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  2. ハワイの智潤結婚式。続編で~す♪             「―――翔さん」「なんでしょう二宮さん」「誓いのキスって、こんなに長いものでしたっけ?」「・・・・さあ、どうでしょう」大野さんと潤くんの結婚式本番。潤くんの花嫁姿になぜか自分がどや顔の大野さんと、最初から目にいっぱいの涙を溜めそれを堪えてる潤くんと。見ているうちに、こっちも感動して来て、相葉さんなんか早々と涙を流していたんだけど。誓いのキスの段階になって、2人が唇を重ねると、もう2人には周りなんか見えなくなってしまったようで・・・「大野さん!長いよ!」「いい加減にしろ!」俺と翔さんで突っ込むと、大野さんがようやく潤くんを解放した。潤くんの瞳は潤み、上気した頬と濡れた唇が艶っぽかった。「いいじゃん、潤は俺の嫁さんなんだから」「だから、そういうのは後にして」俺の言葉にふてくされる大野さんと、ようやく今が式の最中だと気付いて真っ赤になる潤くん。まったく、バカップルが・・・・。招待席に並ぶ親せきや長い付き合いのスタッフたちもあきれるやら笑うやら。まぁ、らしいっちゃぁらしい、緊張感のない結婚式に、青い目の神父も苦笑している。「あんまり時間ないんだから、さっさと済ましてよ」「だから、そういうムードのないこと言うなよぉ、ニノ。結婚式の雰囲気、台無しだろぉ」「だから、2人でいちゃいちゃしたいなら式が終わってからにしなさいって言ってんの」俺の言葉に、大野さんが『ん?』と考える。「そっか。そういえばそうだな。よし、早く終わらせよう」どっと笑いが起こる教会。ったく、ムード台無しにしてるのはどっちだか・・・。それでも潤くんはとても幸せそうで、今までで一番きれいで。そして大野さんは今までで一番男らしく見えた。最後は、潤くんが投げたブーケを俺と相葉さんでとりあって。嵐5人で並んで、写真を撮った。「やっべえ、間に合うかな!?俺、もう行くわ!2人、お幸せに!!おめでとさん!」次の仕事の時間が迫っていた翔さんが慌ただしくタクシーに乗っていく。同じくあわただしく協会をあとにするスタッフたちも見送って。用意されたピンクのキャデラックに、大野さんが潤くんをお姫様抱っこして乗り込もうとしてあえなく失敗。「いってぇなぁ、もう」腰を擦りながら運転席に乗り込む潤くんと「ごめんてぇ」へらへらと笑いながら助手席に乗る大野さん。「じゃ、またホテルでね」「ハネムーンドライブ、楽しんで!松潤、事故らないでね!」「うっさい!」「んはは、ばいば~い」カランカランと、空き缶を鳴らして走り去る2人を見送って、俺たちは伸びをする。「は~、終わった終わった」「わちゃわちゃしてたねぇ。なんか楽しかった」相葉さんの言葉に俺も頷く。「2人が帰ってきたら、5人で飲もう」「だね」そうしてのんびりハワイの教会を後にして・・・2人が結婚しても、やっぱり嵐は嵐だったってとこかな。なんにせよ、おめでとう。拍手お礼小話はこちらから↑感想もお待ちしております!にほんブログ村いつもお読みいただきありがとうございます!ランキングに参加しています♪お気に召しましたらクリックしてくださいませ♪小話のお題を募集しています!↑

    続・僕らの日常@ハワイ結婚式編
  3. 世田谷ラブストーリー 広臣編
  4. デザインへの熱意、そして祈り 私はこの4月に入って、YouTubeを始めました。 右も左もわかりませんが、とにかく番組を作って、公開を始めました。 ずっと体調が悪く、声もうまく出ないのですが、それでも努力を続けて、すでに20本を超える番組が公開されています。 私を支えていたのは、いい作品(番組)を作りたいという願いであり、見ている人が少しでも和むようにと、デザインに工夫を凝らす熱意でした。 すべて自分の作品なのです。自分の子供のようなものです。 番組を見ていただければわかりますが、デザインに力を入れています。 一般の研究者は、ほとんどデザインというものを知りません。 彼らの考えの中には、デザインというものはほとんど存在していないのです。 しかし私は作家ですから、すべての作品に、受け手の感性を考えたデザインが必要であることがわかっています。 私は短歌の指導や普及に力を注いでおり、また能楽の普及にも努力しています。そうした努力は一円にもなりませんし、誰からも評価されません。私はそれが必要なことであると信じて、努力を続けています。愛犬ルメの話も、あまり聞く人はありませんが、やめることはありません。詩を書くことや小説を書くことも同じです。  そしてそこには、デザインへの希求がいつも存在しています。 例えば、私がレストランのシェフだとします。料理をおいしくすることに力を注ぎますが、また同時に、お客さんには、美しい店内で、美しいデザインのお皿で、おいしく召し上がっていただきたいと考えます。料理さえあればいいという発想ではないのです。おいしい料理を作り、しっかりデザインされた素敵なイスとテーブルと照明の下で、美しい色のお皿にもりつける。最高の喜びです。 このデザインへの追求という熱意があったので、YouTubeの番組の準備は楽しく実行することができました。まったくの初心者なので、ミスもありますし、声がかすれますし、時間切れで、まとまらない時もありますが、そこには私の真心が込められているtことを感じていただければ幸いです。 そしてそのすべての真心は、祈りのようなものです。祈る気持ちで、私は番組を作り、小説を書き、短歌を詠んでいます。 ひとまずYouTubeのチャンネルの基礎はできましたので、しばらく更新がないこともあるかもしれませんが、時間をかけて、これからたくさんの素晴らしい番組、素晴らしいデザインの番組をお届けしていきます。 YouTubeの更新が少し遅くなるかもしれないというのは、こういうわけです。これから、小説の新作に取りかかるのです。新しい祈りを始めます。それでしばらく頭と心をそちらにとられてしまいますので、YouTubeの更新速度に影響が出るというわけです。 今日はそのご挨拶を兼ねて、YouTubeを見てくださっているみなさまに深くお礼を申し上げたいと思います。