等、多くのオリジナルキャストか続投を果たしました。さらに、ラストのディズニーキャラクターカメオ出演では実に豪華なキャスト陣もゲスト出演しています。これまでの重厚なシリーズと打って変わってコメディに振り切ったその内容とラフな作風は、公開当初それなりに賛否を呼びましたが、よく練られた1作目との相互作用や丁寧な作画と音楽、ティモンとプンバァのメタコメディがそれ以上の好評を博し、アニー賞も見事に受賞。トゥーン・スタジオ作品の中ではかなりの制作期間・制作費を費やされた力作であり、現在でもトゥーンの代表作の1つとしてファンからは非常に高い評価と人気を得続けています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあらすじある日ティモンとプンバァはシアターで「ライオン・キング」を鑑賞していた。思い出に浸る二人だったが、映画を観ているうちにふと【自分達も本当は物語の最初からずっと居たのに、作品ではそこが描かれていない】事に気が付く。そこで二人は「ライオン・キング」作品内で描かれていない間で、自分達がどこで何をしていたのか【物語の中に秘められた物語】を観客に観せる事を思い立ち、リモコンを操作して物語を「はじまりのもっと前まで」戻すのであった。その映像の中で、ティモンの旅路やプンバァとの出会い等、今まで語られていなかった物語が次々に明らかになっていく…ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー感想個人的にはスピンオフと呼ばれるジャンルの作品郡の中で、今作は最も良く出来た作品の一つだと思っています。本来あるべき姿と言うかお手本と言うか…スピンオフというジャンルの作品の役割を、見事なまでに果たしきっている作品です。一作目を観ている事が前提だったり、物語全体をメタフィクションで包んでしまうという振り切った力技も、ティモンとプンバァという二人のキャラ力があってこそで、それが完璧に功を奏してますね。もちろん完全なコメディ作品なので1や2の重厚な物語を期待すると肩透かしを喰らうかもしれませんが、作画や雰囲気も極限まで1に近づけた作りになっていますしストーリーに関しても1のタイムラインと整合性がとれるように非常に細かく気を使って練られています。(細かな矛盾は諸々ありますが…)ストーリー中に隠れミッキーが沢山潜んでいたり、ラスト周辺には豪華なシルエットゲスト達が登場したり、遊び心に溢れた内容なので本編の補足とか知られざる秘密とかそういう事よりも、ライオン・キングの世界を楽しく広げてくれる豪華なおまけとして最高だと思いますね。トゥーンスタジオのソフト用作品中ではダントツでクオリティの高い傑作です。本編の隙間を埋める巧みな構成まず最初にちょっと真面目な話を。個人的に一作目を観てやっぱり一番気になったのはこのティモンとプンバァのハクナ・マタタでした。ここが文字通りライオン・キングという作品の【余白】だと思ったからです。このハクナ・マタタについて一作目は少し投げっぱなしな部分があって、【悩まずに生きる事】を提示しておいて結局シンバは違う道を選択したわけですが「ティモンとプンバァもそこに加わった動機」が凄く気になったんです。勿論友達の為、わかりますが、、それだけ?と。ティモンらしくなくない?と。だからこの作品は個人的にはリリースされた時正直「やっぱりそうだよね!」て感じだったんですよね。そして見事にその余白を埋めるストーリーになっていて、自分の中でライオン・キングがようやく完結したような気持ちでした。ハクナ・マタタ=自由と孤独の対比を明確に示してケリをつけてくれたのはスッキリしましたね。【自由というのは、自分を縛る大切な存在があってはじめて感じる事ができる矛盾の産物だ】というのをあんなにわかり易く表現するのは流石だなと思いました。ハクナ・マタタを守るためには時には戦わなきゃいけない。だからティモンはプンバァを追いかけたんですよね。「2人じゃないとハクナ・マタタじゃない」から。そして最後にもう1つの大切な存在、家族を迎え入れて本当のハクナ・マタタを手に入れて終わるという。この筋書きはホントに感動しました。やっぱりライオン・キングは自分の中では間違いなく【生き方の物語】なんですよね。ハクナ・マタタは、もしかしたら何よりも強く勇敢な生き方なのかもしれません。そして構成に関して物理的にも文字通り隙間を埋める作りになってるのが面白かったですね。本編ではダイジェストで大人になっていたシンバですが、よくよく考えたらティモンとプンバァがそこまで育てたって事ですもんね。細い所にもちゃんと目が行ってて、要所でストップが入って映像を観てるティモンとプンバァから突っ込みやフォローが入る…というのがとても面白くて。この構成はストーリーものとしては一種禁じ手かもしれませんが、この2人のキャラだと自然にできちゃう。見事でしたね。ディズニーコメディの底力上記のように実はしっかりテーマを持って作られてはいるんですがそれは作中ではあくまで隠し味要素で、この作品のメインディッシュはあくまでも上質なメタコメディ。クリーンコメディでここまでやれるかと。ディズニーのコメディセンスの引き出しの多さを見た感じですね。まぁそれは結局練り込まれたキャラクター作りから由来してる物だとは思いますが。今作は特に。ティモンとプンバァって、本当なら(何の制約もなければ)ブラックジョークとか連発してそうな、というか本来はそっちの方が似合ってそうなキャラクターですよね。プンバァの特徴からしても。この二人の笑いは基本掛け合いによるジョークが主で、本来最もやりたいであろうブラックユーモアを完璧なラインで抑えて、子供も笑える絶妙なラインのジョークを連発しているんですよね。他の種類の笑いも交えながらなんですけど、この手法で最後まで飽きずに笑えるのはやはりこの二人のキャラクター作りが逸品だからでしょうね。そして、この作品の最大の特徴の1つと言える「全編におけるメタフィクション構成」がかなり効果的に作用してますよね。しかもそれがちょっと変わったメタ設定で。あらすじを見ていただければ解りますが、この作品はライオン・キングをティモンとプンバァがシアターで観賞している場面からはじまり、ストーリー中も要所でこのシアターのシーンが登場してきます。ここまでだと普通のよくあるメタなんですが、面白いのは2人がライオン・キングや今作であった事をフィクションではなく実際にあったこととして観ていること。ミッキー達のスターシステムのように役者として演じてるわけではないんです。つまり自分達のドキュメンタリー映像を観てるような感じなわけで。モキュメンタリーに近いのかな?でもやっぱりティモンとプンバァがシアターでリモコンいじったりしてる時点でもう完全メタなんですよ。ハクナ・マタタで歌詞出してマイク持ってシング・アロングしちゃってますからね。この不思議な設定が独特の面白さを産んでいる事は間違いないですよね。極めつけが最後のシルエットゲスト達。ミッキーをはじめ、ドナルドやグーフィー、ジーニーに白雪姫、小人達からスティッチ、ピーター・パンやロストボーイズ等錚々たる顔ぶれが「何?映画やるの?」とシアターに集まってきます。しかもその半数以上が台詞付きという豪華ぶり。もはや設定とかわけわかんないけど、けど楽しい。ちょっとこれ、他であんまり見たことないんですよね。このやり方。あります?ただの設定崩壊と言われればそれまでですが、メタとしてちゃんと機能してるしその利点も活かしまくってます。まぁちょっとわけわかんなくなってきましたが、要はティモンとプンバァのコメディが最高に活きるシチュエーションと設定をしっかり見つけてるなってことですね。様々な手法をありったけ使っていて、最後まで大人も子供も笑える質の高いクリーンコメディに見事に仕上がってます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまとめなんか公開当初、思った以上に話題にならなかった印象なんですが、実はかなり完成度の高い作品です。そして実はかなり挑戦的で独創的なことをやってるんですよね。忖度抜きでこんなにスピンオフとして完成された作品を他に知りません。個人的には劇場公開でも良かったと思いますね。少なくともモンスターズ・ユニバーシティとかプレーンズとかより全然好きです。まぁちょっとわかりにくい話ばかりしちゃいましたが、作画・アニメーションも音楽もトゥーン・スタジオのビデオ作品とは思えないくらい(失礼)質が高くて、これは本当に一重に一作目へのリスペクトだと思います。オーストラリアを中心に世界中からアニメーターを集め四年の歳月をかけて完成させたという渾身の一本です。ただの子供向けコメディとしても楽しく観れますし、1のテーマを引き継いだ精神的続編として大人が深読みして観ることもできますし、実は大人の方が笑えるネタも多いです。あと親子で隠れミッキーを探しながら観るのも楽しいでしょう。スピンオフとしてだけではなく1本のエンターテイメント作品として、非常にハイレベルな作品だと思いますね。是非とも1と合わせて観てほしいですね。2は一旦置いておいたとしても一作目を観た人にはもれなく今作は絶対観て欲しい!!そんな作品です。他のビデオスルー作品と同じだと思ってスルーしてほしくないですね〜。未見の方は是非一度チェックしてみてください! 「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ」はディズニープラスで配信中です♪という事で今回はこの辺で!いつも長文駄文にお付き合い頂き本当にありがとうございます。感謝です!では、また次回!しーゆーねくすとたぁいむー。ライオン・キング 3 ハクナ・マタタ [DVD]Amazon(アマゾン)ライオン・キング3 -ハクナ・マタタ- (吹替版)Amazon(アマゾン)にほんブログ村

