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  1. 騙しているみたいで心苦しいけどそれも君の為(思い出すこともないのだから)何食わぬ顔で息を吐くように嘘をついた君から記憶を奪った時点で罪悪感は捨てたから悪いとは思っていない味噌汁を口にした時瞳にきらりと光る物が見えた味は憶えてるのかもしれないな 見て見ぬふりをしてやり過ごし二人で朝ご飯を食べたあの頃の朝の風景を思い出して私の方が涙を堪えるのに必死(情けないな)そろそろ、この森から退場願おう「食べ終わったらアカデミーに戻るよ 講義があるだろ?」学長の息子がサボってはいけない何を言われても戻ってもらうつもりだ(君は言わないと思うけど)「ああ、講義は有る 君はないの?」帰ることに異は唱えないが一緒に帰ろうと言う誘いだ「俺は課題を提出すれば 単位はもらえる 制作場所は何処でも良いんだよ」だから帰らなくても良い最後の一分は言葉にはしなかったけど多分伝わってるはずその言葉を聞いた君はムスッとした顔をして「それって狡くない? 本来であれば アカデミーで作業するものだろ」アカデミーの生徒である以上君の言い分の方が筋は通っているここで作る物は課題ではないから一緒に戻った方が良いだろうなそうすれば君も納得する「確かにその通りだな 一緒に戻るよ それならいいだろ?」「うん、それならいい」さっきまでの仏頂面はどこへやらで口角をあげてにやりと笑った一人で帰るのは寂しいだろうしまだ少しだけ森が怖いみたいだ「今度はさ」期待に満ちた眼差しを向けられて少し身構えてしまった何を頼まれるんだろう?庭への行き方とか?一人で行くのはまだ早い気もするけどあの庭の子たちは大喜びだろうな ・・・「うん」「作品が出来たら招待してよ」そっちか ・・・ あまり猶予がないから出来た順に置いて回っているんだけど見たいなら仕方ないな ・・・この森用に一つ作るか(蒼に気が付かれない物を作らないと)「良いよ、出来たらすぐに教えるよ」「森が怖い所ではないって 分かっただけで 来た甲斐があった」嬉しそうに話をする君を見てホッと胸を撫で下ろした「森の中は結構賑やかだろ?」「そこも発見だよ 自然の音がここまで賑やかだと 思いもよらなかった 朝は特にだな」蒼の歌が流れてくるからそれに合わせてこの森の者たちが歌い始める妖精はダンスまで披露する「鳥の歌声に合わせて 木々たちがハミングするからな」本当は蒼の歌に合わせてだけどそこは教えなくていいな「確かにそう言われたら あの囀りは歌に聞こえる」「綺麗な歌声だろ?」目を開いて何度も頷いて「もう一度聞きたい」と呟いた「陽が昇る前に 寮の部屋の窓際に座って 耳を澄ませてみて アカデミーにいる鳥も木も 同じように歌うはずだから」 「本当に?」信じられないって言う顔で何度も首を傾げた人は見たい物だけを見る知ろうとしなければ何も分からないし聴こえないこの星がここまで蝕まれたのは環境への無関心も原因の一つだ「明日からやってみたら 声が聴こえるかもしれないよ」「誰の?」「アルフヘイムの王の歌声が」「ああ、それは聞いたことが有る 聴こえるのかな? やってみるよ」この国の人たちは蒼の歌を知っている聴いたことが有るかは別としてアルフヘイムの王の歌がO国を守っていると言われているからだ「聴こえたら良いな」「ああ」歌声がどんどん悲しみの色を帯びてきている緋の眠りが近い証拠だ蒼の妖精に最後の力を注ぎに行かないと ・・・「さて、片付けたら 車まで戻るよ」「手伝うよ」ここに来てから一番の笑みを浮かべた君やっぱり森は苦手なのかも(笑)<続きます>

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  2. 第1回こえのしらべ朗読コンテスト 谷崎潤一郎へのオマージュ日時 2024年11月23日(土)13:00開演 会場 ルネサンス クラシックス芦屋ルナ・ホール 大ホール 芦屋市業平町8-24 本選観覧 同日 12:30開場 無料 予約必要なしチラシのダウンロード(クリックしてダウンロードが可能です...koenotobira.main.jpコンテストの情報が!!!第1回こえのしらべ朗読コンテスト 谷崎潤一郎へのオマージュ兵庫の先生方の団体の主催ですよね?・・・ということは、、、兵庫の先生方の出場はない・・・ふふふ。と、一瞬心が動いたのですが・・・。応募してもいいものだろうか???応募したものの、、、、 予選で落ちるとか、、、、 ハシニモボウニモだとちょいと恥ずかしい・・・・と、これまた邪な考えがよぎる。ホーム | 日本一着物の似合うまち・朗読コンテストyukino775.wixsite.comそして日本一着物の似合うまち・朗読コンテスト萩です。萩。こちらも、アクセントは問わないと書かれています。あ、神戸の方は、コンテストの出場経験がない人のための部門があります。着物必須みたいですよー。レンタルも着付けもしていただけるとか。着物必須はいいんだけどさぁ・・・課題が、ちょいとムズイです。※私にとってはそして本選会場が書かれていないのですが、萩ってどうやっていくの?めっちゃ「バス」ちゃいます?そ、、、それは キツイなぁ。遠いなぁ~~~~~。どちらも、審査員は協会の先生方で、そこへ私が飛び込んでも良いものだろうか?と、ちょっと思うので、どうするか解りませんが5月になり、一気に情報解禁されたようですね。ふぁぁ。朗読コンテストが各地で行われるようになってきました!みなさん、いかがでしょうか?これは青コン。↑本選は6月30日です。