(1)日本近代文学特別講義序論 講義内容のご紹介 作家が作家たちの謎を語るhttps://youtu.be/PrFKJtRa_Kw(2)日本近代文学特別講義夏目漱石「門」その1 宗助はなぜエビになるのかhttps://youtu.be/LMsnf1p5MQU(3)日本近代文学特別講義 夏目漱石「門」その2 水の中の死と赤い色https://youtu.be/TqD_Zc4qyPw(4)日本近代文学特別講義 夏目漱石「門」その3 流産の物語としての門https://youtu.be/2w8QpvMDnfI(5)日本近代文学特別講義夏目漱石「門」 その4 コーヒーブレイク 休憩室https://youtu.be/HZn-9qjDvrg(6)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その1https://youtu.be/WHr6g4bf6G4(7)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その2https://youtu.be/83HYuR90-DI(8)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その3https://youtu.be/MNSCArRkPS0(9)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その4https://youtu.be/6KKINKUAPgU(10)日本近代文学特別講義芥川龍之介 コーヒーブレイク 吉田弥生の足跡をたどる青学の学食に行ってみた!https://youtu.be/ExbB-7Q-sFw(11)ヒオキワールドちゃんねる日本近代文学特別講義 泉鏡花「外科室」 全一回講義 能楽との関係を探る 乳の下を切る理由https://youtu.be/Oy2ddVeXPMg(12)日本近代文学特別講義 宮沢賢治「やまなし」その1 クラムボンとは何かhttps://youtu.be/dVxRVjFyOBw(13)日本近代文学特別講義 宮沢賢治「やまなし」その2 太陽と月https://youtu.be/MS_LEPQGp88(14)日本近代文学特別講義 宮沢賢治「やまなし」その3 お釈迦様の誕生日https://youtu.be/OaYdqvayGl0(15)日本近代文学特別講義 宮沢賢治論 トシについて 魂を求める樺太への旅休憩室、コーヒーブレイクを兼ねてhttps://youtu.be/wjVgXMqV1jw(16)日本近代文学特別講義芥川龍之介と宮沢賢治 休憩室を兼ねてどうして賢治は童話を書き始めたのか?https://youtu.be/qS7cxte_wHA(17)日本近代文学特別講義宮沢賢治「やまなし」その4イサドとは何か。その背後にある思想とは?https://youtu.be/1vAX0y7rWZY(18)日本近代文学特別講義夏目漱石「こころ」 Kのおもかげと宮沢賢治鯛の浦のエピソード、羊水、溺死、赤い魚https://youtu.be/uI1rOHHmxb0(19)日本近代文学特別講義石川啄木と宮沢賢治 同郷の歌人たち先輩後輩、母への愛憎、結核、本郷赤門付近https://youtu.be/TZRL_ToS8k4(20)日本近代文学特別講義尾崎豊と青学周辺  休憩室渋谷クロスタワーを歩くhttps://youtu.be/F4ohpqraaUA(21)日本近代文学特別講義能楽へのいざない  休憩室お能に触れてみよう サークルのご紹介「高砂」 待謡を堪能するhttps://youtu.be/xmt-GP3-J0E合掌天天快樂、萬事如意みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。   いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。

    デザインへの熱意、そして祈り
  5. 4/27NHKラジオ文芸選評(俳句)。題「アスパラガス」、選者は北大路翼さん。【北大路翼さん】1978年〜。神奈川県横浜市出身。小学生5年生のとき、種田山頭火を知り自由律俳句を制作。横浜高校にて教諭であった今井聖に出会い有季定型の句に。1996年「街」創刊入会。大学卒業後、風俗情報誌の出版社を半年で退職しフリーターとなる。その間、詩誌「ERECTION」の創刊に参加したり、今井聖がシナリオ作家でもあった縁から「週刊漫画」などで成年向け漫画の原作を執筆したりした。25歳で俳句出版社に入社。2009年、邑書林のアンソロジー『新撰21』100句入集。2011年、新宿歌舞伎町にて「屍派」を結成。同年、短歌雑誌の編集部に入る。2012年、歌舞伎町の芸術公民館を会田誠から譲り受け「砂の城」に改称。2015年、歌舞伎町を舞台に詠んだ2万句あまりから2000ほどの句を選び第一句集『天使の涎』(邑書林)を上梓。2016年、この句集で第7回田中裕明賞を受賞。昨年、「屍派」を解散し、現在は高円寺にて「俳句サロンりぼん」を運営している。句集は『時の瘡蓋』『見えない傷』『流砂潭』。他に『アウトロー俳句 新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」』『生き抜くための俳句塾』『廃人』『加藤楸邨の百句』などの著書がある。 今回紹介された北大路さんの俳句↓。★初詣いいからはやく参らせろ★自転車を落ちさうな葱手でつかむ★つぶされぬ柚子一つ浮く仕舞風呂★文人の椿贔屓や初露天◎入選句★雨上がるアスパラガスは茹で上がる(広島県 藤井きみ子さん 69)★直径がアスパラガスのフライパン(神奈川県 山田知明さん)★アスパラガスいつ見てもおんなじ長さ(広島県 木染湧水)★折れるとこからがアスパラガスである(神奈川県 岡一夏さん 31)★野菜室引けばアスパラ立ち上がり(石川県 神田博行さん 74)★アスパラガスですねと歯科衛生士(福岡県 ふにふにヤンマーさん 55) ↑ 北大路翼さんのイチオシ作品。★アスパラガスの濃き紫や更年期(大分県 樫の木さん 59)★アスパラを使ひ余命を説明す(埼玉県 山本絲人さん 46)★地下室に窓やホワイトアスパラガス(長野県 藤雪陽さん 39)★アスパラガスあつけらかんと空平ら(東京都 綾竹あんどれさん)★発射前屹立阿蘭陀雉隠(愛媛県 中矢 尚さん)★アスパラガス一度休ませたい地球(岩手県 佐藤茂之さん 56)★アスパラ育つ偵察衛星の真下(愛媛県 そまりさん 70) ※石井かおるさん選。★頑なに侘びぬ山本アスパラガス(東京都 くま鶉さん)★停電の町やアスパラガスばかり(長野県 里山子さん)★小祥忌アスパラガスに花の塩(北海道 近藤由香子さん 76) ※「小祥忌」=1周忌。◎来週5月4日は短歌、テーマは「お茶」、選者は東直子さん。しめきりは29日(月)午後11時59分。

    4/27NHKラジオ文芸選評(俳句)。題「アスパラガス」、選者は北大路翼さん。