    たくさん共感されています

    ディズニー映画語り ライオン・キング3 ハクナ・マタタ
  5. ジョージ・ルーカス監督、リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド、アーメド・ベスト、ペルニラ・アウグスト、レイ・パーク、ヒュー・クァーシー(パナカ)、ケニー・ベイカー、アンソニー・ダニエルズ、アンディ・セコム(ワトー)、サイラス・カーソン(ヌート・ガンレイ)、ブライアン・ブレスド(ボス・ナス)、スティーヴ・スピアーズ(ターパルス)、ルイス・マクラウド(セブルバ)、フランク・オズ、キーラ・ナイトレイ、サミュエル・L・ジャクソン、ワーウィック・デイヴィス、イアン・マクダーミド、オリヴァー・フォード・デイヴィス(シオ・ビブル)、テレンス・スタンプほか出演の『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』。1999年作品。4K上映。 平和な惑星ナブーが銀河通商連合に襲撃され、その事件の調査に向かったジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)と弟子のオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)は、メカの不調で砂の惑星タトゥイーンに不時着する。そこで出会った9歳の少年アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)に眠るフォースの力を感じ取ったクワイ=ガンは、アナキンをジェダイ騎士団に入団させようとする。一方その頃、謎の敵ダース・モール(レイ・パーク)がジェダイ抹殺のために暗躍していた。(映画.comより転載)シリーズのネタバレがありますので、まだ観ていないかたはご注意ください。『SW エピソード1』公開25周年記念ということで、「スター・ウォーズの日(5月4日)*」に絡めて5月3日(金) ~6日(月) の4日間限定で『ファントム・メナス』の4K版が全国25の映画館で上映されていて、観てきました。※「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」にちなむ。ゴールデンウィーク中だし、上映館も限られているので絶対に混むだろうと思ったから、珍しく事前に座席のチケットを購入。…正解でしたねぇ。朝の8時半からの上映でしたが、客席はかなり埋まっていました。入場プレゼントでポスターもらいました。デカくてちょっと荷物になったけど。いきなりケチつけてしまって申し訳ありませんが、今回の25周年記念のポスターのデザイン、なんかビミョーじゃないですか?^_^; 昔の手描きの看板みたいで。わざとそういう雰囲気を狙って描いたんだろうか。1999年の初公開の時のポスターと見比べてみるとよくわかります。不思議な絵柄…wさて、僕は以前からプリクエル三部作(エピソード1~3)についてはずいぶん酷評してきたし、作品に対する評価は今でもほとんど変わってはいないのですが、ただそのエピソード1~3についての感想を書いたのはエピソード7を観る直前で9年も前のことだし、こういうこと言うとまたファンのかたに叱られるかもしれませんが、シークエル三部作(エピソード7~9)を観ちゃったら、もうかつてのプリクエル三部作が普通に面白かったように思えてきたので、迷いつつも貴重な機会だから再び劇場鑑賞したのでした。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 さらばスター・ウォーズJ・J・エイブラムス監督、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ヨーナス・スオタモ、ナオミ・アッキー、ケリー・ラッセル、ドーナル・グ…ameblo.jp今回上映されたのは、ブルーレイ化されて以降のヴァージョンで、ヨーダは初公開時のようなパペットではなくてCGに置き換えられているし、ポッドレースのシーンも長くなってたんじゃないかな。あと、字幕担当は初公開時と同じ戸田奈津子さんだけど、「ボランティア軍」が「義勇軍」に、「ローカルの星人」が「地元民」に変わってたし、ポッドレース中のアナウンスの「ビックリしゃっくり」もなくなってました。評判悪かったからやめたのかな(笑)実は地味に不安だったのが、映画の冒頭にあの「20世紀フォックスのファンファーレ」はちゃんと入っているだろうか、ということでした。今じゃスター・ウォーズの新作映画には、あのファンファーレは入らないですから。消されてたらたまらんな、と。で、上映が始まっておなじみの曲が鳴り響くと、ちょっと胸がジィ~ンときたのでした。あぁ、久しぶりにあのファンファーレからのジョン・ウィリアムズの曲を聴けたなぁ、と。もうそれだけで「劇場に観にきてよかった」と思った。文句ばっか言ってるから「嫌いなら観るな」と言われるでしょうが、『ファントム・メナス』が公開された1999年という年は楽しいこともツラいことも個人的にいろいろあって思い出深くもあるし、僕は僕でスター・ウォーズには勝手に思い入れがあるのでプリクエル三部作は全部映画館で観て、サントラCDやDVDも(確かエピソード2までだったが…)買ったり、それなりに落とすべきものを落としたうえであーだこーだと文句言っております。初公開当時だって、今はなき新宿スカラ座や渋谷パンテオンなどで何度も観たし。プロデューサーや異なる監督たち同士の間でのすり合わせがうまく行なわれず、シリーズの世界設定が完全に破綻してストーリーが迷走してしまったシークエル(レイ)三部作とは違って、プリクエル(アナキン)三部作には少なくとも創造主であり監督のジョージ・ルーカスが込めた一貫性はあったし(作劇的なその狙いがうまくいっていたかどうかはともかく)、何しろ結末は最初からわかっているのだから、あとはそこに向かってお話を進めていくだけで、そういう意味では淀みがない作りになっている。これまでに何度も繰り返し観てきたからでもあるけれど、今回久しぶりに観てもスゴくテンポが速く感じて、観る前から予感はしていましたが結構楽しめたのでした。いや、思いっきり楽しむつもりで観にいきましたし。ジャー・ジャー・ビンクスは相変わらずけたたましくてウザかったけど(道案内する、とか言っといて騒いでるだけだし)、もう慣れてしまった。『最後のジェダイ』のローズ(ケリー・マリー・トラン)もそうだったけど、映画に使っといて叩かれても監督やルーカスフィルムは役者を助けないんだよなぁ。『スター・ウォーズ』ジャー・ジャー・ビンクス役俳優、批判を振り返る ―「誰も助けてくれなかった」 - THR Japan映画『スター・ウォーズ』新3部作にジャー・ジャー・ビンクス役で出演した俳優、アーメド・ベストが過去に受けた批判について振り返った。hollywoodreporter.jp「スター・ウォーズ」ジャー・ジャー・ビンクス役のアーメド・ベスト、「ファントム・メナス」のキャストは自身の声をとても気に入っていたと語る公開当時ファンには不評だったjp.ign.comジャー・ジャーが「ナブーの戦い」で繰り広げるドタバタはバスター・キートンのコメディ映画から引用されているのは有名だし、だから彼は彼で監督から与えられた役割を律儀に果たしているのだ、と思えばもはや腹も立たないw映画の内容については以前の感想の中で散々難癖つけたので、今回はそれとは別のことを書こうかな、と。僕は、以前の感想の中で「お話が面白くない」と文句を言ったんだけど、そしてその評価は今でも変わりませんが、勧善懲悪の冒険活劇だった旧三部作(オリジナル三部作、あるいはルーク三部作)と異なって、エピソード1から続くプリクエル三部作は、共和国がいかにして銀河帝国へと変貌していったかが描かれるわけで、それは僕らが生きるこの世界の現状と重ねることでいろいろと考えさせられるところはありますよね。通商連合に侵略される惑星ナブー、裏で糸を引いているシスの暗黒卿。銀河の中心である惑星コルサントではすでに政治の腐敗が極限まで進んでおり、自分の星を救うためとはいえアミダラ女王(ナタリー・ポートマン)はもはや機能していない元老院の最高議長を別の人物にすげ替える。しかし、それは独裁化への第一歩だった。いろんな国(僕たちが住むこの国も含む)のことが頭をよぎるし、25年前よりもそれはさらに鮮明になっている気がする。アミダラ女王の影武者をキーラ・ナイトレイが演じていた、というのは知ってる人には常識だけど、意外と知らない人もいるんではないだろうか。彼女が演じた侍女のサーベはこの『ファントム・メナス』ではわりと活躍するんだけど、ナイトレイが出演したのはこの作品のみ(続く『エピソード2 クローンの攻撃』で影武者としてパドメの代わりに殺されたのは別の侍女コーデ)。ところで、キーラ・ナイトレイさんはよくナタリー・ポートマンさんと顔が似ている、と言われるそうだけど、似てますかね? 白塗りしてると一見見分けがつかないっぽいけど、ナイトレイさんの方が目ヂカラ強めでやや三白眼気味なので、白粉顔がちょっと怖いんですよね。彼女の方が身長もポートマンさんよりも高いし、年齢も4歳若い。ナイトレイさんの『ファントム・メナス』出演については↓こちらの感想にもちょっとだけ書いています。『コレット』 私のクロディーヌウォッシュ・ウェストモアランド監督、キーラ・ナイトレイ、ドミニク・ウェスト、エレノア・トムリンソン、アイーシャ・ハート、フィオナ・ショウ、デニース・ゴフ、…ameblo.jp僕は、最初にこの作品を観た時からどう見ても途中でアミダラ女王が別人に代わっているのがまるわかりだったのでスゴく違和感があったんだけど(それ以前にナタリー・ポートマンがアミダラと侍女のパドメの両方を演じていることは明らかだったから、劇中で誰もそのことに気づかないのがほんとに不可解だった)、これはイアン・マクダーミド演じるパルパティーン議員がどう見たってシスの暗黒卿ダース・シディアスと同一人物なのに誰も気づかないのと対になっている。 なんだかんだ言って付き合いよく『スカイウォーカーの夜明け』まで出続けたおじいちゃんこれを現実の世界で多くの人々が「人の本当の正体」を知らない、気づかないことへの皮肉のようなものだと解釈すると、物語の中で不自然に感じたことが別の意味を持ってくる。パドメの正体もパルパティーンの正体も「どんでん返し」としてはまったく効果を上げていないけれど、わかりきったことに誰も気づかない、というのは黒澤明監督の『蜘蛛巣城』だし(朝もやの中からグンガンたちが現われるショットは同作品からの引用でしょう)、『蜘蛛巣城』がシェイクスピアの「マクベス」をもとにしているように、シェイクスピアの悲劇のような話を狙ったんだな。だから監督が「やりたいこと」はハッキリしていて、僕が感想で「いらない」と言ったポッドレースのくだりは『ベン・ハー』だし、いろんな名作から印象的な場面を持ってくることでルーカス監督はSWを映画史の中に刻み込もうとしていたんじゃないだろうか。ハリウッド映画に香港映画的なアクションを持ち込んだ、ということでは画期的だったと思うし(同じ年に公開された『マトリックス』の方がインパクトがあったが、同時期に起こったアクション面の変革だった)、その後の映像の背景をデジタルで描く手法の先駆けでもあった。おかげでクワイ=ガン・ジン役のリーアム・ニーソンがグリーンバックの前での演技にうんざりして、二度と出演してくれなかったという逸話も。クワイ=ガンはエピソード2以降も霊体での再登場もなくて、その理由をいろいろと考察されたりもしたけど、単にリーアム・ニーソンさんがもうグリーンバック撮影が嫌だったから、っていうねw確かに20年以上前のVFXだから現在のものに比べるといろいろと過渡期な感じはするんだけど、逆に今のように全部CGで描いちゃったりはせずにミニチュアも使ってるし、いろんな技術を持ち寄っているから、ちょうど『ジュラシック・パーク』の1作目のように時代が経っても古びないところがある。ダース・モール(レイ・パーク)はかっこよかったなぁ。彼があっさり倒されるのはやっぱり納得いかなかった。監督から「はい、お疲れ。そろそろやられようか」って言われたように最後は防御の体勢もとらずに突っ立ったまんまで真っ二つにされていた。モールさんは、その後のいろんな媒体で「実は生きていた」ってことにされたけど(まぁ、ボバ・フェットも皇帝も生きてましたからな)、そこはちゃんと決着をつけてもらいたかったな。もうあと何手かアクションを続けていれば、オビ=ワンが実力で勝ったように見せることはできたと思う。監督が勝敗を急ぎ過ぎた。今回、『ファントム・メナス』の上映のあとに6月にディズニープラスで配信予定のドラマ「スター・ウォーズ:アコライト」の本篇の一部が上映されて、ジェダイ役として『マトリックス』の“トリニティ”役のキャリー=アン・モスが出演してましたが、わかりやすいな(^o^)まぁ、僕はディズニープラスに加入してないんで観られないし、劇場でネット配信ドラマの宣伝されてもな、と思いましたが。これも配信ドラマの「マンダロリアン」の劇場版が作られるそうだから、それの予告篇を期待したんだがなぁ。なんていうか、どんどん日本のアニメ的な作風になってますね、スター・ウォーズ。プリクエル三部作の頃はまだそういう要素は希薄だったな。どちらがいいとか悪いとかいうことではないですが。アジアやインドや中東、中南米などにルーツを持つ俳優たちがどんどん出演するようになったこと自体は歓迎すべきだと思うんで、あとは最近のアクション物のトレンドにノれるかどうかなんだろうなぁ。別に延々と続くクンフーアクションが観たいわけじゃないんですよね…ゲームじゃないんだし。フォースとかライトセイバーでの闘いというのはあくまでも物語の中でピンポイントで入ってる程度でいいと思う。ユニークなキャラクターたちの「物語」を観たいんですよ、こちらは。僕は感想では少年時代のアナキンのエピソード自体を「不要」と評したけど、でもジェイク・ロイドさんはよく頑張って演じたと思うし、ルーカス監督はきっと映画館に来た幼い子どもたちに、まるで現代の子どもみたいに「Oops!」とか「Yippee!!」とか言ってる主人公の少年に感情移入して観てもらいたかったんでしょう。未来の妻となる女性に「天使なの?」って尋ねたり、口がうまいよねぇ。まぁ、この当時のナタリー・ポートマンさんは確かに天使のように可愛かったけれども(今でも美しいが)。アナキンや母親のシミは奴隷という設定にもかかわらずまったくそうは見えなくて、彼らの持ち主であるワトーもけっして二人を虐待するわけではなく、続篇でもシミのことを大事にしていたような様子だし、そこんとこでまったくリアリティがないんだけど、それはルーカス監督の人間を描く手際の限界なのか、それとも子どもたちが観ていてツラくならないようにあえて酷い場面は入れなかったのか、どちらなんでしょうね。『エピソード4 新たなる希望』ではルークの親代わりだったベル伯母さんとオーウェン伯父さんは焼死体になっていたんだけどな。そういう残酷描写はプリクエルでは省かれてましたね(エピソード3ではアナキン君の身体は大変なことになってましたが)。父親がおらず、母シミ(ペルニラ・アウグスト)によれば「なぜか自然に生まれた」というアナキンはキリストに重ねられているし、劇中で「選ばれし者」とも呼ばれていた。『マトリックス』の主人公もそうだったけど、思えば同じ年に公開された2本の映画で、それぞれの主人公たちはその後まったく別の道を歩んだのだな。少年時代のアナキン役のジェイク・ロイドさんがこの映画の出演後にたどった人生は苛酷なものだったし、最愛の妹さんも亡くされて、今は施設で心の病いを治療しているということで、彼のこれからの穏やかで明るい生活を祈らずにはいられない。ジェイク・ロイドさんの妹マディソンさんも出演しているというラストシーン。アナキンの後ろに立っている幼い女の子(R2-D2の後ろ)がジェイク・ロイドさんによく似ていたけれど、彼女がマディソンさんだろうか。初めて映画館で観た時のようなお客さんたちのストレートでヴィヴィッドな反応というのは今回はなかったけれど(当時は劇中でダース・モールやR2-D2が紹介されると客席が沸き上がったり、エンドロールのあとにダース・ベイダーの呼吸音が聞こえてくると人々の中からざわめきのようなものが聞こえた)、それでも皆さん、それぞれに感慨に耽っているようでした。スター・ウォーズの映画を劇場で観るのが特別なイヴェントだった頃の雰囲気を思い出させてくれました。果たして続く『エピソード2 クローンの攻撃』は、いずれリヴァイヴァル上映されるんでしょうかねぇ。12年ほど前に『ファントム・メナス』の3D版が公開された時には僕は観なかったし、どれほど盛況だったのかも知らないけれど、エピソード1の再上映でこれだけ多くの人たちが劇場に駆けつけたのなら、続きもぜひやってほしいよね。そしていつかは大好きなルーク・スカイウォーカーの物語、エピソード4~6を(オリジナル版で!…って無理か)また映画館の大画面で観たいです。熱くリクエストしておきます。関連記事『アイス・ロード』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『ソー:ラブ&サンダー』スター・ウォーズ ファントム・メナス~アルティメット・エディション~Amazon(アマゾン)スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 4K UHD MovieNEX [4K ULTRA HD+ブルーレイ+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]Amazon(アマゾン)スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]Amazon(アマゾン)スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス [DVD]Amazon(アマゾン)↑もう一つのブログでも映画の感想等を書いています♪ 