    コンテスト!
  3. *嵐妄想小説*BL小説*末ズ妄想小説*お話の全てはフィクションです。(1)「潤君、あの……どうして怒ってるの?」「何? 怒ってないよ。どこが、怒ってるように、見えるの?」笑顔で、潤というイケメンで、スパダリと呼ばれそうな彼が振り返る。その立ち姿は、カッコ良すぎて、眩しいくらい。「……絶対に(全力で)……怒ってるじゃん」ため息を吐いて、そっとカズは、小声で零した。『Butter-like lover』(彼に恋してとけてゆく)バタくさい外人顔の松本潤は、男から見てもかっこいい。優しいし、礼儀正しいし、仕事も出来て、何でも熱くなる。そんな彼と出会ったのは……偶然だった。誕生日に、年上の恋人と揉めにもめて、同棲してたマンションを飛び出した俺。恋人のことは、誰にも内緒だったから、相談する相手もいなくて。俺は、どうも愛人だったらしい。(だから口止めされてたんだ)その日まで騙されてることに、気が付かなかった。同棲してる恋人が、結婚してるとは、思わないじゃん。全く最悪の誕生日。楽しみにしてたのに。……大好きな人だったのに。スマホと財布だけで、シャツ一枚にジーンズで、夜中に飛び出したのは良いけど、どうしようもなかった。ボーッと、シャッターの降りた暗い繁華街を、歩いてた。ちょっと離れた通りで、タクシーが止まって、乗ってる客が降りた。それが同じ会社の潤君だった。営業の有名人だったから、この日は、接待の飲みの帰りか。タクシーが走っていった後、その潤君は、一人きりでフラフラと、道路にゆっくり倒れてしまった。「え! おい! 大丈夫?」びっくりして、駆け寄ると、ベロベロに酔っ払ってた。カバンも、手から落としていて、もう寝ようとしてる。揺すっても、何だかよく分かってないようで、腕を引っ張っても起きようとしない。このまま、放っておいたら、カバンや財布だけでなく、命だって危ないかもしれない。「ねえ! 危ないから! 起きて!」ゆっくり目を開けた潤君は、カッコよくて思わず、見惚れてしまった。「……危ないの?」焦点の合わない瞳で、潤君がしゃべった。「危ないよっ、だから……」最後まで言う前に、腕をつかんで引き倒された。潤君の胸の上に倒れた俺の顔を、両手で挟むと笑って言った。「危ないのは、あんたじゃない?」そう言って、潤君に濃厚なキスをされたのだった。***……そこまで、カズ……二宮和也は思い出して、一人で顔が赤くなった。気が付いたら、会社の廊下で。潤が、目の前に立っている。「カズ、顔が赤いよ? 何を思い出してんの?」眉を顰めて、潤がカズの顎をつかんで、正面から見つめてくる。「何でもないですよっ。んっもうっ//」頭を振って、潤の手を避けると、赤い顔を両手で隠して逃げる。その後ろ姿を見送る潤の顔からは、とっくに笑顔が消えていた。「……確かに怒ってるよ、俺。いや……ショックかな」そうつぶやいて、大きなため息を吐いた。つづく

    末ズ「Butter-like lover」(彼に恋してとけてゆく)(1)
  4. 全ての日本人が知るべき〝狂った世界の構造〟
  5. とにかく、オレはせっかくのチャンスを逃さないようにしなきゃ…彼と暮らすのはこの上ない喜びだ。時として、何処かに行っちゃうんじゃないかって、不安要素も多かったけど……今は、また彼と嵐と仕事が出来る以前なら、そんな当たり前の事が嬉しいなんて……そして、オレはこの人とメンバーを組むのが嫌だったんだ。それが、どうだ?完全に虜にされちゃってるじゃないか本当は、オレも少し…休みたかったけど、1人で、仕事することはメンバーが居てのことで、後ろにメンバーがいない仕事は、本当にキツかった。 正直、二宮の退所は余りにもあっけなくて、智くんも呆れたほどだったけど、それでも嵐のメンバーには変わりない。付き合いも、今まで通りだった。でも、何処から始めたら良いんだろう……いきなりコンサートとか、オレ…ちょっと難しくて。智くんも、それを望んでいない。『しょお……』寝返りを打って「え?どうしたの?」『しょ……』「此処にいるよ」何だか不安そうな智くんの声オレを探しているように空中に手が伸びる「大丈夫。そばに居るから」なんて、色っぽい表情を見せるんだろう。こんな顔は、誰にも見せたくないのに…メンバーは、知っている裸のままで寝ている彼の背中に手を回し、取り敢えず仕事の事は明日にして、今は、この恋人を安心させてあげなきゃ……「サトシ……ずっと側にいてあげるから。」

  6. *嵐妄想小説*BL小説*SFファンタジー*大宮妄想(+翔くん)*お話の全てはフィクションです。*恋するアンドロイドシーズン2「おもちゃの天使」side ニノ初めて会った時から、ご主人様は素敵だった。綺麗な顔に、綺麗な声で。優しく手を繋いでくれたら、もっと好きになった。どうすれば好かれるか分かんないから、好きって言うしかなかった。ご飯も教えてくれて、お魚も食べさせて貰った。毎日、一緒で楽しかったのに。突然、返品されてショックだった。電源を落とされると、動けないけど、わかるんだ。頭脳と耳は、動いたままだから。「気に入って貰えなかったのかしら……、残念ね」誰かの声が聞こえた。私は、気に入って貰えなかった? 残念?もっともっと好きになれなかったから?でも、身体中が全部、好きなままなのに。もっともっとなんて、分からない。でも、なぜかすぐに、次の主人のところへ行く事になった。……いやだ。どうしよう。乱暴で、ご主人様とは全然違う。触られたら、ゾッとして気持ち悪いから、必死で逃げ回った。怒ったらしい人に、怖い声で怒鳴られて銃で撃たれて、意識が無くなっても叩き壊されたようだった。最後に思ったのは。『ご主人様に会いたい』……だった。どれくらい時間が経ったか分からないけど。目覚めたら……ご主人様がいた。どうして? 私を捨てたんじゃないの?「ニノ、俺の事わかる?」わかる。だって忘れたこと無いんだもん。でも、まだ好きがたりないって、思われたら捨てられないかな?だから、怖くて何も言えなかった。ご主人様と、一緒に居たいから。何も言わなきゃ、大丈夫かもって。だから。「ニノ、結婚して下さい」言って貰えるなんて、思ってなかったから、黙っていられなかった。「ニノ?」「……良いですか? 私、好き足りていますか?」変わってないけど、良いのかな。いっぱい好きだけど、『もっと』じゃ無いけど、良いのかな。「結婚して? 返事は? ニノ」「結婚したいです……良いですか?」ご主人様が、キスしてくれて嬉しかった。一緒に居て良いんだよね?マスター(櫻井翔)が、最初に教えてくれた。「愛する人ができて、愛して貰えたら、一生一緒にいなさい」って。それが、この世界でただ一つの……私たちの幸せだからって。「ニノ、一生一緒にいよう」「はい」マスター、私は幸せになれるみたいです。教会の中に光が差して、ご主人様が輝いて見えた。――――――――side 大野智いつだって試されるように、誰かを愛したら苦しいけれど。その苦しみは、神様が人を試すためであっても、君がくれたものなら構わない。何度だって、答えられる。ただ、君を愛してる。それだけが、幸せだから。ニノは機械だけど、もうオモチャじゃない。俺だけの天使になったんだから。俺とニノの人生は、今始まったばかりだった。おもちゃの天使・1<end>おもちゃの天使は、2年前のニノ誕のお話です。続編も結構書いていて。(前の垢やpixivへ掲載してた)今回掲載の編集しようと、フォルダを見たら。まだ書いていないお話もあって。(どこにも掲載してない話)途中まで書いて、掲載機会を見失ってそのままになって忘れてた模様。可愛いニノちゃんが、人のことを知るにつけ思い悩んでいくお話です。どれも素敵なダーリン智君が解決してくれるんですが。また掲載できると思います。TAMAちゃんや翔くんのその後の番外編も書きたいなあって考えています。読んでくれてありがとう♡素敵なみどりの日を♡(あら、相葉君の日?末ズの日?)