  6. 鏡を見て…こんな顔だったかなって自分の顔を見ていた木香薔薇の季節あちらこちらで見かけます花言葉「幼いころの幸せな時間」という花言葉があるモッコウバラの優しい花色や花姿が、幼い頃の暖かで幸せな記憶を思い起こさせることに由来している最近思うことがあったわたしと母そして家族…親になったわたしと主人そして子供達のこと全てはそこに答えがある家庭って言葉家と庭って書くけど家と庭、全てを見渡してみるといろんな意味で間違いに気づくそして今、自分に必要なのは考えること自分としっかり向きあってひとつひとつ間違いを正すこと何かに逃げ込み誤魔化して生きてもただ生きづらさを増やすだけ子供の頃に満たされなかった想いはもうどうすることも出来ない過去は変えられないけど未来は変えられる今からでも遅くはない余力ある今…なんとかしないといけないって何度も何度も言われていてもどこか理解出来ていなかった静かなリビングでひとり家庭という場所を見渡せば孤独を怖がっていた自分に気づく自分という自分を信じずに生きてきたから自分から逃げずに自分と向き合って本来なら自分が親になる前にそう気づければもっと楽に生きれたのかもしれないし子供ともちゃんと向き合えたと思うわたしはいつも…逃げてばかり親としても子供達を守れていなかったと思う子供の愛し方分からなかった自分でいろんなこと壊していた気がする正すこと…直すこと…今からでも遅くないのかな…教えてくれたことに感謝しています

    2024/04/28
  7. 薔薇
  8. ヒチョルが約束の場所、日本式料亭に着くと個室にはもうチャンミンが待っていた。「すみません、遅れまして」「いいえ、キム室長。私もちょうど今来た所です」チャンミンは、血の気のないヒチョルの顔色を見て驚いた。さすがにここ数日、寝る間も惜しんで奔走していたか…。ヒチョルは席に着くと、料理に手を付ける前に話し始めた。「もうご存じかと思いますので、単刀直入に申し上げます。是非チョン家のお力を貸していただいて、マスコミの報道を押さえて頂きたい」「キム室長、分かっていると思いますが…それは難しいと思います。もう止める手段は無いでしょう。一旦報道は出るが、少しずつ論点をずらして、世論の風向きを変えるしかないと思います」ヒチョルはため息をつきながら、眼鏡をはずした。眉間を押さえ、伏せた目には長いまつ毛がキレイに並び、気だるげなため息をつく。再び大きな目が開かれた時、それはまるで女優のように美しい顔だった。…キムヒチョル…こんなに女性的な美しさを持った人だったのか…?初めてメガネを外した顔を見たチャンミンは、その美しさに驚きを隠せなかった。「そうですよね…」俯き、珍しく弱気なヒチョルも初めて見る姿だった。「大統領は、まだどうにかなると?」「えぇ…。しかし世論の風向きは変わらないでしょう。大統領が考えるほど、国民の感情は簡単ではない」「そうですね。こうなれば、どこよりも早く認め謝罪したほうが、良い結果を招くと思います」「……」声も出さず眉間を強く押したヒチョルは、かなり具合が悪そうだ。「室長の苦労はお察しします。政府が簡単に疑惑を認め、謝罪するのが難しい立場である事は十分理解します。だが、それ以外にこの状況を打破する事は出来ないと思います」「えぇ…私も同意見です」「報道が出て、世論の反応を見てから報道の方針を決めましょう。CYグループも全力でご協力させていただきますので」「…ありがとうございます。それでは、またご連絡いたします」正直、現政権の事はどうでもいいが、青瓦台の意向はビジネス上無視できない。もう席を立とうとしたヒチョルを、チャンミンが慌てて止める。「食事をなさった方が良いのでは?ひどい顔色ですよ」「…食欲がないので。食事はまたの機会に」立ち上がったヒチョルが、頭を抱え柱に手をついた。「室長!大丈夫ですか?」「だいじょ…」ぐらりと体が揺れ、駆け寄ったチャンミンの腕にヒチョルがなだれ込んできた。真っ青な顔でぐったりとしたヒチョルを抱え、チャンミンはすぐに車を呼んだ。チョン家が経営する病院の特別室。医者によれば過労らしく、ヒチョルは点滴に繋がれ、青い顔をして横たわっていた。キムヒチョル…大統領の右腕、実務上の最高権力を握る、青瓦台の中で誰よりも有能な男。ユノ兄も認める侮れない男で、会えば嫌味を言い合う、正直やり合いたくない男だった。だが…こんな風に弱い所を見せられると…少し調子が狂う。抱きとめた時の、彼の体の儚さに、心配の方が上回った。こんな華奢な体で、奢り高ぶった議員たちと対峙し、国の全てを取りまとめていたとは…。窓の外の風が強まり、空が静かに時雨れている。あぁ…そうだ。彼は、冬の時雨のような人だ。冷たく、静かで…どこか寂しい…。全てを焦がしてしまう太陽のようなユノ兄と、いつも一緒にいるからだろうか。彼のような寂しい人を…なぜか放っては置けない…。「ん…」目を覚ますと、知らない場所にいた。ここは…病院か?起き上がろうとすると、誰かが肩を押さえた。「まだ起きない方がいいです。私と話している時に倒れたんです。チョン家の病院に運びました」「…あ。ご迷惑を、おかけして…」「お気になさらず。点滴があと30分ほどあります。もう少し眠って下さい」シムチャンミン…よりによって、一番弱い所を見られたくない相手に…クソッ。とは言え、体は動きそうにない。あと30分寝るか…、そう思ったが、チャンミンは部屋を出て行こうとしない。「シム秘書、私はもう大丈夫です。お忙しいのでは…?」「あなたがちゃんと点滴を終えるまで見守りますよ。ちょうど読みたかった本もあるので」「いや…ちゃんと寝てますから」チャンミンはクスリといたずらっぽく笑った。「点滴が終わったら、起こしてあげますから。少しでも眠って下さい」…へぇ…そんな顔して笑うんだ…。悔しいが、いい男だ。ヒチョルは言い返す気力も無くし、ベッドに沈んだ。窓際のソファに腰掛け、長い脚を組んだシムチャンミンは、読みかけの本をまた開いた。悔しいが、ページをめくる姿さえ、絵になる男だ。まるで自室にいるかのように、ゆったりと過ごすチャンミンを見ていると、不思議だが落ち着く。具合が悪く、弱気になっているのか…?誰かに傍にいて欲しいのだろうか…。そしてシムチャンミンは、それを分かって、俺の傍にいるのだろうか…。まさかね……。ヒチョルから深い寝息が聞こえてきて、チャンミンはそっと本を閉じ、ヒチョルに近づいた。青白い肌に長いまつ毛の影が落ち、唇はふっくらと情熱的に象られ、芸術的な横顔のライン。思わず伸ばしかけた手を止め、ゆっくりと下ろした。しばらくヒチョルの寝顔を見ると、音もなく病室を出て行った。そして看護師に伝えた。「点滴が終わっても起こさないように。目が覚めるまで寝かせてあげてください」ジェジュンは退院したが、両足の裏に包帯が巻かれているので、ヨタヨタと歩いていた。迎えに来たジュンスの肩を借りながら、やっとリビングのソファに落ち着いた。「はぁ~…。やっぱりここが落ち着く」「ふふ。自分の部屋が一番いいよね。