    『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』
  6. 「アフター・ウェディング」など俳優としても活躍するクリスチャン・タフドルップが監督・脚本を手がけたデンマーク・オランダ合作によるヒューマンホラーです。イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い、同世代の子どもを持つ者同士で意気投合する。後日、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れたオランダの田舎町にある彼らの家を訪れる。再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な誤解や違和感が生まれていき、それは段々と広がり…日本の低予算ホラーに山ほどあるヤバい一家に関わって大変なことになるホラーでしたが、やっぱり日本と違って安い血糊に頼らずもっとひどいことをするので、終盤のインパクトが違います。とはいえ「ファニーゲーム」に比べたらまだマイルドなので物足りなくもあります。やられる方にはもうちょっとしっかり抵抗して欲しいものです。こっちのヤバい夫婦と「ファニーゲーム」の若い男二人がバトルしたら楽しい映画になりそうです。

    この夫婦と「ファニーゲーム」の二人をバトルさせたくなる「胸騒ぎ」
  7. ほかの人たちが普通に所有しているものをどんどん処分する一方ほかの人にはガラクタとしか思えないものを後生大事に集めてるのはおかしくないかい??と思われそうなことは、承知しております。本棚に収まる量をキープするため、もう「地球の歩き方」は全捨てして1冊も買っていないし、ブログを始めた頃は まめに購入していた原作本やノベライズも図書館で借りられるものは借りて済ませることにしました。そして、23区の古い住宅地図も今年のはじめには・・・と言っていたんですが、ついに5冊増えて埋まりました。スペースわずかだから、ほんとにどこの区にするかは、「厳選」しました!昭和の終わりに出た、この駅前マップは特に優秀で、駅前ロータリーとかバス停とかの「案内図」かと思っていたら、普通に駅に隣接するエリアを網羅した詳細な住宅地図でした。これと「中央線駅前マップ」の2冊を持っていれば昭和末の都内主要エリアがほぼわかる、という優れもの。「昭和の渋谷駅」は冊子の形では持っていなかったのでありがたい!今は亡きセイコー社の「はいまっぷシリーズ」よりさらに古いこのシリーズのスピンオフだったようです。************それから東京メトロで、昔配布していたこのガイドブックですが、スマホのない時代は本当に便利で、常に携帯していました。ボロボロになってもう捨てたかと思っていたら、補強した表紙ごと外れていましたが、中身は健在!一日乗車券が710円だから、15年くらいは経ってますね。手書きのインデックスがついてる!(笑)最新情報はスマホで大概のことはわかるけれど、昔のことの振り返りには貴重な資料となるので、表紙をつくって大事にしたいと思います。