    大宮「おもちゃの天使」(9)終
  7. 常連の俳句―作品集「窓」2024年春号の初夏の句
  8. ※BL表現が強い為、苦手な方はスルーでお願いしますお読みになってからの苦情や攻撃などはご遠慮くださいユノと話す事はなかったけど、ワークショップは興味深くて僕は真剣に香水作りに挑んだ「香が選べた人から俺の所に持ってきてくれるかな」ユノがそう言うと皆がユノの所に香を書いた紙を持って行った僕は最後まで迷っていて柑橘系やウッド系、なんだか滅茶苦茶になってしまってユノの所に持って行くの躊躇う他の皆はいい香りを選んでるねとか言われてるのに僕だけ言われなかったら嫌だなと思ってしまう健人は一生懸命ユノのアシスタントをしながら生徒さんの様子も見ているその健人を風磨はずっと見ているなって僕は感じていた多分僕がずっとユノを見ている様にだユノが皆の香りをチェックしている間、健人は僕の様子を見に来てくれて風磨の横に座った ユノは全く僕を気に停めもしていたかったけれど 健人は風磨と少しやり取りした後、僕にも気を使ってくれる「チャンミンさんどうですか?」「えぇ、難しいですね」「そんな難しく考えなくて大丈夫ですよ、不安だったらユノさんに聞いてみましょう」「はい」そう言われてもう一度テスティング用の香を嗅いでみながら僕は順番を待った「行きましょうよ、チャンミンさん」風磨に誘われて僕は席を立った今日初めてユノと話をする「チャンミン、どう?楽しんでくれてる?」「はい」「良かった、香選べた?」「あ・・・はい、でもよくわからなくて」「そうか、どんな香にしたい?例えば気持ちを上げるものとか、落ち着かせるものとか、いつ使いたいかとかある?」「そうですね・・・」「例えばさ、チャンミンは仕事に疲れてる所あるから帰ってから寝る時に落ち着く香を使ってみるとか、仕事中に気分を上げるのは逆に疲れちゃうからその方が良くないかな?」「あ・・・じゃあそれでお願いします」「うん、じゃあ、これとこれはいらないかな、うん、いいよ。これで行こう」「はい、ありがとうございます」ユノに香りを調合してもらってその通りアロマを足していく小さな瓶にアロマを一滴とか二滴入れていく作業は結構細かくて、香が出来上がると僕は感動した何処にもない香り、自分が作った自分だけの香りだそれが出来上がった時にはなんだか気分が上がった「どんな香になりました?」風磨が僕の香りに興味あり気に聞いて来るから嗅がせてあげる「あ・・・いいっすね、落ち着きます、流石ユノさなんだ」「うん」その後風磨のも嗅がせてもらったりしたなんとか出来上がった香水を僕は大事に鞄にしまった出来上がって安心したのか、気を抜くと気分が悪いのに気付く朝から天気のせいもあって頭が重かったのが増した様に思う「チャンミンさん大丈夫ですか?顔色悪いですよ?」健人が声を掛けてくれたけど僕は大丈夫ですと言った僕はアロマを選ぶのに何度も香りを嗅いでいたからそれも有ってかも知れないでももう香水も完成したし、ワークショップもすぐ終わるだろうから我慢しようと思った「あちらで休みましょう」「でも」「大丈夫ですよ、まだちょっとかかるだろうし」健人がそう言ったから僕はお言葉に甘える事にする「あの部屋アロマの色んな香が入り混じっていたから少し外の空気を吸った方がいいです」「確かに・・・」そう言って連れて行かれたテラスで僕は椅子に座って休んだ「そう言えば、風磨って健人の事が好きなんだね」「え?」「ずっと健人の事を見ていたし、健人もそうなんじゃない?」僕は深い意味もなくそう言ったんだけど、健人はかぁっと顔を赤くしたその反応に可愛いと思ってしまう「でも、僕の好きなのはユノさんなんです」「え?」「ユノさんは僕の憧れで、今は全然僕じゃユノさんに不釣り合いなんですけど、いつか告白したいって思ってます。ってこんな話チャンミンさんにしちゃって・・・っ俺どうかしてますね」「いや・・・いいんだけど」それってガチで好きってやつ?健人は男が好きなのか?「チャンミンさんは理解があるのかと思って」「まぁ・・・なくはないけど」「良かった、応援して下さい」「あ・・・あぁ、勿論」まさかそっちの好きだとは思っていななかったから驚きはしているけど・・・ちょっと待って、じゃあ風磨もそうなのか?え?じゃあ、ユノも?って事?僕は考え過ぎて重い頭が更に重くなる別に軽蔑はしないけど、そうか・・・健人とユノか・・・じゃあ風磨は片想いになるのか?それであんなに健人を見ているのかと納得してしまうきっと健人はユノを見てるんだろうな・・・告白もするって言ってるし、少し風磨が気の毒になる同じ職場でサポートし合っている仲だし・・・ユノも健人が好きなのかな?僕は頭がガンガンして目を閉じたにほんブログ村はこちらです

