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アニメ・マンガレビュー
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★★★2-17「―・・キャンディ、俺・・イギリスへ行くんだ」「・・え、また?この前行ったばかりよね?随分頻繁にあるのね」「・・いや、公演じゃなくて、――いや、公演だな。・・実は昨日でストラスフォード劇団を退団したんだ。今度イギリスの劇団で芝居をすることになった」突然の告白に、キャンデ
★★★5-13病院に入ると、一人の女性から声を掛けられた。「あの、RSCのジャスティン・グレイスさんですよね?」面倒だったのでその場は人違いだと言ってかわし、直ぐにサングラスと帽子で顔を隠した。粗方の事情は分かったとはいえ、ジャスティンにはどうしてもキャンディに確認したい事があったの
★★★6-9 小鳥のさえずりが聞こえてくる。時折コンコンと窓をつつく。空がしらじらと明け始めた頃、不意に目を覚ましたテリィは、勢いよくとび起きた。「やばい、大おばさまの起床時間ぎりぎりだっ」「もう戻るの?あれはひばりの鳴き声じゃないわ」まだ大丈夫よと、急いでシャツを着るテ
★★★8-7鉛のように重い足はなかなかマーロウ家へ向かわず、役作りを理由にしばらくアパートに身を寄せていた。スザナの誕生日が過ぎてしまったことは分かっていたが、芽生えてしまったスザナに対する黒い気持ちを、どうしても払拭することができなかった。帰ってこない俺を心配し、ある日スザナが楽屋を訪
今回のお話は 本編1章⑩「ニアミス」の続編です。 こちらを復習して入ると、読みやすくなります。 ※本編未読の方には、ネタバレになりますのでご注意ください。 11年目のSONNET スピンオフ 空白の時① ★★★ ――ダーリン・・
★★★6-3「・・・ここは仕事部屋だとジョルジュから聞いたのですが?」数歩足を踏み入れたところでテリィはぼう然と立ち尽くす。「はは、趣味の部屋と言った方が良かったかな」アルバートがそう説明するその部屋には、あまりに多くの物が溢れていた。木彫りの大きな象や鷲のブロンズ像、クリスタル
これまでずーっと「ジェンダーの観点からオスカルの人生を考える☆」といったテーマを念頭に、ベルばらのいろいろなシーンについて書いてきました。 その最終回として今回、例のアンドレの怒涛の愛の告白劇のシーンを、もう一度考え直してみようかしら?と思っていたのですが、 妄想すればす
こんにちは。 田舎、慶北、義実家でやっと慣れたと思えば、怒り沸騰なこと満載の韓国で暮らしているねこさんです。今日は、そんな韓国生活を癒してくれる韓国のWeb漫画のご紹介 今回のいくつかはもう少女女性漫画の粋を越えている少女漫画です。Yahoo!のeboo
★★★8-13「おはよう、あなた・・」甘い声・・。キャンディの・・。「・・・おはよう」少し頭が混乱する。「・・犯罪者になった気分だわ。――こんなに囲まれちゃって」とぼけた声に変わり、テリィは全ての状況を一気に理解する。「やっちまった―・・」テリィは一言漏らすと、脱力し
★★★2-18「おいしい!!空腹は最高のスパイスね!」テリィの作ったスープは、意外にもとても美味しかった。「それ、褒めているつもり?けなしてないか?」「褒めているのよ!このクロワッサンもおいしいわ!久しぶりに食べたわ」朝食というよりは既に昼食に近い時間だ。「パン屋ぐらいシカゴ