    地図集めも、そろそろお終い
  8. 『トスカーナの休日』    女性が好きになる映画 第二夜いつもご訪問をいただきありがとうございます。2004年、仕事で東京に出かけた折に、渋谷のパルコの1Fに『トスカーナの休日』の封切りのポスターがかかっていたのをよく覚えています。この作品、単純にいえば、離婚した女流作家が傷心を癒すためにトスカーナへ旅行に出かけ、ひょんなことからそこに住み着くことになり、失ったもの以上のものを手に入れ、恋人まで出来て・・・絵にかいたようなありふれた話なんです。嫌いではないんですよね、こういう作品も。原作が200万部のベストセラーということで、平凡な話でもなにか魅力があるんですよ。そしていいのは、トスカーナの自然と街並みの映像がすこぶるキレイで素敵で旅行気分が味わえる。ダイアン・レインが30代最後の作品。監督・脚本    オードリー・ウエルズキャストフランシス    ダイアン・レインパテイ      サンドラ・オーキャサリン    リンゼイ・ダンカン   ものがたり女流作家フランシスはこのところスランプが続いていて、小説がかけていなかった。ある日、後輩の若手の作家かデビューということで、フランシスは出版記念パーテイーに来ていた。そこで男に声をかけられた。彼も作家だが、フランシスに自分の本を酷評されたとかで、怒りをねちねちとぶつけた。嫌味たらしく、フランシスの夫が浮気をしていると捨て台詞を残して消えた。話は本当だったが寝耳に水の話だ。弁護士を通して夫が要求してきた内容は、自分は浮気をしたくせに生活費を稼いでいたのがたまたまフランシスだったせいもあり、慰謝料と共同名義の家の権利を渡せというものだった。浮気相手はすでに妊娠しており、その家をことのほか気に入ったとかで結局、慰謝料の代わりに家を渡すことになった。そして、フランシスは腹をくくって、家を明け渡す。家具類一切持ち出すことなく、段ボール箱3ケで出ていくのだった。行先は親友のパテイが離婚者収容所と呼ぶ離婚者ばかりが住んでいるアパート・スランプの上に宿無し、金なし のフランシスを励まそうとパテイは食事会を開いてくれた。その時に自分は同性愛者で、人工授精で妊娠したことをフランシスに告げ、そのために予定していたイタリアのトスカーナ旅行に行けなくなったのでフランシスにプレゼントするという。かくて、フランシスはトスカーナ巡りのバスの中の人となっていた。ツアーはゲイのカップル専用のツアーで女性はフランシスだけでした。コルトーナの町を歩いていて(プラマソーレ)と呼ばれる築300年の古い家を売却...の看板を見つけた。フランシスと同年配の女性が“買うの”と聞いてきた。“いえいえ”。しかし走り出したバスが、一時停止した時に、窓からその(プラマソーレ)が見えた。プラマソーレの意味は憧れを追い続けるという意味合いを持つ言葉だそうです。フランシスはバスを止めてもらって降りた。そしてその家へ入っていったのでした。先客がいたものの結局、フランシスに買ってもらいたいという老婦人。仲介の不動産屋マルテイニはとても親切でフランシスに好意を持って接してくれ、商談はうまく成立。なんせ家は伯爵が元住んでいたとはいえ、ごみとほこりと蜘蛛の巣とこのまま住めるものではない。改装することにしたフランシス。マルテイニが工事人や手伝いを世話してくれ、成り行きからフランシスはコルトーナの田舎に住むことになったのである。工事人は三人。ポーランドからの出稼ぎの若者たち。配管は近所のじい様。オリーブ農家のオヤジも混じっている。その娘も。工事人のひとりパヴェルがその娘キアラに一目ぼれ。ある日、オリーブ農家のキアラのおやじ様から夕食会に招待されるフランシス。その夕食会にはコルトーナで出会った女性も来ていて彼女は少し変わっていて、自分は監督フェリーニに認められた・・・・というのが自慢だ。キャサリンという。人生に消極的になっているフランシスにアドバイスをした。フェリーニの言葉。“多くの可能性に向かって生きろ!子供のような情熱があれば道は開ける”と。大きな家に一人暮らすというのはやはり心細いもの。フランシスは呼んだマルテイニの前でとうとうほとばしるように溢れる涙を止めることが出来なかった。マルテイニは抱きしめたかったが、妻子のある身、そこは理性でぐっとこらえた。クリスマスがやってきました。フランシスは町の広場でマルテイニ家の家族と逢う。そしてフランシスとマルテイニは良き友人関係を作っていくことになる。工事の職人たちはフランシスの手料理を振舞ってもらい、そうやって家族のようになっていくのだった。パベルとキアラは恋人関係に進展していて、本気のようだ。キャサリンは自由奔放で、恋愛もそうだったが、フランシスはうらやましく思いながらも、一歩前に踏み出せずにいた。ある日、フランシスはローマに買い物に出かけた。その折に男たちに付きまとわれて困っているところを男性に助けてもらった。が、砂浜を一緒に散歩するうちに、その男性に口説かれてしまった。マルチェロという名のイケメンだ。そしてその夜のうちに一線を越えてしまった。フランシスはマルチェロと週末にもまた会う約束をして、コルトーナに帰っていった。週末がやってきましたね。うきうきと出かけようとしたところなんと・・・パテイが大きなおなかを抱えてやってきたのです。デイトはお預けになってしまいました。パテイはここで出産するつもり。家族がまた増えました。キアラ達カップルがフランシスの寝室を勝手に使ったことでさすがに彼女は怒りました。が若者の情熱がまぶしい。うらやましい。ふたりの結婚に反対するおやじ様。フランシスは二人を応援しようと思いました。パテイが出産しました。女の子です。ちょうど家の改装工事も終わりました。すっかりきれいで素敵なインテリアはフランシスを満足させましたが赤ん坊を抱いているパテイを見ていると、どんどん孤独を感ぜずにはいられません。やっとマルチェロに会いに行ける時間が取れました。白いドレスを新調して出かけましたが、数か月の空白の間にマルチェロは新しい恋人を作っていたのでした。家族もいないパベルにおやじ様は大事な娘はやれぬという。フランシスは言う。“私が彼の家族よ。パベルとキアラの結婚式。マルテイニは“フランシスに”やっと願いがかなったね。この家で結婚式を挙げたい。家族が欲しいと言ってたことが叶ったね。“フランシスは幸福感を味わいながら、ソフアーに横たわったとき、男性が声をかけてきた。あなたに自分の本をけなされたおかげで次の作品が書けた。あなたがここに住んでいると聞き旅の途中で寄りました。感謝を伝えたくて。なんかいい予感ですよねーー-ここまでで......あとはご想像にお任せいたします。悩みもあり、苦しいこともあるけどなんだか経験してみたいなあって女性は思うのではないかしら。フランシスの再起する過程がていねいに描かれていてダイアン・レインの巧い演技と共に拍手。登場人物も個性的、優しさあふれる人達。極上のワインでもいただきながら見るのもいいかもです。ウイーンからヴエニスに続く線路は列車がいつ走るかわからないのにいつか走ると信じて作られていた。信じ続ければ願いはきっと叶う・・・・いいラストシーンでした。トスカーナの州都はフイレンツエ、ピサやルッカなど歴史ある遺跡や大聖堂など、紺碧の海・・・・行きたいなあ!監督のオードリー・ウエルズさんて、アメリカ版の  Shall we dance? の脚本を書いておられるのですね。ランキングに参加しています。ポチっと押していただけたら嬉しゅうございます。 ↓にほんブログ村

    女性がきっと好きになる作品   第二夜 『トスカーナの休日』2004年
  9. 原題:Barbie(2023年)評価:★★★☆☆【STORY】“バービーランド”はどんな自分にでもなれる、夢のような場所。そこに暮らすバービー(マーゴット・ロビー)は、ある日突然、体に異変を感じる。バービーは原因を追求するべく、ボーイフレンドのケン(ライアン・ゴズリング)と共に人間の世界へとやってくる。そこでバービーは、自分の思い通りにならない経験をする。(シネマトゥデイ)【CAST】マーゴット・ロビーライアン・ゴズリングウィル・フェレルシム・リウマイケル・セラetc,,,世界中で発売されているファッションドール、バービーを映画化したファンタジー。ハッピーな毎日を送ることのできるバービーランドで暮らすバービーとケンが、リアルワールド(人間の世界)に迷い込む。バービーを『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』などのマーゴット・ロビー、ケンを『ラ・ラ・ランド』などのライアン・ゴズリングが演じる。監督は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などのグレタ・ガーウィグ。冒頭で赤ちゃんの人形でままごとをする子供達の描写がありましたが、私はそういったたぐいの人形には全く興味がなく、かろうじてリカちゃんは家にあったような気がしますが遊んだ記憶なし。笑でもマーゴット・ロビーのバービー役はかなりはまり役というか、スタイル良いし目は大きくて綺麗だし、バービーそのものでしたね。人間界に来たバービーをけちょんけちょんにするサーシャですが、まぁ確かに女性の美のイメージの押し付け的象徴であることはちょっと賛同するし、女性の社会進出を50年は遅らせたなんてかなり辛辣コメント…。バービーランドのピンクまみれなのも可愛かったし、時折挟む楽曲も良かった。個人的にケンたちがみんなで歌って踊ってしてるシーンが良かったです。ライアン・ゴズリングって歌上手いのね。そして肉体美がすごかった。いろんなバービーといろんなケンが出てくるけどどの衣装も素敵でした。廃盤になったタイプも出てきたりして徹底してる印象。洗脳されたバービーが目を覚ますきっかけになる演説がかなり頷けるものでわかりみがやばかった。“出る杭は打たれる”じゃないけど、特に女性はしゃしゃりすぎるなでも綺麗でいろって関白宣言かい!みたいな感じで見られてるのは事実。かなり生きづらい。ラストは男性性、女性性、こういうものって型にハマったものではなくあなたはあなただよってところに落ち着いてましたが、“ありのまま”が許されるのはまだ難しいって感じちゃった。人間界で生きていくことを選択したバービーが婦人科に行くラスト、この意味ってなんだ?女性には切っても切れない場所ですが…。本物の人間の女性になったよって言いたいの??ちょっと謎が残る終わりだったなぁ。

    バービー
  10. 第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる諜報員たちによる攻防を描いたスパイ・サスペンス。中華民国、汪兆銘政権の政治保衛部のフー(トニー・レオン)は、かつて中国共産党の秘密工作員をしていたジャン(ホアン・レイ)の身辺調査を行う。汪兆銘に感銘を受け、中国国民党に転向するというジャンから共産党幹部の情報を聞き出す。1941年、上海。上海に駐在する日本軍のスパイのトップ渡部(森博之)は石原派を自称し、政治保衛部主任になったフーやフーの上司タン(ダー・ポン)と日本料理店で戦局について話している。フーの部下イエ(ワン・イーボー)は、友人ワン(エリック・ワン)とともに諜報活動をしている。処刑されるはずだった国民党の女スパイ(ジャン・シューイン)を密かに助けたフーは、代わりに上海に住む日本人要人リストを入手する。1945年5月。陸軍に従事していた貴族院の大山公爵が上海で事故死する。中国側が日本軍の撤退を要求するが応じず、衝突は激しさを増す。イエは渡部とも繋がっている二重スパイだった。イエの婚約者ファン(チャン・ジンイー)もスパイで、祖国のために日本と戦う覚悟を新たにした彼女はイエに別れを切り出す。そんななか、イエが日本軍の何者かから襲われる。一方、夜に1人で街を歩いていたファンは、ワンから好きだと告白される。ファンが返事をせずに戸惑っていると、ワンは殺すと脅迫する。翌日、着衣に乱れがあり、暴行されたファンの死体が発見される。スパイに疲れたジャンは、5年間ともに暮らしたチェン(ジョウ・シュン)に、一緒に余生を生きたいと伝える。しかし、チェンは離れて暮らす夫がいると告げる。その夫はフーだった。上海の日本料理店で、渡部、フー、イエ、タン、ワンが一堂に会し、渡部は中国を去る決意を告げる。イエはワンがチェンを殺したと疑い、問い詰める。ワンは、彼女が共産主義者だからだと答える。怒ったイエはフーのアジトに乗り込み、銃撃戦を繰り広げる。1945年8月15日、終戦。刑務所から出てきたフーの前に、逮捕された渡部とイエの姿があった。。。中国本国で興行収入181億円を上回るヒットを記録し、第36回金鶏賞8部門ノミネート、最優秀監督賞、最優秀主演男優、最優秀編集賞を受賞。出演は、「グランド・マスター」などのトニー・レオン、ドラマ『陳情令』などのワン・イーボー、「チィファの手紙」などのジョウ・シュン、森博之など。監督・脚本・編集は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」などのチェン・アル。音楽は、ロディオン・ファラフォントフ、ロクサーヌ・S、ボリス・セバスチャノフ、リー・チャオフイ。原題「无名」映倫区分G2023年作品中国映画配給はアンプラグド製作会社は博納影業集団上映時間131分中国のスパイノワールですね。いやぁ。。。これは面白かった。緊張感が続く内容ですが、色々とオシャレな感じがした。その撮り方がいい感じでした。トニー・レオンの撮り方も格好いいです。これはトニー・レオンファンは喜びそうですね。物語的にはちょっと小難しいかなぁ。。。完全に理解出来なかった。この時代の中国の時代背景はそれなりには知っていますが、それでもちょっとわからないところがあった。これは、ちゃんとそこら辺の歴史をちゃんと知っていた方がより楽しめますね。まあ、知らなくても大丈夫ですが。全体的に格好いい映画なので、それでなんとか保つかなと。中国映画にたまにある、やたら格好つけている白々しさもあまり感じなかった。自然に格好いい!それに時間軸がちょっと独特。「メメント」にインスパイアされたらしいです。最初は戸惑ってしまった。ただ、それも慣れてくるとモダンさを感じる。それでも、面白いと思える展開だった。「裏切りのサーカス」な感じが出てていい。この雰囲気、格好いいです。伏線の張り方もいいですね。あっちこっちに張り巡らされています。なので終始気が抜けない。ちょっとよそ見したら、見逃してしまう。回収もなかなかお見事。構成的にも終始惹きつけられるものです。この時代の歴史物の中国映画は、個人的に面白い作品が多いなぁ。。。そしてクライマックスの肉弾アクションのいいですね。トニー・レオンとワン・イーボーの激突、テンション上がります。迫力ありました。トニー・レオンもまだま動けるんですね。■興行収入予想 現段階では上映館数62館と少ない。 5月3日(金)からの公開。 同日の公開作品は、「青春18×2 君へと続く道」、「バジーノイズ」、「タイガー 裏切りのスパイ」、「マイ・スイート・ハニー」、「水深ゼロメートルから」、「システム・クラッシャー」など。 中国では2023年1月22日公開。 興行収入は、約9億3,100元。 なかなか面白いですが、まあ、日本では大ヒットにはなりませんね。 トニー・レオンファンと中国映画ファンは必ず抑えておきたいですね。 初登場圏外スタートと予想。 最終興行収入は2,000万円と予想。 星4つ(5点満点) ★★★★「無名」公式サイト映画『無名』公式HP5月3日(金・祝)全国順次公開|トニー・レオン×ワン・イーボー主演、映像美に浸るスパイ・ノワール。unpfilm.comチェン・アル監督作品「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」のBlu-ray&DVDです!ワンス・アポン・ア・タイム・イン上海[Blu-ray]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} ワンス・アポン・ア・タイム・イン上海[DVD]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} トニー・レオン出演作「グランド・マスター」のBlu-rayです!グランド・マスター [Blu-ray]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} トニー・レオン出演作「グランド・マスター」のパンフレットです!グランド・マスターTHE GRANDMASTERS 映画パンフレット 監督 ウォン・カーウァイ 出演 トニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チェンAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} トニー・レオン出演作「2046」の4KレストラBlu-rayです!2046 4Kレストア [Blu-ray]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} トニー・レオン出演作「2046」のパンフレットです!【映画パンフ】2046 トニー・レオン 木村拓哉 フェイ・ウォンAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} TVでも話題になっている「お花定期便bloomee」をご存知ですか?お手軽にお花のある暮らしを提供するサービスなんです。毎週違うアレンジのお花が自宅に届くんです。お花の選別はおまかせなので、どんなお花が届くか、凄く楽しみになるんですよね。自宅にいつも新鮮で綺麗なお花がある生活を体験できるんですよ。実は私もやってるんです。おっさんですが、自分の部屋のパソコンの前に花を生けてます。見ていると穏やかな気持ちなれて、毎回届くのが楽しみになっています。コロナ禍の今、映画館に行く機会も前と比べて気を使ったりして減ってますよね。そこで自宅で映画鑑賞なおうち時間もいいですよ。好きな映画を観ながら、その横には新鮮なお花。きっと癒される暮らしになりますよ!↓詳しくはこちら↓