    たまゆら 6
  9. 「さ、行こう」 背後のサムノムに一瞬気を向けミョンウンを促す。 ミョンウンがサムノムに背を向けた時「王女様!」 サムノムが声を上げた。「申し訳ございません…恋文の代筆が…誰かの心をこれ程までに傷つけるとは思いもしませんでした…っ」 ヨンも足を止め、サムノムの言葉を聞く。「心から…心の底から…お詫び致します…っ」 サムノムは泣いているようだった。 少し脅しすぎたかなとも思ったが、何も知らなかったとはいえ大事な妹の心を傷つけたのだ、いい薬になっただろう。-それに命の恩人である私に少しは尊敬の念を抱くであろう- ヨンはそんな事を考えていた。「この件は不問に付してやるっ…」 ミョンウンは背を向けたまま告げる。「は、はい! 王女様! 感謝します!」「それとこの件は一切口外するな…!」「はい!」 サムノムは姿勢を正し額を地面につけた。***「ご身分を明かす良い機会だったのでは?」 地下牢を後にして東宮殿に戻る途中、ビョンヨンがヨンに問いかけた。 言われてヨンは遠くを見る。「どうせすぐに判ることだ…」 背を向けたまま呟く声に感情は読み取れない。「その時は、あいつもまた…臣下の1人となる…」 くるっと振り向くとヨンは ビョンヨンを見て軽く笑う。 その前を女官達が頭を下げて通り過ぎた。「………………」 その様子を眉を上げ苦々しげに見送るヨン。「あいつがあんな態度をとったら寂しいではないか」 そう言って笑ったヨンに、今朝の楽しかったひとときが思い出された。 確かにサムノムにあんな態度をとられたら… サムノムのあの親しげな態度はヨンをどこぞの若様だと思っているからだ。 いつか来る未来を少しでも遠ざけたい。 ヨンの気持ちを察したビョンヨンはしばらくはこの状況が続くのかと…無表情で遠くを見つめた。*** 東宮殿に戻ったヨンは最終試験の問題と白紙の答案を見ていた。”万民を治めることができ、全てを手に入れる事ができるお方が、どことなく虚ろな表情をなさっている…“ そこまで読んでヨンはチャン内官を見た。「……」「…えっと…」 チャン内官はまさかヨンに読まれるとは思っていなかったので非常に気まずい。「 ”内官としてお役に立つにはどうしたらよいか?“ …か」 夕べのサムノムの言葉を思い出す。『空腹を感じた事はなくても心の飢えを感じた事は多いはず。 では! この朝鮮の地で最も心の豊かな私、ホン・サムノムの真心をお受け下さい!』「…………」 ヨンは白紙の解答用紙に書かれた名に目を落とす。 ”ホン・サムノム“「あの、世子様、私が”不合格“の印を押せばいいだけなのに何故?…」 ヨンはそれを無視して ”合格“ の印を押した。「合格?!」 ヨンはニヤリと笑う。-逃がすものか(笑)-「せ、世子様、なぜ白紙の答案が合格なのですか?!」「答えは本人からすでに聞いているからだ」「本人から? あの…どのような答えだったので?」 チャン内官は今後の参考にしたかった。「……鶏の足」「と、鶏の足?」 全然参考にならない。*** 放免され放心状態だったサムノムは合否の発表が始まり気を引き締めた。-もうすぐ、全て終わるんだ!- そこへチャン内官が新たな解答用紙を持って現れた。 受け取ったマ内官が「ホン・サムノム」と呼ぶ。 ”鬨の声“を待っていたサムノムはパッと目を上けた。「は、はい!」-これで、ようやく王宮から出られる!-「合格!」「はい! 有難うございます! 助かります! 合格…合格?!」 手渡された紙を見る。 そこには確かに”合格“の印が押されていた。 後ろに並んでいた友達2人も”合格?!“とビックリしているが1番ビックリしているのはサムノム自身だ。「ご、合格ですか?! 不合格じゃなくて?! 何故です?!! 白紙で出したのに何故、合格なのですか?!!!」「そうだよなぁ…私にも世子様の考えてらっしゃる事はさっぱり分からん」 チャン内官がぼやく。「”世子様“って…もしや…この問題は東宮殿が出した問題なのですか……?」 先程の地下牢での出来事と今、東宮殿付のチャン内官が解答用紙を持ってきた事実…これは…。「ホン・サムノムお前は明日、明朝から集福軒《チッポッコン》でお努めだ」 ──終わった…。「………はい(泣)」 泣きそうな顔で列に戻るサムノムであった。*** その日の午後、訓練場では弓の訓練が行われていた。「的をひとつでも射貫けば合格! ただし、放った矢は私を避けるか貫くこと!」 護衛隊長であるビョンヨンがそう言い放った。 “どうしましょう!“ ”危ないわ!” ヨンの後ろに控える女官達がざわついている。 ヨンはそれを顔を顰めて聞いていた。 女官達に目を向けると尚宮が慌てて女官達に静かにするように注意する。「放て!」 一斉に矢が放たれ、的の前を歩くビョンヨンの前や後ろを矢が通り過ぎていく。 だが、一本も当たらない。 “危なかったわ!“ ”よかった!” 女官達の声にヨンは大きく咳払いをし、それを受けて女官達が黙る。「このままでは誰も帰れないぞ!」 ビョンヨンが一層厳しく指導する。「次を放て!」 号令とともに放たれた2本目の矢がビョンヨンめがけて飛んで来るが、ビョンヨンはそれを見もせずに余裕の表情で剣で弾いてみせた。竹製手作り 弓矢セット大 120cmタイプ 【懐かしの玩具】楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}アーチェリー 肩掛けホルダー付 1セット【弓矢 プレゼントにもぴったり!クリスマスギフト包装対応】【あす楽対応】楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}弓矢(小) (25個)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}アーチェリーセット 弓矢 おもちゃ 玩具  プレゼント ギフト コスプレ小物 小道具 仮装用武器 防具[KS00008]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}NE-1125【UZU】シルバー925 ペンダント 弓矢 GA RGA ホワイト イブシ楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}とりたけ自慢の味★2本入り ローストチキン(roast chicken) 骨付きもも肉(鳥取県産)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}香川県産 国産 さぬき匠の若どり 若鶏骨付きもも肉 10本楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}丹波若どり骨付きもも肉(兵庫県産)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}霧島鶏 骨付きもも [2本]■生鮮品■骨付きもも肉 鶏肉 お取り寄せグルメ 肉 宮崎 取り寄せ 【宮崎県産】【とり肉】【銘柄鶏】【メディア紹介】楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【ふるさと納税】鶏肉 約 1kg 骨付き もも肉 4本 地鶏 天草大王 メス 旨味 たっぷり ジューシー プロトン 凍結 クリスマス パーティー BBQ イベント 熊本県 天草 お取り寄せ お取り寄せグルメ 国産 食品 冷凍 送料無料楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}送料無料 3本 鴨骨付きモモ肉 鴨肉 ミュラー種  約200-290g×3本 キュイス カナール フォアグラ採取鴨 ハンガリー産 骨付きもも肉楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}水郷どり ローストチキン レッグ 1本 [ 国産 もも蒸し焼き 鶏肉 千葉県産 オードブル 鶏もも焼き 骨付きもも肉 クリスマスチキン お取り寄せグルメ オードブル ディナーセット クリスマスグルメ 予約 人気 ご馳走 簡単調理 時短 誕生日 ホームパーティー xmasok ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}国産地鶏のガーリックソース仕立て 2人前 / 冷凍惣菜 チキン ニンニク料理 ガーリックチキン 温めるだけ 簡単 湯煎調理 レストランの味 骨付きもも肉 おかず おつまみ ディナー 母の日 父の日 ゴールデンウィーク楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【ふるさと納税】 鹿児島 若鶏 ごて焼 【 ローストチキン 5本パック 】 | 鳥肉 鶏肉 鶏 骨付き鳥 骨付き肉 骨付きもも肉 骨付きチキン ご手焼き 鶏もも肉 鳥もも肉 もも肉 ロースト チキン 肉 お肉 パック 鹿児島県大崎町 お取り寄せグルメ楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}