僕もユチョンとの部屋が一番落ち着くよ」ユノが作ったプライベート空間は、エントランスを挟んで反対側に、ユチョン達の部屋がある。キッチンはもちろん、バス、トイレ、リビングなどがあり、ユノ達と同じ造りになっている。「もう…平気?」「うん。恐かったけどユノさんが助けに来てくれたから。僕はみんなに守られているんだなって実感した。いつもありがとう、ジュンス兄」「ジェジュン!遅くなってすまない!」ユノが帰って来て、ソファに座ったジェジュンを抱きしめた。「ユノ兄おかえり。じゃあ僕は部屋に戻るよ。ジェジュン、お大事に」部屋を出るジュンスにお礼を言うと、ユノはジェジュンを膝にのせてもう一度抱きしめた。ギュウっと強く抱きしめられ、痛い程だった。「ジェジュン…お前がいなくなって目の前が真っ暗になった。お前に何かあったらどうしようって…心底肝が冷えたよ。はぁ…今回の事は全部俺のせいだ。すまなかった」「なんでユノのせい?ユノのせいじゃないよ」「俺の母親が…お前に何を言ったか想像はつく。母親の代わりに俺が謝るよ。すまない」唇をキュッと噛みしめたジェジュンを見て、ユノが優しく髪を梳く。「なんだ?聞きたい事があるんだろう?何でも答えるよ」「…縁談が…あるって。然るべき家のお嬢さんと、縁談を進めてるって…。それに青瓦台からも、色んな人が来て…ユノが…」「あぁ、あれは母親が勝手に言っているだけだ。俺は一度も了承していない。青瓦台の方も無視してる。チャンミンには怒られたがな」「だけど…ユノはチョン家の当主で…アルファのお嫁さんを貰わなければならないんでしょう?」俯いて、唇を尖らせて拗ねた表情を見せるジェジュン。ユノは下から覗き込むように、ジェジュンに笑顔を見せた。「じぇじゅんあ~。俺はチョン家のトップだ。CYの全権を任された、えら~い人なんだぞ。その俺が、お前を選んだ。誰が俺に文句を言うってんだ」「だって…。青瓦台とか…然るべき家柄とか…僕には分かんない話ばっかりで…ぐすッ…」泣き出したジェジュンを、逞しい胸に抱き込み、ヨシヨシと頭を撫でる。「ジェジュン、これだけは覚えておけ。俺は何でもできるスーパーαだ。この俺がお前を必ず守るし、絶対にお前と番になってみせる。だから安心してろ。俺を信じろ」頷いたジェジュンに、ユノは優しくキスをした。「ん…っふ…」ゆの…ゆの…あぁ…ユノだ…!触れられるのはユノがいい…ううん、ユノじゃなきゃ嫌だ…!どんどん深くなるキスに、ピクリとジェジュンの体が震えた。ぶわっとジェジュンの甘いフェロモンが漂い、ジェジュンの体温が上がり、息も上がる。…え?なんで?周期はまだ先のはずなのに…。「あ……ゆ、ゆの…はぁ…はぁ…。ゆの…お、おねがい…」「ジェジュン…?」「ゆの…っおねがい…シて!」ジェジュンのヒートが始まった。ユノじゃなきゃ嫌だ…!※※※あらら?チャンミンとヒチョルが意外な方向に?ユノは青瓦台の要請に応えず、誰とも寝ていませんでした。ユノえらい!ユノへの想いからか、ヒートを起こしたジェジュン。次回あめ限。ヒートエチの熱さを感じてください♡(アメンバー申請の方は「アメンバー申請について」の記事を読んで下さいね^^)

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    Bolero~君を守るから 25
  9. ある修行者は、如来の言動や仏典の記述から覚り(=解脱)のヒントを得たいと考えているかも知れません。しかしながら、実際のところ仏道修行において明示的なヒントを得ることはなく、仮に何かのヒントを得たところで覚り易くなることもなく、現実問題として如来も修行者にヒントを出すことはないのです。ただし、そうは言っても、ある仏道修行者は如来の言動や仏典の記述から覚り(=解脱)のヒントを得て、それが重大な知識として作仏に役立つことはあるでしょう。要するに、ヒントの有無や是非可否は結果論に過ぎないのです。よって、恣意的にヒントを求める修行態度には問題があると言ってよいでしょう。このため、仏道修行者は「真実を知ろうと熱望せよ」とか「仏道修行者は各自のことがらである」などと説かれるのです。そこにおいて次第次第に功徳が積まれ、修行者はついに覚りの機縁に臨んで真実の真相を認知し、ことの次第を覚知して智慧を生じ、覚る(=解脱する)ことになるのです。そのとき、仏道修行においてはヒントなど要らず、そもそも存在せず、他の如来もそのことを承知の上で理法を説いていることを知ることになります。逆に言えば、弟子や縁者にヒントを出そうとする師は、実は覚っていないのであると言えるでしょう。その機微は、すでに知恵の輪を解いた人が、今現在をの知恵の輪に取り組んでいる人に向かって決してヒントなど出さないようなものです。もろもろの如来は、覚りの境地を世に示現するのみ。***

    ヒント
  10. 4,28 おはようございます
  11.  昨夜、職場で開催された5年ぶりの歓送迎会。 終了予定時刻に合わせ、小田急ロマンスカーの切符を事前購入していたのですが。その時間帯の全ダイヤ、思いがけずの30分遅延。 いいかえると、全ての電車が30分遅れながら順調に動いてはいて。つまり特急券を払い戻して、通常電車で帰宅するのが最善手でしたね。 それがわかっていながら、購入した特急券を活かす私は意地っ張り。 その結果、自宅最寄駅からのタクシーまでも深夜割高料金の時間帯に突入し、更に余計な出費となってしまいました(苦笑)。 早いもので4月も終盤。 業務都合で今回のブログ更新が今月最後に。恒例ですが、「短歌・都々逸」で4月を振り返ります。 昨日おろした 学生服の 肩に桜が 舞い降りて 今年は桜の開花が遅れました。ちょうど入学式の頃に満開を迎え、このような光景を目にしたもので。 私が小中学生の時分は「桜イコール入学式」。とすれば、昔に戻ったのかも(笑)。 住み慣れた 我が家に別れ 告げる日は 桜の花が ひらり舞い降り 今の住まいに越してきたのは、はるか昔の4月の始め。もの心ついたころから住み暮らしていた家の前のソメイヨシノ、花がハラハラ舞い降りて。まるで別れを惜しんでくれているかのようでした。 趣きを変えて。 「気楽爺」さんの俳題、冬眠から覚めたカエルですが。 ひさかたの 光眩しき 春の日に しずこころなく 目を閉じるらむ 百人一首の一つ、紀友則さんの作品を「本歌取り」してしまいました。久しぶりに地上に出てきたカエル、きっとお日さまの光が眩しくて思わず目を閉じてしまうのではないでしょうか(笑)。 桜の花が散り急いだ後、ツツジや藤の花、そのほか多くの花が競うように咲いて。まさに百花繚乱。なかでも牡丹の花は大ぶりで派手派手しくて目を惹きます。 桜はかなく ちりゆくあとに 主役名乗るは ぼたん花 雨露が かからぬように 傘ひとつ さしかけられる 箱入り娘 花の重さを 支える枝の つらさ傍から よくわかり 手厚い世話を受けて、大切に育てられているぼたんの花。野辺に咲く名もなき花と比べると、とても恵まれた境遇に思えてしまいます。 最後にRさんとの歌のやりとりから。 年重ねると 未知のものには 取り組むことの できずして 憧れの コンビニ勤め してるよう だから私は 迷わずセルフ セルフレジへの戸惑いを、鮮やかに歌で返されてしまいました。そして更なる返歌で。 あれから進歩 迷うことなく セルフのレジに 足向けて この年になって私もひとつ、新しいことを覚えることができたようですね(笑)。 次回は「伊勢原市内周遊」に戻ります。