    「無名」の映画レビューと興行収入予想
  11. 本日5月14日のリタ・ヘイワースの没後37周年を記念して、彼女の作品を紹介いたしています。(1918年10月17日 生誕-1987年5月14日死没)『ギルダ』(1943)監督 チャールズ・ヴィダー共演 グレン・フォード撮影 ルドルフ・マテ【あらすじ】ブエノスアイレスに流れ着いたジョニー。カジノでイカサマがばれ、殺されかけたところをカジノのオーナー、マンスンに助けられる。才能を見込まれ、片腕として雇われることに。ある日、マンスンは旅先から若い妻を連れて帰ってくるが、その妻こそがジョニーの人生を狂わせた、かつての恋人ギルダだった・・・※『ショーシャンクの空に』で引用されています■1943年、ハリウッドクラシックはこの映画とともに、転換点を迎え、一連の新しい映画が生まれます。それは、フィルムノワールと呼ばれます。主演のリタ・ヘイワースもまた、新しい女優の美しさを伴って、スターダムへ登場したのです。(なお、同時代人としては、ジェニファー・ジョーンズ、ローレン・バコールがいます)■ハリウッドクラシックには、映画会社によるヘイズコードという自己規制の仕組みがありました。端的に、性的なこと、暴力的なこと、宗教や人種差別への当てこすり、薬物への言及は、禁止されていました。むろん、ヌードやベッドシーンなどもってのほかでした。男女は、パジャマ姿であっても、ベッドで同衾してはいけないとさえされていたのです。■余談ですが、それがゆえに、キスシーンがより官能的になりました。ハリウッドクラシックのキスシーンが素晴らしいのはそうしたことによります。1946年のヒッチコックの『汚名』では、世界一長いキスシーン(イングリッド・バーグマンとケーリー・グラント)が生まれたくらいです。あるいは1941年のハワード・ホークスの『教授と美女』のヤムヤムシーン(バーブラ・スタンウィックとゲーリー・クーパー)。■さて、リタ・ヘイワースの『ギルダ』の衝撃は、終盤でリタ・ヘイワースが見せる、ダンスシーンです。とりわけ、ノー・ストラップの黒いシルクのイブニングドレスを着たリタが、歌いながら、黒い長いグローブを脱ぎ捨てるシーンが官能的だったのです。(歌は、アニタ・エリスの吹替え)いわゆるストリップティーズのダンスに似てはいるのですが、このシーンには、ヌードはありません。それどころか、脚はスリットか多少見える程度ですし、バストも特にいわゆるグラマラスなものではありません。腰の振り方も、必ずも扇情的なものではありません。(そもそも、彼女がなぜ踊っているかは、物語上よくわからないのです)よって、ヘイズコードが禁じているはずの性的なものが復活しているわけではありません。一見して、リタの赤い髪、白いデコルテ(首、肩)と二の腕だけがむき出しになっているだけです。ここでは、ハリウッドの女優たちのエレガンスとは、また別の何ものかが、登場しているのです。■それは、端的に髪の動きの妖しさと言えましょう。この続きは、以下の2つの論考からの引用に譲りたいと思います。踊りだすと太腿のあたりまでまんなかがパッと割れる大胆なスリットの入ったノー・ストラップの黒いシルクのイブニングドレスを着たリタ・ヘイワースが「それはみんな彼女のせい」の歌に合わせてしなやかに踊りながら黒い長手袋をぬぎ捨てる(「手袋のストリップショー」といわれた)シーンは、映画『ギルダ』のハイライトであるとともに、女優リタ・ヘイワースの魅惑の頂点でもある。このナンバーの声はアニタ・エリスの吹替えとのことだが、リタ・ヘイワース自身が――吹替えなしで――ギターを爪弾きながら同じ歌を歌うシーンが先に出てくるので、声の吹替えなどまったく気にならずに、「手袋のストリップショー」では彼女の身のこなしの見事さに陶酔できることになる。リタ・ヘイワースはどんなものを身にまとっていても、体の線がくっきりと見えるだけでなく、ほとんど着ているという感じがなく、まるで肉体の一部のようななまなましさ、なまめかしさだ。片方の長手袋を美しくすらりとのびた腕から、するするとストッキングのようにひきさげながら抜き取り、指でつまんでくるくると回してみせびらかし、ナイトクラブのフロアのテーブルの男たちに投げてやる。歌い、踊り終わってから、彼女はもう一方の長手袋をぬいで、ほうり投げる。体を前にのめらせてほうり投げた拍子に、まばゆいばかりに輝く長いふさふさとした髪の毛がゆらいで顔にかかる。その髪の毛をさっとかきあげると、あの、誰に微笑みかけるとも知れない高慢な歓びにみちたリタ・ヘイワース・スマイルが画面いっぱいにひろがるのだ。(山田宏一)おそらく、リタ・ヘイワースを他のスターから隔てているものは、豊かな赤毛という点をのぞくと、どこといってとらえどころのない中途半端なところにあるというべきであろう。(...)彼女は、意図的に精神と肉体を統御することで鮮明な輪郭におさまるといったプロフェッショナルな女優ではなく、あくまで無自覚かつ無責任におのれを人目にさらすとき、フィルムの表層に思いもかけぬ亀裂を走らせうるタイプのスターなのである。(...)彼女が動いている限りは流れるように揺れ続けるそのヘアースタイルが、綿密な計算に基づく純粋に人工的な産物である(...)。ときには顔の輪郭さえおおい隠しかねないそのウェーヴは、本能をあらわにする動物的なものというより、遥かに植物的な執着のなさを印象づけている。(...)スクリーンのギルダ=リタの存在がいきなりふっと間近かに迫ってくるのは、乱れていることが存在のあかしだともいいたげな豊かな髪が、やおら大気に煽られたかのように大きく揺れ動く瞬間にほかなるまい。執拗にミスター・ファレルと応答し続ける彼女は、ショットごとに微妙にかしげる首の角度を変えるので、それにつれて豊かな髪のたゆたいが頬から素肌の肩を隠したりあらわにしたりする緊張感が、鈍いエロティシズムとなってスクリーンを湿らせてゆく(...)。(蓮實重彦)■なお、リタの髪は、毛根除去により額を生え際を上げているようです。■なお、撮影監督は、カール・ドライヤーや、レオ・マッケリーの『邂逅』で知られたルドルフ・マテ。彼は、リタがフォックス映画社のキャメラテストを受けた際にも、担当をしているのです。ダンスシーン以外のクローズアップで直接ライトを当てない手法は、実に巧みです。#エレガンス#映画女優#女優志願#女優志望#女優好きな人と繋がりたい#クラシック映画#最も偉大な女優#cinemaclassic#classicmovies#vintagemovie#hollywoodlegend#oldhollywood#vintagehollywood#classichollywood#goldenageofhollywood#actress#elegance#ritahayworth#リタヘイワース#ギルダ#gilda#フィルムノワール