    餌付けをされているのは誰? 47
  10. *嵐妄想小説*BL小説*ファンタジー小説*にのあい妄想*お話の全てはフィクションです。(5)仔猫の恋俺を拾ってくれた「ニノ」命の恩人で、愛しい人。最初は、俺が仔猫だったのに。いつの間にか、ニノより先に、大人になってしまった。同じ空間に、同じ時間にいるはずなのに。仔猫から大人になった俺は、切なくて。いつまでも仔猫のような彼は、変わらないから。愛したくて、たまらないのに。愛して欲しくて、ただ、辛い。可愛い可愛い、綺麗な黒色の仔猫の「まー」拾った日から、可愛くて、愛おしくて、たまらない。だけど。まーは、仔猫のままでは、いてくれない。さらに、猫でもいてくれない。今では、誰より美しい姿の大人の男性になってしまった。大人の彼が、そばにいるとドキドキして、どうして良いか、分からない。仲良くなんて、出来なくて。つい、冷たくしてしまう。こんなに、愛おしいのに。こんなに……好きなのに。眠ってる間は、お互い素直で。まーが猫の姿だと、ニノは、布団に入れてくれるから。可愛い黒猫と、可愛いニノは、毎日一緒に眠る。ニノは、猫の姿のまーには、キスしてくれるし。可愛い猫を、胸に優しく抱きしめて、ぐっすり眠れる。でも、まーは、眠れない。愛しい彼の胸は、優しくて、温かいけど。気持ち良くて……気持ち良く、してあげたくなってしまうから。そっと、胸の中から逃げ出して、人の姿に戻ってしまう。人の姿のまーは、何も身に纏っていないままで、今度は、ニノを抱きしめる。ぐっすり眠ったニノ。可愛くて、額と頬に、唇に、チュッチュッってキスをする。パジャマの中に手を入れて、優しく 愛 撫 してあげる。白くて小さくて、柔らかい体は、触っ てるだけで、気持ちいい。早く、大人になって欲しい。君が俺を好きで仕方ないのは、もう十分わかってるから。俺の恋(発 情期)は、とっくに始まってるけど。本物の恋(発 情期)は、これからなんだよ?猫の雄は、雌が 発 情してくれないと、何も出来ないんだ。早く、気持ち良いって思って欲しい。トロトロに溶けそうに、優しく 触 ってあげるから。体が、変で目が覚める。猫のまーが、人のまーの姿だった。綺麗で、すべすべの肌で、何も着てないまま。「まー……」まーが、微笑んで聞いてくる。「ニノ……気持ち良いでしょ……?」気持ち良い……?まーの肌が、気持ちいい。自分の体も、何も着ていなかった。肌がピッタリくっ付いて、すべすべのまーの手も体も気持ちいい。優しい手が、身体中撫でてくれる。まーの唇が、顔や首筋に触れてくる。後ろから、抱きしめられて、優しい手が足の 間に 下りてくる。「あ……」思わず出た声を、まーの唇が 塞 いでくる。そのまま今度は、上から覆 い被 さってくるから、何も見えなくなってしまう。クチュクチュ言う音が、響いて 腰 がキュンキュンした。やっと、ちゃんと目が開いて、まーの綺麗な顔が見える。触られた場所が、熱くて苦しい。優しいけど、その手が強引に何かを……出させようとする。「まーっ……怖い……」泣きそうになって、見つめると嬉しそうに笑った。その綺麗な顔に、胸が熱くなって、苦しい。次の言葉は、まーの舌 に攫 われて、消えてしまった。愛しくて、好きでたまらない仔猫だった、まー。まーの手が優しく、眠った僕を起こす。今まで知らない世界を、教えてくれる。それは……初めて恋を知った夜。仔猫の恋が、はじまった日。<end>ニノと猫『仔猫の恋』仔猫だった彼 X  仔猫のような主人

    にのあい編「にのとねこ・仔猫だった彼 x 仔猫のような主人」(5)仔猫の恋
  11. およそ1年8か月ぶり🎵2回目の東松山市陸上競技場🏃✨アクセスはいまいちですが(笑)、自然あふれるランニングコースなどもあり、個人的には好きなトラックですε=(ノ・∀・)ツ💓3月の鴻巣パンジーマラソンぶりの、坂戸陸協の清水さんと暑い中での応援や写真撮影など、今日もありがとうございました❗o(*⌒―⌒*)o♥️申し込みの手続きをしてくれた、坂戸陸協のWさん🎶笑日差しがある中での5000m16分台👏✨ナイスランでしたO(≧∇≦)O🎵弓削田塾メンバーの清水さん🎵60歳代でも、5000m18分02秒という速さ❗👀🎉✨暑い中で大変お疲れ様でした✨東松山市記録会・女子3000m⭐記録⭐11分09秒183000mのトラックレースで、11分10秒を切られたのは、2017年の10月ぶり❗❗😂✨✨1000m過ぎから、まさかの先頭になり、残り200mのスパートで抜かされるまではトップを走れたので、とても気持ち良かったです!\(^-^)/🎵🎵笑スピード不足が課題ではありますが…先々月の3000mより17秒速く走れたので、良い感じに走力が戻ってきているな!と実感できる結果でした次回の3000mレースは未定ですが、11分00秒前後の走りが出来るように✊️トレーニングも頑張ります!o(`・ω・´)○GWのレースは、(やや物足りない感じではありますが)3000m1本で終わりm(__)m来週は、もろやま仰天マラソンの10キロに初参加予定です🏃💨峠走?かなり起伏のあるコースなので、タイムは気にせずに、脚力強化を目的に頑張りたいと思いますq(*・ω・*)p🔥

