
7JAN.
スーパー予備校講師の変遷(数学編)
英語編でラジオ講座が全受験生の必須アイテムのように書きましたが,ラジオ講座だとどうしても英語・国語・社会中心の講座だろうと思いますよね.でもこのラジオ講座ではしっかり数学も理科も講義があって,ラジオ講座数学部門で断トツの人気を誇ったのが早稲田大学教授の寺田文行先生と東北大助教授の勝浦捨三先生.お二人とも代ゼミでも授業を受け持たれていて,山本が代ゼミで仕事をするようになった時も数年ご一緒したことがあります.寺田先生も英語の西尾先生同様,歯切れのよい解説が特徴で,代ゼミで初めて先生にお目にかかったときは上下がチェック柄のスーツで首にはブランド物のスカーフを巻かれ,おしゃれというかチンドン屋さん(先生ごめんなさい)みたいな衣装というか,とにかく圧倒されたことをはっきり覚えています.授業の雰囲気もそうですが,とにかく優しい先生で,講師室で緊張している一年目の山本に温かく声をかけてくださったり,授業の進め方やテキストの作り方もアドバイスしてくださいました.勝浦捨三先生は精神的に不安定な受験生を毎回のようにラ講でも代ゼミの授業でも力づけてくださる先生で,ラ講の最終回や代ゼミの講義最終日には先生の言葉で何人もの生徒が涙することがしばしばでした.ラ講では旧制2高(東北大学の前身)の寮歌や応援歌を歌われたりすることもあり,山本も一時すっかり寮歌を覚えてしまいました.お二人がラジオ講座と代ゼミで活躍されていたころ駿台には3N(中田・根岸・野沢)という東大受験生に絶大な人気の先生がおられて,3人とも比較的地味な授業でしたが,丁寧な板書と難問を易しく分析する授業力が魅力で,特に根岸先生は今の山本の板書や授業スタイルの原形を作ってくださった人です.そして忘れてはいけないスーパースターの1人が山本矩一郎先生.元大学への数学編集長で,やはり一時期代ゼミで教えておられましたが,この先生はエピソードが山のようにあります.代ゼミでは当時1学期に1回4問ずつ全部で44問を解説するのですが,(今は1回3問ずつです)矩一郎先生のクラスは最終回の12回目の授業で何と問題数が12問も残ってしまい,矩一郎先生が隣に座っていた山本に「トシちゃん,今日はね90分で12問解くんだよ」って嬉しそうに話しかけてきました.で授業が終わって講師室に戻ってきた矩一郎先生に「最後まで終わりました?」とお聞きしたら,「うん,3分余ったよ💙」いやいや,いくら東大クラスの一番上の授業だって,1問7分の解説はさすがに無理でしょっと思った瞬間,「だってさあ,ほらっ,この問題,式をじっと見てると答えが√3って見えるでしょ.こんな感じで説明してたら時間が余ったんだよね」これ,実話です💛

2026年の目標「感謝しまくる」こと

焦燥受験生 涙の年末年始

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