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小説・エッセイ・ポエム
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妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。 智くんが渡してくれたスタッフ用の入館証、受け取った時はとても嬉しかったのに、俺の手の中にあるそれが今はずっしりと重い気がする。 それでも智くんの個展には絶対に行きたいから、身
いつからそこにいたのだろう。そして、いつから この事態のことがわかっていたのだろう。あまりの仕事の速さにびっくりしながら、ただ茫然として松本さんの方を見つめる。「潤。流石に仕事が速いな。」松本さんは、緊急事態にはいつもこんな感じなのか。びっくりしつつも当たり前と言うようにとらえている翔ちゃんにも驚き
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、着付け教室の「着物でお出かけ」シリーズに参加、歌舞伎を観に行くことに。昨年末の『ルパン三世』以来、二度目の歌舞伎鑑賞です。 予報では28度と夏陽気、明石縮の夏着物を初めて着ました。蝉の羽、と呼ばれる涼し気な着物です。母に
「直った?」お昼のサンドイッチを持って、ニノのところに訪ねていく。このビルの中へ入る生体認証が効かなくなってはや半日。外から誰も入れないってことは、警備の大野さんどころか、カフェテリアの職員も、ジムのトレーナーさんも事務所で働く職員の人も入れない。つまりは、この中にいる人間は、翔ちゃんと、松本さん、
今回の物語に出てくる、陰陽太極図(太陰太極図) みなさん既にご存知ですよね意味について詳しく知りたい方の為に、分かりやすく紹介している記事のリンクを貼っておきます☺️https://fusui-ikura.com/feng-shui/taijitu/<article class="ogpCard_w
**********あの日の動揺が今では懐かしい。忘れられないセックスだった。3日くらい後を引くなんて、よっぽどだと思う。出端(ではな)から今にも、というほどのコタの熱い熱い真っ直ぐな思いは、私のジーンズの分厚さを物ともせず、私は、可哀想というか居た堪れなくなり、うん、ここで終わってもいいかと、口の
「ニノ いる?」翔ちゃんと手を繋ぎながら階段を降りて『指揮室』にいくと翔ちゃんが大きな声でニノに声をかける。さっき、大野さんを送っていったって言ってたからエレベーターにいたらどうしようかと思ったけど、ニノはもう戻って 少しの灯りの中 指揮室でキーボードを打っていた。「停電か?ニノ。」翔ちゃんが恐る恐
二人で手を繋ぎながら自分たちの部屋があるフロアである12階への階段を上がっていく。電気は復旧したとはいえ、またエレベーターに乗っている間に停電しないとは限らない。そう考えると電気で、全て動くこの近代化されたビルは とても不便だ。オール電化であるため照明だけではなく、キッチンのコンロ、風呂、場所によっ
妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。 パンツを履いた智くんはそのまま浴室へ篭って髪の毛を整え終えてからリビングへと戻って来た。 いつもと違うキリッとした佇まいに心臓をギュッっと鷲掴みにされたような感覚に陥って、ぼんやり