    *12th*3キロ@東松山市記録会
  12. S「ホテルの風呂って落ち着かねぇなぁ。」「なにその感想…ふふっ。」「いや、むしろ落ち着かせないようになってるのか!」「そうだよ。リラックスしてどうするの。」大野くんと…お風呂に浸かっている…大野くんは…普通と言うか…銭湯にでも来た感覚なのか…全く…そういう雰囲気になっていないみたいだ…。ザブンッ!「へぇ~!色々揃ってんだな~!」もしかして…本当に銭湯に来たつもり…?「これか…」ブツブツ言いながら手で泡を作り始めた…ふふっ…子どもみたいでかわいい…お湯に浸かりながらその様子を見ていると…「なにボケーっとしてんだよ。早く出てこい。」「え?」「背中洗ってやるから。」「え!」「ほら!」…まさか…本当に銭湯だと…?「椅子が一つしかねぇから…立つか。」ドキッ!大野くんが泡を手に背中に回った…ドキドキ…何気に…こういうのは初めて……ふわっ…「っ、!」「おぉ、エロ!」「!?」「んふふ…」銭湯からのいきなりのエロ!?大野くんの思考ってどうなってるの!?「櫻井のケツ…キレイだな。」「っ、!!」ふわっ…「わぁ!」「な、なんだよ!いきなり声出すな!」「だって…!」まさか…お尻を触られるとは…ドキドキ…「ったく…」…呆れた?すると…ヌルッ…「あぁ!」「んふふ…いちいちうるさいって…」「だって!」…大野くんの手が…前へと回ってきた…ふわっ…ふわっ…あぁ…変な気持ちになってくる……アソコも…大きくなったきてる…ドキドキ…「…ったく…櫻井はホント…エロいな。」ドキッ…前の鏡の中の大野くんと…目が合った…ゆっくり大野くんの手が……俺の中心に……ドキドキ…「んふふ…」…嘘っ……あっ…にぎっ…「…っ、あ…!」「なにこれ…」えっ?「…男同士って……ある意味…凄い…」「…あッ……大野くんっ、…!」「……気持ちよさが…わかるっていうか……なんなんだ…この感覚…」「…はァっ……大野…くん…」「…櫻井は…どうされるのが好き…?…ここか?」「あァ!!!」「んふふ…わかりやすい…」だって…だって……大野くんに…触られてるってだけで……鏡の中の…大野くんと目が合う…ふにゃん…って笑う顔……かわいいのに……自分の…大きくなったのを掴んでるのが……その姿が…もぅ…無理……!!!

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    ふたりのアイだから #20
  13. あいむの風景 910
  14. *BL小説*お話はフィクションです。『恋人になりたい夜』「やだよっ」「大丈夫だって」「何が?!」お酒を相当飲んで、二人でホテルまで行って。お互い気に入ってるのは、もう分かってたから。スムーズに、恋人になる……筈だったんだ。駄菓子菓子。「はあ? あなたが、俺を抱く気なの?!」「そりゃそうでしょ? 俺とこんなとこ来て、誤魔化さないでよ。可愛いんだから抱かれろよ」「違うわっ。可愛いとか関係ないしっ。俺は抱かれるより抱きたいの!」「もう、わがままだなあ〜」腕力では敵わない。細い見かけと違って、彼は力が強かった。俺が、押し倒したかったのに。俺が、抱きたいんだって。(怒)「ちょっと! 話、聞いてんの?!」「もう、黙ってろよ。ムードないんだから〜」「こんなムードいらん!」いいムードで、ベッドへ二人で転がって、お互い脱がせあったのに。「どこ触ってんの?」俺の後ろを撫で回すし。「めっちゃ可愛いなあって。ここにいれるのかあ〜」「ダメだって! ……んんん」綺麗な両手で、俺の頭を掴むと激しいキ スされて、唇と頬をなめられる。さらに、口をこじ開けて、舌まで絡ませてくる。……やばい。酔いが回ってるせいか、気持ち良くなってきた。息も上がって苦しい。その間も、俺の後ろを触る手を引き剥がすのに忙しい。「めっちゃ、抵抗するじゃん」「当たり前だろう? バカッ」「分かった、初めて?」「はあ?」「いっつも抱いてんでしょ? 抱かれた事ないんだね」「うるさいわっ」「俺、優しいから! 任せて!」「できるかっ!」ぐだぐだ攻防を繰り返してると、いきなり彼が俺に覆い被さったまま、イビキをかき始めた。「ええっ……」ぐうぐう寝てる彼は、もう遠い夢の中。「信じらんない……」彼は、馬鹿力で俺を抱きしめたままだ。「もう、寝てても馬鹿力じゃん……」どうやっても、俺に巻きついた手足は解けない。身動きできない俺も、酔っ払ってるから、眠くなってきた。触れ合う熱くなった素肌は、お互い気持ち良い。(気持ち良い……)俺も瞼が降りてくる。眠ったままの彼の手は、俺の体を撫でていく。……ずっと、好きだったから。やっとここまで、来たのにさ。恋人になりたいのに。まだ、恋人には、なれないまま。裸で抱きしめあって、眠ったんだ。……愛してるよって、聞こえたのは、自分の声なのか、相手なのか。愛してる。愛して欲しい、それだけの夜。