    大気に煽られたように揺れ動く髪 --- リタ・ヘイワース『ギルダ』
  12. カラオケへ
  13. 1996年4月28日、オーストラリア・タスマニア島の世界遺産にもなっている観光地ポートアーサー流刑場跡で起こった無差別銃乱射事件を、「マクベス」「アサシン クリード」などで知られるオーストラリアの俊英ジャスティン・カーゼル監督が映画化。事件を引き起こした当時27歳だった犯人の青年が、なぜ銃を求め、いかに入手し、そして犯行に至ったのか。事件当日までの日常と生活を描き出す。1990年代半ばのオーストラリア、タスマニア島。観光しか主な産業のない閉鎖的なコミュニティで、母と父と暮らす青年。小さなころから周囲になじめず孤立し、同級生からは本名を逆さに読みした「NITRAM(ニトラム)」という蔑称で呼ばれ、バカにされてきた。何ひとつうまくいかず、思い通りにならない人生を送る彼は、サーフボードを買うために始めた芝刈りの訪問営業の仕事で、ヘレンという女性と出会い、恋に落ちる。しかし、ヘレンとの関係は悲劇的な結末を迎えてしまう。そのことをきっかけに、彼の孤独感や怒りは増大し、精神は大きく狂っていく。「アンチヴァイラル」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズが主人公ニトラムを演じ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。2021年製作/112分/G/オーストラリア原題:Nitram 映画.comより転載では、社会も親もどうすればよいのか?実話ベースというか、ほぼ実話のようです、もちろん商業映画になるよう脚色はしています、見応えもあります、でも、どういう感想を持てばよいのか、答えが出るような問題では全くないのです。二トラムには責任能力はなかったのかと言えば、実話でもあったとされているし、映画でもあったとしか言いようがありません。では、彼には正常な判断能力があったのかと言えば、それは疑問だと言わざるを得ないような。直情的で自制が効かない人格、親にも社会にも限界があり、どうすればよかったのか。周りからバカにされかっこ悪い自分。車に守られ銃を持ち、誰からもバカにされず強くなりたかった、というのはそうだろうと思う、そしてコンプレックスと全能感が入れ替わったのかもしれないし、そうではないのかもしれない、断定できるような描き方ではないので。彼の母、彼を育てる苦悩は並大抵ではなかっただろう、彼女は息子にも社会にも心を閉ざしている、閉ざすしか生きるすべはなかったようにも見える、それを息子は敏感に感じ取っている。彼の父、彼を温かく抱擁してくれた、でも強い人ではなかった、息子を守り切る力はなかった。ヘレンとは恋に落ちたのではない、でもお互いが必要だったのだろう、でもその関係も自らが壊してしまった、衝動性ゆえに。父の死、ヘレンの死が彼のブレーキを取り去ってしまい、スィッチを押すことになったのだろうが、でもじゃあどうすればよかったのか。たぶんオーストラリアでも銃は自由には買えないと思う、免許が要るとか身分証明書が要るとか、何かの規制はあるだろう。でも商売となると裏で簡単に売ってしまう。この事件で銃所持の規制が厳しくなったようだが、この事件の時よりも今のほうが流通している銃の数は多いらしい、闇売買も増えているのだろう。二トラム=ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ本作はケイレブ・ランドリー・ジョーンズ目当てで観た。リュック・ベッソン監督の『ドッグマン』は、ベッソン節全開の快作であったが、ケイレブ目線で観ると本作の延長上の映画のように思った、両作ともケイレブの個性と演技の上に成り立っている。ジャスティン・カーゼル監督作は『マクベス』『アサシンクリード』両作とも劇場鑑賞しています、なんったってお気に入りのマイケル・ファスヴェンダー主演でしたので、でも暗いばかりで全く面白くなかった、同じ監督がこの映画を撮ったとはとても思えないのだけれど、日本の映画界の常識では推し量れません。

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    映画 配信鑑賞 【二トラム NITRAM】
  14. 三瓶(若葉竜也)がミヤビ(杉咲花)の脳を調べて、記憶障害の原因になるものが無いと言い出したあたりから、???どういうこと???となっていたんですが、どうやらミヤビを記憶を消されたか何かしたようで、会長(酒向芳)や大迫(井浦新)にとっては思い出されたら困ることがあるようです。何だかにわかにミステリー色が増してきましたね。私めが望む方向ではないんですがね…(汗)フジテレビ 月曜22時「アンメット~ある脳外科医の日記~」第4話主演…杉咲花脚本…篠﨑絵里子演出…本橋圭太今回はミヤビをめぐっての、母親も救ってくれたし、ミヤビが尊敬し脳外科医をめざす気にもさせてくれた主治医の大迫と、ミヤビと婚約していたらしく、ミヤビの記憶障害を改善すべく帰国した三瓶とが対立的な立場にあることが明確になりました。慎重で保守的な大迫と、リスクを負うことを辞さない攻撃的な三瓶。大迫が執刀する少年の手術で、更にそれは際立ちましたね。井浦新が善悪が曖昧な演技で、謎めいた感じになり存在感を増してきました。この人らしさが出てきましたね。三瓶と大迫が際だった分、今回も主役のミヤビはいささか霞んでしまいましたね。未破裂動脈瘤の患者のエピソードはありましたけどね。どのようにその動脈瘤と向き合うかを考えさせられる話でした。それはミヤビ自身の記憶障害ともリンクしているのが巧みでしたね。今回の評価は…7

  15. 原題:無名 Hidden Blade 製作年:2023年製作国:中国 上映時間:131分中国本国製というのが気にはなったが、やはりトニー・レオンの魅力には抗えない.柏キネマ旬報シアターで封切り扱いの本作を観賞.本年度106本目.—————————————————————「花様年華」「インファナル・アフェア」などの香港の名優トニー・レオンとテレビドラマ「陳情令」でブレイクした中国の若手俳優ワン・イーボーが共演し、第2次世界大戦下の上海で暗躍する中国共産党・中国国民党・日本軍のスパイたちの攻防をスリリングに描いたノワールサスペンス.中国・汪兆銘政権の政治保衛部に所属するフーは、中国共産党の秘密工作員だった男ジャンの身辺調査を行う。フーは中国国民党に転向するというジャンから共産党幹部の情報を聞き出すことに成功する.1941年、上海に駐在する日本軍スパイのトップ・渡部は、政治保衛部の主任となったフーやその上司タンと日本料理店で戦局について話す.フーの部下として働くイエは、友人ワンとともに諜報活動に従事していたが…….トニー・レオンがフー役、ワン・イーボーがイエ役を務め、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」のチェン・アルが監督・脚本・編集を手がけた.2023年・第36回金鶏賞で最優秀主演男優賞(トニー・レオン)・最優秀監督賞・最優秀編集賞を受賞.以上は《映画.COM》から転載.—————————————————————使う俳優が香港であっても、やはり中国本土の資本で製作も中国.プロパガンダ臭は十二分に感じられる.日本敵視、日本の残虐、日本の愚かさ、の表明.そして中国共産党の讃歌.割り引いて観るしかない.本作は、トニー・レオンと新生ワン・イーボーの容姿、演技、アクションを楽しむだけに徹した方が不快感を感じぜずに済むと思う.ビシッと決まったヘアスタイルとスーツ姿にタバコ.完璧な身なりと巧みな言葉使い、醸し出される大人の余裕とどこか自己陶酔しているようなダンディな男を演じさせたらアジアでトニー・レオンの右に出る者はいないと思う.昨年60歳を迎えたレオンが、後半はスタントなしのアクションで迫力の対決シーンを演じているのも素晴らしい.まだ動ける事に感動してしまう.最近の流行を中国の監督も真似していて、時制が行ったり来たりするのには笑ってしまう.時系列が飛ぶにしても、同じ映像を使いまわす意味でも珍しい.最後になると、それぞれの伏線というか時制が理解出来て、やっと判る仕組み.途中でも、もうちょっとわかりやすくしてほしい気もするが….中国人俳優の日本語は努力の跡は見えるし、とりあえず聞き取ることは出来た.ところがだ、暗躍する日本人渡部役の森博之が日本人なのに、発音が不明瞭で滑舌も悪く、何を話しているのかまるで聞き取れない.中国を拠点にしている俳優らしいが、日本語を忘れている?? これは記憶に残る酷さであった.トニー・レオンの部下として働くイエ役を演ずるワン・イーボーはちゃんとした男の色気ももっている若者.目の演技がすばらしい.レオンに負けないスーツ姿を披露してくれるし、最後のトニー・レオンとの派手でしつこいアクションは見ごたえがあった.もう、こんな元気なトニー・レオンは観られないかもしれない.そのダンディーさ、男の色気を十二分に楽しめた一作..

