
16MAY.
美しいものは、隠せない
長男のピアノのレッスンで70代のY先生に言われた言葉が、今でも時々ふいに浮かぶことがあります。「あなたが奏でる音楽には、その人の心が出るのだよ」そして、こんなふうにも言われました。「心の弱さは、身体の弱さでもあるのだよ」と。当時の長男も私も〈うまく弾くこと〉ばかりを見ていて、なぜそんな話になるのか、正直よくわかっていませんでした。でも今なら、少しわかる気がしています。✴︎人って、隠そうとしても、日々の表情や、声のトーンや、何気ない仕草に、その人自身が滲んでしまう。どれだけ綺麗な言葉を並べても、無理をしていたり、心が置いてけぼりになっていると、どこかに、その苦しさが映ってしまう。逆に、安心している人のそばでは、こちらの呼吸までゆるむことがある。✴︎先生は、こんなことも話していました。「音に愛情を持ちなさい」でもその〈愛情〉は、頑張って作るものじゃない、と。「優しい気持ちになったとき、人間は自然とそうなるものなのだよ」「子どもを撫でている時、身体は緊張していないだろう。でも、愛の力はちゃんと宿っている」その言葉を聞いた時、音楽だけの話じゃないんだと思いました。✴︎きっとそれは、日常も同じ。誰かに向ける言葉も、ご飯を作る手も、相手を見る眼差しも。〈どう見せるか〉より先に、今、どんな心でそこに居るのか。それが、何も言わなくても伝わっている。だからこそ、心だけを整えようとしても苦しくなるし、身体だけ頑張っても追いつかなくなる。人は、心と身体が一緒にゆるみ、一緒に育っていくことで、はじめて、その人らしい美しさが滲み出るのかもしれません。

来年の運は、今年の南西方位で育つ

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今年選別が始まり、魂の低い人と普通の人はどんどん消される