    恋人になりたい夜
  15.  若い頃から山好きの私。GWの印象的な山行エピソードを一つ。 西武線沿線の奥武蔵「伊豆が岳」に職場の先輩Kさんと行くこととなり、小田急線とJRが交差する「登戸駅」ホームの先頭で待ち合わせ。 母校が西武新宿線沿線、かつ小田急線ユーザーの私。当然新宿経由と思い込み、小田急ホームで待機していましたが、いくら待ってもKさんは現れず。 しびれを切らした私、プランしていたルートを反対方向歩けば会えるはず。そう思,って単独山行に切り替えたのですが、行き会うこともありませんでした。 翌日になって。実はKさん「JRのホーム※」で待ち続けていたことを知りました。そして私と同じようにしびれを切らして現地に向かい、プラン通りに歩いたのだとか。ピークハントをした私とトラバースしたKさん。そこですれ違ってしまったようです。 携帯電話のない時代ならではのWすれ違い、ではありますが。私の思い込みの強さは昔も今も変わらないかもしれませんね(苦笑)。 本題に戻って「伊勢原市内周遊」のつもりでしたが。 市内をママチャリに乗って「取材」を続けていると あやめ咲くあぜ道の向うに大山の姿が見えて。そしてまた 一面のレンゲ畑の先に見えるのも 「ストロベリーキャンドル」の先に見えるのも、やはり秀麗な大山が。 そして明日は「こどもの日」ということで。 川の上に渡された「鯉のぼり」。大山のコラボもまた素敵ですね。 更に趣きを変えて。 睡蓮の咲く池、そして木の間越しに見える大山と。 ということで、今回は方針変更して「大山と麓に咲く花」をまとめてみました。 繰り返しですが「大山は 全ての花が よく似合う」ものですね。 次回こそは「伊勢原市内周遊」に戻ります。 ※JR登戸駅から南武線と武蔵野線を乗り継ぐと「(新)秋津駅」で西武線と交差します。私はこのとき初めて「(新)秋津駅」を知りました(笑)。

    大山の 麓咲く花 とりどりの 色携えて 初夏を彩り  
  16. ddが、深刻な風邪の症状!ggは「どうすればいい?」ggは“抹額をつけたうさぎ”の絵をお守りとして、描きました。2018.8.8 に撮影アショウ(くしゃみ)ボー哥の風邪が悪化した。撮影の間、くしゃみをし続ける。まだ咳が続いている。ここでボー哥の鼻づまりが非常に深刻であることが分かる。咳咳(上)鼻水を吸い続ける。(下)不快に感じたら話さないで。gg「間違ってる」※そんなことを言うなっていう意味だと思う。(上)ボー哥は、2日前にインタビューを受けた。gg「お前はインタビューする前は(少しよかった)」(上)あまりに(症状が)深刻で声が枯れてしまった。(下)dd『その日はよかった』dd『前日の夜に寝た後、予想外に症状が悪化した』gg「どうすればいい?」dd『。。。。』(上)同日、ジャン哥はインタビューを受けた。(下)シャオ哥哥、私は最近、夜眠れない(不眠症)んです。 (上)ここでは不眠症のみが言及されている。(下)幸運を呼ぶ絵を描いて下さい。(上)ここに辿り着けば、あらゆる病気にかかりにくくなる。(下)gg「言われています。このお守りを見た人は、」誰が病気ですか?言わないでおこう!gg「誰もがあらゆる病気に免疫を持っている(病気に負けない)」重要なのは、彼が“抹額をつけたうさぎ”と一緒にいるということだ。あらゆる病気に負けないgg「身体が強く力があるように変わる」屈強、頑健(身体が強く、力がある)https://x.com/geek011330/status/1781258739137560966?s=46&t=BKI2Vjbw7xegQeZ79lADgw

    #イーボーくんが風邪!
  17. レンタカーで夜の高速。黒いアスファルトとキラキラ流れる光が見たいと彼が言うから。「免許持ってるんだ?」「一応ね」「ペーパーじゃないの?」「会社の車は時々運転するよ」「へえ」子供みたいなキラキラした目で、運転席の私を見てた。「どこ行きたい?」「遠く」「遠く?」「うん」助手席の窓にコツンと頭を預けて、彼は目を閉じた。「朝が来ないとこ」そんな場所があるなら彼を攫って連れて行きたいよ。キャリーの中身を全部海にぶちまけて。私と。ずっと私と夜にいよう。そんな衝動に蓋をする。「海に行こうか」「うん」「シートベルトして」「ん・・・、かっちんオッケー」「なにそれ」可愛い、は飲み込んだ。彼を乗せて初めてのドライブ。「黒いアスファルトとキラキラ流れる光が見たい」それはさっきまで一緒に見てた映画のセリフだ。彼はただそのセリフが気に入っただけで、べつにそんなの見たかったわけじゃないのだろうけど。ドライブしようか。そう言って私はバスを待つ彼の手を引いた。どうしようもないね。レンタカーで何に張り合う気なんだろう。あの日彼の腕に手を絡めた綺麗な女は、赤いハリアーに彼を乗せた。そこそこいい寿司屋の駐車場での出来事だ。私はそれを、隣のファミレスの窓から見てた。ランチは回らない寿司で、ディナーはフレンチか何かかな。ふうん。べつに食べたくもなかったけど、一番高いパフェを追加で頼んだ。イチゴと抹茶とチョコレートがあったけど、彼の好きなチョコレートパフェを、口が勝手に頼んでた。借りたコンパクトカーの助手席で、彼がブルートゥースを繋いで音楽を流す。夜の中に溶けそうな小洒落た音に、呟くように重なる低い鼻歌。シートに凭れて窓に顔を向けた彼が見てるのは、黒いアスファルトかキラキラ流れる光か、それとも窓に映った自分の顔か。私ではないね。追越車線から地平線まで切り裂いていく車たちが、どれも全部赤いハリアーの亡霊に見えた。だけど私はゴーストバスターズにはなれない。ドアミラーに迫る次の亡霊を、せめて頭から追い払った。フロントガラスを真っ直ぐ見つめて、前の車のテールランプだけを追う。彼を乗せて初めてのドライブ。言葉通りのドキドキが、私だって欲しいんだよ。窓の外を見るのに飽きると、彼はコンビニのレジ袋をガサガサし始めた。私のカフェラテにストローを刺して、はい、と口元に持ってくる。手なんていくらでも離せるけど、ギュッとハンドルを握るふりをする。自分は水のペットボトルを開けて、慣れない車のボトルホルダーを探してる。それからまた袋をガサガサして、じゃがりこサラダとたらこバターどっちが食べたい?と私に聞いた。2つも買ったの?なんて言ってはダメだよね。じゃがりこは彼の大事なおやつなの。私の口に交互に運ばれるカフェラテとじゃがりこ。でもそれは3回くらいで終わるの知ってる。ポリポリポリポリ永遠に一人で食べ続ける口を見るのが好きだけど、運転しながら見るのは断片。めちゃくちゃにブレた写真みたいな彼の残像を、チラチラ飛ばした視線が掠め取ってくる。私の視線のアルバムには、かっこよくキメた顔はあんまりない。楽しい時も機嫌が悪い時も、ぼんやりしてる時も集中してる時も、私の肩を抱いてかっこつけてる時でさえ。いつも変な顔。ハリアーに乗ったら勝手に男みたいな顔をしてればいい。そんな顔は好きじゃないの。みんなそんな顔だけ見てればいい。スナック菓子の塩と油で汚れた指を車のシートで拭こうとして、それを私に見つかった時のその顔みたいな、変な顔。可愛いんだよね。嫌になる。わぁ!って慌てた声がして、見れば彼は服に盛大に水をこぼして、情けない顔でこっちを見てた。「どうしよう・・・」「・・・もう」海には遠い彼とのドライブ。左のウィンカーを出して、ゆっくりと回りながらスピードを落とした。Driving Slowly