    映画「無名」…トニー・レオンの魅力爆発!
  16. 全国的に夏のような暑さとなり皆さんバテバテそんな暑さを吹き飛ばせるのは"アイツ"だけ🦈【ジュラシック・シャーク-3.0】どこかで見たような?サメが描かれていますが"サメ映画"界隈の方しか覚えていないような?毎度お馴染み"マーク・ポロニア"監督制作のまさかの「ジュラシック・シャーク」の続編!「"2"はどうした?」「"-"って何よ?」なんて野暮なツッコミはしないでね( ̄▽ ̄;)(文句あんのか?)三人の窃盗団が名画を盗み逃走!ボートで海へところが"キャットアイランド"に向かう途中で何かに襲われて全滅。。。そのまま海の藻屑にま、周辺では巨大なサメの目撃が相次いでいてそいつに喰われたのは九分九厘間違いないけど遺留品は見つかるも盗まれた名画は見つからず(遺留品w)沖合の石油掘削施設では謎の爆発事故が起きて船乗りレ二ングスがサメに襲われるその一方で若手モデルのブリーがノコノコ海へやってくるTVの生中継と撮影の両方をこなす仕事のため妙齢なマネージャーのデスティニーも同行してカメラマンのスタンとマリーナで撮影を開始!(グラマラスなモデルさんですw)TVではレ二ングスがサメの危険性を訴える中ブリーたちのボートに胡散臭い男女が近づく!クラーク、ボイド、ジェラルドは銃を向けるとボートをジャックして沖に出るよう命じ。。。どうやら沈んだ名画を引き上げたい様子の三人と、ここでアホのジェラルドが名乗ってしまい(アホがいるとリーダーが大変w)実は名画を窃盗団から買い取る予定だった三人諸々がバレてしまったからには後に引けない?ボートへ沖に出て沈んだ名画を見つけたけれど今度はボイドが些細な理由でスタンを銃で撃ちスタンは海に落ちてサメの餌食となるが。。。ボートを操縦できるのも鍵を持ってるのも彼で(まともなのはリーダーだけw)(私たちもうダメかも。。。)TVでは石油採掘施設の"生存者の証言"として掘削中にメガロドンが出てきて施設を破壊した更に秘密工作員たちが証拠隠滅のため動いたと大風呂敷を広げに広げてワケが分からないうえボートではアホの二人にクラークが孤軍奮闘?さすがに先の見えない展開にサメがぶちきれて(お前らいい加減にしろよ!)なんとか無事にサメを追い払う事はできたけどどっちが"アホ"かで揉めるジェラルドとボイドそんな事してる場合じゃねぇだろ?クラークは潜って名画を取ってくるようジェラルドに命じみんながバシャバシャしてサメの気を引く間に潜ったジェラルドだが。。。すぐサメに襲われ(うあぁ。。。サメだぁ。。。)計画は失敗したがアホがひとり減ったからよしで、ボートの上にまだ獲物があると知ってか?周囲をつかず離れず泳ぎつつ牽制を続けるサメ四人はにっちもさっちも身動き取れず立ち往生そんな状況なのを理解してない?アホのボイド女同士で楽しもうとブリ―に手を出そうとして(オッサンかお前はw)すると気がついたデスティニーが止めに入ってボイドと争いとなり海に落とされサメの餌食に余計な事をするアホなボイドにクラークが激怒お仕置きだ!と海に頭を沈めて頭を冷やさせてそんな間にもボートは次第に沖へ沖へと流されサメと今の状況にイラっときたクラーク。。。(知ってますw)TVではブリ―たちが海に出て行方不明となり捜索が始まったとのニュースが流れるその一方沖を漂流しているボートの行方に陸地が見えてパドルを使って必死に漕ぎ始めるブリ―たち!が、手よりも口を動かしていたアホのボイドに水中からサメが喰らいつき周囲は血の海と化し(なんて残酷な映像!)違う意味で活躍を見せたボイドはここで退場しこれで残ったのはブリーとクラークの二人だけ半分は諦めてるクラークは自らの罪を懺悔してと、その時!捜索隊のヘリがボートを発見するブリーたちも気がついて手を振り助けを請うが不用意にヘリが海面に近づいたのが運の尽き?(サメがヘリに喰らいつく!)爆風にボートも巻き込まれ煽られたブリーたちもう先に殺らなければ殺られる?腹をくくってうん、こうなるともう何が起きても驚かない?観ているコチラも腹をくくったところで。。。鉄パイプを手にしたクラークがサメを突っつきダメージを与えていたところに"何か"が接近!(この背びれはまさか?)(シャーケンシュタイン降臨!)腹をくくったばかりだけど驚いてる私をよそに何が起きているのか理解できないクラークだが「ば、馬鹿な、あの伝説が本当だったとは」ブリーは"シャーケンシュタイン"だと口にして「し、知っているのか?ブリー」そう問うクラークにある伝説を語り出すブリーナチスの科学者がフランケンシュタインの脳と心臓をサメに移植して生まれた怪物だと語ってその間にもシャーケンシュタインはサメに接近(どうしてお前がここに!)(ガブガブ。。。)巨大で獰猛なメガロドンですら手も足も出ずにシャーケンシュタインにアッサリと捕食されて次にシャーケンシュタインはボートに体当たり海に落ちたクラークが捕食されているその隙に目の前の島を目指して向かい必死で泳ぐブリー砂浜に辿り着いて助かった。。。と思いきや?(バッシャ~~~ン!と上陸し)(空中に浮かぶシャーケンシュタイン!)慌てて島の奥へと走って逃げ出すブリーだけど空中を泳ぎ追ってくるシャーケンシュタイン!と、ここでブリーの前に現れたのは白衣の男性それはシャーケンシュタインの生みの親である総統閣下に仕えるキチ○イ博士。。。クラウス迫るシャーケンシュタインの前に立ち塞がると(元気そうでなによりw)謎の銃で撃たれて逃げるシャーケンシュタインが、クラウスはブリーを助けたワケではなくて逃げたシャーケンシュタインを捕まえたいだけフカくて長い話をジョーズに例え?話した末にシャーケンシュタインを捕獲する手伝いを頼み島から出られるならと了承するブリーだけど?(早い話が囮ですなw)で、すぐに姿を現したシャーケンシュタイン!しかし照準がズレてた?スタンガンは当たらずシャーケンシュタインはクラウスを放り投げるその隙に逃げ出したブリーは納屋へ逃げこむとホイールローダーを発見!急ぎ乗り込み発車!追ってきたシャーケンシュタインに突貫。。。(オラ!ガッ!)(グボッ!ブハッ!)血反吐吐き海へと逃げるシャーケンシュタイン投げ飛ばされたクラウスの安否も分からぬままこれで全て終わり。。。とは思えないけれど?今回のところはブリーも助かりエンドロールへまさかの帰ってきたジュラシック・ジョーズに猛烈に嫌な予感?がしつつも鑑賞したのですがまさかのシャーケンシュタインの乱入に驚愕!って、ジャケにもバッチリと描かれていますし既に鑑賞された方のレビューも読んでいたのでそこまで驚きはしない。。。というのはウソ?実際に映像で観ると驚いてテンションもMAX!まさかのサメ映画のクロスオーバーに感激してちょっとだけ涙が出そうになりましたよ( ノД`)で、そんな涙も吹き飛ぶほどぶっ飛んでる本作チープで裏切らないクオリティの映像の数々に冴えないドラマパートに理解不能の展開。。。意味とか理由とか求めること自体がナンセンスポンコツ過ぎる悪役には苦笑いさせてもらえて主人公のワガママなナイスバディに目を奪われ血で染まった海に違う意味で背筋が凍りつく!シリアスなサメ映画とは一線を画するサメ映画お腹いっぱいで胸焼けするところでした(笑)気になった方はアマプラやUNEXTなどでぜひ!ってか、ぜんぜんオススメはできませんけどね関連作品の紹介のリンクも下に貼っておきます🦈『「ジュラシック・シャーク」。。。』少しづつ紹介してきた新作DVDもとりあえずこの作品で一段落ですってことで、今日観た作品はコレ!【ジュラシック・シャーク】 季節はずれのサメ映画ということでちょ…ameblo.jp『「シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ」。。。』さぁ、いよいよ11月に突入しましたねってことで、今日観た新作地雷はコレ!   【シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ】フランケンシュタインの怪物を研究する…ameblo.jp