    今月を 短歌・都々逸 振り返り ~ 百花繚乱 咲き競いては 千々に心も 乱れゆく ~
  12. おはようございます☆こんにちは☆こんばんは★皆様、お元気でいらっしゃいますでしょうか最初に写真アップの件ね熱海の来宮神社のお写真がまだ残っていたのでホントのラストになりますがアップさせてねあ~でも来宮神社はまた行くぞ(笑)ベルリン「愛は吐息のように」(映画『トップガン』愛のテーマ)Watching every motionIn my foolish lover's gameOn this endless oceanFinally lovers know no shameTurning and returningTo some secret place insideWatching in slow motionAs you turn around and sayTake my breath awayTake my breath awayWatching I keep waitingStill anticipating loveNever hesitatingTo become the fated onesTurning and returningTo some secret place to findWatching in slow motionAs you turn to me and sayMy loveTake my breath awayThrough the hourglass I saw youIn time you slipped awayWhen the mirror crashed I called youAnd turned to hear you sayIf only for todayI am unafraidTake my breath awayTake my breath awayWatching every motionIn this foolish lover's gameHaunted by the notionSomewhere there's a love in flamesTurning and returningTo some secret place insideWatching in slow motionAs you turn my way and sayTake my breath awayMy loveTake my breath awayMy loveTake my breath awayMy loveTake my breath awayMy loveいかがでしたでしょうかベルリンはドイツの都市名からですけど本人たちは米国出身のグループですこの曲ご存じありませんかはい映画『トップガン』(1986年)の愛のテーマですね和訳まで出来なくてごめなさいのKissing You息が出来ないほど夢中になる様子かな映画の中でのことだからね本気になっちゃだめモテる男女の別世界の話しだけど空想なら良いね映画と音楽が結びついて次々大ヒットが生まれた時代ですねこのサウンドトラックからも数々のヒット曲が生まれましたそしてトム・クルーズはトップスターへこの映画はこの年のNO1になりました🎂誕生日🎂因みに誰のうわ~わかってて聞くんだ聞くんだ先日また一つ年を重ねてしまいました年齢はみんな想像つくでしょ敢えて言わないよその方が楽しみが膨らむでしょそ、そ表の画像は以前、二女が通っていた製菓学校の作品の一つねウェディングケーキかな今回も🍓タルト狙っていたんだけど見つからなくて残念なのそのかわりこれで我慢してねって誰が我慢なんだ簡単にご挨拶ねお陰様で無事にこの日が過ぎていきましたやはり特別の日というのは嬉しいものですただ、以前にも申しましたが、まーとしては毎日が特別の日という気持ちでこれからも日々精進していきたいと思います今、退会してしまった人のまーに対するコメントの言葉を思い出しました『大変な過去を乗り越えたから 今の素敵なまーさんがいる』これからももっとカッコいいまーで行くぞそれでは今回はここまで次回もまーブログをどうぞお楽しみにバイバイまー上弦の月

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    Take My Breath Away♪
  13. 気象系の青さんの素人妄想BL小説です​🍓いちごのお話です 🍓潤→智side M4月の満月は別名Pink Moon…て言うんだって…恋愛成熟とか恋愛に関するお願い事に効果があるとも言われてるらしいでもさ、こういうのって期待したらダメなんだよね……特に俺は…//俺の数年越しの片想いは…結ばれることはないと思ってるだって相手は、男でノンケ__けど、ずっと前からその子といい感じのヤツがいて……そいつは男な訳よ…もしかしたら、お互い好きで…あとは時間の問題だけなのかもしれない…虚しいよね…2人とも俺のよく知るダチなんだから…だから、俺はダンマリを続けてる皆んなとの関係を壊さないように__「…はぁああ〜///」そんなことを考えつつ、朝の情報番組を見てトーストに齧り付いた「……あれ?……何か…マズい?//」カビとか?いや、見た目も匂いも問題なし…何だ?それに、なんだろう…//「……だりぃ〜…///」まだ一口齧っただけなのに全然、食べれる気がしない……それに何より、この重だるい感じ…//「………体温計…///」ピーピーピー… 37.9℃あぁ… だからか…ベッド横のサイドテーブルに充電したままのスマホを取りに行った画面を開き…スマホをタップする​今日の集まり、行けなくなった。​了解、どうした?​何かあったの?​誰かさんみたいに風邪ですか?馬鹿は何とかって言うのにね〜♪勿論、潤くんは違いますけど!​たぶん、そう…。 37.9℃​ちょとニノ!俺は弟の看病で貰ったんだよ!松潤、ゆっくり休んで早く完治しなよ〜後で何か持って行くよ!​いや、移すと悪いしいいよ​了解、お大事に。