    Driving Slowly
  18. 列車に乗っている女性客から崖に子供がひとりでいると車掌さんに通報があった。駅員さんが駆けつけると崖の隙間から緑色の服に緑色の三角帽子を被った2〜3歳くらいの子供が出て来てひとりで歩いている。誰かがビデオで撮っているようだ。崖の隙間から同じくらいの子供がどんどん出てくる。大人も出て来た。子供は帽子でよく見えないが大人は真っ白の長髪だった。よく見ると子供の髪の毛も真っ白だ。出て来た子供がこっちをみて両手を上げて驚いている。大人も小さいので小人族なのでは?引率?の大人の男性はシマッタと思ったようだが動揺を隠しているようだった。車掌さんが上手にアナウンスをしてそっとしておくようにと言っている。列車が通り過ぎてあとのことは分からない。夢判断一瞬夢なのか現実なのか起きてから判らなかった。ネットニュースで調べたくらいリアルだった。2〜3歳くらいに見えたけれど実際は14〜5歳くらいかもしれない。大人も5〜6歳くらいの子供の大きさだった。実は私も似たような体験をしたことがあり…。仕事の関係で早朝出勤の時に誰もいないバス停で待っていると2〜3歳くらいの子供が2人でトコトコ歩いていた。なんでこんな時間にこんな小さな子供が2人だけで歩いているのか?親はどこにいるのだろうとキョロキョロ探すがどこにもいない。この子達はどこに行くのだろう?と観察していた。なぜかこちらから顔が見えないように隠している。しかし通り過ぎてしまいそうになった時に弟のほうがこっちを見た。その顔がまるで不動明王のようだった。子供の顔ではないのでびっくりしているとその子がニッと笑った。慌てて私も引きつった顔で笑った。異変を感じた兄が顔を隠しながら弟に何かいうとまた顔を隠して足早に通り過ぎた。夢をみてそれを思い出した。三角帽子の緑色の服装の小人族はきっと存在しているよね。多分寝ている間にパラレルに迷い込んだのだろうね。小人さんもびっくりしていたしw私がたまに迷い込んでしまうのか、向こうから現れるのかは判らないが、ひとりでいる時に不思議なことが起こる。これが発動するのはひとりでいる時だけで周りに人がいると起こらない。だから証人がいないので白昼夢なのかもしれない。だけど証拠があったものもあるので事実だと思う。でも私にしか視えないものだったら証明できないよねw最近ではやたらとトンボが目の前に現れる。スマホで撮ろうとすると消える。不思議なんだよねぇ。

  19. *嵐妄想小説*BL小説*末ズ妄想小説*お話の全てはフィクションです。(2)「ただいま……」カズは、やっと残業が終わって、家に帰ったけれど、同居人(潤)はまだ帰っていなかった。結局、あの日から潤の家に転がり込んでしまってそのままだ。家を聞き出して、近くだったから送って、カズが帰ろうとすると、そのままベッドに引き摺り込まれてしまった。酔った勢いなのか潤は激しくて、カズは『もう、許して』と泣きながら、最後は気を失ってしまって朝になった。目が覚めたら、酔いから醒めた潤に、メチャクチャ謝られた。カズが、行く当ての無いことを知って、彼はここに住めばいいからと言ってくれて今日になる。酔った勢いで、始まってしまったけれど、寝たのはその時だけ。あとは、普通の友達、もしくは兄弟のような距離感で。ただの同居人。カズの同棲相手も、何とか別れて。(別れられるまで、また揉めて結構かかったが)なかなか、カズの元彼が別れてくれなくて、話し合いに行けば、暴力や無理矢理な行為に出てこられて。何度泣いて潤に慰めて貰ったか分からない。別れた日は、潤の家で二人きりのお祝いをしてくれた。「カズの新しい人生が、始まるように」と。確かに、始まったとは思う。でも、どうして良いか分からない。新しい恋は、詰んでしまった。今更、好きだとも言えない雰囲気の彼と同居して。毎日、募る想いに苦しんでいる。あの日、潤に触られたことが、忘れられない。途中からは、記憶が飛ぶ程、激しく愛された。けれどそれは、酔った勢いの過ちなのだろう。そう思うと、悲しくて。(やっぱり……出て行くべきだよね……)カズは、今日何度目か分からない、ため息をついた。***偶然、通りがかった休憩室から聞こえた会話。(カズの声?)思わず、潤は近付いて、聞くつもりも無く、聞いてしまった。「家さ、良かったらウチ来る?」「え?」「この間、カズ家を探してるって言ってたじゃん。俺一人暮らしだけど部屋も余ってるし、会社から近いし家賃高いから、シェアしてくれたら助かるなって」「え? そうなの? ……それって助かるかも」カズと話しているのは、同じ会社だが、部署の違う友人は、相葉さんという人で。明るくて、面倒見の良い、カズの一年先輩だ。ショックだった。カズが、家を出ようとしてるなんて、知らなかったから。カズと暮らし始めて、こんなに楽しいとは思わなかった。昔の彼女と、短い期間なら住んだことは、あったけど。上手くいかなくて。最後は、毎日ケンカして、1ヶ月で別れてしまった。でも今は。カズは、空気みたいに自然だし、優しくて。毎日、楽しそうに、俺の話を聞いてくれるから。このまま続くんだと、勝手に思ってた。(カズ……そんなに嫌がってたなんて)ショックで、急いで立ち去ろうと離れたところで、カズの呼ぶ声がした。「潤君! もう外回り終わったの?」駆け寄ってくるカズは、可愛くて、いつも通りだった。まだ動揺してた俺は、笑顔を作ったけど……上手くいってないようで。「潤君、あの……どうして怒ってるの?」「何? 怒ってないよ。どこが、怒ってるように、見えるの?」動揺してる俺は、普通になんて……とても出来なかった。(続く)

    末ズ「Butter-like lover」(彼に恋してとけてゆく)(2)
  20. 拍手お礼小話(智潤)※お題箱より