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    「ジュラシック・シャーク-3.0」。。。
  17. 【報道】米俳優スティーブ・ブシェミさん、歩行中に殴打され病院に搬送 米ニューヨーク(CNN) 米俳優のスティーブ・ブシェミさんが米ニューヨーク市内を歩いていたところ、顔を殴られ、病院で治療を受けていたことがわかった。ニューヨーク市警(NYPD)はCNNに対し、現在捜査中のこの暴行事件は市内で相次ぐ無差別攻撃の最新事例だと語った。ブシェミさんの広報担当者によると、ブシェミさんはマンハッタンのミッドタウンで暴行を受けたものの、無事だという。ドキッとしましたが、「暴行を受けたものの、無事だという。」ということでひとまず安堵しましたε-(´∀`;)ホッそれにしてもひどいことをするなブシェミさんといえば心からNYを愛する俳優さんのイメージ。2001年の同時多発テロの惨事の時、世界貿易センタービルで消防士さんのユニフォームで救出作業にあたっているのが目撃されたというエピソードがあるほどの方ですが、そんな方が愛するNYでそんな目に遭うなんて、ほんとイヤな話ですよね。やったヤツ、バチ当たれブシェミさんの出演作もジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』(2019年)以来、私は観てないんですが、また観たいものです。【訃報】 デイヴィッド・サンボーンさん私のようにジャズに詳しくなくてもお名前とその音色は知っている方でした。お悔やみを申し上げます。ゾンビタイガー 狂虎襲来DVDレンタル開始&発売:2024年2月2日ゾンビタイガー 狂虎襲来 [DVD]Amazon(アマゾン)ゾンビタイガー 狂虎襲来(字幕/吹替)Amazon(アマゾン)ゾンビタイガー 狂虎襲来 [ シェー・ミャオ[謝苗] ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}明王朝で猛獣虎がゾンビ化!!100頭のゾンビ化した猛獣虎 VS復讐を誓う凄腕の剣士明朝37年—宦官たちが権力を貪り、王朝は腐敗。宮廷内で絶対的な権威を手に入れるため、ひとりの医術師が”不老不死”の薬の精製を目論んでいた。その薬には生きた虎の心臓を取り出し調合する必要があり、虎が出没する西南国境の町に大規模な虎の狩場が作られた。しかし、その虎の体内で奇妙なウィルスが増殖。狂暴化した虎たちはウィルスの影響で群れで行動し次々と人々を襲いはじめた!その頃、皇帝直属の秘密警察・錦衣衛を辞めたチャン・リウチョンは、2年前に狩場の任務に就いて以来音信不通だった弟チャン・リウピンを捜すため町を訪れる。だが、虎の群れにより町民は惨殺されていた。町を取り囲む100頭の虎を相手にチョウ・リウチョンは壮絶な戦いを挑むことに…你们早!(^-^)ノいつも谢谢您です…ということで、6日でしたけど『ゾンビタイガー 狂虎襲来』という中国の作品を観ました…🐯この映画は…2022年9月15日に中国のTencent Video(テンセントビデオ)とYouku(优酷)で配信された作品で、「スクリーンでは上映されていないデジタルコンテンツ」、あるいは「オンライン映画」のようです。上映時間も77分と短く、日本でも劇場公開はされてないみたいで、劇場用の映画ではないということになるようですが、けれどもスクリーンで上映されてもおかしくない作品だと思いました。そういったことも私は知らないので調べつつ書かせてもらってますが、ともかく『ゾンビタイガー 狂虎襲来』は映画だと定義していいようです。で、私も「ゾンビの虎さん🐅」の中国映画だと聞けば観ずにはいられなかったわけですね。といっても実のところ、これ系の中国のモンスター・パニックはちょっと大好きになれた作品が今のところまだほとんどないので半信半疑の気持ちも拭えませんでしたジャンルとしてはモンスターでパニックなSF時代劇といったところでしょうか。観た印象ではそこまでSFではなく、中国の歴史ファンタジーの様相に重なる作品だと思いました。いろいろと中国の時代的な設定については知っていた方がきっと楽しめるんだと思いますけど、そのあたり、中国の人たちにとっては当たり前の前提なのでしょうね、きっと。もちろん、中国のドラマ、映画をよく観られる方々もスッと入っていける世界だと思います。物語は永遠の命を得られる秘薬と、それによる虎のゾンビ化という大パニックをめぐる物語なんですが、ありがたいことに怒りくまさんが去年の2月にレビューされてますので、リブログさせていただきます…怒りくまさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v作品の内容を詳しく知りたい方は怒りくまさんのレビューをどうぞ…それで、時間が77分とはかなり短いわけですが、その分、勢いよくザクザク観れる長所もあったと思います。ただ、世界観や設定を自分のものにするには、やっぱり短いですよね。でも監督さんの手腕だと思いますけど、語り口が上手いので入れます。物語的には手塚治虫先生の『火の鳥』と互いに近いものもあるかもしれませんが、中国はもともと歴史上、不老不死にまつわる伝説などもある印象です。韓国映画ですが、『SEOBOK ソボク』(2021年)の「ソボク」も、もともと中国の歴史・伝説的な人物「徐福」からの引用ですからね。徐福は不老不死を求めて遠くへ行き、帰ってこなかった人だそうです。その話、私はきっと不老不死を追い求めても、それを時の権力者のもとに持ち帰るのは無意味なことだ…ということかなと思ってます。手塚先生の『火の鳥』でも不老不死を得た人っていなかったんじゃないですか。八百比丘尼のように同じ時間を永遠に繰り返すことになった悲劇的なキャラクターはいますが…。映画『ゾンビタイガー』も不老不死を深く哲学して考えさせてくれるような作品だったらもっと良かった気がしますが、結局は不老不死といってもどうやらゾンビになってアウアウアウアウ~って感じなので、そこまでではないと思います。それよりもやっぱり狂虎が襲来してしまう大パニックの方が観どころかなあ。その点―― ネタバレですが ――狂虎は1匹ではないのでま~、ぞろぞろと出てきて夜の町に襲来してしまうわけですね。その大量の狂虎が襲来してしまう光景はなかなかのものですが、狂虎がだいぶCG丸出しなので、ちょっと残念です。CGだなあ~って思ってしまいましたちなみに『ゾンビタイガー 狂虎襲来』の主人公であるチャン・リウチョンは、『処刑剣 14BLADES』(2010年)のドニー・イェン兄貴と同じく「錦衣衛」という設定でした。物語的にはなかなかハラハラさせるもので、登場人物の関係なんかも意外性があって面白いんですが、主人公チャン・リウチョンは女性たちを守って生き延びようとします。ズバリ、虎の数は100匹とも言われていますが、倒しても倒してもなんぼでもかかってくるのでほぼほぼ減らない感じ。だから逃げきるしか助かる道はないムードです。主人公は出会った人たちと虎から逃げていくんですが、予想外に被害は大きく、そのあたりに悲劇的な逃走劇の様相が胸にグッとくるものでした。ああ、この人もアカンかったな…と悲しくなりますね。甘くないです、過酷ですよね~ですので映画としてはどうなるんやと最後までドキドキさせるものなんですが、最後の方で大袈裟な歌が流れて、なぜか歌詞が字幕で縦向けに出ましてね…あれもう終わりなんですかと焦ってしまいますが、そっからまだ続きます。その「歌の歌詞が字幕で出る」のが私には変に思えてちょっと困りましたね。結末は感動的ですが、その上でまるで続編があるようなオチもあり、どうなんでしょうね~。すっかり終わりきった方が潔かった気もしますが、でも、感情移入したキャラクターが生きていたという安堵感はありますかね。いや、そのあたりは好みですが、けっして甘くない結末の映画を観たあとの気持ちってすごくいいので、あやふやに何かあるとちょっと残念にも感じます。映画としては面白く観させてもらいましたが、展開が早い分、私は非常にもの足りない気分が残りました。狂虎襲来パニックとして観れば満足ですが、不老不死の陰謀などの描き方については不満が残りますな。あと、怖さがそこまでではなかったです。最近、日本のホラー映画で観てた作品をまた観返してたんですが、私は今は映画の怖さに鈍感になってるのかもしれません。そこまで怖くないんですよね…でも「本当に怖い映画」を観たらやっぱり怖がると思いますよ自分が何を好きなってるか、好きになるか、欲するか、自分でもよくわかりませんね~。何の拍子で気持ちが変化していくのか…謎なところもありますね。ここ最近、私が欲するのは音楽ではAC/DCで、観たい映画のジャンルは「ジャパニーズ・ホラー」です。AC/DCと「ジャパニーズ・ホラー」に関連はなさそうですが…。まだ観ていない「ジャパニーズ・ホラー」の作品もたくさんありますので、また観るかもしれません。余談ですがAC/DCは今、ツアー中みたいですね。ようやる…(≧∇≦)脱線しましたが『ゾンビタイガー 狂虎襲来』の結論 ―― 私もいろいろな国のアニマルパニック映画をそんなに観ているわけではないので比較しようはないんですけど、まだもっと映画として進化できると思うんですね。予算なんかもあるんでしょうけど、時代劇のセットなんかはしっかりしてました。あとはやっぱり狂虎のCGと恐怖の演出でしょうか…そこを中国映画も極めていただきたいと思いました。ってことで今日も読んでくださり謝謝~でした再见~(^.^/)))ゾンビタイガー 狂虎襲来原題:狂虎危城英語題:Mutant Tigers韓国語題:무협대호: 학살의 칼날2022年製作/77分/中国監督 リウ・ウェンプー脚本 ヤン・ビンジャ撮影 グオ・レイ音楽 田辺恵二音楽 ナカシマヤスヒロリウチョン/リウピン:シェー・ミャオ「少林寺 阿羅漢vs鬼神羅刹」(声:荒井勇樹)アーイン:ホン・ジャーニン (声:楠見藍子)ホアン:ジン・イェンチャオ (声:池ちさ子)ワン・チェン: シー・ズーチェン(声:井出翔大)导演 刘文普编剧 杨秉佳制片 人魏君子演员表谢苗 饰 张柳成洪佳宁 饰 吴英井妍乔 饰 杨欢史梓辰 饰 王谦向皓 饰 大档头张皓森 饰 二档头王煜凯 饰 三档头彦杰 饰 锦衣卫千户于金蒲 饰 茶白靳庆玲 饰 艾绿侯梦 饰 琥珀明晓曦 饰 庞公公魏劲松 饰 术士喻庆辉 饰 杨子清5月に観た映画1日 X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年) X-メン(2000年)4日 「超」怖い話A 闇の鴉(2004年) 着信アリ(2004年) 6日 ゾンビタイガー 狂虎襲来(2022年) 震える家族(2022年)8日 マイ・スイート・ハニー(2023年)10日 リング(1998年) らせん(1998年)

    ゾンビタイガー 狂虎襲来 (2022年)
  18. ② 昭和のきれいどころ
  19. 健康関係として自身の体を定期的にレビューするるもりだったが、まさに「十年一日の如く」過ぎ去ってしまった。よって順次健康レビューを再開。まずは腎臓。20代前半にかなり多くの尿蛋白(+6評価)が出て1年以上入院。その顛末は以下(2005)『膜性増殖性糸球体腎炎』小学生の時に急性腎炎で2ケ月入院。その後全快したけど、20代初めで急激に尿蛋白が増え入院。安静にしても良化せず、慢性腎炎との診断で1年以上の幽閉生活。結局そ…ameblo.jp入院時覚え(2006)『入院時覚え』過去日記(入院編)まえがき20代半ばで1年以上の入院経験をしている事は別の場所でも書いているが、その当時も断片的に「日記」的なものは残していた。この長い休み…ameblo.jp退院後、何とか生活を立て直した。その後の状況整理と腎臓系セミナーに行った事を書いた(2014)『慢性腎臓病(CKD)その1』自分の病気については以前ココ で説明してるが、毎日が感謝の日々と言いながらも、腎機能は徐々に低下している。ただ自覚症状は全くないので、毎年行う健康診断の結果も…ameblo.jpそして腎機能維持のための低たん白食導入1年後レビュー(2014)『慢性腎臓病(CKD)その2』昨年7月から低たん白食をネット購入して摂る様になってから1年以上経過。毎回の検査結果に振り回されるのは精神衛生上良くないので、定期的にデータに落として客観評価…ameblo.jp今回レビュー①腎機能 eGFR(60以下が3ケ月以上続くと慢性腎臓病)長期評価アオが会社の健康診断、ピンクがかかりつけ医での検査。当初かなり尿蛋白が出ていた割には腎機能がそれほどやられていなかったのが救いだが、数十年単位で見て行くと確実に悪化。中期評価かかりつけ医での評価をやや細かく見る。低たん白食を導入したのが2013/7月。すぐ改善して「スゴいな!」と思ったが、その後上がったり下がったり。落ち続けていた2007~2013年に比べれば、甘目に見て横ばい。それなりの効果はあるのだろう。<低たん白食の意味>腎機能が落ちると過剰なタンパク質が負担を増やすため、良質なものを必要量摂る事が大切(アミノ酸スコアで評価)小麦や米はアミノ酸スコアが低い(低たん白食の必要性)良質なタンパク質とは~食品中のアミノ酸スコア一覧~|MFSメディカルフードサービスメディカルフードサービスwww.medifoods.jp②尿酸(健康時上限は7mg/dl)痛風は今までに3度経験している。腎臓との相関はあまり気にしていなかったが、高尿酸が腎臓を傷めるのは確かな様だ。2010年からザイロリックを飲み、2012年にフェブリクに切り替えて(腎臓への負担が少ない)現在に至る。ここ2年ほどは上限6程度にコントロールされている。運動と飲酒量管理が重要。③尿素窒素(健康時上限は21mg/dl)タンパク質が代謝された後の老廃物であり、腎機能低下で直接的に量が増える。もちろんタンパク質摂取過多でも。低たん白にしてからスッと下がったため、かなり期待したが、その後ジワジワ上昇。これは腎機能低下なのか食生活なのか・・・

    慢性腎臓病(CKD)その3
  20. 初回からかなりトーンダウンした第2話でした。狩山(木村拓哉)が自分の無実を晴らして妻の玲子(天海祐希)に会いたいという大まかな流れは分かるんですが…テレビ朝日 木曜21時「Believe~君にかける橋~」第2話主演…木村拓哉脚本…井上由美子演出…常廣丈太刑務所の中にいて秋澤弁護士(斎藤工)に再審に向けての相談をし、部下の南雲(一ノ瀬颯)に証拠を残してあると言いますが、南雲はせっかくの海外栄転もあるし、秋澤や常務(岩谷健司)にその証拠を渡してしまいます。観念しろとばかりに常務は再審せずに刑を全うするようにと狩山に面会に来て、磯田社長(小日向文世)からの手紙と偽り諭します。味方と言っていた秋澤も頼りにならないので、狩山は脱獄を決意します。やはり待つ人がいて罪をかぶったらしい野口(濱田龍臣)も協力することに。ボケてるふりをしている小野(小野武彦)も味方してくれました。狩山も言ってるように建物に精通している狩山らしい脱獄をするのかと思いきや、かなり粗っぽいやり方でしたね(笑)ま~でも脱獄パターンは見てしまいますね。ついつい。林区長(上川隆也)には見抜かれてましたが。脱獄できたんでしょうか?脱獄できたら今度は逃亡者パターンですかね。黒木刑事(竹内涼真)が玲子や林区長の前にうさんくさく現れましたが、今後どう狩山にアプローチするかですね。今回の評価は…7