また次回、楽しもうぜ♪✳︎✳︎✳︎高校時代の仲間とのグループメッセージ今夜の集まりに参加出来ない旨を伝えた高校卒業後は、皆んな進路が別々で暫く会えてなかったが…先日、街中で大野と翔くんが一緒にいるところに出くわして…久しぶりに集まろうって話しになったんだ「…はぁ〜…大野のヤツ…///」相変わらず可愛いかったよなぁ……やっぱり…翔くんのこと好きなのかな?翔くんだって大野のこと……絶対、好きだよね?互いが話してる時、他の奴らと比べて…妙に表情が優しいんだよ……特に翔くん…//…どうしよ…大野と翔くんが付き合ってたら…「…うゎああ〜……超へこむ…//」付き合ってなかったとしてもさ、ダチと取り合いなんて…そんなドロドロな展開、俺は望まない「……ダメだ///…ハァ…寝よう…」熱が上がってきたのか、火照って気怠さが増してきたので、市販の風邪薬を呑み、ベッドへ潜ったピンポーーーンコンコンッピンポーーーンッ…「……なんだぁ〜///」何かの物音で目を覚ますが、……何だったんだ…?布団に入ってからずっと眠り続けてたんだろう気づけばすっかり暗くなっていたただ、部屋の明かりを付けなくても、月明かりを眩しく感じる程部屋に光が差し込むから…体温計を取り行くついでにテラスの窓を開けた シャーーーーーー…「……あぁ〜… 確か、TVで満月とか何とか…///」言ってたなぁ〜って…別にピンク色でも何でもない満月を見て暫く突っ立っていた… Pink Moon 恋愛成熟TVで話しいてた事を思いだし、ぼぉ〜とする頭の中で思い浮かんだのは……「……大野…………すき…/////」そんな、ガキみたいなことを想う己の秘めた恋心だったいいよね?誰にも聞かれてないんだし…別に言うつもりもないんだから…//…「…もしかしたら、今日の集まりで 2人のカップル誕生を祝ってるかも…」いいなぁ………俺も…気持ち伝えればよかったのかな…「……体温計…///」シャーーーーーー…カーテンを閉めて、のそのそと薬箱まで移動しようとした時コンッ //「……ん?…」 コンコツンッ//何だ?…鳥…とか?たった今、カーテンを締め切ったテラスの窓に何かが当たる物音が聞こえてくる鳥なら糞とかされても困るし追い出してやろうと… シャーーーーーーッ勢いよくカーテンを開けただけど、テラスに居たのは__「ぎぃやぁあッ//」ドンドンドンッ『あぁ〜良かった♪ やっと気づいてくれた♡ 潤くん!来ちゃった♪』大野ッ!?え?何?…幻覚!?俺、熱上がりすぎて変になったのか!?目の前の窓ガラス越しに普通なら居るはずのない大野が俺に向かって笑顔で手を振っている 『…んふふ♪…開けてぇ〜///』「…………/////」やはり何かの間違いだ…夢かもしれない……という判断に至り、シャーーー…ッ「……これでよしッ…///」そのままカーテンを閉めて見なかったことにした__だけど…コンコンッ『ちょっと潤くんッ!? 開けてッ!開けてよッ//』  コンコンコンッ…カーテンを握りしめて…必死で頭を可動させる「…ッ//…何で居るんだよ…/////…ハァ…」『潤くんッ!!開けてッ! 寒いッ!寒いよぉ〜//…へッ… …へッ…クシッ//……ズズッ……ゔぅ〜 ねぇ〜開けてよぉ〜///』外は冷えるのか窓に両手を引っ付けて…必死で、ワンコみたいに懇願してきてるしッ…何だよッ!!この可愛いのッ!!/////病んでる時は目にも耳にも毒でしかないよ…//「…ッ……ああ〜もぉ〜///」考えるのが面倒になり渋々、窓を開けたカラカラカラッ…『もぉ〜潤くんッ/// 何で直ぐに開けてくれないんだよぉ夜はまだ冷えるんだぞッ!』 ふわぁ♡「……幻覚じゃ…ないの?」開けた途端、ぷりぷりと怒りを露わにして俺に攻め寄る可愛い…幻覚?『…んぁ?…幻覚?…何が? それより、風邪大丈夫!? …えと…熱は?』幻覚かどうか肯定も否定もしない手が真っ直ぐ伸びてきて… ぴとッ♡「つッ//…冷たッ///」『熱いじゃん!?』驚いた表情を見せる大野が、慌てて持ってた袋から何かを取り出し、冷蔵庫に入れだしたその後も、体温計やら氷枕やら…母親みたいに手際よく動いている何で来たのか…どうして玄関じゃなくてテラスからやってきたのか……今日の集まりのことも…翔くんとのことも…//色々、聞きたいことはあったけどどうにも薬が効いて会話をする元気も出ない…次第に視界は狭まって…気がついたら意識を手放していたつづく⭐︎⭐︎⭐︎

    ピンクムーンの後には…〔潤→智〕  ①
  14. 今日の窓ー春の本、俳句同人誌「猫街」9号
  15. 三次創作小話「忘羨その後」現代版(72)私たちがここで撮影していた時、ボーボーはそのシーンを見ていたことが判明しました。“シェンシェンは3歳〜”私を振り返って手動冷却gg:とても恥ずかしい、恥ずい〜ワンボーを見て、とても恥ずかしい〜gg:それを乗り越えて下さい〜dd:屋根の上に穴が空いてるだけだよdd:持ってくる…持ち込まれたすぐに扇ぐ、とても熱い〜gg:これは恥ずかしすぎる、恥〜〜gg:ただ動きが取れなくなった。gg:どこで動きが取れなくなってしまったのでしょうか、見てみよう。gg:恥ずかしいワンボーを振り返るってそれを乗り越えて下さい〜〜〜gg:とても恥ずかしすぎるもう一度、ワンボーを見て下さい。みんなに怒って見せてやれよ〜手を腰に当てる〜フン〜シュンチー〜(ふん、怒ってる)フン〜シュンチー〜【博君一肖】原来拍“羡羡三岁了”的时候啵啵一直在旁边看啊!拉拉扯扯的氛围好喜欢哦youtube.com【ggが赤ちゃん返り】1ヶ月後、ジャンチョンは、病院に着くと、受付で待っていた“馴染みの男”と連れ立って、さっさと行ってしまった。〔始めはあんなに嫌がってたのにね〕ジャンチョンが松葉杖をついて歩くのを姿が見えなくなるまで見ている。「姉さん、まだ、帰らないでよ。ジャンチョンと一緒に帰ればいいじゃないか」イェン姉の手をつかんで左右に振っている。イェン姉は、ウェイインににっこり微笑んで〔シェンシェンは、いくつなの?〕「だって、結婚したら、会えなくなっちゃうじゃないか」口をとがらせて見せると、イェン姉は困った顔をしている。〔彼氏が来たわよ〕ウェイインは素早く顔を戻し、手を離した。〔送ってくれて、ありがとう。帰りは、バスを使うから。ジャンチョンが一人で通うには、慣れておかないとね〕ウェイインは、振り返り振り返り、手を振っている。翌日、イェン姉は帰って行った。とたんに、ウェイインは様子がおかしくなった。膝を抱えて座っていたり、ぬいぐるみを抱きしめたり、夜、シクシクと泣いていたり、ランジャンにベッタリくっついて離れたがらない。子猫を拾って来て、どうしても飼うと言いはる。今は、ランジャンの実家に身を寄せていて、飼えないことはないが、ジャンチョンが2ヶ月後にリハビリを終えて、国に帰ったあと、2人はアパートメントに戻る予定だ。