14JUN.
雫
雫 / 寺地 はるなジュエリーデザイナー・永瀬珠と仕事仲間である高峰・しずくとの関係を描いた物語寺地さんというと自分の作品にメッセージ性の強いわりと長めのタイトルをつけることが多い印象があるでも本作のそれは漢字一文字、極めてシンプルその意味するところは読み進めるうちに段々わかってくる7話からなる本書は第一話の2025年から章を追うごとに5年ずつ過去へ遡ってゆく第一話で起こった様々な出来事の真相をその後の各章で答え合わせをしていく感じ取り立てて珍しい構成ではないが私の知る限り寺地作品では初めてではないかと思う少し前の記事で寺地作品には当たりはずれがあると書いたがこの作品は大当たり、序盤から物語に引き込まれたその時の作品が私には合わなかったのでよけいにそう思ったのかもしれないがもっと愛想よくしたほうがいいもっと社会性を身につけたほうがいいもっと自分を大切にしてほしいみんなしずくのことを案じ、幸せになってほしくてさまざまな「もっと」を投げかけたわたしたちはずっと「心配する」という名目で絶えず「あなたは今のままではだめだ」というメッセージをしずくに発し続けていたのではないかあなたはそのままでじゅうぶん素敵だよ本当に伝えるべきことは、それだったはずなのにこの一節を読んだとき、雷に打たれたようになったあ、これ自分が子供たちにしてきたことだって「もっと」にはキリがない「そのまま」で本当はじゅうぶんなんだ
夫よ〜楽しみ( *ˊꇴˋ)アハッ
退職勧奨した元社員とディナー
途中やけど
また秀太か…。毎回毎回、目も見えんのか、コイツは。