その時、その猫をどうするのか、と問い詰めると、また膝を抱えて落ち込んでしまう。仕方なく、猫を飼い始めると、また一匹、さらに一匹と、どこからか、もらって来た。悩んだランジャンは、ウェイインの定期診察のあと、ドクター ヴェラに相談した。[う〜ん、“幼児退行”、つまり、“赤ちゃん返り”かもね]『そんな、バカな』[子どもだけじゃなく、大人にもあるのよ。お年寄りの認知症とも違うわよ。20代、30代のいい大人が、赤ちゃんのようになるの][原因は、主にストレスね。彼は精神障害を抱えているから、なりやすいと言えるわね。“防衛機制”は知ってる?]『はい、先生にもらった資料で読みました』[その防衛機制の一つが、幼児退行なの。彼、頑張りすぎてないかしら?]『はい、とても』[甘えさせてあげること、これが一番。真面目で行き詰まってしまった人には、甘えることが、大事な逃げ道で、再スタートのチャンスになるの][でも、あなたの負担が大きくなってしまうから、他の家族にも、助けてもらった方がいいと思うんだけど、、、誰かいる?]『姉弟同然に育った、義姉さんがいます』[その方は、中国にいるの?]ランジャンがうなずくと、[じゃあ、無理ね]『私の母に相談してみます』大学では、以前と変わらなく過ごせているのが、わずかな救いだ。2人きりの時は、ランジャンの腕にしがみつき、離れようとしない。ランジャンがいない時は、猫を嫌がられるほどに可愛いがる。ドクター ヴェラには言えなかったが、ランジャンにとって一番辛いのは、夜だった。ベッドに入っても、身体をすり寄せてくるウェイイン。ランジャンの腕に抱かれていないと、眠れないと泣き出す。ランジャンは、ウェイインの体温と寝息と体臭を感じながら、衝動を抑える苦行を、毎日毎日、繰り返すのだ。つづく*“馴染みの男”は、作業療法士です。古装のモデルらしいですねเซียวจ้าน 肖战 (Xiao Zhan) น้องจะงามไปไหนเนี่ย #来个古装造型 #西域风情 #古风 抖音youtube.com

    三次創作小話(72)「忘羨その後」現代版(72)
  16. 「やっべぇ…」額に手を当てて呟いた。やっちまった。そう、文字通り。ヤッてしまったのである。もうこの際、酔った勢いだとか、どんなに美形でも相手が男だったとか、そんな些細なことはどうでもいい。よりによって、15も年下のかつての教え子と一線越えてしまった。酔いと興奮が醒めてしまえば、今度は背徳感が襲いかかる。という割に、不思議なほど後悔はない。その代わりにあるのは妙な満足感だったりして、さすがに鈍感な俺でもその理由にはうっすら気づいている。昨日はめちゃくちゃ気持ちよかった。ソファでお互いに手で相手の熱を放出し合って、それから酔いを醒ますように熱めのシャワーを浴びた。潤が「洗ってあげるね」って洗ってくれたから、お互いに洗いっこしてたらまたムクムクと盛り上がってしまって、シャワーを出てからベッドでひとつになった。断片的な記憶は映画のように美しく艶っぽく悶える潤の姿と、感じたことのない衝動と悦楽。今も身体に余韻が残るほど。思い出したらまた熱っぽくなりそうな気配がしたので脳裏に浮かぶ映像を慌てて振り払う。ちらりと視線を向ければすやすやと寝息を立てて眠っているかつての教え子。俺がこれほど困惑しているというのに、当の本人は呑気なものだ。食べこぼしを拭き、泣いてたらあやし、お団子遊びで泥だらけになった小さなおててに石鹸をつけて洗ってあげたのに。俺の後をくっついてまわって、ニコニコと無垢な笑顔で飛び跳ねている。というのはもう15年も前の話で、今ははっきりした目鼻立ちに若々しい白い肌。眠っていてもその美しさは隠しきれない。ったく。無駄に綺麗な顔しやがって。お前のせいだからな。ほっぺを指でつまむ。「んー…?」長いまつ毛が揺れて、それからゆっくと瞼が開いた。「せんせぇ?」俺の姿を確認してそれから幸せそうに微笑んだ。くっ。可愛いじゃないか。これはまずい。ここにいたらズルズルと危険な沼に引きずり込まれてしまいそうな予感がする。「俺、もう帰るわ」「え!?やだっ!」帰ると伝えたら飛び起きた。「やだって…」「やだよ、帰らないで。まだいいでしょ?」妙に大人っぽい見た目なのに、言ってることは保育園児の時のまんま。「お願い…」うっ。小首を傾げるの、癖なのか?だとしたら天性の魔性だ。俺は心の中でほっぺをぱちんぱちんと叩く。気をつけろ、俺。しっかりしろ。毅然とした態度を示すことが、俺のせめてもの贖罪だ。「せんせぇ、キスして?」甘ったれた声でそんなこと言われても、俺は決して…ちゅっ。キスをしてから、はっと気づく。は??おれ今、自分からキスしなかった?当たり前のように恋人同士のようなキスしちゃってんじゃん。そういや昨夜だって、そんなつもりなかったのに結局すげーノリノリで攻めたような気がする。自分が怖い。てゆーか潤が怖い。「お前って魔法使いなの?」「え?」「つーか俺、もしかしてロリコン…だったとか…?同棲愛系の…?」頭をおさえて蹲る。別に同棲愛に偏見はないけど、35年生きてきて1度も自覚したことがなかったから自分の新たな一面を知ってしまったことに衝撃を受けている。このまま今の仕事を続けていいものなのだろうか。「えー?なに言ってるの?」「なんか…教育者としてあるまじき行為を犯してしまったような…」「先生ってギャル男のくせに真面目だよね」「お前…人が真剣に」「大丈夫だって。先生に迷惑はかけないから」潤は俺の腕に自分の腕を絡ませて、顔を寄せた。「先生に迷惑かけないために20歳まで待ったんだからね」「潤…」「ほんとに、ずっと好きだったんだよ?」だから。なんでそんな無駄に可愛いんだよ。思わず胸の奥がキュンとなる。「ねぇ、先生」耳元で囁く。少し鼻にかかる甘ったるい声。「ぎゅってして?」脳から司令が出る前に身体が勝手に動く。これはやっぱり魔法なのかもしれない。俺はもう一度、今度は心の中で呟いた。やっべぇ。ハマりそう。

  17. YouTubeの番組リスト YouTubeで「ヒオキワールドちゃんねる」を開設しました。 そこで、「日本近代文学特別講義」を行っています。 長期にわたる連載となりますが、現在、すでに21本の番組が公開されています。 かなりの数になりますので、整理するために、ここに番組リストを掲載します。 今まで採り上げてきている作家は、夏目漱石、芥川龍之介、宮沢賢治、石川啄木、泉鏡花などです。まだまだ講義は続いていきます。 文学散歩など、休憩室の時間もありますので、どうぞご覧ください。(1)日本近代文学特別講義序論 講義内容のご紹介 作家が作家たちの謎を語るhttps://youtu.be/PrFKJtRa_Kw(2)日本近代文学特別講義夏目漱石「門」その1 宗助はなぜエビになるのかhttps://youtu.be/LMsnf1p5MQU(3)日本近代文学特別講義 夏目漱石「門」その2 水の中の死と赤い色https://youtu.be/TqD_Zc4qyPw(4)日本近代文学特別講義 夏目漱石「門」その3 流産の物語としての門https://youtu.be/2w8QpvMDnfI(5)日本近代文学特別講義夏目漱石「門」 その4 コーヒーブレイク 休憩室https://youtu.be/HZn-9qjDvrg(6)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その1https://youtu.be/WHr6g4bf6G4(7)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その2https://youtu.be/83HYuR90-DI(8)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その3https://youtu.be/MNSCArRkPS0(9)日本近代文学特別講義芥川龍之介「羅生門」その4https://youtu.be/6KKINKUAPgU(10)日本近代文学特別講義芥川龍之介 コーヒーブレイク 吉田弥生の足跡をたどる青学の学食に行ってみた!https://youtu.be/ExbB-7Q-sFw(11)ヒオキワールドちゃんねる日本近代文学特別講義 泉鏡花「外科室」 全一回講義 能楽との関係を探る 乳の下を切る理由https://youtu.be/Oy2ddVeXPMg(12)日本近代文学特別講義 宮沢賢治「やまなし」その1 クラムボンとは何かhttps://youtu.be/dVxRVjFyOBw(13)日本近代文学特別講義 宮沢賢治「やまなし」その2 太陽と月https://youtu.be/MS_LEPQGp88(14)日本近代文学特別講義 宮沢賢治「やまなし」その3 お釈迦様の誕生日https://youtu.be/OaYdqvayGl0(15)日本近代文学特別講義 宮沢賢治論 トシについて 魂を求める樺太への旅休憩室、コーヒーブレイクを兼ねてhttps://youtu.be/wjVgXMqV1jw(16)日本近代文学特別講義芥川龍之介と宮沢賢治 休憩室を兼ねてどうして賢治は童話を書き始めたのか?https://youtu.be/qS7cxte_wHA(17)日本近代文学特別講義宮沢賢治「やまなし」その4イサドとは何か。その背後にある思想とは?https://youtu.be/1vAX0y7rWZY(18)日本近代文学特別講義夏目漱石「こころ」 Kのおもかげと宮沢賢治鯛の浦のエピソード、羊水、溺死、赤い魚https://youtu.be/uI1rOHHmxb0(19)日本近代文学特別講義石川啄木と宮沢賢治 同郷の歌人たち先輩後輩、母への愛憎、結核、本郷赤門付近https://youtu.be/TZRL_ToS8k4(20)日本近代文学特別講義尾崎豊と青学周辺  休憩室渋谷クロスタワーを歩くhttps://youtu.be/F4ohpqraaUA(21)日本近代文学特別講義能楽へのいざない  休憩室お能に触れてみよう サークルのご紹介「高砂」 待謡を堪能するhttps://youtu.be/xmt-GP3-J0E天天快樂、萬事如意  みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。    いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。

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  18. 大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside O玄関ドアが閉まり、二宮さんの儚げな後ろ姿が見えなくなって。さっきまでうだうだ考えていたはずなのに、気づいたら二宮さんを追って玄関を飛び出していた。エレベーターまでの長い通路を足早に歩いている二宮さんを追いかける。後ろ姿で顔が見えなかったけれど、震える肩と腕で顔を拭っている姿を見て泣いている事に気づいた。俺が泣かせた。信じられないって言われた時の辛さを知っていたのに、俺は自分が傷つかないために同じ言葉で二宮さんを傷つけた。グイッと手を引いて引き留める。「えっ、智くん?」涙でぼろぼろになった顔で驚く二宮さんを引っ張るように部屋に連れ戻して玄関ドアを閉めた。「入ってください」嫌だと言われてもそのまま強引に部屋の中へ連れて行こうと思って手を引いたら、二宮さんは慌てて靴を脱いだ。ぐいぐいと引っ張ってリビングへ。「最後の新作って、どうしてですか?」理由が分からなくて、眉間に皺が寄ってしまった。二宮さんが懐かしそうな顔をして、俺の眉間に触れようとしたけど、すぐにハッとして手を下げた。ああ、良く皺を伸ばしてくれていたなと、俺も懐かしくて切ない気持ちになる。「最後だよ……。だって、もう作れないんだもん」苦しそうに笑って二宮さんは言った。「作れない?」あんなに美味しいパンをたくさん作っていたのに、どうして作れないのかと首を傾げる。「作ってあげたい人がいないと、作れないんだ」その言葉で、前に二宮さんが言っていた言葉を思い出した。店の厨房でパンを捏ねながら話した事があったんだ。『パンを捏ねるのって大変ですよね』『大変だけどね、最近は楽しくなってきたんだよね』『えっ、どうしてですか?』『作ってあげたい人の事を考えながら捏ねてるの。美味しいパンを食べさせてあげたいなぁって。その人の喜ぶ顔も想像してさ。そうしたら楽しくなってくるしパンも美味しく出来るんだ』『それって……』『なーんてねっ、あ、ほら智くんも早く捏ねて』二宮さんは、真っ赤になった顔を自分の手で扇ぎながら誤魔化してしまって。すぐに訊こうとしたら、お父さんが来てしまったから訊けないままになってしまっていたけど……。「それって、俺の事だと思って良いんですか?」二宮さんの心の中を探るように、じっと瞳の奥を覗き込む。その俺の視線をしっかりと受け止めながら二宮さんは言った。「そ、だね。信じてもらえないかもしれないけど、俺、智くんが本当に好きだった」話しながら段々と表情が歪んでいって。二宮さんは俺に背を向けた。「ごめん、も、帰るね」そう言った二宮さんの声は涙声だったんだ。読んだ後に良いねいただけたら大変励みになります

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